JP4512642B2 - Pll回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧制御発振器の発振特性の評価機能を有するPLL回路(位相同期回)路に関するものである。
電圧制御発振器(以下、VCO)の発振特性の評価回路を有するPLL回路の従来構成図を図11に示す。
図11において、1は位相比較器、2はチャージポンプ回路、3はループフィルタ、4は電圧制御発振器(以下、VCO)、5は分周回路、7はテスト制御信号、64、65は前記テスト制御信号7によって制御されるスイッチ、6は入力信号、8はVCO入力制御端子である。PLL回路は、位相比較器1、チャージポンプ回路2、ループフィルタ3、VCO4、分周回路5がループ状に接続されて構成されている。ここで、VCO4の入力67は、テスト制御信号7によって制御されるスイッチ64を介してVCO入力制御端子8、テスト制御信号7によって制御されるスイッチ65を介してループフィルタ3に接続されている。前記VCO4は、電圧電流変換回路4aと電流制御発振器4bとを備える。
以上のように構成されたPLL回路について、以下に動作を説明する。
図11において、PLL回路として動作する場合は、テスト制御信号7により、スイッチ64がOFF、スイッチ65がONとなり、VCO4の入力67は、ループフィルタ3に接続される。これにより位相比較器1、チャージポンプ2、ループフィルタ3、VCO4、分周回路5がループ状に接続されPLL回路として動作する。
次に、図11において、VCO4の発振特性の評価する場合には、テスト制御信号7により、スイッチ64がON、スイッチ65がOFFとなり、VCO4の入力67は、VCO入力制御端子8に接続される。これにより、VCO4はPLL回路を構成するループから切り離され、VCO入力制御端子8から入力される電圧により出力周波数が制御される。すなわち、VCO4の発振特性を評価することが可能となる。
このような従来の構成を持つPLL回路としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1においては、上述した構成によりVCOの発振特性をモニタし、VCOの発振特性を自動的に調整するために用いられている。
特開平11−195983号公報(第9−11頁)
しかしながら、前記従来のPLL回路では、そのPLL回路の出力である出力周波数がほぼ一定値となるロック状態においては、ループフィルタ3の出力部分はハイインピーダンス状態となるが、このハイインピーダンス状態のループフィルタ3の出力部分に選択スイッチ64が接続されているため、ループフィルタ3のハイインピーダンス状態にある出力部分から前記スイッチ64を経て微弱な電流が漏れ、この微弱なリーク電流に起因して、前記ループフィルタ3の出力電圧(VCO4の入力67の電圧)が変動し、この変動に伴いPLL回路の出力周波数も変動して、出力周波数を一定値に精度良く制御できないという問題点があることが判った。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであり、その目的は、VCOの発振特性の評価機能を有し、且つ出力周波数の変動を増加させないPLL回路を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明では、従来のようにPLL回路のロック状態でハイインピーダンス状態となるループフィルタの出力部分に選択スイッチを設ける構成を採用しないこととする。
すなわち、請求項1記載の発明のPLL回路は、位相比較器、チャージポンプ回路、ループフィルタ、電圧制御発振器、及び分周回路により構成されるPLL回路において、前記電圧制御発振器は、少なくとも2つの入力端子と、前記2つの入力端子の各々の電圧を電流に変換する2個の電圧電流変換回路と、前記2個の電圧電流変換回路の何れか一方を選択する選択回路と、前記選択回路により選択された電圧電流変換回路の出力電流により発振周波数が変化する発振器とを備え、前記電圧制御発振器の少なくとも1つの入力端子が前記ループフィルタに接続され、他の少なくとも1つの入力端子は、前記電圧制御発振器の評価のための入力端子となっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のPLL回路において、前記電圧電流変換回路は、ゲートを入力端子、ソースをグランド端子、ドレインを出力端子としたNチャンネルトランジスタにより構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のPLL回路において、前記電圧電流変換回路は、ゲートを入力端子、ソースを電源端子、ドレインを出力端子としたPチャンネルトランジスタにより構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載のPLL回路において、前記電圧電流変換回路は、前記2つの入力端子のうち一方を負極側入力とする演算増幅器と、ゲートを前記演算増幅器の出力側に、ソースを電源端子に、ドレインを前記演算増幅器の正極側入力に接続したPチャンネルトランジスタと、前記Pチャンネルトランジスタのドレインとグランド端子との間に接続された抵抗と、ゲートを前記演算増幅器の出力側に、ソースを電源端子に接続し、ドレインを出力端子としたPチャンネルトランジスタとにより構成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項4記載のPLL回路において、前記電圧電流変換回路において、前記ループフィルタに接続された入力端子が負極側入力に接続された演算増幅器には、この演算増幅器の正極側入力に接続されたループフィルタ電圧のモニタ端子を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1〜4の何れか1項に記載のPLL回路において、前記チャージポンプ回路は、充電電流源と、放電電流源と、前記充電電流源と前記チャージポンプ回路の出力側との間に接続されるスイッチと、前記放電電流源と前記チャージポンプ回路の出力との間に接続されるスイッチと、前記チャージポンプ回路の出力側に入力が接続されるユニティゲインバッファと、前記充電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力側との間に接続されるスイッチと、前記放電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力側との間に接続されるスイッチとにより構成され、前記チャージポンプ回路を構成するユニティゲインバッファの出力側は前記ループフィルタ電圧のモニタ端子とされていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項1〜6の何れか1項に記載のPLL回路において、前記チャージポンプ回路の出力状態を制御して、前記ループフィルタの電圧をグランド電圧又は電源電圧に制御する制御回路を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項7記載のPLL回路において、前記チャージポンプ回路は、前記制御回路により前記ループフィルタの電圧をグランド電圧又は電源電圧に制御するに際し、充放電電流を増加させる機能を持つことを特徴とする。
請求項9記載の発明のPLL回路は、前記請求項1記載の発明のPLL回路と対応する特別の技術的特徴として、位相比較器と、チャージポンプ回路と、ループフィルタと、電圧制御発振器と、分周回路とにより構成されるPLL回路において、前記チャージポンプ回路は、充電電流源と、放電電流源と、前記充電電流源と前記チャージポンプ回路の出力との間に接続されるスイッチと、前記放電電流源と前記チャージポンプ回路の出力との間に接続されるスイッチと、前記チャージポンプ回路の出力に入力が接続されるユニティゲインバッファと、前記充電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力との間に接続されるスイッチと、前記放電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力との間に接続されるスイッチとを備え、更に、他のスイッチを介して前記充電電流源と放電電流源とに並列に接続された2つの可変抵抗器を備え、前記ループフィルタの出力側は前記電圧制御発振器にスイッチを介さずに直接に接続されていて、前記他のスイッチにより前記充電電流源と放電電流源とを切り離して前記2個の可変抵抗器に切り替えた際に、前記2個の可変抵抗器の抵抗比率を制御することにより、前記ループフィルタに任意の電圧を印加して、前記電圧制御発振器を評価する機能を有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項9記載のPLL回路において、前記チャージポンプ回路のユニティゲインバッファの出力は、前記ループフィルタの電圧をモニタするモニタ端子とされていることを特徴とする。
以上により、本発明では、選択回路が2個の電圧電流変換回路の後段、即ち、電圧制御発振器の内部の電流バイアスされた箇所に配置されるので、従来のようにループフィルタのハイインピーダンス状態の出力部分に、電圧制御発振器の発振特性評価用の入力端子側に切換選択する選択スイッチを配置する必要がない。よって、従来のように選択スイッチからの微弱なリーク電流よるループフィルタの出力電圧の時間変動を完全に排除でき、出力周波数の時間変動を有効に抑制することができる。
特に、本発明では、2個の電圧電流変換回路の電圧電流変換特性を簡単に同一特性にできるので、通常動作時と発振特性の評価時とで使用する電圧電流変換回路が異なっても、電圧制御発振器の発振特性を精度良く評価することが可能である。
また、本発明では、線形性の良い電圧電流変換回路を得ることができる。
更に、本発明では、新たな回路の追加なしでPLL動作時のループフィルタの電位の観測が可能となる。
加えて、本発明では、ループフィルタの電位をグランド電圧又は電源電圧にした場合の電圧制御発振器の発振範囲の検査やPLL回路の引込動作の検査が可能となる。
また、本発明では、ループフィルタの電位をグランド電圧又は電源電圧に制御した場合に、チャージポンプ回路の充放電電流を増加させて、ループフィルタの電位を一層早くグランド電圧又は電源電圧に制御できるので、電圧制御発振器の発振範囲の検査やPLL回路の引込動作の検査を効果的に時間短縮できる。
更に、本発明では、充電電流源と放電電流源とを2個の可変抵抗器に切り換え、この両可変抵抗器の抵抗値を変更することにより、ループフィルタに任意の電圧を印加して、電圧制御発振器の入力電圧に対する発振特性を評価することが可能となる。従って、従来のようにループフィルタのハイインピーダンス状態の出力部分に、電圧制御発振器の発振特性評価用の入力端子側に切換選択する選択スイッチを配置する必要がない。よって、従来のように選択スイッチからの微弱なリーク電流よるループフィルタの出力電圧の時間変動を完全に排除でき、出力周波数の時間変動を有効に抑制することができる。
加えて、本発明では、新たな回路の追加なしで、PLL動作時にループフィルタ電圧をモニタしたり、チャージポンプ回路でループフィルタに電圧を印加した際の電圧を確認することが可能となる。
以上説明したように、本発明のPLL回路によれば、従来のようにループフィルタのハイインピーダンス状態の出力部分に、電圧制御発振器の発振特性評価用の入力端子側に切換選択する選択スイッチを配置する必要がないので、従来の選択スイッチからの微弱なリーク電流よるループフィルタの出力電圧の時間変動を完全に排除でき、出力周波数の時間変動を有効に抑制することができる効果を奏する。
以下、本発明の実施形態におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1におけるPLL回路の構成図である。
図1において、PLL回路は、入力信号6とVCO4の出力を分周回路5で分周した信号との位相差を検出する位相比較器1と、位相比較器1で検出された位相差信号に応じた電荷をループフィルタ3に供給するチャージポンプ回路2と、チャージポンプ回路2の出力信号を平滑化するループフィルタ3と、ループフィルタ3の電圧により発振周波数が制御されるVCO4と、VCO4の出力を分周する分周回路5とがループ状に接続されて構成される。ここで、VCO4は、2つの入力端子と、これらの入力端子の各々に電圧を電流に変換する2個の電圧電流変換回路40、41と、両電圧電流変換回路40、41の何れか一方の出力電流をテスト制御信号7により選択する選択回路42と、選択回路42で選択された電流により発振周波数が制御されるCCO(電流制御発振器)45とから構成されている。そして、VCO4の2つの入力端子のうちの1つがループフィルタ3に接続され、一方は、VCO入力制御端子8に接続される構成になっている。尚、ここでは、VCO4の入力端子を2つとしたが、3つ以上設けても良い。
以上のような構成において、PLL回路として動作する場合は、テスト制御信号7により選択回路42のスイッチ43がOFF、スイッチ44がONとなり、ループフィルタ3に接続された電圧電流変換回路41の出力電流が選択回路42により選択される。これにより、VCO4の発振周波数は、ループフィルタ3の電圧により制御されることになり、PLL回路として動作する。
次に、VCO4の発振特性の評価する場合には、テスト制御信号7により選択回路42のスイッチ43がON、スイッチ44がOFFとなり、VCO入力制御端子8に接続された電圧電流変換回路40の出力電流が選択回路41により選択される。これにより、VCO4は、VCO入力制御端子8により制御されることとなり、ループフィルタ3の電圧とは無関係となる。すなわち、VCO入力制御端子8に任意の電圧を印加し、VCO4の発振特性を評価することが可能となる。
以上のような構成により、本実施形態では、VCO4の発振特性を評価するための選択スイッチ42が電圧制御発振器4内の2個の電圧電流変換回路40、41の後段に配置されているので、従来のようにVCO4の発振特性を評価するためのVCO入力制御端子8をハイインピーダンス状態となるループフィルタ3にスイッチを介して接続する必要がない。従って、ループフィルタ3に追加する発振特性評価用の選択スイッチからの微弱なリーク電流よるループフィルタ電圧の時間変動を完全に排除でき、出力周波数の時間変動を抑制することができる。
ここで、図1におけるVCO4の電圧電流変換回路40、41と選択回路42の構成例を図2、図3に示す。
図2では、電圧電流変換回路40、41は、ゲートを入力端子、ソースをグランド端子、ドレインを出力端子としたNチャンネルトランジスタ(以下、NTr)で構成されている。また、選択回路42は、VCO入力制御端子8が入力となる電圧電流変換回路40に接続されたNTrスイッチ48と、ループフィルタ3が入力となる電圧電流変換回路41に接続されたNTrスイッチ49、及び、Pチャンネルトランジスタ(以下、PTr)46、47で構成された電流折り返しのためのカレントミラー回路で構成されている。
図2のVCO4の構成では、PLL回路として動作する場合は、テスト制御信号7により、NTrスイッチ48がOFF、NTrスイッチ49がONとなり、VCO4の発振特性の評価する場合には、テスト制御信号7により、NTrスイッチ48がON、NTrスイッチ49がOFFとなるように動作する。尚、NTrスイッチ48、49は、CMOSスイッチ、PTrスイッチでも良い。また、PTr46、47で構成されたカレントミラーが不要な構成としても良い。
次に、図3において、電圧電流変換回路40、41は、ゲートを入力端子、ソースを電源端子、ドレインを出力端子としたPTrにより構成されている。また、選択回路42は、VCO入力制御端子8が入力となる電圧電流変換回路40に接続されたPTrスイッ50と、ループフィルタ3が入力となる電圧電流変換回路41に接続されたPTrスイッチ51とにより構成されている。図3のVCO4の構成では、PLL回路として動作する場合は、テスト制御信号7により、PTrスイッチ50がOFF、PTrスイッチ51がONとなり、VCO4の発振特性の評価する場合には、テスト制御信号7により、PTrスイッチ50がON、PTrスイッチ51がOFFとなるように動作する。尚、PTrスイッチ50、51は、CMOSスイッチ、NTrスイッチでも良い。
以上のような図2及び図3の構成において、VCO入力制御端子(VCOの発振特性評価の入力端子)8側に切り替えるための選択回路42は、電圧制御発振器4の内部の電流バイアスされた箇所に配置されているので、従来のようにループフィルタ3のハイインピーダンス状態の出力部分に選択スイッチを配置する必要がない。よって、従来のように選択スイッチからの微弱なリーク電流よるループフィルタの出力電圧の時間変動を完全に排除でき、出力周波数の時間変動を有効に抑制することができる。
しかも、前記図2及び図3の構成において、電圧電流変換回路40、41は、NTrのみ又はPTrのみで構成できる。従って、NTr又はPTrのみを近接配置するだけで容易に同一の電圧電流特性を得ることができる。その結果、通常動作時と発振特性の評価時とで使用する電圧電流変換回路は異なるものの、その2つの電圧電流変換回路40、41が同一の電圧電流変換特性を持つので、電圧制御発振器4の特性を精度良く評価することが可能である。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図4は本発明の実施形態2におけるPLL回路の構成図である。
図4において、実施形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を省略する。
図4において、実施形態1と相違する点は、電圧電流変換回路40、41が、電圧電流変換回路の入力端子を負極側の入力信号とする演算増幅器52と、ゲート端子が前記演算増幅器52の出力に、ソース端子が電源に、ドレイン端子が前記演算増幅器52の正極入力に接続されたPTr54と、前記PTr54のドレイン端子とグランドとの間に接続された抵抗53と、ゲート端子が前記演算増幅器52の出力に、ソース端子が電源に、ドレイン端子が電圧電流変換回路の出力となるPTr55で構成されている点である。
以上のような構成において、演算増幅器52の正極側の電圧は電圧電流変換回路の入力電圧と等しくなり、この電圧が抵抗53に加わるので、電圧電流変換回路の入力電圧を抵抗53の抵抗値で割った値の電流がPTr54に流れる。そして、この電流がPTr55によりカレントミラーされて電圧電流変換回路の出力電流となる。ここで、抵抗53の抵抗値は一定であるため、以上のような構成とすることにより、線形性の良い電圧電流変換回路を得ることができる。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図5は本発明の実施形態2におけるPLL回路の構成図である。
図5において、実施形態2の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図5において、実施形態2と相違する点は、ループフィルタ3の電圧を入力とする電圧電流変換回路41を構成する演算増幅器52の正極側の入力信号を、ループフィルタ3の電圧をモニタするためのループフィルタ電圧モニタ端子56とした点である。
以上のような構成にすることにより、新たな回路の追加なしでPLL動作中のループフィルタ電位の観測が可能となる。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図6は本発明の実施形態4におけるPLL回路の構成図である。
図6において、実施形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図6において、実施形態1と相違する点は、チャージポンプ回路2を構成するユニティゲインバッファ35の出力信号をループフィルタ電圧モニタ端子56としている点である。
一般的なチャージポンプ回路は、図6に示すように、充電電流源36と、放電電流源37と、充電電流源36とチャージポンプ回路の出力間に接続されるスイッチ33と、放電電流源37とチャージポンプ回路2の出力間に接続されるスイッチ34と、チャージポンプ回路の出力に入力が接続されたユニティゲインバッファ35と、充電電流源36とユニティゲインバッファ35の出力間に接続されたスイッチ31と、放電電流源37とユニティゲインバッファ35の出力間に接続されたスイッチ32で構成される。
ここで、位相比較器1からUP信号18が入力された場合、スイッチ33はON、スイッチ31はOFFとなり、UP信号18が入力されなかった場合、スイッチ33はOFF、スイッチ31はONとなる。また、位相比較器1からDOWN信号19が入力された場合には、スイッチ34はON、スイッチ32はOFFとなり、DOWN信号19が入力されなかった場合には、スイッチ34はOFF、スイッチ32はONとなる。これにより、チャージポンプ回路2は、位相比較器1で検出された位相差信号に応じた電荷をループフィルタ3に出力することができる。
ここで、前記ユニティゲインバッファ35は、位相比較器1からUP信号18、DOWN信号19が入力されていない間、ループフィルタ3の電圧をスイッチ31、スイッチ32を介して、充電電流源36、放電電流源37に加える役目をしている。こうすることにより、位相比較器1からUP信号18又はDOWN信号19が入力された場合に、充電電流源36、放電電流源37には既にループフィルタ3の電圧が印加された状態となっているため、素早く所定の電流を出力することができる。
実施形態4では、上述した一般的なチャージポンプ回路を構成するユニティゲインバッファ35の出力をループフィルタ3の電圧モニタ端子として利用する。上述したようにユニティゲインバッファ35は、ループフィルタ3の電圧を出力しているので、そのままループフィルタ電圧モニタ端子56として利用可能である。
すなわち、以上のような構成にすることにより、新たな回路の追加なしでPLL動作時のループフィルタ3の電位の観測が可能となる。
尚、実施形態2においても、同様な構成をとることができる。
(実施形態5)
以下、本発明の実施形態5におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図7(a)は本発明の実施形態5におけるPLL回路の構成図である。また図7(b)は、新たに追加したLPF制御回路の構成図である。
図7(a)において、実施形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図7(a)において、実施形態1と相違する点は、位相比較器1とチャージポンプ回路2の間にLPF制御回路(制御回路)9を配置した点である。LPF制御回路9は、LPF制御信号10により、チャージポンプ回路2の出力状態を制御することにより、ループフィルタ3を充電し続けて電源電圧、又は、放電し続けてグランド電圧とする役目を持つ。
図7(b)は、LPF制御回路9の構成例を示したものである。
図7(b)において、LPF制御回路9は、LPF制御信号10のH信号16とL信号17とを入力とするNOR回路11と、位相比較器1のUP信号18と前記NOR回路11の出力とを入力とするAND回路12と、位相比較器1のDOWN信号19と前記NOR回路11の出力とを入力とするAND回路13と、LPF制御信号10のH信号16と前記AND回路12の出力とを入力とするOR回路14と、LPF制御信号10のL信号17と前記AND回路13の出力を入力とするOR回路15で構成されており、前記OR回路14の出力がチャージポンプ回路2の出力状態を充電出力状態とするUP信号20となり、前記OR回路15の出力がチャージポンプ回路2の出力状態を放電出力状態とするDOWN信号21となる。
以上のような構成において、ループフィルタ3の電圧を電源電圧とする場合は、LPF制御信号10のH信号16をHigh、L信号17をLowとする。これにより、NOR回路11の出力がLowとなり、AND回路12、13により、位相比較器1からのUP信号18、DOWN信号19がゲーティングされ、OR回路14、15の一方の入力はLowが入力されることになる。そして、OR信号14のもう一方にはH信号16のHighが入力されるので、UP信号20はHighとなり、OR回路15のもう一方にはL信号17のLowが入力されるので、DOWN信号21はLowとなる。従って、チャージポンプ回路2の出力はループフィルタ3を充電し続け、その電圧は、電源電圧となる。
次に、ループフィルタ3の電圧をグランド電圧とする場合は、LPF制御信号10のH信号16をLow、L信号17をHighとする。これにより、NOR回路11の出力がLowとなり、AND回路12、13により、位相比較器1からのUP信号18、DOWN信号19がゲーティングされ、OR回路14、15の一方の入力はLowが入力されることになる。そして、OR信号14のもう一方にはH信号16のLowが入力されるので、UP信号20はLowとなり、OR回路15のもう一方にはL信号17のHighが入力されるので、DOWN信号21はHighとなる。従って、チャージポンプ回路2の出力はループフィルタ3を放電し続け、その電圧は、グランド電圧となる。
次に、通常のPLL回路として動作させる場合は、LPF制御信号10のH信号16、L信号17を共にLowとする。こうすることで、NOR回路11の出力はHighとなり、AND回路12、13は、位相比較器1からのUP信号18、DOWN信号19をそのままスルーする。また、OR回路14、15の入力信号であるH信号16、L信号17はLowであるため、AND回路12、13の出力信号をそのままスルーする。すなわち、LPF制御回路9の出力信号であるUP信号20、DOWN信号21は、位相比較器1のUP信号18、DOWN信号19そのもととなる。すなわち、通常のPLL回路として動作する。
以上のような構成によって、ループフィルタ3に余分な回路を付加することなく、ループフィルタ3をグランド電圧としてからのPLL回路引き込み動作、及び、ループフィルタ3を電源電圧としてからのPLL回路引き込み動作を検査することが可能となる。また、VCO入力制御端子8を利用しなくても、ループフィルタ3の電圧をグランド電圧及び電源電圧とした場合のVCO4の発振周波数を測定することにより、VCO4の発振周波数範囲の確認が可能となる。
(実施形態6)
以下、本発明の実施形態6におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図8(a)は本発明の実施形態6におけるPLL回路の構成図であり、図8(b)は、図8(a)におけるLPF制御回路9、チャージポンプ回路2の構成例を示している。
図8(a)、図8(b)において、実施形態5の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図8(a)において、実施形態5と相違する点は、チャージポンプ回路2にもLPF制御信号10が入力され、そして、LPF制御信号10により充放電電流が増加する機能を有するチャージポンプ回路2で構成されている点である。
図8(b)において、チャージポンプ回路2は、実施形態4で説明した一般的なチャージポンプ回路に、制御信号22により制御されるスイッチ25、26と、前記スイッチ25を介して充電電流源36と並列に接続された電流源23と、前記スイッチ26を介して放電電流源37と並列に接続された電流源24とにより構成される。図8(b)の構成例では、チャージポンプ回路2に入力される制御信号22を、出力制御回路9内のNOR回路11の出力をインバータ回路27で反転して生成している。これにより、LPF制御信号10のH信号16とL信号17とを受けてLPF出力制御中であることを判定する論理ゲートをチャージポンプ回路2内で構成する必要がなくなる。
以上のような構成において、LPF制御信号10のH信号16、L信号17を入力してチャージポンプ回路2の出力状態を制御し、ループフィルタ3の電圧をグランド電圧又は電源電圧に制御する場合、チャージポンプ回路2に制御信号22が入力され、スイッチ25、26はONとなる。これにより、充電電流源36に電流源23、放電電流源37に電流源26が各々並列に接続されることになり、ループフィルタ3に出力される充放電電流が増加する。PLL回路として通常動作する場合は、制御信号22は入力されず、スイッチ25、26はOFFとなり、チャージポンプ回路2の充放電電流は、通常動作時の電流量となる。
以上のような構成により、ループフィルタ3の電圧をチャージポンプ回路2の充放電電流でグランド電圧や電源電圧に制御する時に、充放電電流を増加させることができるので、ループフィルタ3の電圧を素早くグランド電圧又は電源電圧に制御することができる。すなわち、ループフィルタ3をグランド電圧又は電源電圧としてからのPLL引き込み確認、及び、VCO4の発振周波数範囲の確認時間を短縮することができる。
(実施形態7)
以下、本発明の実施形態7におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図9は本発明の実施形態7におけるPLL回路の構成図である。図9において、実施形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図9において、実施形態1と相違する点は、チャージポンプ回路2にテスト制御信号端子7、VCO入力制御端子8が設けられており、チャージポンプ回路2は、テスト制御信号7、VCO入力制御端子8からの信号により、ループフィルタ3に任意の電圧を与える機能を有している点である。
図9において、チャージポンプ回路2は、実施形態4で説明した一般的なチャージポンプ回路に、充電電流源36と可変抵抗器38とをテスト制御信号(制御信号)7により切り替えるスイッチ60、61と、放電電流源37と可変抵抗器39とを前記テスト制御信号7により切り替えるスイッチ62、63を追加した構成となっている。ここで、2個の可変抵抗器38、39は、VCO入力制御端子8からの信号により、抵抗値を可変にさせることができる。
以上のような構成において、PLL回路として動作する場合は、テスト制御信号7によりスイッチ60、61が各々充電電流源36、放電電流源37に接続される。これにより、図9におけるチャージポンプ回路2は、実施形態4で説明した一般的なチャージポンプ回路2と全く同じ構成となり、チャージポンプ回路として動作する。
次に、VCO4の発振特性の評価する場合には、テスト制御信号7によりスイッチ60、62は各々可変抵抗器38、39に接続される。また、スイッチ31、32、33、34は、実施形態4で説明したチャージポンプ回路としての動作をさせるのではなく、スイッチ33、スイッチ34は強制的にON、スイッチ31、スイッチ32が強制的にOFFとする。従って、ループフィルタ3には、可変抵抗器38、可変抵抗器39が接続された形となり、VCO入力制御端子からの信号により可変抵抗器38、39の抵抗値を変えることにより、ループフィルタ3に任意の電圧を印加することができる。すなわち、VCO4の入力電圧に対する発振特性を評価することが可能となる。
以上のような構成とすることにより、VCOの発振特性を評価するための入力電圧を印加するための端子をスイッチ介してハイインピーダンスとなるループフィルタ3に追加する必要がなくなる。従って、スイッチからの微弱なリーク電流よるループフィルタ電圧の時間変動を完全に排除でき、出力周波数の時間変動を抑制することができる。
(実施形態8)
以下、本発明の実施形態8におけるPLL回路について、図面を参照しながら説明する。
図10は本発明の実施形態8におけるPLL回路の構成図である。図10において、実施形態7の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略する。
図10において、実施形態7と相違する点は、チャージポンプ回路2を構成するユニティゲインバッファ35の出力側をループフィルタ電圧モニタ端子56としている点である。
このような構造にすることにより、新たな回路の追加なしに、PLL動作中のループフィルタ3の電圧をモニタすることができる。また、ループフィルタ3に任意の電圧を与えているときには、チャージポンプ回路2から可変抵抗器38、39の抵抗比率により決まる電圧が印加されているか確認するモニタ端子として利用することができる。
以上説明したように、本発明は、電圧制御発振器の発振特性を評価するためのスイッチによる出力周波数の時間変動を抑制できるので、半導体集積回路に搭載されるPLL回路として有用である。
本発明の実施形態1におけるPLL回路の構成図である。 同実施形態のPLL回路において他の電圧制御発振器の構成例を示す図である。 同PLL回路において更に他の電圧制御発振器の構成例を示す図である。 本発明の実施形態2におけるPLL回路の構成図である。 本発明の実施形態3におけるPLL回路の構成図である。 本発明の実施形態4におけるPLL回路の構成図である。 (a)は本発明の実施形態5におけるPLL回路の構成図、同図(b)は同PLL回路に備えるLPF制御回路の構成例を示す図である。 (a)は本発明の実施形態6におけるPLL回路の構成図、同図(b)は同PLL回路に備えるLPF制御回路及びチャージポンプ回路の内部構成を示す図である。 本発明の実施形態7におけるPLL回路の構成図である。 本発明の実施形態8におけるPLL回路の構成図である。 従来のPLL回路の構成図である。
1 位相比較器
2 チャージポンプ回路
3 ループフィルタ
4 電圧制御発振器
5 分周回路
7 テスト制御信号
8 VCO入力制御端子
9 LPF制御回路(制御回路)
10 LPF制御信号
35 ユニティゲインバッファ
40、41 電圧電流変換回路
42 選択回路
45 電流制御発振器
52 演算増幅回路

Claims (10)

  1. 位相比較器、チャージポンプ回路、ループフィルタ、電圧制御発振器、及び分周回路により構成されるPLL回路において、
    前記電圧制御発振器は、
    少なくとも2つの入力端子と、
    前記2つの入力端子の各々の電圧を電流に変換する2個の電圧電流変換回路と、
    前記2個の電圧電流変換回路の何れか一方を選択する選択回路と、
    前記選択回路により選択された電圧電流変換回路の出力電流により発振周波数が変化する発振器とを備え、
    前記電圧制御発振器の少なくとも1つの入力端子が前記ループフィルタに接続され、他の少なくとも1つの入力端子は、前記電圧制御発振器の評価のための入力端子となっている
    ことを特徴とするPLL回路。
  2. 前記請求項1記載のPLL回路において、
    前記電圧電流変換回路は、
    ゲートを入力端子、ソースをグランド端子、ドレインを出力端子としたNチャンネルトランジスタにより構成されている
    ことを特徴とするPLL回路。
  3. 前記請求項1記載のPLL回路において、
    前記電圧電流変換回路は、
    ゲートを入力端子、ソースを電源端子、ドレインを出力端子としたPチャンネルトランジスタにより構成されている
    ことを特徴とするPLL回路。
  4. 前記請求項1記載のPLL回路において、
    前記電圧電流変換回路は、
    前記2つの入力端子のうち一方を負極側入力とする演算増幅器と、
    ゲートを前記演算増幅器の出力側に、ソースを電源端子に、ドレインを前記演算増幅器の正極側入力に接続したPチャンネルトランジスタと、
    前記Pチャンネルトランジスタのドレインとグランド端子との間に接続された抵抗と、
    ゲートを前記演算増幅器の出力側に、ソースを電源端子に接続し、ドレインを出力端子としたPチャンネルトランジスタとにより構成されている
    ことを特徴とするPLL回路。
  5. 前記請求項4記載のPLL回路において、
    前記電圧電流変換回路において、
    前記ループフィルタに接続された入力端子が負極側入力に接続された演算増幅器には、この演算増幅器の正極側入力に接続されたループフィルタ電圧のモニタ端子を有する
    ことを特徴とするPLL回路。
  6. 前記請求項1〜4の何れか1項に記載のPLL回路において、
    前記チャージポンプ回路は、
    充電電流源と、
    放電電流源と、
    前記充電電流源と前記チャージポンプ回路の出力側との間に接続されるスイッチと、
    前記放電電流源と前記チャージポンプ回路の出力との間に接続されるスイッチと、
    前記チャージポンプ回路の出力側に入力が接続されるユニティゲインバッファと、
    前記充電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力側との間に接続されるスイッチと、
    前記放電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力側との間に接続されるスイッチとにより構成され、
    前記チャージポンプ回路を構成するユニティゲインバッファの出力側は前記ループフィルタ電圧のモニタ端子とされている
    ことを特徴とするPLL回路。
  7. 前記請求項1〜6の何れか1項に記載のPLL回路において、
    前記チャージポンプ回路の出力状態を制御して、前記ループフィルタの電圧をグランド電圧又は電源電圧に制御する制御回路を備える
    ことを特徴とするPLL回路。
  8. 前記請求項7記載のPLL回路において、
    前記チャージポンプ回路は、
    前記制御回路により前記ループフィルタの電圧をグランド電圧又は電源電圧に制御するに際し、充放電電流を増加させる機能を持つ
    ことを特徴とするPLL回路。
  9. 位相比較器と、チャージポンプ回路と、ループフィルタと、電圧制御発振器と、分周回路とにより構成されるPLL回路において、
    前記チャージポンプ回路は、
    充電電流源と、
    放電電流源と、
    前記充電電流源と前記チャージポンプ回路の出力との間に接続されるスイッチと、
    前記放電電流源と前記チャージポンプ回路の出力との間に接続されるスイッチと、
    前記チャージポンプ回路の出力に入力が接続されるユニティゲインバッファと、
    前記充電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力との間に接続されるスイッチと、
    前記放電電流源と前記ユニティゲインバッファの出力との間に接続されるスイッチとを備え、
    更に、他のスイッチを介して前記充電電流源と放電電流源とに並列に接続された2つの可変抵抗器を備え、
    前記ループフィルタの出力側は前記電圧制御発振器にスイッチを介さずに直接に接続されていて、
    前記他のスイッチにより前記充電電流源と放電電流源とを切り離して前記2個の可変抵抗器に切り替えた際に、前記2個の可変抵抗器の抵抗比率を制御することにより、前記ループフィルタに任意の電圧を印加して、前記電圧制御発振器を評価する機能を有する
    ことを特徴とするPLL回路。
  10. 前記請求項9記載のPLL回路において、
    前記チャージポンプ回路のユニティゲインバッファの出力側は、前記ループフィルタの電圧をモニタするモニタ端子とされている
    ことを特徴とするPLL回路。
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