JP2016031539A - 荷物管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物の引き渡しに要する時間を短縮して、窓口業務の効率化を図るための荷物管理システムを提供する。
【解決手段】荷物管理システム100−1は、無線機110と、第1の無線ユニット139Aと、警報機120と、荷物管理装置130と、を含む。無線機110は、利用者が携帯する。第1の無線ユニット139Aは、荷物預かり所の近傍に配置される。警報機120は、利用者が荷物預かり所に預けた荷物に対応付けられる。荷物管理装置130は、無線機110と、第1の無線機を携帯する利用者が預けた荷物に対応付けられた警報機120とを紐付ける。荷物管理装置130は、無線機110と第1の無線ユニット139Aとの相対距離が所定の距離よりも近づいているか確認し、近づいていると確認された無線機110に紐付された警報機120を警報動作させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、利用者から荷物を一時的に預かる荷物預かり所にて構築される荷物管理システムに関する。
従来の荷物預かり所では、利用者が窓口に来てから、その利用者が預けた荷物を担当者が探し出していた。このため、荷物の引き渡しに時間を要しており、改善が望まれていた。
特開2008−152686号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、荷物の引き渡しに要する時間を短縮して、窓口業務の効率化を図り得る荷物管理システムを提供しようとするものである。
一実施形態において、荷物管理システムは、第1の無線機と、第2の無線機と、警報機と、荷物管理装置と、を含む。第1の無線機は、利用者が携帯する。第2の無線機は、荷物預かり所の近傍に配置される。警報機は、前記利用者が前記荷物預かり所に預けた荷物に対応付けられる。荷物管理装置は、紐付手段、確認手段、及び制御手段を有する。紐付手段は、前記第1の無線機と、当該第1の無線機を携帯する前記利用者が預けた荷物に対応付けられた前記警報機とを紐付ける。確認手段は、前記第1の無線機と前記第2の無線機との相対距離が所定の距離よりも近づいているか確認する。制御手段は、前記確認手段により近づいていると確認された前記第1の無線機に紐付された前記警報機を警報動作させる。
第1の実施形態における荷物管理システムの全体構成を示す模式図。 変換テーブルのデータ構造を示す模式図。 荷物管理ファイルのデータ構造を示す模式図。 追跡ファイルのデータ構造を示す模式図。 預り業務の処理手順を説明するための流れ図。 追跡業務の処理手順を説明するための流れ図。 追跡業務の処理手順を説明するための流れ図。 報知業務の処理手順を説明するための流れ図。 案内画面の一レイアウト例を示す模式図。 報知画面の一レイアウト例を示す模式図。 第2の実施形態における荷物管理システムの全体構成を示す模式図。 預り業務の処理手順を説明するための流れ図。 追跡業務の処理手順を説明するための流れ図。 追跡業務の処理手順を説明するための流れ図。
以下、荷物の引き渡しに要する時間を短縮して、窓口業務の効率化を図り得る荷物管理システムの実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における荷物管理システム100−1の全体構成を示す模式図である。荷物管理システム100−1は、複数の無線機110と、複数の警報機120と、荷物管理装置130とを含む。
無線機110は、例えばBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等に代表される無線PAN(Personal Area Network)、若しくは無線LAN(Local Area Network)を利用して、ビーコン信号を周期的または連続的に発信する。ビーコン信号には、無線機110にとって固有のID(以下、無線機IDと称する)が付加される。無線機110は、ビーコン信号を発信するだけの発信機であってもよい。無線機110は、荷物預かり所の窓口に多数用意されており、荷物を預けた利用者に手渡される。利用者は、荷物を預けている間、この無線機110を携帯し、預けた荷物を受け取る際にその荷物と引き換えに無線機110を戻す。ここに無線機110は、利用者が携帯する第1の無線機として機能する。無線機110には、自らの無線機IDを表したバーコード111が付されている。
警報機120は、その警報機120にとって固有のID(以下、警報機IDと称する)が付加された警告信号を受信すると、警報を発する。警告信号は、荷物管理装置130から発信される。警報は、光源からの発光と、音源からの発音との両方で行う。当初は発光のみを行い、一定時間が経過すると発音も行うようにしてもよい。当初は発音のみを行い、一定時間が経過すると発光も行うようにしてもよい。警報は、例えば手動のスイッチをオフすることで停止する。停止後は、リセットされない限り警報を発することは無い。警報機120は、荷物預かり所の窓口に多数用意されており、利用者から預かった荷物に取り付けられる。利用者が複数の荷物を預けた場合には、各荷物を1か所にまとめ、そのうちの1つに警報機120を取り付ければよい。警報機120は、荷物に取り付けるのでなく、荷物がある場所に置かれていてもよい。警報機120には、自らの警報機IDを表したバーコード121が付されている。
荷物管理装置130は、CPU(Central Processing Unit)131、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)、時計部134、補助記憶デバイス135、入力デバイス136、表示デバイス137、バーコードリーダ138、第1の無線ユニット139A及び第2の無線ユニット139Bを有する。そして荷物管理装置130は、アドレスバス,データバス等のバスラインBLを介して、CPU(Central Processing Unit)131と、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133、時計部134、補助記憶デバイス135、入力デバイス136、表示デバイス137、バーコードリーダ138、第1,第2の無線ユニット139A,139Bとを接続する。
CPU131は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU131は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、荷物管理装置130としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM132は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM132は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM132は、CPU131が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM133は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM133は、CPU131が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM133は、CPU131によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。
時計部134は、上記コンピュータのシステム時間(日付,時刻)を計時する。
補助記憶デバイス135は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス135は、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などである。補助記憶デバイス135は、CPU131が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU131での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス135は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
入力デバイス136は、操作者による指示入力を受け付ける。表示デバイス137は、種々の画面を表示する。入力デバイス136としては、例えばキーボード、マウス等を用いることができる。表示デバイス137としては、例えば液晶ディスプレイを用いることができる。タッチパネルを用いて、入力デバイス136と表示デバイス137とを一体化してもよい。
バーコードリーダ138は、無線機110及び警報機120にそれぞれ設けられたバーコード111,121を光学的に読取る。
第1の無線ユニット139Aは、アンテナANT1を接続し、このアンテナANT1の電波伝搬領域を無線通信領域とする。無線ユニット139Aは、無線通信領域内に存在する無線機110から発信されるビーコン信号を受信する。アンテナANT1は、荷物預かり所の窓口近傍に取り付けられる。指向性を有するアンテナANTを使用することで、窓口を基準としてアンテナANTの指向性の方向に広く無線通信領域を設定することができる。指向性を持たないアンテナANTを使用することで、窓口を中心として同心円状に無線通信領域を設定することができる。ここに、アンテナANT1と無線ユニット139Aとは、荷物預かり所の近傍に配置される第2の無線機として機能する。無線ユニット139Aは、強度検出回路140を含む。強度検出回路140は、アンテナANT1で受信した電波の強度(db)を検出する。
第2の無線ユニット139Bは、アンテナANT2を接続し、このアンテナANT2の電波伝搬領域を無線通信領域とする。無線ユニット139Bは、無線通信領域内に存在する警報機120に対して起動信号を発信する。アンテナANTとしては、通常のアンテナの他、例えば荷物置き場の天井等に敷設した漏洩同軸ケーブルを適用できる。
入力デバイス136及びバーコードリーダ138は、荷物預かり所の窓口担当者が操作可能な場所に置かれる。表示デバイス137は、上記窓口担当者若しくは荷物置き場の担当者が視認できる場所に置かれる。
荷物管理装置130は、預り業務、追跡業務及び報知業務の3つの業務モードを有する。荷物管理装置130は、これら3つの業務を並行して行うことが可能である。
預り業務は、利用者とその利用者が預けた荷物とを紐付けて管理する業務である。追跡業務は、荷物を預けた利用者の行動を追跡する業務である。報知業務は、利用者が荷物を受け取りに来ることを窓口担当者等に報知する業務である。各業務は、それぞれ異なるアプリケーションプログラムによって制御される。また、各業務を実行する上で、荷物管理装置130は、図2に示す変換テーブル200と、図3に示す荷物管理ファイル300と、図4に示す追跡ファイル400とを必要とする。
変換テーブル200は、無線機110からの電波をアンテナANT1で受信したときの電波強度(db)を、無線機と110とアンテナANT1との相対距離(m)に変換するためのデータテーブルである。予め、電波強度(db)に対する相対距離(m)を実験的に求め、そのデータが変換テーブル200に設定される。変換テーブル200は、ROM132または補助記憶デバイス135に格納される。
荷物管理ファイル300は、無線機IDと警報機IDと預り日時とを1レコードとして、複数のレコードを記録するデータファイルである。荷物管理ファイル300は、補助記憶デバイス135またはRAM133に形成される。
追跡ファイル400は、無線機ID、電波強度Am(db)、距離Dn(m)、表示フラグF1及び警告フラグF2を1レコードとして、複数のレコードを記録するデータファイルである。追跡ファイル400は、補助記憶デバイス135またはRAM133に形成される。追跡ファイル400のレコードは、さらに無線機IDに紐付された警報機IDを記録してもよい。
以下、順を追って各業務を説明する。はじめに、預り業務について、図5の流れ図を用いて説明する。
預り業務を制御するアプリケーションプログラムは、荷物管理装置130が立ち上がると起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図5の処理を開始する。先ずCPU131は、預り宣言を待ち受ける(Act1)。入力デバイス136がキーボードの場合、CPU131は、このキーボードに割り当てられた預り宣言キーの入力を待ち受ける。入力デバイス136がマウスの場合、CPU131は、表示デバイス137に表示された預り宣言アイコンがクリックされるのを待ち受ける。
荷物を預ける利用者が窓口に来ると、窓口担当者は、入力デバイス136を操作して、預り宣言キーを入力または預り宣言アイコンをクリックする。こうして、預り宣言を受け付けると(Act1にてYES)、CPU131は、一対のワークメモリWM1,WM2をクリアする(Act2)。ワークメモリWM1,WM2は、RAM133に形成される。
CPU131は、バーコードデータが入力されるのを待機する(Act3)。バーコードリーダ138によってバーコードが読み取られると(Act3にてYES)、CPU131は、そのバーコードデータが無線機IDなのか警報機IDなのかを識別する(Act4,5)。各無線機110に付される無線機IDのバーコード111と、各警報機120に付される警報機IDのバーコード121とには、それぞれ異なる種別フラグが組み込まれている。CPU131は、この種別フラグを認識することによって、無線機IDのバーコードデータなのか警報機IDのバーコードデータなのかを識別可能である。
バーコードデータが無線機IDでも警報機IDでもない場合(Act4にてNO、Act5にてNO)、CPU131は、再びバーコードデータが入力されるのを待機する(Act3)。
バーコードデータが無線機IDであった場合(Act4にてYES)、CPU131は、その無線機IDをワークメモリWM1に格納する(Act6)。バーコードデータが警報機IDであった場合(Act5にてYES)、CPU131は、その警報機IDをワークメモリWM2に格納する(Act7)。
CPU131は、無線機IDと警報機IDとが紐付されたか否かを確認する(Act8)。一対のワークメモリWM1,WM2にそれぞれ無線機IDと警報機IDとが格納されたならば、CPU131は、紐付されたと認定する。いずれか一方しか格納されていない場合には、紐付されていないと認定する。紐付されていない場合(Act8にてNO)、CPU131は、再びバーコードデータが入力されるのを待機する(Act3)。
紐付されている場合(Act8にてYES)、CPU131は、時計部134にて計時されている日時データを、利用者から荷物を預かった日時として取得する(Act9)。CPU131は、ワークメモリWM1の無線機IDと、ワークメモリWM2の警報機IDと、Act8の処理で取得した預り日時のデータとから荷物管理ファイル300のレコードを作成する。CPU131は、このレコードを荷物管理ファイル300に追加登録する(Act10:紐付手段)。
荷物管理ファイル300へのレコードの登録を終えたならば、CPU131は、例えば図9に示すレイアウトの案内画面500を表示デバイス137に表示させる(Act11)。図9に示すように、案内画面500には、利用者から荷物を預かった窓口担当者の行動を知らせるガイドメッセージ501が表示される。また、利用者からの預け入れが確定した場合に入力される確定ボタン502と、利用者からの預け入れが取り消された場合に入力される取消ボタン503とが表示される。なお、案内画面500のレイアウトは、図9に示すものに限定されるものではない。例えば確定ボタン502と取消ボタン503とを表示せず、これらのボタンは、キーボードに予め割り当てられたキーであってもよい。
案内画面500を確認した窓口担当者は、バーコードリーダ138でバーコードを読み取った警報機120を、利用者から預かった荷物に対応付ける。例えば窓口担当者は、警報機120を荷物に取り付ける。また窓口担当者は、バーコードリーダ138でバーコードを読み取った無線機110を、利用者に手渡す。その後、窓口担当者は、入力デバイス136を操作して確定ボタン502を入力する。なお、利用者が荷物の預け入れを中止した場合には、窓口担当者は、入力デバイス136を操作して取消ボタン503を入力する。
案内画面500を表示させたCPU131は、取消ボタン503が入力されるか、確定ボタン502が入力されるのを待機する(Act12,13)。取消ボタン503が入力された場合(Act12にてYES)、CPU131は、Act10の処理で荷物管理ファイル300に登録した最新のレコードを削除する(Act14)。そしてCPU131は、案内画面500を消去して(Act15)、預り宣言後の処理を終了する。
確定ボタン502が入力された場合には(Act13にてYES)、CPU131は、荷物管理ファイル300のレコードを削除することなく、案内画面500を消去して(Act15)、預り宣言後の処理を終了する。
その後、CPU131は、次の預り宣言を待ち受ける(Act1)。
次に、追跡業務について、図6,図7の流れ図を用いて説明する。
追跡業務を制御するアプリケーションプログラムは、荷物管理装置130が立ち上がると起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図6,図7の処理を開始する。先ずCPU131は、無線機IDの受信を待ち受ける(Act21)。無線機110から周期的に発信されているビーコン信号を無線ユニット139Aが受信すると、CPU131は、無線機IDを受信したと認識する(Act21にてYES)。CPU131は、ビーコン信号に付加された無線機IDを含むレコードが荷物管理ファイル300に登録されているか否かを確認する(Act22)。登録されていない場合、受信した無線機IDは、未使用の無線機110から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act22にてNO)、CPU131は、次の無線機IDの受信を待ち受ける(Act21)。
該当するレコードが荷物管理ファイル300に登録されている場合(Act22にてYES)、CPU131は、そのレコードから預り日時のデータを取得する(Act23)。そしてCPU131は、その預り日時から時計部134で計時されている現在の日時までの経過時間tを算出する(Act24)。
CPU131は、経過時間tが判定時間Tよりも長いか否かを確認する(Act25)。判定時間Tは、荷物を預けた利用者がアンテナANT1の無線通信領域外に出るのに十分な時間であり、任意に設定される。
経過時間tが判定時間T以下の場合、受信した無線機IDは、荷物を預けたばかりの利用者が携帯する無線機110から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act25にてNO)、CPU131は、次の無線機IDの受信を待ち受ける(Act21)。
経過時間tが判定時間Tよりも長い場合、受信した無線機IDは、荷物を受け取りに来た利用者が携帯する無線機110から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act25にてYES)、CPU131は、強度検出回路140で検出された電波強度An(db)を取得する(Act26)。
電波強度An(db)を取得できたならば、CPU131は、追跡ファイル400を検索する(Act27)。そしてCPU131は、受信した無線機IDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されているか否かを確認する(Act28)。登録されていない場合、受信した無線機IDは、アンテナANT1の無線通信領域内に入り込んだばかりの利用者が携帯する無線機110から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act28にてNO)、CPU131は、その無線機IDと電波強度An(db)とを含むレコードを追跡ファイル400に登録する(Act29)。CPU131は、このレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act33)。CPU131は、このレコードの警告フラグF2を“0”にリセットする(Act36)。CPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度An(db)を無線機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する(Act38)、そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act39)。以上で、無線機ID受信後の処理が終了する。
受信した無線機IDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されている場合、受信した無線機IDは、アンテナANT1の無線通信領域内を移動する利用者が携帯する無線機110から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act28にてYES)、CPU131は、そのレコードに記録されている電波強度Am(db)を読み込む(Act30)。そしてCPU131は、この電波強度Am(db)とAct26の処理にて取得した電波強度An(db)とを比較する(Act31:確認手段)。
電波強度An(db)が電波強度Am(db)以下の場合、すなわち、時間の経過とともに電波強度が弱くなった場合、利用者は荷物預かり所の窓口から遠ざかっているとみなすことができる。この場合(Act31にてNO)、CPU131は、このレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act33)。CPU131は、このレコードの警告フラグF2を “0”にリセットする(Act36)。CPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度An(db)を無線機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する(Act38)、そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act39)。以上で、無線機ID受信後の処理が終了する。
電波強度An(db)が電波強度Am(db)よりも大きい場合、すなわち、時間の経過とともに電波強度が強くなった場合、利用者は荷物預かり所の窓口に近づいているとみなすことができる。この場合(Act31にてYES)、CPU131は、電波強度An(db)が第1のしきい値As1(db)よりも大きいか否かを確認する(Act32:確認手段)。第1のしきい値As1(db)は、例えばアンテナANT1からの相対距離が50mのときの無線機110からの電波受信強度である。
電波強度An(db)が第1のしきい値As1(db)以下の場合、利用者は窓口から50m以内に近づいてはいないとみなすことができる。この場合(Act32にてNO)、CPU131は、受信した無線機IDを含むレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act33)。CPU131は、このレコードの警告フラグF2を“0”にリセットする(Act36)。CPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を無線機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する(Act38)、そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act39)。以上で、無線機ID受信後の処理が終了する。
電波強度An(db)が第1のしきい値As1(db)よりも大きい場合、利用者は窓口から50m以内に近づいているとみなすことができる。この場合(Act32にてYES)、CPU131は、受信した無線機IDを含むレコードの表示フラグF1を“1”にセットする(Act34)。
次にCPU131は、電波強度An(db)が第2のしきい値As2(db)よりも大きいか否かを確認する(Act35:確認手段)。第2のしきい値As2(db)は、例えばアンテナANT1からの相対距離が30mのときの無線機110からの電波受信強度である。
電波強度An(db)が第2のしきい値As2(db)以下の場合、利用者は窓口から30m以内に近づいてはいないとみなすことができる。この場合(Act35にてNO)、CPU131は、受信した無線機IDを含むレコードの警告フラグF2を“0”にリセットする(Act36)。CPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を無線機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する(Act38)、そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act39)。以上で、無線機ID受信後の処理が終了する。
電波強度An(db)がしきい値As2(db)よりも大きい場合、利用者は窓口から30m以内に近づいているとみなすことができる。この場合(Act35にてYES)、CPU131は、受信した無線機IDを含むレコードの警告フラグF2を“1”にセットする(Act37)。CPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を無線機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する(Act38)、そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act39)。以上で、無線機ID受信後の処理が終了する。
その後、CPU131は、次の無線機IDの受信を待ち受ける(Act21)。
なお、第1のしきい値As1及び第2のしきい値As2は、As1<As2の関係が維持されればその値は任意に設定することができる。
次に、報知業務について、図8を用いて説明する。
報知業務を制御するアプリケーションプログラムは、所定の間隔(例えば1秒間隔)で発生する割込み信号に応じて起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図8の処理を開始する。先ずCPU131は、追跡ファイル400に記録された各レコードの警告フラグF2を検索する(Act41)。そしてCPU131は、警告フラグが“1”にセットされているレコードの有無を確認する(Act42)。
警告フラグが“1”にセットされているレコードがある場合、そのレコードは警告対象のレコードである。この場合(Act42にてYES)、CPU131は、そのレコードの無線機IDで荷物管理ファイル300を検索し、当該無線機IDに紐付された警報機IDを検出する(Act43)。CPU131は、この警報機IDを含む警告信号を、無線ユニット139Bを介してアンテナANT2から発信する(Act44:制御手段)。
なお、警告フラグが“1”にセットされているレコードが複数ある場合、CPU131は、各レコードの無線機IDで荷物管理ファイル300を検索して、当該無線機IDに紐付された警報機IDを全て検出する。そしてCPU131は、各警報機IDをそれぞれ含む警告信号を、無線ユニット139Bを介してアンテナANT2から時分割で発信すればよい。
警報機IDを含む警告信号の発信により、当該警報機IDが設定された警報機120が音と光によって警報を発する。警報が発せられた警報機120が取り付けられた荷物は、窓口から30m以内に近づいている利用者が預けた荷物である。したがって、窓口担当者あるいは荷物置き場の担当者は、利用者が窓口に来るまでの間に、その利用者が預けた荷物を見つけて窓口まで運び出しておくことができる。その結果、窓口での荷物の引き渡しに要する時間を短縮できるので、窓口業務の効率化を図ることができる。
警告信号を発信した後、あるいは警告対象のレコードがない場合(Act42にてNO)、CPU131は、追跡ファイル400の表示フラグF1を検索する(Act45)。そしてCPU131は、表示フラグが“1”にセットされているレコードの有無を確認する(Act46)。表示フラグが“1”にセットされているレコードがない場合(Act46にてNO)、処理が終了する。
表示フラグが“1”にセットされているレコードがある場合、そのレコードは表示対象のレコードである。この場合(Act46にてYES)、CPU131は、そのレコードから無線機IDと距離Dnとを取得する。このとき、表示フラグが“1”にセットされているレコードが複数ある場合には、各レコードから無線機IDと距離Dnとを取得する(Act47)。CPU131は、追跡ファイル400から取得したデータに基づいて、例えば図10に示すレイアウトの報知画面600を表示デバイス137に表示させる(Act48)。
図10に示すように、報知画面600には、無線機ID601と、距離Dn(m)を表すインジケータ602とが対応付けられて表示される。距離は、第1のしきい値As1(db)に相当するアンテナANT1からの相対距離である50mを基準とし、この基準値よりも短くなるにつれてインジケータが長くなるように表示される。したがって、報知画面600を確認した窓口担当者または荷物置き場の担当者は、荷物を受け取りに来ている利用者がどのくらいの人数であるか、また、窓口にどの程度使づいているか、という情報を、目視によって確認することができる。その結果、荷物を受け取りに来ている利用者が多い場合に窓口担当者を増員して準備するなどの適切な対策を事前にとれるので、窓口業務をより一層効率的に処理できるようになる。
なお、報知画面600のレイアウトは、図10に示すものに限定されるものではない。例えば距離に関しては、インジケータでなく距離の数値をそのまま表示してもよい。また、無線機IDを表示させるのでなく、その無線機IDに紐付された警報機IDを表示させてもよい。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態における荷物管理システム100−2の全体構成を示す模式図である。なお、図1に示す第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
荷物管理システム100−2は、複数の通信端末150と、複数の警報機120と、荷物管理装置160とを含む。
通信端末150は、例えばスマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)等の携帯型電子機器であり、Bluetooth(登録商標)等の無線通信機能と、NFC(Near Field Communication)規格による近距離無線通信機能とを有することが条件となる。また、無線通信機能は、受信電波の強度を検出可能である。通信端末150は、荷物預かり所を利用する利用者が所有する。利用者は、荷物預かり所を利用する前にインターネット等を利用して専用のアプリケーションプログラム(以下、荷物管理プログラムと称する)を通信端末150にインストールしておく。
荷物管理装置160は、CPU131、ROM132、RAM133、時計部134、補助記憶デバイス135、入力デバイス136、表示デバイス137、バーコードリーダ138、第1の無線ユニット139A及び第2の無線ユニット139Bに加えて、NFCユニット161を有する。NFCユニット161は、バスラインBLに接続される。
NFCユニット161は、荷物管理装置160に翳されたNFC対応機器とNFC規格によるデータ通信を行う。本実施形態では、通信端末150がNFC対応機器となる。
荷物管理装置160は、第1の実施形態と同様に、預り業務、追跡業務及び報知業務の3つの業務モードを有する。そのうち報知業務については、第1の実施形態の荷物管理装置130と同様の手順をとる。預り業務と追跡業務とについては、荷物管理装置130と処理手順を異にする。そこで以下では、荷物管理装置160の預り業務と追跡業務とについて説明する。はじめに、預り業務について、図12の流れ図を用いて説明する。
なお、各業務を実行する上で、荷物管理装置160が、図2に示す変換テーブル200と、図3に示す荷物管理ファイル300と、図4に示す追跡ファイル400とを必要とする点に変更はない。
預り業務を制御するアプリケーションプログラムは、荷物管理装置160が立ち上がると起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図12の処理を開始する。先ず、CPU131は、預り宣言を待ち受ける(Act51)。預り宣言を受け付けると(Act51にてYES)、CPU131は、一対のワークメモリWM1,WM2をクリアする(Act52)。
CPU131は、NFCユニット161を制御して、端末IDの要求コマンドを発信させる(Act63)。このコマンドにより、荷物管理装置160は、NFCユニット161の近傍に翳されたNFC対応機器に設定される端末IDを受信できる。そこで窓口担当者は、荷物を預ける利用者の通信端末150をNFCユニット161の近傍に翳す。そうすると、通信端末150に予め設定されている端末IDが、NFC通信によって通信端末150から荷物管理装置160に送信される。
CPU131は、端末IDが受信されるのを待機する(Act54)。この待機中、CPU131は、要求コマンドが発信されてからの経過時間をタイマで計時し、タイムアウトしたか否かを監視する(Act55)。端末IDを受信する前にタイムアウトした場合(Act55にてYES)、CPU131は、表示デバイス137に、通信端末150が荷物管理システム100−2に非対応である旨を表示させる(Act56)。以上で、預り宣言後の処理が終了する。
タイムアウトする前に、NFCユニット161を介して端末IDを受信した場合(Act54にてYES)、CPU131は、その端末IDをワークメモリWM1に格納する(Act57)。
CPU131は、バーコードデータが入力されるのを待機する(Act57)。バーコードリーダ138によってバーコードが読み取られると(Act57にてYES)、CPU131は、そのバーコードデータが警報機IDなのか否かを確認する(Ac58)。バーコードデータが警報機IDでない場合(Act58にてNO)、CPU131は、再びバーコードデータが入力されるのを待機する(Act57)。バーコードデータが警報機IDであった場合(Act58にてYES)、CPU131は、その警報機IDをワークメモリWM2に格納する(Act59)。
その後、CPU131は、第1の実施形態の預り業務におけるAct9〜Act15と同様の処理を実行する(Act61)。この処理により、CPU131は、利用者が携帯する通信端末150の端末IDと、この利用者が預けた荷物に取り付けられた警報機120の警報機IDとを紐付ける。そしてCPU131は、この端末IDと警報機IDと預り時刻とからなる荷物管理ファイル300のレコードを作成し、このレコードを荷物管理ファイル300に登録する。以上で、預り宣言後の処理が終了する。
次に、追跡業務について、図13、図14の流れ図を用いて説明する。なお、図13において、向って右側の流れ図は、荷物管理装置160のCPU131が実行する処理手順を示しており、左側の流れ図は、荷物管理プログラムにしたがって、通信端末150のプロセッサが実行する処理手順を示している。
追跡業務を制御するアプリケーションプログラムは、荷物管理装置160が立ち上がると起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図13,図14の処理を開始する。先ずCPU131は、無線ユニット139Aを介してアンテナANT1から端末IDの問合せコマンドを発信する(Act71)。
荷物管理プログラムが起動している通信端末150のプロセッサは、問合せコマンドを待ち受ける(Act91)。そして無線通信機能により問合せコマンドを受信すると、(Act91にてYES)、プロセッサは、受信電波強度Anを取得する(Act92)。そしてプロセッサは、前回値メモリに記憶している受信電波強度の前回値と今回の受信電波強度Anとを比較する(Act93)。なお、前回値メモリの初期値は無限大とする。
受信電波強度Anが前回値以下であった場合(Act93にてNO)、プロセッサは、前回値メモリの値を今回値に書き換える(Act95)。受信電波強度Anが前回値よりも大きい場合(Act93にてYES)、プロセッサは、電波受信強度Anと自らの端末IDと含む応答コマンドを生成する。そしてプロセッサは、この応答コマンドを無線通信機能により問合せコマンド送信元の荷物管理装置160に送信する(Act94)。その後、プロセッサは、前回値メモリの値を今回値に書き換える(Act95)。
このように、荷物管理プログラムを実装した通信端末150は、アンテナANT1の無線通信領域内に存在する間、問合せコマンドを受信する毎に電波受信強度Anを取得し、最新値を前回値メモリにて記憶する。そして電波受信強度Anが強くなる毎に、通信端末150は、その電波受信強度Anと自らの端末IDと含む応答コマンドを、荷物管理装置160に送信する。ここに、通信端末150は、第2の無線機(無線ユニット139A、アンテナANT1)から発信される電波を受信したことに応じて固有のIDを発信する第1の無線機として機能する。
問合せコマンドを発信したCPU131は、通信端末150からの応答コマンドを待機する(Act72)。応答コマンドを受信したならば(Act72にてYES)、CPU131は、その応答コマンドに含まれる端末IDが荷物管理ファイル300に登録されているか否かを確認する(Act73)。登録されていない場合、受信した端末IDは、荷物を預けていない人が携帯する通信端末150から発信されたとみなすことができる。この場合(Act73にてNO)、CPU131は、次の端末IDの受信を待ち受ける(Act72)。
応答コマンドに含まれる端末IDが荷物管理ファイル300に登録されている場合(Act73にてYES)、CPU131は、当該端末IDを含むレコードから預り日時のデータを取得する(Act74)。そしてCPU131は、その預り日時から時計部134で計時されている現在の日時までの経過時間tを算出する(Act75)。
CPU131は、経過時間tが判定時間Tよりも長いか否かを確認する(Act76)。経過時間tが判定時間T以下の場合、受信した端末IDは、荷物を預けたばかりの利用者が携帯する通信端末150から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act76にてNO)、CPU131は、次の端末IDの受信を待ち受ける(Act72)。
経過時間tが判定時間Tよりも長い場合、受信した端末IDは、荷物を受け取りに来た利用者が携帯する通信端末150から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act76にてYES)、CPU131は、受信した応答コマンドから電波受信強度Anを取得する。そしてCPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度An(db)を無線機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する(Act77)。
CPU131は、追跡ファイル400を検索する(Act78)。そして受信した端末IDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されているか否かを確認する(Act79)。登録されていない場合、受信した端末IDは、アンテナANT1の無線通信領域内に入り込んだばかりの利用者が携帯する通信端末150から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act79にてNO)、CPU131は、その端末IDを含むレコードを追跡ファイル400に登録する(Act80)。CPU131は、このレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act82)。CPU131は、このレコードの警告フラグF2を“0”にリセットする(Act85)。CPU131は、相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act87)。以上で、端末ID受信後の処理が終了する。
受信した端末IDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されている場合、受信した端末IDは、アンテナANT1の無線通信領域内を移動する利用者が携帯する通信端末150から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act79にてYES)、CPU131は、Act77の処理で取得した相対距離Am(m)が第1のしきい値Ds1(例えば50m)よりも大きいか否かを確認する(Act81:確認手段)。
相対距離Dn(m)が第1のしきい値Ds1以下の場合(Act81にてNO)、CPU131は、受信した端末IDを含むレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act82)。CPU131は、このレコードの警告フラグF2を“0”にリセットする(Act85)。CPU131は、相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act87)。以上で、端末ID受信後の処理が終了する。
相対距離Dn(m)が第1のしきい値Ds1よりも大きい場合(Act81にてYES)、CPU131は、受信した端末IDを含むレコードの表示フラグF1を“1”にセットする(Act83)。
次にCPU131は、相対距離Dn(m)が第2のしきい値Ds2(例えば30m)よりも大きいか否かを確認する(Act84:確認手段)。相対距離Dn(m)が第2のしきい値Ds2以下の場合(Act84にてNO)、CPU131は、受信した端末IDを含むレコードの警告フラグF2を“0”にリセットする(Act85)。CPU131は、相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act87)。以上で、端末ID受信後の処理が終了する。
相対距離Dnが第2のしきい値Ds2よりも大きい場合(Act84にてYES)、CPU131は、受信した端末IDを含むレコードの警告フラグF2を“1”にセットする(Act86)。CPU131は、相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act87)。以上で、端末ID受信後の処理が終了する。
監視処理については、第1の実施形態と同様である。したがって、第2の実施形態においても、荷物の引き渡しに要する時間を短縮でき、窓口業務の効率化を図ることができる。
しかも、第2の実施形態の場合には、利用者が所有するスマートフォン等の通信端末150を第1の無線機として利用できるので、無線機110を用意する必要がなくなる。あるいは無線機110と通信端末150とを併用する場合も考えられるが、その場合でも無線機110の数を削減できるので、システムの構築に要するコストを低減できる効果を奏する。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
第1の実施形態の追跡業務では、電波受信強度をしきい値と比較した。一方、第2の実施形態の追跡業務では、電波受信強度を距離データに換算し、この距離データをしきい値と比較した。第1の実施形態の追跡業務において、電波受信強度を距離データに換算し、この距離データをしきい値と比較してもよい。同様に、第2の実施形態において、電波受信強度をしきい値と比較してもよい。
また、第1の無線機と第2の無線機との相対距離が所定の距離よりも近づいているか確認する方法は、電波受信強度を利用する方法に限定されない。要は、第1の無線機と第2の無線機との相対距離を求めることができればよい。
また、前記実施形態では、第1の無線ユニット139aと第2の無線ユニット139bとを設けたが、これらの無線ユニットを1つにまとめてもよい。その場合、通信方式としてはBluetooth(登録商標)等の既存の方式を使用しつつ、無線機110または通信端末150との間の通信は単方向通信とし、警報機120との間の通信は双方向のデータ通信とすればよい。また、無線機110または通信端末150との間の通信距離を長く確保するためには、アンテナANT1としてダイバーシティアンテナを用いるとよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100−1、100−2…荷物管理システム、110…無線機、120…警報機、130,160…荷物管理装置、140…無線ユニット、150…通信端末、200…変換テーブル、300…荷物管理ファイル、400…追跡ファイル。

Claims (5)

  1. 利用者が携帯する第1の無線機と、
    荷物預かり所の近傍に配置される第2の無線機と、
    前記利用者が前記荷物預かり所に預けた荷物に対応付けられる警報機と、
    前記第1の無線機と、当該第1の無線機を携帯する前記利用者が預けた荷物に対応付けられた前記警報機とを紐付ける紐付手段、前記第1の無線機と前記第2の無線機との相対距離が所定の距離よりも近づいているか確認する確認手段、及び、前記確認手段により近づいていると確認された前記第1の無線機に紐付された前記警報機を警報動作させる制御手段、を備えた荷物管理装置と、
    を具備したことを特徴とする荷物管理システム。
  2. 前記警報機は、少なくとも音と光で警報動作することを特徴とする請求項1記載の荷物管理システム。
  3. 前記確認手段により近づいていると確認された前記第1の無線機と前記第2の無線機との相対距離を報知する報知手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2記載の荷物管理システム。
  4. 前記第1の無線機は、固有のIDを発信する無線機であり、
    前記第2の無線機は、所定の通信領域内に存在する前記第1の無線機から発信されるIDを受信する受信機である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1記載の荷物管理システム。
  5. 前記第1の無線機は、前記第2の無線機から発信される電波を受信したことに応じて固有のIDを発信し、を備え、
    前記第2の無線機は、前記第1の無線機に対して電波を発信し、この電波を受信した前記第1の無線機から送信される固有のIDを受信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1記載の荷物管理システム。
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