JP6373327B2 - 車載用電子機器 - Google Patents

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本発明は、例えばETC車載器等のLEDと操作ボタンを備えた車載用電子機器などとして好ましく用いることができる車載用電子機器に関するものである。
自動車に搭載する車載用電子機器は一層の小型化、軽量化が求められている。小型化と品質の双方を満足させるためには、部品点数を抑え、作業工程数を削減し、安定した組立性を確保することが必要である。また、外観デザインによる差別化も重要となってきており、高いデザイン性も求められている。
一方、ETC(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)車載機などの車載用電子機器には、操作する為の操作ボタン及びボタン周囲を発光させる為に、LED(発光ダイオード)からの光によって発光させるプリズムが搭載されており、ユーザーからの視認性の観点より、基板平面に直交する面の意匠面に出光窓を設置することが好ましく、プリズムから発光する輝度を確保する為に、プリズムはできる限りLEDに近づけて固定保持
する必要があり、且つ基板平面に実装されたLEDの複数面を覆う形状がLED光の損失が少なく、より明るい光を出光窓に伝搬するのにより効果的である。
この主の車載用電子機器の従来機種では、樹脂ケース10に予め光透過性材料からなるプリズム30をケース内側に突出するように係合させておき、LED21を実装したプリント基板20を後工程において規定の位置に組付けることで、LED21とプリズム30との距離が近接した位置にLED21の複数面を覆う形で配置することが提案されているが、基板20を組付ける際、プリズム30がケース10基板格納側に突出していることで、基板20をプリズム30とケース10の隙間にスライドさせながら挿入する必要があり、基板に実装されたLED21と、予めケース10に係合されたプリズム30と干渉し、LED21の剥がれ、破損または半田クラックを生じる可能性があった。図16A、16B、16C、17A、17Bは背景技術の構造を示している。
また、プリズム発光部31は意匠デザインの制約により基板20のLED21を実装している面よりも実装方向とは逆側方向にケースの出光窓11の形状が伸びている場合、基板20を組付けた後にプリズム30を組付けることは、極めて困難であった。
ケース10で構成される各接合部には各部品の出来栄えのバラつきを吸収するため、または可動部をスムーズにするための微小な隙間12を設けており、LED21からの発光がその隙
間から漏光し、製品の品質を損ねていた。
また、ケース前面壁はETCの特性上、図18で示すように、正面側にカード挿入穴13を設ける必要がありその結果、剛性を保つことが困難であり、図19で示す矢印方向の外力によりケースが変形状態90に示す一点斜線のように変形しやすいという点も品質上の問題であった。
また上記のように基板に実装されたLEDとプリズムとの干渉を避け、LEDとプリズムを近接する位置に配置するために、特許第5094936号公報(図5)が提案されている。特許第5094936号公報(図5)では、プリズム30を導光体部と発光部に分離させ、組立完成状態では導光体部と発光部とを小隙間を介して対向するように配置して、LEDの干渉回避を図っている。
特許第5094936号公報(図5)
特許文献1ではプリズムが嵌合された後に、LEDされた基板をケースに組付けるために、僅かな組付け誤差により、プリズムとLEDとの干渉が発生し、LEDの破損に繋がる構造を回避するために、プリズムを導光体部、発光部と別体としており、そのことでプリズムの発光輝度の損失が増えるとともに、部品点数が増え、発光部、導光体部、それぞれに組付け工程が発生するといった問題もあった。
さらに従来機種においてはLEDから発光される光の遮光構造が設けておらず、ケースとベースの隙間、あるいはケースと操作ボタンとの隙間より、光が筐体の外側へ漏光し、デザイン品質を損ねていた。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、ケースに基板を組付けた後でも、基板に搭載のLEDの出力光を外筐前方に導光する導光体および遮光カバーを取り付けることができるようにし、ひいては、導光体および遮光カバーの取り付け時において、導光と基板の実装部品とが干渉することなく組付けられ、信頼性の向上および組立性の改善を図ることを目的としている。
この発明に係る車載用電子機器は、
LEDおよびその駆動回路が搭載された基板が外筐に内蔵され前記LEDの出力光が前記外筐の外側前方から視認される車載用電子機器において
前記LEDの出力光をこの出力光の方向と異なる方向に導光する導光体が合体された非透光性の遮光カバーが、前記外筐に着脱可能に取り付けられ、前記LEDの出力光が、前記導光体で前記外筐の前面側へ導光され、当該導光された光が前記外筐の前面側の出光窓から前記外筐の外側前方へ出光される車載用電子機器であって
後方側に上端から下方に延在するガイド溝を有すると共に前方側にガイド溝に対応して位置する爪受け面を有する一対の可撓性のアームが、前記出光窓の両側に位置して、前記外筐の前面側の内壁面に設けられており、
前記爪受け面に対応する爪が、前記遮光カバーの左右一対の壁形状部の外壁面に設けられており、
前記導光体が、前記導光体の発光部が前記出光窓の側に位置するように、前記導光体が前記遮光カバーの左右一対の前記壁形状部の間に位置するように、前記遮光カバーに嵌合されていることにより、前記導光体と前記遮光カバーとの前記合体がなされており、
前記導光体と前記合体された前記遮光カバーにおける前記爪が、前記アームの前記ガイド溝の中で上方から下方に向けて挿入可能であり、
前記導光体と前記合体された前記遮光カバーにおける前記爪が、前記アームの前記ガイド溝の中から前記アームの前記爪受け面へ移動可能であり、
前記遮光カバーの前記爪が前記爪受け面で固定されていることにより、前記導光体と前記合体された前記遮光カバーが、一対の前記アームの間に位置して、前記外筐の背面側に取り付けられており、
前記遮光カバーの前記爪が前記爪受け面によって固定されている状態で、前記導光体で導光された光が前記外筐の出光窓へ出光される
ものである。
本発明の車載用電子機器は、
LEDおよびその駆動回路が搭載された基板が外筐に内蔵され前記LEDの出力光が前記外筐の外側前方から視認される車載用電子機器において
前記LEDの出力光をこの出力光の方向と異なる方向に導光する導光体が合体された非透光性の遮光カバーが、前記外筐に着脱可能に取り付けられ、前記LEDの出力光が、前記導光体で前記外筐の前面側へ導光され、当該導光された光が前記外筐の前面側の出光窓から前記外筐の外側前方へ出光される車載用電子機器であって
後方側に上端から下方に延在するガイド溝を有すると共に前方側にガイド溝に対応して位置する爪受け面を有する一対の可撓性のアームが、前記出光窓の両側に位置して、前記外筐の前面側の内壁面に設けられており、
前記爪受け面に対応する爪が、前記遮光カバーの左右一対の壁形状部の外壁面に設けられており、
前記導光体が、前記導光体の発光部が前記出光窓の側に位置するように、前記導光体が前記遮光カバーの左右一対の前記壁形状部の間に位置するように、前記遮光カバーに嵌合されていることにより、前記導光体と前記遮光カバーとの前記合体がなされており、
前記導光体と前記合体された前記遮光カバーにおける前記爪が、前記アームの前記ガイド溝の中で上方から下方に向けて挿入可能であり、
前記導光体と前記合体された前記遮光カバーにおける前記爪が、前記アームの前記ガイド溝の中から前記アームの前記爪受け面へ移動可能であり、
前記遮光カバーの前記爪が前記爪受け面で固定されていることにより、前記導光体と前記合体された前記遮光カバーが、一対の前記アームの間に位置して、前記外筐の背面側に取り付けられており、
前記遮光カバーの前記爪が前記爪受け面によって固定されている状態で、前記導光体で導光された光が前記外筐の出光窓へ出光される
構造としたので、
車載用電子機器において、外筐に基板を組付けた後でも、基板に搭載のLEDの出力光を外筐前方に導光する導光を取り付けることができ、また、導光体の取り付け時において導光と基板の実装部品とが干渉することなく導光体を外筐に組付けることができることから、信頼性の向上および組立性の改善を図ることができ、しかも、導光体が合体された非透光性の遮光カバーの外筐への取り付け構造を工夫した独特の構造としたことにより、車載用電子機器の小型化、および部品点数の減少化を図ることができる。
た、遮光カバーに操作ボタンの反力を得る弾性構造を持たせることにより、組立の簡素化を実現できる。
本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器の前半分を前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器を後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、要部である遮光カバーとプリズムとをそれらの組立途中の状態において前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、遮光カバーとプリズムとをそれらの組立後の状態において前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、ケースと基板の構成をそれらを分解した状態で示す前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器の組み立て途中の状態において後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器の前面部の要部近傍を後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器の前面部の要部近傍を後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器の前面部の一部を前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、要部近傍におけるケースと遮光カバーとプリズムとの組立第一段階の状態において後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図8Aの8B−8B線において垂直方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図8Aの8C−8C線において垂直方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、要部近傍におけるケースと遮光カバーとプリズムとの組立第一段階から次の工程に進んだ組立第二段階の状態において後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図9Aの9B−9B線において水平方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図9Aの9C−9C線において垂直方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図9Aの9D−9D線において垂直方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、要部近傍におけるケースと遮光カバーとプリズムとの組立第二段階から次の工程に進んだ組立完了状態において後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図10Aの10B−10B線において水平方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、図10Aの10C−10C線において垂直方向に切断した断面を矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施の形態1を例示する図で、車載用電子機器を図2とは異なる角度で後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2を例示する図で、ケースと基板の構成をそれらを分解した状態で示す前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2を例示する図で、導光体および弾性押圧部材が組みつけられた遮光カバーを前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2を例示する図で、遮光カバーと操作ボタンとの位置関係を示す要部の平面図である。 本発明の実施の形態2を例示する図で、遮光カバーと操作ボタンとの位置関係と動作の説明を説明するため要部の平面図である。 本発明の実施の形態2を例示する図で、遮光カバーと操作ボタンとの位置関係を後方から見た要部の斜視図である。 背景技術の車載用電子機器の要部の内部構造を示す縦断側面図である。 背景技術の車載用電子機器の前半分を前方から見た斜視図である。 背景技術の車載用電子機器の前面部の要部近傍を後方から見た斜視図である。 背景技術の車載用電子機器の要部の内部構造を組立途中の状態で示す縦断側面図である。 背景技術の車載用電子機器の内部構造を組立途中の状態を後方から見た斜視図である。 背景技術の車載用電子機器の前面部の一部を前方から見た斜視図である。 背景技術の車載用電子機器のケース変形形態を示す平面図である。 背景技術の車載用電子機器の構造を示す図で、体積変化弾性体が配設された基板の前半分を後方から見た斜視図である。 背景技術の車載用電子機器の構造を示す図で、体積変化弾性体が配設された基板を搭載したケースの前半分を後方から見た斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明をETCに適用した場合の事例である実施の形態1を、図1から図11により説明する。
本実施の形態1の車載用電子機器は、図1から図11に例示のように、概略的には、発光ダイオードであるLED201(以下、「LED201」と記す)およびその駆動回路、ETCの電子制御回路などが搭載された基板200を内蔵するケース100等の外筐1000に、LED201の出力光を導光する導光体であるプリズム300(以下、「プリズム300」と記す)が嵌着された非透光性の遮光カバー500が、着脱可能に取り付けられ、LED201の出力光が、プリズム300で外筐1000の前面側へ導光されて、導光された光が外筐1000の前面側から視認されるものである。換言すれば、LED201およびその駆動回路が搭載された基板200が外筐1000に内蔵され、前記LED201の出力光が前記外筐1000の外側前方から視認される車載用電子機器であって、前記LED201の出力光を導光する導光体が合体された非透光性の遮光カバー500が、前記外筐1000に着脱可能に取り付けられ、前記LED201の出力光が、前記導光体300で前記外筐1000の前面側へ導光され、当該導光された光が前記外筐1000の前面側の出光窓101から前記外筐1000の外側前方へ出光されるものである。
以下、図1から図11に基づいて具体的に説明する。図3、4、5A、5B、5C、6において、車載用電子機器はケース100とベース400、LED201及びスイッチなどの部品が実装された基板200、前記車載用電子機器の操作を行う操作ボタン700、前記LEDから発生した光を車載用電子機器の外部に光を発光させる光透過材料からなるプリズム300と、前記LEDから発光した光を前記プリズム発光部301以外からの漏光を防ぐ遮光カバー500で少なくとも構成されており、車載用電子機器に通電されると前記LEDが発光し、前記プリズム導光部304を光が透過し前記ケースのプリズム出光窓101からプリズム発光部301が点灯し、ユーザーは車載用電子機器の動作を確認できる。
LED201が実装された基板200をケース100内に格納保持するために前記基板200を前記ケース100内に配置した後、前記基板200に実装された前記LEDから発生した光を車載用電子機器の外部に光を出光させる光透過材料からなるプリズム300と光不透過材料からなる遮光カバー500とを嵌合させ、前記遮光カバーに設けられた爪と前記ケースに設けられたガイド溝103にセットされ、さらに前記プリズム300と一体化された前記遮光カバー500を前記ケース100に設置された出光窓101まで押し込むことで、前記ケース100のアーム部102を前記遮光カバー爪502が乗り越え、前記プリズム300と一体化された前記遮光カバー500が前記ケース100に保持固定され、前記プリズムと前記LEDとが近接し配置されて取り付けられる。
プリズム300の発光部301は意匠デザインの制約により基板200のLED201を実装している面よりも実装方向とは逆側方向にケースの出光窓101の形状が伸びている。
基板200に実装されたLED201の光を効率よく受光するため、プリズム300はケース100の内側に突出し、受光面302は前記LED面の内、4面を覆う形で、近接して配置されている。
筐体を構成するケース100とベース400との界面接合部より、LED201の光が漏光する可能性がある。そのため、前記LED201の直接光及びプリズム300の導光部304の光が前記ケース100と前記ベース400との接合部、あるいは前記ケース100と操作ボタン700との隙間からの光が漏光する品位低下を防止するために遮光カバー500を設置している。
前記遮光カバーは不透過性材料で構成され、前記遮光カバーの溝形状と透過性材料で構成されたプリズム300の突起形状303とが係合し、前記プリズムの発光部301とLED201光の受光面302を除き、前記プリズム発光を遮光する前記遮光カバーの壁形状部504とケース100へのガイド部502と、ベース400への係り止め突起503を有している。それらの図を図3、4に示す。
ケース100は遮光カバー500を組付けるガイド溝103及び係り止めるアーム102、とプリズム300出光窓101を有している。ケース100は成形樹脂材料で構成され、遮光カバー500を組付ける際、一対のアーム102,102は適度な弾性で撓む。前記一対のアーム102,102はプリズム出光窓を中心に対象の形状となっている。また、前記一対のアーム102,102は基板200の組付け時に前記干渉をしないクリアランスを保った位置に設けられている。それらの図を図5A、5B、5Cに示す。
遮光カバー500は基板200の上方から組付けられ、ガイド突起である爪502をケース100のガイド溝103へ挿入し、アーム102部の当たり面104と当接させる。それらの図を図7、8A、8B、9Aに示す。
基板200には切り欠き202を有し、プリズム30発光部301は前記基板の端面よりも下に前記光放射部が伸びた形状とすることができることを示す。それらの図を図6、9Cに示す。
プリズム300の先端となる発光部301はケース100に組付ける際に前記ケース100と干渉しない隙間107をケース100との間に有する。図8A、8B、8Cに示す。
図9B、9Cではケース100のアーム102部と当接時に遮光カバー500は、基板200及びその実装部品と干渉することのない寸法を設定している。
図9A、9B、9Cに示す状態で、遮光カバー500を図9Cの左方向に押し込むことで、プリズム300発光部301はケースのプリズム300出光窓101に挿入される。このとき、遮光カバー500の爪502はアーム102部の爪受け面105で係とめられ、前記プリズム、前記遮光カバーが外力により、ケース100内側に埋没しない構造としている。プリズム300が出光窓101に挿入された後の状態は図10A、10B、10Cに示す。
プリズム300がケース100の出光窓101に挿入されているため、プリズム300を組付けられた遮光カバー500がケース100から上方へ外れない構造となることを、図10B、10Cに示している。
部品点数削減として光透過性材料のプリズム300と光不透過樹脂の遮光カバー500とを2色成形により一体成型した構造であっても、同様の効果が得られることから、他の説明及び効果は省略する。
ベース400をケース100に組付けると、前記ベースの穴401と遮光カバー500の突起503が嵌合する。遮光カバー500の前記突起状の爪502はケース100の一対のアーム部102間でアーム部102と嵌合しているので、ケース100の前面が外力により変形することはない。また、遮光カバー500は前記ケース100と前記ベース400とに挟み込まれているので組付け後は、前記遮光カバー500が外れ難い構造となっている。それらの説明は図10A、10B、10Cに示す。
プリズム300に組付けられた遮光カバー500は、基板200実装面に対し直交する方向は、ケース100からの外れ防止機構として、前記ケースの出光窓101と前記プリズムの発光部301との係合を利用しており、前記基板実装面に平行する方向は、前記ケースアーム102部の爪受け部105で係合しており、ケースの前記アーム部の爪受け面は遮光カバーの爪502、を基板実装面直交方向に対しては規制しない形状としているので、前記プリズムを前記遮光カバーに組付けず、前記遮光カバーのみを前記ケースに組付けた際、前記ケースから外れる構造となっており、組付け工程での前記プリズムの組忘れ防止措置となっている。
このように、本実施の形態1は、LEDが実装された基板200と、前記LED201の発光光を受光し導光する光透過性材料で形成されたプリズム300と、所要の光放射部と受光面を除き上記プリズム300の導光光の放射を遮光する光不透過性材料で形成された遮光カバー500と、前記プリズム300と前記遮光カバー500とを組付けるケース(第一のカバー)100と、前記ケース100と共に電子機器筐体1000を構成するベース(第二のカバー)400とを有し、前記ケース(第一のカバー)100は前記基板200の位置決め部と、前記遮光カバー500を所定の位置に組付けるガイド溝構造及び嵌合構造を備え、前記プリズム300は前記遮光カバー500に嵌合して遮光カバー500と合体し、前記遮光カバー500は、前記ケース100と係り止めする爪構造を備え、前記遮光カバー500の爪502を前記ケースのガイド溝103に合せることによりガイドされ、前記プリズム300と前記遮光カバー500は、あらかじめ前記ケース100に組み付けられた前記基板実装部品(LED201ほか)と干渉することなく組付けできるETC車載器である。また、前記外筐1000の前面側の内壁面に設けられた一対のアーム102,102間に、導光体である前記プリズム300が合体された前記遮光カバー500が着脱可能に取り付けられている。なお、換言すれば、導光体300と遮光カバー500との合体体である導光装置がケース100に着脱可能に取り付けられている。
実施の形態2.
図12、13、14、15A、15Bは遮光カバー500から一部突出され先端部520が屈曲されたL字形長尺板状の弾性押圧部材510を示している。遮光カバー500はケース100に組み込まれ、その弾性押圧部材510の先端部520は操作ボタン700の内側面710に接触するとともに弾性押圧部材510を弾性範囲530で撓ませることで、常に操作ボタン700を外側へ押し付ける予圧を与え、ボタン操作時の反発力を得ている。さらには振動によるケース100と操作ボタン700とのガタツキや、異音を抑制している。その結果、図20、21に示す背景技術の車載電子機器のようなゴムスポンジ等の体積変化弾性体70を用いることなく、操作ボタン700のボタン機能を得ることができ、部品点数の低減、および、組立の簡素化を実現することができる。その他の構造、機能は前述の実施の形態1と同じであるので説明は割愛する。
このように構成された車載電子装置においては、ケース100に基板200を取り付ける際、基板200に実装されたLED201とプリズム300が干渉することなく、LED201の近接にプリズム300を配置することが可能で、前記LEDの剥がれ、破壊または半田クラックの問題が無くなるので、信頼性が向上し、部品点数及び作業工数を増やすことなく、組立性の改善が図れる。
実施の形態1に例示のように、ケース1に基板200を組付けた後でも、プリズム300をケースに設けられたガイド溝103に沿って組付けられる構造とすることにより、LED201の発光輝度を確保した状態で、基板200の実装部品と干渉することなく組付けられる。またプリズム300と遮光カバー500とを一体化することで、プリズムの導光部からの光を遮光カバー500で遮断し、筐体前面の発光部301以外から外側へ漏光を防ぐことができる。
また、実施の形態2に例示のように、操作ボタン700を前方に押し付けて操作ボタン700に前方向予圧を与える板状の弾性押圧部材510を遮光カバー500に取り付けることにより、操作ボタン700の予圧印加部品としてゴムやスポンジなどの弾性押圧部材を基板200等に設置する場合に比べ、部品を削減でき、工作作業性を簡易化することができる。
また、遮光カバー500を介してケース100とベース400とを係合する構造にすれば、ケース前面部の剛性を高め外力によるケース100、外筐1000の変形を抑制できる。
また、前記遮光カバーは上記プリズムを組み込みしていない場合は、前記ケースの係り止めが外れるガイド構造としてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、組み合わせ、変形、省略することができる。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
10 ケース、12 隙間、13 カード挿入穴、20 基板、21 LED、
30 プリズム、31 プリズム発光部、32 プリズム受光部、
70 体積変化弾性体(ゴムスポンジ等)、90 変形状態、100 ケース(第一のカバー)、
101 出光窓、102アーム、103 ガイド溝、104 当たり面、105 爪受け面、
107 隙間、200 基板、201 LED、202 切り欠き、300 プリズム(導光体)、
301 発光部、302 受光面、303 突起形状、304 導光部、
400 ベース(第二のカバー)、401 穴、500 遮光カバー、502 爪、
504 壁形状部、505 ガイド部、510 弾性押圧部材、520 先端部、530 弾性範囲、
600 ネジ、700 操作ボタン、710 内側面、1000 外筐

Claims (5)

  1. LEDおよびその駆動回路が搭載された基板が外筐に内蔵され前記LEDの出力光が前記外筐の外側前方から視認される車載用電子機器において
    前記LEDの出力光をこの出力光の方向と異なる方向に導光する導光体が合体された非透光性の遮光カバーが、前記外筐に着脱可能に取り付けられ、前記LEDの出力光が、前記導光体で前記外筐の前面側へ導光され、当該導光された光が前記外筐の前面側の出光窓から前記外筐の外側前方へ出光される車載用電子機器であって
    後方側に上端から下方に延在するガイド溝を有すると共に前方側にガイド溝に対応して位置する爪受け面を有する一対の可撓性のアームが、前記出光窓の両側に位置して、前記外筐の前面側の内壁面に設けられており、
    前記爪受け面に対応する爪が、前記遮光カバーの左右一対の壁形状部の外壁面に設けられており、
    前記導光体が、前記導光体の発光部が前記出光窓の側に位置するように、前記導光体が前記遮光カバーの左右一対の前記壁形状部の間に位置するように、前記遮光カバーに嵌合されていることにより、前記導光体と前記遮光カバーとの前記合体がなされており、
    前記導光体と前記合体された前記遮光カバーにおける前記爪が、前記アームの前記ガイド溝の中で上方から下方に向けて挿入可能であり、
    前記導光体と前記合体された前記遮光カバーにおける前記爪が、前記アームの前記ガイド溝の中から前記アームの前記爪受け面へ移動可能であり、
    前記遮光カバーの前記爪が前記爪受け面で固定されていることにより、前記導光体と前記合体された前記遮光カバーが、一対の前記アームの間に位置して、前記外筐の背面側に取り付けられており、
    前記遮光カバーの前記爪が前記爪受け面によって固定されている状態で、前記導光体で導光された光が前記外筐の出光窓へ出光される
    ことを特徴とする車載用電子機器。
  2. 対の可撓性の前記アームに、前記導光体が前記合体された前記遮光カバーが、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載用電子機器。
  3. 前記導光体が前記合体された前記遮光カバーが2色成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用電子機器。
  4. 前記外筐が、前記遮光カバーが取り付けられる第一のカバーと、第二のカバーとで構成され、前記遮光カバーは前記第二のカバーとの係り止めをするための構造を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載用電子機器。
  5. 前記外筐の前面側に配設され前記車載用電子機器の操作を行う操作ボタン、および前記遮光カバーに取り付けられ前記操作ボタンの内側面に接触して前記操作ボタンに外側に押し付ける与圧を与える弾性押圧部材を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車載用電子機器。
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