JP4511864B2 - 計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の乗り物に搭載される計器に関し、特に、ガタツキやこれに起因するビビリ音を軽減させることのできる計器に関する。
図7は、従来の計器を示す分解斜視図である。なお、ここでは、計器として車両用計器を例示する。図7に示すように、従来の計器は、裏カバー91、メイン基板92、表カバー93、サブ基板94、導光板95、及び文字板96を含んで構成される。ここで、文字板96の前方に覆設される見返しや表ガラス等も有するが、図中、それらは省略している。
裏カバー91は、表カバー93と一体化されて、メイン基板92を両面から挟み込むようにして収容する。この裏カバー91の側壁には、表カバー93と一体化される際に表カバー93側に係合する複数のロック片911が突設されている。また、その底面には、コネクタ端子用窓912やムーブメント923を収容するムーブメント収容部913が形成されている。
メイン基板92は、裏カバー91にネジ止めにより固定され、ICチップ等の電子部品921や指針963に光を供給する複数個のLED922、指針963を回転させるためのムーブメント923等が搭載されている。ムーブメント923の指針軸は、メイン基板92を貫通してその前面に突出している。なお、ムーブメント923は、実際には各指示部に対応して複数個あるが、ここでは省略している。
表カバー93は、その側面に上記複数のロック片911にそれぞれ係合するロック孔931が設けられ、その前面には、導光板95を収容する導光板収容部932、サブ基板94を収容するサブ基板収容部933、取付片934等が設けられている。サブ基板94は円盤状であり、複数のLED941を搭載する。
導光板95は、この導光板95は、光源からの出射光を導光して、文字板96の裏面を照射する。その中央部には、導光板中央孔951が穿設されている。文字板96には、速度計、回転計等に関する意匠961やワーニング等の意匠が形成されている。指針963は、対応するムーブメント923にて回転制御されて、文字板96上の所定意匠を指示する。
また、ここでは、図示しないが、文字板96の前方に覆設される見返しや表ガラス等にも上記ロック片911と同等の複数のロック片が設けられ、表カバー93にはこれら複数のロック片に対応するロック孔も設けられている。そして、それぞれのロック片及びロック孔が係合されて計器全体が完成する。
なお、上記従来例は、下記特許文献1中でも開示されている。
特開2003−194595号公報
ところが、上述のように、従来の計器では、裏カバー、メイン基板、見返し等のように、計器筐体を構成する多くの筐体部材にそれぞれロック片やロック孔が設けられているため、金型が複雑になることは勿論、部材間の結合力調整や面合わせ等も複雑になる。すなわち、結合力不足が発生する箇所や面合わせが不完全になる箇所もそれだけ多くなる。また、基板は裏カバーにネジ止めにより固定されているため、ネジがゆるむ可能性もある。
周知のように、車両等の乗り物に搭載される計器はエンジン駆動や走行等により振動を受けやすい環境下にあるため、上述のような、結合力不足や不完全な面合わせ、ネジのゆるみ等は、ガタツキやこれに起因するビビリ音が発生原因となる。したがって、このようなガタツキやビビリ音の発生原因を解消し、ガタツキやビビリ音のない計器の開発が求められている。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、ガタツキやビビリ音を軽減させることのできる計器を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の計器は、複数種の筐体部材が組み合わされて構成される計器であって、前記計器を構成する筐体部材のうちの、前記計器の最前面に取り付けられる最前面筐体部材と、前記計器を構成する筐体部材のうちの、前記計器の最後面に取り付けられる最後面筐体部材と、前記最前面筐体部材に設けられた第1係合手段と、前記最後面筐体部材に設けられた前記第1係合手段に係合する第2係合手段と、前記最前面筐体部材と前記最後面筐体部材との間に、前記第1係合手段と前記第2係合手段との係合により挟持される中間筐体部材と、前記最前面筐体部材と前記中間筐体部材との合わせ面、及び、前記最後面筐体部材と前記中間筐体部材との合わせ面、の少なくとも一方の合わせ面に列設された複数の突起と、を有し、かつ、前記複数の突起を列設した面は、組立前には、前記列設された突起列のうち外側の突起から内側の突起に向かうにしたがって前記複数の突起の接触する前記筐体部材から離間するように反っていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、中間筐体部材は、最前面筐体部材と最後面筐体部材との間に、最前面筐体部材に設けられた第1係合手段と最後面筐体部材に設けられた第2係合手段との係合により挟持される。このような構成により、計器筐体の構成が簡略化されるため、ガタツキやこれに起因するビビリ音の発生原因も減少する。
また、請求項1記載の発明によれば、最前面筐体部材と中間筐体部材との合わせ面、及び、最後面筐体部材と中間筐体部材との合わせ面、の少なくとも一方の合わせ面には、複数の突起が列設されている。このような複数の突起が合わせ面に接触することにより、従来のような不完全な面合わせによるガタツキやこれに起因するビビリ音が発生しなくなる。
また、請求項1記載の発明によれば、前記複数の突起を列設した面は、組立前には、前記列設された突起列のうち外側の突起から内側の突起に向かうにしたがって前記複数の突起の接触する前記筐体部材から離間するように反っているので、中間筐体部材が最前面筐体部材と最後面筐体部材との間に挟持されたときには、複数の突起が合わせ面により強く押圧される。これにより、最前面筐体部材と最後面筐体部材とがより強力に結合される。
上記課題を解決するためになされた請求項記載の計器は、請求項記載の計器において、前記最後面筐体部材には電子回路を搭載する基板が収容され、前記最後面筐体部材には前記基板を保持するためのロック片が設けられ、かつ、前記中間筐体部材には、前記ロック片を前記ロック片のうち前記基板の縁部と係合するロック突起が設けられた面の反対の面側から押圧する傾斜凸片が設けられていることを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、最後面筐体部材において基板を保持するためのロック片は、中間筐体部材に設けられた傾斜凸片により、前記ロック片のうち前記基板の縁部と係合するロック突起が設けられた面の反対の面側から押圧される。これにより、基板が常に安定的に保持される。
上記課題を解決するためになされた請求項記載の計器は、請求項記載の計器において、前記最後面筐体部材には電子回路を搭載する基板が収容され、前記最後面筐体部材には前記基板を保持するためのロック片が設けられ、かつ、前記中間筐体部材には前記ロック片及び前記基板を押圧するリブが設けられていることを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、最後面筐体部材において基板を保持するためのロック片及び基板は、中間筐体部材に設けられたリブに押圧される。これにより、基板が常に安定的に保持される。
請求項1記載の発明によれば、中間筐体部材は、最前面筐体部材と最後面筐体部材との間に、最前面筐体部材に設けられた第1係合手段と最後面筐体部材に設けられた第2係合手段との係合により挟持される。このような構成により、計器筐体の構成が簡略化されるため、ガタツキやこれに起因するビビリ音の発生原因も減少する。したがって、計器全体のガタツキやビビリ音を軽減させることが可能となる。
また、請求項1記載の発明によれば、最前面筐体部材と中間筐体部材との合わせ面、及び、最後面筐体部材と中間筐体部材との合わせ面、の少なくとも一方の合わせ面には、複数の突起が列設されている。このような複数の突起が合わせ面に接触することにより、従来のような不完全な面合わせによるガタツキやこれに起因するビビリ音が発生しなくなる。したがって、計器全体のガタツキやビビリ音をより軽減させることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、前記複数の突起を列設した面は、組立前には、前記列設された突起列のうち外側の突起から内側の突起に向かうにしたがって前記複数の突起の接触する前記筐体部材から離間するように反っているので、中間筐体部材が最前面筐体部材と最後面筐体部材との間に挟持されたときには、複数の突起が合わせ面により強く押圧される。したがって、最前面筐体部材と最後面筐体部材とがより強力に結合されるため、ガタツキやビビリ音を更に軽減することができる。
請求項記載の発明によれば、最後面筐体部材において基板を保持するためのロック片は、中間筐体部材に設けられた傾斜凸片により、前記ロック片のうち前記基板の縁部と係合するロック突起が設けられた面の反対の面側から押圧される。したがって、基板が常に安定的に保持され、基板のガタツキやこれに起因するビビリ音を軽減することができる。
請求項記載の発明によれば、最後面筐体部材において基板を保持するためのロック片及び基板は、中間筐体部材に設けられたリブに押圧される。したがって、基板が常に安定的に保持され、基板のガタツキやこれに起因するビビリ音を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る計器を示す分解斜視図である。この計器は、複数の指示部が一体化されたいわゆる車両用コンビネーションメータであり、裏カバー1、ムーブメント2、制御基板3、基板4、ケース5、LCD6、文字板7、指針8及び見返し9を含んで構成される。
図1において、裏カバー1(請求項中の最後面筐体部材に対応する)は、樹脂製であり、横長の浅皿状をしている。裏カバー1の内面側には、ムーブメント2を収容するムーブメント収容部11、制御基板3を固定収容する制御基板固定収容部12、基板4を固定するための複数のロック片13等が設けられている。ムーブメント収容部11には、ムーブメント2を固定するためのロック片111が設けられている。裏カバー1には、見返し9と一体化するときに用いられる複数のロック孔1z(後述のロック孔1a等を含む)が設けられている。なお、この裏カバー1については、再度、別図面を用いて補足説明する。
ムーブメント2は、所定の制御信号に応答して指針軸21に挿通される指針8を回転させるモータ装置であり、速度計、回転計等の各指示部に対応して複数個、搭載されている。このムーブメント2の両側面には、組み付け時に利用される取付片22が設けられている。
制御基板3は、薄型箱形状であり、速度やエンジン回転数等を指示するための指示機構に関する制御回路類や、文字版、指針等を照明するための照明機構に関する制御回路類等のような各種の制御機能を有する制御回路類を集約的に搭載している。その背面には計器外部に露呈するコネクタ部31を有している。
基板4は、裏カバー1と同等の横長のシート状をしており、図示しないチップ部品やブザー等の電子部品が搭載している。
ケース5(請求項中の中間筐体部材に対応する)は、樹脂製であり、裏カバー1と同等の横長状をしている。このケース5は、各指示部にそれぞれ対応した浅皿状の窪み53を有し、それらの中央部には各指針8に対応する中央孔51が穿設されている。また、ケース5には、LCD6の形状に対応した矩形状の窓52が設けられている。LCD6は、累積距離等をディジタル表示する液晶表示デバイスであり、複数の端子61を有している。このケース5の他部材との接合面には、複数の突起5z(後述のロック片突起5a等を含む)が設けられている。なお、このケース5については、再度、別図面を用いて補足説明する。
文字板7は、裏カバー1と同等の横長のシート状をしているが、特に、速度計、回転計に対応する部分は、浅皿状の窪み73を有している。また、文字板7にも、各指針8に対応する中央孔71やLCD6に対応する表示窓72が穿設されている。文字板7には、図示しないが、速度計、回転計等に関する意匠やワーニング等の意匠も形成されている。指針8は、対応するムーブメント2にて回転制御されて、文字板7上の所定意匠を指示する。
そして、見返し9(請求項中の最前面筐体部材に対応する)は、裏カバー1と同等の横長の樹脂製であり、この計器の最前面に覆設される。見返し9は、基本的に文字板7の指示部分以外を隠蔽する部材であり、その縁部に上記裏カバー1のロック孔1zとそれぞれ係合するための複数のロック片9z(後述のロック片9a等を含む)も有している。この見返し9には、スモーク系の透明樹脂である表カバー(不図示)が取り付けられている。なお、この見返し9については、再度、別図面を用いて補足説明する。
このような構成の計器は、裏カバー1にムーブメント2、制御基板3等を組み付けた後、基板4を裏カバー1に取り付け、続いて、図中、矢印で示す方向からケース5、LCD6、文字板7、指針8、見返し9等を組み付けるようにして、組立作業が行われる。このとき、ケース5に設けられた突起5zは、ガタツキやこれに起因するビビリ音を軽減させるために有効となる。この作用については後述する。
続いて、図2及び図3を用いて、本発明の一実施形態に係る裏カバー1及び見返し9等の構成について説明を加える。図2は、本発明の一実施形態に係る計器を示す斜視図であり、図3は、図2の要部拡大斜視図である。また、図4(A)及び図4(B)はそれぞれ、図3の計器をA方向及びB方向からみた要部拡大面である。
図2及び図3に示すように、裏カバー1には、この計器の最後面に取り付けられ、横長の浅皿状、正確には、横長台形の浅皿状をしている。裏カバー1の側面には、均等に複数のロック孔1a、1b、1c、1d等が設けられている。各ロック孔1a、1b、1c、1dは同等の形状をしており、図3に示すように、中空の四角柱状をしている。
一方、図2及び図3に示すように、見返し9は、この計器の最前面に取り付けられ、裏カバー1に対応して、横長台形のフード状になっている。詳細には、全側面の下方周縁はフランジ状になっている。下方周縁からは、上記裏カバー1側のロック孔1a、1b、1c、1dとそれぞれ係合するロック片9a、9a、9b、9c、9dが突出している。
裏カバー1及び見返し9は、図2及び図3に示すように、ロック片9a、9a、9b、9c、9dとロック孔1a、1b、1c、1dとがそれぞれ係合されると(図示しない他のロック片、ロック孔も含む)、裏カバー1及び見返し9はケース5を挟み込むようにして一体化される。ケース5の縁部下面には、複数の突起5a等が設けられており、裏カバー1及び見返し9が一体化されたときには、複数の突起5a等はすべて、裏カバー1側に接触している。ケース5の縁部において、ロック孔1a、1b、1c、1d等に対応する部位は、それらを周回するように、それぞれ切り込み5a1等が形成されている。
なお、文字板7は、ケース5上に覆設されたうえに見返し9により安定的に保持されている。文字板7の速度計とエンジン回転計に相当する部分は、平坦な浅皿状の窪み73になっており、この文字板7には累積距離を表示する表示窓72も設けられている。速度計とエンジン回転計等の指示意匠は、各指針8により指示される。
更に、図4(A)及び図4(B)に示すように、ケース5の縁部下面には、複数の突起5a、5b、5c、5d、5e、5f等が、均等に列設されている。複数の突起5a、5b、5c、5d、5e、5f等に対向する裏カバー1側の縁部はフランジ状の平面になっている。これら複数の突起5a等は、等高の円錐状をしている。ロック片9a等とロック孔1a等とがそれぞれ係合されたとき、すわなち、見返し9と裏カバー1とが一体化されたときには、突起5a等は、図中、下方向に押しつけられて、全て裏カバー1側に接触する。言い換えると、突起5a等のそれぞれの頂点が裏カバー1側の合わせ面に接触するような力が働くように、ロック片9a等とロック孔1a等とは係合するように構成されている。
このような複数の突起5a等を介して、見返し9と裏カバー1とを結合させることにより、従来のような不完全な面合わせを心配する必要がなくなる。すなわち、従来のような不完全な面合わせによるガタツキやこれに起因するビビリ音が発生しなくなる。したがって、計器全体のガタツキやこれに起因するビビリ音をより軽減させることができる。
なお、ロック片9a等及びロック孔1a等はそれぞれ、請求項中の第1係合手段及び第2係合手段に対応する。ロック片及びロック孔の位置関係は、逆になってもよい。
上述の見返し9と裏カバー1との結合をより確実にするためには、中間筐体部材としてのケースを図5に示すような構成にすることが好ましい。図5(A)は、ケースのバリエーションを示す要部拡大図であり、図5(B)は、図5(A)の状態から裏カバーと見返しとを一体化したときの状態を示す要部拡大図である。なお、図5は、上記図4(B)に対応する図である。
図5(A)に示すように、このバリエーションでは、ケース5′における複数の突起5a′、5b′、5c′、5d′、5e′、5f′等が列設される面は組立前には内反している。すなわち、図5(A)中、矢印で示す方向から加えられる力に対して弾性力を有している。複数の突起5a′、5b′、5c′、5d′、5e′、5f′等の配置及び形状は、上記複数の突起5a、5b、5c、5d、5e、5f等とそれぞれ同等である。なお、裏カバー1及び見返し9の構成は、上記図4で示した構成と同等である。
図5(A)で示す状態から、図5(A)中、矢印で示す方向から力を加えて、ロック片9a、9a、9b、9c、9dとロック孔1a、1b、1c、1dとがそれぞれ係合させると、図5(B)に示すような状態で安定する。すなわち、見返し9と裏カバー1とが一体化されたときには、突起5a′等は、図中、下方向に押しつけられて、全て裏カバー1側に接触している。このとき、本来、図5(A)に示すように内反しているケース5′は、平面状に延ばされるように見返し9と裏カバー1とにより挟持されているので、元の形状に戻ろうとする弾性力が働いて、見返し9と裏カバー1とがより強力に結合される。このため、ガタツキやこれに起因するビビリ音を更に軽減することができる。
更に、基板固定に関するガタツキやこれに起因するビビリ音を軽減させるための好適な実施形態を以下に示す。図6(A)及び図6(B)は、本発明の他の実施形態を示す要部断面図である。
図6(A)に示すように、裏カバー1の保持片15上に置載された基板4は、その縁部がロック片14と係合することにより、基本的に固定されている。ロック片14、保持片15は、図示しないがそれぞれ複数設けられている。このような固定によると、静止状態では問題ないが、エンジン起動中や走行中のような振動発生下においては、ロック片14の基板4に対する係合力が緩み、このため、ガタツキやこれに起因するビビリ音が発生する可能性がある。
そこで、ケース5側に、傾斜凸片51が突設されている。この傾斜凸片51は、ケース5が完全に見返し9と裏カバー1とに挟持されると、ロック片14を背面側から押圧するような位置に配置されている。図示しない他のロック片に対しても、同様の位置関係で図示しない傾斜凸片が設けられている。
ケース5が完全に見返し9と裏カバー1とに挟持されると、傾斜凸片51は、ロック片14を背面側から押圧し、そうすると、ロック片14はより強力に基板4に係合する。図示しない他のロック片も同様である。この結果、エンジン起動中や走行中のような振動発生下においても、ロック片14の基板4に対する係合力が緩みがなく、ガタツキやこれに起因するビビリ音が発生することがなくなる。
図6(B)に示すように、ケース5″側に、ロック片14及び基板4を押圧するリブ51″を設けるようにしてもよい。詳しくは、このリブ51″は、係合状態にあるロック片14及び基板4の形状に対応した形状になっている。このリブ51″は、ケース5″が完全に見返し9と裏カバー1とに挟持されると、ロック片14及び基板4を押圧して固定する。図示しない他のロック片に対しても、同様の位置関係で図示しないリブが設けられている。
ケース5が完全に見返し9と裏カバー1とに挟持されると、リブ51″は、ロック片14及び基板4を、図中、上方から押圧する。図示しない他のロック片も同様である。この結果、エンジン起動中や走行中のような振動発生下においても、ロック片14の基板4に対する係合力が緩みがなく、ガタツキやこれに起因するビビリ音が発生することがなくなる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、計器筐体の構成が簡略化されるため、ガタツキやこれに起因するビビリ音の発生原因も減少する。また、見返しと裏カバーとが一体化されたときには、ケース5の縁部下面に設けれた複数の突起が対向する裏カバー側に接触することにより、従来のような不完全な面合わせによるガタツキやこれに起因するビビリ音が発生しなくなる。更に、ケース側に傾斜凸片やリブを設けることにより、基板が常に安定的に保持される。これらの結果、計器全体のガタツキやビビリ音が大幅に軽減される。
なお、上記実施形態においては、計器として車両用計器を例示したが、本発明の計器は、車両用に限定されず、船舶や航空機等のような振動が発生する乗り物用の計器として適用可能である。また、実施形態で例示したロック片及びロック孔はそれぞれ別の構造の係合手段であってもよいし、それらの位置関係が逆になってもよい。突起も中間筐体部材であるケースに替えて、裏カバー側や見返し側に設けてもよい。本発明は、その主旨の中で小変更されたものも含むものである。
本発明の一実施形態に係る計器を示す分解斜視図である。 発明の一実施形態に係る計器を示す全体斜視図である。 図2の要部拡大斜視図である。 図4(A)及び図4(B)はそれぞれ、図3の計器をA方向及びB方向からみた要部拡大面である。 図5(A)はケースのバリエーションを示す要部拡大図であり、図5(B)は図5(A)の状態から裏カバーと見返しとを一体化したときの状態を示す要部拡大図である。 図6(A)及び図6(B)は共に、本発明の他の実施形態を示す要部断面図である。 従来の計器を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 裏カバー
2 ムーブメント
3 制御基板
4 基板
5 ケース
6 LCD
7 文字板
8 指針
9 見返し
1a〜1d、1z ロック孔
5a〜5d、5z 突起
9a〜9d、9z ロック片
51 傾斜凸片

Claims (3)

  1. 複数種の筐体部材が組み合わされて構成される計器であって、
    前記計器を構成する筐体部材のうちの、前記計器の最前面に取り付けられる最前面筐体部材と、
    前記計器を構成する筐体部材のうちの、前記計器の最後面に取り付けられる最後面筐体部材と、
    前記最前面筐体部材に設けられた第1係合手段と、
    前記最後面筐体部材に設けられた前記第1係合手段に係合する第2係合手段と、
    前記最前面筐体部材と前記最後面筐体部材との間に、前記第1係合手段と前記第2係合手段との係合により挟持される中間筐体部材と、
    前記最前面筐体部材と前記中間筐体部材との合わせ面、及び、前記最後面筐体部材と前記中間筐体部材との合わせ面、の少なくとも一方の合わせ面に列設された複数の突起と、
    を有し、かつ、
    前記複数の突起を列設した面は、組立前には、前記列設された突起列のうち外側の突起から内側の突起に向かうにしたがって前記複数の突起の接触する前記筐体部材から離間するように反っている
    ことを特徴とする計器。
  2. 前記最後面筐体部材には電子回路を搭載する基板が収容され、
    前記最後面筐体部材には前記基板を保持するためのロック片が設けられ、かつ、
    前記中間筐体部材には、前記ロック片を前記ロック片のうち前記基板の縁部と係合するロック突起が設けられた面の反対の面側から押圧する傾斜凸片が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器。
  3. 前記最後面筐体部材には電子回路を搭載する基板が収容され、
    前記最後面筐体部材には前記基板を保持するためのロック片が設けられ、かつ、
    前記中間筐体部材には前記ロック片及び前記基板を押圧するリブが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器。
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