JP2575629Y2 - 計器の文字板固定構造 - Google Patents

計器の文字板固定構造

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JP2575629Y2
JP2575629Y2 JP1993006876U JP687693U JP2575629Y2 JP 2575629 Y2 JP2575629 Y2 JP 2575629Y2 JP 1993006876 U JP1993006876 U JP 1993006876U JP 687693 U JP687693 U JP 687693U JP 2575629 Y2 JP2575629 Y2 JP 2575629Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導光板により導かれた
光によって文字板を照明するため、導光板の表面に文字
板を重ね合わせて固定する計器の文字板固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、計器の文字板を照明するため
に、アクリル等の透明樹脂で形成された導光板の表面に
文字板を重ね合わせ、光源からの光を導光板により文字
板に導いて照明する方法が数多く用いられている。この
ような照明方法では、導光板の表面に文字板を密着して
重ね合わせる必要があり、その方法として、例えば図5
〜7に示すようなものがある。図5に示すものは、文字
板10の中心孔(指針軸が通る孔)12が設けられてい
る周辺部に2つの小孔10a,10aを設けるととも
に、文字板10の端部にも2つの小孔10b,10bを
設けておく。一方、光を文字板10に導くための導光板
20にも、文字板10の小孔10a,10bに対向する
位置にこれらの小孔10a,10bに嵌合する突起20
a,20bを設けておく。そして、文字板10を導光板
20に重ね合わせ、文字板10の小孔10a,10bに
導光板20の突起20a,20bを嵌合させて、その部
分を熱溶着させるものである。
【0003】また、図6に示すものは、文字板10と導
光板20とを両面テープ30で張り付けることにより文
字板10を導光板20に固定するものである。また、図
7に示すものは、拡大図で示すような文字板押え部材4
0を用いて、文字板押え部材40の脚部40aを文字板
10の中央孔12と導光板20の中央孔22とを貫通さ
せて、爪40bを導光板20の裏面に係止させることに
より、文字板押え部材40の円板状の押え板40cで文
字板10を固定するものである。
【0004】第1の例では、熱溶着させるための専用治
具が必要であり、かつ作業工程が増え、また第2、第3
の例では両面テープ30や文字板押え部材40等の他の
部材が必要であり、いずれにおいてもコストアップの要
因となっていた。
【0005】そこで、本出願人は、実願昭62−149
55号で、図8(a)〜(c)に示すように、導光板2
の中央部に抜け止め突起2cを有するボス2bを一体に
形成し、文字板3の中央部にはこのボス2bとの嵌合孔
を設けるとともに嵌合孔の縁部に前記抜け止め突起2c
を挿通させる切欠き3cを形成し、切欠き3cと抜け止
め突起2cとを合致させて文字板3を導光板2重ね合
せ、文字板3を所定角度回転させることにより導光板2
に脱落不能に固定するようにした文字板固定構造を提案
した。この文字板固定構造によれば、文字板の固定に専
用治具を必要とせず、また他の部材も要しないためコス
トを下げることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この文字板
固定構造にも、計器によっては問題が生じる場合があ
る。それは、光源から導光板2によって導かれた光は、
通常、文字板3を照射する以外に、導光板2の中央孔1
の端面で直角に反射されて文字板3の表面に配置された
指針に導かれ指針を光輝させて視認させる働きも行って
いるからである。この場合に、指針の回動範囲が90°
程度の狭いときはよいのであるが、速度計やタコメータ
のように回動範囲が250°もあると、図8(b)に示
すような3個の抜け止め突起2cを設けるための3個の
型抜孔2dがあるので、その部分からは光が指針に入射
しないため、ある位置では指針が光輝しないという現象
が生じてしまう。また仮に、抜け止め突起2cを2個に
しても、一箇所は指針が光輝しない位置が生じてしまう
ことになる。
【0007】本考案は、コストアップを招かず、かつ指
針の回動範囲全域にわたって指針を光らせることのでき
る計器の文字板固定構造の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、導光板により
導かれた光によって文字板を照明するため、導光板の表
面に文字板を重ね合わせて固定する計器の文字板固定構
造において、前記文字板の中央部に、中心に向かって突
出する一の爪を有する中央孔を設け、かつ文字板の端部
に小孔又は凹部を設けるとともに、前記導光板の中央部
に前記文字板の中央孔に嵌合する円筒形状のボス部を一
体に形成し、かつ該ボス部の外側面に前記爪を挿入する
ための切欠きを設け、更に導光板の端部に前記文字板の
端部を収納する袋状部を設けるとともに、該袋状部の内
面に前記文字板の端部の小孔又は凹部に係合する突起を
設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上述のように構成されているので、導光板の表
面に文字板を重ね合わせて固定する場合、先ず導光板の
円筒形状のボス部に文字板の中央孔を嵌合させる。この
とき、中央孔の中に突出している爪をボス部の切欠きに
係合させる。次に、文字板を回転させて文字板の端部を
導光板の袋状部に収納すると、文字板の端部の小孔に導
光板の袋状部の内面に設けられた突起が係合して、文字
板は導光板に確実に固定される。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例について
説明する。なお、従来の技術のところで説明したものと
同一あるいは相当する部分には同一符号を付す。
【0011】図1(a)には、本考案に係る計器の文字
板固定構造に用いる文字板10の一実施例が平面図とし
て示されている。厚さtの弾性部材からなり、略円板状
で中央部に中央孔12が開けられており、該孔12の端
部から中心に向かって一片の爪14が突設されている。
また、文字板10の端部は若干突出形成されており、該
端部には小孔16が設けられている。なお、中央近傍に
設けられている2つの長方形の孔は積算計とトリップメ
ータを表示するための窓であり、また不図示ではあるが
文字板10の表面には透光性の文字目盛等も設けられて
いる。
【0012】図1(b)には、本考案に係る計器の文字
板固定構造に用いる導光板20の一実施例が平面図とし
て示されている。該導光板20はアクリル等の透明樹脂
で形成されており、文字板10と同様平面視略円板状で
ある。導光板20の中央部には、図2(a)の斜視図で
示すように、中心に孔22が設けられた円筒状のボス部
23が形成されており、該ボス部23の外側面下部に切
欠き24が設けられている。 また、導光板20の端部
は文字板10と同様に若干突出形成されているととも
に、一部が持ち上げられた袋状部25,25が形成され
ており、袋状部25の一つの内面には前記文字板10の
端部の小孔16に係合する突起26が設けられている。
この袋状部25の構造と前記ボス部23の構造は、図2
(b)〜(d)の断面図で詳示されており、図2(b)
は図3に示す導光板20のボス部23近傍をC−C線で
切断した断面図、図2(c)は内面に突起26が設けら
れた袋状部25のA−A線で切断した断面図で隙間は文
字板10の厚さtと同じで、文字板10が丁度入り込め
る程度である。また、2(d)は内面に突起26が設け
られていない袋状部25のB−B線で切断した断面図で
ある。なお、28は文字板10の長方形孔18に対向す
る積算計等の窓である。
【0013】次に、文字板10を導光板20に固定する
方法について説明する。先ず、導光板20の円筒形状の
ボス部23に文字板10の中央孔12を位置合わせし
て、文字板10を撓ませ爪14の先端を導光板20のボ
ス部23の切欠き24に合わせる。次に、爪14を切欠
き24内に送り込み、図3に示すように、導光板20の
ボス部23を文字板10の中央孔12に嵌合させる。
【0014】次に、図4に示すように、文字板10を回
転させて文字板10の端部を導光板20の袋状部25に
収納する。すると、文字板10の端部に設けた小孔16
に袋状部25に内面に設けられた突起26が係合して、
文字板10は導光板20に確実に固定される。なお、前
記文字板10の端部に設けた小孔16の代わりに、導光
板20の突起26が係合する形の凹部を設けてもよい。
【0015】このように、本実施例による計器の文字板
固定構造は、従来必要とした熱溶着させるための専用治
具や、あるいは両面テープや文字板押え部材等の他の部
材も必要としないのでコストを低く抑えることができ
る。また、導光板20の切欠き24に、文字板10に形
成した1つの爪14を係合させるようにしたので、指針
の回動角が250°程度と広くなっても、回動位置によ
って指針が光輝しない所が生じるという不具合をなくす
ことができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る計器
の固定構造は、コストを低く押さえ、かつ指針回動範囲
を広範囲にしても回動位置によって指針が光輝しない所
が生じるという不具合をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例を示し、(a)は文字板の平面
図、(b)は導光板の平面図である。
【図2】導光板の部分断面図である。
【図3】導光板に文字板を重ねたときの平面図である。
【図4】図3の状態から文字板を回転させて導光板に文
字板を重ね合わせたときの平面図である。
【図5】熱溶着により文字板を固定する従来の構造であ
る。
【図6】両面テープにより文字板を固定する従来の構造
である。
【図7】文字板押え部材を使用して文字板を固定する従
来の構造である。
【図8】本出願人が提案した文字板を固定する従来の構
造である。
【符号の説明】
10 文字板 12 中央孔 14 爪 16 小孔 20 導光板 22 孔 23 ボス部 24 切欠き 25 袋状部 26 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光板により導かれた光によって文字板
    を照明するため、導光板の表面に文字板を重ね合わせて
    固定する計器の文字板固定構造において、 前記文字板の中央部に、中心に向かって突出する一の爪
    を有する中央孔を設け、かつ文字板の端部に小孔又は凹
    部を設けるとともに、前記導光板の中央部に前記文字板
    の中央孔に嵌合する円筒形状のボス部を一体に形成し、
    かつ該ボス部の外側面に前記爪を挿入するための切欠き
    を設け、更に導光板の端部に前記文字板の端部を収納す
    る袋状部を設けるとともに、該袋状部の内面に前記文字
    板の端部の小孔又は凹部に係合する突起を設けたことを
    特徴とする計器の文字板固定構造。
JP1993006876U 1993-02-24 1993-02-24 計器の文字板固定構造 Expired - Lifetime JP2575629Y2 (ja)

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JPH0665824U JPH0665824U (ja) 1994-09-16
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JP2016061711A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 日本精機株式会社 表示装置
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