JP3712170B2 - 計器装置の操作棒の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両、船舶等の移動体に搭載される計器装置に関し、計器ケースに取り付けられるプリント基板に実相されたスイッチと相対向して配される操作棒を取り付けるための計器装置の操作棒の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両、船舶などの移動体には、各種の計測ユニットが計測した複数の情報を移動体の運転者に対し表示する計器装置が搭載される。
【0003】
この種の計器装置として、例えば、移動体としての車両の速度を表示する表示計器としてのスピードメータと、エンジンの回転数を表示する表示計器としてのタコメータと、燃料の残量を表示する表示計器としてのヒューエルゲージと、エンジンの冷却水の温度を表示する表示計器としてのテンパラチャゲージなどを備えた車両用コンビネーションメータが用いられる。
【0004】
前述した車両用コンビネーションメータは、前述した各メータ及びゲージを収容する計器ケースと、この計器ケース内に収容されるなどして設けられるプリント基板などを備えている。さらに、前述した車両用コンビネーションメータは、前述した各メータ及びゲージの他に、車両の走行距離などを表示する液晶表示パネルなどを備えている。
【0005】
液晶表示パネルは、前述した車両の累積した走行距離(以下オド表示による走行距離と呼ぶ)と、運転者が任意に設定したある時点からの走行距離(以下トリップ表示による走行距離と呼ぶ)と、を表示することが望まれている。
【0006】
このため、前記プリント基板には押圧式のスイッチなどが実装されており、このスイッチの操作子と相対向しかつ運転者側に突出した操作棒としてのトリップバーが設けられている。このトリップバーを押圧すると、前記スイッチの操作子が押圧されて、前述したオド表示による走行距離とトリップ表示による走行距離とを切り替えたり、前記トリップ表示による走行距離をリセットしたりするようになっている。
【0007】
前述したトリップバー141の取付構造として、従来、図9に示す取付構造125Aや、図10に示す取付構造125Bが用いられてきた。図9に例示された取付構造125Aは、計器ケースに係止する爪部121と、トリップバー142の前述したスイッチの操作子と相対向する端部に取り付けられたコイルばね143とを備えている。
【0008】
爪部121は、トリップバー142の端部から計器ケースに向かって延びた弾性変形可能なアーム部129と、このアーム部129の先端部に設けられた鉤部130と、を一体に備えている。爪部121は、弾性変形可能な合成樹脂などから一体に成形されている。
【0009】
爪部121は、鉤部130が、計器ケースに係止してトリップバー142を計器ケースに対して固定する。コイルばね143は、運転者などが押圧していない状態において、前記トリップバー141がスイッチの操作子を押圧していない状態に復帰させる。
【0010】
一方、図10に例示された取付構造125Bは、計器ケースに係止する爪部131と、トリップバー142のスイッチの操作子と相対向する端部に取り付けられたばね部材132と、を備えている。
【0011】
爪部131は、図10(A)に示すように、トリップバー142の端部から計器ケースに向かって延びた弾性変形可能なアーム部139と、このアーム部139の先端部に設けられた鉤部140と、を一体に備えている。爪部131は、弾性変形可能な合成樹脂などから一体に成形されている。爪部131は、計器ケースに係止してトリップバー142を計器ケースに対して固定する。
【0012】
ばね部材132は、図10(B)に示すように、トリップバー142の端部からスイッチの操作子に向かってジグザグ状に形成されている。ばね部材132は、前記ジグザグ状に形成された部分などが弾性を有するように合成樹脂などから一体に成形されている。ばね部材132は、運転者などが押圧していない状態において、前記トリップバー142がスイッチの操作子を押圧していない状態に復帰させる。
【0013】
また、図9及び図10に例示された取付構造125A,125Bを用いると、共に、トリップバー142に円環状のパッキン150が取り付けられるようになっている。このパッキン150は、計器ケースの中に埃などが侵入することを防止する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の車両用コンビネーションメータのトリップバー142の取付構造125A,125Bは、前述したパッキン150などのトリップバー142とは別体の部品が必要であった。さらに、取付構造125Aではコイルばね142が必要であり、取付構造125Bではばね部材132が必要であった。
【0015】
このため、部品点数が増加するとともに、トリップバー142を取り付ける際に係る工数が増加する傾向となって、車両用コンビネーションメータ自体のコストが高騰する傾向となっていた。
【0016】
また、図10に示された取付構造125Bではばね部材132がジグザグ状などの比較的複雑な形状を有しており、前述したジグザグ状に形成された一部分のいわゆるアンダーカット部を成形するために、ばね部材132を成形するために用いられる型に例えば上型と下型とは別体でかつこれらの上型と下型とが互いに接離する方向に対し交差する方向に移動可能な第3の型が必要となっていた。このため、ばね部材を成形する際に係るコストが高騰して、車両用コンビネーションメータ自体のコストが高騰する傾向となっていた。
【0017】
したがって、本発明の目的は、部品点数及び組立にかかる工数を抑制して、コストの高騰を抑制できる計器装置の操作棒の取付構造を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の計器装置の操作棒の取付構造は、計器ケース内に収容された計器ユニットが表示する計測量を視認させるとともに、前記計器ケースに取り付けられたプリント基板と、前記プリント基板に実装されたスイッチと、前記プリント基板に一端部が相対向して配されかつ他端部が前記計器ケースを貫通して突出した操作棒と、を備えた計器装置において、前記操作棒の取付構造であって、前記計器ケースに設けられた係止部と、前記操作棒に設けられかつ前記係止部が係止する係止受け部とを備え、前記係止部と係止受け部とが互いに係止すると前記操作棒の軸線に沿った移動が許容されかつ前記係止部が操作棒の軸線に対し交差する方向に沿って位置決めすることを特徴としている。
【0019】
請求項2に記載の本発明の計器装置の操作棒の取付構造は、請求項1記載の計器装置の操作棒の取付構造において、前記計器ケースが前記プリント基板と相対向して配される対向壁と対向壁に設けられた貫通孔とを備え、前記係止部が前記計器ケースの対向壁の貫通孔の周縁部からプリント基板に向かって延びた弾性を有する複数のアーム部と、それぞれのアーム部の先端部から互いに近づく方向に突出した係止突起とを備え、前記係止受け部が前記操作棒の外周面から凹でかつこの操作棒の周方向に沿った凹溝に形成され、前記操作棒を前記係止突起と当接させかつアーム部の弾性復元力に抗して前記貫通孔内に挿入して前記凹溝に係止突起を係止させ、前記アーム部の弾性力によって係止突起が凹溝に係止した状態を維持することを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の本発明の計器装置の操作棒の取付構造は、請求項2記載の計器装置の操作棒の取付構造において、前記係止部の複数のアーム部が、凹溝内に係止突起が係止した際に、それぞれの先端部に設けられた係止突起が互いに操作棒を挟み込む方向に沿った弾性力を生じることを特徴としている。
【0021】
請求項4に記載の本発明の計器装置の操作棒の取付構造は、請求項2または請求項3に記載の計器装置の操作棒の取付構造において、前記複数のアーム部が、前記操作棒を挟んで互いに相対向する位置に配されたことを特徴としている。
【0022】
請求項5に記載の本発明の計器装置の操作棒の取付構造は、請求項2ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の計器装置の操作棒の取付構造において、前記スイッチが前記プリント基板に固定されるスイッチ本体と、このスイッチ本体に対し突没自在に設けられかつ初期状態において前記本体から突出した状態に付勢された操作子と、を備え、前記係止突起と凹溝とは互いに係止した際に、前記係止突起と前記凹溝との間に、前記軸線に沿った前記操作子の移動ストロークに応じた遊びが設けられていることを特徴としている。
【0023】
請求項1に記載された本発明は、計器ケースに係止部が設けられ、前記操作棒に係止受け部が設けられ、これらの係止部と係止受け部とを互いに係止して、操作棒を取り付ける。このため、操作棒などとは別体の部材などを用いることなく操作棒を計器ケースに取り付けることができる。したがって、部品点数の増加を抑制することが可能となるとともに、係止部と係止受け部とを互いに係止させるだけで操作棒を取り付けることができるので、操作棒を取り付ける際にかかる組立工数などを抑制することができる。
【0024】
係止部と係止受け部とが互いに係止すると、操作棒の軸線に沿った移動が許容されるので、スイッチとして操作子が非操作時に初期状態に復帰する自己復帰型のものを用いると、操作棒とは別体のコイルばねやばね部材を用いる必要が生じない。また、係止部と係止受け部とが互いに係止すると、操作棒が軸線に対し交差する方向に沿って位置決めされるので、操作棒などとは別体のパッキンなどの部材などを用いることなく計器ケース内への埃の侵入を防止して、操作棒を確実に計器ケースに取り付けることができる。
【0025】
請求項2に記載された本発明は、係止受け部が操作棒の外周面から凹の凹溝に形成されている。このため、係止受け部を容易に操作棒に形成することが可能となる。また、計器ケースがプリント基板に相対向する対向壁に貫通孔を備えており、係止部が貫通孔の周縁部に設けられかつ弾性を有する複数のアーム部とそれぞれのアーム部の先端部から互いに近づく方向に突出した係止突起とを有している。
【0026】
アーム部の弾性復元力に抗して操作棒を貫通孔内に挿入することによって、係止突起を凹溝に係止させる。係止突起が凹溝に係止すると、アーム部の弾性力によって係止突起と凹溝とが互いに係止した状態を維持する。このため、操作棒を貫通孔内に挿入するだけて、操作棒を計器ケースに取り付けることができる。したがって、操作棒を取り付ける際にかかる組立工数などをより抑制することができる。
【0027】
請求項3に記載された本発明は、凹溝内に係止突起が係止すると、複数のアーム部それぞれが互いに操作棒を挟み込む方向に沿った弾性力を生じるので、貫通孔内に操作棒を挿入するだけで操作棒を確実に取り付けることができることにくわえ、取り付けられた操作棒の不意な脱落を防止することができる。
【0028】
また、アーム部が操作棒を挟み込む方向に沿った弾性力を生じるので、操作棒がその軸線に対し交差する方向に沿ってより確実に位置決めされる。このため、操作棒などとは別体のパッキンなどの部材などを用いることなく計器ケース内に埃の侵入をより確実に防止して、操作棒をより確実に計器ケースに取り付けることができる。
【0029】
請求項4に記載された本発明は、係止部の複数のアーム部が、互いに操作棒を挟んで相対する位置に設けられているので、取り付けられた操作棒の不意な脱落をより確実に防止することができる。
【0030】
請求項5に記載された本発明は、互いに係止した状態で。スイッチの操作子の移動ストロークに応じた遊びが、係止突起と凹溝との間に設けられている。このため、操作棒とは別体のコイルばねやばね部材を用いる必要がより一層生じない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図8を参照して説明する。
図1などに示す本発明の一実施形態に係る取付構造25は、図8などに示す計器装置としての車両用コンビネーションメータ1に用いられる。
【0032】
図8に示す車両用コンビネーションメータ1は、車両などの移動体に搭載されて、この移動体の運転者に対し各種の情報を表示する装置である。前記車両用コンビネーションメータ1は、図8に示すように、計器ケースとしてのケーシング9と、表示計器4と、文字板6と、見返し板10と、透明カバー11と、などを備えている。
【0033】
ケーシング9は、表ケース2と、裏カバー3とを備えている。表ケース2は、合成樹脂などから成形されており、運転者に相対する対向壁2aと、この対向壁2aの周縁から運転者からみて背面側に延びた周壁2jとを備えた箱状に形成されている。
【0034】
表ケース2の対向壁2aには、後述するムーブメント7a,7b,7c,7dそれぞれを収容するムーブメント収容窓2e,2f,2g,2hと、貫通孔22などが形成されている。これらの窓2e,2f,2g,2hは、それぞれ、対向壁2aを貫通して形成されており、ケーシング9の内側と外側とを互いに連通している。
【0035】
貫通孔22は、後述するプリント基板36に実装されるスイッチ38に相対向する位置に配されている。貫通孔22は、対向壁2aを貫通して形成されており、ケーシング9の内側と外側とを互いに連通している。
【0036】
表ケース2の外縁2bには、見返し板10の後述する係止爪10eが挿入可能でかつ係止可能な受け溝2cが複数形成されている。さらに、外縁2bには、透明カバー11の後述する係止爪11eが挿入可能でかつ係止可能な受け溝2dが複数形成されている。
【0037】
裏カバー3は板状に形成されており、表ケース2の周壁2jの縁部に取り付けられて、前記周縁2jが形成する開口部2kを覆った状態で前記対向壁2aとほぼ平行に配される。
【0038】
また、表ケース2と裏カバー3との間には、ガラスエポキシ樹脂などからなる比較的硬質なプリント基板36が設けられる。このプリント基板36は、板状に形成されており、前記表ケース2の対向壁2a及び裏カバー3と略平行でかつ前記対向壁2aと相対向して配される。
【0039】
このプリント基板36には、複数の光源37と、押圧式のスイッチ38と、後述するムーブメント7a,7b,7c,7dそれぞれに駆動電力を供給する複数のコイルばね状の端子ピン39と、液晶表示パネル40などが実装されている。
【0040】
前記スイッチ38は、図1などに示すように、プリント基板36に固定されるスイッチ本体38aと、このスイッチ本体38aに対して突没自在に設けられた操作子38bとを備えている。操作子38bは、スイッチ本体38aに向かって押圧されるとスイッチ本体38aに没する。
【0041】
操作子38bは、スイッチ本体38aに向かって押圧されていない状態では、スイッチ本体38aから突出した初期状態となるように図示しないばねなどによって付勢されている。スイッチ38は、操作子38bを前記貫通孔22に相対向させた状態でプリント基板36に実装されている。
【0042】
液晶表示パネル40は、車両の走行距離(オド表示による走行距離とトリップ表示による走行距離とのうち少なくとも一方の走行距離)を表示する。液晶表示パネル40は、文字板6の後述する走行距離表示窓6jを介して、運転者側に露出する。
【0043】
前述した構成によって、ケーシング9は、光源37とムーブメント7a,7b,7c,7dなどを内部に収容する。
【0044】
文字板6は、表ケース3の対向壁2a上に重ねられて配される。文字板6には、運転者に相対する表面に、各種の文字表示を行うための、車速表示用目盛6aとエンジン回転数表示用目盛6bと燃料残量表示用目盛6cと冷却水温度表示用目盛6dが形成されている。これらの目盛6a,6b,6c,6dは、本明細書に記した表示部となっている。
【0045】
また、文字板6には、運転者に相対する表面に、シフトポジションの表示や各種のウォーニングの表示を行うための各種の文字などからなる表示部6kと、前記液晶表示パネル40を運転者に対して露出させる走行距離表示窓6jと、が形成されている。
【0046】
表示計器4は、車両の速度を表示するためのスピードメータ4aと、エンジンの回転数を表示するためのタコメータ4bと、燃料の残量を表示するためのヒューエルゲージ4cと、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージ4dとを備えている。
【0047】
これらのスピードメータ4a、タコメータ4b、ヒューエルゲージ4c及びテンパラチャゲージ4dは、それぞれ、計器ユニットとしてのムーブメント7a,7b,7c,7dと、指針12a,12b,12c,12dと、前述した目盛6a,6b,6c,6dと、導光板5a,5b,5c,5d等によって構成されている。
【0048】
ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、車両に搭載された図示しない車速検出手段、エンジン回転数検出手段、燃料残量検出手段及び冷却水温度検出手段などと接続している。ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、これらの検出手段が検出した計測量等に応じて回転する出力軸8a,8b,8c,8dを備えている。
【0049】
ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、前述した窓2e,2f,2g,2h内に収容されている。ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、前述した端子ピン39と電気的に接続する。ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、端子ピン39などを介して印加されることによって出力軸8a,8b,8c,8dを回転させる。
【0050】
指針12a,12b,12c,12dは、それぞれ、ムーブメント7a,7b,7c,7dそれそれの出力軸8a,8b,8c,8dと一体となって回転するよう配されている。指針12a,12b,12c,12dは、文字板6に付された目盛6a,6b,6c,6dなどと協働して計測量を表示する。
【0051】
導光板5a,5b,5c,5dは、文字板6の背面側に設けられている。導光板5a,5b,5c,5dは、それぞれ対応する目盛6a,6b,6c,6dの背面側に設けられている。導光板5a,5b,5c,5dは、それぞれ光源37が発した光を、前記指針12a,12b,12c,12dまで導いて、これらの指針12a,12b,12c,12dを光輝させる。
【0052】
見返し板10は、文字板6の運転者側すなわち前面側に配され、表ケース2に取り付けられるようになっている。見返し板10は、前記目盛6a,6b,6c,6d及び表示部6kをそれぞれ運転者に対して露出させるスピードメータ露出窓10aと、タコメータ露出窓10bと、ゲージ露出窓10cと、表示部露出窓10hと、を備えている。
【0053】
また、見返し板10は、その外縁から表ケース2に向かって延びて形成された係止爪10eを備えている。係止爪10eは、表ケース2の受け溝2c内に挿入されて係止する。見返し板10は、係止爪10eが受け溝2c内に係止すると、文字板6の各目盛6a,6b,6c,6d及び表示部6k以外の表示不要部分を運転者に対して遮蔽する。
【0054】
透明カバー11は、板状に形成されかつ透明性を有する樹脂などから形成されている。透明カバー11は、見返し板10の運転者側すなわち前面側に配される。透明カバー11は、その外縁から表ケース2に向かって延びて形成された係止爪11eを備えている。係止爪11eは、表ケース2の受け溝2d内に挿入されて係止する。
【0055】
透明カバー11は、係止爪11eが受け溝2d内に係止すると、前記開口部2aを閉じるように覆う。透明カバー11は、文字板6の目盛6a,6b,6c,6d、表示部6k及び見返し板10を覆って、車両用コンビネーションメータ1内へ埃等が侵入しないようにする。
【0056】
前記文字板6、見返し板10及び透明カバー11には、それそれ、前述した表ケース2の貫通孔22とそれぞれ対向合致するトリップバー露出孔6m,10m,11mが形成されている。トリップバー露出孔6m,10m,11mは、それぞれ文字板6、見返し板10及び透明カバー11を貫通している。
【0057】
また、前記プリント基板36に実装されたスイッチ37には、棒状の操作棒としてのトリップバー42が接続される。トリップバー42は、図1などに示すように、一端部42aがスイッチ36と相対向し、他端部42aが、前述したトリップバー露出孔6mなどを通って運転者側に向かって突出して設けられる。
【0058】
トリップバー42は、運転者によって押圧操作されると、スイッチ38を介して、液晶表示パネル40が表示する走行距離をオド表示による走行距離とトリップ表示による走行距離とを切り替えたり、トリップ表示よる走行距離をリセットしたりする。
【0059】
次に、前記トリップバー42を車両用コンビネーションメータ1に取り付けるための取付構造25を、図1ないし図7を参照して説明する。
【0060】
取付構造25は、図1に示すように、表ケース2の対向壁2aに設けられた係止部28と、トリップバー42に設けられた係止受け部としての凹溝26と、を備えている。
【0061】
係止部28は、貫通孔22の周縁に設けられた複数のアーム部29と、それぞれのアーム部29の先端部に設けられた係止突起30と、を備えている。アーム部29は、それぞれ、表ケース2の対向壁2aからプリント基板36に向かって延びて形成されている。アーム部29は、対向壁2aと一体に形成されており、表ケース2と同様に合成樹脂などから成形されて、弾性を有している。
【0062】
本実施形態において、アーム部29は、図3及び図5などに示すように、一対設けられており、貫通孔22の周縁部でかつこの貫通孔22の中心を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ設けられている。
【0063】
係止突起30は、それぞれのアーム部29の先端部から互いに近づく方向に突出して形成されている。即ち、係止突起30は、図3及び図4などに示すように、それぞれのアーム部29の先端部から貫通孔22の内周方向に向かって突出して形成されている。
【0064】
係止突起30は、案内面31を備えている。案内面31は係止突起30の文字板6側に位置している。それぞれの案内面31は、対向壁2aからプリント基板36に向かうにしたがって徐々に前記アーム部29が互いに近づく方向に傾斜して形成されている。すなわち、案内面31は、対向壁2aからプリント基板36に向かうにしたがって徐々に貫通孔22の径が小さくなる方向に傾斜して形成されている。
【0065】
凹溝26は、図2に示すように、トリップバー42の外周面から凹に形成されている。凹溝26は、トリップバー42の周方向に沿って形成されている。
【0066】
前述した構成によれば、トリップバー42を車両用コンビネーションメータ1に取り付ける際には、まず、表ケース2とプリント基板36とは、前記スイッチ38の操作子38bと貫通孔22とが互いに相対向した状態となっている。
【0067】
貫通孔22内に、トリップバー42の凹溝26が形成された側の一端部42aを、運転者側から挿入していく。すると、トリップバー42の一端部42aに位置する端面42cと、係止突起30の案内面31とが互いに当接する。
【0068】
トリップバー42の端面42cと案内面31とが当接した状態でさらにトリップバー42を貫通孔22内に挿入していくと、図6に示すように、複数のアーム部29が互いの間隔が拡がる方向に図中の矢印Kに沿って曲げられるとなる。
【0069】
すると、アーム部29が、弾性を有する合成樹脂などから構成されているので、複数のアーム部29が互いの間にトリップバー42を挟み込む方向に弾性復元力を生じる。さらに、トリップバー42を挿入していくと、凹溝26内に係止突起30が係止することとなる。このとき、アーム部29は、係止突起30とトリップバー42とが互いに密接する方向に弾性復元力を生じる。
【0070】
すなわち、アーム部29は、係止突起30が凹溝26内に係止した状態で、係止突起30が互いにトリップバー42を挟み込む方向に図7に示した矢印Fに沿った弾性力を生じる。このように、係止突起30が凹溝26に係止すると、アーム部29の弾性力によって係止突起30が凹溝26内に係止した状態を維持する。
【0071】
係止突起30が凹溝26に係止すると、アーム部29の弾性力によって係止突起30が凹溝26内に係止した状態を維持されるので、トリップバー42は、その軸線Pに対し交差する方向に沿って位置決めされることとなる。
【0072】
トリップバー42は、係止突起30と凹溝26とが互いに係止すると、端面42cが初期状態に位置する操作子38bと互いに当接する。また、係止突起30と凹溝26とが互いに係止した状態において、トリップバー42の凹溝26と、係止突起30との間には、例えば、操作子38bのスイッチ本体38aに対する移動ストロークに応じた、前記軸線Pに沿った0.2mmから0.5mm程度の遊び50が設けられている。
【0073】
この遊び50によって、トリップバー42は、操作子38bをスイッチ本体38aに没した状態と、操作子38bをスイッチ本体38aから突出した状態と、に亘って移動することを許容する。すなわち、係止突起30と凹溝26とが互いに係止すると、トリップバー42の軸線Pに沿った移動が許容される。
【0074】
トリップバー42が、表ケース2などに取付けられた後、図7に示すように、トリップバー露出孔6m内にトリップバー42を通して、表ケース2の対向壁2aに文字板6を重ねるように取り付ける。
【0075】
本実施形態の車両用コンビネーションメータ1のトリップバー42の取付構造25によれば、係止突起30と凹溝26とを互いに係止してトリップバー42を取り付けると、このトリップバー42の軸線Pに沿った移動が許容されるので、このトリップバー42とは別体のコイルばねやばね部材を用いる必要が生じない。
【0076】
また、係止突起30と凹溝26とを互いに係止してトリップバー42を取り付けると、トリップバー42が軸線Pに対し交差する方向に沿って位置決めされるので、トリップバー42などとは別体のパッキンなどの部材を用いることなくケーシング9内に埃などが侵入することを防止できる。このため、部品点数を抑制することが可能となる
【0077】
さらに、トリップバー42を貫通孔22内に挿入するだけで、このトリップバー42を取り付けることができるので、トリップバー42を取り付ける際にかかる組立工数などを抑制することができる。したがって、車両用コンビネーションメータ1自体のコストの高騰を抑制することができる。
【0078】
また、係止突起30と凹溝26とが互いに係止すると、アーム部29が、係止突起30と凹溝26とが互いに係止した状態を維持する方向すなわち係止突起30によって互いにトリップバー42を挟み込む方向の弾性力を生じる。このため、トリップバー42を貫通孔22内に挿入するだけて、トリップバー42をケーシング9に取り付けることができるにくわえ、取り付けられたトリップバー42の不意な脱落を防止することができる。さらに、アーム部29が貫通孔22を挟んで互いに相対向する位置に配されているので、このアーム部29はトリップバー42を挟んで互いに相対する位置に配される。このため、取り付けられたトリップバー42の不意な脱落をより一層確実に防止できる。
【0079】
さらに、係止突起30と凹溝26とが互いに係止した状態で、前記トリップバー42の軸線Pに沿ったスイッチ38の操作子38bの移動ストロークに応じた遊び50が、係止突起30と凹溝26との間に設けられている。このため、トリップバー42の軸線Pに沿った移動がより確実に許容されて、このトリップバー42とは別体のコイルばねやばね部材を用いる必要がより一層生じない。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、係止部と係止受け部とを互いに係止して操作棒を取り付けると、操作棒の軸線に沿った移動が許容されるので、スイッチとして自己復帰型のものを用いると、操作棒とは別体のコイルばねやばね部材を用いる必要が生じない。
【0081】
また、係止部と係止受け部とを互いに係止して操作棒を取り付けると、操作棒が軸線に対し交差する方向に沿って位置決めされるので、操作棒などとは別体のパッキンなどの部材などを用いる必要が生じない。したがって、部品点数を抑制することが可能となる
【0082】
このため、部品点数の増加を抑制することが可能となるとともに、操作棒を取り付ける際にかかる組立工数などを抑制することができる。したがって、計器装置自体のコストの高騰を抑制することができる。
【0083】
請求項2に記載された本発明は、係止受け部が操作棒の外周面から凹の凹溝に形成されているため、係止受け部を容易に操作棒に形成することが可能となる。したがって、計器装置自体のコストの高騰をより抑制することができる。
【0084】
係止部のアーム部の弾性復元力に抗して操作棒を計器ケースの貫通孔内に挿入することによって、係止突起を凹溝に係止させる。するとアーム部の弾性力によって係止突起と凹溝とが互いに係止した状態が維持される。このため、操作棒を貫通孔内に挿入するだけて、操作棒を計器ケースに取り付けることができる。操作棒を取り付ける際にかかる組立工数などをより抑制することができる。したがって、計器装置自体のコストの高騰をより一層抑制することができる。
【0085】
請求項3に記載された本発明は、複数のアーム部が互いに操作棒を挟み込む方向に弾性力を生じるので、貫通孔内に操作棒を挿入するだけで操作棒を確実に取り付けることができることにくわえ、取り付けられた操作棒の不意な脱落を防止することができる。
【0086】
また、アーム部が操作棒を挟み込む方向に沿った弾性力を生じて操作棒がその軸線に対し交差する方向に沿ってより確実に位置決めされる。このため、操作棒などとは別体のパッキンなどの部材などを用いることなく必要がより一層生じない。したがって、部品点数の増加を抑制して、計器装置自体のコストの高騰をより一層抑制することができる。
【0087】
請求項4に記載された本発明は、前述した効果にくわえ、係止部の複数のアーム部が、互いに操作棒を挟んで相対する位置に設けられているので、取り付けられた操作棒の不意な脱落をより確実に防止することができる。
【0088】
請求項5に記載された本発明は、互いに係止した状態でスイッチの操作子の移動ストロークに応じた遊びが係止突起と凹溝との間に設けられている。このため、操作棒とは別体のコイルばねやばね部材を用いる必要がより一層生じない。したがって、部品点数の増加をより一層抑制して、計器装置自体のコストの高騰をより一層抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る取付構造を示す断面図である。
【図2】同実施形態のトリップバーを示す側面図である。
【図3】同実施形態の対向壁を示す平面図である。
【図4】図3中のIV―IV線に沿う断面図である。
【図5】図3中のV―V線に沿う断面図である。
【図6】同実施形態の取付構造においてトリップバーを貫通孔内に挿入する状態を示す断面図である。
【図7】同実施形態の取付構造においてトリップバーを取り付けた後に文字板を取り付ける状態を示す断面図である。
【図8】同実施形態の取付構造を備えた車両用コンビネーションメータを分解して示す斜視図である。
【図9】従来の取付構造を示す側面図である。
【図10】(A)は従来の取付構造を示す側面図である。
(B)は図10(A)中の矢印B方向から見た側面図である。
【符号の説明】
1 車両用コンビネーションメータ(計器装置)
2a 対向壁
7a,7b,7c,7d ムーブメント(計器ユニット)
9 ケーシング(計器ケース)
25 取付構造
26 凹溝(係止受け部)
28 係止部
29 アーム部
30 係止突起
36 プリント基板
38 スイッチ
38a スイッチ本体
38b 操作子
42 トリップバー(操作棒)
50 遊び
P 軸線
Claims (5)
- 計器ケース内に収容された計器ユニットが表示する計測量を視認させるとともに、前記計器ケースに取り付けられたプリント基板と、前記プリント基板に実装されたスイッチと、前記プリント基板に一端部が相対向して配されかつ他端部が前記計器ケースを貫通して突出した操作棒と、を備えた計器装置において、前記操作棒の取付構造であって、
前記計器ケースに設けられた係止部と、前記操作棒に設けられかつ前記係止部が係止する係止受け部とを備え、前記係止部と係止受け部とが互いに係止すると前記操作棒の軸線に沿った移動が許容されかつ前記係止部が操作棒の軸線に対し交差する方向に沿って位置決めすることを特徴とする計器装置の操作棒の取付構造。 - 前記計器ケースが前記プリント基板と相対向して配される対向壁と対向壁に設けられた貫通孔とを備え、
前記係止部が前記計器ケースの対向壁の貫通孔の周縁部からプリント基板に向かって延びた弾性を有する複数のアーム部と、それぞれのアーム部の先端部から互いに近づく方向に突出した係止突起とを備え、
前記係止受け部が前記操作棒の外周面から凹でかつこの操作棒の周方向に沿った凹溝に形成され、
前記操作棒を前記係止突起と当接させかつアーム部の弾性復元力に抗して前記貫通孔内に挿入して前記凹溝に係止突起を係止させ、前記アーム部の弾性力によって係止突起が凹溝に係止した状態を維持することを特徴とする請求項1記載の計器装置の操作棒の取付構造。 - 前記係止部の複数のアーム部が、凹溝内に係止突起が係止した際に、それぞれの先端部に設けられた係止突起が互いに操作棒を挟み込む方向に沿った弾性力を生じることを特徴とする請求項2記載の計器装置の操作棒の取付構造。
- 前記複数のアーム部が、前記操作棒を挟んで互いに相対向する位置に配されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の計器装置の操作棒の取付構造。
- 前記スイッチが前記プリント基板に固定されるスイッチ本体と、このスイッチ本体に対し突没自在に設けられかつ初期状態において前記本体から突出した状態に付勢された操作子と、を備え、
前記係止突起と凹溝とは互いに係止した際に、前記係止突起と前記凹溝との間に、前記軸線に沿った前記操作子の移動ストロークに応じた遊びが設けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の計器装置の操作棒の取付構造。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2001059741A JP2001059741A (ja) | 2001-03-06 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3712170B2 (ja) |
-
1999
- 1999-08-23 JP JP23534699A patent/JP3712170B2/ja not_active Expired - Lifetime
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