JP4504633B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路装置(LSI)に関し、特に素子分離領域がデバイスの活性領域に与える応力に起因するデバイスの動作特性の変化を防止又は抑制する半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体集積回路装置を図12に基づいて説明する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図12(a)及び図12(b)に示すように、シリコンからなる半導体基板200に形成されたダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)装置であって、メモリセル210と周辺回路213との間には、センスアンプを構成するpチャネルトランジスタ領域211及びnチャネルトランジスタ領域212が互いに間隔をおいて配置され、メモリセル210、pチャネルトランジスタ領域211、nチャネルトランジスタ領域212及び周辺回路213のそれぞれの間には、互いに並行して延びる素子分離(STI)領域201に挟まれてなる複数の応力干渉防止パターン215が形成されている。
【0004】
このダミーの活性領域である応力干渉防止パターン215により、例えば、pチャネルトランジスタ領域211とnチャネルトランジスタ領域212との活性領域に生じる、素子分離領域201に起因する応力の差が低減されて、pチャネルトランジスタとnチャネルトランジスタとのしきい値電圧(Vth)の差によるセンスアンプの感度の低下が抑えられる。
【0005】
【特許文献】
特開2001−332706号公報(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の半導体集積回路装置は、pチャネルトランジスタ及びnチャネルトランジスタのように、差動動作するトランジスタ間の活性領域に限定した特定の素子パターンにおける応力干渉を低減するものに過ぎない。
【0007】
近年、半導体集積回路装置の微細化が進展しその構造が複雑化するなかで、デバイスを形成する活性領域の端部と該活性領域の中央部とに応力差が生じ、この応力差に起因するトランジスタの動作特性の変化が無視できなくなってきている。応力によるトランジスタの動作特性の変化には、例えばしきい値電圧の変動や駆動電流の変動があり、これらの特性変化によって集積回路の1/fノイズが増大し、また、駆動タイミングのマージンが減少するという現象が顕著となる。
【0008】
本発明は、前記従来の問題を解決し、デバイスの活性領域の端部とその中央部とにおける応力差を低減して、該端部と中央部とに生じる応力差による半導体素子の動作特性の変化を低減しさらには防止できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体集積回路装置を構成する複数のデバイス形成領域(活性領域)におけるトランジスタ間の電気的な特性差の原因の1つとして、活性領域同士を互いに区画する素子分離領域から各活性領域が受ける応力に注目し、以下の4通りの手段を講じる。
【0010】
(1)複数の活性領域の周辺部に設けられた素子分離領域との隣接部分に含まれる活性領域のデバイスは電気的に駆動しないようにする。
【0011】
(2)活性領域同士を区画する第1の素子分離領域の幅と、該複数の活性領域の周辺部に設けられる第2の素子分離領域との幅を同一とする。
【0012】
(3)複数の活性領域の周辺部に位置する素子分離領域に設けられるダミーの活性領域の設計寸法(平面寸法)を活性領域の設計寸法に合わせる。
【0013】
(4)複数の活性領域の周辺部に位置する素子分離領域に設けられるダミーの活性領域の設計寸法(平面寸法)を、複数の活性領域の周縁部(端部)の内側に位置する活性領域の設計寸法に合わせる。
【0014】
具体的に、本発明に係る第1の半導体集積回路装置は、それぞれが第1の素子分離領域により区画されて配置された複数の活性領域と、複数の活性領域の周辺部に形成され、第1の素子分離領域よりも大きい幅を持つ第2の素子分離領域とを備え、複数の活性領域は、第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部と、該第1の素子形成部の内側に位置する第2の素子形成部とからなり、第2の素子形成部に含まれる素子のみが電気的に駆動される。
【0015】
第1の半導体集積回路装置によると、複数の活性領域を第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部とその内側に位置する第2の素子形成部とに分割し、内側に位置する第2の素子形成部に含まれる素子のみを電気的に駆動する。ここで、第2の素子形成部は、複数の活性領域の周辺部に形成され且つ第1の素子分離領域よりも大きい幅を持つ第2の素子形成領域から離れて位置するため、該第2の素子形成部に含まれる素子は、第2の素子分離領域に起因する応力を受けにくく、その結果、第2の素子形成部に含まれる素子同士には動作特性に差が生じなくなる。
【0016】
第1の半導体集積回路装置において、第1の素子形成部は第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力が該第2の素子分離領域との距離により変位する応力変位領域であり、第2の素子形成部は第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力が該第2の素子分離領域との距離により変位しない応力安定領域であることが好ましい。本願発明者らは、後述するように、素子分離領域の幅に比例して活性領域に加わる応力が増加すること、及び素子分離領域から活性領域に加わる応力が素子分離領域からの距離に反比例することを知見として得ている。従って、第2の素子形成領域から離れた第2の素子形成部を、第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力を受けにくい応力安定領域とすることにより、第2の素子形成部における素子の動作特性を確実に安定させることができる。
【0017】
本発明に係る第2の半導体集積回路装置は、それぞれが第1の素子分離領域により区画されて配置された複数の活性領域と、複数の活性領域の周辺部に形成され、第1の素子分離領域と同一の幅を持つ第2の素子分離領域とを備えている。
【0018】
第2の半導体集積回路装置によると、複数の活性領域の周辺部に形成される第2の素子分離領域の幅は、複数の活性領域同士を区画する第1の素子分離領域と同一の幅を持つ。このため、前記の知見から、素子分離領域の幅が小さい方が各活性領域に加わる応力が低下するので、複数の活性領域に含まれる素子同士の動作特性の差が減ずることになる。
【0019】
第2の半導体集積回路装置において、第1の素子分離領域と第2の素子分離領域とは、設計ルールの最小寸法により形成されていることが好ましい。
【0020】
また、第2の半導体集積回路装置は、第2の素子分離領域における複数の活性領域の反対側の領域に形成されたダミーの活性領域をさらに備え、ダミーの活性領域における素子パターン率は、複数の活性領域における素子パターン率と同一であることが好ましい。
【0021】
本発明に係る第3の半導体集積回路装置は、それぞれが第1の素子分離領域により区画されて配置された複数の活性領域と、複数の活性領域の周辺部に第2の素子分離領域を介在させて形成されたダミーの活性領域とを備え、複数の活性領域は、第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部と、該第1の素子形成部の内側に位置する第2の素子形成部とからなり、ダミーの活性領域は、第1の素子形成部に含まれる活性領域と同一の平面寸法で形成されている。
【0022】
第3の半導体集積回路装置によると、複数の活性領域の周辺部に第2の素子分離領域を介在させて形成されたダミーの活性領域は、第1の素子形成部に含まれる活性領域と同一の平面寸法で形成されているため、第2の素子分離領域から受ける応力がダミーの活性領域と第1の素子形成部に含まれる活性領域とに均等に加わるようになるので、第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部の活性領域に含まれる素子であってもその動作特性が安定する。
【0023】
第3の半導体集積回路装置において、複数の活性領域は少なくとも2種類の異なる平面形状を有し、異なる平面形状を有する活性領域が所定の周期で交互に配置されていることが好ましい。
【0024】
本発明に係る第4の半導体集積回路装置は、それぞれが第1の素子分離領域により区画されて配置された複数の活性領域と、複数の活性領域の周辺部に第2の素子分離領域を介在させて形成されたダミーの活性領域とを備え、複数の活性領域は少なくとも2種類の異なる平面形状を有し、異なる平面形状を有する活性領域は所定の周期で交互に配置されており、且つ複数の活性領域は第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部と該第1の素子形成部の内側に位置する第2の素子形成部とからなり、ダミーの活性領域は、第2の素子形成部に含まれ且つ第1の素子形成部と隣接する活性領域と同一の平面寸法で形成されている。
【0025】
第4の半導体集積回路装置によると、ダミーの活性領域は、複数の活性領域の内側に位置する第2の素子形成部に含まれ且つ第1の素子形成部と隣接する活性領域と同一の平面寸法で形成されている。このため、複数の活性領域が少なくとも2種類の異なる平面形状を有しており、互いに異なる平面形状を有する活性領域は所定の周期で配置されている場合に、第1の素子形成部に含まれる活性領域の素子パターンがbパターンであり、第2の素子形成部に含まれ且つ第1の素子形成部と隣接する活性領域の素子パターンがaパターンであるとすると、ダミーの活性領域の素子パターンはaパターンとなる。従って、ダミーの活性領域を含めて、外側から内側に向かってaパターン、bパターン、aパターン、…と配置されるので、第2の素子分離領域から受ける応力がダミーの活性領域と第1の素子形成部に含まれる活性領域とに均等に加わるようになる。その結果、第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部の活性領域に含まれる素子であってもその動作特性がより一層安定する。
【0026】
第3又は第4の半導体集積回路装置において、第1の素子分離領域と第2の素子分離領域とは、同一の幅寸法で形成されていることが好ましい。
【0027】
第3又は第4の半導体集積回路装置において、第1の素子分離領域と第2の素子分離領域とは、設計ルールの最小寸法により形成されていることが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の模式的な平面構成を示している。
【0030】
図1(a)に示すように、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置1は、例えば、シリコンからなる半導体基板10上に形成され、MPEG(Motion Picture Experts Group)エンコード機能を有するエンコーダ部11と、ROM(Read Only Memory)機能を有するROM部12と、メモリ部13と、外部との入出力(I/O)機能を司るI/O部14とにより構成されている。
【0031】
図1(b)は図1(a)に示すROM部12における任意の領域12aを拡大して示している。図1(b)に示すように、領域12aには、素子分離(Shallow Trench Insulation:STI)領域20に区画された複数のダミー活性領域21A、21B、21Cが形成されている。ダミー活性領域21A、21B、21Cは、STI領域20を形成した後の表面を化学機械的研磨(CMP)法により平坦化する工程において、設計パターンの粗密により段差が生じないように、デザインマニュアルに記載されたルールに基づいて自動的に生成される。ここで、符号22に示す第1の領域はダミー活性領域21Bを含む周辺回路の角部を示し、符号23に示す第2の領域はダミー活性領域21Bを含むスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)回路の角部を示している。
【0032】
図2は図1(b)の第1の領域22を拡大して示している。図2に示すように、ダミー活性領域21Bの内側には、周辺回路形成部31が配置され、該周辺回路形成部31には、それぞれが内側STI領域310により区画されて配置された複数の活性領域311が形成されている。
【0033】
ダミー活性領域21Bと周辺回路形成部31との間には、内側STI領域310よりも幅が大きい外側STI領域32が形成されている。
【0034】
例えば、周辺回路形成部31における各活性領域311に形成されるトランジスタの動作特性の変化の要因の1つに、内側STI領域310及び外側STI領域32から各活性領域311に加わる応力の影響が考えられる。内側STI領域310及び外側STI領域32から各活性領域311に加わる応力は、各STI領域310、32の幅、活性領域311のパターン形状、及びプロセス条件によって変化する。第1の実施形態においては、プロセス条件による応力変化については考えず、各STI領域310、32の幅及び活性領域311のパターン形状について着目する。
【0035】
以下、活性領域がSTI領域から受ける応力のSTI幅依存性を評価した結果を図面に基づいて説明する。
【0036】
図3は評価用の活性領域311Aであって、その平面寸法を2μm×2μmとし、各活性領域311Aを囲むSTI領域310Aの幅d1、d2をそれぞれ0.2μm、0.5μm、1.0μm、2.0μm、及び5.0μmに設定して評価する。ここで、符号33はレーザ光が照射される分析範囲を示している。
【0037】
図4(a)はラマン分光法により活性領域311Aの中央部に対する応力を評価した結果を示している。図4からはSTI領域310Aの設定幅に比例して活性領域311Aに加わる圧縮応力が増大していることが分かる。
【0038】
ここで、応力の評価方法について説明する。
【0039】
応力の評価にはラマン分光分析法を用い、照射する光源には波長が532nmのYAG(イットリウム、アルミニウム及びガーネット)レーザ光を用い、活性領域311Aの中央部に照射されるように倍率が150倍のレンズを用いてレーザ光を絞っている。
【0040】
ピークのシフト量から、基板に用いたシリコン(Si)結晶の歪量を算出するため、SiピークのリファレンスとしてBare−Siのラマンピークを用いている。なお、分光器は後方散乱配置とし、レーザ光をシリコンの晶帯軸の[100]方向から照射する。
【0041】
図5(a)はSTI領域310Bから活性領域311Bが受ける圧縮応力により、どの程度の範囲で応力勾配を持つかについての他の評価を行なった結果を示している。ここでは、図5(b)に示すように、活性領域311Bの平面寸法を、長さが10μmで幅が3.0μmの長方形状とし、ラマン分光法により、活性領域311BにおけるSTI領域310Bとの一方の端部から該活性領域311Bの中心に向かって数箇所を測定している。図5(a)から分かるように、STI領域310Bから活性領域311Bに加わる圧縮応力は、活性領域311Bの両端部において頂点を持ち、該活性領域311Bの中央部に向かうにつれて圧縮応力は低下し、ほぼ一定となることが分かる。
【0042】
図5(a)においては、圧縮応力が最大となる位置は、活性領域311BにおけるSTI領域310Bとの境界から約0.5μm程度の内側部分であるが、実際にはSTI領域310Bに近ければ近い程圧縮応力が大きいことを他のシミュレーション法や、透過電子の回折を利用して結晶格子の歪み量を算出し該格子の歪み量を応力に換算する透過型電子顕微鏡による電子回折法(TEM−ED法)により確認している。
【0043】
一般に顕微ラマン分光装置は、分析範囲33における全領域からの情報を積算して応力を算出する。このため活性領域311BとSTI領域310Bとの境界部分においては、分析範囲33内に含まれたSTI領域310Bの底部に生じる引っ張り応力と、活性領域311Bに生じる圧縮応力とが互いに打ち消し合ってしまうため、見かけ上圧縮応力が低くなっていると考えられる。
【0044】
本願発明者らは、図4及び図5に示す応力の評価結果から、
(1)STI領域の幅に比例して活性領域に加わる圧縮応力が増大すること、
(2)STI領域から活性領域に加わる圧縮応力はSTI領域からの距離に反比例することという2つの知見を得ている。
【0045】
本発明においては、図4及び図5の評価結果を踏まえ、以下の説明を簡単にするために新たな概念を導入する。
【0046】
図6(a)は導入する概念を図2に示した回路配置を一例として示し、図6(b)は、導入する概念をより分かりやすく示すために、周辺回路部の第1の領域22に含まれる活性領域311の応力値と該活性領域311に形成されたnチャネルトランジスタのしきい値(Vth)とを示している。ここで、図6(b)における縦軸は圧縮応力(σxx+σyy)であり、上方を正方向としている。
【0047】
図6(a)は従来の半導体集積回路装置における配置例と同等であり、周辺回路部における活性領域311同士の間に設けられた内側STI領域310の幅と、ダミー活性領域21Bと周辺回路形成部31との間に設けられた外側STI領域32の幅とを比較すると、外側STI領域32の幅が格段に大きい。
【0048】
例えば、従来は、外側STI領域32の幅は数μm程度であり、1μm以下のいわゆるサブミクロンサイズとなるような外側STI領域32はダミー活性領域21Bと周辺回路形成部31との間には形成されない。
【0049】
ここで、図6(a)及び図6(b)に示すように、前述したSTI領域の幅と活性領域に加わる応力との関係から、外側STI領域32は、周辺回路形成部31に形成される活性領域311に応力を与える主要な領域と考えることができ、この領域を応力導入領域100と呼ぶ。
【0050】
次に、外側STI領域32から各活性領域311に加わる応力は、外側STI領域32からの距離に反比例することから、応力導入領域100から周辺回路形成部31における応力導入領域100と隣接する第1の素子形成部31aには応力勾配が生じる。この応力勾配が生じる領域を応力変位領域101と呼ぶ。
【0051】
さらに、周辺回路形成部31における第1の素子形成部31a以外の領域、すなわち、第1の素子形成部31aの内側に位置する第2の素子形成部31bは、外側STI領域32からの応力の影響を受けない領域であり、応力安定領域102と呼ぶ。
【0052】
図7(a)は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置であって、周辺回路部の角部の平面構成を示し、図7(b)は図7(a)における活性領域の応力値と該応力を受ける活性領域に形成されたトランジスタのしきい値電圧の変化を示している。図7(a)において、図6(a)に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0053】
前述したように、従来の半導体集積回路装置は、周辺回路形成部31における外側STI領域32と隣接する第1の素子形成部31a、すなわち応力変位領域101に含まれる半導体素子に対しても電気的に駆動される。すなわち、当然のことながら、応力導入領域100から受ける応力によって素子の動作特性に差が生じている活性領域311をも含めて動作に供される回路が形成されている。
【0054】
しかしながら、微細化の進展により、集積回路内における素子間の応力に起因する局所的な特性変化やノイズが回路動作のマージンの低下を引き起こすこととなり、歩留まりを悪化させる要因の1つとなっている。
【0055】
そこで、第1の実施形態においては、周辺回路形成部31における第1の素子形成部31a(応力変位領域101)に含まれる活性領域311に形成された半導体素子に対しては電気的に駆動せず、第2の素子形成部31b(応力安定領域102)の半導体素子に対してのみ電気的に駆動することにより、図7(b)に示すように、外側STI領域32からの圧縮応力の影響を受けない半導体集積回路を実現することができる。
【0056】
本願発明者らは、種々の検討の結果、外側STI領域32から1.0μm程度離れて位置する活性領域311は、外側STI領域32からの応力による影響をほとんど受けないという知見をも得ている。このとき、電気的には駆動されない応力変位領域101に含まれる素子に対しても、応力安定領域102と同様の素子構造、例えばゲート電極等を形成することが望ましい。なぜなら、各活性領域311に加わる応力は、外側STI領域32だけでなく、活性領域に含まれるゲート電極及びコンタクト等のサイズ又はレイアウト等によっても生じると考えられるため、応力変位領域101に含まれる素子に対しても応力安定領域102と同様の素子構造を持たせることにより、応力変位領域101と応力安定領域102との間に生じる応力差をも極力抑えることができる。
【0057】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0058】
図8(a)は本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置であって、SRAM回路の角部の平面構成を示し、図8(b)は図8(a)における活性領域の応力値と該応力を受ける活性領域に形成されたトランジスタのしきい値電圧の変化を示している。図8(a)において、図7(a)に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0059】
図8(a)は図1(b)に示した第2の領域23であって、SRAM回路の角部を拡大して表わしている。
【0060】
図8(a)に示すように、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置は、ダミー活性領域21Bと、該ダミー活性領域21Bの内側に配置されたSRAM回路形成部41とを備えている。SRAM回路形成部41には、それぞれが内側STI領域410により区画されて配置された複数の活性領域411A、411Bがx方向に交互に形成されている。
【0061】
第2の実施形態の特徴として、外側STI領域42と内側STI領域410とは、それぞれのx方向の幅d1及びd2とが実質的に同一であり、且つ、それぞれのy方向の幅d3及びd4とが実質的に同一となるように配置されている。ここで、各幅寸法d1、d2、d3及びd4として、デザインマニュアルのル−ルにより規定された最小値を用いてもよい。
【0062】
このように、第2の実施形態は、前述の第1の知見から得られた発明であり、これにより、応力導入領域100から応力変位領域101に加わる圧縮応力が低減し、その結果、応力変位領域101に含まれる各活性領域411A、411Bに印加される応力と、応力安定領域102に含まれる各活性領域411A、411Bに印加される応力との差が低減される。
【0063】
従って、応力導入領域100となる外側STI領域42の幅を、CMP工程における平坦性の向上のための寸法とするのではなく、SRAM回路形成部41の端部における応力変位領域101と応力安定領域102との間の互いの応力差を低減するように設定することにより、応力変位領域101と応力安定領域102との各活性領域411A、411Bに加わる応力差が低減される。その結果、応力変位領域101と応力安定領域102とのそれぞれの活性領域411A、411Bに形成される半導体素子同士の動作特性の差を抑えることができる。
【0064】
これに対し、従来の半導体集積回路装置においては、デザインルールが0.13μmの製造プロセスを例に挙げると、SRAM回路の内側STI領域の幅は約0.2μmであり、外側STI領域の幅は最小でも約1μmである。従って、STI領域の幅に比例して各活性領域に加わる圧縮応力が大きくなるため、応力変位領域と応力安定領域とでは各活性領域に加わる応力値が異なり、応力変位領域と応力安定領域とにそれぞれ形成される半導体素子同士の間には動作特性に差が生じることとなる。
【0065】
(第2の実施形態の一変形例)
以下、本発明の第2の実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明する。
【0066】
図9(a)は本発明の第2の実施形態の一変形例に係る半導体集積回路装置であって、SRAM回路の角部の平面構成を示し、図9(b)は図9(a)における活性領域の応力値と該応力を受ける活性領域に形成されたトランジスタのしきい値電圧の変化を示している。図9(a)において、図8(a)に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0067】
ダミー活性領域21Bのパターン形状及び配置が変更されると、SRAM回路に含まれる各活性領域411に加わる圧縮応力の方向及びその応力値は変化する。
【0068】
そこで、本変形例においては、図9(a)に示すように、ダミー活性領域21Bを複数に分割すると共に、外側STI領域42のx方向の幅d1及びy方向の幅d3と、互いに隣接するダミー活性領域21B同士のx方向の間隔d5及びy方向の間隔d6とを、内側STI領域410のx方向の幅d2及びy方向の幅d4とそれぞれ同一の幅に設定する。ここで、各寸法d1〜d6には、デザインマニュアルにより規定された最小値を用いてもよい。
【0069】
このように、本変形例によると、ダミー活性領域21Bを活性領域411と同等の平面形状に分割し、さらにダミー活性領域21B同士の間隔d5、d6及び外側STI領域42の幅d1、d3を、内側STI領域411の幅d2、d4と同等の寸法に設定している。これにより、ダミー活性領域21Bのパターン率が活性領域411のパターン率と実質的に同等となるため、応力導入領域100から受ける応力の、応力変位領域101と応力安定領域102との間の応力差が低減される。その結果、応力変位領域101と応力安定領域102とのそれぞれの活性領域411に形成される半導体素子間の動作特性の差を確実に抑制することができる。
【0070】
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0071】
図10(a)は本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置であって、SRAM回路の角部の平面構成を示し、図10(b)は図10(a)における活性領域の応力値と該応力を受ける活性領域に形成されたトランジスタのしきい値電圧の変化を示している。図10(a)において、図9(a)に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0072】
図10(a)に示すように、第3の実施形態においても、ダミー活性領域21Bは複数に分割されており、第2の実施形態の一変形例と同様に、外側STI領域100のx方向の幅d1及びy方向の幅d3と、ダミー活性領域21B同士のx方向の間隔d5及びy方向の間隔d6とを、内側STI領域410のx方向の幅d2及びy方向の幅d4とそれぞれ同一の値に設定するか、又は各寸法d1〜d6をデザインマニュアルによる最小値に設定している。
【0073】
ここで、SRAM回路形成部41におけるダミー活性領域21Bと隣接する領域を第1の素子形成部41aと呼び、SRAM回路形成部41における第1の素子形成部41aの内側の領域を第2の素子形成部41bと呼ぶ。ここで、第1の素子形成部41aは応力変位領域101と対応し、第2の素子形成部41bは応力安定領域102と対応している。
【0074】
第3の実施形態の特徴として、x方向に配列された第1のダミー活性領域21B1のx方向の幅d11は、第1の素子形成部41a(応力変位領域101)に含まれる第1の活性領域411Aのx方向の幅d12と同一であり、第1のダミー活性領域21B1と隣接する第2のダミー活性領域21B2のx方向の幅d13は、第1の素子形成部41a(応力変位領域101)に含まれる第2の活性領域411Bのx方向の幅d14と同一である。
【0075】
また、y方向に配列された第3のダミー活性領域21B3のy方向の幅d15は、第1の素子形成部41a(応力変位領域101)に含まれる第1の活性領域411Aのy方向の幅d16と同一である。
【0076】
具体的には、SRAM回路形成部41において、第1の活性領域411Aのx方向の幅d12が0.3μmで、且つそのy方向の幅d16が1.0μmであり、第2の活性領域411Bのx方向の幅d14が0.5μmでそれぞれ形成されている場合には、第1のダミー活性領域21B1のx方向の幅d11を0.3μmとし、第2のダミー活性領域21B2のx方向の幅d13を0.5μmとし、第3のダミー活性領域21B3のy方向の幅d15を1.0μmとする。
【0077】
ここで、第1及び第2のダミー活性領域21B1、21B2の各y方向の幅d21、及び第3のダミー活性領域21B3のx方向の幅d22は1μm以上であればよい。これは、外側STI領域から1μm以上離れた活性領域411A、411Bに対しては応力の影響が小さいためである。
【0078】
また、各ダミー活性領域21B1等の平面サイズをそれぞれ1μm以下とする場合には、各ダミー活性領域21B1等の形成範囲を1μm以上となるように設定すれば同様の効果を得ることができる。
【0079】
第3の実施形態によると、各ダミー活性領域21B1等の幅は、それぞれ隣接する第1の素子形成部41aに含まれる各活性領域411A、411Bの幅と同一値となるように設定されており、さらに、応力導入領域100である外側STI領域42の幅も内側STI領域410の幅と同一値に設定されているため、第2の実施形態及びその変形例と比べて、SRAM回路形成部41の端部に位置する各活性領域411A、411Bに加わる圧縮応力の状態も、SRAM回路形成部41の中央部に加わる圧縮応力の状態により近くなる。
【0080】
このように、ダミー活性領域21Bの形成ルールを変更することにより、応力変位領域101と応力安定領域102との間の応力差を低減することが可能となり、その結果、該応力変位領域101と応力安定領域102とにそれぞれ形成される半導体素子間の動作特性の差を抑えることが可能となる。
【0081】
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0082】
図11(a)は本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置であって、SRAM回路の角部の平面構成を示し、図11(b)は図11(a)における活性領域の応力値と該応力を受ける活性領域に形成されたトランジスタのしきい値電圧の変化を示している。図11(a)において、図10(a)に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0083】
図11(a)に示すように、第4の実施形態においては、ダミー活性領域21Bは複数に分割されており、外側STI領域100のx方向の幅d1は、第2の素子形成部41b(応力安定領域102)における内側STI領域410のx方向の幅d2と同一とし、外側STI領域100のy方向の幅d3は、第2の素子形成部41b(応力安定領域102)における内側STI領域410のy方向の幅d4及びd5と同一の値に設定するか、又は各寸法d1〜d5をデザインマニュアルによる最小値に設定している。
【0084】
第4の実施形態の特徴として、x方向に配列された第1のダミー活性領域21B1のx方向の幅d11は、第2の素子形成部41b(応力安定領域102)に含まれる第1の活性領域411Aのx方向の幅d31と同一であり、第1のダミー活性領域21B1と隣接する第2のダミー活性領域21B2のx方向の幅d13は、第2の素子形成部41b(応力安定領域102)に含まれる第2の活性領域411Bのx方向の幅d32と同一である。
【0085】
また、y方向に配列された第3のダミー活性領域21B3のy方向の幅d15は、第2の素子形成部41b(応力安定領域102)に含まれる第2の活性領域411Bのy方向の幅d33と同一である。
【0086】
このように、第4の実施形態においては、複数に分割したダミー活性領域21B1、21B2、21B3等の平面形状を、SRAM回路形成部41に形成される活性領域411A、411Bの繰り返し周期と等しくなるように各ダミー活性領域21B1等の各辺を決定する。
【0087】
具体例として、SRAM回路形成部41において、第1の活性領域411Aのx方向の幅d31が0.3μmであり、第2の活性領域411Bのx方向の幅d32が0.5μmであり、そのy方向の幅d33が1.5μmでそれぞれ形成されている場合には、第1のダミー活性領域21B1のx方向の幅d11を0.3μmとし、第2のダミー活性領域21B2のx方向の幅d13を0.5μmとし、第3のダミー活性領域21B3のy方向の幅d15を1.5μmとする。
【0088】
ここで、第1及び第2のダミー活性領域21B1、21B2の各y方向の幅d21、及び第3のダミー活性領域21B3のx方向の幅d22は1μm以上であればよい。これは、外側STI領域から1μm以上離れた活性領域411A、411Bに対しては応力の影響が小さいためである。
【0089】
また、各ダミー活性領域21B1等の平面サイズをそれぞれ1μm以下とする場合には、各ダミー活性領域21B1等の形成範囲を1μm以上となるように設定すれば同様の効果を得ることができる。
【0090】
以上説明したように、第4の実施形態においては、ダミー活性領域21B1等及び外側STI領域42の平面寸法を、例えばSRAM回路形成部41の第1の活性領域411Aと第2の活性領域411Bとの繰り返しパターンと一致させるようにしている。
【0091】
すなわち、ダミー活性領域21B1等を、各活性領域411A、411Bの繰り返しパターンを崩すことなく形成するため、応力変位領域101と応力安定領域102とに形成される活性領域411A、411Bに加わる応力の差がさらに低減されるので、該応力変位領域101と応力安定領域101とにそれぞれ形成される半導体素子間の動作特性の差をより一層抑制することができる。
【0092】
【発明の効果】
本発明に係る第1の半導体集積回路装置によると、複数の活性領域の周辺部に形成され第1の素子分離領域よりも大きい幅を持つ第2の素子形成領域から離れて位置する第2の素子形成部に含まれる素子のみを動作させるため、第2の素子形成部に含まれる素子の動作特性の差を生じないようにすることができる。
【0093】
本発明に係る第2〜第4の半導体集積回路装置によると、第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部の活性領域に含まれる素子であっても、その動作特性を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置を示し、(a)は模式的な平面図であり、(b)は部分的な拡大平面図である。
【図2】図1(b)に示す一部の領域を拡大した平面図である。
【図3】本発明の知見を説明するための活性領域パターンの部分的な拡大平面図である。
【図4】図3に示した活性領域パターンの評価結果を示す、素子分離領域に起因する応力の幅寸法依存性を示すグラフである。
【図5】(a)は本発明の他の知見を説明するためのグラフであって、素子分離領域に起因する応力の位置依存性を示すグラフである。(b)は評価用の活性領域パターンを示す平面図である。
【図6】(a)は本発明の概念を説明するための、従来の活性領域とダミー活性領域とを含む部分を示す拡大平面図である。(b)は(a)と対応する領域の応力とトランジスタのしきい値電圧とを示すグラフである。
【図7】(a)は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置における活性領域とダミー活性領域とを含む部分を示す拡大平面図である。(b)は(a)と対応する領域の応力とトランジスタのしきい値電圧とを示すグラフである。
【図8】(a)は本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置における活性領域とダミー活性領域とを含む部分を示す拡大平面図である。(b)は(a)と対応する領域の応力とトランジスタのしきい値電圧とを示すグラフである。
【図9】(a)は本発明の第2の実施形態の一変形例に係る半導体集積回路装置における活性領域とダミー活性領域とを含む部分を示す拡大平面図である。(b)は(a)と対応する領域の応力とトランジスタのしきい値電圧とを示すグラフである。
【図10】(a)は本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置における活性領域とダミー活性領域とを含む部分を示す拡大平面図である。(b)は(a)と対応する領域の応力とトランジスタのしきい値電圧とを示すグラフである。
【図11】(a)は本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置における活性領域とダミー活性領域とを含む部分を示す拡大平面図である。(b)は(a)と対応する領域の応力とトランジスタのしきい値電圧とを示すグラフである。
【図12】(a)及び(b)は従来の半導体集積回路装置を示し、(a)は部分的な平面図であり、(b)は(a)のXIIb−XIIb線における断面図である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路装置
10 半導体基板
11 エンコーダ部
12 ROM部
13 メモリ部
14 入出力(I/O)部
20 素子分離領域
21A ダミー活性領域
21B ダミー活性領域
21B1 第1のダミー活性領域
21B2 第2のダミー活性領域
21B3 第3のダミー活性領域
21C ダミー活性領域
22 第1の領域
23 第2の領域
31 周辺回路形成部
31a 第1の素子形成部
31b 第2の素子形成部
310 内側STI領域(第1の素子分離領域)
310A 内側STI領域(第1の素子分離領域)
310B STI領域
311 活性領域
311A 活性領域
311B 活性領域
32 外側STI領域(第2の素子分離領域)
33 分析範囲
41 SRAM回路形成部
410 内側STI領域(第1の素子分離領域)
411A 第1の活性領域
411B 第2の活性領域
42 外側STI領域(第2の素子分離領域)
100 応力導入領域
101 応力変位領域
102 応力安定領域

Claims (10)

  1. それぞれがSTIからなる第1の素子分離領域により区画されて配置された複数の活性領域と、
    前記複数の活性領域の周辺部に形成され、前記第1の素子分離領域よりも大きい幅を持ち、且つSTIからなる第2の素子分離領域とを備え、
    前記複数の活性領域は、前記第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部と、該第1の素子形成部の内側に位置する第2の素子形成部とからなり、
    前記第2の素子形成部に含まれる素子のみが電気的に駆動され
    前記第1の素子形成部は、前記第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力が該第2の素子分離領域との距離により変位する応力変位領域であり、
    前記第2の素子形成部は、前記第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力が該第2の素子分離領域との距離により変位しない応力安定領域であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記第1の素子分離領域は、設計ルールの最小寸法により形成されていることを特徴とする請求項に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記第2の素子分離領域における前記複数の活性領域の反対側の領域に形成されたダミーの活性領域をさらに備え、
    前記ダミーの活性領域における素子パターン率は、前記複数の活性領域における素子パターン率と同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記複数の活性領域はx方向及びy方向に繰り返して配置されている場合、x方向及びy方向において少なくとも2種類の異なる平面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  5. それぞれがSTIからなる第1の素子分離領域により区画されて配置された複数の活性領域と、
    前記複数の活性領域の周辺部にSTIからなる第2の素子分離領域を介在させて形成されたダミーの活性領域とを備え、
    前記複数の活性領域は、前記第2の素子分離領域と隣接する第1の素子形成部と、該第1の素子形成部の内側に位置する第2の素子形成部とからなり、
    前記ダミーの活性領域と、前記第1の素子形成部に含まれる活性領域とは、活性領域がx方向及びy方向に繰り返して配置されている場合、x方向及びy方向の両方の長さが同一の平面形状であって、
    前記第2の素子形成部に含まれる素子のみが電気的に駆動され、
    前記第1の素子形成部は、前記第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力が該第2の素子分離領域との距離により変位する応力変位領域であり、
    前記第2の素子形成部は、前記第2の素子分離領域を構成する材料に起因する応力が該第2の素子分離領域との距離により変位しない応力安定領域であることことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 前記第1の素子分離領域と前記第2の素子分離領域とは、設計ルールの最小寸法により形成されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記複数の活性領域はx方向及びy方向に繰り返して配置されている場合、x方向及びy方向において、少なくとも2種類の異なる平面形状を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 記異なる平面形状を有する活性領域が所定の周期で交互に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記第1の素子分離領域と前記第2の素子分離領域とは、同一の幅寸法で形成されていることを特徴とする請求項〜8のうちのいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記第1の素子分離領域又は前記第2の素子分離領域は、設計ルールの最小寸法により形成されていることを特徴とする請求項〜8のうちのいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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