JP2002319559A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JP2002319559A
JP2002319559A JP2001124406A JP2001124406A JP2002319559A JP 2002319559 A JP2002319559 A JP 2002319559A JP 2001124406 A JP2001124406 A JP 2001124406A JP 2001124406 A JP2001124406 A JP 2001124406A JP 2002319559 A JP2002319559 A JP 2002319559A
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plate
optical sensor
grinding
cassette
light
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Takashi Mori
俊 森
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Disco Abrasive Systems KK
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Disco Abrasive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハ等の板状物を研削する研削装
置において、研削後の板状物を安全かつ確実にカセット
に収容することにより、板状物の破損を防止する。 【解決手段】 板状物を保持するチャックテーブル1
6、17、18と、チャックテーブル16、17、18
に保持された板状物を研削する研削手段20、21と、
研削手段20、21によって研削された板状物を支持す
ると共に板状物を収容するカセット11bの第一の側壁
及び第二の側壁の内側に形成された一対の溝により形成
される収容部に進入して板状物を収容部に搬入する支持
部51を有する搬送手段12とから少なくとも構成され
る研削装置において、支持部51に支持された板状物を
収容部に進入させる前に、板状物が収容部に収まるよう
に、支持部の進入方向と直交する幅方向における板状物
の位置を調整する位置調整手段を配設し、板状物の位置
を調整してからカセットに収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ等
の板状物を研削する研削装置に関し、特に、研削後の板
状物をカセットに確実に収容することができる研削装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI等の回路が表面に複数形成
された半導体ウェーハは、研削装置によって裏面を研削
することにより所定の厚さに形成される。そして、研削
後の半導体ウェーハは、例えば図8に示す搬送手段12
によって、半導体ウェーハを複数整列して収容すること
ができる容器であるカセット11bに収容され、カセッ
ト11bごと次の工程へと搬送される。
【0003】ここで、搬送手段12は、板状物を保持す
る支持部51と、支持部51を駆動する駆動部52と、
第一アーム53及び第二アーム54とこれらを連結する
と共に第一アーム53を旋回動させる第一アーム旋回動
手段55とからなる屈曲アーム56と、第二アーム54
を旋回動させる第二アーム旋回動手段57と、屈曲アー
ム56を上下方向に駆動する上下動手段58とから構成
されており、屈曲アーム56のX軸方向の進退によって
表面に第一の吸引部59及び第二の吸引部60とを備え
た支持部11が進退すると共に、上下動手段18によっ
て支持部11が上下動する構成となっている。
【0004】一方、カセット11bの第一の側壁44a
及び第二の側壁44bの内側には収容溝44c、44d
が半導体ウェーハWの収容枚数分だけ形成されており、
第一の吸引部59及び第二の吸引部60において半導体
ウェーハWを吸着した状態で支持部51が+X方向に直
進してカセット11b内に進入し、支持部51が若干下
降することにより、対峙する同じ高さの所定の収容溝4
4c、44dの双方に端部が支持されて半導体ウェーハ
Wが収容される構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研削装
置においては、研削後の半導体ウェーハWの洗浄装置へ
の搬送等何度かの搬送を行うことにより半導体ウェーハ
Wの位置にズレが生じる場合がある。このような場合に
そのままの状態で半導体ウェーハWをカセット11bに
収容しようとすると、半導体ウェーハWの端部がカセッ
ト11bの第一の側壁44aまたは第二の側壁44bと
接触して半導体ウェーハWが損傷するという問題があ
る。特に、厚さが200μm以下のような薄い半導体ウ
ェーハの場合は損傷しやすい。またこのような問題は、
半導体ウェーハに限らず、その他の板状物の研削におい
ても同様に発生する。
【0006】このように、板状物を研削する研削装置に
おいては、板状物をカセットに収容しようとする際に板
状物にズレが生じていても、確実にカセットに収容でき
るようにすることに課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、板状物を保持するチャッ
クテーブルと、チャックテーブルに保持された板状物を
研削する研削手段と、研削手段によって研削された板状
物を支持すると共に板状物を収容するカセットの第一の
側壁及び第二の側壁の内側に形成された一対の溝により
形成される収容部に進入して板状物を収容部に搬入する
支持部を有する搬送手段とから少なくとも構成される研
削装置であって、支持部に支持された板状物を収容部に
進入させる前に、板状物が収容部に収まるように、支持
部の進入方向と直交する幅方向における板状物の位置を
調整する位置調整手段を供えた研削装置を提供する。
【0008】そしてこの研削装置は、位置調整手段に発
光素子と受光素子とから構成される第一の光センサー及
び第二の光センサーを備え、第一の光センサー及び第二
のセンサーを構成する各板状物検出部は、収容部の幅と
同様の間隔または該幅より小さい間隔で配設され、板状
物は、搬送手段の支持部に支持された状態で第一の光セ
ンサー及び第二の光センサーが配設された領域に位置付
けられ、板状物の幅方向の位置は、第一の光センサー及
び第二の光センサーによって検出されること、第一の光
センサー及び第二の光センサーの発光素子と受光素子と
は対峙して配設されて透過型の光センサーを構成し、板
状物が搬送手段の支持部に支持された状態で第一の光セ
ンサー及び第二の光センサーが配設された領域に位置付
けられ、第一の光センサーまたは第二の光センサーの板
状物検出部が遮光を検出した場合は、第一の光センサー
及び第二の光センサーの双方が光の透過を検出するよう
に板状物の幅方向における位置を調整すること、位置調
整手段に、撮像装置と画像処理ユニットとから構成され
た形状認識手段を備え、板状物の幅方向の位置は、搬送
手段の支持部に支持された状態で形状認識手段によって
検出されること、形状認識手段によって認識された板状
物の実際の幅方向の位置とカセットへの収容が可能な幅
方向の位置とのズレ量を算出し、ズレ量に基づき幅方向
における板状物の位置を調整すること、チャックテーブ
ルからカセットに至る搬送経路に研削後の板状物を洗浄
する洗浄手段が配設され、洗浄手段からカセットに至る
搬送経路に位置調整手段が配設されることを付加的要件
とする。
【0009】このように構成される研削装置において
は、カセットに収容する前に板状物のカセットの幅方向
における位置を調整することができるため、板状物がカ
セットの側壁に接触することがない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態とし
て、図1に示す研削装置10を例に挙げて説明する。な
お、従来例と同様に構成される部位については同一の符
号を付して説明する。
【0011】図1の研削装置10は、研削の対象となる
板状物を収容するカセット11a及び研削後の板状物を
収容するカセット11bと、カセット11aからの板状
物の搬出またはカセット11bへの板状物の搬入を行う
搬送手段12と、カセット11aから搬出した板状物の
位置合わせを行う位置合わせ手段13と、板状物を吸引
保持するチャックテーブル16、17、18と、板状物
をチャックテーブル16、17、18に搬入する搬入手
段14と、研削後の板状物をチャックテーブル16、1
7、18から搬出する搬出手段15と、チャックテーブ
ル16、17、18を自転可能に支持すると共に自身が
回転可能なターンテーブル19と、各チャックテーブル
に保持された板状物を研削する第一の研削手段20及び
第二の研削手段21と、研削後の板状物を洗浄する洗浄
手段22と、チャックテーブル16、17、18を洗浄
するためのエアーを吹き付けるノズル40とを備えてい
る。
【0012】ターンテーブル19によって自転可能に支
持された3つのチャックテーブル16、17、18は、
ターンテーブル19の回転中心を中心として等間隔(図
示の例では120度間隔)に配設されている。
【0013】研削装置10の基台23から起立した壁部
24の内側の面には一対のガイドレール25、26が垂
直方向に配設されており、ガイドレール25、26には
スライド部27、28がそれぞれ摺動可能に係合してい
る。また、垂直方向(Z軸方向)にボールネジ29、3
0が配設され、このボールネジ29、30は、これに連
結されたパルスモータ31、32によって駆動されてそ
れぞれ回動する構成となっている。
【0014】ボールネジ29、30には、スライド部2
7、28に備えたナット(図示せず)がそれぞれ螺合し
ており、パルスモータ31、32に駆動されてボールネ
ジ29、30がそれぞれ回動するのに伴ってスライド部
27、28がガイドレール25、26にガイドされてそ
れぞれ上下動する構成となっている。また、スライド部
27、28の内側には垂直方向にリニアスケール(図示
せず)が配設され、スライド部27、28の上下方向の
位置を高精度に計測できる。
【0015】スライド部27には第一の研削手段20
が、スライド部28には第二の研削手段21が固定さ
れ、これらは、スライド部27、28の上下動に伴って
それぞれ上下動する。第一の研削手段20においては、
垂直方向に回転可能に支持されたスピンドル33の先端
にマウンタ35を介して研削ホイール37が装着されて
おり、研削ホイール37の下部には粗研削用の研削砥石
が固着されている。
【0016】スピンドル33はモータ33aと連結され
ており、モータ33aに駆動されてスピンドル33が回
転するのに伴って研削ホイール37が回転する構成とな
っている。
【0017】一方、第二の研削手段21においては、垂
直方向に回転可能に支持されたスピンドル34の先端に
マウンタ36を介して研削ホイール38が装着されてお
り、研削ホイール38の下部には仕上げ研削用の研削砥
石が固着されている。
【0018】スピンドル34はモータ34aと連結され
ており、モータ34aに駆動されてスピンドル34が回
転するのに伴って研削ホイール38が回転する構成とな
っている。
【0019】図1に示すように、洗浄手段22は、板状
物を保持して回転可能なスピンナーテーブル41と、ス
ピンナーテーブル41に保持された板状物に洗浄水を噴
出する洗浄水ノズル(図示せず)及びエアーを吹き付け
るエアーノズル(図示せず)と、板状物がズレなく適正
な位置に保持されているか否かを検出する位置検出手段
である第一の光センサー42及び第二の光センサー43
とを備えている。
【0020】図2に示すように、第一の光センサー42
は、第一の発光部42aと第一の受光部42bとからな
り、両者が垂直方向に一直線上に位置するよう対峙して
配設されており、第一の発光部42aと第一の受光部4
2bとの間に障害物がない場合は、第一の発光部42a
から発光された光42cが第一の受光部42bにおいて
受光されて光が透過する。同様に、第二の光センサー4
3は、第二の発光部43aと第二の受光部43bとから
なり、両者が垂直方向に一直線上に位置するよう対峙し
て配設されており、第二の発光部43aと第二の受光部
43bとの間に障害物がない場合は、第二の発光部43
aから発光された光43cが第二の受光部43bにおい
て受光されて光が透過する。即ち、光42cと光43c
が板状物検出部となる。
【0021】第一の光センサー42における光42cと
第二の光センサー43における光43cとの間の距離で
ある光路間隔Pは、図3に示すカセット11bの第一の
側壁44aと第二の側壁44bとに囲まれた収容部44
の収容幅44wに対応しており、光路間隔Pを収容部4
4の収容幅44wと等しくするかまたはそれ以下とする
と共に、光路間隔Pの中間点と板状物にズレがない場合
における当該板状物の中心とが一致するようにする。
【0022】そして、図2のようにスピンナーテーブル
41に保持された板状物(図示の例では半導体ウェーハ
W)を搬送手段12の支持部51において支持して搬出
する際に、当該板状物が光42c及び光43cを遮って
いない場合は、半導体ウェーハWにズレが生じていない
か、またはズレがあっても半導体ウェーハWをカセット
11bの収容部44に収容するにあたって支障がない程
度のズレであると判断することができる。
【0023】一方、半導体ウェーハWが光42cまたは
光43cのいずれか一方を遮っている場合は、半導体ウ
ェーハWをカセット11bの収容部に収容するのに支障
が生じるほどのズレがあると判断することができる。
【0024】なお、光センサーは3つ以上配設してもよ
く、その場合はカセット11bの幅方向だけでなく、奥
行き方向のズレも検出できる。
【0025】搬送手段12は、図3に示すように、板状
物を保持する支持部51と、支持部51を駆動する駆動
部52と、第一アーム53及び第二アーム54とこれら
を連結すると共に第一アーム53を旋回動させる第一ア
ーム旋回動手段55とからなる屈曲アーム56と、第二
アーム54を旋回動させる第二アーム旋回動手段57
と、屈曲アーム56を上下方向に駆動する上下動手段5
8とから構成される。
【0026】支持部51は平面状に形成され、その基部
は駆動部52によって直進方向であるX軸方向を回転中
心として回転可能に支持されており、支持部51の表面
には、板状物を吸引保持する第一の吸引部59及び第二
の吸引部60を備えている。
【0027】支持部51及び駆動部52は、第一アーム
旋回動手段55に駆動されて第一アーム53が旋回動す
ると共に第二アーム旋回動手段57に駆動されて第二ア
ーム54が旋回動し、更に上下動手段58による屈曲ア
ーム56の上下動により所望の位置、高さに位置付ける
ことができる。
【0028】搬送手段12の動作は制御手段61によっ
て制御することができる。この制御手段61は、図1及
び図2に示した第一の光センサー42及び第二の光セン
サー43にも接続されており、第一の光センサー42及
び第二の光センサー43における板状物の検出結果に基
づき搬送手段12の動作を制御することができる。この
場合、第一の光センサー42及び第二の光センサー43
と、制御手段61と、搬送手段12とで位置調整手段が
構成される。
【0029】例えば図1に示したカセット11aに板状
物として複数の半導体ウェーハが収容されており、カセ
ット11aから半導体ウェーハを取り出して表面を研削
する場合は、搬送手段12がカセット11aから半導体
ウェーハを取り出して位置合わせ手段13に搬送する。
【0030】位置合わせ手段13において一定の位置に
位置合わせされた半導体ウェーハは、搬入手段14によ
って、チャックテーブル16に搬入される。そして、チ
ャックテーブル16において吸引保持された半導体ウェ
ーハは、ターンテーブル19が左回りに120度回転す
ることによりターンテーブル19の回転前にチャックテ
ーブル17が位置していた位置である第一の研削手段2
0の直下に位置付けられる。そして、研削ホイール37
が回転しながら第一の研削手段20が下降し、回転する
粗研削用の研削砥石が半導体ウェーハの表面に接触する
ことにより粗研削が行われる。
【0031】次に、ターンテーブル19が更に左回りに
120度回転することにより第二の研削手段21の直下
に位置付けられる。そして、研削ホイール38が回転し
ながら第二の研削手段21が下降し、回転する仕上げ研
削用の研削砥石が半導体ウェーハの表面に接触すること
により仕上げ研削が行われる。
【0032】仕上げ研削が行われた後は、ターンテーブ
ル19が更に左回りに120回転することによりチャッ
クテーブル16が元の位置に戻り、チャックテーブル1
6の吸引力が解放される。このとき、チャックテーブル
16と半導体ウェーハとにズレが生じる場合がある。
【0033】そして、搬送手段15によって半導体ウェ
ーハがピックアップされ洗浄手段22のスピンナーテー
ブル41に搬送されて保持される。このとき、スピンナ
ーテーブル41に半導体ウェーハがずれて保持されるこ
とがある。
【0034】スピンナーテーブル41から半導体ウェー
ハWを搬出する際に、図4に示すように、第一の光セン
サー42及び第二の光センサー43の双方において遮光
が検出されない場合は、半導体ウェーハWをカセット1
1bの収容部44に収容するにあたって支障がない程度
のズレであると判断することができる。
【0035】一方、第一の光センサー42または第二の
光センサー43のいずれかにおいて遮光を検出した場合
は、カセット11bの幅方向であるY軸方向の位置にズ
レが生じている場合である。
【0036】例えば、図5(A)に示すように、第二の
光センサー43によって遮光が検出され、第一の光セン
サー42によって遮光が検出されなかった場合は、半導
体ウェーハWが−Y方向にずれていると判断し、支持部
51を+Y方向に徐々に移動させていく。そして、第一
の光センサー42及び第二の光センサー43の双方で遮
光を検出しなくなったとき、即ち図5(B)のような状
態となったときに支持部51の+Y方向への移動を止め
る。このとき、支持部51の移動距離(D1とする)を
図3に示した制御手段61に備えたメモリに記憶させて
おく。
【0037】次に、支持部51を図3のようにカセット
11bの正面に位置付けると共に半導体ウェーハWを収
容しようとする収容部44の高さに位置付け、制御手段
61のメモリに記憶した移動距離の分だけ支持部51を
Y軸方向に移動させる。例えば、上記例のように支持部
51を+Y方向にD1だけ移動させた場合は、D1だけ
支持部51を+Y方向に移動させる。
【0038】そして、屈曲アーム56の駆動により支持
部51を+X方向に直進させると、第一の側壁44a及
び第二の側壁44bに接触することなく支持部51に支
持された半導体ウェーハWがカセット11bの内部に進
入し、所望の収容部に収容することができる。
【0039】このように、カセット11bに収容する前
に位置調整手段によって半導体ウェーハのカセット11
bのY軸方向における位置を調整することができるた
め、半導体ウェーハWがカセット11bの第一の側壁4
4a及び第二の側壁44bに接触することがない。従っ
て、半導体ウェーハWを損傷させることなく安全かつ確
実にカセットに収容することができる。
【0040】また、洗浄手段22に第一の光センサー4
2及び第二の光センサー43を配設して半導体ウェーハ
Wのズレを検出するようにしたため、一連の作業の生産
性を阻害することなく位置を調整することができる。
【0041】なお、本実施の形態においては、透過型の
光センサーを用いた場合について説明したが、発光部か
ら発せられた光が板状物において反射した場合にその反
射した光を受光部において受光する反射型の光センサー
を用いることもできる。また、光センサーをカセット1
1bの開口部にあわせて幅方向に設けてもよい。
【0042】次に、本発明の第二の実施の形態として、
図6に示すように、カセット11bの近傍でかつ半導体
ウェーハWの搬送経路の上方に位置検出手段として撮像
装置70を配設した場合について説明する。
【0043】撮像装置70は、例えば図1の2点鎖線で
示した位置に配設される。この撮像装置70は、例えば
高解像度のCCDカメラ等であり、半導体ウェーハWを
上方から撮像することができる。
【0044】図6に示すように、撮像装置70は、撮像
により取得した画像の処理を行う画像処理ユニット71
に接続され、画像処理ユニット71は撮像した画像を表
示するモニター72及び搬送手段12の動作を制御する
制御手段73に接続されており、撮像装置70と画像処
理ユニット71とで形状認識手段を構成し、形状認識手
段と制御手段73と搬送手段12とで位置調整手段を構
成している。
【0045】図1に示した洗浄手段22において洗浄さ
れた半導体ウェーハWは、カセット11bへの搬送の過
程で撮像装置70の直下に位置付けられる。そして、例
えば撮像装置70において半導体ウェーハWに光を照射
して反射する光をとらえ、撮像装置70から出力される
明暗に関する信号を画像処理ユニット71においてディ
ジタル信号に変換し、明暗のコントラストを2値化処理
することにより、半導体ウェーハWとその周囲の半導体
ウェーハW以外の領域とのコントラストの違いから半導
体ウェーハWの形状を認識することができる。
【0046】一方、支持部51において半導体ウェーハ
Wがズレなく適正に保持されている場合の半導体ウェー
ハの位置(基本位置)は、撮像装置70を用いて予め撮
像しておくことにより、そのときの画像が画像処理ユニ
ット71の内部に備えたメモリに記憶されている。
【0047】従って、実際に撮像して取得した半導体ウ
ェーハWの位置と、予めメモりに記憶してある画像にお
ける半導体ウェーハの基本位置とを比較することによっ
て、実際の半導体ウェーハWの位置にズレが生じている
か否かを判断することができる。
【0048】例えば図7は、予めメモりに記憶された半
導体ウェーハW1の位置(基本位置)を実線で表し、実
際に撮像して求めた半導体ウェーハWの位置を2点鎖線
で表したもので、この場合には−Y方向にD2だけズレ
が生じている。このズレ量D2は、図6に示した画像処
理ユニット71において画素数に基づいて求めることが
でき、その値は制御手段73に備えたメモリに記憶して
おく。
【0049】次に、支持部51に支持された半導体ウェ
ーハWがカセット11bの前方に位置付けられた際は、
制御手段73が搬送手段12を駆動してメモリに記憶さ
れたズレ量D2の分だけ支持部51を+Y方向にずら
す。
【0050】そして、支持部51をカセット11b内部
に進入させると、第一の側壁44aまたは第二の側壁4
4bに接触することなく半導体ウェーハWをカセット1
1bに収容することができる。
【0051】このように、カセット11bに収容する前
に位置調整手段によって半導体ウェーハWのカセット1
1bの幅方向における位置を調整することができるた
め、半導体ウェーハWがカセット11bの第一の側壁4
4a及び第二の側壁44bに接触することがない。従っ
て、半導体ウェーハWを損傷させることなく安全かつ確
実にカセットに収容することができる。
【0052】また、洗浄手段22からカセット11bへ
の搬送の途中で半導体ウェーハWのズレを検出するよう
にしたため、一連の作業の生産性を阻害することなく位
置を調整することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研削
装置においては、カセットに収容する前に板状物のカセ
ットの幅方向における位置を調整することができるた
め、板状物がカセットの側壁に接触することがない。従
って、板状物を損傷させることなくカセットに収容する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研削装置の実施の形態の一例を示
す斜視図である。
【図2】同研削装置の第一の光センサー及び第二の光セ
ンサーを示す斜視図である。
【図3】同研削装置の位置調整手段の第一の例及びカセ
ットを示す斜視図である。
【図4】同研削装置の搬送手段において半導体ウェーハ
をズレなく保持している状態を示す説明図である。
【図5】同研削装置の搬送手段において、(A)は半導
体ウェーハにズレが生じている状態を示す説明図であ
り、(B)はズレを修正した状態を示す説明図である。
【図6】同研削装置の位置調整手段の第二の例及びカセ
ットを示す斜視図である。
【図7】同位置調整手段において検出した半導体ウェー
ハのズレを示す説明図である。
【図8】板状物を搬送する搬送装置及び板状物が収容さ
れるカセットを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…研削装置 11a、11b…カセット 12…搬送手段 13…位置合わせ手段 14…搬入手段 15…搬出手段 16、17、18…チャックテーブル 19…ターンテーブル 20…第一の研削手段 21…第二の研削手段 22…洗浄手段 23…基台 24…壁部 25、26…ガイドレール 27、28…スライド部 29、30…ボールネジ 31、32…パルスモータ 33、34…スピンドル 33a、34a…モータ 35、36…マウンタ 37、38…研削ホイール 40…エアーノズル 41…スピンナーテーブル 42…第一の光センサー 43…第二の光センサー 42a…第一の発光部 42b…第一の受光部 43a…第一の発光部 43b…第二の受光部 42c、43c…光 44…収容部 44w…収容幅 44a…第一の側壁 44b…第二の側壁 51…支持部 52…駆動部 53…第一アーム 54…第二アーム 55…第一アーム旋回動手段 56…屈曲アーム 57…第二アーム旋回動手段 58…上下動手段 59…第一の吸引部 60…第二の吸引部 61…制御手段 70…撮像装置 71…画像処理ユニット 72…モニター 73…制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された板状物を研削する研削
    手段と、該研削手段によって研削された板状物を支持す
    ると共に板状物を収容するカセットの第一の側壁及び第
    二の側壁の内側に形成された一対の溝により形成される
    収容部に進入して該板状物を該収容部に搬入する支持部
    を有する搬送手段とから少なくとも構成される研削装置
    であって、 該支持部に支持された板状物を該収容部に進入させる前
    に、該板状物が該収容部に収まるように、該支持部の進
    入方向と直交する幅方向における該板状物の位置を調整
    する位置調整手段を供えた研削装置。
  2. 【請求項2】 位置調整手段には、発光素子と受光素子
    とから構成される第一の光センサー及び第二の光センサ
    ーを備え、 該第一の光センサー及び該第二のセンサーを構成する各
    板状物検出部は、収容部の幅と同様の間隔または該幅よ
    り小さい間隔で配設され、 板状物は、搬送手段の支持部に支持された状態で該第一
    の光センサー及び該第二の光センサーが配設された領域
    に位置付けられ、該板状物の幅方向の位置は、該第一の
    光センサー及び該第二の光センサーによって検出される
    請求項1に記載の研削装置。
  3. 【請求項3】 第一の光センサー及び第二の光センサー
    の発光素子と受光素子とは対峙して配設されて透過型の
    光センサーを構成し、板状物が搬送手段の支持部に支持
    された状態で該第一の光センサー及び該第二の光センサ
    ーが配設された領域に位置付けられ、該第一の光センサ
    ーまたは該第二の光センサーの板状物検出部が遮光を検
    出した場合は、該第一の光センサー及び該第二の光セン
    サーの双方が光の透過を検出するように該板状物の幅方
    向における位置を調整する請求項2に記載の研削装置。
  4. 【請求項4】 位置調整手段には、撮像装置と画像処理
    ユニットとから構成された形状認識手段を備え、 板状物の幅方向の位置は、搬送手段の支持部に支持され
    た状態で該形状認識手段によって検出される請求項1に
    記載の研削装置。
  5. 【請求項5】 形状認識手段によって認識された板状物
    の実際の幅方向の位置とカセットへの収容が可能な幅方
    向の位置とのズレ量を算出し、該ズレ量に基づき該幅方
    向における該板状物の位置を調整する請求項4に記載の
    研削装置。
  6. 【請求項6】 チャックテーブルからカセットに至る搬
    送経路には研削後の板状物を洗浄する洗浄手段が配設さ
    れ、該洗浄手段から該カセットに至る搬送経路に位置調
    整手段が配設される請求項1乃至5に記載の研削装置。
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