JP3616953B2 - 計器装置の文字板と導光板との取付構造 - Google Patents

計器装置の文字板と導光板との取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両、船舶等の移動体に搭載される計器装置に関し、表示部を有する文字板と、この文字板の表示部を指示して計測量を表示する指針などを光輝させる導光板と、を互いに固定する計器装置の文字板と導光板との取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両、船舶などの移動体には、各種の計測ユニットが計測した複数の情報を移動体の運転者に対し表示する計器装置が搭載される。
【0003】
この種の計器装置として、例えば、移動体としての車両の速度を表示する表示計器としてのスピードメータと、エンジンの回転数を表示する表示計器としてのタコメータと、燃料の残量を表示する表示計器としてのヒューエルゲージと、エンジンの冷却水の温度を表示する表示計器としてのテンパラチャゲージなどを備えた車両用コンビネーションメータが用いられる。
【0004】
前述した車両用コンビネーションメータの表示計器104は、図9に例示するように、ムーブメント107と、文字板106と、指針112と、導光板105などを備えている。なお、図9においては、表示計器104として前述した各メータ及びゲージのうちスピードメータを示している。
【0005】
ムーブメント107は、前述した車両に搭載される計測ユニットなどと接続しており、これらの計測ユニットの計測量に応じて回転する出力軸108を備えている。ムーブメント107は、車両用コンビネーションメータの外郭を形成する計器ケース内などに収容されたプリント基板136などと、導電性を有する金属細線を螺旋状に巻回してコイルばね状に形成された端子ピン139などを介して電気的に接続される。また、ムーブメント107は、ねじ140が螺合するねじ孔141を備えている。
【0006】
文字板106は、表面に目盛106aを有する板状に形成されており、前記出力軸108が通ることのできる貫通孔106bと、この貫通孔106bの近傍に設けられかつねじ140が通ることのできるねじ貫通孔106cを備えている。指針112は、前記ムーブメント107の出力軸108に取り付けられる基部112aと、この基部112aから一方向に延びた指示部112bなどを備えている。指針112のうち少なくとも指示部112bは、導光材料から構成されている。
【0007】
導光板105は、前記計器ケース内などに収容された光源から光が入射され、前記光源から入射された光を目盛106aと指針112とのうち少なくとも一方まで導いて光輝させる。また、導光板105は、前記ムーブメント107の出力軸108が通ることのできる貫通孔105aと、この貫通孔105aの近傍に設けられたねじ貫通孔105bを備えている。
【0008】
前述した構成の従来の車両用コンビネーションメータの表示計器104は、導光板105上に文字板106を重ね、導光板105の背面側にムーブメント107を配し、出力軸108を前記貫通孔105a,106bを通して文字板106側に突設させる。そして、前記出力軸108の先端部に指針112を取り付ける。さらに、ねじ140を前記文字板106側から前記ねじ貫通孔106c,105bをとおして、ムーブメント107のねじ孔141に螺合させて、前記文字板106、導光板105及びムーブメント107を互いに固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の車両用コンビネーションメータの表示計器104の文字板106、導光板105及びムーブメント107の相互の取付構造では、ムーブメント107のねじ孔141に螺合するねじ140の頭140aが、文字板106側即ち、前述した移動体の運転者側に露出することとなって、文字板106即ち車両用コンビネーションメータ自体の美観を損ねることとなっていた。
【0010】
また、前記ねじ141を螺合させて固定する際に、文字板106と導光板105とムーブメント107とを互いに、ねじ貫通孔106c,105b及びねじ孔141を対向合致させた状態で位置決めし、この位置決めした状態を保持する必要があるなどの、組み立てる際に手間がかかって、組立にかかる工数が増大する傾向となっていた。また、組立てる際にねじ140が必要となるなどの部品点数が増加する傾向となっていた。このため、計器装置としての車両用コンビネーションメータ自体のコストが高騰する傾向となっていた。
【0011】
したがって、本発明の目的は、美観を損ねることを防止できるとともに、組立にかかる工数を抑制して、コストの高騰を抑制できる計器装置の文字板と導光板との取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の計器装置の文字板と導光板との取付構造は、表示部を有する文字板と、前記文字板の表示部を指示して計測量を表示する指針と、光源から入射された光を前記文字板の表示部と前記指針とのうち少なくとも一方まで導いて光輝させる導光板と、を備えた計器装置において、前記文字板と導光板とを互いに固定する取付構造であって、前記文字板と前記導光板とのうち一方が、他方に向かって突出する係止部を有し、前記他方が前記係止部が係止する係止受け部を有し、前記係止部と係止受け部とを互いに係止させることによって、前記文字板と導光板とを互いに固定し、前記係止部が、前記文字板と前記導光板とのうち一方から他方に向かって突出した複数のアーム部と、ぞれぞれのアーム部の先端部からこれらのアーム部が互いに離れる方向に突出した鉤部と、を備え、前記係止受け部が、前記他方を貫通しかつ前記アーム部それぞれと対向合致する位置に配されたスリットに形成され、前記係止部の鉤部と前記スリットの周縁とを互いに当接させ、前記鉤部を前記スリット内に圧入して前記スリットに係止させ、前記鉤部がスリットに係止した状態を維持することによって、前記文字板と導光板とを互いに固定し、前記係止部が、前記鉤部のスリットへの係止を案内する案内面を備えたことを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の本発明の計器装置の文字板と導光板との取付構造は、請求項1に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造において、前記案内面が、前記文字板と前記導光板とのうち一方から他方に向かうにしたがって、前記複数のアーム部が互いに近づく方向に徐々に傾斜して形成されたことを特徴としている。
【0016】
請求項3に記載の本発明の計器装置の文字板と導光板との取付構造は、請求項1または請求項2に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造において、前記係止部が導光板に設けられ、かつ前記係止受け部が前記文字板に設けられたことを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載の本発明の計器装置の文字板と導光板との取付構造は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造において、前記係止部を有した前記文字板と導光板とのうち一方が、前記他方に向かって突出した位置決め突起を備え、前記他方が、前記位置決め突起が嵌合する位置決め孔を有したことを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の本発明の計器装置の文字板と導光板との取付構造は、請求項4に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造において、前記係止部が前記位置決め突起の周縁部に設けられ、前記係止受け部が前記位置決め孔の周縁部に設けられたことを特徴としている。
【0019】
請求項6に記載の本発明の計器装置の文字板と導光板との取付構造は、請求項5に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造において、前記アーム部が前記位置決め突起を挟んで互いに相対向する位置に配され、前記スリットが前記位置決め孔を挟んで互いに相対向する位置に配されたことを特徴としている。
【0020】
請求項1に記載された本発明は、文字板と導光板とのうち一方が他方に向かって突出した係止部を有し、前記他方が係止受け部を有し、これら係止部と係止受け部とを互いに係止させて文字板と導光板とを互いに固定する。このため、文字板と導光板とを互いに固定する際にねじなどを用いる必要がなくなって、文字板側すらわち移動体の運転者側にねじの頭などが露出することがない。
【0021】
止部が複数のアーム部とそれぞれのアーム部の先端部からアーム部が互いに離れる方向に突出した鉤部とを有し、係止受け部が前記他方を貫通したスリットに形成されている。前記鉤部を前記スリット内に圧入することによって、鉤部をスリットに係止させる。このように、鉤部をスリットに挿入するだけで文字板と導光板とを互いに固定することができる。
【0022】
また、係止受け部のスリットに係止する鉤部が、複数のアーム部が互いに離れる方向にそれぞれのアーム部から突出しているので、鉤部とスリットとが互いに係止した際に、前記他方が前記鉤部と前記一方との間に挟み込まれることとなる。このため、導光板に対する文字板の浮き上がりが防止されるとともに、文字盤と導光板との間のがたつきが防止される。
【0023】
止部が前記鉤部のスリットへの係止を案内する案内面を備えているので、鉤部をスリットに挿入する際に鉤部がスリットに確実に係止することとなる。案内面が鉤部の係止を案内するので、鉤部とスリットの互いの係止をより容易に行うことができる。
【0024】
請求項2に記載された本発明は、前記案内面が、前記一方から他方に向かうにしたがって前記複数のアーム部が互いに近づく方向に傾斜して形成されているので、この案内面が、より確実に鉤部をスリットへの係止に案内する。このため、鉤部とスリットの互いの係止をより一層容易でかつ確実に行うことができる。
【0025】
請求項3に記載された本発明は、文字板が係止受け部を有し、導光板が係止部を有しているので、係止部と係止受け部とが互いに係止した際に、導光板に対し文字板が確実に固定され、この文字板の浮き上がりやがたつきがより確実に防止される。
【0026】
請求項4に記載された本発明は、係止部を備えた前記一方が位置決め突起を備え、前記他方が前記位置決め突起が嵌合する位置決め孔を備えている。このため、文字板と導光板とを互いに固定する際に、前記位置決め突起と位置決め孔とを互いに嵌合させて、前記文字板と導光板とを互いに位置決めすることが可能となる。このため、文字板と導光板と互いに固定する際に、互いの位置決めにかかる手間などを抑制することが可能となる。
【0027】
請求項5に記載された本発明は、係止部が位置決め突起の周縁部に設けられ、係止受け部が位置決め孔の周縁部に設けられている。このため、位置決め突起と位置決め孔とを互いに嵌合させると、係止部と係止受け部とを互いに係止する。このため、文字板と導光板とを互いに位置決めすると、これらの文字板と導光板とが互いに固定される。
【0028】
請求項6に記載された本発明は、アーム部とスリットが、それぞれ、位置決め突起及び位置決め孔を挟んで互いに相対向する位置に配されているので、文字板と導光板とがより確実に互いに固定される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図1ないし図6及び図8を参照して説明する。
図1などに示す本発明の第1の実施形態に係る取付構造25によって、文字板6eと導光板5aとを互いに固定される表示計器としてのスピードメータ4aは、図8などに示す計器装置としての車両用コンビネーションメータ1を構成している。
【0030】
図8に示す車両用コンビネーションメータ1は、車両などの移動体に搭載されて、この移動体の運転者に対し各種の情報を表示する装置である。前記車両用コンビネーションメータ1は、図8に示すように、計器ケースとしてのケーシング9と、文字板6と、見返し板10と、透明カバー11と、などを備えている。
【0031】
ケーシング9は、裏ケース2と表ケース3とを備えている。裏ケース2は、運転者に対し相対する開口部2aを有する箱状に形成されている。裏ケース2の開口部2aを形成する外縁2bには、見返し板10の後述する係止爪10eが挿入可能でかつ係止可能な受け溝2cが複数形成されている。さらに、外縁2bには、透明カバー11の後述する係止爪11eが挿入可能でかつ係止可能な受け溝2dが複数形成されている。
【0032】
表ケース3は、板状に形成されており、前記裏ケース2の開口部2aを通ってこの裏ケース2内に配される。表ケース3には、文字板6の後述するスピードメータ用文字板6eと、タコメータ用文字板6fと、ゲージ用文字板6gと、表示用文字板6hを、それぞれ支持する窓3e,3f,3g,3hが形成されている。
【0033】
これらの窓3e,3f,3g,3hは、それぞれ、表ケース3を貫通して形成されており、ケース2,3の内側と外側とを互いに連通する。窓3e,3f,3g,3hは、それぞれ、前述した文字板6e,6f,6g,6hの輪郭に沿って形成されている。
【0034】
また、表ケース3が、裏ケース2内に収容された状態で、これらのケース3,2の間には、ガラスエポキシ樹脂などからなる比較的硬質なプリント基板36が設けられる。このプリント基板36には、複数の光源37と、押圧式のスイッチ38と、後述するムーブメント7a,7b,7c,7dそれぞれに駆動電力を供給する複数のコイルばね状の端子ピン39と、液晶表示パネル40などが実装されている。また、プリント基板36には、図1などに示す前記端子ピン39の近傍にスリット41が形成されている。スリット41は、それぞれ、プリント基板36を貫通している。
【0035】
この液晶表示パネル40は、車両の走行距離(オド表示による走行距離とトリップ表示による走行距離とのうち少なくとも一方の走行距離)を表示する。液晶表示パネル40は、スピードメータ用文字板6eの後述する走行距離表示窓6jを介して、運転者側に露出する。
前述した構成によって、ケース2,3は、光源37とムーブメント7a,7b,7c,7dなどを内部に収容する。
【0036】
文字板6は、車両の速度を表示するためのスピードメータ用文字板6eと、エンジンの回転数を表示するためのタコメータ用文字板6fと、燃料の残量及びエンジンの冷却水の温度を表示するためのゲージ用文字板6gと、シフトポジションの表示や各種のウォーニングの表示を行うための表示用文字板6hとを備えている。
スピードメータ用文字板6eとタコメータ用文字板6fとは、それぞれ略円形に形成されており、略中央にムーブメント7a,7bのそれぞれの後述する出力軸8a,8bが通ることのできる貫通孔13がそれぞれ形成されている。
【0037】
スピードメータ用文字板6eには、運転者に相対する表面に、車両の走行速度を表示するための車速表示用目盛6aが形成されている。スピードメータ用文字板6eの下端部には、走行距離表示窓6jが形成されている。走行距離表示窓6jは、スピードメータ文字板6eを貫通している。タコメータ用文字板6fには、運転者に相対する表面に、車両のエンジンの回転数を表示するためのエンジン回転数表示用目盛6bが形成されている。
【0038】
ゲージ用文字板6gは、長手方向が車両用コンビネーションメータ1の幅方向に沿って形成された楕円形状に形成されている。ケージ用文字板6gの長手方向に沿った両端部には、ムーブメント7c,7dの後述する出力軸8c,8dが通ることのできる貫通孔13がそれぞれ形成されている。前記貫通孔13は、本明細書に記した位置決め孔を構成している。
【0039】
ゲージ用文字板6gには、運転者に相対する表面に、車両の燃料の残量を表示するための燃料残量表示用目盛6cと、車両のエンジンの冷却水の温度を表示するための冷却水温度表示用目盛6dとが形成されている。前述した目盛6a,6b,6c,6dは、本明細書に記した表示部となっている。
【0040】
表示用文字板6hは、長手方向が車両コンビネーションメータ1の上下方向に沿った長方形状に形成されている。表示用文字板6hには、運転者に相対する表面に、シフトポジションの表示や各種のウォーニングの表示を行うための各種の文字などからなる表示部6kが形成されている。
【0041】
前記文字板6e,6f,6g,6hは、それぞれ、表ケース3の運転者側に配され、表ケース3の窓3e,3f,3g,3hを覆うように表ケース3に取り付けられる。文字板6e,6f,6g,6hは、それぞれ窓3e,3f,3g,3hの縁部に支持される。
【0042】
見返し板10は、文字板6の運転者側すなわち前面側に配され、裏ケース2の開口部2aを形成する外縁2bに取り付けられるようになっている。見返し板10は、前記文字板6e,6f,6g,6hをそれぞれ運転者に対して露出させるスピードメータ露出窓10aと、タコメータ露出窓10bと、ゲージ露出窓10cと、表示部露出窓10hと、を備えている。
【0043】
また、見返し板10は、その外縁から裏ケース2に向かって延びて形成された係止爪10eを備えている。係止爪10eは、ケーシング3の受け溝2c内に挿入されて係止する。見返し板10は、係止爪10eが受け溝2c内に係止すると、文字板6の各目盛6a,6b,6c,6d及び表示部6k以外の表示不要部分を運転者に対して遮蔽する。
【0044】
透明カバー11は、板状に形成されかつ透明性を有する樹脂などから形成されている。透明カバー11は、見返し板10の運転者側すなわち前面側に配される。透明カバー11は、その外縁から裏ケース2に向かって延びて形成された係止爪11eを備えている。係止爪11eは、裏ケース2の受け溝2d内に挿入されて係止する。
【0045】
透明カバー11は、係止爪11eが受け溝2d内に係止すると、前記開口部2aを閉じるように覆う。透明カバー11は、文字板6の目盛6a,6b,6c,6d、表示部6k及び見返し板10を覆って、車両用コンビネーションメータ1内へ埃等が侵入しないようにする。
【0046】
また、前記プリント基板36に実装されたスイッチ38には、棒状のトリップバー42が接続される。トリップバー42は、見返し10及び透明カバー11を貫通して運転者側に向かって突出する。
【0047】
トリップバー42は、運転者によって押圧操作されると、スイッチ38を介して、液晶表示パネル40が表示する走行距離をオド表示による走行距離とトリップ表示による走行距離とを切り替えたり、トリップ表示よる走行距離をリセットしたりする。
【0048】
車両用コンビネーションメータ1は、表示計器として車両の速度を表示するためのスピードメータ4aと、エンジンの回転数を表示するためのタコメータ4bと、燃料の残量を表示するためのヒューエルゲージ4cと、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージ4dとを備えている。
【0049】
これらのスピードメータ4a、タコメータ4b、ヒューエルゲージ4c及びテンパラチャゲージ4dは、それぞれ、計器ユニットとしてのムーブメント7a,7b,7c,7dと、指針12a,12b,12c,12dと、前述した文字板6e,6f,6gと、導光板5a,5b,5c,5d等を備えている。
【0050】
ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、車両に搭載された図示しない車速検出手段、エンジン回転数検出手段、燃料残量検出手段及び冷却水温度検出手段などと接続している。ムーブメント7a,7b,7c,7dは、それぞれ、これらの検出手段が検出した計測量等に応じて回転する出力軸8a,8b,8c,8dを備えている。
【0051】
指針12a,12b,12c,12dは、それぞれ、ムーブメント7a,7b,7c,7dそれそれの出力軸8a,8b,8c,8dと一体となって回転するよう配されている。指針12a,12b,12c,12dは、文字板6e,6f,6gに付された目盛6a,6b,6c,6dなどと協働して計測量を表示する。
【0052】
導光板5a,5b,5c,5dは、それぞれ対応する文字板6e,6f,6gの背面側に設けられている。導光板5a,5b,5c,5dは、それぞれ光源37が発した光を、前記指針12a,12b,12c,12dまで導いて、これらの指針12a,12b,12c,12dを光輝させる。
【0053】
前述したメータ4a,4b及びゲージ4c,4dは、互いに構成が略同等であるため、以下、スピードメータ4a(図1に示す)を代表して、前記ムーブメント7a,7b,7c,7d、指針12a,12b,12c,12d、文字板6e,6f,6g及び導光板5a,5b,5c,5dの詳細な構成などを説明する。
【0054】
ムーブメント7aは、互いに直交するように巻き回された二つのコイルを有するいわゆるクロスコイル形計器となっている。ムーブメント7aは、図1に示すように有底筒状に形成されたシールドケース14と、このシールドケース14内に収容されたコイルボビン15と、を備えている。
【0055】
コイルボビン15には、二つのコイル16a,16bが互いに直交するように導線が巻回されている。コイルボビン15には、図示しない円盤状のマグネットロータの中心に取り付けられた出力軸8aが回転自在に配されている。この出力軸8aには、指針12aが取り付けられる。出力軸8aには、前記導線によって構成されたコイル16a,16bへの電圧の無印加時において、指針12aを零位置に戻すための図示しない帰零用渦巻きばねが取り付けられている。
【0056】
また、コイルボビン15には、シールドケース14の外方向に向かって延出する一対のフランジ17が一体に形成されている。フランジ17は、コイルボビン15の中心を通って互いに対称となる位置に配されている。フランジ17には、それぞれ、シールドケース14の軸方向に沿って延在した一対の端子受け部18が形成されている。端子受け部18は、前記フランジ17からプリント基板36に向かって延びた管状に形成されている。
【0057】
それぞれの端子受け部18には、その端面から端子ピン39が係合可能となっている。端子受け部18内には、それぞれ、シールドケース14の軸方向に沿た導電材からなる図示しない端子部材が設けられている。フランジ17の端面から突出する各端子部材の基部は、略L字状に折曲されてシールドケース14の内側に向かって延出している。
【0058】
各フランジ17それぞれにつき2本ずつ合計4本の端子部材の基部には、コイルボビン15に交差状に巻回された2本のコイル16a,16bそれぞれの両端部が接続されている。前述した構成によって、ムーブメント7aは、端子受け部18内に端子ピン39が係合した状態で、ケース2,3内に収容される。端子受け部18内に端子ピン39が係合すると、前記端子ピン39と二本のコイル16a,16bとが互いに電気的に接続する。ムーブメント7aは、端子ピン39を介してコイル16a,16bに印加されることによって、出力軸8aを回転させる。
【0059】
導光板5aは、周知の導光材料などから比較的高剛性に構成されており、図1及び図2に示すように、文字板6eが重ねられる平坦な平坦部20と、この平坦部20からムーブメント7aに向かって延びた複数の係止爪21とを備えている。平坦部20には、出力軸8aが通ることのできる貫通孔22と、液晶表示パネル40が通ることのできる液晶表示パネル露出窓23と、が形成されている。係止爪21は、それぞれ、プリント基板36のスリット41に係止する。
【0060】
導光板5aは、光源37が発する光を、ムーブメント7aの出力軸8aに取り付けられる指針12aの後述する指示部51まで導いて、この指示部51を光輝させる機能を有している。文字板6eは、導光板5aの運転者側に配されて平坦部20に重ねられる。
【0061】
導光板5aと文字板6eとは、図2などに示す取付構造25によって、互いに固定される。図2等に示された取付構造25は、導光板5aに設けられた位置決め突起27と係止部28と、文字板6eに設けられた前述した貫通孔13と係止受け部としてのスリット26と、を備えている。
【0062】
位置決め突起27と、係止部28とは、それぞれ平坦部20から文字板6e側に向かって突出して形成されている。位置決め突起27は、平坦部20の文字板6eが重ねられる表面から文字板6e側に向かって凸に形成されている。位置決め突起27は、図3に示すように、平面形状が円形に形成されており、貫通孔22と同軸的に配されている。位置決め突起27は、文字板6eの貫通孔13に嵌合する。
【0063】
係止部28は、貫通孔22の近傍に設けられた複数のアーム部29と、それぞれのアーム部29の先端部に設けられた鉤部30と、を備えている。アーム部29は、それぞれ、平坦部20から文字板6eに向かって延びて形成されている。アーム部29は、図2及び図3に示すように、二つ設けられており、位置決め突起27の周縁部に設けられている。アーム部29は、位置決め突起27を挟んで互いに相対向する位置に設けられている。
【0064】
鉤部30は、それぞれのアーム部29の先端部から互いに離れる方向に突出して形成されている。即ち鉤部30は、図4などに示すように、それぞれのアーム部29の先端部から貫通孔22の外周方向に向かって突出して形成されている。鉤部30は文字板6eに相対する案内面31を備えている。案内面31は、平坦部20から離れるのにしたがって即ち導光板5aから文字板6eに向かうにしたがって、徐々に前記一対のアーム部29が互いに近づく方向に傾斜して形成されている。
【0065】
前記スリット26は、前記貫通孔13の周縁部に二つ形成されている。スリット26は、文字板6eが導光板5aに重ねられた際に、アーム部29と互いに相対向する位置にそれぞれ配されている。スリット26は、貫通孔13を挟んで互いに相対向する位置に配されている。スリット26は、文字板6eを貫通して形成され、図示例においては、貫通孔13と互いに連通している。
【0066】
また、導光板5aは、係止爪21がスリット41に係止すると、平坦部20とプリント基板36との間にムーブメント7aを挟み込んで固定する。
【0067】
指針12aは、基部50と、指示部51とを備えている。基部50は、出力軸8aに取り付けられる。指示部51は、基部50から一方向に向かって延びた錘状に形成されている。指針12aは、少なくとも前記指示部51が周知の導光材料から構成されている。
【0068】
また、表示計器としての、スピードメータ4aは、文字板6eの目盛6aなどを光輝させるための図示しない目盛用導光板を備えている。この目盛用導光板は文字板6eの背面側に設けられ、光源41が発した光を文字板6eの目盛6aまで導いて、前記目盛6aを光輝させる。
【0069】
前述した構成によれば、表示計器としてのスピードメータ4aを組み立てる際には、まず、ムーブメント7aの端子受け部18それぞれに端子ピン39を係合させて、プリント基板36にムーブメント7aを取り付ける。その後、導光板5aの係止爪21をプリント基板36のスリット41に係止させて、導光板5aをプリント基板36に取り付ける。
【0070】
このとき、導光板5aの平坦部20とプリント基板36との間にムーブメント7aが挟み込まれて、端子ピン39とコイル16a,16bとの間の前述した電気的な接続が維持された状態でムーブメント7aが固定されるとともに、ムーブメント7aの出力軸8aが貫通孔22内を通った状態となっている。このように、プリント基板36、ムーブメント7a及び導光板5aが互いに固定される。
【0071】
導光板5aの位置決め突起27を文字板6eの貫通孔13に嵌合させるとともに、係止部28をスリット26内に係止させる。このとき、スリット26の縁部と案内面31とが互いに当接し、鉤部30の互いの間隔が狭くなる方向にアーム部29が変形されて、鉤部30がスリット26内に係止されるよう案内されて圧入される。
【0072】
スリット26内に鉤部30が係止すると、アーム部29の弾性復元力によって、鉤部30とスリット26との係止が維持されて、文字板6eと導光板5aとが互いに固定される。なお、このとき、文字板6eの貫通孔22内に出力軸8aが通って、文字板6eから運転者側に突出した状態となっている。
【0073】
このように、文字板6eが導光板5aに固定される。文字板6eの貫通孔22から運転者側に突出した出力軸6eの指針12aの基部50を取り付ける。ムーブメント7aの出力軸8aとともに指針12aが回転するようになり、前記端子ピン39などを介してコイル16a,16bに印加することによって、指針12aが計測量に応じて目盛6aを指示して、運転者に対して計測量を表示することとなる。
【0074】
本実施形態の車両用コンビネーションメータ1のスピードメータ4aの文字板6eと導光板5aとの取付構造25によれば、導光板5aが文字板6eに向かって突出した係止部28を有し、前記文字板6eがスリット26を有している。さらに、係止部28が複数のアーム部29とそれぞれのアーム部29の先端部からアーム部29が互いに離れる方向に突出した鉤部30とを有しており、鉤部30をスリット26内に圧入して係止させることによって、文字板6eと導光板5aとを互いに固定することができる。
【0075】
このため、文字板6eと導光板5aとを互いに固定する際にねじなどを用いる必要がなくなって、文字板6eの運転者側にねじ頭などが露出することが防止され、車両用コンビネーションメータ1の美観を損ねることを防止できる。
【0076】
また、鉤部30をスリット26に圧入して係止させることによって、文字板6eと導光板5aとを互いに固定することができるので、文字板6eと導光板5aとを互いに固定する際にかかる手間などを抑制することが可能となり、車両用コンビネーションメータ1の組立工数を抑制して、車両用コンビネーションメータ1のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0077】
前記鉤部30が、複数のアーム部29が互いに離れる方向にそれぞれのアーム部29の先端部から突出して形成されているので、文字板6eと導光板5aとが互いに固定されると、図5及び図6に示すように、文字板6eが、鉤部30と導光板5aの平坦部20との間に挟み込まれることとなる。このため、導光板5aに対する文字板6eの浮き上がりが防止されるとともに、文字板6eと導光板5aとの間のがたつきが防止される。
【0078】
案内面31が、導光板5aから文字板6eに向かうにしたがって複数のアーム部29が互いに近づく方向に徐々に傾斜して形成されているので、スリット26に圧入される際に鉤部30がスリット26内に案内される。このため、鉤部30とスリット26の係止をより一層容易でかつ確実に行うことができる。
【0079】
さらに、導光板5aが文字板6eの貫通孔13に嵌合する位置決め突起27を備えている。このため、文字板6eと導光板5aとを互いに固定した際に、文字板6eと導光板5aとを互いに位置決めすることができる。文字板6eと導光板5aと互いに固定する際に生じる文字板6eと導光板5aとの位置決めにかかる手間などを抑制することが可能となる。したがって、車両用コンビネーションメータ1の組立工数を抑制して、車両用コンビネーションメータ1のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0080】
また、係止部28のアーム部29が位置決め突起27の周縁でかつこの位置決め突起27を挟んで互いに相対向する位置に配され、前記スリット26が貫通孔13の周縁でかつこの貫通孔13を挟んで互いに相対向する位置に配されているので、文字板6eと導光板5aとがより確実に固定される。
【0081】
次に、本発明の第2の実施形態を、図7を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のスピードメータ4aの文字板6eと導光板5aとの取付構造25では、前記アーム部29が、導光板5aの貫通孔22の周縁部に4つ設けられている。それぞれのアーム部29の先端部に鉤部30が設けられている。アーム部29は、貫通孔22を中心とした周方向に沿って互いに略等間隔となる位置にそれぞれ配されている。
【0082】
本実施形態の取付構造25においても、前述した第1の実施形態と同様に、文字板6eと導光板5aとを互いに固定する際にねじなどを用いる必要がなくなって、文字板6e側すらわち運転者側にねじの頭などが露出することがない。したがって、車両用コンビネーションメータ1の美観を損ねることを防止できる。
【0083】
また、係止部28とスリット26とを互いに係止させることによって、文字板6eと導光板5aとを互いに固定することができるので、文字板6eと導光板5aとを互いに固定する際にかかる手間などを抑制することが可能となり、車両用コンビネーションメータ1の組立工数を抑制して、車両用コンビネーションメータ1のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0084】
前述した第1及び第2の実施形態においては、表示計器としてスピードメータ4aを代表して説明したが、タコメータ4b及び各ゲージ4c,4dの文字板6f,6gと導光板5b,5c,5dとを互いに固定する際にも、前述した実施形態の係止部28とスリット26とを備えた取付構造25を用いることができる。
【0085】
また、前述した実施形態では、係止部28を導光板5aに設けスリット26を文字板6eに設けているが、前記係止部28を文字板6eに設けてスリット26を導光板5aに設けても良いことは勿論である。なお、このとき、係止部28を文字板6eから導光板5aに向かって突出して形成し、スリット26を導光板5aの平坦部20を貫通して形成する。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、文字板と導光板とのうち一方が有する係止部と、前記他方が有する係止受け部とを互いに係止させて文字板と導光板とを互いに固定する。このため、文字板と導光板とを互いに固定する際にねじなどを用いる必要がなくなって、文字板側すらわち移動体の運転者側にねじの頭などが露出することがない。したがって、計器装置自体の美観を損ねることを防止できる。
【0087】
また、係止部と係止受け部とを互いに係止させることによって、文字板と導光板とを互いに固定することができる。したがって、文字板と導光板とを互いに固定する際にかかる手間などを抑制することが可能となり、計器装置の組立工数を抑制して、計器装置のコストの高騰を抑制することが可能となる。
【0088】
部をスリット内に圧入することによって、鉤部をスリットに係止させる。このように、鉤部をスリットに挿入するだけで文字板と導光板とを互いに固定することができる。したがって、文字板と導光板とを互いに固定する際にかかる手間などをより抑制することが可能となり、計器装置の組立工数をより抑制して、計器装置のコストの高騰をより抑制することが可能となる。
【0089】
また、鉤部とスリットとが互いに係止した際に、前記他方が前記鉤部と前記一方との間に挟み込まれることとなるため、副次的な効果として導光板に対する文字板の浮き上がりが防止されるとともに、文字盤と導光板との間のがたつきが防止される。
【0090】
内面が鉤部のスリットへの係止を案内するので、鉤部のスリットへの係止をより容易に行うことができる。したがって、美観を損ねることを防止できることにくわえ、文字板と導光板とを互いに固定する際にかかる手間などをより抑制することが可能となり、組立工数をより抑制して、計器装置のコストの高騰をより抑制することが可能となる。
【0091】
請求項2に記載された本発明によれば、前記案内面が、前記一方から他方に向かうにしたがって前記複数のアーム部が互いに近づく方向に傾斜して形成されているので、この案内面が、より確実に鉤部をスリットへの係止に案内する。このため、鉤部とスリットの互いの係止をより一層容易でかつ確実に行うことができる。
【0092】
したがって、美観を損ねることを防止できることにくわえ、文字板と導光板とを互いに固定する際にかかる手間などをより一層抑制することが可能となり、計器装置の組立工数をより抑制して、計器装置のコストの高騰をより一層抑制することが可能となる。
【0093】
請求項3に記載された本発明によれば、文字板が係止受け部を有し、導光板が係止部を有しているので、導光板に対し文字板が確実に固定される。したがって、計器装置の美観を損ねることを防止しかつコストの高騰を抑制できることにくわえ、文字板の浮き上がりやがたつきがより確実に防止できる。
【0094】
請求項4に記載された本発明によれば、文字板と導光板とを互いに固定する際に、前記位置決め突起と位置決め孔とを互いに嵌合させて、前記文字板と導光板とを互いに位置決めできるので、文字板と導光板と互いに固定する際に、互いの位置決めにかかる手間などを抑制することが可能となる。
【0095】
したがって、計器装置の美観を損ねることを防止できることにくわえ、文字板と導光板とを互いに固定する際にかかる手間などをより一層抑制することが可能となり、計器装置の組立工数をより一層抑制して、計器装置のコストの高騰をより一層抑制することが可能となる。
【0096】
請求項5に記載された本発明によれば、計器装置の美観を損ねることを防止できることにくわえ、文字板と導光板とを互いに位置決めすると、これらの文字板と導光板とが互いに固定されるので、文字板と導光板とを互いに固定する際にかかる手間などをより一層確実に抑制することが可能となり、計器装置のコストの高騰をより一層確実に抑制することが可能となる。
【0097】
請求項6に記載された本発明によれば、計器装置の美観を損ねることを防止できかつ計器装置のコストの高騰をより一層確実に抑制できることにくわえ、文字板と導光板とをより確実に固定することがが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る文字板と導光板との取付構造を備えたスピードメータの分解した状態を示す斜視図である。
【図2】同実施形態の取付構造を示す斜視図である。
【図3】同実施形態の導光板の正面図である。
【図4】図3中のIV―IV線に沿う断面図である。
【図5】同実施形態の文字板と導光板とが互いに固定された状態を示す断面図である。
【図6】図5中のVI部分を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る導光板の正面図である。
【図8】本発明の取付構造を備えたスピードメータを備えた車両用コンビネーションメータを分解して示す斜視図である。
【図9】従来の文字板と導光板との取付構造を備えたスピードメータの分解した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用コンビネーションメータ(計器装置)
5a,5b,5c,5d 導光板
6 文字板
6a 車速表示用目盛(表示部)
6b エンジン回転数表示用目盛(表示部)
6c 燃料残量表示用目盛(表示部)
6d 冷却水温度表示用目盛(表示部)
6e スピードメータ用文字板
6f タコメータ用文字板
6g ゲージ用文字板
12a,12b,12c,12d 指針
13 貫通孔(位置決め孔)
25 取付構造
26 スリット(係止受け部)
28 係止部
29 アーム部
30 鉤部
31 案内面
37 光源

Claims (6)

  1. 表示部を有する文字板と、前記文字板の表示部を指示して計測量を表示する指針と、光源から入射された光を前記文字板の表示部と前記指針とのうち少なくとも一方まで導いて光輝させる導光板と、を備えた計器装置において、前記文字板と導光板とを互いに固定する取付構造であって、
    前記文字板と前記導光板とのうち一方が、他方に向かって突出する係止部を有し、
    前記他方が前記係止部が係止する係止受け部を有し、
    前記係止部と係止受け部とを互いに係止させることによって、前記文字板と導光板とを互いに固定し、
    前記係止部が、前記文字板と前記導光板とのうち一方から他方に向かって突出した複数のアーム部と、ぞれぞれのアーム部の先端部からこれらのアーム部が互いに離れる方向に突出した鉤部と、を備え、
    前記係止受け部が、前記他方を貫通しかつ前記アーム部それぞれと対向合致する位置に配されたスリットに形成され、
    前記係止部の鉤部と前記スリットの周縁とを互いに当接させ、前記鉤部を前記スリット内に圧入して前記スリットに係止させ、前記鉤部がスリットに係止した状態を維持することによって、前記文字板と導光板とを互いに固定し、
    前記係止部が、前記鉤部のスリットへの係止を案内する案内面を備えたことを特徴とする計器装置の文字板と導光板との取付構造。
  2. 前記案内面が、前記文字板と前記導光板とのうち一方から他方に向かうにしたがって、前記複数のアーム部が互いに近づく方向に徐々に傾斜して形成されたことを特徴とする請求項1記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造。
  3. 前記係止部が導光板に設けられ、かつ前記係止受け部が前記文字板に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造。
  4. 前記係止部を有した前記文字板と導光板とのうち一方が、前記他方に向かって突出した位置決め突起を備え、
    前記他方が、前記位置決め突起が嵌合する位置決め孔を有したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造。
  5. 前記係止部が前記位置決め突起の周縁部に設けられ、
    前記係止受け部が前記位置決め孔の周縁部に設けられたことを特徴とする請求項4に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造。
  6. 前記アーム部が前記位置決め突起を挟んで互いに相対向する位置に配され、
    前記スリットが前記位置決め孔を挟んで互いに相対向する位置に配されたことを特徴とする請求項5に記載の計器装置の文字板と導光板との取付構造。
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