JP2001059750A - 計器装置の文字板と導光板との取付構造 - Google Patents

計器装置の文字板と導光板との取付構造

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JP2001059750A
JP2001059750A JP11235345A JP23534599A JP2001059750A JP 2001059750 A JP2001059750 A JP 2001059750A JP 11235345 A JP11235345 A JP 11235345A JP 23534599 A JP23534599 A JP 23534599A JP 2001059750 A JP2001059750 A JP 2001059750A
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亨 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 美観を損ねることを防止できかつ組立にかか
る工数を抑制して、コストの高騰を抑制できる計器装置
の文字板と導光板との取付構造を提供する。 【解決手段】 計器装置としての車両用コンビネーショ
ンメータは表示計器としてのスピードメータ4aを備え
ている。スピードメータ4aは文字板6eと導光板5a
とムーブメントと指針などを備えている。文字板6eと
導光板5aとは互いに取付構造25によって固定され
る。導光板5aは係止部28を備えている。係止部28
はアーム部29とこのアーム部29の先端部に設けられ
た鉤部30とを備えている。文字板6eは係止受け部と
してのスリット26を備えている。鉤部30がスリット
26内に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、船舶等の移
動体に搭載される計器装置に関し、表示部を有する文字
板と、この文字板の表示部を指示して計測量を表示する
指針などを光輝させる導光板と、を互いに固定する計器
装置の文字板と導光板との取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、船舶などの移動体には、各種の計
測ユニットが計測した複数の情報を移動体の運転者に対
し表示する計器装置が搭載される。
【0003】この種の計器装置として、例えば、移動体
としての車両の速度を表示する表示計器としてのスピー
ドメータと、エンジンの回転数を表示する表示計器とし
てのタコメータと、燃料の残量を表示する表示計器とし
てのヒューエルゲージと、エンジンの冷却水の温度を表
示する表示計器としてのテンパラチャゲージなどを備え
た車両用コンビネーションメータが用いられる。
【0004】前述した車両用コンビネーションメータの
表示計器104は、図9に例示するように、ムーブメン
ト107と、文字板106と、指針112と、導光板1
05などを備えている。なお、図9においては、表示計
器104として前述した各メータ及びゲージのうちスピ
ードメータを示している。
【0005】ムーブメント107は、前述した車両に搭
載される計測ユニットなどと接続しており、これらの計
測ユニットの計測量に応じて回転する出力軸108を備
えている。ムーブメント107は、車両用コンビネーシ
ョンメータの外郭を形成する計器ケース内などに収容さ
れたプリント基板136などと、導電性を有する金属細
線を螺旋状に巻回してコイルばね状に形成された端子ピ
ン139などを介して電気的に接続される。また、ムー
ブメント107は、ねじ140が螺合するねじ孔141
を備えている。
【0006】文字板106は、表面に目盛106aを有
する板状に形成されており、前記出力軸108が通るこ
とのできる貫通孔106bと、この貫通孔106bの近
傍に設けられかつねじ140が通ることのできるねじ貫
通孔106cを備えている。指針112は、前記ムーブ
メント107の出力軸108に取り付けられる基部11
2aと、この基部112aから一方向に延びた指示部1
12bなどを備えている。指針112のうち少なくとも
指示部112bは、導光材料から構成されている。
【0007】導光板105は、前記計器ケース内などに
収容された光源から光が入射され、前記光源から入射さ
れた光を目盛106aと指針112とのうち少なくとも
一方まで導いて光輝させる。また、導光板105は、前
記ムーブメント107の出力軸108が通ることのでき
る貫通孔105aと、この貫通孔105aの近傍に設け
られたねじ貫通孔105bを備えている。
【0008】前述した構成の従来の車両用コンビネーシ
ョンメータの表示計器104は、導光板105上に文字
板106を重ね、導光板105の背面側にムーブメント
107を配し、出力軸108を前記貫通孔105a,1
06bを通して文字板106側に突設させる。そして、
前記出力軸108の先端部に指針112を取り付ける。
さらに、ねじ140を前記文字板106側から前記ねじ
貫通孔106c,105bをとおして、ムーブメント1
07のねじ孔141に螺合させて、前記文字板106、
導光板105及びムーブメント107を互いに固定す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の車両用
コンビネーションメータの表示計器104の文字板10
6、導光板105及びムーブメント107の相互の取付
構造では、ムーブメント107のねじ孔141に螺合す
るねじ140の頭140aが、文字板106側即ち、前
述した移動体の運転者側に露出することとなって、文字
板106即ち車両用コンビネーションメータ自体の美観
を損ねることとなっていた。
【0010】また、前記ねじ141を螺合させて固定す
る際に、文字板106と導光板105とムーブメント1
07とを互いに、ねじ貫通孔106c,105b及びね
じ孔141を対向合致させた状態で位置決めし、この位
置決めした状態を保持する必要があるなどの、組み立て
る際に手間がかかって、組立にかかる工数が増大する傾
向となっていた。また、組立てる際にねじ140が必要
となるなどの部品点数が増加する傾向となっていた。こ
のため、計器装置としての車両用コンビネーションメー
タ自体のコストが高騰する傾向となっていた。
【0011】したがって、本発明の目的は、美観を損ね
ることを防止できるとともに、組立にかかる工数を抑制
して、コストの高騰を抑制できる計器装置の文字板と導
光板との取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の計器装置の
文字板と導光板との取付構造は、表示部を有する文字板
と、前記文字板の表示部を指示して計測量を表示する指
針と、光源から入射された光を前記文字板の表示部と前
記指針とのうち少なくとも一方まで導いて光輝させる導
光板と、を備えた計器装置において、前記文字板と導光
板とを互いに固定する取付構造であって、前記文字板と
前記導光板とのうち一方が、他方に向かって突出する係
止部を有し、前記他方が前記係止部が係止する係止受け
部を有し、前記係止部と係止受け部とを互いに係止させ
ることによって、前記文字板と導光板とを互いに固定す
ることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項1記載の計器装置の
文字板と導光板との取付構造において、前記係止部が、
前記文字板と前記導光板とのうち一方から他方に向かっ
て突出した複数のアーム部と、ぞれぞれのアーム部の先
端部からこれらのアーム部が互いに離れる方向に突出し
た鉤部と、を備え、前記係止受け部が、前記他方を貫通
しかつ前記アーム部それぞれと対向合致する位置に配さ
れたスリットに形成され、前記係止部の鉤部と前記スリ
ットの周縁とを互いに当接させ、前記鉤部を前記スリッ
ト内に圧入して前記スリットに係止させ、前記鉤部がス
リットに係止した状態を維持することによって、前記文
字板と導光板とを互いに固定することを特徴としてい
る。
【0014】請求項3に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項2記載の計器装置の
文字板と導光板との取付構造において、前記係止部が、
前記鉤部のスリットへの係止を案内する案内面を備えた
ことを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項3に記載の計器装置
の文字板と導光板との取付構造において、前記案内面
が、前記文字板と前記導光板とのうち一方から他方に向
かうにしたがって、前記複数のアーム部が互いに近づく
方向に徐々に傾斜して形成されたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項5に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項1ないし請求項4の
うちいずれか一項に記載の計器装置の文字板と導光板と
の取付構造において、前記係止部が導光板に設けられ、
かつ前記係止受け部が前記文字板に設けられたことを特
徴としている。
【0017】請求項6に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項2ないし請求項5の
うちいずれか一項に記載の計器装置の文字板と導光板と
の取付構造において、前記係止部を有した前記文字板と
導光板とのうち一方が、前記他方に向かって突出した位
置決め突起を備え、前記他方が、前記位置決め突起が嵌
合する位置決め孔を有したことを特徴としている。
【0018】請求項7に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項6に記載の計器装置
の文字板と導光板との取付構造において、前記係止部が
前記位置決め突起の周縁部に設けられ、前記係止受け部
が前記位置決め孔の周縁部に設けられたことを特徴とし
ている。
【0019】請求項8に記載の本発明の計器装置の文字
板と導光板との取付構造は、請求項7に記載の計器装置
の文字板と導光板との取付構造において、前記アーム部
が前記位置決め突起を挟んで互いに相対向する位置に配
され、前記スリットが前記位置決め孔を挟んで互いに相
対向する位置に配されたことを特徴としている。
【0020】請求項1に記載された本発明は、文字板と
導光板とのうち一方が他方に向かって突出した係止部を
有し、前記他方が係止受け部を有し、これら係止部と係
止受け部とを互いに係止させて文字板と導光板とを互い
に固定する。このため、文字板と導光板とを互いに固定
する際にねじなどを用いる必要がなくなって、文字板側
すらわち移動体の運転者側にねじの頭などが露出するこ
とがない。
【0021】請求項2に記載された本発明は、係止部が
複数のアーム部とそれぞれのアーム部の先端部からアー
ム部が互いに離れる方向に突出した鉤部とを有し、係止
受け部が前記他方を貫通したスリットに形成されてい
る。前記鉤部を前記スリット内に圧入することによっ
て、鉤部をスリットに係止させる。このように、鉤部を
スリットに挿入するだけで文字板と導光板とを互いに固
定することができる。
【0022】また、係止受け部のスリットに係止する鉤
部が、複数のアーム部が互いに離れる方向にそれぞれの
アーム部から突出しているので、鉤部とスリットとが互
いに係止した際に、前記他方が前記鉤部と前記一方との
間に挟み込まれることとなる。このため、導光板に対す
る文字板の浮き上がりが防止されるとともに、文字盤と
導光板との間のがたつきが防止される。
【0023】請求項3に記載された本発明は、係止部が
前記鉤部のスリットへの係止を案内する案内面を備えて
いるので、鉤部をスリットに挿入する際に鉤部がスリッ
トに確実に係止することとなる。案内面が鉤部の係止を
案内するので、鉤部とスリットの互いの係止をより容易
に行うことができる。
【0024】請求項4に記載された本発明は、前記案内
面が、前記一方から他方に向かうにしたがって前記複数
のアーム部が互いに近づく方向に傾斜して形成されてい
るので、この案内面が、より確実に鉤部をスリットへの
係止に案内する。このため、鉤部とスリットの互いの係
止をより一層容易でかつ確実に行うことができる。
【0025】請求項5に記載された本発明は、文字板が
係止受け部を有し、導光板が係止部を有しているので、
係止部と係止受け部とが互いに係止した際に、導光板に
対し文字板が確実に固定され、この文字板の浮き上がり
やがたつきがより確実に防止される。
【0026】請求項6に記載された本発明は、係止部を
備えた前記一方が位置決め突起を備え、前記他方が前記
位置決め突起が嵌合する位置決め孔を備えている。この
ため、文字板と導光板とを互いに固定する際に、前記位
置決め突起と位置決め孔とを互いに嵌合させて、前記文
字板と導光板とを互いに位置決めすることが可能とな
る。このため、文字板と導光板と互いに固定する際に、
互いの位置決めにかかる手間などを抑制することが可能
となる。
【0027】請求項7に記載された本発明は、係止部が
位置決め突起の周縁部に設けられ、係止受け部が位置決
め孔の周縁部に設けられている。このため、位置決め突
起と位置決め孔とを互いに嵌合させると、係止部と係止
受け部とを互いに係止する。このため、文字板と導光板
とを互いに位置決めすると、これらの文字板と導光板と
が互いに固定される。
【0028】請求項8に記載された本発明は、アーム部
とスリットが、そいぞれ、位置決め突起及び位置決め孔
を挟んで互いに相対向する位置に配されているので、文
字板と導光板とがより確実に互いに固定される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1ないし図6及び図8を参照して説明する。図1など
に示す本発明の第1の実施形態に係る取付構造25によ
って、文字板6eと導光板5aとを互いに固定される表
示計器としてのスピードメータ4aは、図8などに示す
計器装置としての車両用コンビネーションメータ1を構
成している。
【0030】図8に示す車両用コンビネーションメータ
1は、車両などの移動体に搭載されて、この移動体の運
転者に対し各種の情報を表示する装置である。前記車両
用コンビネーションメータ1は、図8に示すように、計
器ケースとしてのケーシング9と、文字板6と、見返し
板10と、透明カバー11と、などを備えている。
【0031】ケーシング9は、裏ケース2と表ケース3
とを備えている。裏ケース2は、運転者に対し相対する
開口部2aを有する箱状に形成されている。裏ケース2
の開口部2aを形成する外縁2bには、見返し板10の
後述する係止爪10eが挿入可能でかつ係止可能な受け
溝2cが複数形成されている。さらに、外縁2bには、
透明カバー11の後述する係止爪11eが挿入可能でか
つ係止可能な受け溝2dが複数形成されている。
【0032】表ケース3は、板状に形成されており、前
記裏ケース2の開口部2aを通ってこの裏ケース2内に
配される。表ケース3には、文字板6の後述するスピー
ドメータ用文字板6eと、タコメータ用文字板6fと、
ゲージ用文字板6gと、表示用文字板6hを、それぞれ
支持する窓3e,3f,3g,3hが形成されている。
【0033】これらの窓3e,3f,3g,3hは、そ
れぞれ、表ケース3を貫通して形成されており、ケース
2,3の内側と外側とを互いに連通する。窓3e,3
f,3g,3hは、それぞれ、前述した文字板6e,6
f,6g,6hの輪郭に沿って形成されている。
【0034】また、表ケース3が、裏ケース2内に収容
された状態で、これらのケース3,2の間には、ガラス
エポキシ樹脂などからなる比較的硬質なプリント基板3
6が設けられる。このプリント基板36には、複数の光
源37と、押圧式のスイッチ38と、後述するムーブメ
ント7a,7b,7c,7dそれぞれに駆動電力を供給
する複数のコイルばね状の端子ピン39と、液晶表示パ
ネル40などが実装されている。また、プリント基板3
6には、図1などに示す前記端子ピン39の近傍にスリ
ット41が形成されている。スリット41は、それぞ
れ、プリント基板36を貫通している。
【0035】この液晶表示パネル40は、車両の走行距
離(オド表示による走行距離とトリップ表示による走行
距離とのうち少なくとも一方の走行距離)を表示する。
液晶表示パネル40は、スピードメータ用文字板6eの
後述する走行距離表示窓6jを介して、運転者側に露出
する。前述した構成によって、ケース2,3は、光源3
7とムーブメント7a,7b,7c,7dなどを内部に
収容する。
【0036】文字板6は、車両の速度を表示するための
スピードメータ用文字板6eと、エンジンの回転数を表
示するためのタコメータ用文字板6fと、燃料の残量及
びエンジンの冷却水の温度を表示するためのゲージ用文
字板6gと、シフトポジションの表示や各種のウォーニ
ングの表示を行うための表示用文字板6hとを備えてい
る。スピードメータ用文字板6eとタコメータ用文字板
6fとは、それぞれ略円形に形成されており、略中央に
ムーブメント7a,7bのそれぞれの後述する出力軸8
a,8bが通ることのできる貫通孔13がそれぞれ形成
されている。
【0037】スピードメータ用文字板6eには、運転者
に相対する表面に、車両の走行速度を表示するための車
速表示用目盛6aが形成されている。スピードメータ用
文字板6eの下端部には、走行距離表示窓6jが形成さ
れている。走行距離表示窓6jは、スピードメータ文字
板6eを貫通している。タコメータ用文字板6fには、
運転者に相対する表面に、車両のエンジンの回転数を表
示するためのエンジン回転数表示用目盛6bが形成され
ている。
【0038】ゲージ用文字板6gは、長手方向が車両用
コンビネーションメータ1の幅方向に沿って形成された
楕円形状に形成されている。ケージ用文字板6gの長手
方向に沿った両端部には、ムーブメント7c,7dの後
述する出力軸8c,8dが通ることのできる貫通孔13
がそれぞれ形成されている。前記貫通孔13は、本明細
書に記した位置決め孔を構成している。
【0039】ゲージ用文字板6gには、運転者に相対す
る表面に、車両の燃料の残量を表示するための燃料残量
表示用目盛6cと、車両のエンジンの冷却水の温度を表
示するための冷却水温度表示用目盛6dとが形成されて
いる。前述した目盛6a,6b,6c,6dは、本明細
書に記した表示部となっている。
【0040】表示用文字板6hは、長手方向が車両コン
ビネーションメータ1の上下方向に沿った長方形状に形
成されている。表示用文字板6hには、運転者に相対す
る表面に、シフトポジションの表示や各種のウォーニン
グの表示を行うための各種の文字などからなる表示部6
kが形成されている。
【0041】前記文字板6e,6f,6g,6hは、そ
れぞれ、表ケース3の運転者側に配され、表ケース3の
窓3e,3f,3g,3hを覆うように表ケース3に取
り付けられる。文字板6e,6f,6g,6hは、それ
ぞれ窓3e,3f,3g,3hの縁部に支持される。
【0042】見返し板10は、文字板6の運転者側すな
わち前面側に配され、裏ケース2の開口部2aを形成す
る外縁2bに取り付けられるようになっている。見返し
板10は、前記文字板6e,6f,6g,6hをそれぞ
れ運転者に対して露出させるスピードメータ露出窓10
aと、タコメータ露出窓10bと、ゲージ露出窓10c
と、表示部露出窓10hと、を備えている。
【0043】また、見返し板10は、その外縁から裏ケ
ース2に向かって延びて形成された係止爪10eを備え
ている。係止爪10eは、ケーシング3の受け溝2c内
に挿入されて係止する。見返し板10は、係止爪10e
が受け溝2c内に係止すると、文字板6の各目盛6a,
6b,6c,6d及び表示部6k以外の表示不要部分を
運転者に対して遮蔽する。
【0044】透明カバー11は、板状に形成されかつ透
明性を有する樹脂などから形成されている。透明カバー
11は、見返し板10の運転者側すなわち前面側に配さ
れる。透明カバー11は、その外縁から裏ケース2に向
かって延びて形成された係止爪11eを備えている。係
止爪11eは、裏ケース2の受け溝2d内に挿入されて
係止する。
【0045】透明カバー11は、係止爪11eが受け溝
2d内に係止すると、前記開口部2aを閉じるように覆
う。透明カバー11は、文字板6の目盛6a,6b,6
c,6d、表示部6k及び見返し板10を覆って、車両
用コンビネーションメータ1内へ埃等が侵入しないよう
にする。
【0046】また、前記プリント基板36に実装された
スイッチ38には、棒状のトリップバー42が接続され
る。トリップバー42は、見返し10及び透明カバー1
1を貫通して運転者側に向かって突出する。
【0047】トリップバー42は、運転者によって押圧
操作されると、スイッチ38を介して、液晶表示パネル
40が表示する走行距離をオド表示による走行距離とト
リップ表示による走行距離とを切り替えたり、トリップ
表示よる走行距離をリセットしたりする。
【0048】車両用コンビネーションメータ1は、表示
計器として車両の速度を表示するためのスピードメータ
4aと、エンジンの回転数を表示するためのタコメータ
4bと、燃料の残量を表示するためのヒューエルゲージ
4cと、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチ
ャゲージ4dとを備えている。
【0049】これらのスピードメータ4a、タコメータ
4b、ヒューエルゲージ4c及びテンパラチャゲージ4
dは、それぞれ、計器ユニットとしてのムーブメント7
a,7b,7c,7dと、指針12a,12b,12
c,12dと、前述した文字板6e,6f,6gと、導
光板5a,5b,5c,5d等を備えている。
【0050】ムーブメント7a,7b,7c,7dは、
それぞれ、車両に搭載された図示しない車速検出手段、
エンジン回転数検出手段、燃料残量検出手段及び冷却水
温度検出手段などと接続している。ムーブメント7a,
7b,7c,7dは、それぞれ、これらの検出手段が検
出した計測量等に応じて回転する出力軸8a,8b,8
c,8dを備えている。
【0051】指針12a,12b,12c,12dは、
それぞれ、ムーブメント7a,7b,7c,7dそれそ
れの出力軸8a,8b,8c,8dと一体となって回転
するよう配されている。指針12a,12b,12c,
12dは、文字板6e,6f,6gに付された目盛6
a,6b,6c,6dなどと協働して計測量を表示す
る。
【0052】導光板5a,5b,5c,5dは、それぞ
れ対応する文字板6e,6f,6gの背面側に設けられ
ている。導光板5a,5b,5c,5dは、それぞれ光
源37が発した光を、前記指針12a,12b,12
c,12dまで導いて、これらの指針12a,12b,
12c,12dを光輝させる。
【0053】前述したメータ4a,4b及びゲージ4
c,4dは、互いに構成が略同等であるため、以下、ス
ピードメータ4a(図1に示す)を代表して、前記ムー
ブメント7a,7b,7c,7d、指針12a,12
b,12c,12d、文字板6e,6f,6g及び導光
板5a,5b,5c,5dの詳細な構成などを説明す
る。
【0054】ムーブメント7aは、互いに直交するよう
に巻き回された二つのコイルを有するいわゆるクロスコ
イル形計器となっている。ムーブメント7aは、図1に
示すように有底筒状に形成されたシールドケース14
と、このシールドケース14内に収容されたコイルボビ
ン15と、を備えている。
【0055】コイルボビン15には、二つのコイル16
a,16bが互いに直交するように導線が巻回されてい
る。コイルボビン15には、図示しない円盤状のマグネ
ットロータの中心に取り付けられた出力軸8aが回転自
在に配されている。この出力軸8aには、指針12aが
取り付けられる。出力軸8aには、前記導線によって構
成されたコイル16a,16bへの電圧の無印加時にお
いて、指針12aを零位置に戻すための図示しない帰零
用渦巻きばねが取り付けられている。
【0056】また、コイルボビン15には、シールドケ
ース14の外方向に向かって延出する一対のフランジ1
7が一体に形成されている。フランジ17は、コイルボ
ビン15の中心を通って互いに対称となる位置に配され
ている。フランジ17には、それぞれ、シールドケース
14の軸方向に沿って延在した一対の端子受け部18が
形成されている。端子受け部18は、前記フランジ17
からプリント基板36に向かって延びた管状に形成され
ている。
【0057】それぞれの端子受け部18には、その端面
から端子ピン39が係合可能となっている。端子受け部
18内には、それぞれ、シールドケース14の軸方向に
沿た導電材からなる図示しない端子部材が設けられてい
る。フランジ17の端面から突出する各端子部材の基部
は、略L字状に折曲されてシールドケース14の内側に
向かって延出している。
【0058】各フランジ17それぞれにつき2本ずつ合
計4本の端子部材の基部には、コイルボビン15に交差
状に巻回された2本のコイル16a,16bそれぞれの
両端部が接続されている。前述した構成によって、ムー
ブメント7aは、端子受け部18内に端子ピン39が係
合した状態で、ケース2,3内に収容される。端子受け
部18内に端子ピン39が係合すると、前記端子ピン3
9と二本のコイル16a,16bとが互いに電気的に接
続する。ムーブメント7aは、端子ピン39を介してコ
イル16a,16bに印加されることによって、出力軸
8aを回転させる。
【0059】導光板5aは、周知の導光材料などから比
較的高剛性に構成されており、図1及び図2に示すよう
に、文字板6eが重ねられる平坦な平坦部20と、この
平坦部20からムーブメント7aに向かって延びた複数
の係止爪21とを備えている。平坦部20には、出力軸
8aが通ることのできる貫通孔22と、液晶表示パネル
40が通ることのできる液晶表示パネル露出窓23と、
が形成されている。係止爪21は、それぞれ、プリント
基板36のスリット41に係止する。
【0060】導光板5aは、光源37が発する光を、ム
ーブメント7aの出力軸8aに取り付けられる指針12
aの後述する指示部51まで導いて、この指示部51を
光輝させる機能を有している。文字板6eは、導光板5
aの運転者側に配されて平坦部20に重ねられる。
【0061】導光板5aと文字板6eとは、図2などに
示す取付構造25によって、互いに固定される。図2等
に示された取付構造25は、導光板5aに設けられた位
置決め突起27と係止部28と、文字板6eに設けられ
た前述した貫通孔13と係止受け部としてのスリット2
6と、を備えている。
【0062】位置決め突起27と、係止部28とは、そ
れぞれ平坦部20から文字板6e側に向かって突出して
形成されている。位置決め突起27は、平坦部20の文
字板6eが重ねられる表面から文字板6e側に向かって
凸に形成されている。位置決め突起27は、図3に示す
ように、平面形状が円形に形成されており、貫通孔22
と同軸的に配されている。位置決め突起27は、文字板
6eの貫通孔13に嵌合する。
【0063】係止部28は、貫通孔22の近傍に設けら
れた複数のアーム部29と、それぞれのアーム部29の
先端部に設けられた鉤部30と、を備えている。アーム
部29は、それぞれ、平坦部20から文字板6eに向か
って延びて形成されている。アーム部29は、図2及び
図3に示すように、二つ設けられており、位置決め突起
27の周縁部に設けられている。アーム部29は、位置
決め突起27を挟んで互いに相対向する位置に設けられ
ている。
【0064】鉤部30は、それぞれのアーム部29の先
端部から互いに離れる方向に突出して形成されている。
即ち鉤部30は、図4などに示すように、それぞれのア
ーム部29の先端部から貫通孔22の外周方向に向かっ
て突出して形成されている。鉤部30は文字板6eに相
対する案内面31を備えている。案内面31は、平坦部
20から離れるのにしたがって即ち導光板5aから文字
板6eに向かうにしたがって、徐々に前記一対のアーム
部29が互いに近づく方向に傾斜して形成されている。
【0065】前記スリット26は、前記貫通孔13の周
縁部に二つ形成されている。スリット26は、文字板6
eが導光板5aに重ねられた際に、アーム部29と互い
に相対向する位置にそれぞれ配されている。スリット2
6は、貫通孔13を挟んで互いに相対向する位置に配さ
れている。スリット26は、文字板6eを貫通して形成
され、図示例においては、貫通孔13と互いに連通して
いる。
【0066】また、導光板5aは、係止爪21がスリッ
ト41に係止すると、平坦部20とプリント基板36と
の間にムーブメント7aを挟み込んで固定する。
【0067】指針12aは、基部50と、指示部51と
を備えている。基部50は、出力軸8aに取り付けられ
る。指示部51は、基部50から一方向に向かって延び
た錘状に形成されている。指針12aは、少なくとも前
記指示部51が周知の導光材料から構成されている。
【0068】また、表示計器としての、スピードメータ
4aは、文字板6eの目盛6aなどを光輝させるための
図示しない目盛用導光板を備えている。この目盛用導光
板は文字板6eの背面側に設けられ、光源41が発した
光を文字板6eの目盛6aまで導いて、前記目盛6aを
光輝させる。
【0069】前述した構成によれば、表示計器としての
スピードメータ4aを組み立てる際には、まず、ムーブ
メント7aの端子受け部18それぞれに端子ピン39を
係合させて、プリント基板36にムーブメント7aを取
り付ける。その後、導光板5aの係止爪21をプリント
基板36のスリット41に係止させて、導光板5aをプ
リント基板36に取り付ける。
【0070】このとき、導光板5aの平坦部20とプリ
ント基板36との間にムーブメント7aが挟み込まれ
て、端子ピン39とコイル16a,16bとの間の前述
した電気的な接続が維持された状態でムーブメント7a
が固定されるとともに、ムーブメント7aの出力軸8a
が貫通孔22内を通った状態となっている。このよう
に、プリント基板36、ムーブメント7a及び導光板5
aが互いに固定される。
【0071】導光板5aの位置決め突起27を文字板6
eの貫通孔13に嵌合させるとともに、係止部28をス
リット26内に係止させる。このとき、スリット26の
縁部と案内面31とが互いに当接し、鉤部30の互いの
間隔が狭くなる方向にアーム部29が変形されて、鉤部
30がスリット26内に係止されるよう案内されて圧入
される。
【0072】スリット26内に鉤部30が係止すると、
アーム部29の弾性復元力によって、鉤部30とスリッ
ト26との係止が維持されて、文字板6eと導光板5a
とが互いに固定される。なお、このとき、文字板6eの
貫通孔22内に出力軸8aが通って、文字板6eから運
転者側に突出した状態となっている。
【0073】このように、文字板6eが導光板5aに固
定される。文字板6eの貫通孔22から運転者側に突出
した出力軸6eの指針12aの基部50を取り付ける。
ムーブメント7aの出力軸8aとともに指針12aが回
転するようになり、前記端子ピン39などを介してコイ
ル16a,16bに印加することによって、指針12a
が計測量に応じて目盛6aを指示して、運転者に対して
計測量を表示することとなる。
【0074】本実施形態の車両用コンビネーションメー
タ1のスピードメータ4aの文字板6eと導光板5aと
の取付構造25によれば、導光板5aが文字板6eに向
かって突出した係止部28を有し、前記文字板6eがス
リット26を有している。さらに、係止部28が複数の
アーム部29とそれぞれのアーム部29の先端部からア
ーム部29が互いに離れる方向に突出した鉤部30とを
有しており、鉤部30をスリット26内に圧入して係止
させることによって、文字板6eと導光板5aとを互い
に固定することができる。
【0075】このため、文字板6eと導光板5aとを互
いに固定する際にねじなどを用いる必要がなくなって、
文字板6eの運転者側にねじ頭などが露出することが防
止され、車両用コンビネーションメータ1の美観を損ね
ることを防止できる。
【0076】また、鉤部30をスリット26に圧入して
係止させることによって、文字板6eと導光板5aとを
互いに固定することができるので、文字板6eと導光板
5aとを互いに固定する際にかかる手間などを抑制する
ことが可能となり、車両用コンビネーションメータ1の
組立工数を抑制して、車両用コンビネーションメータ1
のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0077】前記鉤部30が、複数のアーム部29が互
いに離れる方向にそれぞれのアーム部29の先端部から
突出して形成されているので、文字板6eと導光板5a
とが互いに固定されると、図5及び図6に示すように、
文字板6eが、鉤部30と導光板5aの平坦部20との
間に挟み込まれることとなる。このため、導光板5aに
対する文字板6eの浮き上がりが防止されるとともに、
文字板6eと導光板5aとの間のがたつきが防止され
る。
【0078】案内面31が、導光板5aから文字板6e
に向かうにしたがって複数のアーム部29が互いに近づ
く方向に徐々に傾斜して形成されているので、スリット
26に圧入される際に鉤部30がスリット26内に案内
される。このため、鉤部30とスリット26の係止をよ
り一層容易でかつ確実に行うことができる。
【0079】さらに、導光板5aが文字板6eの貫通孔
13に嵌合する位置決め突起27を備えている。このた
め、文字板6eと導光板5aとを互いに固定した際に、
文字板6eと導光板5aとを互いに位置決めすることが
できる。文字板6eと導光板5aと互いに固定する際に
生じる文字板6eと導光板5aとの位置決めにかかる手
間などを抑制することが可能となる。したがって、車両
用コンビネーションメータ1の組立工数を抑制して、車
両用コンビネーションメータ1のコストの高騰を抑制す
ることが可能となる。
【0080】また、係止部28のアーム部29が位置決
め突起27の周縁でかつこの位置決め突起27を挟んで
互いに相対向する位置に配され、前記スリット26が貫
通孔13の周縁でかつこの貫通孔13を挟んで互いに相
対向する位置に配されているので、文字板6eと導光板
5aとがより確実に固定される。
【0081】次に、本発明の第2の実施形態を、図7を
参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同
一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。本
実施形態のスピードメータ4aの文字板6eと導光板5
aとの取付構造25では、前記アーム部29が、導光板
5aの貫通孔22の周縁部に4つ設けられている。それ
ぞれのアーム部29の先端部に鉤部30が設けられてい
る。アーム部29は、貫通孔22を中心とした周方向に
沿って互いに略等間隔となる位置にそれぞれ配されてい
る。
【0082】本実施形態の取付構造25においても、前
述した第1の実施形態と同様に、文字板6eと導光板5
aとを互いに固定する際にねじなどを用いる必要がなく
なって、文字板6e側すらわち運転者側にねじの頭など
が露出することがない。したがって、車両用コンビネー
ションメータ1の美観を損ねることを防止できる。
【0083】また、係止部28とスリット26とを互い
に係止させることによって、文字板6eと導光板5aと
を互いに固定することができるので、文字板6eと導光
板5aとを互いに固定する際にかかる手間などを抑制す
ることが可能となり、車両用コンビネーションメータ1
の組立工数を抑制して、車両用コンビネーションメータ
1のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0084】前述した第1及び第2の実施形態において
は、表示計器としてスピードメータ4aを代表して説明
したが、タコメータ4b及び各ゲージ4c,4dの文字
板6f,6gと導光板5b,5c,5dとを互いに固定
する際にも、前述した実施形態の係止部28とスリット
26とを備えた取付構造25を用いることができる。
【0085】また、前述した実施形態では、係止部28
を導光板5aに設けスリット26を文字板6eに設けて
いるが、前記係止部28を文字板6eに設けてスリット
26を導光板5aに設けても良いことは勿論である。な
お、このとき、係止部28を文字板6eから導光板5a
に向かって突出して形成し、スリット26を導光板5a
の平坦部20を貫通して形成する。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、文字板と導光板とのうち一方が有する係
止部と、前記他方が有する係止受け部とを互いに係止さ
せて文字板と導光板とを互いに固定する。このため、文
字板と導光板とを互いに固定する際にねじなどを用いる
必要がなくなって、文字板側すらわち移動体の運転者側
にねじの頭などが露出することがない。したがって、計
器装置自体の美観を損ねることを防止できる。
【0087】また、係止部と係止受け部とを互いに係止
させることによって、文字板と導光板とを互いに固定す
ることができる。したがって、文字板と導光板とを互い
に固定する際にかかる手間などを抑制することが可能と
なり、計器装置の組立工数を抑制して、計器装置のコス
トの高騰を抑制することが可能となる。
【0088】請求項2に記載された本発明によれば、請
求項1の効果にくわえ、鉤部をスリット内に圧入するこ
とによって、鉤部をスリットに係止させる。このよう
に、鉤部をスリットに挿入するだけで文字板と導光板と
を互いに固定することができる。したがって、文字板と
導光板とを互いに固定する際にかかる手間などをより抑
制することが可能となり、計器装置の組立工数をより抑
制して、計器装置のコストの高騰をより抑制することが
可能となる。
【0089】また、鉤部とスリットとが互いに係止した
際に、前記他方が前記鉤部と前記一方との間に挟み込ま
れることとなるため、副次的な効果として導光板に対す
る文字板の浮き上がりが防止されるとともに、文字盤と
導光板との間のがたつきが防止される。
【0090】請求項3に記載された本発明によれば、請
求項2に効果にくわえ、案内面が鉤部のスリットへの係
止を案内するので、鉤部のスリットへの係止をより容易
に行うことができる。したがって、美観を損ねることを
防止できることにくわえ、文字板と導光板とを互いに固
定する際にかかる手間などをより抑制することが可能と
なり、組立工数をより抑制して、計器装置のコストの高
騰をより抑制することが可能となる。
【0091】請求項4に記載された本発明によれば、前
記案内面が、前記一方から他方に向かうにしたがって前
記複数のアーム部が互いに近づく方向に傾斜して形成さ
れているので、この案内面が、より確実に鉤部をスリッ
トへの係止に案内する。このため、鉤部とスリットの互
いの係止をより一層容易でかつ確実に行うことができ
る。
【0092】したがって、美観を損ねることを防止でき
ることにくわえ、文字板と導光板とを互いに固定する際
にかかる手間などをより一層抑制することが可能とな
り、計器装置の組立工数をより抑制して、計器装置のコ
ストの高騰をより一層抑制することが可能となる。
【0093】請求項5に記載された本発明によれば、文
字板が係止受け部を有し、導光板が係止部を有している
ので、導光板に対し文字板が確実に固定される。したが
って、計器装置の美観を損ねることを防止しかつコスト
の高騰を抑制できることにくわえ、文字板の浮き上がり
やがたつきがより確実に防止できる。
【0094】請求項6に記載された本発明によれば、文
字板と導光板とを互いに固定する際に、前記位置決め突
起と位置決め孔とを互いに嵌合させて、前記文字板と導
光板とを互いに位置決めできるので、文字板と導光板と
互いに固定する際に、互いの位置決めにかかる手間など
を抑制することが可能となる。
【0095】したがって、計器装置の美観を損ねること
を防止できることにくわえ、文字板と導光板とを互いに
固定する際にかかる手間などをより一層抑制することが
可能となり、計器装置の組立工数をより一層抑制して、
計器装置のコストの高騰をより一層抑制することが可能
となる。
【0096】請求項7に記載された本発明によれば、計
器装置の美観を損ねることを防止できることにくわえ、
文字板と導光板とを互いに位置決めすると、これらの文
字板と導光板とが互いに固定されるので、文字板と導光
板とを互いに固定する際にかかる手間などをより一層確
実に抑制することが可能となり、計器装置のコストの高
騰をより一層確実に抑制することが可能となる。
【0097】請求項8に記載された本発明によれば、計
器装置の美観を損ねることを防止できかつ計器装置のコ
ストの高騰をより一層確実に抑制できることにくわえ、
文字板と導光板とをより確実に固定することがが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る文字板と導光板
との取付構造を備えたスピードメータの分解した状態を
示す斜視図である。
【図2】同実施形態の取付構造を示す斜視図である。
【図3】同実施形態の導光板の正面図である。
【図4】図3中のIV―IV線に沿う断面図である。
【図5】同実施形態の文字板と導光板とが互いに固定さ
れた状態を示す断面図である。
【図6】図5中のVI部分を拡大して示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る導光板の正面図
である。
【図8】本発明の取付構造を備えたスピードメータを備
えた車両用コンビネーションメータを分解して示す斜視
図である。
【図9】従来の文字板と導光板との取付構造を備えたス
ピードメータの分解した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用コンビネーションメータ(計器装置) 5a,5b,5c,5d 導光板 6 文字板 6a 車速表示用目盛(表示部) 6b エンジン回転数表示用目盛(表示部) 6c 燃料残量表示用目盛(表示部) 6d 冷却水温度表示用目盛(表示部) 6e スピードメータ用文字板 6f タコメータ用文字板 6g ゲージ用文字板 12a,12b,12c,12d 指針 13 貫通孔(位置決め孔) 25 取付構造 26 スリット(係止受け部) 28 係止部 29 アーム部 30 鉤部 31 案内面 37 光源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を有する文字板と、前記文字板の
    表示部を指示して計測量を表示する指針と、光源から入
    射された光を前記文字板の表示部と前記指針とのうち少
    なくとも一方まで導いて光輝させる導光板と、を備えた
    計器装置において、前記文字板と導光板とを互いに固定
    する取付構造であって、 前記文字板と前記導光板とのうち一方が、他方に向かっ
    て突出する係止部を有し、 前記他方が前記係止部が係止する係止受け部を有し、 前記係止部と係止受け部とを互いに係止させることによ
    って、前記文字板と導光板とを互いに固定することを特
    徴とする計器装置の文字板と導光板との取付構造。
  2. 【請求項2】前記係止部が、前記文字板と前記導光板と
    のうち一方から他方に向かって突出した複数のアーム部
    と、ぞれぞれのアーム部の先端部からこれらのアーム部
    が互いに離れる方向に突出した鉤部と、を備え、 前記係止受け部が、前記他方を貫通しかつ前記アーム部
    それぞれと対向合致する位置に配されたスリットに形成
    され、 前記係止部の鉤部と前記スリットの周縁とを互いに当接
    させ、前記鉤部を前記スリット内に圧入して前記スリッ
    トに係止させ、前記鉤部がスリットに係止した状態を維
    持することによって、前記文字板と導光板とを互いに固
    定することを特徴とする請求項1記載の計器装置の文字
    板と導光板との取付構造。
  3. 【請求項3】前記係止部が、前記鉤部のスリットへの係
    止を案内する案内面を備えたことを特徴とする請求項2
    記載の計器装置1の文字板と導光板との取付構造。
  4. 【請求項4】前記案内面が、前記文字板と前記導光板と
    のうち一方から他方に向かうにしたがって、前記複数の
    アーム部が互いに近づく方向に徐々に傾斜して形成され
    たことを特徴とする請求項3記載の計器装置の文字板と
    導光板との取付構造。
  5. 【請求項5】前記係止部が導光板に設けられ、かつ前記
    係止受け部が前記文字板に設けられたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の計
    器装置の文字板と導光板との取付構造。
  6. 【請求項6】前記係止部を有した前記文字板と導光板と
    のうち一方が、前記他方に向かって突出した位置決め突
    起を備え、 前記他方が、前記位置決め突起が嵌合する位置決め孔を
    有したことを特徴とする請求項2ないし請求項5のうち
    いずれか一項に記載の計器装置の文字板と導光板との取
    付構造。
  7. 【請求項7】前記係止部が前記位置決め突起の周縁部に
    設けられ、 前記係止受け部が前記位置決め孔の周縁部に設けられた
    ことを特徴とする請求項6に記載の計器装置の文字板と
    導光板との取付構造。
  8. 【請求項8】前記アーム部が前記位置決め突起を挟んで
    互いに相対向する位置に配され、 前記スリットが前記位置決め孔を挟んで互いに相対向す
    る位置に配されたことを特徴とする請求項7に記載の計
    器装置の文字板と導光板との取付構造。
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