JP4509411B2 - 搬出入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カセット内に収容された半導体ウェーハ等の板状物の搬出及び板状物のカセット内への搬入を行う搬出入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
IC、LSI等の回路が表面に複数形成された半導体ウェーハの裏面は、例えば図9に示す研削装置40を用いて研削され所定の厚さとなる。
【0003】
この研削装置40は、研削前の半導体ウェーハを収容するカセット70及び研削後の半導体ウェーハを収容するカセット71が載置されるカセット載置台73、74と、カセット70からの半導体ウェーハの搬出またはカセット71への半導体ウェーハの搬入を行う搬出入装置41と、半導体ウェーハを一定の位置に位置合わせする中心合わせテーブル42と、半導体ウェーハWを搬送する第一の搬送手段43及び第二の搬送手段44と、上部に半導体ウェーハを吸引保持する4つのチャックテーブル45、46、47、48を備えたターンテーブル49と、各チャックテーブルに保持された半導体ウェーハWを研削する研削手段50、60と、研削後の半導体ウェーハを洗浄する洗浄装置62とを備えている。
【0004】
カセット70には、図10に示すように研削前の半導体ウェーハW1、W2、・・・が複数収容されており、搬出入装置41によって1枚ずつピックアップされて中心合わせテーブル42に載置される。そして中心合わせテーブル42において半導体ウェーハWの位置合わせが行われた後、第一の搬送手段43に吸着されると共に第一の搬送手段43が旋回動することによってチャックテーブル45の位置にあったチャックテーブル46に半導体ウェーハWが載置される。
【0005】
次に、ターンテーブル49が所要角度回転してチャックテーブル46に保持された半導体ウェーハWが図示のように研削手段50の直下に位置付けられる。
【0006】
研削手段50はスライド部51と連結されており、垂直方向に配設されたガイドレール52にガイドされてスライド部51がパルスモータ53に駆動され上下動するのに伴って研削手段50も上下動する構成となっている。
【0007】
また、研削手段50においては、駆動源54と連結され垂直方向に配設されたスピンドル55の先端にマウンタ56を介して研削ホイール57が装着されており、研削ホイール57の下部には粗研削用の研削砥石58が固着されている。そして、駆動源54に駆動されてスピンドル55が回転することにより研削砥石58が回転しながら研削手段50が下降し、回転する研削砥石58が半導体ウェーハWの裏面に接触して当該裏面が研削される。
【0008】
チャックテーブル46に保持された半導体ウェーハWは、粗研削の後はターンテーブル49が所要角度回転することにより研削手段60の直下に位置付けられ、研削手段60の研削ホイール59に固着された仕上げ研削用の研削砥石61の作用を受けて裏面が仕上げ研削される。一方、チャックテーブル45に保持された半導体ウェーハは研削手段50の直下に位置付けられ、ここで研削手段50の作用を受けて粗研削が行われる。
【0009】
なおこのとき、ターンテーブル49の回転前にチャックテーブル46が位置していた位置にはチャックテーブル45が自動的に位置付けられる。そして、カセット70から次に研削する半導体ウェーハが搬出されて中心合わせテーブル42に載置され、位置合わせがなされた後、第一の搬送手段43によってチャックテーブル45に搬送されて載置される。
【0010】
このように、カセット70から順次半導体ウェーハが取り出され、各チャックテーブルに半導体ウェーハが吸引保持されると共にターンテーブル49が回転しながら研削手段50、60の作用を受けることにより次々と半導体ウェーハの裏面が研削されていく。
【0011】
そして、仕上げ研削が終わった半導体ウェーハは、第二の搬送手段44によって洗浄装置62に搬送され、洗浄が行われた後、搬出入装置41によってカセット71に収容される。こうして研削後の半導体ウェーハWはすべてカセット71に収容される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
搬出入装置41においては、図9及び図11(A)に示すように、保持部77の表面に吸着部75、76が設けられている。そして、図11(B)のように保持部77がカセット70内に進入して搬出しようとする半導体ウェーハW1の下方に位置付けられた後、図11(C)のように保持部11が若干上昇してその半導体ウェーハを吸着部75、76によって吸着し、図11(D)のように保持部77が後退することにより当該半導体ウェーハW1が搬出される構成となっている。従って、板状物の搬出及び搬入を確実かつ円滑に行うためには、搬出入装置41の保持部77と板状物とが平行となっていることが必要となる。
【0013】
しかしながら、搬出入装置41を研削装置40に組み込む際には組み込み誤差が生じる場合があり、また、カセット載置台73、74に傾きがある場合もあり、これらに起因して搬出入装置41の保持部77とカセット70内に収容された板状物とが平行にならない場合がある。このように保持部77と板状物とが平行になっていない場合は板状物の搬入及び搬出を確実かつ円滑に行うことに支障が生じるため、保持部77と板状物とが平行となるようにカセット載置台73、74または搬出入装置41の設置状態を調整する等の煩雑な作業が必要となる。
【0014】
また、洗浄装置62において洗浄された板状物をピックアップして搬出入装置41によってカセット71に収容する場合には、洗浄装置62において載置された板状物と保持部77とが平行となっていることが必要とされるが、平行となっていない場合には洗浄装置62の傾きを調整する必要があり、更に搬出入装置41との相対的な位置関係の調整も必要となる。
【0015】
このように、搬出入装置を用いて板状物を搬出または搬入する場合においては、板状物が収容される装置や搬出入装置の調整等の煩雑な作業をすることなく確実かつ円滑に板状物を搬出入することに課題を有している。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための具体的手段として本発明は、カセット内に収容された板状物を搬出し、または板状物をカセット内に搬入する搬出入装置であって、板状物を吸引保持する保持部と、保持部をカセット内に進入させまたはカセット内から退避させる屈曲アームとを少なくとも備え、保持部は、駆動部により屈曲アームの進退方向を回転中心として所定角度回転可能に構成されると共に、俯方向及び仰方向に俯仰動可能に構成され、保持部は、少なくとも板状物を支持する第一の支持部と第二の支持部と第一の支持部及び第二の支持部に共通の基部を有し、第一の支持部及び第二の支持部には、板状物を検出する第一の板状物検出センサー及び第二の板状物検出センサーがそれぞれ配設され、基部には板状物を検出する第三の板状物検出センサーが配設され、第一の板状物検出センサー、第二の板状物検出センサー及び第三の板状物検出センサーによって板状物の存在を検出しながら保持部の進退方向を中心とした回転角度及び俯仰角度が調整される搬出入装置を提供する。
【0017】
そしてこの搬出入装置は、第一の板状物検出センサー、第二の板状物検出センサー及び第三の板状物検出センサーは、静電容量の変化によって板状物の存在を検出する静電検出センサーであること、搬出入装置は制御装置によってコントロールされており、調整された回転角度及び俯仰角度が調整データとして制御装置に備えた記憶手段に記憶され、記憶された内容に基づき保持部の回転角度及び俯仰角度が調整されることを付加的な要件とする。
【0018】
このように構成される搬出入装置では、板状物を吸着する保持部を屈曲アームの進退方向を回転中心として所要角度回転可能に構成すると共に俯方向及び仰方向に俯仰動可能に構成したため、搬出しようとする板状物と保持部とが平行でない場合には保持部を回転及び/または俯仰動させることにより板状物と平行な状態になるように調整することができる。
【0019】
また、少なくとも2つの板状物検出センサーを保持部に設けたことにより、一方向における板状物と保持部との傾きを検出することができ、更に基部にもう一つの板状物検出センサーを設けることにより、二方向における板状物と保持部との傾きを検出することができる。
【0020】
更に、各板状物検出センサーを静電容量センサーとすることにより、誤認識がなくなり、板状物の検出を確実に行うことができる。
【0021】
また、保持部が調整された際の回転角度及び俯仰角度を調整データとして制御装置に備えた記憶手段に記憶させておけば、制御装置によって保持部をコントロールすることができるため、複数の板状物の搬出入、複数のカセットとのあいだでの板状物の搬出入の際にその都度カセットや搬出入装置を動かして機械的に調整する必要がない。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、図1に示す搬出入装置10を例に挙げて説明する。なお、従来例と同様に構成される部位については同一の符号を付して説明する。
【0023】
この搬出入装置10は、板状物を保持する保持部11と、保持部11を駆動する駆動部12と、第一アーム13及び第二アーム14とこれらを連結すると共に第一アーム13を旋回動させる第一アーム旋回動手段15とからなる屈曲アーム16と、第二アーム14を旋回動させる第二アーム旋回動手段17と、屈曲アーム16を上下方向に駆動する上下動手段18とから構成される。
【0024】
保持部11は平面状に形成され、基部19から第一の支持部20と第二の支持部21とが同方向に突出した構成となっており、図2にも示すように、第一の支持部20及び第二の支持部21の表面には、板状物を吸引保持する第一の吸引部22及び第二の吸引部23を備えると共に、第一の板状物検出センサー24及び第二の板状物検出センサー25を備えている。また、基部19には第三の板状物検出センサー26を備えている。
【0025】
ここで、第一の板状物検出センサー24、第二の板状物検出センサー25及び第三の板状物検出センサー26としては、例えば板状物の接近によって静電容量が変化し、その変化に基づいて板状物の存在を検出する静電検出センサーを用いることができる。また、フォトカプラ等の発光素子と受光素子との組からなるフォトセンサーを用いることもできるが、この場合は板状物の表面輝度または散乱光によって誤認識が生じることがあるため、このような問題がなく確実に板状物の存在を検出することができる静電検出センサーを用いるのが望ましい。
【0026】
保持部11及び駆動部12は、第一アーム旋回動手段15に駆動されて第一アーム13が旋回動すると共に第二アーム旋回動手段17に駆動されて第二アーム14が旋回動し、更に上下動手段18による屈曲アーム16の上下動により所望の位置、高さに位置付けることができる。
【0027】
また、保持部11は駆動部12に駆動され、図3に示す仰方向A及び俯方向Bに俯仰動可能であると共に、図4に示す回転方向である正回転方向P及び逆回転方向Qの方向に回転可能となっている。
【0028】
ここで、駆動部12の内部には、図5に示すように、保持部11を図4に示した正回転方向P及び逆回転方向Qの方向に回転させる駆動源である第一のモータ27と、保持部11を図3に示した俯方向A及び仰方向Bの方向に俯仰動させる駆動源である第二のモータ28とが配設されている。
【0029】
第一のモータ27の回転軸29は回転部30と連結されており、回転軸29が第一のモータ27に駆動されて回転するのに伴い回転部30が回転する構成となっている。また、回転部30には第二のモータ28が固定され、第二のモータ28の回転軸にはボールネジ31が連結されており、このボールネジ31の先端部31aは丸みを帯びて形成されている。
【0030】
回転部30は保持部11と一体に形成されたヒンジ32と係合部33において回動可能に係合し、更に回転部30とヒンジ32とはバネ34によって連結されており、バネ34はヒンジ32を押す方向に付勢されている。
【0031】
第二のモータ28が駆動されない状態では、図5に示すように、先端部31aが当接部32aに当接すると共にバネ34による付勢によりバランスが保たれ、保持部11が水平な状態となる。
【0032】
一方、図6に示すように、第二のモータ28の駆動によりボールネジ31が引かれる方向に移動すると、バネ34の力によってヒンジ32の下部が押し出され、それに伴い保持部11が仰方向Aの方向に仰動し、逆に、ボールネジ31が押し出される方向に移動すると、先端部31aが当接部32aに当接しながら押していくことによりヒンジ32の上部が押し出され、それに伴い保持部11が俯方向Aの方向に俯動する。このように、ヒンジ32が係合部33を中心としていずれかの方向に回動し、それに伴い保持部11が俯仰動する構成となっている。
【0033】
ヒンジ32及び保持部11の内部には第一の吸引部22及び第二の吸引部23に連通する吸引路35が形成されており、吸引路35は回転部30においてロータリージョイント36を介して吸引源に連通している。
【0034】
図1に示したカセット70に収容された半導体ウェーハを搬出する際は、通常は、最下位にある半導体ウェーハから順次搬出していき最後に最上位にある半導体ウェーハW1を搬出するが、カセット70内の所望の半導体ウェーハを搬出する場合もあるので、ここでは半導体ウェーハW1を搬出する場合について説明する。
【0035】
まず、図1に基づいて説明すると、カセット70から半導体ウェーハW1を搬出しようとする場合は、保持部11を半導体ウェーハW1の下方に進入させる。そして、第一の板状物検出センサー24と第二の板状物検出センサー25とが同時に半導体ウェーハW1の存在を検出したときは、半導体ウェーハW1と保持部11とが平行になっており、保持部11を調整する必要がない。
【0036】
しかし、カセット載置台73に傾きがあったり搬出入装置10が傾いて設置されていたりすることにより、例えば図8(A)に示すように、カセット70に収容された半導体ウェーハと保持部11とがX軸方向において平行になっていない場合がある。図示の例では理解を容易とするために傾斜を誇張して示しているが、半導体ウェーハW1の+X方向の端部が−X方向の端部より若干上がって傾いた状態となっている。
【0037】
この場合は、図8(B)に示すように、保持部11を半導体ウェーハW1の下方に進入させても、第三の板状物検出センサー26によっては半導体ウェーハW1を検出できても第一の板状物検出センサー24及び第二の板状物検出センサー25によっては半導体ウェーハW1を検出できないため、図6に示した駆動部12を構成する第二のモータ28の駆動により、保持部11と半導体ウェーハW1とが平行になるまで、即ち第三の板状物検出センサー26だけでなく第一の板状物検出センサー24及び第二の板状物検出センサー25によっても半導体ウェーハW1を検出するまで保持部11の先端部を仰方向Aの方向に仰動させ、図8(C)に示すように、保持部11を上昇させて第一の吸引部22及び第二の吸引部23によって半導体ウェーハW1を吸着し、図8(D)に示すように搬出する。
【0038】
一方、図8(A)〜(D)の例とは逆に、半導体ウェーハW1の+X方向の端部が−X方向の端部より下がって傾いている場合(図示せず)は、保持部11を俯方向Bの方向に俯動させることにより保持部11と半導体ウェーハW1とを平行な状態としてから吸着して搬出する。
【0039】
また、カセット70に収容された半導体ウェーハと保持部11とがY軸方向において平行になっていない場合もある。この場合は、図5に示した第一のモータ27の駆動により、図4に示した正回転方向Pまたは逆回転方向Qの方向に保持部11を回転させることにより半導体ウェーハと保持部11とを平行にしてから吸着して搬出する。
【0040】
更に、半導体ウェーハと保持部11とが、X軸方向及びY軸方向の双方において平行でない場合もある。この場合は、適宜保持部11を図4に示した正回転方向Pまたは逆回転方向Qの方向に回転させると共に、図3に示した仰方向Aまたは俯方向Bの方向に俯仰動させることにより、半導体ウェーハW1と保持部11とを平行にすることができる。
【0041】
図1に示したように、搬出入装置10には制御装置37が接続されており、この制御装置37によって保持部11の回転や俯仰動、上下動、進退を一括してコントロールすることができると共に、制御装置37にはメモリ等の記憶手段38を備えているため、保持部11の回転及び/または俯仰動させた角度を調整データとして記憶させることができる。従って、半導体ウェーハW2、W3、・・・についてはその記憶させた角度だけ保持部11を回転及び/または俯仰動させながら搬出を行うことにより、生産性を向上させることができる。
【0042】
また、例えば従来例において示した図9の研削装置40においては、搬出のみでなく、研削、洗浄後の半導体ウェーハをカセット71に搬入するという作業も必要となるが、このカセット71の傾きも上記カセット70と同様に、カセット71に収容された半導体ウェーハと保持部11とが平行になるように保持部11を回転及び/または俯仰動させてその情報を制御装置37の記憶手段38に記憶させておけば、その記憶内容に基づき保持部11を俯仰動及び/または回転させながら搬入作業を行うことにより、カセット71の傾きを調整する等の煩雑な作業を行うことなく搬入作業を効率的に行うことができる。
【0043】
なお、第一の板状物検出センサー24、第二の板状物検出センサー25及び第三の板状物検出センサー26による半導体ウェーハWの存在の有無の判断の結果については、モニター39に表示させることができる。例えば、第一の板状物検出センサー24と第二の板状物検出センサー25と第三の板状物検出センサー26との判断結果が同じ場合は「OK」と表示し、判断結果が異なる場合は「NG」と表示すれば、半導体ウェーハと保持部11とが水平かどうかをオペレータが容易に知ることができる。「NG」の場合には警告音を発したりするようにしてオペレータに確実に知らせるようにすることが望ましい。
【0044】
本実施の形態においては、半導体ウェーハを搬出入する場合を例に挙げて説明したが、半導体ウェーハ以外の板状物についても本発明を適用できる。また、カセットからの搬出及びカセットへの搬入のみならず、図9に示した洗浄装置62において半導体ウェーハを保持するスピンナーテーブルが傾いており、半導体ウェーハと保持部11とが平行でない場合にも本発明を適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る搬出入装置は、板状物を吸着する保持部を屈曲アームの進退方向を回転中心として所要角度回転可能に構成すると共に俯方向及び仰方向に俯仰動可能に構成したため、搬出しようとする板状物と保持部とが平行でない場合には保持部を回転及び/または俯仰動させることにより板状物と平行な状態になるように調整することができる。従って、板状物や、板状物が収容されるカセット等の設置状態を調整する等の煩わしい作業が不要となり、生産性も向上する。
【0046】
また、少なくとも2つの板状物検出センサーを保持部に設けたことにより、一方向における板状物と保持部との傾きを検出することができ、更に基部にもう一つの板状物検出センサーを設けることにより、二方向における板状物と保持部との傾きを検出することができる。従って、検出結果に基づき自動的に保持部と板状物とが平行になるように調整することができる。
【0047】
更に、各板状物検出センサーを静電容量センサーとすることにより、誤認識がなくなり、板状物の検出を確実に行うことができるため、信頼性が高くなる。
【0048】
また、保持部が調整された際の回転角度及び俯仰角度を調整データとして制御装置に備えた記憶手段に記憶させておけば、制御装置によって調整データに基づいて対応するカセットごとに保持部をコントロールすることができるため、複数の板状物の搬出入、複数のカセットとのあいだでの板状物の搬出入が円滑に行われ、予めカセットや搬出入装置を動かして機械的に調整する必要がなく、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬出入装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同搬出入装置を構成する保持部及び駆動部を示す平面図である。
【図3】同搬出入装置を構成する保持部の俯仰動を示す側面図である。
【図4】同搬出入装置を構成する保持部の回転を示す正面図である。
【図5】同搬出入装置を構成する保持部及び駆動部の内部構造を示す説明図である。
【図6】同搬出入装置を構成する保持部が仰方向に仰動した状態を示す説明図である。
【図7】同搬出入装置を構成する保持部が俯方向に俯動した状態を示す説明図である。
【図8】X軸方向に水平でない状態のカセットに収容された半導体ウェーハを搬出する手順を示す説明図である。
【図9】研削装置を示す斜視図である。
【図10】半導体ウェーハを収容したカセットを示す斜視図である。
【図11】従来の搬出入装置を用いてカセットに収容された半導体ウェーハを搬出する手順を示す説明図である。
【符号の説明】
10…搬出入装置 11…保持部 12…駆動部
13…第一アーム 14…第二アーム
15…第一アーム旋回動手段 16…屈曲アーム
17…第二アーム旋回動手段 18…上下動手段
19…基部 20…第一の支持部 21…第二の支持部
22…第一の吸引部 23…第二の吸引部
24…第一の板状物検出センサー
25…第二の板状物検出センサー
26…第三の板状物検出センサー
27…第一のモータ 28…第二のモータ
29…回転軸 30…回転部 31…ボールネジ
32…ヒンジ 33…係合部 34…バネ
35…吸引路 36…ロータリージョイント
37…制御装置 38…記憶手段 39…モニター
40…研削装置 41…搬出入装置
42…中心合わせテーブル 43…第一の搬送手段
44…第二の搬送手段
45、46、47、48…チャックテーブル
49…ターンテーブル 50、60…研削手段
51…スライド部 52…ガイドレール
53…パルスモータ 54…駆動源 55…スピンドル
56…マウンタ 57、59…研削ホイール
58、61…研削砥石 62…洗浄装置
70、71…カセット 73、74…カセット載置台
75、76…吸着部 77…保持部

Claims (3)

  1. カセット内に収容された板状物を搬出し、または板状物をカセット内に搬入する搬出入装置であって、
    板状物を吸引保持する保持部と、該保持部をカセット内に進入させまたはカセット内から退避させる屈曲アームとを少なくとも備え、
    該保持部は、駆動部により該屈曲アームの進退方向を回転中心として所定角度回転可能に構成されると共に、俯方向及び仰方向に俯仰動可能に構成され
    該保持部は、少なくとも板状物を支持する第一の支持部と第二の支持部と該第一の支持部及び該第二の支持部に共通の基部を有し、該第一の支持部及び該第二の支持部には、板状物を検出する第一の板状物検出センサー及び第二の板状物検出センサーがそれぞれ配設され、該基部には板状物を検出する第三の板状物検出センサーが配設され、該第一の板状物検出センサー、該第二の板状物検出センサー及び該第三の板状物検出センサーによって板状物の存在を検出しながら該保持部の進退方向を中心とした回転角度及び俯仰角度が調整される搬出入装置。
  2. 第一の板状物検出センサー、第二の板状物検出センサー及び第三の板状物検出センサーは、静電容量の変化によって板状物の存在を検出する静電検出センサーである請求項1に記載の搬出入装置。
  3. 搬出入装置は制御装置によってコントロールされており、調整された回転角度及び俯仰角度が調整データとして該制御装置に備えた記憶手段に記憶され、該記憶された内容に基づき保持部の回転角度及び俯仰角度が調整される請求項1または2に記載の搬出入装置。
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