JPH07238219A - 気泡および異粒子を含まない導電性ポリウレタンの製造方法 - Google Patents

気泡および異粒子を含まない導電性ポリウレタンの製造方法

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JPH07238219A
JPH07238219A JP6304691A JP30469194A JPH07238219A JP H07238219 A JPH07238219 A JP H07238219A JP 6304691 A JP6304691 A JP 6304691A JP 30469194 A JP30469194 A JP 30469194A JP H07238219 A JPH07238219 A JP H07238219A
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trimethyl
liquid mixture
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methylsulfate
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JP6304691A
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Jr Edward L Schlueter
エドワード・エル・シュルーター・ジュニア
James F Smith
ジェイムズ・エフ・スミス
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/06Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
    • H01B1/12Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
    • H01B1/122Ionic conductors

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】不均一な電気的特性、不十分な機械的特性、モ
ジュラスの低下、及び物質の靱性の低下をもたらす気泡
及び異粒子を実質的に含まない導電性ポリウレタンエラ
ストマーの製造方法を提供する。 【構成】ポリオールとイソシアネートとのプレポリマー
を形成し、イオン伝導性添加剤、及び架橋エラストマー
を生成するのに十分な量の架橋剤と連鎖延長剤からなる
液状混合物を形成し、添加剤、架橋剤及び連鎖延長剤か
らなる液状混合物をろ過して異粒子を除去し、添加剤、
架橋剤及び連鎖延長剤の分解温度未満、かつ溶融温度以
上の温度に液状混合物を予熱し、水銀柱が5mm未満と
なるまで脱泡して混合物中のあらゆる気泡を破壊し、水
分を除去し、真空反応混合器に、プレポリマー、及び予
熱し脱泡した液状混合物を入れ、水銀柱5mm未満の真
空中で、均一な混合物が生成するまでの時間混合し、混
合物を真空反応混合器から取り出して所望の形状とした
ものを硬化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性ポリウレタンエラ
ストマーの製造方法、特に、気泡および異粒子を実質的
に含まない導電性ポリウレタンエラストマーの製造方法
に関する。このエラストマーは、静電記録法による画像
形成面から一枚の紙のような受容面へトナーを転写する
際に、バイアス転写部材として特に用いられる。それは
さらに導電性中間転写ベルトとして、または運搬部材と
しても用いられる。
【0002】
【従来の技術】電子写真式印刷法では、光導電性面は実
質的に均一な電位に帯電される。この光導電性面は、複
写されつつある元の文書の情報領域に対応する静電潜像
を記録するために、画像状に露光される。これにより、
元の文書内に含まれる情報領域に対応して、光導電性面
に静電潜像が記録される。その後、現像物質が運搬され
て静電潜像と接触する。トナー粒子が、現像物質のキャ
リア粒から静電潜像上に引き付けられる。結果として生
じたトナー粉末画像は、その後、光導電性面から一枚の
支持物質に転写され、それに永久的に定着される。
【0003】この方法は良く知られており、オリジナル
からの光レンズコピーに、また電子的に作られたか、ま
たはストアされたオリジナルからの印刷に有用である。
【0004】上記のようなタイプの複写方法において
は、現像した画像を、光導電体から一枚の紙のような最
終的な支持物質に転写するのに、バイアスをかけた転写
部材を用いるのは、今日では普通のやり方である。一般
的には、これらのバイアスをかけた転写部材はローラー
の形をとり、また抵抗率をコントロールするために臭化
テトラヘプチルアンモニウムのような添加剤を含む、ポ
リエステルをベースとしたポリウレタンからなる。
【0005】シノー(Seanor)等に許可された米
国特許第3,959,574号には、エラストマー状ポ
リウレタンの抵抗率のコントロール用として、さらに別
の第四級アンモニウム化合物が記載されている。クロス
リファレンスした上の二つの同時係属出願には、延長さ
れた電気的有効寿命をもつ、不斉イオン性(asymmetric
ionic)第四級アンモニウム塩を含有するポリエーテルを
ベースとするポリウレタンが記載されている。本発明の
実施に有用な運搬ベルトは、アマタンジェロ(Amat
angelo)に許可された米国特許第3,931,0
90号、およびレンツ(Lentz)等に許可された米
国特許第4,314,006号に記載されているものと
類似していてよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】十分におこなうことが
できるとはいえ、ローラーやベルトの製造には多少の困
難が生じる。特に、未溶解粒子がしばしばポリウレタン
中に現れ、それがウレタン中に欠陥を引き起こし、その
結果、抵抗率が不均一となるのに加え、転写特性が不良
となり、また機械的強度が不十分となる。さらに、導電
性ポリウレタン中に気泡が現れる。それらのうちのある
ものは顕微鏡の助けによってのみ見ることができるが、
その他のものは肉眼で観察するのに十分なほど大きい。
これらの気泡は、ポリウレタン中の未溶解粒子と同じ種
類の困難、すなわち、不十分な、または不均一な電気的
特性、不十分な、ジュロメーター、引張り強度、伸びの
ような機械的特性、モジュラスの低下、および物質の靱
性の低下をもたらす。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の本質的な見地に
したがって、気泡および異粒子を実質的に含まない導電
性ポリウレタンエラストマーの新しい製造方法が提供さ
れる。より詳しくは、本発明は、ポリウレタン中の異粒
子および気泡を実質的にすべて除去した結果として、よ
り安定な、機械的強度、ジュロメーター、引張り強度、
伸びおよび靱性のような機械的特性の外に、より均一
な、抵抗率を含む電気的特性も有する中間転写ベルトま
たは運搬ベルトのような、バイアス転写ローラーまたは
ベルトの製造方法に向けられている。
【0008】本発明のさらに特定の見地において、この
製造方法は、ポリオールとイソシアネートとのプレポリ
マーを形成し、イオン伝導性添加剤、および架橋エラス
トマーを生成するのに十分な量の架橋剤と連鎖延長剤か
らなる液状混合物を形成し、添加架橋剤と連鎖延長剤と
添加剤とからなる液状混合物をろ過して異粒子を除去
し、脱泡オーブン中で、添加剤、架橋剤および連鎖延長
剤の溶融温度以上であるが分解温度未満の温度に液状混
合物を予熱し、水銀柱が5ミリメーター未満となるまで
脱泡して混合物中のあらゆる気泡を破壊し、また水分を
除去し、投入口を二つ有する真空反応混合器に予熱した
液状混合物を入れ、水銀柱5ミリメーター未満、好まし
くは水銀柱0.5から約1.3ミリメーターの真空中
で、均一な混合物が生成するまでの時間、プレポリマー
と混合し、混合物を真空反応混合器から取り出してそれ
を所望の形状とし、硬化して、気泡および異粒子を実質
的に含まないエラストマーとすることからなる。
【0009】
【作用】気泡および異粒子を実質的に含まず、また静電
記録法による画像形成装置におけるバイアス転写ローラ
ーとして、あるいは中間転写ローラーまたは運搬ローラ
ーとしての特殊な有用性を有する導電性ポリウレタンエ
ラストマーは、ポリオールとイソシアネートとのプレポ
リマーを形成し、その後、イオン伝導性添加剤、および
架橋エラストマーを生成するのに十分な量の架橋剤と連
鎖延長剤からなる液状混合物を形成し、添加架橋剤と連
鎖延長剤と添加剤とからなる液状混合物をろ過して異粒
子を除去し、脱泡オーブン中で、添加剤、架橋剤および
連鎖延長剤の溶融温度以上、かつ分解温度未満の温度に
液状混合物を予熱し、水銀柱が5ミリメーター未満とな
るまで脱泡して混合物中のあらゆる気泡を破壊し、また
水分を除去することにより製造される。この後、投入口
を二つ有する予熱した真空反応混合器にこの混合物を導
入し、水銀柱5ミリメーター未満の真空中で、均一な混
合物が生成するまでの時間、混合し、その後混合物を真
空反応混合器から取り出して所望の形状とし、硬化す
る。好ましい態様においては、真空反応混合器に入れる
前に、プレポリマーも予熱し、水銀柱が5ミリメーター
未満となるまで脱泡する。
【0010】
【実施例】ここで具体的に図1を参照すると、内部構造
を明確に説明する、転写部材の切り欠き図が示されてい
る。転写部材はローラーの形であり、基本的には、かけ
られたバイアス化電位に容易に応答することのできる、
アルミニウム、銅等のような導電性の金属で作られた剛
性中空シリンダー2上に形成される。コア2の上には、
エラストマーを導電性とし、またローラーの有効寿命を
長くするために本発明による添加剤を有する、導電性ポ
リウレタンエラストマーである被覆物4が置かれてい
る。弾性のあるエラストマー状物質で形成された外側の
被覆物4の厚みは、約0.001インチから約0.25
0インチ(0.0254〜6.35mm)であり、硬度
は約60ショアAジュロメーターから約95ショアA、
好ましくは厚みが0.100インチ(2.54mm)未
満の場合は約85−95、また厚みが0.100インチ
より厚い場合は65から75ショアAである。被覆物4
は、バイアス転写部材と光導電体との接触領域中の、お
よびその付近の大気のイオン化を最小とする。弾性のあ
るエラストマー状ポリウレタンは、約107 と5.0×
10オームcmとの間のD.C.体積抵抗率を有するの
が好ましく、これは添加剤をポリウレタンに添加するこ
とにより達成、またはコントロールされる。本発明にし
たがえば、導電性基剤の被覆物は、抵抗率を好ましい抵
抗率範囲に変えることのできる化合物を添加剤として有
するエラストマー状ポリウレタンの層を、少なくとも一
層含まなければならない。本発明によれば、バイアスを
かけることのできる転写部材(ローラー)を導電性のエ
ラストマーで被覆することにより、バイアスをかけるこ
とのできる転写ローラーの抵抗率がコントロールされ、
またバイアスをかけることのできる転写ローラーの抵抗
率の感度も相対湿度の変化に従ってコントロールされ
る。図2は、弾性ブランケット6、すなわち弛緩可能な
層を、導電性基材2とその上に塗布した導電性ポリウレ
タンエラストマー層8との中間に有する、本発明を実施
することによるバイアス転写ローラーを説明している。
【0011】ポリウレタンエラストマーは一般的には、
ポリイソシアネートと、ヒドロキシル基を有するポリエ
ーテルとの通常の反応 Ra NCO+Rb OH → Ra NHCOORb により生成される。本発明を実施する際には、ポリウレ
タンエラストマーは、式HO〔(CH2)4 O〕x H(こ
こでxは約8から約41であり、分子量の範囲を650
から2,900のオーダーとする)を有するベースポリ
マー鎖を形成する、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ールの反応により作られる。靱性の外に、弾性、硬度、
圧縮永久歪も含む全体的な機械的特性が、オフィスの環
境で通常出会う温度範囲および相対湿度分布において安
定である好ましい態様においては、xは39と41の間
である。グリコールの分子量のこのより高い範囲におい
ては、比較的柔らかいセグメントがポリウレタンエラス
トマーに生成され、比較的広い温度範囲にわたって弾性
を高いレベルとすることができる。好ましいポリテトラ
メチレンエーテルグリコールは、既述の範囲の高い方の
端に近い分子量を有するものであり、特に、約2900
の分子量を有する、デュポン社(E.I.DuPont
de Nemours,Inc.)から入手可能なポ
リエーテルグリコール、テラタン(登録商標)(Ter
athane) 2900である。
【0012】ジイソシアネートは、メチレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トルエン
ジイソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、およ
びそれらの混合物からなる群から選ばれ、グリコール1
00重量部につき約20から約95重量部用いられる。
ジイソシアネートの官能性のNCO基は、最終的なポリ
マー鎖中に比較的硬く、堅いセグメントをもたらし、ま
たフィラーによく似た働きをして、硬柔両領域を有する
強靱であるが柔軟性のある構造をもたらす。本発明を実
施する際に有用な代表的なジイソシアネートには、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トルエン
ジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネー
ト、ナフタリン1,5−ジイソシアネート、およびそれ
らの混合物が含まれる。ジイソシアネートの特に好まし
い混合物は、ダウケミカル社(Dow Chemica
lCompany,Midland,Michiga
n)からロシアネート(登録商標)(loscyana
te) の名称で入手可能な、4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート98パーセントと、2,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート2パーセントとを含む混
合物である。
【0013】好ましいより高い分子量のグリコールを用
いる好ましい態様において、ジイソシアネートまたはそ
の混合物は、グリコール100重量部につき約22から
26重量部存在して、反応が完了に向かうための化学量
論量をもたらす。
【0014】機械的特性の最適化、および特に高耐磨耗
性かつ低圧縮永久歪は、連鎖延長剤、および架橋剤の種
類と量を選択することにより達成される。二官能連鎖延
長剤と三官能架橋剤の両方が、二官能剤対三官能剤の重
量比、約90%から60%対10%から40%で本発明
の実施にあたり使用され、グリコールの分子量が低いほ
ど、高い比が用いられる。二官能剤はより高い靱性をも
たらし、また、それらは鎖をほとんど結合する傾向にあ
り、そのために、堅いイソシアネート単位により中断さ
れた、長くて、一般的に柔軟性のあるグリコール鎖をも
たらして、鎖をより伸ばすことが見いだされている。三
官能架橋剤は、他の鎖と架橋する90度の位置にある官
能性部の外に、官能基の両端も、鎖同士がスライドしな
いようにし、それにより、エラストマー中での添加剤の
移動度の外に、圧縮永久歪や引張り永久歪特性も最小に
する傾向にある。したがって、適切な比の二官能連鎖延
長剤と三官能架橋剤を選択することにより、ポリウレタ
ンエラストマー中の硬い部位と柔らかい部位との間の適
切な結合が得られる。一般的には、二官能連鎖延長剤は
式HO(R6 )OH(ここでR6 は炭素原子を2個から
12個有する、直鎖または枝分かれ鎖のアルキル基であ
る)をとり、また三官能架橋剤は式R’−C〔(OH)
a (CH2 OH)b 〕(ここでR’はH、CH3 または
2 5 であり、aは0または1、bは2または3、か
つa+b=3である)から選ばれる。代表的な二官能ジ
オールにはエチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、およびネオペンチルグリコールが含まれ、また代表
的な三官能トリオールにはトリメチロールプロパン、ト
リメチロールエタンおよびグリセロールが含まれる。特
に、好ましい二官能架橋剤には1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、および1,3−ブタン
ジオールが含まれる。それらはポリマー鎖を直線的に伸
ばし、強靱で耐磨耗性のある物質を生成するからであ
る。特に好ましい三官能架橋剤には、トリメチロールプ
ロパンとトリメチロールエタンが含まれる。それらはポ
リマー鎖を900で架橋し、非常に耐永久歪性のある網
状構造を生成するからである。二官能ブタンジオールは
連鎖延長剤として作用し、直線状に鎖を伸ばして直線状
の柔らかい部位をもたらし、それにより最終エラストマ
ーに最大の靱性をもたらす。一方、三官能トリメチロー
ルプロパンは、最良の圧縮永久歪性能をもたらす。それ
は三官能性であり、網状構造を引き締める架橋交換部位
をもたらし、それにより架橋した三次元網状構造をもた
らすからである。延長剤と架橋剤を合わせたものは、満
足に架橋したエラストマーをもたらす量用いられる。一
般的には、延長剤と架橋剤を合わせた全量は、グリコー
ルの分子量にもよるが、ポリテトラメチレンエーテルグ
リコール100部につき約4から約18部であり、グリ
コールの分子量が小さいほど延長剤と架橋剤を多く用い
る。2900のオーダーの高分子量を有するグリコール
と、グリコール100部につき約22から26重量部の
オーダーの少量のジイソシアネートを用いる好ましい態
様においては、限られた数の官能性基を有する長いグリ
コール鎖長ゆえに、延長剤と架橋剤は、わずか約4から
6重量部だけ必要である。
【0015】上記の議論はポリエーテルをベースとした
ポリウレタンに関するものであるが、本発明の実施はポ
リエステルをベースとしたポリウレタンにも関すること
を留意すべきである。
【0016】ポリウレタンエラストマーの抵抗率をコン
トロールするには、さまざまな第四級アンモニウム化合
物を使用することができる。例えば、シノー(Sean
or)等に許可された米国特許第3,959,574号
に記載されている物質には、臭化テトラヘプチルアンモ
ニウム、塩化トリメチルオクタデシルアンモニウム、塩
化ベンジルトリメチルアンモニウム等が含まれる。一般
的に、第三級アミンとハロゲン化アルキルとの反応生成
物の殆どを、本発明にしたがって使用することができ
る。一般的には、これらのハロゲン化アンモニウム化合
物は、ポリエステルをベースとしたポリウレタン化合物
と、より相溶性がある。
【0017】アクリル酸の塩、アクリル酸コポリマー、
スルホン化ポリスチレン等のような高分子電解質も、本
発明にしたがって抵抗率をコントロールするために、添
加剤としてエラストマー状ポリウレタンに添加すること
ができる。エラストマー状ポリウレタンの抵抗率をコン
トロールするための添加剤として使用することのできる
無機塩の例は、ヨウ化リチウム、チオシアン酸リチウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化第一銅等であ
る。
【0018】この抵抗率のコントロールの外に、可塑剤
も、エラストマー状ポリウレタンの抵抗率をコントロー
ルするために使用できる。適当な可塑剤の例には、ジオ
クチルフタレート、トリクレシルホスフェート、塩素化
ポリフェニル類、トリフェニルホスフェート、ヘキサメ
チルホスホラミド、メチルトルエンスルホンアミド等が
含まれる。チタン酸バリウム、アスベスト、硫化カドミ
ウム、硫シアン化カドミウム等のような無機ピグメント
も、本発明にしたがっての抵抗率コントロール剤として
効果的である。
【0019】抵抗率をコントロールするために、銅、
銀、ニッケル等のような金属粒子を、本発明にしたがっ
てポリウレタン中に添加することができる。
【0020】本発明にしたがって抵抗率をコントロール
するために使用されるその他の添加剤の例は、電荷移動
錯体である。これらには、例えば、モルホリニウムテト
ラシアノキノジメタン、テトラシアノキノジメタン、ク
ロラニルジメチルアニリン等が含まれる。
【0021】本発明の実施に有用なその他のイオン性第
四級アンモニウム添加剤は、前述の同時係属出願に記載
されている不斉塩である。それらには、式
【0022】
【化3】 (ここでR1 、R2 、R3 、R4 およびR5 はCn
2n+1であり、また1≦n≦25である)を有するイオン
性の塩が含まれる。R1 、R2 、R3 、R4 およびR5
は同一であってもよいが、それらすべてが同一ではな
く、むしろ、不斉性が最大となり、したがって添加剤の
移動度が低くなって電気的寿命が最長となるように、そ
れらができるだけ異なっているのが好ましい。本発明の
実施に有用な代表的な不斉イオン性第四アンモニウム塩
には、特に、ヘキサデシルエチルジメチルアンモニウム
エチルスルフェート(C2 OH44N・C2 5
4 S);1−オクタデカナミニウム,N,N,N−トリ
メチル−,メチルスルフェート(C2146N・CH3
4 S);1−ドデカナミニウム,N,N,N−トリメチ
ル−,メチルスルフェート(C1534N・CH3
4 S);1−ヘプタデカナミニウム,N,N,N−トリ
メチル−,メチルスルフェート(C2044N・CH3
4 S);1−テトラデカナミニウム,N,N,N−トリ
メチル−,メチルスルフェート(C1738N・CH3
O4 S);および1−デカナミニウム,N,N,N−
トリメチル−,メチルスルフェート(C1330N・CH
3 4 S)が含まれる。ヘキサデシルエチルジメチルア
ンモニウムエチルスルフェートは、先行技術の実施にお
いて電気的寿命に著しい改良をもたらすので、特に好ま
しい。
【0023】また、式
【化4】 (ここでR1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 はC
n 2n+1であり、また1≦n≦25である)を有するイ
オン性第四級アンモニウム塩。R1 、R2 、R3
4 、R5 およびR6 は同一であってもよいが、それら
すべてが同一ではなく、むしろ、不斉性が最大となり、
したがって添加剤の移動度が低くなって電気的寿命が最
長となるように、それらができるだけ異なっているのが
好ましい。ハロゲンのような他のアニオンと較べた場
合、優れた架橋をもたらすので硫酸塩アニオンが好まし
く、またカチオンは、その不斉性の高さの程度、および
その化学的安定性により選択される。本発明の実施に有
用な代表的な不斉イオン性第四級アンモニウム塩には、
特に、(3−ラウラミドプロピル)トリメチルアンモニ
ウムメチルスルフェート(C18392 O・CH3 4
S)とトリメチル(3−ステアラミドプロピル)アンモ
ニウムメチルスルフェート(C24512 O・CH3
4 S)が含まれる。非常に分子量範囲の巾広いポリウレ
タンに対して、電気的寿命に著しい改善をもたらすの
で、(3−ラウラミドプロピル)トメチルアンモニウム
メチルスルフェートは特に好ましい。さらに、それはよ
り高い分解温度を有し、したがって分子量のより低いグ
リコールのような高発熱物質とともに使用することがで
きる。分解温度が高いほどベースポリマー系の選択の範
囲も広がり、またより低発熱性の物質をより安定とす
る。これは、導電性にごくわずかな変動があり、安定性
や製造の自由範囲を増すことを意味する。
【0024】塩は一般的には、硬化したエラストマー中
に、D.C.体積抵抗率を約107から約1011オーム
cmとするのに十分な量で存在する。一般的には、第四
級アンモニウム塩は、全組成物の約0.5重量部から8
重量部の量で存在する。導電性添加剤の量が増加するに
つれて、エラストマーの抵抗率が減少する。抵抗率は、
低分子量物質へよりも高分子量物質への導電性添加剤の
添加により、より著しく影響される。これは、低分子量
の場合におけるより高い架橋密度と、鎖のより少ない回
転によるものと考えられる。これにより、導電性添加剤
の移動度が制限され、したがって分子量のより低い場合
における抵抗率の変化が小さくなる。
【0025】硬化ポリウレタンエラストマーを生成する
ための架橋および延長機構の反応速度を早めるために、
一般的に触媒が用いられる。代表的な従来からの触媒に
は、ジオール延長剤の1%から2%溶液中のジブチルジ
ラウリルスズ、オクタン酸第一スズが含まれる。
【0026】気泡や異粒子を実質的に含まない導電性ポ
リウレタンエラストマーの得られる本発明の独特の実施
方法は、数多くの一連の工程の組み合わせであり、その
うちのいくつかが、エラストマーが気泡や異粒子を実質
的に含まないようにするのに独特に寄与する。初めに二
つの個々の混合物を別々に調製し、処理する。グリコー
ルの少なくとも一部と、ジイソシアネートの少なくとも
一部でプレポリマーを調製して、イソシアネートのNC
O基とグリコールのOH基の反応により、NCO基が実
質的に水を吸収できないように長鎖が形成されるように
する。この結果、プレポリマーは実質的により安定とな
り、また相対湿度の変化により受ける影響がより少なく
なる。それはまた、予想がより可能な電気的および機械
的特性をもたらす。一般的には、このプレポリマーは約
6から12重量%、好ましくは9から10重量%の過剰
のNCOを有する。好ましい態様においては、グリコー
ルとジイソシアネートとのプレポリマーは、真空反応混
合器に入れる前に予熱し、水銀柱が5ミリメーター未
満、好ましくは水銀柱が0.5から約1.3ミリメータ
ーとなるまで脱泡する。
【0027】第二の混合物は架橋剤、連鎖延長剤および
イオン伝導性添加剤を含み、それらを一緒に混合し、適
当な方法で処理して、液状混合物を形成する。一般的に
は、これには、例えばトリメチロールプロパンのような
物質を、室温で液体である連鎖延長剤ブタンジオールと
混合する前に、摂氏70から80度に15から30分間
加熱することが含まれる。また、イオン伝導性添加剤の
いくつかは、室温で固体、または粉末であってもよい。
70℃から80℃に加熱しても、イオン伝導性添加剤、
架橋剤および連鎖延長剤からなる混合物が溶融しない場
合には、それを溶融しにくい粒子をすべて破壊するであ
ろう水銀柱約5mmまでの脱泡に付してもよい。残りの
不純物は、280から400ミクロンのふるいを通して
ろ過して混合物からさらに除去する。液状混合物が形成
されたら、それを攪拌機またはスパチュラ等で混合し
て、より均一な混合物を得る。その後、イオン伝導性添
加剤、架橋剤および連鎖延長剤からなる混合物を、添加
剤、架橋剤および連鎖延長剤の分解温度未満、かつ溶融
温度以上の温度、一般的には70℃から80℃に予熱
し、その後水銀柱が5ミリメーター未満、好ましくは水
銀柱が0.5から1.3ミリメーターとなるまで脱泡し
て、混合物中のあらゆる気泡を破壊し、また水分を15
から30分間除去してすべての水を除去する。
【0028】プレポリマー、および他の混合物を予熱
し、脱泡するのに続いて、それらをその後、真空反応混
合器、パイレス(Pyles)#2601−677型に
別々に入れる。これらの物質を、その後、別々に脱泡し
て空気と水をさらに除去する。また、物質を、それぞれ
のタンクおよびライン中で70−90℃に加熱する。物
質を脱泡し、加熱した後、真空を解除し、混合頭部への
液体配送のポンプ作用を助けるために、窒素圧15−3
0psiをかける。プレポリマー、および他の混合物
は、混合ポンプのRPMスピードを調整することによ
り、混合頭部に正確に配送される。これにより、適当な
ポリマー架橋および特性に必要な、正確なグラム重量が
配送される。物質が適当な混合比となった後、それらを
動的混合頭部に運搬する。二つの成分を、2000−2
500RPMの混合ローター速度で混合する。
【0029】一旦すべての反応体が一緒に添加され、重
合反応が開始されたならば、ポリウレタンを、射出成
形、回転成形、フローコーティング、圧縮成形、注入成
形等を含む従来の手法のいずれかにより、形付けするこ
とができる。ポリウレタンエラストマーは、約200か
ら250°Fの高温で約1から2時間硬化し、その後、
同じ温度で約16時間後硬化し、室温で約2週間状態調
節することができる。ローラーやベルトのような最終製
品は、気泡や異粒子を含んでおらず、また既述の機械
的、電気的特性を有する。
【0030】上記の方法は、ポリオールとイソシアネー
トとのプレポリマーを別個に調製し、連鎖延長剤、架橋
剤および添加剤からなる混合物を一定の条件下で別に処
理して、別々に真空反応混合器に入れる方法であるが、
連鎖延長剤、架橋剤および添加剤の処理を既述の条件下
で別々におこないさえすれば、この方法は単一の工程で
行うことができるものと解される。
【0031】以下の具体的な実施例は、導電性ポリウレ
タンエラストマーの本発明による製造をより明らかに説
明する。実施例中、すべての部、パーセンテージは、特
にことわりのない限り、重量によるものである。
【0032】
【実施例】
〔実施例I〕低分子量ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール、テラタン(登録商標)(Terathane)
650から、バイアス転写ローラーを以下のように製造
した。過剰NCO含有量を9.5重量%とする量で、テ
ラタン(登録商標)(Terathane) 650を
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートに添加し
てプレポリマーを調製した。架橋剤、連鎖延長剤、およ
び導電性添加剤からなる液状混合物を、プレポリマー1
00部につきブタンジオール7.5部、トリメチロール
プロパン2.5部、およびシアスタット(Cyasta
t)LS3.4部から作った。ブタンジオールは室温で
液状であり、トリメチロールプロパンは、室温のブタン
ジオールに注ぎ入れる前に摂氏70から80度に加熱し
た。室温で粉末のシアスタット(Cyastat)LS
を、ブタンジオール−トリメチロールプロパン混合物に
添加した。混合物を、すべての粒子が溶融するまで、7
0℃から80℃のオーブン中で溶融した。成分を、その
後、スパチュラで1から2分間混合した。もしすべての
粒子が溶融しない場合には、混合物を水銀柱0.5ミリ
メーターの脱泡処理に付して、溶融しにくい粒子を破壊
するのが望ましい。その後、イオン伝導性添加剤、架橋
剤、および連鎖延長剤からなる液状混合物を、280か
ら400メッシュのフィルターを通してろ過して、あら
ゆる異粒子を除去した。混合、およびろ過後、液状混合
物を再び摂氏70から80度のオーブン中で予熱し、ま
た水銀柱が0.5ミリメーターとなるまで20分間脱泡
し、肉眼で観察される気泡がすべて破壊されるまで、そ
れを観察し続けた。その後、加熱、脱泡した液状混合物
を、パイレス(Pyles)混合器No.2601−6
77型の投入口の一つに添加した。既述のように処方
し、調製した物質を、その後、パイレス(Pyles)
真空混合器に添加した。正確なプレポリマーのポンプR
PMは804であり、これによりプレポリマーのフロー
は348gms/minとなった。混合物の正確なポン
プRPMは318であり、これによりフローは48.5
gms/minとなった。混合頭部の速度は2000R
PMであった。上記の条件により、混合ポットライフは
約10分となった。混合物質は、その後、回転成形ベル
ト、および成形ローラーに作られた。物質は、230°
Fで2時間硬化した後、型および回転成形機の外で、2
30°Fで16時間後成形した。2週間保圧した後、製
造したパーツを、機械的、および電気的特性についてテ
ストした。上記の方法、および処方により、電気抵抗率
2.3×1010オーム−cm、および硬度87−89シ
ョアAを有する、気泡を含まないベルト、およびローラ
ーが作られた。
【0033】上記の方法により作られた二つのローラー
をテストしたところ、気泡および異粒子を含まず、満足
な機械的、電気的特性を有することが分かった。 〔実施例II〕実施例Iのようにプレポリマー、ならびに
延長剤、架橋剤および添加剤からなる混合物を調製する
ことにより、ベルトを作った。また、実施例Iにおける
のと同じ比でこれら二つの混合物を手で混合した。その
後、230°Fに加熱し、また気泡を除去するのに十分
早い速度で回転させた回転成形機中で、それらを処理し
た。230°Fで2時間後に、硬化したエラストマーの
シートを回転成形機から取り出した。シートをさらに2
30°Fで16時間後硬化に付し、その後、室温で2週
間保圧した。ベルトは気泡を含まず、また異粒子を含ん
でおらず、満足な機械的、電気的特性を有していた。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明によれば、気泡およ
び異粒子を実質的に含まない導電性ポリウレタンエラス
トマーを作る方法が提供される。粒子を除去することに
より、バイアス転写ローラー上により均一な抵抗率が達
成され、またバイアス転写ローラー中により均一な機械
的特性が達成され、その結果、コピーの品質欠陥が減少
する。このようなポリウレタンからの気泡の除去は、よ
り均一な電気的特性を保証するだけではなく、ポリウレ
タンの接着性を改良し、その結果、コアへの接着が改善
される。その上、また中間転写部材または運搬ベルトの
ような導電性ポリウレタンエラストマーの他の用途に関
しては、より均一な半導電性ベルト特性が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施することによる、導電性基材上
に塗布した導電性ポリウレタンエラストマーを有するバ
イアス転写ローラーの構造を示す、一部を断面で示した
斜視図である。
【図2】 本発明を実施することによる、導電性基材と
その上に塗布した導電性ポリウレタンエラストマーとの
中間に、エラストマー状の弾性ブランケット、または弛
緩可能な層を有するバイアス転写ローラーの構造を示
す、一部を断面で示した斜視図である。
【図3】 本発明を実施することにより作られる中間転
写ベルトまたは運搬ベルトの等角投像図である。
【符号の説明】 2 コア(剛性中空シリンダー)、4 被覆物、6 弾
性ブランケット、8 導電性ポリウレタンエラストマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 1/06 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のステップを含む、気泡および異粒子
    を実質的に含まない導電性ポリウレタンエラストマーを
    製造する方法:ポリオールとイソシアネートとのプレポ
    リマーを形成し、イオン伝導性添加剤、および架橋エラ
    ストマーを生成するのに十分な量の架橋剤と連鎖延長剤
    からなる液状混合物を形成し、 添加剤、架橋剤および連鎖延長剤からなる液状混合物を
    ろ過して異粒子を除去し、 脱泡オーブン中で、添加剤、架橋剤および連鎖延長剤の
    分解温度未満、かつ溶融温度以上の温度に液状混合物を
    予熱し、水銀柱が5mm未満となるまで脱泡して混合物
    中のあらゆる気泡を破壊し、また水分を除去し、 投入口を二つ有する真空反応混合器に、プレポリマー、
    および予熱し脱泡した液状混合物を入れ、水銀柱5mm
    未満の真空中で、均一な混合物が生成するまでの時間混
    合し、 混合物を真空反応混合器から取り出して所望の形状と
    し、 形状化したものを硬化して、気泡および異粒子を実質的
    に含まないエラストマーとする。
  2. 【請求項2】 該イオン伝導性添加剤が、臭化テトラヘ
    プチルアンモニウム、塩化トリメチルオクタデシルアン
    モニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、式 【化1】 (ここでR1 、R2 、R3 、R4 およびR5 はCn
    2n+1であり、また1≦n≦25である)を有する不斉イ
    オン性第四級アンモニウム塩、および式 【化2】 (ここでR1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 はC
    n 2n+1であり、また1≦n≦25である)を有する不
    斉イオン性第四級アンモニウム塩からなる群から選ば
    れ、約107 から約1011オームcmのD.C.体積抵
    抗率をもたらすのに十分な量で存在している、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 該イオン伝導性添加剤が、臭化テトラヘ
    プチルアンモニウム、ヘキサデシルエチルジメチルアン
    モニウムエチルスルフェート;1−オクタデカナミニウ
    ム,N,N,N−トリメチル−,メチルスルフェート;
    1−ドデカナミニウム,N,N,N−トリメチル−,メ
    チルスルフェート;1−ヘプタデカナミニウム,N,
    N,N−トリメチル−,メチルスルフェート;1−テト
    ラデカナミニウム,N,N,N−トリメチル−,メチル
    スルフェート;ならびに1−デカナミニウム,N,N,
    N−トリメチル−、メチルスルフェートおよび(3−ラ
    ウラミドプロピル)トメチルアンモニウムメチルスルフ
    ェートからなる群から選ばれる、請求項2記載の方法。
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