JP6357428B2 - 物品管理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、利用者から預かった荷物等の物品を管理する物品管理システム及びプログラムに関する。
例えば物品としての荷物を預かる物品預かり所では、荷物を預けた利用者が窓口に来てから、その利用者が預けた荷物を担当者が探す。このため、荷物の引き渡しに時間を要しており、改善が望まれていた。
特開2008−152686号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、物品の引き渡しに要する時間を短縮して業務の効率化を図り得る物品管理システム及びプログラムを提供しようとするものである。
一実施形態において、物品管理システムは、第1リーダと、記憶部と、第1通信部と、制御部と、インターフェース部と、第2通信部と、を備える。第1リーダは、ユーザに携帯される無線機の第1識別情報と、前記ユーザによって預けられた物品に関連付けられる報知機の第2識別情報とを取得する。記憶部は、前記第1リーダで取得した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けて記憶する。第1通信部は、前記無線機からの第1信号を受信する。制御部は、前記第1通信部で受信した前記第1信号に基づき前記無線機までの距離を求め、前記無線機までの距離が所定の距離以下である場合に、ディスプレイに、前記無線機あるいは当該無線機に対応付けられた前記報知機のいずれかを示す第1情報、及び、当該無線機までの距離を示す第2情報を表示させる。インターフェース部は、前記第1リーダとは異なる第2リーダを介して取得した前記無線機の前記第1識別情報を取り込む。第2通信部は、前記インターフェース部を介して前記第1識別情報を取り込んだ場合に、当該第1識別情報と対応付けられて記憶された前記第2識別情報を有する前記報知機にアラーム報知を起こさせるための第2信号を送信する。
荷物管理システムの全体構成を示す模式図。 変換テーブルを示す模式図。 関連付ファイルを示す模式図。 追跡ファイルを示す模式図。 預り業務の処理手順を説明するための流れ図。 預り登録処理及び預り解除処理の手順を説明するための流れ図。 追跡業務の手順を説明するための流れ図。 監視業務の処理手順を説明するための流れ図。 ID確認画面の一例を示す模式図。 ID確認画面の一例を示す模式図。 報知画面の一例を示す模式図。 監視業務に関する他の実施形態の処理手順を説明するための流れ図。
以下、物品の引き渡しに要する時間を短縮して業務の効率化を図り得る物品管理システムの実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施形態は、旅行者等の利用者が物品としての荷物(手荷物)を一時的に預ける物品預かり所に構築される物品管理システムを例示する。
(第1の実施形態)
図1は、物品管理システム100の全体構成を示す模式図である。物品管理システム100は、複数の発信機110と、複数の報知機120と、物品管理装置130と、リーダユニット140とを含む。
発信機110は、例えばBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等に代表される無線PAN(Personal Area Network)、若しくは無線LAN(Local Area Network)を利用して、ビーコン信号を周期的または連続的に発信する。ビーコン信号には、発信機110にとって固有のIDが含まれる。
発信機110は、物品預かり所の窓口に多数用意されており、荷物を預けた利用者(ユーザ)に手渡される。利用者は、荷物を預けている間、この発信機110を所持し、預けた荷物を受け取る際にその荷物と引き換えに発信機110を戻す。発信機110には、自らのID(以下、ユーザIDと称する)を表したバーコード111が付されている。
報知機120は、その報知機120にとって固有のID(以下、報知機IDと称する)が付加された駆動信号を受信すると、報知動作する。駆動信号は、物品管理装置130から発信される。報知動作は、光源からの発光動作と、音源からの鳴音動作との両方である。当初は発光動作のみを行い、一定時間が経過すると鳴音動作してもよい。当初は鳴音動作のみを行い、一定時間が経過すると発光動作してもよい。報知動作は、例えば手動のスイッチをオフすることで停止する。停止後は、リセットされない限り報知動作することはない。
報知機120は、物品預かり所の窓口に多数用意されており、利用者から預かった荷物に取り付けられる。利用者が複数の荷物を預けた場合には、各荷物を1か所にまとめ、そのうちの1つに報知機120を取り付ければよい。報知機120は、荷物に取り付けるのでなく、荷物がある場所に置かれてもよい。報知機120には、自らの報知機IDを表したバーコード121が付されている。
物品管理装置130は、CPU(Central Processing Unit)131、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)、時計部134、補助記憶デバイス135、入力デバイス136、表示デバイス137、バーコードリーダ138、第1の無線ユニット139A、第2の無線ユニット139B及び通信インターフェース1310を備える。そして物品管理装置130は、アドレスバス,データバス等のバスラインBLを介して、CPU131と、ROM132、RAM133、時計部134、補助記憶デバイス135、入力デバイス136、表示デバイス137、バーコードリーダ138、第1,第2の無線ユニット139A,139B及び通信インターフェース1310とを接続する。
CPU131は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU131は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、物品管理装置130としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM132は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM132は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM132は、CPU131が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM133は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM133は、CPU131が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM133は、CPU131によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。
時計部134は、上記コンピュータのシステム時間(日付,時刻)を現在日時として計時する。
補助記憶デバイス135は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス135は、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などである。補助記憶デバイス135は、CPU131が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU131での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス135は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
入力デバイス136は、操作者による指示入力を受け付ける。表示デバイス137は、種々の画面を表示する。入力デバイス136としては、例えばキーボード、マウス等を用いることができる。表示デバイス137としては、例えば液晶ディスプレイを用いることができる。タッチパネルを用いて、入力デバイス136と表示デバイス137とを一体化してもよい。
バーコードリーダ138は、発信機110及び報知機120にそれぞれ設けられたバーコード111,121を光学的に読取る。
第1の無線ユニット139Aは、アンテナANT1を接続し、このアンテナANT1の電波伝搬領域を無線通信領域とする。無線ユニット139Aは、無線通信領域内に存在する発信機110から発信されるビーコン信号を受信する。アンテナANT1は、物品預かり所の窓口近傍に取り付けられる。物品管理装置130は、指向性を有するアンテナANT1を使用することで、窓口を基準としてアンテナANT1の指向性の方向に広く無線通信領域を設定することができる。物品管理装置130は、指向性を持たないアンテナANT1を使用することで、窓口を中心として同心円状に無線通信領域を設定することができる。ここに、アンテナANT1と無線ユニット139Aとは、発信機110から無線送信される電波を受信する受信機として機能する。無線ユニット139Aは、強度検出回路150を含む。強度検出回路150は、アンテナANT1で受信した電波の強度(db)を検出する。
第2の無線ユニット139Bは、アンテナANT2を接続し、このアンテナANT2の電波伝搬領域を無線通信領域とする。無線ユニット139Bは、無線通信領域内に存在する報知機120に対して駆動信号を発信する。アンテナANT2としては、通常のアンテナの他、例えば荷物置き場の天井等に敷設した漏洩同軸ケーブルを適用できる。
通信インターフェース1310は、リーダユニット140との間で、所定の通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
このような構成の物品管理装置130は、パーソナルコンピュータやタブレット端末等のコンピュータ機器を適用できる。この種のコンピュータ機器を物品管理装置130に適用した場合、バーコードリーダ138は、USB等の周辺機器インターフェースを介して物品管理装置130に接続される。そして、物品管理装置130(コンピュータ機器)は、物品預かり所の窓口またはその近傍に置かれる。
リーダユニット140は、物品預かり所の窓口から所定の距離、例えば30メートル離れた場所の壁面や柱等に取り付けられる。リーダユニット140は、発信機110のユーザIDを読み取る。すなわちリーダユニット140は、バーコード111を読み取ることができるスキャナと、読み取ったバーコード111から得られるユーザIDを通信インターフェース1310に伝送するインターフェースとを備える。
例えば発信機110が、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、NFC(Near Field Communication)タグ等と称される近距離無線通信素子を含む場合、リーダユニット140は、スキャナの代わりにRFIDタグリーダ、NFCタグリーダ等を備える。そしてリーダユニット140は、近距離無線通信を利用して発信機110から発信されるユーザIDを読み取るようにしてもよい。リーダユニット140は、1台に限定されるものではない。複数台のリーダユニット140が並列的に通信インターフェース1310に接続されていてもよい。
物品管理装置130は、預り業務、追跡業務及び監視業務の3つの業務モードを有する。物品管理装置130は、これら3つの業務を並行して処理することが可能である。各業務は、それぞれ異なるアプリケーションプログラムによって制御される。
また物品管理装置130は、各業務を実行する上で、図2に示す変換テーブル200と、図3に示す関連付ファイル300と、図4に示す追跡ファイル400とを必要とする。
変換テーブル200は、発信機110からの電波をアンテナANT1で受信したときの電波強度(db)を、発信機110とアンテナANT1との相対距離(m)に変換するためのデータテーブルである。例えば物品管理システム100の導入時、電波強度(db)に対する相対距離(m)が実験的に求められ、そのデータが変換テーブル200に設定される。変換テーブル200は、ROM132または補助記憶デバイス135に格納される。
関連付ファイル300は、ユーザIDと報知機IDと預り日時とを1レコードとして、複数のレコードを記録するデータファイルである。関連付ファイル300は、補助記憶デバイス135またはRAM133に形成される。
追跡ファイル400は、ユーザID、電波強度Am(db)、距離Dn(m)、表示フラグF1及び報知フラグF2を1レコードとして、複数のレコードを記録するデータファイルである。追跡ファイル400は、補助記憶デバイス135またはRAM133に形成される。追跡ファイル400のレコードは、さらにユーザIDに関連付けされた報知機IDを記録してもよい。
以下、順を追って各業務を説明する。始めに預り業務について、図5、図6の流れ図を用いて説明する。
預り業務を制御するアプリケーションプログラムは、物品管理装置130が立ち上がると起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図5の流れ図に示す手順の処理を開始する。先ずCPU131は、預り宣言を待ち受ける(Act1)。入力デバイス136がキーボードの場合、CPU131は、このキーボードに割り当てられた預り宣言キーの入力を待ち受ける。入力デバイス136がマウスの場合、CPU131は、表示デバイス137に表示された預り宣言アイコンがクリックされるのを待ち受ける。
荷物を預ける利用者が窓口に来ると、窓口担当者は、入力デバイス136を操作して、預り宣言キーを入力または預り宣言アイコンをクリックする。こうして、預り宣言を受け付けると(Act1にてYES)、CPU131は、RAM133に形成された一対のワークメモリWM1,WM2をクリアする(Act2)。
CPU131は、バーコードデータが入力されるのを待機する(Act3)。バーコードリーダ138によってバーコードが読み取られると(Act3にてYES)、CPU131は、そのバーコードデータがユーザIDなのか報知機IDなのかを識別する(Act4,5)。各発信機110に付されるユーザIDと、各報知機120に付される報知機IDとには、それぞれ異なる種別フラグが組み込まれている。CPU131は、この種別フラグを認識することによって、バーコードデータがユーザIDなのか報知機IDなのかを識別する。
バーコードデータがユーザIDでも報知機IDでもない場合(Act4にてNO、Act5にてNO)、CPU131は、次のバーコードデータが入力されるのを待機する(Act3)。
預り宣言を行った窓口担当者は、利用者に荷物と引き換えに手渡すための発信機110を1つ取り出す。そして担当者は、バーコードリーダ138を操作して、この発信機110に付されたバーコード111を読み取る。バーコードデータがユーザIDであった場合(Act4にてYES)、CPU131は、そのユーザIDをワークメモリWM1に格納する(Act6)。
同様に、預り宣言を行った窓口担当者は、利用者から預かった荷物に付すための報知機120を1つ取り出す。そして担当者は、バーコードリーダ138を操作して、この報知機120に付されたバーコード121を読み取る。バーコードデータが報知機IDであった場合(Act5にてYES)、CPU131は、その報知機IDをワークメモリWM2に格納する(Act7)。
CPU131は、ユーザIDと報知機IDとが関連付けされたか否かを確認する(Act8)。一対のワークメモリWM1,WM2にそれぞれユーザIDと報知機IDとが格納されたならば、CPU131は、関連付けされたと判定する。いずれか一方しか格納されていない場合には、CPU131は、関連付けされていないと判定する。関連付けされていない場合(Act8にてNO)、CPU131は、次のバーコードデータが入力されるのを待機する(Act3)。
関連付けされている場合(Act8にてNO)、CPU131は、表示デバイス137にID確認画面500(図9を参照)を表示する(Act9)。
図9は、ID確認画面500の一例である。図示するようにID確認画面500は、表示部品として、お客様用の表示エリア501と、荷物用の表示エリア502と、預り登録ボタン503と、預り解除ボタン504とを含む。
CPU131は、お客様用の表示エリア501に、ワークメモリWM1に格納されているユーザIDを表示する。またCPU131は、荷物用の表示エリア502に、ワークメモリWM2に格納されている報知機IDを表示する。なお、この時点では、預り登録ボタン503と預り解除ボタン504とは、いずれも無効化されている。このため、窓口担当者が入力デバイス136を操作していずれかのボタン503,504を入力しようとしても、入力することはできない。
ID確認画面500を表示した後、CPU131は、関連付ファイル300を検索する(Act10)。そしてCPU131は、ワークメモリWM1に格納されているユーザIDとワークメモリWM2に格納されている報知機IDとを含むレコードが関連付ファイル300に登録されているか否かを確認する(Act11)。登録されていない場合(Act11にてYES)、CPU131は、預り登録処理を実行する(Act12)。登録されている場合(Act11にてNO)、CPU131は、預り解除処理を実行する(Act13)。
上記預り登録処理及び預り解除処理の手順は、図6の流れ図によって示される。すなわち預り登録処理に入ると、CPU131は先ず、ID確認画面500の預り登録ボタン503を有効化する(Act21)。そしてCPU131は、この預り登録ボタン503が入力されるのを待機する(Act22)。
発信機110のバーコード111と報知機120のバーコード121とを読み取った窓口担当者は、ID確認画面500から各バーコードが正しく読み取られたことを確認する。そして確認したならば、窓口担当者は、入力デバイス136を操作して預り登録ボタン503を入力する。
預り登録ボタン503が入力されると、CPU131は、時計部134にて計時されている日時データを、利用者から荷物を預かった日時として取得する(Act23)。そしてCPU131は、ワークメモリWM1のユーザIDと、ワークメモリWM2の報知機IDと、Act23の処理で取得した預り日時のデータとを、1レコードとして関連付ファイル300に記録する(Act24:関連付け手段)。その後、CPU131は、ID確認画面500を消去する(Act25)、以上で、預り登録処理は終了する。
預り解除処理に入った場合には、CPU131は、ID確認画面500の預り解除ボタン504を有効化する(Act31)。そしてCPU131は、この預り解除ボタン504が入力されるのを待機する(Act32)。
荷物を預けた利用者がその荷物を受け取りに来た場合、窓口担当者は、利用者から受け取った発信機110のバーコード111と、その利用者が預けた荷物に付されている報知機120のバーコードとを、バーコードリーダ138で読み取る。そこで窓口担当者は、ID確認画面500から各バーコードが正しく読み取られたことを確認したならば、入力デバイス136を操作して預り解除ボタン504を入力する。
預り解除ボタン504が入力されると、CPU131は、ワークメモリWM1に格納されているユーザIDとワークメモリWM2に格納されている報知機IDとを含む関連付ファイル300のレコードから預り日時を取得する(Act33)。そしてCPU131は、この預り日時から時計部134で計時されている現在日時までの預り時間Sを算出する(Act34)。CPU131は、図10に示すように、預り時間Sを確認ボタン505とともにID確認画面500に表示する(Act35)。そしてCPU131は、確認ボタン505が入力されるのを待機する(Act36)。
預り時間Sを確認した窓口担当者は、入力デバイス136を操作して確認ボタン505を入力する。確認ボタン505が入力されると(Act36にてYES)、CPU131は、関連付ファイル300から、ワークメモリWM1に格納されているユーザIDとワークメモリWM2に格納されている報知機IDとを含むレコードを削除する(Act37)。またCPU131は、追跡ファイル400から、ワークメモリWM1に格納されているユーザIDを含むレコードを削除する(Act38)。その後、CPU131は、ID確認画面500を消去する(Act25)。以上で、預り解除処理は終了する。なお、レコードの削除とは、該当するレコードを物理的に削除するだけでなく、削除フラグをセットすることでレコードを無効なものとすることも含む。
こうして、預り登録処理または預り解除処理が終了すると、預り業務を制御するアプリケーションプログラムは最初のステップに戻る。すなわちCPU131は、図5の流れ図に示す手順の処理を再び開始する。
次に、追跡業務について、図7の流れ図を参照しながら説明する。
追跡業務を制御するアプリケーションプログラムは、物品管理装置130が立ち上がると起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図7の流れ図に示す手順の処理を開始する。先ずCPU131は、アンテナANT1でユーザIDを受信したか否かを確認する(Act41)。ユーザIDを受信していない場合(Act41にてNO)、CPU131は、リーダユニット140によりユーザIDが読み取られたか否かを確認する(Act42)。ユーザIDが読み取られていない場合(Act42にてNO)、CPU131は、アンテナANT1でユーザIDを受信したか否かを確認する(Act41)。ここに、CPU131は、ユーザIDを待ち受ける。
第1の無線ユニット139Aを介して発信機110から発信されるユーザIDを受信した場合(Act41)、CPU131は、そのユーザIDで関連付ファイル300を検索する(Act43)。そしてCPU131は、検索対象のユーザIDを含むレコードが関連付ファイル300に登録されているか否かを確認する(Act44)。該当するレコードが関連付ファイル300に登録されていない場合(Act44にてNO)、CPU131は、ユーザIDの待ち受け状態に戻る(Act41,Act42)。
該当するレコードが関連付ファイル300に登録されている場合(Act44にてYES)、CPU131は、そのレコードから預り日時のデータを取得する(Act45)。そしてCPU131は、その預り日時から時計部134で計時されている現在日時までの経過時間tを算出する(Act46)。
CPU131は、経過時間tが判定時間Tよりも長いか否かを確認する(Act47)。判定時間Tは、荷物を預けた利用者がアンテナANT1の無線通信領域外に出るのに十分な時間であり、任意に設定される。
経過時間tが判定時間T以下の場合、受信したユーザIDは、荷物を預けたばかりの利用者に手渡された発信機110から発信されたものとみなすことができる。この場合(Act47にてNO)、CPU131は、ユーザIDの待ち受け状態に戻る(Act41,Act42)。
経過時間tが判定時間Tよりも長い場合(Act47にてYES)、受信したユーザIDは、荷物を受け取りに来た利用者が所持する発信機110から発信されたものとみなすことができる。この場合、CPU131は、強度検出回路150で検出された電波強度An(db)を取得する(Act48)。またCPU131は、Act41の処理にて受信したユーザIDで追跡ファイル400を検索する(Act49)。そしてCPU131は、検索対象のユーザIDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されているか否かを確認する(Act50)。
該当するレコードが追跡ファイル400に登録されていない場合(Act50にてNO)、受信したユーザIDは、アンテナANT1の無線通信領域内に入り込んだばかりの利用者が所持する発信機110から発信されたものとみなすことができる。この場合、CPU131は、そのユーザIDと電波強度An(db)とを含むレコードを追跡ファイル400に記録する(Act51)。またCPU131は、このレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act52)。さらにCPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を発信機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する。そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act53)。以上で、受信したユーザIDの発信機110に対する追跡業務が終了する。
追跡ファイル400に同一のユーザIDを含むレコードが登録されている場合(Act50にてYES)、CPU131は、そのレコードに記録されている電波強度Am(db)を読み込む(Act54)。そしてCPU131は、この電波強度Am(db)とAct48の処理にて取得した電波強度An(db)とを比較する(Act55:判定手段)。
電波強度An(db)が電波強度Am(db)以下の場合(Act55にてNO)、すなわち、時間の経過とともに電波強度が弱くなった場合、利用者は荷物預かり所の窓口から遠ざかっているとみなすことができる。この場合、CPU131は、このレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act52)。またCPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を発信機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する。そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act53)。以上で、受信したユーザIDの発信機110に対する追跡業務が終了する。
電波強度An(db)が電波強度Am(db)よりも大きい場合(Act55にてYES)、すなわち、時間の経過とともに電波強度が強くなった場合、利用者は荷物預かり所の窓口に近づいているとみなすことができる。この場合、CPU131は、電波強度An(db)がしきい値As1(db)よりも大きいか否かを確認する(Act56)。しきい値As1(db)は、例えばアンテナANT1からの相対距離が50mのときの正常な発信機110からの電波受信強度とみなすことができる値である。
電波強度An(db)がしきい値As1(db)以下の場合(Act56にてNO)、利用者は窓口から50m以内に近づいてはいないとみなすことができる。この場合、CPU131は、受信したユーザIDを含むレコードの表示フラグF1を“0”にリセットする(Act52)。またCPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を発信機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する。そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act53)。以上で、受信したユーザIDの発信機110に対する追跡業務が終了する。
電波強度An(db)がしきい値As1(db)よりも大きい場合(Act56にてYES)、利用者は窓口から50m以内に近づいているとみなすことができる。この場合、CPU131は、受信したユーザIDを含むレコードの表示フラグF1を“1”にセットする(Act57)。またCPU131は、変換テーブル200を参照して、電波強度Am(db)を発信機110とアンテナANT1との相対距離Dn(m)に変換する。そしてCPU131は、この相対距離Dn(m)を当該レコードに記録する(Act53)。以上で、受信したユーザIDの発信機110に対する追跡業務が終了する。
一方、通信インターフェース1310を介してリーダユニット140により読み取られたユーザIDを取り込んだ場合(Act42にてYES)、CPU131は、ユーザIDで追跡ファイル400を検索する(Act58)。そしてCPU131は、検索対象のユーザIDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されているか否かを確認する(Act59)。
該当するレコードが追跡ファイル400に登録されていない場合(Act59にてNO)、CPU131は、ユーザIDの待ち受け状態に戻る(Act41,Act42)。
利用者は、預けた荷物を引き取る際、窓口に行く前に自らが所持する発信機110のバーコードをリーダユニット140で読み取り操作する。したがって通常は、検索対象のユーザIDを含むレコードが追跡ファイル400に登録されている。登録されている場合(Act59にてYES)、CPU131は、該当するユーザIDを含むレコードの報知フラグF2を“1”にセットする(Act60)。以上で、リーダユニット140で読み取られたユーザIDの発信機110に対する追跡業務が終了する。
追跡業務が終了すると、追跡業務を制御するアプリケーションプログラムは最初のステップに戻る。すなわちCPU131は、図7の流れ図に示す手順の処理を再び開始する。
次に、監視業務について、図8を用いて説明する。
監視業務を制御するアプリケーションプログラムは、所定の間隔(例えば1秒間隔)で発生する割込み信号に応じて起動する。このプログラムが起動すると、CPU131は、図8の流れ図に示す手順の処理を開始する。先ずCPU131は、追跡ファイル400に記録された各レコードの報知フラグF2を検索する(Act71)。そしてCPU131は、報知フラグF2が“1”にセットされているレコードの有無を確認する(Act72)。
報知フラグF2が“1”にセットされているレコードがある場合(Act72にてYES)、そのレコードは報知対象のレコードである。この場合、CPU131は、そのレコードのユーザIDで関連付ファイル300を検索する。そしてCPU131は、当該ユーザIDに関連付けされた報知機IDを検出する(Act73)。CPU131は、この報知機IDを含む駆動信号を、無線ユニット139Bを介してアンテナANT2から発信する(Act74:出力手段)。
なお、報知フラグF2が“1”にセットされているレコードが複数ある場合、CPU131は、各レコードのユーザIDで関連付ファイル300を検索して、当該ユーザIDに関連付けされた報知機IDを全て検出する。そしてCPU131は、各報知機IDをそれぞれ含む駆動信号を、無線ユニット139Bを介してアンテナANT2から時分割で発信すればよい。
報知機IDを含む駆動信号の発信により、当該報知機IDが設定された報知機120が音と光によって報知動作する。報知動作した報知機120が取り付けられた荷物は、リーダユニット140によってユーザIDを読取り操作した利用者が預けた荷物である。したがって、窓口担当者あるいは荷物置き場の担当者は、利用者が窓口に来るまでの間に、その利用者が預けた荷物を見つけて窓口まで運び出しておくことができる。その結果、窓口での荷物の引き渡しに要する時間を短縮できるので、窓口業務の効率化を図ることができる。
駆動信号を発信した後、あるいは報知対象のレコードがない場合(Act72にてNO)、CPU131は、追跡ファイル400に記録された各レコードの表示フラグF1を検索する(Act75)。そしてCPU131は、表示フラグF1が“1”にセットされているレコードの有無を確認する(Act76)。表示フラグF1が“1”にセットされているレコードがない場合(Act76にてNO)、監視業務が終了する。
表示フラグF1が“1”にセットされているレコードがある場合(Act76にてYES)、そのレコードは表示対象のレコードである。この場合、CPU131は、そのレコードからユーザIDと距離Dnとを取得する。このとき、表示フラグF1が“1”にセットされているレコードが複数ある場合には、各レコードからユーザIDと距離Dnとを取得する(Act77)。CPU131は、追跡ファイル400から取得したデータに基づいて、例えば図11に示すレイアウトの報知画面600を表示デバイス137に表示させる(Act78:制御手段)。以上で、監視業務が終了する。
図11に示すように、報知画面600には、ユーザID601と、距離Dn(m)を表すインジケータ602とが対応付けられて表示される。距離は、しきい値As1(db)に相当するアンテナANT1からの相対距離である50mを基準とし、この基準値よりも短くなるにつれてインジケータが長くなるように表示される。したがって、報知画面600を確認した窓口担当者または荷物置き場の担当者は、荷物を受け取りに来ている利用者がどのくらいの人数であるか、また、窓口にどの程度近づいているか、という情報を、目視によって確認することができる。その結果、荷物を受け取りに来ている利用者が多い場合に窓口担当者を増員して準備するなどの適切な対策をとれるので、窓口業務をより一層効率的に処理できるようになる。
なお、報知画面600のレイアウトは、図11に示すものに限定されるものではない。例えば距離に関しては、インジケータでなく距離の数値をそのまま表示してもよい。また、ユーザIDを表示させるのでなく、そのユーザIDに関連付けされた報知機IDを表示させてもよい。
このように本実施形態の物品管理システム100は、固有のユーザIDがバーコード111の形式で記録された発信機110と、そのバーコード111を読取り可能なリーダユニット140と、固有の無線機IDがバーコード111の形式で記録された報知機120と、物品管理装置130とを備えている。そして荷物預かり所の窓口担当者は、利用者が荷物を預けに来た場合、利用者に渡すための発信機110と荷物に付すための報知機120とを選択する。そして窓口担当者は、物品管理装置130のバーコードリーダ138を操作して、発信機110のバーコード111と報知機120のバーコード121とを読み取る。そうすると、物品管理装置130の関連付け手段が機能して、発信機110のバーコード111から導出されるユーザIDと、報知機120のバーコード121から導出される報知機IDとが関連付けされる。そして、この関連付けされたユーザIDと報知機IDとが1レコードとして関連付ファイル300に登録される。
一方、利用者は、窓口に荷物を受け取りに行く前に、窓口の手前側にあるリーダユニット140によって発信機110のバーコード111を読み取らせる。そうすると、物品管理装置130の出力手段が機能して、リーダユニット140によって読み取られたバーコード111から導出されるユーザIDに関連付けされた報知機IDが検出される。そしてこの報知機IDで識別される報知機120に対して駆動信号が出力される。その結果、この報知機IDで識別される報知機120が報知動作するので、窓口担当者は、荷物を受け取りに来た利用者の荷物がどれなのかを直ぐに特定することができる。
ところで発信機110は、ビーコン信号の発信機能を有している。物品管理装置130は、ビーコン信号を受信するアンテナANT1と無線ユニット139Aとを有している。無線ユニット139Aは、アンテナANT1で受信した電波の強度(db)を検出する強度検出回路150を備えている。そして物品管理装置130は、強度検出回路150で検出されるビーコン信号の電波強度から、このビーコン信号を発信している発信機110とアンテナANT1との相対距離が近づいているか判定する機能を有している。したがって物品管理システム100は、預けた荷物を受け取るために荷物預かり所の窓口に近づいている利用者の有無を判定することができる。
そして物品管理装置130は、利用者が近づいていると判定された場合に、その利用者が所持する発信機110のユーザIDを含む報知画面600を表示デバイス137に表示する。したがって窓口担当者は、窓口に近づいている利用者を特定することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して監視業務の処理手順が異なる。その余の部分は第1の実施形態と共通なので、図1〜図7及び図9〜図11はそのまま利用し、詳しい説明は省略する。
図12は、第2の実施形態における監視業務の処理手順を示す流れ図である。この監視業務を制御するアプリケーションプログラムも、所定の間隔(例えば1秒間隔)で発生する割込み信号に応じて起動する。このプログラムが起動すると、先ず追跡ファイル400に記録された各レコードの表示フラグF1を検索する(Act81)。そしてCPU131は、表示フラグF1が“1”にセットされているレコードの有無を確認する(Act82)。表示フラグF1が“1”にセットされているレコードがない場合(Act82にてNO)、監視業務が終了する。
表示フラグF1が“1”にセットされているレコードがある場合(Act82にてYES)、そのレコードは表示対象のレコードである。この場合、CPU131は、追跡ファイル400に記録された各レコードの報知フラグF2を検索する(Act83)。そしてCPU131は、報知フラグF2が“1”にセットされているレコードの有無を確認する(Act84)。報知フラグF2が“1”にセットされているレコードがない場合(Act84にてNO)、監視業務が終了する。
報知フラグF2が“1”にセットされているレコードがある場合(Act84にてYES)、そのレコードは報知対象のレコードである。この場合、CPU131は、そのレコードのユーザIDで関連付ファイル300を検索する。そしてCPU131は、当該ユーザIDに関連付けされた報知機IDを検出する(Act85)。CPU131は、この報知機IDを含む駆動信号を、無線ユニット139Bを介してアンテナANT2から発信する(Act86:出力手段)。
CPU131は、そのレコードからユーザIDと距離Dnとを取得する。このとき、表示フラグF1及び報知フラグF2がいずれも“1”にセットされているレコードが複数ある場合には、各レコードからユーザIDと距離Dnとを取得する(Act87)。CPU131は、追跡ファイル400から取得したデータに基づいて報知画面600を表示デバイス137に表示させる(Act88:制御手段)。以上で、監視業務が終了する。
このように第2の実施形態では、発信機110のバーコード111をリーダユニット140によって読み取らせた利用者のユーザIDと窓口までの距離とが報知画面600に表示される。したがって、報知画面600には、実際に荷物を受け取るために窓口に近づいている利用者の情報しか表示されない。偶然に窓口の近くにいる利用者の情報は排除される。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば前記実施形態では、預り業務において、預り登録処理に入ると預り登録ボタン503を有効化し、預り解除処理に入ると預り解除ボタン504を有効化した。この点に関しては、例えば預り登録処理に入ると預り登録ボタン503をID確認画面500に表示し、預り解除処理に入ると預り解除ボタン504をID確認画面500に表示するようにしてもよい。また、預り登録ボタン503と預り解除ボタン504とを常に有効化しておくものの、預り登録処理において預り解除ボタン504が入力された場合には操作エラーとし、預り解除処理において預り登録ボタン503が入力された場合には操作エラーとしてもよい。
また、前記実施形態では、ユーザIDが記録された媒体を発信機110とした。媒体は必ずしもビーコン信号等の電波の発信機能を有していなくてもよい。例えばRFIDタグ、NFCタグ等と称される近距離無線通信素子を搭載し、近距離無線通信を利用してユーザIDを読取り可能とした無線カード、スマートフォン、携帯電話等を媒体としてもよい。あるいは、ユーザIDを示すバーコードを印刷したカード等の可搬物を媒体としてもよい。
また、前記実施形態では、電波受信強度をしきい値と比較した。この点は、電波受信強度を距離データに換算し、この距離データをしきい値と比較してもよい。また、発信機110とアンテナANT1との相対距離が所定の距離よりも近づいているか確認する方法は、電波受信強度を利用する方法に限定されない。要は、発信機110とアンテナANT1との相対距離を求めることができればよい。
また、前記実施形態では、第1の無線ユニット139Aと第2の無線ユニット139Bとを設けたが、これらの無線ユニットを1つにまとめてもよい。その場合、通信方式としてはBluetooth(登録商標)等の既存の方式を使用しつつ、発信機110との間の通信は単方向通信とし、報知機120との間の通信は双方向のデータ通信とすればよい。また、発信機110との通信距離を長く確保するためには、アンテナANT1としてダイバーシティアンテナを用いるとよい。
また、前記実施形態では、物品の預け入れと受け渡しとを同じ窓口で行う場合を示したが、必ずしも同じ窓口で行う運用に限定されるものではない。例えばA地点の窓口で物品を預け入れ、B地点の窓口でその物品を受け取る運用にも適用できる。すなわち、A地点の窓口では、利用者に発信機110を手渡すとともに物品に報知機120を取り付ける。そして物品は、A地点からB地点まで運ぶ。B地点の窓口では、その近傍のリーダユニット140にて利用者が発信機110のバーコードを読み取らせことに応じて、この発信機110と関連付けされた報知機120を報知動作させることにより、物品の受け渡しをスムーズに行えるようになる。
なお、物品管理装置の譲渡は一般に、アプリケーションプログラム等のプログラムがROMに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡されたプログラムがユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。プログラムの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]固有の識別情報が記録された媒体と、前記媒体に記録された前記識別情報を読み取るリーダと、駆動信号の入力に応じて報知動作する報知機と、前記媒体とその媒体を所持する利用者に引き渡される物品に対応付けられた前記報知機とを関連付ける関連付け手段、及び前記リーダで読み取られた前記識別情報に関連付けられた前記報知機に駆動信号を出力する出力手段、を備えた物品管理装置と、を具備したことを特徴とする物品管理システム。
[2]前記媒体は、電波を発信する発信機であり、前記発信機から発信される電波を受信する受信機、をさらに具備し、前記物品管理装置は、前記受信機で受信する電波の強度から前記発信機と前記受信機との相対距離が近づいているか判定する判定手段、をさらに備えたことを特徴とする付記[1]記載の物品管理システム。
[3]前記物品管理装置は、前記リーダにより読み取られた前記識別情報が記録された前記発信機と前記受信機との相対距離が、前記判定手段により近づいていると判定された場合に、前記識別情報を表示部に表示する制御手段、をさらに備えたことを特徴とする付記[2]記載の物品管理システム。
[4]前記リーダは、前記媒体に記録された前記識別情報を表すコードを読み取るコードリーダであることを特徴とする付記[1]乃至[3]のうちいずれか1に記載の物品管理システム。
[5]前記リーダは、前記媒体に実装された近距離無線通信素子との近距離無線通信によりその媒体に記録された前記識別情報を読み取る近距離無線通信対応のリーダであることを特徴とする付記[1]乃至[3]のうちいずれか1に記載の物品管理システム
100…物品管理システム、110…発信機、120…報知機、130…物品管理装置、139A,139B…無線ユニット、140…リーダユニット、150…強度検出回路、200…変換テーブル、300…関連付ファイル、400…追跡ファイル。

Claims (8)

  1. ユーザに携帯される無線機の第1識別情報と、前記ユーザによって預けられた物品に関連付けられる報知機の第2識別情報とを取得する第1リーダと、
    前記第1リーダで取得した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記無線機からの第1信号を受信する第1通信部と、
    前記第1通信部で受信した前記第1信号に基づき前記無線機までの距離を求め、前記無線機までの距離が所定の距離以下である場合に、ディスプレイに、前記無線機あるいは当該無線機に対応付けられた前記報知機のいずれかを示す第1情報、及び、当該無線機までの距離を示す第2情報を表示させる制御部と、
    前記第1リーダとは異なる第2リーダを介して取得した前記無線機の前記第1識別情報を取り込むインターフェース部と、
    前記インターフェース部を介して前記第1識別情報を取り込んだ場合に、当該第1識別情報と対応付けられて記憶された前記第2識別情報を有する前記報知機にアラーム報知を起こさせるための第2信号を送信する第2通信部と、
    備える物品管理システム。
  2. 前記制御部は、前記無線機までの距離が所定の距離以下である無線機が複数ある場合、その複数の無線機それぞれに対応する前記第1情報及び前記第2情報を前記ディスプレイに表示させる、請求項1記載の物品管理システム。
  3. 前記インターフェース部は、複数の前記第2リーダと通信して前記第1識別情報を取り込む請求項2記載の物品管理システム。
  4. 前記第1リーダ及び前記第2リーダの少なくともいずれかは、前記無線機に記録された前記第1識別情報を表すコードを読み取るコードリーダである請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の物品管理システム。
  5. 前記第2リーダは、前記無線機に実装された近距離無線通信素子との近距離無線通信により当該無線機に記録された前記第1識別情報を読み取る近距離無線通信対応のリーダである請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の物品管理システム。
  6. 前記無線機までの距離が所定の距離以下の当該無線機の前記第1識別情報と関連付けて、第1フラグ及び第2フラグを記憶する第2記憶部、
    を備え、
    前記制御部は、前記無線機までの距離が所定の距離以下でかつその距離が短くなっている当該無線機の前記第1識別情報と関連付けて記憶された前記第1フラグを第1の状態から第2の状態に変化させ、前記インターフェース部を介して前記第1識別情報を取り込むと当該第1識別情報と関連付けて記憶された前記第2フラグを第3の状態から第4の状態に変化させ、前記第1フラグが前記第2の状態にある前記第1識別情報の前記無線機に対応する前記第1情報及び前記第2情報を前記ディスプレイに表示させ、前記第2フラグが前記第4の状態にある前記第1識別情報と対応付けられて記憶された前記第2識別情報を有する前記報知機前記第2信号を送信る、請求項1乃至5のうちいずれか1に記載の物品管理システム。
  7. 前記無線機までの距離が所定の距離以下の当該無線機の前記第1識別情報と関連付けて、第1フラグ及び第2フラグを記憶する第2記憶部、
    を備え、
    前記制御部は、前記無線機までの距離が所定の距離以下でかつその距離が短くなっている当該無線機の前記第1識別情報と関連付けて記憶された前記第1フラグを第1の状態から第2の状態に変化させ、前記インターフェース部を介して前記第1識別情報を取り込むと当該第1識別情報と関連付けて記憶された前記第2フラグを第3の状態から第4の状態に変化させ、前記第1フラグが前記第2の状態かつ前記第2フラグが前記第4の状態にある前記第1識別情報の前記無線機に対応する前記第1情報及び前記第2情報を前記ディスプレイに表示させるとともに、当該第1識別情報と対応付けられて記憶された前記第2識別情報を有する前記報知機前記第2信号を送信る、請求項1乃至5のうちいずれか1に記載の物品管理システム。
  8. コンピュータに、
    第1リーダを介して、ユーザに携帯される無線機の第1識別情報と、前記ユーザによって預けられた物品に関連付けられる報知機の第2識別情報とを取得させ、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けて記憶させる機能と、
    前記無線機からの第1信号を受信するための第1通信部で受信した前記第1信号に基づき、前記無線機までの距離を求め、前記無線機までの距離が所定の距離以下である場合に、ディスプレイに、前記無線機あるいは当該無線機に対応付けられた前記報知機のいずれかを示す第1情報、及び、当該無線機までの距離を示す第2情報を表示させる機能と、
    前記第1リーダとは異なる第2リーダを介して取得した前記無線機の前記第1識別情報を取り込んだ場合に、当該第1識別情報と対応付けられて記憶された前記第2識別情報を有する前記報知機にアラーム報知を起こさせるための第2信号を第2通信部から送信させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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