JP2508993Y2 - 車両用計器における文字板等の押え構造 - Google Patents

車両用計器における文字板等の押え構造

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JP2508993Y2
JP2508993Y2 JP8052891U JP8052891U JP2508993Y2 JP 2508993 Y2 JP2508993 Y2 JP 2508993Y2 JP 8052891 U JP8052891 U JP 8052891U JP 8052891 U JP8052891 U JP 8052891U JP 2508993 Y2 JP2508993 Y2 JP 2508993Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用計器における文字
板等の押え構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用計器は、図7及び図8に示
すように、複数のメータを単一のケースに収容したコン
ビネーションメータとして構成されている。同図におい
て、1はメータケースCの中央に固定された速度計であ
り、その両側には燃料計2及び水温計3が配置されてい
る。
【0003】上記速度計1は、指針1aと、この指針1
aを入力する速度信号に応じて駆動するムーブメント1
bと、指針1aと協動して速度を表示する目盛や数字が
印刷されている文字板1cとを有する。文字板1cに
は、指針1aを挟んでその上下にあけられた窓孔にオド
メータ4とトリップメータ5の表示部がそれぞれ臨まさ
れている。
【0004】上記燃料計2は、指針2aと、この指針2
aを入力する電気信号に応じて駆動する図示しないムー
ブメントと、指針1bと協動して残存燃料を表示する目
盛や文字が印刷されている文字板2cとを、上記水温計
3は、指針3aと、この指針3aを入力する電気信号に
応じて駆動する図示しないムーブメントと、指針3bと
協動して水温を表示する目盛や文字が印刷されている文
字板3cとをそれぞれ有する。
【0005】メータケースCの開口には、文字板1c、
2c及び3cの周辺部など表示に必要な部分以外をマス
クする見返しと称されるマスク部材6が設けられ、この
マスク部材6の表面は、防塵などのための透明な保護カ
バー7によって覆われている。なお、8は速度計1の上
方左右に配置された方向指示表示部、9は燃料計2及び
水温計3の下方に配置されたウオーニング表示部であ
る。
【0006】上記文字板1c,2c,3cは、その中央
部が指針1a,2a,3aを駆動するムーブメントに固
定されて指針とムーブメントとの間に位置するように配
置されているが、その周辺部が何処にも固定されていな
いと、特に、文字板面積の大きい速度計1の文字板1c
の場合には、外部から振動などが加わると振動し、近接
しているメータケースCやマスク部材6の部分に繰り返
し突き当たってビビリ音などの異音を発生するようにな
る。
【0007】そこで従来、図9の部分拡大斜視図に示す
ようにメータケースCの内壁に突き当て部Caを形成す
ると共に、この突き当て部Caに対応してマスク部材6
の裏面に突き当て部6aを形成し、図10に示すように
これらの突き当て部Ca及び6a間に文字板1cの外周
部を挟み込んで文字板1cの周辺部を固定することが行
われていた。図の例では3箇所で挟み込んでいる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の文
字板押え構造では、突き当て部Ca及び6aの寸法設定
が困難で、寸法バラツキが生じ易い。そして、両突き当
て部Ca及び6a間の寸法が文字板1cの厚さよりも大
きくなると、両突き当て部Ca及び6a間に文字板1c
を挟み付けることができなくなって隙間が発生するよう
になり、外部振動が加わると文字板1cが振動して異音
が発生するようになる。
【0009】一方、両突き当て部Ca及び6a間の寸法
が文字板1cの厚さよりも小さくなると、両突き当て部
Ca及び6a間に文字板1cを挟み付けたときに、マス
ク部材6が突き上げられて変形する可能性があり、実際
に変形が生じると、メータケース内に設けた照明用の図
示しない光源からの光が変形によって生じた隙間から外
部に漏れるという問題も発生するようになる。
【0010】そこで、図11に示すように、文字板1c
とメータケースCの突き当て部Caとの間にゴムパッキ
ン10を介在させ、多少の寸法バラツキが生じてもこれ
を吸収して、マスク部材6を変形させることなく、文字
板1cの周辺部を両突き当て部Ca及び6a間に確実に
挟み込むようにすることも考えられているが、この構造
の場合には、ゴムパッキン10を用意する必要があると
共に、これを所定の位置に取り付ける作業が必要になっ
て、大幅なコストアップを招くという別の問題を生じる
ようになる。
【0011】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、大幅なコストアップを招くことなく、しかもマス
ク部材の変形や異音の発生を招いたりすることなく、文
字板等を確実に固定することができる車両用計器におけ
る文字板等の押え構造を提供することを課題としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案により成された車両用計器における文字板等の押
え構造は、メータケース又は文字板等の周辺部をマスク
するマスク部材の一方に弾性押え片を、他方に突き当て
部をそれぞれ設け、この弾性押え片と突き当て部との間
に文字板等の周辺部を挟み付け、弾性押え片の弾性変形
によって文字板等の周辺部を突き当て部に一定の力によ
って弾接させて固定することを特徴としている。
【0013】
【作用】上記構造により、弾性押え片と突き当て部との
間に文字板等の周辺部を挟み付け、弾性押え片の弾性変
形によって文字板等の周辺部を突き当て部に一定の力に
よって弾接させる構造になっているので、寸法バラツキ
などがあっても、これを吸収して文字板周辺部を突き当
て部に確実に固定することができる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
するが、図7乃至図11について上述した従来のものと
同等の部分には同一の符号を示し、その部分の詳細な説
明は省略する。
【0015】図1は本考案による車両用計器における文
字板等の押え構造の一実施例を示し、メータケースCの
内壁には、メータケースCを樹脂成形によって形成する
際に一体に形成される弾性押え片Cbが形成されてい
る。なお、Ccは弾性押え片Cbを樹脂成形する金型の
都合で形成される開口である。
【0016】この弾性押え片Cbには、その先端部に半
球状の突起Cb’が形成され、この突起Cb’とマスク
部材6の突き当て部6aとの間に文字板1cの外周部を
挟み込む。この挟み込みの際、弾性押え片Cbは図2に
点線で示すようにその弾性によって変形して若干逃げ、
文字板1cの周辺部を突き当て部6aに弾性による一定
の力Fで弾接させるので、突き当て部6aなどに多少の
寸法バラツキがあっても、文字板1cの周辺部を突き当
て部6aの先端面に倣わせて確実に固定することができ
る。
【0017】図3は弾性押え片Cbの変形例を示し、こ
の例では弾性押え片CbをメータケースCaの底面から
L字形状に起立するように一体に形成されている。この
弾性押え片Cbの場合も、図1及び図2の例と同じよう
に、図4に点線で示すように弾性変形することによっ
て、文字板1cの周辺部を突き当て部6aに突き当て部
6aとの間に文字板1cの外周部を挟み込む。
【0018】図5はメータケースC側でなく、マスク部
材6側に弾性押え片6bを形成した例を示し、弾性押え
片6bはマスク部材6を樹脂成形によって形成する際に
その底面に一体に形成される。この弾性押え片6bに
は、その先端部に半球状の突起6b’が形成され、この
突起6b’とメータケースCの突き当て部Caとの間に
文字板1cの外周部を挟み込む。この挟み込みの際、弾
性押え片6bは図6に点線で示すようにその弾性によっ
て変形して若干逃げ、文字板1cの周辺部を突き当て部
Caに弾接させるので、突き当て部Caなどに多少の寸
法バラツキがあっても、文字板1cの周辺部を突き当て
部Caの上面に倣わせて確実に固定することができる。
【0019】以上のように、メータケースC又はマスク
部材6の一方に弾性押え片を、他方に突き当て部をそれ
ぞれ設け、この弾性押え片と突き当て部との間に文字板
1cの周辺部を挟み付け、弾性押え片の弾性変形によっ
て文字板1cの周辺部を突き当て部に一定の力によって
弾接させる構造になっているので、寸法バラツキなどが
あっても、これを吸収して文字板周辺部を突き当て部に
確実に固定することができ、振動によって文字板周辺部
が振動して異音を発生することが確実に防止され、しか
もマスク部材6の変形によって光漏れが生じることもな
い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、寸
法バラツキなどがあっても、大幅なコストアップを招く
ことなく、これを吸収して文字板等の周辺部を突き当て
部に確実に固定することができるので、振動によって文
字板等の周辺部が振動して異音を発生することが確実に
防止され、しかもマスク部材の変形によって光漏れが生
じることもなくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用計器における文字板等の押
え構造の一実施例を示す図である。
【図2】図1中の一部分の組み立て前の拡大図である。
【図3】図1の一部分の一変形例を示す図である。
【図4】図3中の一部分の組み立て前の拡大図である。
【図5】本考案による車両用計器における文字板等の押
え構造の他の実施例を示す図である。
【図6】図5中の一部分の組み立て前の拡大図である。
【図7】本考案の押え構造が適用される車両用計器の平
面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】メータケースの部分斜視図である。
【図10】従来の押え構造の一例を示す図である。
【図11】従来の押え構造の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1c 文字板 6 マスク部材 6a 突き当て部 6b 弾性押え片 C メータケース Ca 突き当て部 Cb 弾性押え片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メータケース又は文字板等の周辺部をマ
    スクするマスク部材の一方に弾性押え片を、他方に突き
    当て部をそれぞれ設け、 この弾性押え片と突き当て部との間に文字板等の周辺部
    を挟み付け、弾性押え片の弾性変形によって文字板等の
    周辺部を突き当て部に一定の力によって弾接させて固定
    することを特徴とする車両用計器における文字板等の押
    え構造。
JP8052891U 1991-10-03 1991-10-03 車両用計器における文字板等の押え構造 Expired - Fee Related JP2508993Y2 (ja)

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