JP2009124530A - 圧電発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】VCXOを用いて電圧制御機能を持たない水晶発振器を構成した場合でも位相雑音特性の向上を図ることができる圧電発振器を提供する。
【解決手段】ゲートとバックゲートを備え、ゲートが発振用増幅器4の入力側と出力側にそれぞれ接続され、バックゲートがそれぞれキャパシタCB3を介して接地されたバラクタD1、D2と、一端がバラクタD1、D2のゲートにそれぞれ接続されたキャパシタCB4、CB5と、キャパシタCB4の他端と接地間、キャパシタCB5の他端と接地間にそれぞれ設けられたスイッチS1、S2と、を備えた発振回路2と、バラクタD1、D2のバックゲートに印加する第1の制御電圧と、電圧生成回路3と、を備え、電圧生成回路3は、周波数固定モードの場合、バラクタD1、D2のゲート電圧と同じ電圧を第1の制御電圧として生成すると共に、スイッチS1、S2をオンにする電圧を第2の制御電圧として生成するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電発振器に関わり、特に周波数電圧制御機能を備えた圧電発振器の発振周波数を固定して使用する場合の位相雑音を改善するのに好適なものである。
従来の周波数電圧制御機能を備えた水晶発振器(以下、「VCXO」と称する)は、外部から印加される制御電圧によって、可変容量ダイオードやMOS型可変容量素子の端子間電圧を調整し、これら可変容量素子の端子間容量値を制御することで所望の発振周波数を得るようにしていた。
ところで、上記したようなVCXOは、水晶振動子や可変容量素子、更にはその他の増幅回路等の電気的特性のバラツキの影響を受けて個体間で端子間電圧変化に対する周波数変化量(周波数感度)にバラツキがある。このため、個体間のバラツキを小さくするために、バラツキに応じて端子間電圧の調整を行うようにしていた。このようなバラツキを調整するには、VCXOにゲインコントロールユニットを設けることが考えられる。ゲインコントロールユニットは、制御電圧の電圧利得を利用して所望の端子間電圧を発生するものであり、例えばオペアンプにより構成される。
図9は、特許文献1に開示されている従来のVCXOの回路構成を示した図である。
この図9に示す従来のVCXO50は、所定の周波数で励振される水晶振動子51と、この水晶振動子51に電流を流して励振させる発振用増幅器52と、電圧制御型の可変容量素子D1、D2と、発振用増幅器52の出力端子と入力端子を接続して信号をフィードバックするフィードバック抵抗Rfと、外部制御電圧VCをゲインコントロールするゲインコントロール部53と、ゲインコントロール部53から出力されるゲインコントロール電圧VAFCを可変容量素子D1、D2に印加する高抵抗素子RA、RBと、容量素子として働くコンデンサCB1、CB2、CB3と、コントロール電圧VAFCを分圧する抵抗素子RC、RDと、発振信号を外部に出力する出力バッファ部54とを備える。
このようなVCXO50では、MOS型の可変容量素子D1、D2を配置し、可変容量素子D1のゲートG1はコンデンサCB1を介して発振用増幅器52の入力側に接続され、また、可変容量素子D2のゲートG2はコンデンサCB2を介して発振用増幅器52の出力側に接続される。更に、可変容量素子D1のバックゲートB1と可変容量素子D2のバックゲートB2は接続されてコンデンサCB3を介して接地される。また、ゲインコントロール部53のコントロール電圧VAFCは、高抵抗素子RAを介して可変容量素子D1のゲート側G1に印加されると共に、高抵抗素子RBを介して可変容量素子D2のゲートG2に印加される。更に、分圧抵抗素子RCとRDを直列接続した回路の一端子を接地し、その他端子にゲインコントロール部53のコントロール電圧VAFCを印加するようにしている。分圧抵抗素子RCとRDの接続点は、可変容量素子D1のバックゲートB1及び可変容量素子D2のバックゲートB2の接続点と接続するようにしている。
特開2006−33092公報
ところで、上記したようなVCXOを用いて周波数電圧制御機能を持たない水晶発振器を実現する方法としては、上記した電圧制御端子に一定電圧を印加することが考えられる。このように構成した場合は、VCXOに、例えばIC化した一種類の発振器用回路部品を用いて電圧制御機能を持つ水晶発振器と、電圧制御機能を持たない水晶発振器の両方を構成することができるので経済的であるという利点がある。
しかしながら、VCXOを用いて電圧制御機能を持たない水晶発振器を構成した場合は、可変容量素子の代わりに固定容量を備えた水晶発振器と比較すると位相雑音特性(C/N特性)が劣るという問題点があった。これは、VCXOに備えられている可変容量素子を制御するための制御電圧に含まれる雑音電圧信号の影響を受けるからである。特に、容量可変感度が高いMOS型の可変容量素子を使用したVCXOでは位相雑音特性に与える影響が大きいという問題点があった。
そこで、本発明は上記したような問題を鑑みてなされたものであり、VCXOの制御電圧を一定値に保つような電圧制御機能を持たせた水晶発振器を構成した場合の位相雑音特性を改善することができる圧電発振器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の圧電発振器は、圧電振動子と、圧電振動子を励振させるための発振用増幅器と、ゲートが発振用増幅器の入力側または出力側の少なくともいずれかに接続され且つバックゲートが第1の容量素子を介して接地された第1の可変容量素子を有する可変容量回路と、第1の可変容量回路のゲートに一端子が接続された第2の容量素子と、第2の容量素子の他端子と接地間に設けられた第1のスイッチと、を備えた発振回路と、第1の可変容量素子のバックゲートに印加する第1の制御電圧と、第1のスイッチを制御する第2の制御電圧および第1の可変容量素子のバックゲートに印加する第3の制御電圧を出力する電圧生成回路と、を備えたことを特徴とする。
このような本発明によれば、発振回路を周波数固定モードで動作させる場合は、第1のスイッチをオンにしたうえで、第1の制御電圧を第1の可変容量回路のゲート電圧と同じ電圧レベルに固定するようにした。これにより、第1の可変容量回路のゲート−バックゲート間の電位差を略0Vにできるので、第1の可変容量回路において発生する周波数変調雑音を低減することができ、圧電発振器の位相雑音特性の改善を図ることができる。
また本発明の圧電発振器は、可変容量回路は、ゲートが発振用増幅器の出力側または出力側の少なくともいずれかに接続され且つバックゲートが第1の容量素子を介して接地された第2の可変容量素子を備え、第2の可変容量素子のゲートに一端子が接続された第3の容量素子と、第3の容量素子の他端子と接地間に設けられた第2のスイッチと、を備え、第1の可変容量素子のバックゲートに印加する第1の制御電圧と、第1のスイッチと第2のスイッチとを制御する第2の制御電圧および第1の可変容量素子のバックゲートと第2の可変容量素子とに印加する第3の制御電圧を出力する電圧生成回路と、を備えたことを特徴とする。これにより、第1及び第2の可変容量素子のゲート−バックゲート間の電位差を略0Vにできるので、第1及び第2の可変容量素子において発生する周波数変調雑音を低減することができ、圧電発振器の位相雑音特性の改善を図ることができる。
また本発明の圧電発振器は、発振回路が該発振器回路の外部から入力される電圧制御により周波数制御される電圧制御圧電発振器であり、第1の制御電圧が外部制御電圧に基づく電圧であり、第1のスイッチがオフの状態であることを特徴とする。
このような本発明によれば、従来のように電圧生成回路に能動素子を使用していないので、周波数電圧制御モードで動作させる場合でも、能動素子に起因するノイズの抑制することができるので圧電発振器の位相雑音特性を改善することができる。
また本発明の圧電発振器は、発振回路が該発振器回路の外部から入力される電圧制御により周波数制御される電圧制御圧電発振器であり、第1の制御電圧が外部制御電圧に基づく電圧であり、第1のスイッチと第2のスイッチとがオフの状態であることを特徴とする。このような本発明によれば、従来のように電圧生成回路に能動素子を使用していないので、周波数電圧制御モードで動作させる場合でも、能動素子に起因するノイズの抑制することができるので圧電発振器の位相雑音特性を改善することができる。
本発明の圧電発振器は、電圧生成回路が、固定電圧が印加される第1の端子と、外部制御電圧が印加される第2の端子と、第1の端子と第2の端子との間に直列接続された複数の抵抗及び入力抵抗と、複数の抵抗の直列回路の一つの接続点を選択し出力電圧を出力させるために複数のスイッチから構成されたスイッチ回路網と、スイッチ回路網の出力電圧と第3の制御電圧と等しい電圧を発生する電圧源とを選択可能な第3のスイッチと、第3のスイッチの出力電圧を第1の制御電圧として出力する第3の端子と、を有する抵抗切替部と、複数の抵抗に電流を供給する電流供給部と、備えている。
このような本発明によれば、従来のように電圧生成回路に能動素子を使用していないので、低消費電力化や、ICチップの小型化を図ることが可能になる。
本発明の圧電発振器は、電圧生成回路が、固定電圧が印加される第1の端子と、外部制御電圧が印加される第2の端子と、第1の端子と第2の端子との間に直列接続された複数の抵抗及び入力抵抗と、複数の抵抗の直列回路の一つの接続点を選択し出力電圧を出力させるために複数のスイッチから構成されたスイッチ回路網と、スイッチ回路網の出力電圧と第3の制御電圧と等しい電圧を発生する電圧源とを選択可能な第3のスイッチと、第3のスイッチの出力電圧を第1の制御電圧として出力する第3の端子と、を有する抵抗切替部と、複数の抵抗に電流を供給する電流供給部と、備え、固定電圧をVref1、外部制御電圧をVc、複数の抵抗それぞれの抵抗値をr、入力抵抗の抵抗値をRin、複数の抵抗の数をm、複数のスイッチにより選択した複数の抵抗の選択数をn、定電流の設定値をIoffとしたとき、{Vref1+n×r×[(VC−Vref1)/(m×r+Rin)]}で与えられる第1の電圧と、{−(n×r×Ioff)}で与えられる第2の電圧との重ね合わせにより規定される第3の電圧を、第3の端子から第1の制御電圧として出力することを特徴とする。
このような本発明によれば、外部制御電圧に基づいて生成される第3の電圧は、外部制御電圧との関係を、能動素子を用いることなく、複数の抵抗のうち少なくとも1つの抵抗を選択しかつ定電流の電流値を設定することにより決定することから消費電流の増大を回避することができ小型化が可能になる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るVCXOの回路構成を示した図である。
この図1に示すVCXO1は、発振回路2と電圧生成回路3とにより構成される。
発振回路2は、水晶振動子X、発振用増幅器4、出力バッファ5、可変容量回路を構成する可変容量素子(以下、単に「バラクタ」と称する)D1、D2、抵抗Rf、高抵抗RA、RB、容量素子であるキャパシタCB1、CB2、CB3、CB4、CB5、入力抵抗RC、及び第1のスイッチS1、第2のスイッチS2等を備える。
発振用増幅器4は、水晶振動子Xを励振させる発振用の増幅器であり、その入力端子及び出力端子の間には発振用増幅器4の出力を入力側にフィードバックする抵抗Rfを接続し、発振用増幅器4の出力端子には出力バッファ5を接続する。出力バッファ5の出力側は出力端子t4に接続する。また発振用増幅器4の入力端子及び出力端子にはそれぞれキャパシタCB1、CB2の一端子を接続し、これらキャパシタCB1、CB2の他端子の間に水晶振動子Xを接続する。従って、発振用増幅器4は水晶振動子Xに対して並列に接続されていることになる。
更に、水晶振動子Xには直列に接続した交流阻止用の高抵抗RA、RBを並列に接続する。高抵抗RA、RBの接続点には入力端子t1を介して電圧生成回路3から第3の制御電圧である基準電圧Vrefが印加されており、この基準電圧Vrefが高抵抗RA、RBを介してそれぞれのバラクタD1、D2の各ゲートG1、G2にゲート電圧として印加されている。また、バラクタD1のゲートG1はキャパシタCB1を介して発振用増幅器4の入力側に接続され、バラクタD2のゲートG2はキャパシタCB2を介して発振用増幅器4の出力側に接続されている。
バラクタD1、D2は、MOS型バラクタにより構成される。バラクタD1、D2の各バックゲートB1、B2は、キャパシタCB3を介して接地電位GNDに接続する。また、バラクタD1、D2のバックゲートB1、B2は、入力抵抗RCを介して電圧生成回路3から第1の制御電圧VAFCが入力される入力端子t2に接続する。更に、キャパシタCB1、CB2の他端子には、それぞれキャパシタCB4、CB5の一端子を接続し、キャパシタCB4、CB5の他端子には、第1及び第2のスイッチであるスイッチS1、S2のドレインを接続する。スイッチS1、S2のソースは、接地電位GNDに接続する。スイッチS1、S2の各ゲートは、電圧生成回路3から第2の制御電圧XOSELが入力される入力端子t3に接続する。
図4は、上記したMOS型バラクタのC−V特性の一例を示した図であり、縦軸に容量値(C)、横軸にゲート−バックゲート端子間電圧(以下、端子間電圧と称する)VGBの印加電圧値(V)が示されている。この図4に示すように、端子間電圧VGBを直線的に変化させると、MOS型バラクタの容量値(CM)は図のように非線形に変化する。例えば、端子間電圧VGBがマイナス電位になると、容量値(CM)が減少して所定の電位から略一定の容量となり、電圧変化に対して容量変化がほとんど無くなる。また、端子間電圧VGBがプラス電位となると、容量値(CM)が増加して所定の電位から略一定の容量となり電圧変化に対して容量変化がほとんど無くなる。
ここで、容量が直線的に変化するときのMOS型バラクタD1、D2の端子間電圧VGB(VGB1〜VGB2)の領域を領域Eとした場合は、MOS型バラクタD1、D2の端子間電圧VGBが領域Eの範囲内にあれば、容量値(CM)が直線的に大きく変化するため、周波数変化を直線的に大きくすることができる。
上記のように構成される発振回路2は、電圧生成回路3から入力される第1の制御電圧VAFCに基づいて、発振周波数の周波数制御を行う周波数電圧制御モード、または発振周波数を所定周波数に固定する周波数固定モードで動作可能に構成される。
発振回路2を電圧制御圧電発振器として構成し周波数電圧制御モードで動作させる場合は、入力端子t3に入力する第2の制御電圧XOSELをLowレベル、即ち、スイッチS1、S2がオフになるように制御したうえで、入力端子t2に入力する第1の制御電圧VAFCを可変電圧とすることで、第1の制御電圧VAFCによりバラクタD1、D2の容量を変化させることが可能になる。よって発振回路2から出力される出力信号Foutの発振周波数fを第1の制御電圧VAFCに応じた周波数に制御することができる。
一方、発振回路2を周波数固定モードで動作させる場合は、入力端子t3に入力する第2の制御電圧XOSELをHighレベル、即ち、スイッチS1、S2がオンとなるように制御したうえで、入力端子t2に入力する第1の制御電圧VAFCをバラクタD1、D2のゲートに印加されている基準電圧Vrefと同じ電圧にした。このようにすると、バラクタD1、D2のゲートG1、G2とバックゲートB1、B2の電圧は全て基準電圧Vrefとなり、バラクタD1、D2のゲート−バック端子間電圧VGBがほぼ0Vとなる。これにより、バラクタD1、D2は電圧感度K0を減らすことができる。
また、バラクタD1、D2のゲートG1、G2及びバックゲートB1、B2に印加する電圧は、バラクタD1、D2の容量値がCmin領域となる電圧域とすることが好ましい。Cmin領域とは、端子間電圧の変化に対して可変容量の感度が0pF/V(実際にはばらつきを考慮して0〜5pF/V)の領域をいう。
下記式1によれば、電圧感度K0を減らすことで、基準電圧Vrefに重畳されたベースバンドノイズがバラクタD1、D2に印加された場合でも周波数変調雑音(FM雑音)を低減することができる。
そして発振回路2の位相雑音特性は、式2によれば水晶振動子XのQファクタや励振電力などによって決まる発振回路2に固有する位相雑音(L(f)OSC)と周波数偏重雑音(L(f)FM)との合成であるので周波数変調雑音を低減することにより改善される。
Figure 2009124530

Figure 2009124530
図2は、図1に示した電圧生成回路3の回路構成を示した図である。
図2に示す電圧生成回路3は、電流供給回路6と抵抗切替部7とにより構成される。また、電圧生成回路3には、入力端子t5を介して基準電圧Vref、入力端子t6を介して図示しない外部機器から外部制御電圧VCがそれぞれ入力される。また出力端子t7を介して基準電圧vref、出力端子t8を介して第1の制御電圧VAFC、出力端子t9を介して第2の制御電圧XOSELをそれぞれ出力する。
本実施形態のVCXO1では、この電圧生成回路3の出力端子t7、t8、t9を発振回路2の入力端子t1、t2、t3にそれぞれ接続するようにしている。さらに電圧生成回路3には入力端子t10、t11が設けられており、この入力端子t10、t11に図示しない外部装置からオフセット信号D0、D1が入力される。オフセット信号D0、D1は、後述する抵抗切替部7から電流供給回路6に流れ込むオフセト電流Ioffを制御するための信号である。
また電圧生成回路3の抵抗切替部7には、この図には示していないが、外部制御電圧VCと第1の制御電圧VAFCとの関係における傾きを規定する傾き信号SL1〜SL3が入力されており、電圧生成回路3は、周波数電圧制御モードのときは、これらのオフセット信号D0、D1、傾き信号SL1〜SL3、及び外部制御電圧VCに基づいて第1の制御電圧VAFCを生成する。
電流供給回路6は、例えば、NMOSトランジスタS3、S4、S5、PMOSトランジスタS6、S7からなるカレントミラー回路、開閉スイッチからなるスイッチS3a、S3b、S4a、S4b、2つのインバータIN1、IN2、及び電流源8により構成される。NMOSトランジスタS3、S4は、例えば、NMOSトランジスタS5に対して
トランジスタを構成する半導体素子のゲート幅又はゲート長が異なるように構成されており、これによりNMOSトランジスタS3に流れる電流i1とNMOSトランジスタS4に流れる電流i2の電流値がNMOSトランジスタS5に流れるドレイン電流に対してある一定の比率となるように構成されている。例えば、NMOSトランジスタS4を流れる電流i2の電流値は、NMOSトランジスタS5のドレイン電流の2倍であり、またNMOSトランジスタS3を流れる電流i1の電流値はNMOSトランジスタS5のドレイン電流の等倍に設定されている。
NMOSトランジスタS3は、そのドレインが抵抗切替部7に接続され、そのソースがGNDに接地されている。またNMOSトランジスタS3のゲートにはスイッチS3a、S3bの一端子がそれぞれ接続されている。スイッチS3bの他端子はGNDに接地されている。スイッチS3aの他端子にはNMOSトランジスタS5のゲートが接続する。
更にNMOSトランジスタS5のドレインにはカレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタS7のドレインを接続する。
これにより、スイッチS3aをONすると共にスイッチS3bをOFFした状態のときPMOSトランジスタS6とPMOSトランジスタS7および電流源8によってNMOSトランジスタS3にはNMOSトランジスタS5のドレイン電流と等しい値のドレイン電流が流れる。
スイッチS3aはオフセット信号D0をインバータIN1により反転した反転信号によってオン/オフが制御される。またスイッチS3bはオフセット信号D0によりオン/オフが制御される。従って、例えば、オフセット信号D0が「0」の場合、スイッチS3aがオン、スイッチS3bがオフになり、NMOSトランジスタS3が導通して電流i1が流れる。これに対して、オフセット信号D0が「1」の場合は、スイッチS3aがオフ、スイッチS3bがオンになり、NMOSトランジスタS3は非導通になって電流i1は流れない。
一方、NMOSトランジスタS4は、そのドレインが抵抗切替部7に接続され、そのソースがGNDに接地されている。またNMOSトランジスタS4のゲートにはスイッチS4a、S4bの一端子がそれぞれ接続されている。スイッチS4aの他端子にはNMOSトランジスタS5のゲートが接続する。スイッチS4bの他端子はGNDに接地されている。
これにより、スイッチS4aをONすると共にスイッチS4bをOFFした状態のときにPMOSトランジスタS6とPMOSトランジスタS7および電流源8によってNMOSトランジスタS4にはNMOSトランジスタ5のドレイン電流の2倍の値のドレイン電流が流れる。
スイッチS4aはオフセット信号D1をインバータIN2により反転した反転信号によってオン/オフが制御される。またスイッチS4bはオフセット信号D1によりオン/オフが制御される。従って、例えば、オフセット信号D1が「0」の場合、スイッチS4aがオン、スイッチS4bがオフになり、NMOSトランジスタS4が導通して電流i2が流れる。これに対して、オフセット信号D1が「1」の場合は、スイッチS4aがオフ、スイッチS4bがオンになり、NMOSトランジスタS4は非導通になって電流i2は流れない。
従って、このように電流供給回路6を構成した場合、例えば、オフセット信号D0が「1」、オフセット信号D1が「0」のときは、NMOSトランジスタS3を流れる電流i1によってオフセット電流offが決定される。一方、オフセット信号D0、D1が共に「1」のときは、NMOSトランジスタS3を流れる電流i1とNMOSトランジスタS4を流れる電流i2とによってオフセット電流offが決定されることになる。
図3は図2に示した抵抗切替部7の回路構成を示した図である。
この図3に示した抵抗切替部7は、抵抗ストリング型D/A変換部であり、入力抵抗RIN、抵抗R1〜R6、スイッチSA0〜SAW7、スイッチSB0〜SB3、スイッチSC0〜SC1、インバータINA、INB、INC、NAND回路9、インバータIND、及び第3のスイッチSDを備える。
抵抗切替部7の入力端子t21には、基準電圧Vrefを分圧抵抗により分圧した第1の基準電圧Vref1が入力され、入力端子t22には外部制御電圧VCとして、例えば、0〜3Vの電圧が入力される。なお、入力端子t23は、非接続端子である。また出力端子t24からは、第2の基準電圧Vref2、出力端子t25からは、第2の制御電圧XOSEL、出力端子t26からは、第1の制御電圧VAFCをそれぞれ出力される。また、抵抗切替部7には、入力端子t26、t27、t28が設けられており、これら入力端子t26、t27、t28に図示しない外部装置から3ビットの傾き信号SL1、SL2、SL3が入力される。
抵抗R1〜R6は、入力端子t21と出力端子t24(入力抵抗RINと抵抗R1との接続点)との間に直列接続されている。なお、抵抗R1〜R6の抵抗値は、同一とする。
入力抵抗RINは、入力端子t22と出力端子t24との間に設けられており、その抵抗値は抵抗R1〜R7の抵抗値に比較して大きい値とされる。
スイッチSA0〜SA7は、NMOSトランジスタからなり、例えば、スイッチSA0のドレインは、抵抗R1の一端子に接続され、スイッチSA1のドレインは、抵抗R1の他端子に接続され、スイッチSA0のソースとスイッチSA1のソースは、接続点CP1において接続されている。
同様に、スイッチSA2のドレインは、抵抗R3の一端子に接続され、スイッチSA3のドレインは、抵抗R3の他端子に接続され、スイッチSA2のソースとスイッチSA3のソースは、接続点CP2において接続されている。
また、スイッチSA4のドレインは、抵抗R5の一端子に接続され、スイッチSA5のドレインは抵抗R5の他端子に接続され、スイッチSA4のソースとスイッチSA5のソースは接続点CP3において接続されている。
一方、スイッチSA6のドレインは、抵抗R6の一端子と入力端子t21に接続され、スイッチSA7のドレインは、入力端子t23に接続され、スイッチSA6のソースとスイッチSA7のソースは、接続点CP4において接続されている。
さらにスイッチSA0、SA2、SA4、SA6のゲートには、入力端子t27を介して傾き信号SL1が印加されていると共に、スイッチSA1、SA3、SA5、SA7のゲートには、インバータINAにより反転された反転傾き信号SL11が印加される。
スイッチSB0〜SB3もまたNMOSトランジスタからなり、例えばスイッチSB0のドレインは、接続点CP1、スイッチSB1のドレインは、接続点CP2にそれぞれ接続され、スイッチSB0、SB1の各ソースは、接続点CP5において接続されている。
また、スイッチSB2のドレインは、接続点CP3、スイッチSB3のドレインは、接続点CP3にそれぞれ接続され、スイッチSB2、SB3の各ソースは、接続点CP6に接続されている。さらに、スイッチSB0、SB2のゲートには、入力端子t28を介して傾き信号SL2が印加されると共に、スイッチSB1、SB3のゲートには、インバータINBにより反転された反転傾き信号SL21が印加される。
スイッチSC0、SC1もまたNMOSトランジスタからなり、スイッチSC0のドレインは、接続点CP5に接続され、スイッチSC1のドレインは、接続点CP6に接続され、スイッチSC0、スイッチSC1のソースは、接続点CP7、即ち、第1の制御電圧VAFCを出力する出力端子t26に接続されている。また、スイッチSC0のゲートには、入力端子t29を介して傾き信号SL3が印加されると共に、スイッチSC1のゲートには、インバータINCにより反転された反転傾き信号SL31が印加される。
NAND回路9には、入力端子t27〜t29に入力された傾き信号SL1、SL2、SL3を各インバータINA、INB、INCで反転した反転傾き信号SL11、SL21、SL31が入力され、その出力は、インバータINDを介して出力端子t25から第2の制御電圧XOSELとして出力される。また、NAND回路9の出力は、PMOSトランジスタからなるスイッチSDのゲートにも印加される。スイッチSDのソースには、基準電圧Vrefが与えられ、そのドレインは、出力端子t26に接続される。
このように構成される抵抗切替部7は、傾き信号SL1、SL2、SL3により、抵抗R1〜R6の中から所望の抵抗を選択することができる。例えば、傾き信号SL1=「1」、傾き信号SL2=「0」、傾き信号SL3=「1」であるとき、傾き信号SL1=「1」により、スイッチSA0、SA2、SA4、SA6がオン(導通)、傾き信号SL2=「0」により、スイッチSB1、SB3がオン(導通)、傾き信号SL3=「1」により、スイッチSC0がオン(導通)になる。これにより、点P2が選択できる。
また、抵抗切替部7の抵抗R1〜R6は、基準電圧Vref1と、点P0での電圧(以下、「電圧VP0」という)との差電圧[Vref1−VP0]を6等分する。ここで、基準電圧Vref1は固定電圧であるのに対して、電圧VP0は、重ね合わせの定理により、可変である外部制御電圧VC及び可変であるオフセット電流loffにより決定されることから可変電圧となる。
また、抵抗R1〜R6の抵抗値rとし、抵抗R1〜R6の合成抵抗値を6r、入力抵抗RINの抵抗値をRinとすると、基準電圧Vref1から外部制御電圧VCに引き込む、もしくは掃き出される電流の電流値は[(Vref1−VC)/(6r+Rin)]となる。
抵抗R1〜R6のうち、n個の抵抗が傾き信号SL1〜SL3により選択されていると想定すると、点P6−n(以下、電圧VP(6−n)という)における電圧(第1の電圧)は、
{Vref1+n×r×[(VC−Vref1)/(6r+Rin)]}
で与えられる。
また、基準電圧Vref1を基準としたときの電圧VP(6−n)におけるオフセット電圧Voff(第2の電圧)は、n個の抵抗の合計抵抗値[n×r]と電流供給回路6からの定電流であるオフセット電流Ioffの電流値との乗算によって、
[−(n×r×loff]・・(式3)
で与えられる。なお、式3では電流供給回路6によって基準電圧Vref1から電流を引き込むことからマイナス記号が付されている。
この結果、電圧VP(6−n)は、第1の電圧と第2の電圧をそれぞれ加算した電圧となる。
さらに、上記したように傾き信号SL1=「1」、傾き信号SL2=「0」、傾き信号SL3=「1」であり、抵抗R1〜R6のうち、抵抗R3、R4、R5、R6が選択されているとすると、抵抗切替部7は第3の電圧として、
{Vref1+4×r×[(VC−Vref1/(6r+Rin)]}+{Vref1+[−(4×r×loff]}
を第1の制御電圧VAFCとして出力端子t26から出力する。
以上の説明からわかるように、電圧生成回路3は、発振回路2を周波数電圧制御モードで動作させる場合、入力される外部制御電圧VCと出力する第1の制御電圧VAFCとの関係を、傾き信号SL1、SL2、SL3と、オフセット信号D0、D1とにより変えることができる。即ち、傾き信号SL1、SL2、SL3により、抵抗R1〜R6のうち所望する抵抗を選択し、その結果、図5に示すように外部制御電圧VCと制御電圧VAFCとの関係における「傾き」を変えることができる。
また、オフセット信号D0、D1により、オフセット電流Ioffの大きさを変えることで、図6に示すように外部制御電圧VCと第1の制御電圧VAFCとの関係におけるオフセット電圧Voffの大きさを変えることができる。つまり、電圧生成回路3は、傾き信号SL1、SL2、SL3、及びオフセット信号D0、D1を変えることで、外部制御電圧VCと第1の制御電圧VAFCとの関係を図7に示すように変えることができる。
このように構成すれば、電圧生成回路3にオペアンプ等の能動素子を用いることなく、外部制御電圧VCと第1の制御電圧VAFCとの関係における「傾き」及び「オフセット電圧」を変えることができるので、発振回路2を周波数電圧制御モードで動作させる場合でも、従来のような発振回路2の位相雑音特性の悪化を回避することができる。また比較的消費電力が大きいオペアンプが不要になるため低消費電力化を図ることが可能になる。さらにオペアンプ用のトランジスタ素子や位相補償用のキャパシタも不要になるので、ICチップの小型化を図ることが可能になる。
また本実施形態のVCXO1は、発振回路2を周波数固定モードで動作させる場合は、電圧生成回路3に入力する傾き信号SL1=「0」、SL2=「0」、SL3=「0」とする。この場合は傾き信号SL1=「0」により、スイッチSA1、SA3、SA5、SA7がオン(導通)、傾き信号SL2=「0」により、スイッチSB1、SB3がオン(導通)、傾き信号SL3=「0」により、スイッチSC1がオン(導通)になる。これにより、未接続の入力端子t23が選択できる。このようにすれば、第1の制御電圧VAFCの出力端子t26は、第1及び第2の基準電圧Vref1、Vref2、及び外部制御電圧VCの入力端子t22と電気的に切り離されると共に、NAND回路9の出力がLowになることによりスイッチSDがオンになることで、第1の制御電圧VAFCの出力端子t26は基準電圧Vrefの電位にプルアップされる。また第2の制御電圧XOSELの出力端子t25はインバータINDの出力によりHighレベルとなる。
このように本実施形態の電圧生成回路3は、発振回路2を周波数固定モードで動作させる場合、第1の制御電圧VAFCとして基準電圧Vrefと、発振回2のスイッチS1、S2をオンにする第2の制御電圧XOSELを出力することで、発振回路2のバラクタD1、D2の端子間電圧VGBをほぼ0Vにできるので、バラクタD1、D2の電圧感度を低減することができる。これにより、バラクタD1、D2の周波数変調雑音を低減することができ、発振回路2の位相雑音を改善することができる。
さらに、本実施形態のVCXO1によれば、外部制御電圧VCにより周波数電圧制御を行う周波数電圧制御モードと、周波数電圧制御を行わない周波数固定モードの選択を、同一のICチップで行うことができるという利点がある。
また、本実施形態では、発振回路としてCMOS発振回路を適用した場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、発振回路は以下のように構成することも可能である。
図8は、本実施形態の圧電発振器に適用可能な発振回路の他の回路構成を示した図であり、(a)はコルピッツ型の発振回路、(b)はピアース型の発振回路の回路構成を示した図である。なお、図1と同一部品には同一符号を付して説明は省略する。
図8(a)に示すコルピッツ型の発振回路は、発振用増幅器であるトランジスタQ11のベースに水晶振動子Xの一端子が接続されていると共に、抵抗R11、R12から成るベースバイアス回路が接続され、更にベースと接地との間に負荷容量の一部を担うコンデンサC11、C12との直列回路が接続されている。そして、この直列回路の接続中点がトランジスタQ11のエミッタと抵抗R13との接続点に接続される。またトランジスタQ11のコレクタがコレクタ抵抗R14を介して電源Vccに接続する。
水晶振動子Xの他端子には、基準電圧Vrefを印加する。可変容量回路はバラクタD1により構成されており、バラクタD1のゲートG1は水晶振動子Xを介してトランジスタQ11の入力側(ベース)に接続される。バラクタD1のバックゲートB1はキャパシタCB3を介して接地電位GNDに接続する。またバラクタD1のバックゲートB1には、第1の制御電圧VAFCを入力する。更に、水晶振動子Xの他端子にはキャパシタCB4の一端子を接続し、キャパシタCB4の他端子には、スイッチS1のドレインを接続する。スイッチS1のソースは、接地電位GNDに接続する。スイッチS1のゲートには、第2の制御電圧XOSELを入力する。
図8(b)に示すピアース型の発振回路は、発振用増幅器であるトランジスタQ11のベースに水晶振動子Xの一端子が接続されていると共に、抵抗R11、R12から成るベースバイアス回路が接続され、更にベースと接地との間に負荷容量の一部を担うコンデンサC14が接続されている。またトランジスタQ11のコレクタがコレクタ抵抗R14を介して電源Vccに接続する。さらに、水晶振動子Xの他端子とトランジスタQ11のコレクタとの間にコンデンサC14を接続する。そして、バラクタD1のゲートG1は水晶振動子Xを介してトランジスタQ11の入力側(ベース)に接続されると共にコンデンサC14を介してトランジスタQ11の出力側(コレクタ)に接続される。なお、水晶振動子Xの他端子側の他の構成は、上記図8(a)と同様であるのでここでは説明を省略する。このように構成した場合は、発振回路に使用するバラクタとスイッチの個数を減らすことができる。
尚、図8に示す実施形態において、可変容量回路としてバラクタD1と並列に第2のバラクタを接続した構成を適用しても良い。
本発明の実施形態に係るVCXOの発振回路の回路構成を示した図。 図1に示した電圧生成回路3の回路構成を示した図。 図2に示した抵抗切替部7の回路構成を示した図。 MOS型バラクタのC−V特性を示した図。 本実施形態の電圧生成回路の外部制御電圧と第1の制御電圧との関係を示した図。 本実施形態の電圧生成回路の外部制御電圧と第1の制御電圧との関係を示した図。 本実施形態の電圧生成回路の外部制御電圧と第1の制御電圧との関係を示した図。 本実施形態の圧電発振器に適用可能な発振回路の他の回路構成を示した図。 従来のVCXOの回路構成を示した図。
符号の説明
1…VCXO、2…発振回路、3…電圧生成回路、4…発振用増幅器、5…出力バッファ、6…電流供給部、7…抵抗切替部、8…電流源、9…NAND回路、R1〜R6…抵抗、RIN…入力抵抗、SA0〜SA7、SB0〜SB3、SC0、SC1‥スイッチ、IN1、IN2、INA、INB、INC、IND…インバータ

Claims (6)

  1. 圧電振動子と、該圧電振動子を励振させるための発振用増幅器と、ゲートが前記発振用増幅器の入力側または出力側の少なくともいずれかに接続され且つバックゲートが第1の容量素子を介して接地された第1の可変容量素子を有する可変容量回路と、前記第1の可変容量回路のゲートに一端子が接続された第2の容量素子と、前記第2の容量素子の他端子と接地間に設けられた第1のスイッチと、を備えた発振回路と、
    前記第1の可変容量素子のバックゲートに印加する第1の制御電圧と、前記第1のスイッチを制御する第2の制御電圧および前記第1の可変容量素子のバックゲートに印加する第3の制御電圧を出力する電圧生成回路と、を備えたことを特徴とする圧電発振器。
  2. 前記可変容量回路は、ゲートが前記発振用増幅器の出力側または出力側の少なくともいずれかに接続され且つバックゲートが前記第1の容量素子を介して接地された第2の可変容量素子を備え、前記第2の可変容量素子のゲートに一端子が接続された第3の容量素子と、前記第3の容量素子の他端子と接地間に設けられた第2のスイッチと、を備え、
    前記第1の可変容量素子のバックゲートに印加する第1の制御電圧と、前記第1のスイッチと第2のスイッチとを制御する第2の制御電圧および前記第1の可変容量素子のバックゲートと第2の可変容量素子とに印加する第3の制御電圧を出力する電圧生成回路と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  3. 前記発振回路が該発振器回路の外部から入力される電圧制御により周波数制御される電圧制御圧電発振器であり、前記第1の制御電圧が前記外部制御電圧に基づく電圧であり、前記第1のスイッチがオフの状態であることを特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  4. 前記発振回路が該発振器回路の外部から入力される電圧制御により周波数制御される電圧制御圧電発振器であり、前記第1の制御電圧が前記外部制御電圧に基づく電圧であり、前記第1のスイッチと第2のスイッチとがオフの状態であることを特徴とする請求項2に記載の圧電発振器。
  5. 前記電圧生成回路は、固定電圧が印加される第1の端子と、前記外部制御電圧が印加される第2の端子と、前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列接続された複数の抵抗及び入力抵抗と、前記複数の抵抗の直列回路の一つの接続点を選択し出力電圧を出力させるために複数のスイッチから構成されたスイッチ回路網と、前記スイッチ回路網の出力電圧と前記第3の制御電圧と等しい電圧を発生する電圧源とを選択可能な第3のスイッチと、前記第3のスイッチの出力電圧を前記第1の制御電圧として出力する第3の端子と、を有する抵抗切替部と、前記複数の抵抗に電流を供給する電流供給部と、備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の圧電発振器。
  6. 前記電圧生成回路は、固定電圧が印加される第1の端子と、前記外部制御電圧が印加される第2の端子と、前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列接続された複数の抵抗及び入力抵抗と、前記複数の抵抗の直列回路の一つの接続点を選択し出力電圧を出力させるために複数のスイッチから構成されたスイッチ回路網と、前記スイッチ回路網の出力電圧と前記第3の制御電圧と等しい電圧を発生する電圧源とを選択可能な第3のスイッチと、前記第3のスイッチの出力電圧を前記第1の制御電圧として出力する第3の端子と、を有する抵抗切替部と、前記複数の抵抗に電流を供給する電流供給部と、備え、前記固定電圧をVref1、前記外部制御電圧をVc、前記複数の抵抗それぞれの抵抗値をr、前記入力抵抗の抵抗値をRin、前記複数の抵抗の数をm、前記複数のスイッチにより選択した前記複数の抵抗の選択数をn、前記定電流の設定値をIoffとしたとき、{Vref1+n×r×[(VC−Vref1)/(m×r+Rin)]}で与えられる第1の電圧と、{−(n×r×Ioff)}で与えられる第2の電圧との重ね合わせにより規定される第3の電圧を、前記第3の端子から第1の制御電圧として出力することを特徴とする請求項4に記載の圧電発振器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014072715A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Seiko Epson Corp 発振回路、振動デバイス、電子機器、移動体、振動デバイスの調整方法及び感度調整回路
JP2015070482A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体

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