JP4496729B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4496729B2
JP4496729B2 JP2003208148A JP2003208148A JP4496729B2 JP 4496729 B2 JP4496729 B2 JP 4496729B2 JP 2003208148 A JP2003208148 A JP 2003208148A JP 2003208148 A JP2003208148 A JP 2003208148A JP 4496729 B2 JP4496729 B2 JP 4496729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
light
light emitting
optical system
emitting point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003208148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005070067A (ja
Inventor
秀樹 樫村
裕士 小野
喜博 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2003208148A priority Critical patent/JP4496729B2/ja
Publication of JP2005070067A publication Critical patent/JP2005070067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4496729B2 publication Critical patent/JP4496729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一の光源から射出された複数の光束群を分離して複数の被走査体を走査する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、タンデム方式のカラーレーザープリンターにおいて、単一の光源から射出され単一の偏向器によって偏向された複数のレーザービームを分離して複数の感光体を走査する方式が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1では、プリント速度の高速化、カラー画像の高解像度化を目的として、各組2個の発光点で構成された4組の発光点群を備えるマルチレーザービームアレイから射出された8本のレーザービームを2本ずつ4組のレーザービーム群に分離して4本の感光体を走査する方式が開示されている。
【0004】
しかし、この方式では、8個の発光点が感光体の副走査方向に対応する方向に1列で配列されているので、より高速高解像度を実現するために各組の発光点を3個以上にするとマルチレーザービームアレイの全長が非常に長くなってしまい、製造が困難になる。
【0005】
また、各発光点の間隔が14μmとされており、1200dpi、もしくは2400dpiの高解像度を実現するためには、副走査対応方向の光学倍率を1.5倍もしくは0.75倍とする必要がある。
【0006】
この場合、レーザー効率を考えて、レーザー発散角の半値ほどでトランケートするとビーム径が小さくなり焦点深度が非常に狭くなってしまう。また、副走査対応方向の光学倍率が小さいことに伴って光学素子の副走査方向の焦点距離を短くしなければならず、光学素子の副走査方向のFナンバーが小さくなる。このため、光学素子の有効幅を大きくしなければならないので、光学素子の製造コストが上昇する。また、光学素子の有効幅が大きくなることに伴って、走査光学系上射出瞳が大きくなるので、分離位置での光束幅が大きくなる。従って、隣合う組との間隔が狭くなり、レーザービームを各組で分離することが困難になる。
【0007】
また、焦点深度の余裕を確保するためにレーザービームのビーム径を50μmに絞るアパーチャを用いるとトランケート量が大きくなり、光量損失が多くなる。このため、必要なレーザーの光量を確保するにはレーザー出力を上げなくてはならず、信頼性が低下する。また、高出力のレーザーアレイを使用することによりコストが上昇するという問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−286226号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、単一の光源部から射出された複数のレーザービームを分離して複数の感光体を走査する光走査装置の高速度化、高解像度化を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の光走査装置は、偏向走査方向に対応する主走査対応方向、及び前記偏向走査方向に直交する方向に対応する副走査対応方向へ2次元に配列された複数の発光点から前記副走査対応方向に複数列配列された光束群を射出する光源と、前記光源から射出された複数列の光束群が通過する偏向前光学系と、前記偏向前光学系を通過した複数列の光束群を前記主走査対応方向に偏向する偏向手段と、複数列の光束群を異なる方向に分離して各別に複数の被走査体に集束させる走査光学系と、を有し、前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束群の間隔を前記副走査対応方向に拡大して前記偏向手段に入射させることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の光走査装置では、副走査対応方向に複数列配列された光束群が、光源に備えられた複数の発光点から射出される。光源から射出された複数列の光束群は、偏向前光学系を通過して、偏向手段によって主走査対応方向に偏向される。そして、複数列の光束群は走査光学系によって異なる方向に分離されて各別に複数の被走査体に集束される。これによって、複数の被走査体が複数の光束で一度に走査される。
【0012】
ここで、複数の発光点は、偏向走査方向である主走査対応方向、及び偏向走査方向に直交する副走査対応方向の2次元に配列されている。このため、発光点の数を主走査対応方向に増やしても光源の副走査対応方向の一方への拡がりを抑えることをでき、光源の製造が容易になる。従って、より走査を高速に、及び高解像度にすることが可能となる。
【0013】
また、副走査対応方向への拡がりを抑制できる分、発光点の副走査対応方向の間隔を広くする余裕が生まれるので、各光束群を分離し易くなる。特に、偏向前光学系が複数の光束群を各光束群の間隔を拡大して偏向手段に入射させるので、各光束群の分離が容易となる。
【0014】
それに加えて、複数の発光点により走査することによって、1つの発光点の出力光量を小さくできる。
【0015】
請求項2に記載の光走査装置は、請求項1に記載の光走査装置であって、前記光源は、前記主走査対応方向に対して傾斜して直線状に配列された複数の発光点からなる発光点群が、前記副走査対応方向に複数列配列されたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の光走査装置では、複数の発光点が直線状に配列された発光点群が、主走査対応方向に対して傾斜している。また、被走査体においての偏向走査方向に直交する副走査方向に複数列の光束を同時に走査できるので、走査速度を速くできる。さらに、発光点群の発光点数が多くなっても、光源の主走査対応方向、及び副走査対応方向への拡がりを抑制でき、その分だけ各発光点群の間隔を広くする余裕が生まれるので、各光束群の間隔を広くでき、各光束群の分離が容易になる。
【0017】
また、各発光点群内の発光点の間隔を、発光点が副走査対応方向の1次元に配列された従来の光源の各発光点群内の発光点の間隔と同じにしても、被走査体の副走査対応方向のスポット間隔は、従来のものより狭くなる。このため、結像倍率を高くでき、これに伴ってレーザー利用効率を向上でき、走査光学系のFナンバーを大きくできるので、焦点深度が広くなる。
【0018】
また、走査光学系のFナンバーを大きくできることによって光学素子の有効幅を小さくできるので、光学素子の製造コストを低減できる。
【0019】
さらに、光学素子の有効幅を小さくできることに伴って走査光学系の射出瞳上光束幅が狭くなるので、走査光学系の分離位置での光束の幅が小さくなり、隣合う光束群の分離が容易になる。
【0020】
請求項3に記載の光走査装置は、請求項2に記載の光走査装置であって、前記光源は、各発光点群の両端の発光点の前記副走査対応方向の間隔Aが、隣合う発光点群で互いに前記副走査対応方向に最も近接した発光点の前記副走査対応方向の間隔Bよりも狭いことを特徴とする。
【0021】
請求項3に記載の光走査装置では、発光点群の両端の発光点の副走査対応方向の間隔Aが、隣合う発光点群で互いに副走査対応方向に最も近接した発光点の副走査対応方向の間隔Bよりも狭くなっている。即ち、隣合う発光点群は副走査対応方向に分断されているので、各光束群を副走査対応方向に分離できる。
【0022】
請求項4に記載の光走査装置は、請求項3に記載の光走査装置であって、前記光源は、前記間隔A、及び前記間隔Bが、B/A>4の関係であることを特徴とする。
【0023】
請求項4に記載の光走査装置では、間隔Bが間隔Aの4倍以上となっており、各光束群を容易に分離できると共に、前記副走査方向により高密度の走査線を形成できるため、高速化及び2400dpiを越える高解像度化に有利である。
【0024】
請求項5に記載の光走査装置は、請求項3又は請求項4に記載の光走査装置であって、前記光源は、前記間隔A、前記間隔B、及び各発光点群の両端の発光点の前記主走査対応方向の間隔Cが、B<C<(A+B)×3の関係であることを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載の光走査装置では、各発光点群の両端の発光点の主走査対応方向の間隔C、間隔A、及び間隔Bとの関係が、B<C<(A+B)×3となっている。これによって、4群の発光点群で構成された光源の大きさを最小にでき、製造コストを低減できる。
【0026】
請求項6に記載の光走査装置は、請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記光源は、各発光点群の発光点が同一直線上に所定のピッチで配列されていることを特徴とする。
【0027】
請求項6に記載の光走査装置では、各発光点群の発光点が同一直線上に所定のピッチで配列されている。このため、被走査体の主走査方向、及び副走査方向に走査線を所定の間隔で形成できる。
【0028】
請求項7に記載の光走査装置は、請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記光源は、発光点の数が他の発光点群よりも多い発光点群が設けられたことを特徴とする。
【0029】
請求項7に記載の光走査装置では、例えば、黒等使用頻度が高い特定色の画像を形成するための発光点群の発光点の数が他の発光点よりも多くなっている。このため、使用頻度が高い特定色のプリント速度を速くすることができる。
【0030】
請求項8に記載の光走査装置は、請求項7に記載の光走査装置であって、前記光源は、発光点の数が他の発光点群よりも多い発光点群が、前記副走査対応方向の中央部に設けられたことを特徴とする。
【0031】
請求項8に記載の光走査装置では、他の発光点群よりも発光点の数が多い発光点群が、副走査方向の中央部に設けられ、偏向前光学系、及び走査光学系における収差が低減されている。このため、偏向前光学系、及び走査光学系に小径の光学素子を使用でき、コストを低減できる。
【0032】
請求項9に記載の光走査装置は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記走査光学系は、前記偏向手段側に設けられた第1走査光学系と、前記被走査体側に設けられた第2走査光学系と、を有し、少なくとも前記第1走査光学系には、複数の光束群が通過することを特徴とする。
【0033】
請求項9に記載の光走査装置では、走査光学系を構成する第1走査光学系と第2走査光学系の少なくとも一方に複数の光束群を通過させることによって、光学系の大部分を複数の光束群の共用とすることができるので、光学系のコストを低減できる。
【0034】
請求項10に記載の光走査装置は、請求項に記載の光走査装置であって、前記第1走査光学系、及び前記第2走査光学系は、共に前記偏向走査方向に正パワーを持つことを特徴とする。
【0035】
請求項10に記載の光走査装置では、第1走査光学系、及び第2走査光学系が共に副走査対応方向に正パワーを持つので、走査光学系の副走査対応方向の倍率を大きくし、レーザー利用効率を向上させると共に複数の光束群を複数の被走査体に集束できる。
【0036】
請求項11に記載の光走査装置は、請求項9又は請求項10に記載の光走査装置であって、前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束の主光線を前記副走査対応方向に平行にもしくは集束させて前記偏向手段に入射させ、前記第1走査光学系は、前記副走査対応方向の断面形状が非円弧状で各光束群の前記副走査対応方向の収差を補正することを特徴とする。
【0037】
請求項11に記載の光走査装置では、複数の光束群が、偏向前光学系によって各光束の主光線を副走査対応方向に平行にもしくは集束されて偏向手段に入射される。
【0038】
このため、第1走査光学系によって複数の光束群を交差させる場合、短い距離で足りるので、各光束群の光路を短くでき、光走査装置を小型化できる。
【0039】
また、第1走査光学系は、副走査対応方向の断面形状が非円弧状であり、通過する位置の異なる各光束の収差を補正する。
【0040】
れによって、被走査体に所定の間隔の走査線を走査する際に均一なスポットを得ることができる。
【0041】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項9〜請求項11の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記走査光学系は、前記第1走査光学系と前記第2走査光学系との間に設けられ、複数の光束群を異なる方向に分離する分離手段を有し、前記第1走査光学系は、複数の光束群を前記第1走査光学系と前記第2走査光学系との間で交差させて前記分離手段へ入射させ、前記第2走査光学系は、各光束群毎に設けられ、前記分離手段によって分離された各光束群を各前記被走査体に集束させることを特徴とする。
【0042】
請求項1に記載の光走査装置では、複数の光束群が、第1走査光学系によって第1走査光学系と第2走査光学系との間で交差され、分離手段へ入射される。このため、分離手段では、各光束群の光束中心が拡散しているので、各光束群の分離を容易に分離できる。
【0043】
また、分離手段によって分離された各光束群は、各光束群毎に設けられた第2走査光学系によって各被走査体に集束される。ここで、第2走査光学系が各光束群毎に設けられているので、各第2走査光学系の特性を異ならせて各光束群毎の倒れを各光束群毎に補正することが可能である。また、光源から各被走査体までの各光束群毎の結像倍率を同一にできる。
【0044】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項に記載の光走査装置であって、前記走査光学系は、前記第1走査光学系と前記第2走査光学系との間に設けられ、複数の光束群を異なる方向に分離する分離手段を有し、前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束の主光線を前記副走査対応方向に平行にもしくは拡散させて前記偏向手段に入射させ、前記第1走査光学系は、前記副走査対応方向にパワーが無く、前記第2走査光学系は、各光束群毎に設けられ、前記分離手段によって分離された各光束群を各前記被走査体に集束させることを特徴とする。
【0045】
請求項1に記載の光走査装置では、複数の光束群が、偏向前光学系によって各光束の主光線を副走査対応方向に平行にもしくは拡散されて偏向手段に入射される。そして、偏向手段によって偏向された複数の光束群は、副走査対応方向にパワーが無い第1走査光学系を通過し、分離手段に入射する。即ち、複数の光束群は、各光束の主光線を平行にもしくは拡散されて分離手段に入射する。従って、各光束群を容易に分離できる。
【0046】
また、第1走査光学系の副走査対応方向のパワーが無いため、偏向により発生する走査線湾曲も微小であり、複数の被走査体でのカラーレジずれも小さくなる。特に、偏向手段に対して副走査対応方向に平行に入射させた場合、走査線の湾曲が発生しないため、カラーレジ性能の点でもより有利である。
【0047】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項12又は請求項13に記載の光走査装置であって、前記各光束群を反射する少なくとも1つの反射手段を持ち、各光束群間の反射回数の差が0または偶数であることを特徴とする。
【0048】
請求項1に記載の光走査装置では、反射手段による各光束群間の反射回数の差が0または偶数回なので、各被走査体に形成される走査線の順序及びスポットの並びが反転されることがない。
【0049】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項1に記載の光走査装置であって、前記分離手段は、各光束群を各被走査体へ直接入射させることを特徴とする。
【0050】
請求項1に記載の光走査装置では、各光束群が分離手段によって、各被走査体へ直接入射されるので、各被走査体上の走査線が反転されることがない。
【0051】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項12〜請求項15の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記分離手段は、前記反射手段を備え、前記反射手段は、反射ミラーであることを特徴とする。
【0052】
請求項1に記載の光走査装置では、各光束群を反射ミラーによって分離するようにし、プリズム等の高価な反射光学素子を不要としたので、コストを低減できる。
【0053】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項9〜請求項16の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記第2走査光学系は、姿勢、及び前記被走査体との距離を調整可能に設けられていることを特徴とする。
【0054】
請求項1に記載の光走査装置では、各光束群毎に設けられた第2走査光学系が、姿勢、及び被走査体との距離を調整可能とされている。このため、走査線の姿勢、倍率、及びビームウエスト位置等を各光束群毎に調整できるので、各被走査体に所定の間隔の走査線を形成できる。
【0055】
請求項1に記載の光走査装置は、請求項1〜請求項17の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記偏向前光学系は、複数の光束群が各光束の主光線を前記主走査対応方向に平行にもしくは集束させて前記偏向手段に入射させることを特徴とする。
【0056】
請求項1に記載の光走査装置では、複数の光束群が、偏向前光学系によって各光束の主光線を主走査対応方向に平行にもしくは集束されて偏向手段に入射される。このため、偏向面における各光束群の広がりを抑制でき、偏向手段の大型化を防止できる。
【0057】
請求項19に記載の光走査装置は、請求項1〜請求項18の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記偏向前光学系は、前記光源によって射出された複数の光束群を集光させるカップリングレンズと、前記カップリングレンズによって集光された複数の光束群を各光束の主光線を前記主走査対応方向に平行にもしくは集束させて前記偏向手段に入射させる前記主走査対応方向に正パワーを持つ光学系と、を有することを特徴とする。
【0058】
請求項19に記載の光走査装置では、光源から射出された複数の光束群が、カップリングによって集光され、正パワーを持つ光学系によって主走査対応方向に各光束の主光線を平行に若しくは集束されて偏向手段に入射される。このため、偏向前光学系の光路長を所定の長さとして、所望の副走査倍率を設定したうえで、各光束群の主走査対応方向への拡がりを抑制でき、偏向手段の大型化を防止できる。
【0059】
請求項2に記載の光装置は、請求項1〜請求項19の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記光源から複数の前記被走査体までの実効的結像倍率が各光束群で略同一であることを特徴とする。
【0060】
請求項2に記載の光走査装置では、光源から複数の被走査体までの実効的結像倍率が各光束群で略同一とされている。このため、各被走査体に走査される各走査線の間隔が走査領域内で略同一となり、色ずれのないカラー画像を形成できる。
【0061】
請求項2に記載の光走査装置は、請求項1〜請求項20の何れか1項に記載の光走査装置であって、前記光源から射出される複数の光束の光量を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段によって検出された光束の光量に基づいて各発光点毎に光量を制御する第1制御手段と、前記光量検出手段によって検出された光束の光量に基づいて各発光点群毎に光量を制御する第2制御手段と、を有することを特徴とする。
【0062】
請求項2に記載の光走査装置では、光源から射出される複数の光束の光量が、光量検出手段によって検出される。そして、第1制御手段が、検出された光量に基づいて各発光点毎に光量を制御し、第2制御手段が各発光点群毎に光量を制御する。
【0063】
各発光点毎に光量を制御する場合、制御するのに時間はかかるが高精度に制御できる。また、各発光点群毎に光量を制御する場合、短時間で制御できるので画像形成時の制御に適している。
【0064】
請求項2に記載の光走査装置は、請求項2に記載の光走査装置であって、前記第1制御手段は、ジョブ開始前、及びページ間の少なくとも一方で各発光点毎に光量を補正し、前記第2制御手段は、画像形成時に前記被走査体の走査領域外を走査する際に各光束群毎に光量を補正することを特徴とする。
【0065】
請求項2に記載の光走査装置では、ジョブ開始前、及びページ間のように時間に余裕がある時に、第1制御手段によって各発光点毎に光量が補正される。また、画像形成時に被走査体の走査領域外を走査する際に第2制御手段によって各発光点群毎に光量が補正される。
【0066】
ここで、通常、被走査体の走査領域外を1回走査する間には1個程度の発光点しか光量の補正をできないので、各発光点毎に光量の補正を行う場合、各発光点は発光点数に応じた走査回数毎にしか光量を補正されない。このため、発光点数に応じた走査回数毎の濃度変動が生じてしまう。
【0067】
これに対して第2制御手段は、発光点群の数に応じた走査回数毎に各発光点群の光量を補正するので、発光点群数に応じた走査回数毎の濃度変動に抑えることができ、濃度むらを感じ難くなる。
【0068】
また、全ての発光点の光量を同時に補正するのではなく、各発光点群毎に光量を補正するようにしたので、各発光点に相互に生じる熱影響を低減できる。
【0069】
請求項2に記載の光走査装置は、請求項1〜請求項2の何れか1項に記載の光走査装置であって、書き出し位置の基準となる基準発光点群内の発光点から射出され、前記偏向手段によって前記被走査体の走査領域外へ偏向された光束を検出する光束検出手段と、前記光束検出手段から検出信号が送信されてから前記基準発光点群内の発光点が点灯されるまでの遅延時間T1を記憶する第1記憶手段と、隣合う一方の発光点群の発光点が点灯されてから他方の発光点群の発光点が点灯されるまでの遅延時間T2を記憶する第2記憶手段と、各発光点群内の隣合う一方の発光点が点灯されてから他方の発光点が点灯されるまでの遅延時間T3を記憶する第3記憶手段と、前記基準発光点群内の発光点を点灯させ、前記光束検出手段から検出信号を受信すると、前記第1記憶手段、前記第2記憶手段、及び前記第3記憶手段から前記遅延時間T1、前記遅延時間T2、及び前記遅延時間T3を読み出して加算して各発光点を点灯させる書き出し制御手段と、を有することを特徴とする。
【0070】
請求項2に記載の光走査装置では、書き出し制御手段が、書き出し位置の基準となる基準光束群内の発光点を点灯させて光束を射出させる。この光束は、偏向手段によって被走査体の走査領域外へ偏向され、光束検出手段によって検出される。
【0071】
書き出し制御手段は、光束検出手段から送信された検出信号を受信すると、第1記憶手段に記憶された遅延時間T1を読み出し、この遅延時間T1が経過した後に、まず基準発光点群内の発光点を点灯させる。そして、書き出し制御手段は、第2記憶手段に記憶された遅延時間T2を読み出し、隣合う一方の発光点群の発光点が点灯されてから遅延時間T2が経過した後に他方の発光点群の発光点を点灯させる。
【0072】
即ち、書き出し制御手段は、光束検出手段から検出信号を受信してから遅延時間(T1+T2)が経過した後に、基準発光点群と隣り合う発光点群の発光点を点灯させ、そして、さらに遅延時間T2が経過する毎に隣り合う発光点群の発光点を点灯させていく。なお、隣り合う発光点群の各発光点が副走査対応方向の同一直線上に配列されている場合は、遅延時間T2は0となり、全ての発光点群を同時に書き出させば良い。このため、書き出し位置の制御が容易になる。
【0073】
また、書き出し制御手段は、第3記憶手段に記憶された遅延時間T3を読み出し、各発光点群内の隣り合う一方の発光点が点灯されてから遅延時間T3が経過した後に他方の発光点を点灯させる。即ち、各発光点群内の各発光点は、遅延時間T3が経過する毎に次々に点灯されていく。
【0074】
このように、書き出し制御手段は、遅延時間T1、遅延時間T2、及び遅延時間T3を加算して各発光点を点灯させていくことによって、各光束群の各被走査体への書き出し位置を揃えることができ、色ずれのないカラー画像を形成できる。
【0075】
また、遅延時間T1、遅延時間T2、遅延時間T3を定めて書き出し位置を制御するようにしたことで、1本の光束を検出する1個の光束検出手段だけ設ければ良く、また、全ての発光点に対して遅延時間を設定する必要がない。従って、簡単な制御回路で各発光点の書き出しを制御できる。
【0076】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら第1実施形態について説明する。
【0077】
図1に示すように、カラーレーザープリンタに備えられた光走査装置10は、4本の被走査体としての感光体12Y、12M、12C、12Kにそれぞれ光束群としてのレーザービーム群LY、LM、LC、LKを照射して潜像を形成する。感光体12Y、12M、12C、12Kに形成された潜像は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のトナーによって現像される。そして、各感光体上のトナーが図示しない転写ベルトに転写される。この際、各色のトナーが重ねられてフルカラー画像となり、普通紙等の記録媒体に転写される。
【0078】
光走査装置10は、光源14、偏向前光学系16、偏向手段としてのポリゴンミラー18、及び走査光学系20で構成され、単一の光源14から4本のレーザービーム群LY、LM、LC、LKを射出して走査光学系において各レーザービーム群を分離して4本の感光体12Y、12M、12C、12Kに結像走査させる。なお、光走査装置のポリゴンミラーの回転による偏向走査方向を主走査対応方向、偏向走査方向に直交する方向を副走査対応方向と呼ぶ。即ち、感光体12Y、12M、12C、12Kにおいては、軸方向に対応する方向を主走査対応方向、及び回転方向に対応する方向を副走査対応方向と呼ぶ。
【0079】
光源14は、8列×4行の計32個の発光点Pが主走査対応方向、及び副走査対応方向の2次元に配列された面発光レーザービームアレイであり、最も上の行から順にレーザービーム群12K、12C、12M、12Yを射出し、感光体12K、12C、12M、12Yをそれぞれ8本のレーザービームで走査する。
【0080】
図2(A)に示すように、光源14の副走査対応方向には、それぞれが8個の発光点Pで構成される4群の発光点群PK、PC、PM、PYが副走査対応方向に配列されている。各発光点群は、主走査対応方向、及び副走査対応方向に対して傾斜して直線状に配列された8個の発光点Pで構成されている。即ち、各発光点群を構成する全発光点は、主走査対応方向、または副走査対応方向の同一直線上に配列されていない。このため、発光点Pの主走査対応方向、及び副走査対応方向への拡がりを抑制でき、32本のレーザービームを射出できる光源をコンパクトに構成できる。
【0081】
また、各発光点群の各発光点Pは、同一直線上に所定のピッチ(主走査対応方向が25μm、副走査対応方向が5μm)で配列され、他の発光点群の各発光点Pと副走査対応方向の同一直線上に配列されている。このため、後述する所定の遅延時間で各発光点を点灯させれば、主走査方向の書き出し位置が揃い、色ずれのないカラー画像を形成できる。
【0082】
各発光点群の両端の発光点P1、P2の副走査対応方向の間隔Aは35μmとされ、隣合う発光点群で、互いに最も近接した発光点P1とP2との間隔Bは165μmとされている。ここで、間隔Aは間隔Bよりも狭くされており、下段の発光点群の発光点P1が、上段の発光点群の発光点P2よりも副走査対応方向の下側に位置するようになっている。このため、各発光点群から射出された各光束群を副走査対応方向に容易に分離できる。
【0083】
また、間隔Bは、間隔Aの4倍以上(4.7倍)になっており、間隔Aと間隔Bは、B/A>4の関係を満たしており、後述する光学系によって各光束群を分離可能であると共に2400dpiの解像度で各感光体を走査可能である。
【0084】
さらに、各発光点群の両端の発光点P1、P2の主走査対応方向の間隔Cは175mmとされており、B(=165μm)<C<(A+B)×3(=570μm)の関係を満たしており、光源14が各光束群を分離可能な最小サイズで構成されている。これによって、光源14の製造コストを低減できる。
【0085】
図1、図3に示すように、偏向前光学系16は、それぞれ4群のレーザービーム群に共通のカップリングレンズ22、アパーチャ24、及びシリンダレンズ26で構成されている。カップリングレンズ22は光源14に面して設けられ、焦点距離が23.3mmとなっている。アパーチャ24は、カップリングレンズ22の後側焦点位置に設けられている。また、シリンダレンズ26は、前側焦点位置をアパーチャ24の開口24Aに合わせて設けられ、焦点距離は97.86mmとなっている。また、シリンダレンズ26は、主走査対応方向にはパワーが無く、副走査対応方向に正パワーを有する。
【0086】
光源14から射出されたレーザービーム群LK、LC、LM、LYは、カップリングレンズ22によって集光され、トランケートされながらアパーチャ24の開口24Aを通過し、シリンダレンズ26によって主光線を副走査対応方向に平行にもしくは集束されてポリゴンミラー18の偏向面18Aへ入射する。ここで、アパーチャ24は、焦点深度の余裕を確保するためにビーム径を50μmに絞るような開口幅に設定した。
【0087】
この結果、偏向前光学系の副走査対応方向の結像倍率は4.2倍となっており、ポリゴンミラー18の偏向面18Aには、各レーザービーム群内のレーザービームの副走査対応方向ピッチが21μm、各レーザービーム群の副走査対応方向のピッチが0.693mmと拡大されて結像される。このため、後に走査光学系20において各レーザービーム群を分離し易くなっている。
【0088】
また、各レーザービーム群は、偏向面18Aに主光線を平行に若しくは集束されて入射される。このため、後述する走査光学系20における各レーザービーム群の交差位置までの距離を短くでき、分離手段までの距離を短くすることができるため光走査装置10を小型化できる。
【0089】
そして、ポリゴンミラー18は、6面の偏向面18Aを有し、毎分3万回転の速度で回転し、各感光体に走査線を毎秒254mmの速度で移動させる。
【0090】
また、走査光学系20は、レーザービーム群LK、LC、LM、LYが通過する第1走査光学系としての非球面レンズ28と、分離手段としての平面ミラー群30、及び各レーザービーム群毎に設けられた第2走査光学系としてのトロイダルレンズ32Y、32M、32C、32Kとで構成されている。非球面レンズ28、及び非球面レンズ32は共に正パワーを持つ。
【0091】
非球面レンズ28は、ポリゴンミラー18によって偏向されたレーザービーム群LY、LM、LC、LKの光路に設けられ、副走査対応方向の焦点距離が60mmとなっている。また、偏向面18Aからの距離も約60mmとなっている。これによって、各レーザービーム群は、非球面レンズ28の後側焦点位置で交差して平面ミラー群30へ入射する。また、各レーザービームは略平行光となる。
【0092】
ここで、非球面レンズ28は、プラスチック整形によって副走査対応方向の断面形状が非球面形状となるように形成されており、非球面レンズ28の光軸から離れた位置を通過するレーザービーム群LY、LKの収差を補正し、各レーザービーム群の副走査対応方向の結像倍率を略同一とする。また、非球面レンズ28は、主走査対応方向にはトロイダルレンズ32Y、32M、32C、32Kと協働してfθ特性を持つように構成されている。
【0093】
なお、非球面レンズ28をプラスチックレンズとしたので、環境変動による屈折率の変化はガラスレンズよりも大きいが、全てのレーザービームが同じレンズを通過し、全てのビームの変動する挙動が同一となるので、カラーレジの変化には影響が少ない。
【0094】
また、非球面レンズ28の副走査対応方向の断面形状を非球面形状としたが、これに限らず各レーザービーム群が通過する位置に最適化した波目形状であっても良く、各レーザービーム群の収差を補正できる非円弧状であれば良い。
【0095】
そして、平面ミラー群30は、各レーザービーム群毎に設けられた第1平面ミラー34Y、34M、34C、34K、及び第2平面ミラー36Y、36M、36C、36Kで構成されている。
【0096】
第1平面ミラー34Y、34M、34C、34Kは、非球面レンズ28によって各レーザービーム群の光軸を拡散されて平面ミラー群30へ入射された各レーザービーム群を負の方向へ反射する。また、第2平面ミラー36Y、36M、36C、36Kは、第1平面ミラー34Y、34M、34C、34Kによって反射された各レーザービーム群を各感光体へ向って反射する。
【0097】
第1平面ミラー34Y、34M、34C、34Kは、非球面レンズ28から300mm離れた位置に配置されており、この位置での各レーザービーム群の副走査対応方向の間隔は2.8mmとなっているので、充分に第1平面ミラー34Y、34M、34C、34Kを配置するスペースを確保できる。
【0098】
このように、各レーザービーム群を分離する機構を、安価である平面ミラーを複数組合せることによって構成したので、製造コストを低減できる。また、平面ミラー群30には、各レーザービーム群毎に2個ずつ平面ミラーが設けられ、各レーザービーム群を2回折り返している。このため、各レーザビーム群は副走査対応方向の順序及び下記だし順が反転されることなく各感光体へ入射する。
【0099】
トロイダルレンズ32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ第2平面ミラー36Y、36M、36C、36Kによって反射された各レーザービーム群を各感光体へ副走査方向に10.58μmの間隔で集束させる。これによって、各感光体には1インチあたり2400本の走査線により潜像が形成される。この際、トロイダルレンズ32Y、32M、32C、32Kは、偏向面18Aの面倒れによるビーム位置変動を補正し、ピッチムラによる画質劣化を防止する。なお、トロイダルレンズ32Y、32M、32C、32Kは、光源14から各感光体までの結像倍率が略同一になるように位置を調整され、焦点距離を設定されている。
【0100】
また、トロイダルレンズ32Y、32M、32C、32Kは、各被走査体との距離、及び傾きを公知の調整手段によって調整可能とされている。このため、各レーザービーム群毎に各被走査体上の走査線の姿勢、結像倍率、及びビームウエスト位置を調整できる。
【0101】
ここで、各感光体の副走査方向のスポット間隔は10.58μmで、光源14の各発光点群内の発光点の間隔は5μmなので、光源から各感光体までの結像倍率は、約2.1倍である。即ち、発光点が副走査対応方向の一方向に1次元配列とされ、解像度が2400dpiの場合に副走査方向の結像倍率が0.75倍となる従来の光走査装置と比して結像倍率を大きく設定することが可能となる。このため、同一のスポット径であればアパーチャ24によるトランケート量を小さくできるため、レーザー利用効率を向上させることができる。
【0102】
また、同一のトランケート量とした場合、副走査方向の結像倍率が高くなることに伴って、偏向前光学系16、走査光学系20のFナンバーが大きくなる。従って、各光学素子の有効幅を小さくでき、各光学素子の製造コストを低減できる。
【0103】
また、走査光学系上射出瞳が小さくなるので、分離位置での光束幅が小さくなる。従って、各レーザービーム群の間隔が広くなるので、各レーザービームを分離し易くなる。
【0104】
さらに、各発光点群内の発光点の間隔を最小間隔である25μmは維持したままで、副走査対応方向間隔を狭めることにより副走査対応方向の倍率設定に、より自由度を与えることができ、各光束群の分離距離とスポット径及びレーザー利用効率を最適化することが可能である。
【0105】
次に、光走査装置10の光量制御の機構について説明する。
【0106】
図4に示すように、カップリングレンズ22とアパーチャ24との間には振幅分割手段としてのハーフミラー38が設けられている。ハーフミラー38によって分割された一方のレーザービームは、光量検出手段40へ入射する。そして、光量検出手段40は、レーザービームの光量を検出してレーザービーム駆動制御回路42へ光量検出信号を送信する。レーザービーム駆動制御回路42は、光量検出信号に基づいて各発光点P毎に、又は各発光点群毎に光量を補正する。
【0107】
次に、光走査装置10の光量制御の方法について図5のフローチャートを参照して説明する。
【0108】
まず、光走査装置10を備えるカラーレーザープリンタの電源がオンになると本フローが開始され、ステップ100に進む。ステップ100では、カラーレーザープリンタのコントロールボード(図示省略)がジョブ信号を受信し、ステップ101に進む。ステップ101では、ジョブ開始前に各発光点P毎に1個ずつ所定の光量に設定される。
【0109】
そして、ステップ102では、各発光点群毎に各発光点群内の全ての発光点を同時に点灯させ、この時の各レーザービーム群の光量を記憶する。そして、ステップ103に進み、ジョブを開始させ、1ページ目の画像形成を行う。
【0110】
ステップ104では、各レーザービーム群が、各感光体の走査領域外を走査している間に、各発光点群毎に各発光点群内の全ての発光点を同時に点灯させ、各レーザービーム群の光量が最初に記憶された光量と同じになるように光量を補正する。
【0111】
ここで、通常、感光体の走査領域外を1回走査する間には、1個程度の発光点しか光量の補正をできず、各発光点は発光点数に応じた走査回数毎にしか光量を補正できない。即ち、本実施形態のように発光点が32個ある場合は、32走査毎にしか光量補正を行えないことになる。このため、本実施形態のように1走査において8ラインの走査線が形成される場合、32走査毎、即ち256ライン毎の濃度変動が生じてしまう。
【0112】
256ラインの走査線の幅は、解像度が2400dpiである場合、2.7mmに相当する。2.7mmとなると、濃度変動に対する人間の感度が高い領域となるので、許容できる濃度変動が小さくなり、より高精度な光量制御が必要となる。
【0113】
しかし、本実施形態では各発光点群毎に制御を行うので、発光点群数に応じた走査回数毎に光量の補正を行うことができる。即ち、4走査毎に光量の補正が行われる。4走査毎の濃度変動は、32ライン毎の濃度制御であり、解像度が2400dpiの場合、0.34mmピッチの濃度変動となる。このため、許容できる濃度変動が大きくなり、光量制御の要求精度も低くなる。
【0114】
また、全ての発光点を同時に点灯させずに各発光点群毎に同時に点灯させるようにしたので、発光点群相互の熱影響も少ない。
【0115】
そして、ステップ105に進む。ステップ105では、2ページ目のジョブ指令があるか否かが判定され、肯定されるとステップ106へ進み、否定されると、本フローが終了する。
【0116】
ステップ106では、ページ間で、各発光点毎の光量制御を行う。そして、ステップ104へ戻り、再び、画像形成中の光量補正が行われる。
【0117】
次に、光走査装置10の書き出し位置の制御機構について説明する。なお、ここでは、光源14の発光点数を4行×4列の計16個として説明する。
【0118】
図4に示すように、光束検出手段としてのBDセンサ44が、第2平面ミラー36Kと非球面レンズ32Kとの間に設けられている。BDセンサ44の位置は、発光点群PKから射出されポリゴンミラー18によって感光体12Kの走査領域外へ向けて偏向されたレーザービーム群LKが入射する位置とされている。BDセンサ44は、発光点群PKの第1発光点P(1、1)(図6参照)から射出されたレーザービーム群LKのレーザービームLK´を受光すると書き出し位置制御回路46へ検出信号を送信する。
【0119】
書き出し位置制御回路46には、遅延時間T1を記憶している第1記憶部48、遅延時間T2を記憶している第2記憶部50、及び遅延時間T3を記憶している第3記憶部52が含まれている。
【0120】
図6のタイミングチャートに示すように、遅延時間T1は、BDセンサ44から検出信号が送信されてから、書き出し位置の基準となる基準発光点群としての発光点群PKの第1発光点P(1、1)が点灯されるまでの時間である。
【0121】
また、遅延時間T2は、隣り合う発光点群間の遅延時間で、例えば、発光点群PKの第1発光点群P(1、1)が点灯されてから発光点群PKと隣り合う発光点群PCの発光点P(2、1)が点灯されるまでの遅延時間である。
【0122】
さらに、遅延時間T3は、各発光点群の隣り合う発光点間の遅延時間で、例えば、発光点P(1、1)が点灯されてから発光点P(1、2)が点灯されるまでの遅延時間であり、発光点P(4、3)が点灯されてから発光点P(4、4)が点灯されるまでの遅延時間である。
【0123】
このような遅延時間T1、T2、T3を図7に示すような簡単なAND回路によって次々に加算していくことによって全レーザービームの書き出し位置が制御される。即ち、各レーザービーム群毎の複数のBDセンサが不要で、発光点数分の遅延時間を記憶する必要がないので、書き出し制御回路44を簡単に構成でき、コストダウンとなる。
【0124】
次に、図6に示すタイミングチャートを参照して書き出し位置の制御方法について説明する。
【0125】
ジョブが開始されると、上述したように自動光量制御(APC)が行われる。次に、発光点P(1、1)が点灯され、レーザビームLK´(図4中、点線で図示)が射出される。
【0126】
このレーザービームLK´がBDセンサ44によって検出されると、遅延時間T1が経過した後に発光点P(1、1)が画像信号に応じて点灯される。そして、発光点群PK内の発光点P(1、2)、P(1、3)、P(1、4)は、遅延時間T1に遅延時間T3が次々と加算された時間が経過した後に、次々と点灯される。
【0127】
そして、発光点群PKと隣り合う発光点群PCの発光点P(2、1)は、遅延時間T1に遅延時間T2が加算された時間が経過した後に点灯され、発光点群PC内の発光点P(2、2)、P(2、3)、P(2、4)は、遅延時間(T1+T2)に遅延時間T3が次々と加算された時間が経過した後に、次々と点灯される。
【0128】
同様に、発光点群PMの発光点P(3、1)、及び発光点群PYの発光点P(4、1)は、それぞれ遅延時間(T1+T2+T2)、遅延時間(T1+T2+T2+T2)が経過した後に点灯される。
【0129】
また、発光点群PMの発光点P(3、2)、及び発光点群PYの発光点(4、2)は、それぞれ遅延時間(T1+T2+T2+T3)、遅延時間(T1+T2+T2+T2+T3)が経過した後に点灯される。
【0130】
これによって、各レーザービーム群の各感光体への書き出し位置が揃うので、各潜像がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーで可視化され、各感光体上のトナーが転写ベルト上に重ね合わされた時に色ずれのないカラー画像が得られる。
【0131】
なお、本実施形態において光源14は、発光点P(1、1)、発光点P(2、1)、発光点P(3、1)、及び発光点P(4、1)が副走査対応方向に同一直線上に配列されているので、遅延時間T2は0となり、より書き出し位置の制御が容易になる。
【0132】
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の記号を付し、説明は省略する。
【0133】
図8、図9に示すように、光走査装置60は、光源62の発光点Pの配列が第1実施形態とは異なる。光源62の副走査対応方向には、上から順に発光点群PC、発光点群PK、発光点群PM、及び発光点群PYが配列されている。発光点群PC、PM、PYはそれぞれ4個の発光点Pで構成され、発光点群PKは8個の発光点Pで構成されている。
【0134】
ここで、カラーレーザープリンタやカラーコピー機等では、カラープリントよりも黒単色のモノクロプリントの方が利用頻度が高い。このため、モノクロプリントのプリント速度をカラープリントよりも速くすることが要求され、通常、プロセス速度を上げることによって対応している。しかし、本発明のように複数の走査線を同時に走査する光走査装置がビーム間隔調整装置を持たない場合、走査線の間隔は、同時に走査した組の中では等しくなるが、各組の間では異なり、ピッチムラが生じてしまう。
【0135】
そこで、本実施形態では、黒色に対応する発光点群PKの発光点数を8個とし、発光点数が4個である他の発光点群の2倍とすることでプロセス速度を2倍まで増速させており、ポリゴンミラー18の回転速度は変化させていない。このため、ビーム間隔調整装置を備えなくてもピッチムラは発生しない。なお、プロセス速度を25%アップとする場合は、発光点数を5個とし、プロセス速度を50%アップとする場合は、発光点数を6個とする、というように本実施形態においては25%毎の速度アップに対応可能である。
【0136】
また、発光点群PKは、上から2段目、即ち、光源62の中央寄りに配置されている。このため、発光点群PKの最も外側の発光点Pから射出されたレーザービームが、カップリングレンズ22の光軸に可能な限り近づいてカップリングレンズ22を通過する。従って、カップリングレンズ22の軸外れ収差の影響を軽減できる。
【0137】
次に、第3実施形態について説明する。なお、第1、2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0138】
図10、図11に示すように、光走査装置70は、偏向前光学系72がカップリングレンズ22とシリンダレンズ74とで構成されている。シリンダレンズ74は、副走査対応方向に正パワーを持つ。
【0139】
光源14から射出されたレーザービーム群LK、LC、LM、LYは、第1実施形態、第2実施形態とは違って、カップリングレンズ22、及びシリンダレンズ74によって副走査対応方向に各レーザービーム群の光軸の間隔を拡散されて偏向面18Aへ入射される。
【0140】
そして、第1走査光学系としてのシリンダレンズ76は、副走査対応方向にはパワーを持たない。このため、各レーザービーム群の光軸の間隔を拡散されて偏向面18Aへ入射された各レーザービーム群は、拡散されたままシリンダレンズ76を通過し、平面ミラー群30に達し、それぞれ光路を分割される。
【0141】
また、偏向面18Aの回転偏向によって発生する走査線湾曲が微小で済むため,各感光体上での走査線湾曲によるカラーレジずれの影響を抑制できる。特に、第2実施形態のように偏向前光学系による各レーザービーム群の主光線を副走査対応方向に平行に偏向面18Aに入射させる場合、第1走査光学系が副走査対応方向にパワーを持たないため走査線湾曲が発生せず、各感光体の走査線湾曲の相互差によるカラーレジずれを回避できる。
【0142】
次に第4実施形態について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
【0143】
第1乃至第3実施形態では、偏向前光学系の第2群を主走査対応方向にパワーを持たないシリンダレンズで構成したが、図12に示すように、光走査装置80は、偏向前光学系の第2群が、主走査対応方向に正パワーを持つ正パワー光学系82となっている。この正パワー光学系82によって、各レーザービーム群の主光線を主走査対応方向に平行にもしくは集束させて各レーザービームを偏向面18Aに入射させることによって、各レーザービームの主走査対応方向への拡がりを抑制できる。これによって、偏向面18Aの主走査対応方向への拡がりを抑制でき、ポリゴンミラーを小型化できる。
【0144】
【発明の効果】
本発明は上記構成にしたので、単一の光源部から射出された複数のレーザービームを分離して複数の感光体を走査する光走査装置の高速度化、及び高解像度化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の光走査装置を示す斜視図である。
【図2】(A)第1実施形態の光走査装置の光源を示す平面図である。
(B)第1実施形態の感光体を示す平面図である。
【図3】 第1実施形態の光走査装置を示す概略図である
【図4】 第1実施形態の光走査装置を示す概略図である。
【図5】 第1実施形態の光走査装置の光量の制御方法を示すフローチャートである。
【図6】 第1実施形態の光走査装置の書き出し位置の制御方法を示すタイミングチャートである。
【図7】 第1実施形態の光走査装置の書き出し位置制御回路を示す回路図である。
【図8】 第2実施形態の光走査装置を示す斜視図である。
【図9】 第2実施形態の光走査装置を示す概略図である。
【図10】 第3実施形態の光走査装置を示す斜視図である。
【図11】 第3実施形態の光走査装置を示す概略図である。
【図12】 第4実施形態の光走査装置の変形例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 光走査装置
12 感光体(被走査体)
14 光源
16 偏向前光学系
18 ポリゴンミラー(偏向手段)
20 走査光学系
22 カップリングレンズ
28 非球面レンズ(第1走査光学系)
30 平面ミラー群(分離手段)
32 トロイダルレンズ(第2走査光学系)
34Y 第1平面ミラー(反射手段)
34M 第1平面ミラー(反射手段)
34C 第1平面ミラー(反射手段)
34K 第1平面ミラー(反射手段)
36Y 第2平面ミラー(反射手段)
36M 第2平面ミラー(反射手段)
36C 第2平面ミラー(反射手段)
36K 第2平面ミラー(反射手段)
40 光量検出手段
42 レーザービーム駆動制御回路(第1制御手段、第2制御手段)
44 BDセンサ(光束検出手段)
46 書き出し位置制御回路(書き出し制御手段)
48 第1記憶部(第1記憶手段)
50 第2記憶部(第2記憶手段)
52 第3記憶部(第3記憶手段)
60 光走査装置
62 光源
70 光走査装置
72 偏向前光学系
76 シリンダレンズ(第1走査光学系)
80 光走査装置
82 正パワー光学系(正パワーを持つ光学系)

Claims (23)

  1. 偏向走査方向に対応する主走査対応方向、及び前記偏向走査方向に直交する方向に対応する副走査対応方向へ2次元に配列された複数の発光点から前記副走査対応方向に複数列配列された光束群を射出する光源と、
    前記光源から射出された複数列の光束群が通過する偏向前光学系と、
    前記偏向前光学系を通過した複数列の光束群を前記主走査対応方向に偏向する偏向手段と、
    複数列の光束群を異なる方向に分離して各別に複数の被走査体に集束させる走査光学系と、
    を有し、
    前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束群の間隔を前記副走査対応方向に拡大して前記偏向手段に入射させることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光源は、前記主走査対応方向に対して傾斜して直線状に配列された複数の発光点からなる発光点群が、前記副走査対応方向に複数列配列されたことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光源は、各発光点群の両端の発光点の前記副走査対応方向の間隔Aが、隣合う発光点群で互いに前記副走査対応方向に最も近接した発光点の前記副走査対応方向の間隔Bよりも狭いことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記光源は、前記間隔A、及び前記間隔Bが、B/A>4の関係であることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記光源は、前記間隔A、前記間隔B、及び各発光点群の両端の発光点の前記主走査対応方向の間隔Cが、B<C<(A+B)×3の関係であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記光源は、各発光点群の発光点が同一直線上に所定のピッチで配列されていることを特徴とする請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記光源は、発光点の数が他の発光点群よりも多い発光点群が設けられたことを特徴とする請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記光源は、発光点の数が他の発光点群よりも多い発光点群が、前記副走査対応方向の中央部に設けられたことを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 記走査光学系は、前記偏向手段側に設けられた第1走査光学系と、前記被走査体側に設けられた第2走査光学系と、を有し、
    少なくとも前記第1走査光学系には、複数の光束群が通過することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の光走査装置。
  10. 前記第1走査光学系、及び前記第2走査光学系は、共に前記副走査対応方向に正パワーを持つことを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  11. 前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束群の光軸を前記副走査対応方向に平行にもしくは集束させて前記偏向手段に入射させ、
    前記第1走査光学系は、前記副走査対応方向の断面形状が非円弧状で各光束群の前記副走査対応方向の収差を補正することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の光走査装置。
  12. 前記走査光学系は、前記第1走査光学系と前記第2走査光学系との間に設けられ、複数の光束群を異なる方向に分離する分離手段を有し、
    前記第1走査光学系は、複数の光束群を前記第1走査光学系と前記第2走査光学系との間で交差させて前記分離手段へ入射させ、
    前記第2走査光学系は、各光束群毎に設けられ、前記分離手段によって分離された各光束群を各前記被走査体に集束させることを特徴とする請求項9〜請求項11の何れか1項に記載の光走査装置。
  13. 前記走査光学系は、前記第1走査光学系と前記第2走査光学系との間に設けられ、複数の光束群を異なる方向に分離する分離手段を有し、
    前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束の主光線を前記副走査対応方向に平行にもしくは拡散させて前記偏向手段に入射させ、
    前記第1走査光学系は、前記副走査対応方向にパワーが無く、
    前記第2走査光学系は、各光束群毎に設けられ、前記分離手段によって分離された各光束群を各前記被走査体に集束させることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  14. 前記各光束群を反射する少なくとも1つの反射手段を持ち、各光束群間の反射回数の差が0または隅数であることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の光走査装置。
  15. 前記分離手段は、各光束群を各被走査体へ直接入射させることを特徴とする請求項14に記載の光走査装置。
  16. 前記分離手段は、前記反射手段を備え、前記反射手段は、反射ミラーであることを特徴とする請求項12〜請求項15の何れか1項に記載の光走査装置。
  17. 前記第2走査光学系は、姿勢、及び前記被走査体との距離を調整可能とされていることを特徴とする請求項9〜請求項16の何れか1項に記載の光走査装置。
  18. 前記偏向前光学系は、複数の光束群を各光束の主光線を前記主走査対応方向に平行にもしくは集束させて前記偏向手段に入射させることを特徴とする請求項1〜請求項17の何れか1項に記載の光走査装置。
  19. 前記偏向前光学系は、前記光源によって射出された複数の光束群を集光させるカップリングレンズと、
    前記カップリングレンズによって集光された複数の光束群を各光束の主光線を前記主走査対応方向に平行にもしくは集束させて前記偏向手段に入射させる前記主走査対応方向に正パワーを持つ光学系と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項18の何れか1項に記載の光走査装置。
  20. 前記光源から複数の前記被走査体までの実効的結像倍率が各光束群で略同一であることを特徴とする請求項1〜請求項19の何れか1項に記載の光走査装置。
  21. 前記光源から射出される複数の光束の光量を検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段によって検出された光束の光量に基づいて各発光点毎に光量を制御する第1制御手段と、
    前記光量検出手段によって検出された光束の光量に基づいて各発光点群毎に光量を制御する第2制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項20の何れか1項に記載の光走査装置。
  22. 前記第1制御手段は、ジョブ開始前、及びページ間の少なくとも一方で各発光点毎に光量を補正し、
    前記第2制御手段は、画像形成時に前記被走査体の走査領域外を走査する際に各光束群毎に光量を補正することを特徴とする請求項21に記載の光走査装置。
  23. 書き出し位置の基準となる基準発光点群内の発光点から射出され、前記偏向手段によって前記被走査体の走査領域外へ偏向された光束を検出する光束検出手段と、
    前記光束検出手段から検出信号が送信されてから前記基準発光点群内の発光点が点灯されるまでの遅延時間T1を記憶する第1記憶手段と、
    隣合う一方の発光点群の発光点が点灯されてから他方の発光点群の発光点が点灯されるまでの遅延時間T2を記憶する第2記憶手段と、
    各発光点群内の隣合う一方の発光点が点灯されてから他方の発光点が点灯されるまでの遅延時間T3を記憶する第3記憶手段と、
    前記基準発光点群内の発光点を点灯させ、前記光束検出手段から検出信号を受信すると、前記第1記憶手段、前記第2記憶手段、及び前記第3記憶手段から前記遅延時間T1、前記遅延時間T2、及び前記遅延時間T3を読み出して加算して各発光点を点灯させる書き出し制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項22の何れか1項に記載の光走査装置。
JP2003208148A 2003-08-21 2003-08-21 光走査装置 Expired - Fee Related JP4496729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003208148A JP4496729B2 (ja) 2003-08-21 2003-08-21 光走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003208148A JP4496729B2 (ja) 2003-08-21 2003-08-21 光走査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005070067A JP2005070067A (ja) 2005-03-17
JP4496729B2 true JP4496729B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=34401534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003208148A Expired - Fee Related JP4496729B2 (ja) 2003-08-21 2003-08-21 光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4496729B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241686A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Canon Inc 走査光学装置及び画像形成装置
JP4695901B2 (ja) * 2005-03-15 2011-06-08 キヤノン株式会社 走査光学装置及びそれを用いたカラー画像形成装置
JP2006259574A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP4534829B2 (ja) * 2005-03-24 2010-09-01 富士ゼロックス株式会社 光量制御装置
JP4819392B2 (ja) * 2005-04-28 2011-11-24 キヤノン株式会社 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4753291B2 (ja) * 2005-08-10 2011-08-24 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP4645366B2 (ja) * 2005-08-26 2011-03-09 富士ゼロックス株式会社 光走査装置及び画像形成装置
JP5114833B2 (ja) * 2005-09-16 2013-01-09 富士ゼロックス株式会社 光走査装置
JP4736660B2 (ja) * 2005-09-16 2011-07-27 富士ゼロックス株式会社 光走査装置
JP4857757B2 (ja) * 2005-12-21 2012-01-18 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP4575307B2 (ja) * 2006-01-31 2010-11-04 京セラミタ株式会社 光走査装置及び画像形成装置
JP4929796B2 (ja) * 2006-04-04 2012-05-09 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びその調整方法
JP5163923B2 (ja) * 2006-04-25 2013-03-13 株式会社リコー 画像形成方法
JP5019790B2 (ja) 2006-06-02 2012-09-05 株式会社東芝 光走査装置、画像形成装置、光走査方法
JP2008026541A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Fuji Xerox Co Ltd 光ビーム走査装置
JP5261894B2 (ja) * 2006-07-24 2013-08-14 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP4938375B2 (ja) * 2006-07-24 2012-05-23 株式会社リコー 光走査装置・画像形成装置
JP4752658B2 (ja) * 2006-07-26 2011-08-17 富士ゼロックス株式会社 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP4752698B2 (ja) * 2006-09-21 2011-08-17 富士ゼロックス株式会社 光走査装置及び光線ピッチ調整方法。
JP4863840B2 (ja) * 2006-10-27 2012-01-25 株式会社リコー 画素形成装置、光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置
JP2008185959A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
US8233209B2 (en) 2007-01-31 2012-07-31 Ricoh Company, Limited Optical scanning device and image forming apparatus
JP4931060B2 (ja) * 2007-03-01 2012-05-16 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP2008209675A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP5050682B2 (ja) * 2007-06-20 2012-10-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 光走査装置
JP2009037035A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Canon Inc 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP5470877B2 (ja) * 2008-02-07 2014-04-16 株式会社リコー 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5315804B2 (ja) * 2008-06-12 2013-10-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP5487637B2 (ja) 2009-02-13 2014-05-07 富士ゼロックス株式会社 露光装置、画像形成装置、及び露光制御プログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142546A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Fuji Xerox Co Ltd 焦点調節方法及びそれに使用する光ビーム光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JPH10186252A (ja) * 1996-12-25 1998-07-14 Fuji Xerox Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JPH112767A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Ricoh Co Ltd 多色画像形成装置の光走査装置
JP2000162523A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Toshiba Corp 光学装置
JP2000347116A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Sharp Corp 画像形成装置
JP2001091873A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Toshiba Tec Corp 光走査装置
JP2001215423A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 光走査方法及び光走査装置
JP2004276532A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Hitachi Printing Solutions Ltd カラー画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142546A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Fuji Xerox Co Ltd 焦点調節方法及びそれに使用する光ビーム光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JPH10186252A (ja) * 1996-12-25 1998-07-14 Fuji Xerox Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JPH112767A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Ricoh Co Ltd 多色画像形成装置の光走査装置
JP2000162523A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Toshiba Corp 光学装置
JP2000347116A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Sharp Corp 画像形成装置
JP2001091873A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Toshiba Tec Corp 光走査装置
JP2001215423A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 光走査方法及び光走査装置
JP2004276532A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Hitachi Printing Solutions Ltd カラー画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005070067A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4496729B2 (ja) 光走査装置
JP3895416B2 (ja) マルチビーム光走査装置
JP5114833B2 (ja) 光走査装置
US7929007B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
EP1970748A1 (en) Optical scanning device and image forming apparatus using the same
US20090168132A1 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JP5566068B2 (ja) 光走査装置及びそれを備える画像形成装置
US6831763B2 (en) Scanning optical system
US6919978B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus using the same
KR100856154B1 (ko) 주사광학장치 및 그것을 이용한 화상형성장치
JP2003241123A (ja) 光走査装置及び画像形成装置及びカラー画像形成装置
US7253936B2 (en) Laser scanning unit
JP4736660B2 (ja) 光走査装置
JP2001133707A (ja) 走査光学装置
JP4548160B2 (ja) 光走査装置
JPH09281420A (ja) レーザビーム走査光学装置
JP2004163740A (ja) マルチビーム走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2006301482A (ja) 画像形成装置
JP2001194603A (ja) マルチビーム光走査装置
JP2005164997A (ja) 光走査装置およびそれに用いる同期検知方法
US7084896B2 (en) Multi-beam scanning device
JP2005156943A (ja) 光走査装置
JP4404667B2 (ja) 光走査装置
JP3308342B2 (ja) 半導体レーザアレイ光源装置
JP2006251403A (ja) 光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4496729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees