JP4497361B2 - 給紙搬送用ロール - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、各種プリンター等の各種OA機器等の各種給紙または搬送ロールに用いられる給紙搬送用ロールに関する。
従来、各種OA機器の給紙・搬送用のロールは、搬送力が大きく、耐磨耗性に優れることが求められている。このような理由から、従来よりEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)が、機械的強度に優れ、高い摩擦係数を有するロールの素材として用いられている。
しかしながら、近年のOA機器の長寿命化、高速化に伴い、EPDMでは満足な耐磨耗性が得られないという問題がある。
一方、耐磨耗性の面で優れるウレタン素材が給紙搬送用ロールの素材として検討されている。
しかしながら、低硬度のものが困難であるため、給紙性能に劣るという問題がある。すなわち、注型ウレタンではJIS Aタイプデュロメータで50°が低硬度の限界であり、これより低硬度にすると、耐久性の面で使用することができない。
また、ミラブル型ウレタンとしては、耐加水分解性に優れ且つ機械的特性も良好なε−カプロラクトン系のポリウレタンを用いた給紙ロールを開発した(特許文献1参照)。しかしながら、低硬度化すると、耐磨耗性が低下してしまい、実用化できるものはないのが現状である。
給紙搬送用ロール、特に、給紙部に用いられる給紙ロールの用途では、給紙性能を得るために、低硬度且つ高反発弾性である必要があり、この上で、耐久性が要求される。
特開平11−005637号公報
本発明は、上述した事情に鑑み、ポリウレタン材質で、低硬度で良好な給紙性能を有し、且つ耐磨耗性に優れ、近年の高速、高耐久の要求に対応できる給紙搬送用ロールを提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、数平均分子量1000〜3000のポリエステルポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られる注型ポリウレタンからなる弾性層を有する給紙搬送用ロールであって、前記ポリエステルポリオール及びポリイソシアネートと共に可塑剤としてアジピン酸エステル誘導体と、鎖延長剤として分子量70〜120の短鎖ジオール、及び架橋剤として数平均分子量3000〜5000のトリオールとを含有してなることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記ポリエステルポリオールが、ノナンジオール及びメチルオクタンジオールから選択される少なくとも一種と、二塩基酸との縮合反応により得られたジオールであることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様おいて、前記アジピン酸エステル誘導体は、分子中にエーテル構造を有することを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記アジピン酸エステル誘導体は、前記ポリエステルポリオール100重量部に対して、5〜40重量部配合されていることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記トリオールは、分子中にエーテル構造を有することを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記弾性層のゴム硬度Hs(JIS Aタイプ)は、20〜50°であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様において、摩擦係数測定時における出力波形の最大値Maxと最小値Minとの比であるMax/Minが、1.00〜1.20の範囲にあることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
本発明によれば、低硬度で給紙性能に優れたものあり、且つ耐磨耗性に優れ、高速、高耐久の要求に対応した給紙搬送用ロールを提供することができる。
本発明の給紙搬送用ロールは、注型タイプのウレタン素材の長鎖ポリオールとして、数平均分子量1000〜3000のポリエステルポリオールを用い、且つ注型タイプではあるが、可塑剤としてアジピン酸エステル誘導体を用いると共に、鎖延長剤として分子量70〜120の短鎖ジオール、及び架橋剤として数平均分子量3000〜5000のトリオールを用いた弾性層を有するものである。
ここで、ポリエステルポリオールは、上述した範囲の数平均分子量を有するものである。これ以上高分子量だと十分な耐磨耗性が得られず、これより低分子量だと給紙搬送用ロールとして必要な低硬度が得られないからである。
また、このポリエステルポリオールは、好ましくは、ノナンジオール及びメチルオクタンジオールから選択される少なくとも一種と、二塩基酸との縮合反応により得られたジオールである。ここで、ノナンジオールは、好ましくは、1,9−ノナンジオールであり、メチルオクタンジオールは、2−メチル−1,8−オクタンジオールを用いるのが望ましい。また、二塩基酸は、例えば、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸などから選択される。本発明では、このようなポリエステル系ジオールを用いることにより、優れた耐磨耗性を維持することができる。
また、本発明で用いるポリイソシアネートは、例えば、芳香族系のポリイソシアネート、例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、3,3−ジメチルジフェニル−4,4’−ジイソシアネート(TODI)などを用いるのが好ましい。これは、機械的強度および圧縮永久ひずみを向上させるためであるが、特に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いるのが好ましい。
本発明では、可塑剤としてアジピン酸エステル誘導体を含有する。注型タイプのウレタンでは、ジ−(2−エチルヘキシル)フタレートやジオクチルフタレートなどの一般的な可塑剤を含有させると、ブリードが起きて給紙搬送用ロールとして適さないものになるが、本発明では、分子中にエーテル構造を有するトリオールを架橋剤として用いるとともに、アジピン酸エステル誘導体を可塑剤として用いることにより、ブリードを確実に防止し、低硬度化を図ることができる。
ここで、アジピン酸エステル誘導体は、ポリエステルポリオール100重量部に対して、5〜40重量部配合するのが好ましい。これより少ないと低硬度化に大きく寄与できず、一方、これより多量に配合するとブリードし易い傾向となるためである。
本発明で可塑剤として用いることができるアジピン酸エステル誘導体としては、例えば、ジブトキシエチル・アジペート、ジ−(ブトキシ・エトキシ・エチル)アジペートなどの、エーテル結合を有するアルコールのアジピン酸エステルであり、市販品としては、RS107(旭電化社製)、モノサイザーW−260(大日本インキ化学製)、Plasthall203(三洋貿易)などを挙げることができる。
また、本発明では、架橋剤として、分子中にエーテル構造を有する数平均分子量3000〜5000のトリオールとを含有する。本発明で用いる弾性層を構成するポリウレタンは、このような高分子量のトリオールを用いて架橋されているので、低硬度なものとなり、JIS Aタイプで50°以下を実現できる。
なお、本発明では、架橋剤として上述したような高分子量のトリオールを用いるものであるが、本発明の作用効果を維持する範囲で、低分子量のトリオール、例えば、トリメチロールエタンやトリメチロールプロパンなどを併用してもよい。
本発明で鎖延長剤として用いることができる短鎖ジオールとしては1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコールなどを挙げることができる。
本発明の弾性層は、以上説明した材料を反応させて注型したものであり、その製造プロセスは特に限定されず、例えば、ワンショット法でもプレポリマー法でもよい。なお、架橋条件も特に限定されるものではなく、一般的な条件を採用すればよい。
本発明の弾性層は、上述したような材料を用いて注型したポリエステルポリウレタンからなるので、ゴム硬度Hs(JIS Aタイプ)は、20〜50°という低硬度を実現できる。
また、本発明の給紙搬送用ロールは、優れた耐磨耗性を有しており、後述するように、高荷重下における加速耐久試験後の外径変化率が、1%以下、好ましくは、0.5%以下が実現できる。
さらに、本発明の給紙搬送用ロールは、このように低硬度と低磨耗を実現すると共に、給紙搬送力が安定しており、用紙移動量の実測値が、理論値と極めて近く、外径24mmで肉厚4mm、幅24mmの弾性層を有するロールとし、30mm×210mmの普通紙(64g/cm)に100gfで圧接した状態で100rpmで回転したときの当該ロール1回転当たりの実際の用紙移動量である用紙移動量実測値(Dm)と、ロール外径(mm)×π(3.14)で表される用紙移動量理論値(Dt)との比Fr(Dm/Dt)が、0.8〜1.0の範囲である給紙搬送用ロールが実現できる。
また、本発明の給紙搬送用ロールは、摩擦係数測定時における出力波形の最大値Maxと最小値Minとの比であるMax/Minが、1.00〜1.20の範囲にあるのが好ましい。摩擦係数測定時における出力波形の最大値Maxと最小値Minとの比であるMax/Minを1.00〜1.20の範囲にあるようにすることにより、給紙搬送時の異音発生が防止されるという効果を奏する。
ここで、Max/Minは、摩擦係数測定時、すなわち、一般的には紙、その他の材質の媒体を発泡部材に接触させた状態からロードセルなどで負荷を測定しながら引っ張って測定するが、そのときの出力の変化の最大値をMax、最小値をMinとしたときの比である。出力の種類は問わず、電流であっても、電圧であってもよく、負荷を直接グラム重などで測定した場合であってもよい。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
(実施例1)
数平均分子量2000のポリエステルポリオール(1,9−ノナンジオール(ND)と2−メチル−1,8−オクタンジオール(MOD)との混合物(ND:MOD=7:3)とアジピン酸との脱水縮合反応のより得られたもの)100重量部に対し、可塑剤RS107(旭電化社製)を15重量部を添加し、さらに、MDI、鎖延長剤として1,3プロパンジオール、及び架橋剤としてトリオールP−3403(ダイセル化学社製;数平均分子量4000)を加えて、70℃で3分攪拌し、その後、120℃の金型に注型し、外径24mmで肉厚4mm、幅24mmの弾性層を芯金の周囲に有する給紙搬送用ロール及び試験片を得た。
(比較例1)
長鎖ポリオールとして、数平均分子量が2000のPTMG(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)を用いた以外は実施例1と同様にして給紙搬送用ロール及び試験片を得た。
(比較例2)
可塑剤を用いない以外は実施例1と同様にして給紙搬送用ロール及び試験片を得た。
(比較例3)
トリオールを、数平均分子量1200のPLC312(ダイセル化学工業社製)に変更した以外は実施例1と同様にして給紙搬送用ロール及び試験片を得た。
(比較例4)
硬度35℃のEPDM材質からなるロールを比較例4の給紙搬送用ロール及び試験片とした。
(比較例5)
ε−カプロラクトンおよびMDIを反応させてなるミラブルウレタン100重量部に、可塑剤としてジ−(2−エチルヘキシル)フタレート30重量部、補強剤としてホワイトカーボン10重量部を添加し、さらに過酸化物(ジクミルヘルオキシド)およびトリアリルイソシアヌレートを添加して混練りし、150℃で20分間の条件でプレス成形して給紙搬送用ロールを及び試験片得た。
(比較例6)
可塑剤をジ−(2−エチルヘキシル)フタレートに変更した以外は実施例1と同様にして給紙搬送用ロールを及び試験片得た。
(試験例1)
各実施例及び比較例のテストサンプルについて、JIS K6253のゴム硬度Hs(タイプAデュロメータ)をそれぞれ測定した。また、目視にてロール表面のブリードを観察した。この結果を表1に示す。
(試験例2) 外径変化率
外径変化率は、図1に示す耐久試験機により行った。この耐久試験機は、給紙搬送用ロール1に相対向してフリーロール2を配置し、フリーロール2を500gfの圧接荷重で圧接した状態でロール紙3から普通紙(64g/m)を20mm/minで給紙するものであり、給紙搬送用ロール1を400rpmで25000回転させた後の外径を測定し、試験前の外径からの変化率を測定した。この結果を表1及び図2に示す。
(試験例3) 用紙移動量測定
図3に示すように、給紙搬送用ロール10に相対向して外径20mmのフリーロール11を配置し、両者の間で試験用紙12を搬送するようにしてある。給紙搬送用ロール10は、図示しないクラッチを介してエンコーダ付きのモータ13に接続されており、モータ13により回転駆動されるようになっている。一方、試験用紙12に相対向してレーザフィードモニタ14が配置され、このレーザフィードモニタ14には、コントロールボックス15を介してFFTアナライザー16及びパソコン17が接続されており、給紙搬送用ロール10の回転駆動に対応する試験用紙12の移動量が測定できるようになっている。なお、コントロールボックス15は、モータ13の回転速度も制御する。また、フリーロール11へは所定の荷重を負荷して給紙搬送用ロール10への圧接力を制御できるようになっている。
このような試験装置において、試験用紙12として、普通紙(64g/m)を用い、給紙搬送用ロール10のフリーロール11への圧接力を100gfとし、給紙搬送用ロール10を100rpmで回転駆動したときの試験用紙12の移動量を測定し、これを用紙移動量の実測値Dm(mm)とした。また、ロール外径24(mm)×π(3.14)を用紙移動量理論値Dt(mm)とした。そして、両者の比率Fr(Dm/Dt)を求めた。この結果を表1及び図4に示す。
(試験例4)
図5に示す装置を用いて実施例1及び比較例1〜6の給紙搬送用ロールについて摩擦係数測定時における出力波形を得た。すなわち、図5に示すように、固定したサンプルロール21に対向して回転自在に保持したフリーロール22を所定の荷重200gfで圧着し、その間に配置した測定用紙23をロードセル24を介して20mm/secで移動したときのロードセル24の出力をアンプ25を介して接続した検出器26で測定した。このときの最大値Maxと最小値Minとの比であるMax/Min=ΔFを測定した。なお、測定環境は23℃で55%RHとした。この結果を表1に示す。
Figure 0004497361
以上の結果、本発明の給紙搬送用ロールは、低硬度でブリードがなく、且つ耐磨耗性に優れ、EPDMやミラブルウレタンの比較例4,5と比較して外径変化率が0.34%と極めて小さく、また、用紙移動量の実測値の理論値に対する比率も0.84と極めて大きかった。
これに対し、長鎖ポリオールとしてPTMGを用いた比較例1では磨耗性が大きいため、外径変化率が大きかった。また、可塑剤を用いない比較例2及び低分子量のトリオールを用いた比較例3では、硬度が52°、54°と大きく、用紙移動量の実測値も小さかった。さらに、可塑剤としてDOPを用いた比較例6ではブリードが観察され、用紙移動量の実測値も小さかった。
また、本発明の給紙搬送用ロールは、ΔFが1.08と、同等の硬度を有する比較例1のロールの1.22と比較して小さく、給紙搬送時に異音発生の虞のないものであることがわかった。
試験例2の試験機の概略を示す図である。 試験例2の結果を示すグラフである。 試験例3の用紙移動量の測定の様子を示す概略図である。 試験例3の結果を示すグラフである。 試験例4の試験機の概略を示す図である。
符号の説明
1,10 給紙搬送用ロール
2,11 フリーロール
3 ロール紙
12 試験用紙
13 モータ
14 レーザフィードモニタ
15 コントロールボックス
16 FFTアナライザー
17 パソコン

Claims (7)

  1. 数平均分子量1000〜3000のポリエステルポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られる注型ポリウレタンからなる弾性層を有する給紙搬送用ロールであって、前記ポリエステルポリオール及びポリイソシアネートと共に可塑剤としてアジピン酸エステル誘導体と、鎖延長剤として分子量70〜120の短鎖ジオール、及び架橋剤として数平均分子量3000〜5000のトリオールとを含有してなることを特徴とする給紙搬送用ロール。
  2. 請求項1において、前記ポリエステルポリオールが、ノナンジオール及びメチルオクタンジオールから選択される少なくとも一種と、二塩基酸との縮合反応により得られたジオールであることを特徴とする給紙搬送用ロール。
  3. 請求項1又は2おいて、前記アジピン酸エステル誘導体は、分子中にエーテル構造を有することを特徴とする給紙搬送用ロール。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記アジピン酸エステル誘導体は、前記ポリエステルポリオール100重量部に対して、5〜40重量部配合されていることを特徴とする給紙搬送用ロール。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記トリオールは、分子中にエーテル構造を有することを特徴とする給紙搬送用ロール。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記弾性層のゴム硬度Hs(JIS Aタイプ)は、20〜50°であることを特徴とする給紙搬送用ロール。
  7. 請求項1〜6の何れかにおいて、摩擦係数測定時における出力波形の最大値Maxと最小値Minとの比であるMax/Minが、1.00〜1.20の範囲にあることを特徴とする給紙搬送用ロール。




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