JP4931060B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光ビームにより被走査面を走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
従来から、カールソンプロセスを用いて画像を形成する画像形成装置として、例えば、回転する感光ドラムの表面を光ビームで走査することにより、感光ドラム表面に潜像を形成し、この潜像を可視化して得られたトナー像を、記録媒体としての用紙上に定着させて画像を形成する画像形成装置が知られている。近年、この種の画像形成装置は、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷によく用いられるようになり、画像の高密度化及び画像出力の高速化への要求が一層高まっている。
一般に、画像出力の高速化を図る方法としては、光ビームを偏向させる偏向器の回転数と感光ドラムの回転数を高くして、プリント速度を増加させることが考えられる。しかしながら、偏向器の回転数を高くすると、その駆動系からの騒音や振動が増加するとともに消費電力も増大し、装置の耐久性が低下してしまう。また、画像出力の高速化は、画像の高密度化に対しトレードオフの関係になっているため、偏向器の回転数を高くしていくと、それにともなって画質が低下するという不都合もある。
そこで、画像の高密度化及び画像出力の高速化を同時に両立する方法として、光源をマルチビーム化し、一度に複数本の光ビームにより感光ドラムを走査する画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、光ビームの光源として、複数の発光源を有する面発光型レーザアレイ(VCSEL: vertical cavity surface emitting laser)からの発散光を、一括して偏向器により偏向させることで、感光ドラム上を同時に複数本の光ビームで走査することが可能な装置である。
そして、最近では複数の光ビームを偏向させる偏向器の偏向面の幅が、複数の光ビームによる照射範囲より小さい、オーバーフィルド光学系を用いた光走査装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。オーバーフィルド光学系を用いると、偏向面の幅を小さくすることができるため、同一直径(回転軸を中心とし、偏向器が内接するする円の直径)である従来型の偏向器に比べて、偏向面をより多く設けることが可能となる。このため、偏向器の回転数を高くすることなく、走査速度の向上を図ることができる。
しかしながら、オーバーフィルド光学系を用いた光走査装置では、偏向面で反射した光ビームの光量分布が不均一となるという不都合がある。さらに、上述の面発光型レーザアレイなどでは、光ビーム発散角が小さいため、偏向面に入射する光ビームの光量分布が、端面発光型のレーザなどに比べてやや不均一である。このため、面発光型の光源とオーバーフィルド光学系の双方を組み合わせるには、光ビームの光量分布を均一にする技術が必要となる。
特開2003−270577号公報
本発明は、係る事情の下になされたもので、その第1の目的は、面発光型の光源をオーバーフィルド光学系に適用する際に、走査光の光量分布不均一性を改善し、高精度に被走査面を走査することが可能な光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高精度に画像を形成することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明は第1の観点からすると、主走査方向及び該主走査方向に直交する副走査方向に平行な面内に2次元配置された複数の発光源を有する面発光素子と、前記複数の発光源からそれぞれ射出される複数の光ビームを偏向して、前記複数の光ビームを前記主走査方向へ走査する偏向器と、前記偏向器に入射する複数の光ビームをカップリングするカップリングレンズとを備え、前記面発光素子と被走査面とが対になって対応しており、前記偏向器の偏向面は、前記主走査方向の寸法が、前記複数の光ビームの主走査方向の光束幅よりも小さい光走査装置において、前記複数の発光源は、前記副走査方向に関して最も離れた発光源間の距離が、前記主走査方向に関して最も離れた発光源間の距離よりも大きくなるように配置され、前記カップリングレンズによってカップリングされた前記複数の光ビームを前記偏向器の偏向面上で前記副走査方向に集光させる光学素子を更に含み、前記光学素子は、前記主走査方向にも正のパワーを有することを特徴とする光走査装置である。
これによれば、主走査方向の寸法が、複数の光ビームの主走査方向の光束幅よりも小さい偏向面(以下、オーバーフィルド光学系の偏向面と略述する)で偏向された複数の光ビームの光量分布が不均一となることを回避することができ、高精度に被走査面を走査することが可能となる。
また、本発明は第の観点からすると、画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、画像形成装置は本発明の光走査装置を備えている。したがって、光量が均一な光ビームによって形成された潜像に基づいて、最終的な画像が形成される。したがって、記録媒体上に高精度に画像を形成することが可能となる。
本発明は、第の観点からすると、多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;前記複数の感光体の被走査面にそれぞれ形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、画像形成装置は本発明の光走査装置を備えている。したがって、光量が均一な光ビームによって形成された潜像に基づいて、最終的な多色画像が形成される。したがって、記録媒体上に高精度に多色画像を形成することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7(B)に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係る画像形成装置200の概略構成が示されている。
画像形成装置200は、カールソンプロセスを用いて、トナー像を普通紙(用紙)上に転写することにより、画像を印刷するプリンタである。この画像形成装置200は、図1に示されるように、光走査装置100、感光ドラム201、帯電チャージャ202、トナーカートリッジ204、クリーニングケース205、給紙トレイ206、給紙コロ207、レジストローラ対208、転写チャージャ211、定着ローラ209、排紙ローラ212、排紙トレイ210、及びこれらを収容するハウジング215などを備えている。
前記ハウジング215は略直方体状で、+X側及び−X側の側壁に、内部空間と連通する開口が形成されている。
前記光走査装置100は、ハウジング215の内部上方に配置され、画像情報に基づいて変調した光ビームを主走査方向(図1におけるY軸方向)へ偏向することにより、感光ドラム201の表面を走査する。なお、光走査装置100の構成については後述する。
前記感光ドラム201は、その表面に、光ビームが照射されると、その部分が導電性となる性質をもつ感光層が形成された円柱状の部材であり、光走査装置100の下方にY軸方向を長手方向として配置され、不図示の回転機構により図1における時計回り(図1の矢印に示される方向)に回転されている。そして、その周囲には、図1における12時(上側)の位置に帯電チャージャ202が配置され、2時の位置にトナーカートリッジ204が配置され、6時の位置に転写チャージャ211が配置され、10時の位置にクリーニングケース205が配置されている。
前記帯電チャージャ202は、感光ドラム201の表面に対し所定のクリアランスを介して配置され、感光ドラム201の表面を所定の電圧で帯電させる。
前記トナーカートリッジ204は、トナーが充填されたカートリッジ本体と、感光ドラム201とは逆極性の電圧によって帯電された現像ローラなどを備え、カートリッジ本体に充填されたトナーを現像ローラを介して感光ドラム201の表面に供給する。
前記クリーニングケース205は、Y軸方向を長手方向とする長方形状のクリーニングブレードを備え、該クリーニングブレードの一端が感光ドラム201の表面に接するように配置されている。感光ドラム201の表面に吸着されたトナーは、感光ドラム201の回転に伴いクリーニングブレードにより剥離され、クリーニングケース205の内部に回収される。
前記転写チャージャ211は、感光ドラム201の表面に対し所定のクリアランスを介して配置され、帯電チャージャ202とは逆極性の電圧が印加されている。
前記給紙トレイ206は、ハウジング215の+X側の側壁に形成された開口から+X側端が突出した状態で配置され、外部から供給される用紙213を複数枚収容することが可能となっている。
前記給紙コロ207は、給紙トレイ206から用紙213を1枚ずつ取り出し、1対の回転ローラから構成されるレジストローラ対208を介して、感光ドラム201と転写チャージャ211によって形成される隙間に導出する。
前記定着ローラ209は、1対の回転ローラから構成され、用紙61を過熱するとともに加圧し、排紙ローラ212へ導出する。
前記排紙ローラ212は、1対の回転ローラなどから構成され、ハウジング215の−X側の側壁に形成された開口から−X側端が突出した状態で配置された排紙トレイ210に対し、定着ローラ209から送られる用紙213を順次スタックする。
次に、光走査装置100の構成について説明する。図2は光走査装置100の概略構成を示す図である。図2に示されるように、光走査装置100は、光源10と、光源10から−Y方向に順次配列された、カップリングレンズ11、アパーチャ部材12、線像形成レンズ13、及び反射ミラー14と、反射ミラー14の−X側に配置されたポリゴンミラー15と、反射ミラー14の+X側に順次配置された、第1走査レンズ16、及び第2走査レンズ17とを備えている。
前記光源10は、発光源として例えばVCSELが2次元配置された面発光型半導体レーザアレイであり、図3に示されるように、発光面(−X側の面)上に、40のVCSELが、Y軸と角度θをなす直線Lと平行な方向を行方向とし、Z軸と平行な方向を列方向とする8行5列のマトリクス状に配置されている。各VCSELは、ニアフィールドパターンの直径が4μmであり、波長が780nmの光ビームが、主走査方向及び副走査方向の発散角を7±1度としてそれぞれ射出される。また、本実施形態では、行間隔Dzは24.0μmで、列間隔Dyは23.9μmとなっており、各VCSELのZ軸方向(副走査方向)に関し隣り合うVCSELの間隔dzは4.8μm(=Dz/5)となっている。なお、以下の説明においては、図3に示されるように、m行目のn列目に位置するVCSELを便宜上VCSELmnと表現するものとする。
図4は、VCSELの断面構造を示す概略図であり、図5は、図4における活性層周辺の拡大図である。各VCSELは780nm帯のVCSELであり、図4及び図5を総合するとわかるように、n側電極20が形成されたn―GaAs基板21上に、Al0.12Ga0.88Asからなる量子井戸層24aとAl0.3Ga0.7Asとからなる障壁層24bを含む活性層24を含み、活性層24及びAl0.6Ga0.4Asからなるスペーサ層23,25からなる1波長光学厚さの共振器領域を、各層λ/4の光学厚さで40.5ペアのn−Al0.3Ga0.7As高屈折率層と、n−Al0.9Ga0.1Asの低屈折率層からなる下部反射鏡22と、24ペアのp−Al0.3Ga0.7As高屈折率層とp−Al0.9Ga0.1As低屈折率層からなる上部反射鏡27とではさんだ構成となっている。そして、AlxOy電流狭窄層26に囲まれたAlAs被選択酸化層30が共振器領域からλ/4離れた上部反射鏡27に設けられている。反射鏡22,27の各層間には抵抗値の低減のために組成が徐々に変わる不図示の組成傾斜層が含まれている。
ここで、前記光源10に設けられたVCSELの形成方法について説明する。まず、上記各層を有機金属気相成長法(MOCVD法)あるいは分子線結晶成長法(MBE法)を用いた結晶成長法によって作成する。
次に、ドライエッチング法により素子領域となる領域の周囲に、例えば深さ4.5μmの溝を形成することによりメサ形状を形成する。エッチング底面は少なくともAlAs被選択酸化層30を超えたところに設けるのが一般的である。
次に、エッチングによる溝形成工程により側面が露出したAlAs被選択酸化層30を、水蒸気中で熱処理し周辺を酸化させAlの絶縁物層に変え、素子駆動電流の経路を中心部の酸化されていないAlAs領域だけに制限する電流狭窄構造を形成する。
次に、各素子領域上の上部電極31が形成される領域及び光出射部32を除いて、例えば厚さ150nmのSiO保護層(不図示)を設け、さらにポリイミド29でエッチング部を埋め込んで平坦化する。
次に、各素子領域におけるpコンタクト層28と光出射部のある上部反射鏡上のポリイミドとSiO保護層(不図示)を除去し、pコンタクト層28上の光射出部32以外にP側個別電極31を形成し、n―GaAs基板21の下面にn側電極を形成する。
本実施形態の場合、ドライエッチング法により形成されたメサ部が各面発光レーザ素子となる。光源10の発光源の配置を形成する方法は、本発明の発光源の配置に沿ったフォトマスクを形成し、通常のフォトリソグラフ工程によりエッチング用マスクを形成し、エッチングすることで形成できる。アレイの各素子の電気的空間的分離のために素子と素子の間の溝は4〜5μm程度以上は設けることが好ましい。あまり狭いとエッチングの制御が難しくなるからである。また、メサ部は本実施形態のような円形の他に、楕円形や、正方形、又は長方形の矩形など任意の形状とすることができる。また、大きさ(直径など)は10μm程度以上設けることが好ましい。あまり小さいと素子動作時に熱がこもり特性が悪くなるからである。
なお、前述した780nm帯の面発光型のレーザは、別の材料でも作製できる。図6には別材料で作成した活性層周辺の拡大図が示されている。図6に示されるように活性層は、圧縮歪組成であってバンドギャップ波長が780nmとなる3層のGaInPAs量子井戸活性層24cと格子整合する4層の引っ張り歪みを有するGa0.6In0.4P障壁層24dとから構成し、電子を閉じ込めるためのクラッド層23,25(本実施形態ではスペーサ層)としてワイドバンドギャップである(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pを用いている。キャリア閉じ込めのクラッド層をAlGaAs系で形成した場合に比べて、クラッド層と量子井戸活性層とのバンドギャップ差を極めて大きく取ることができる。
次表1には、AlGaAs(スペーサ層)/AlGaAs(量子井戸活性層)系780nm,850nm面発光型半導体レーザ、さらに、AlGaInP(スペーサ層)/GaInPAs(量子井戸活性層)系780nm面発光型半導体レーザの典型的な材料組成でのスペーサ層と井戸層、及び障壁層と井戸層とのバンドギャップ差が示されている。なお、スペーサ層とは、通常構成の場合には活性層と反射鏡の間にあたる層のことであって、キャリアを閉じ込めるためのクラッド層としての機能を有している層を指している。
次表1に示されるように、AlGaInP(スペーサ層)/GaInPAs(量子井戸活性層)系780nm面発光型半導体レーザによれば、AlGaAs/AlGaAs系780nm面発光型半導体レーザはもとより、AlGaAs/AlGaAs系850nm面発光型半導体レーザよりもバンドギャップ差を大きく取れることがわかる。具体的にクラッド層と活性層とのバンドギャップ差は、クラッド層をAlGaAsで形成した場合の466meV(Al組成0.6の場合)に比べて、767meVであり極めて大きい。障壁層と活性層とのバンドギャップ差も同様に優位差があり、良好なキャリア閉じ込めとなる。
また、活性層が圧縮歪を有しているので、ヘビーホールとライトホールのバンド分離により利得の増加が大きくなった。これらにより高利得となるので、低閾値で高出力であった。なお、この効果は、GaAs基板とほぼ同じ格子定数を有するAlGaAs系で作製した波長が780nmや850nmの面発光型のレーザでは得られない。さらには、キャリア閉じ込め向上、歪量子井戸活性層による高利得化によって低閾値化することで、光取り出し側DBRの反射率低減が可能となり、さらに高出力化することができる。
また、活性層と障壁層は、Alを含んでいない材料から構成されており、Alフリー活性領域(量子井戸活性層、及びそれに隣接する層)としているので、酸素の取り込み量が低下することで非発光再結合センターの形成を抑えることができ、長寿命化を図ることができる。これにより、書込みユニットもしくは光源ユニットの再利用が可能となる。
図2に戻り、前記カップリングレンズ11は、焦点距離が47.7mmのレンズであり、光源10からの光ビームを略平行光に成形する。
前記アパーチャ部材12は、Y軸方向(主走査方向)の大きさが5.44mm、Z軸方向(副走査方向)の大きさが2.10mmの矩形状又は楕円形状の開口を有し、該開口中心がカップリングレンズ11の焦点位置またはその近傍に位置するように配置されている。
前記線像形成レンズ13は、焦点距離が107.0mmで、Z軸方向(副走査方向)に屈折力を有するシリンドリカルレンズであり、アパーチャ部材12を通過した光ビームを、前記反射ミラー14を介してポリゴンミラー15の反射面近傍で副走査方向に関して結像させる。
前記ポリゴンミラー15は、上面が半径7mmの円に内接する正12角形である正多角柱状の部材である。このポリゴンミラー15の12面の側面には、入射する光ビームを偏向する偏向面がそれぞれ形成され、不図示の回転機構により、Z軸に平行な軸回りに一定の角速度で回転されている。これにより、ポリゴンミラー15に入射した光ビームはY軸方向に走査される。
前記第1走査レンズ16、及び前記第2走査レンズ17は、それぞれ中心(光軸上)の肉厚が13.5mm、及び3.5mmの、例えば樹脂製の走査レンズである。
上述した光走査装置100では、光走査装置100全体としての副走査横倍率が2.18倍で、ポリゴンミラー15以降の光学系(走査光学系)の副走査横倍率が0.97倍となっている。また、走査光学系の主走査方向の焦点距離は237.8mm、副走査方向の焦点距離は71.4mmとなっており、感光ドラム201の書込み領域の幅は、図2示される点Oを中心として、主走査方向(Y軸方向)へ±105.0mmの範囲となっている。なお、点Oは、図2においてポリゴンミラー15の回転中心を通りX軸に平行な直線と感光ドラム201の被走査面が交わる点である。そして、感光ドラム201の表面上における光ビームのスポット径の狙いとしては主走査方向で52μm、副走査方向で55μmである。また、図2に示されるように、光源10及び各光学素子間の光学的距離d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7、d8、及び各素子の光軸方向の大きさD1、D2、D3、D4は、一例として次表2及び次表3に示される通りである。
次に、上述のように構成された画像形成装置200の動作について説明する。上位装置から画像情報を受信すると、画像情報に基づく変調データにより光走査装置100が駆動され、光源10からは、画像情報に基づいて変調された50本の光ビームが射出される。これらの光ビームは、カップリングレンズ11によってカップリングされた後に、アパーチャ部材12を通過することで、スポット径がそれぞれ調整される。そして、アパーチャ部材12を通過した各光ビームは、線像形成レンズ13により、反射ミラー14を介して、ポリゴンミラー15の偏向面に集光される。
図7(A)は、ポリゴンミラー15の偏向面に平行な面(以下、入射面と略述する)を仮定したときに、光源10に形成されたVCSELのうち、一行目の中央に位置するVCSEL13と、一行面の主走査方向両端に位置するVCSEL11、VCSEL15からそれぞれ射出され、この入射面に入射する光ビームの強度を示す図である。なお、図7(A)中の横軸は入射面における主走査方向の位置座標であり、縦軸は光ビームの強度である。そして、y2はポリゴンミラー15の偏向面の主走査方向中央の位置座標であり、y1,y3は偏向面の主走査方向両端の位置座標である。また、便宜上VCSEL11、VCSEL13、VCSEL15からの光ビームをそれぞれ光ビームLB11、LB13、LB15と表現するものとする。
強度が等しい光ビームLB11,LB13,LB15で、感光ドラム201の書き込み領域の中心点O近傍を走査する場合には、各光ビームLB11,LB13,LB15はZY面にほぼ平行な偏向面に偏向されるため、各光ビームLB11,LB13,LB15それぞれの入射面における強度分布は、図7(A)に示される曲線L1,L2,L3で示される。上記3つの光ビームLB11,LB13,LB15のうち、2つの光ビームLB11,LB15は、その一部しか偏向面に入射しないため、偏向面に反射された後の光量は、曲線L1又はL3と、位置y1又は位置y2を通りY軸に直交する直線と、Y軸とで規定される領域A1,A3(図7(A)中に着色して示される領域)の面積に比例した光量となる。一方、光ビームLB13は、その全部が偏向面に入射するため、偏向面に反射された後の光量は、曲線L2と、Y軸とで規定される領域A2の面積に比例した光量となる。つまり、偏向面で反射された光ビームLB11,LB13,LB15それぞれの光量比は、領域A1,A2,A3の面積比に等しく、偏向面中心に入射する光ビームほど大きくなり、偏向面の主走査方向両端のエッジ近傍に入射する光ビームほど小さくなってしまう。
したがって、本実施形態に係る光走査装置100では、感光ドラム201の書込み領域の中心点O近傍を走査するときには、2つの光ビームLB11,LB15の強度が光ビームLB13の強度よりも強くなるように、VCSEL11、VCSEL13、VCSEL15を駆動する。例えば、図7(B)に示されるように、2つの曲線L1,L3のピーク値が曲線L2のピーク値よりも大きくなるようして、領域A1及び領域A3と、領域A2との面積がほぼ等しくなるようにVCSEL11、VCSEL13、VCSEL15を駆動する。これにより、偏向面で反射された3つの光ビームLB11, LB13,LB15それぞれの光量が等しくなる。
また、光源10の1行目に配置されたVCSEL12、VCSEL14についても同様に、射出される光ビームの強度が、光ビームLB13の強度よりも強くなるよう制御して、偏向面で反射された光ビームそれぞれの光量を、偏向面で反射された光ビームLB13の光量と等しくなるようにするとともに、2行目から8行目までのVCSEL21〜VCSEL85についても1行目のVCSELと同様に、主走査方向中心に配置されたVCSELm3から射出される光ビームの強度よりも、主走査方向両端向かって配置されたVCSELから射出される光ビームの強度が大きくなるように、各VCSELを制御する。これにより、光源10の各VCSELから射出され、ポリゴンミラー15の偏向面で偏向された各光ビームの光量がそれぞれほぼ等しくなる。
上記のように、回転するポリゴンミラー15の偏向面で偏向された各光ビームは、第1走査レンズ16及び第2走査レンズ17によって光ビームのスポットの主走査方向の移動速度等が調整された状態で、感光ドラム201の表面に集光される。
一方、感光ドラム201の表面は、帯電チャージャ202によって所定の電圧で帯電されることにより、電荷が一定の電荷密度で分布している。そして、ポリゴンミラー15により偏向された光ビームにより、感光ドラム201が走査されると、光ビームが入射したところの感光層においてキャリア(電荷)が生成され、その部分では電荷移動がおこり電位が低下する。したがって、図1の矢印の方向に回転している感光ドラム201が、画像情報に基づいて変調された光ビームにより走査されることにより、表面に電荷の分布により規定される静電潜像が形成される。
感光ドラム201の表面に静電潜像が形成されると、トナーカートリッジ203の現像ローラにより、感光ドラム201の表面にトナーが供給される。このときトナーカートリッジ203の現像ローラは感光ドラム201と逆極性の電圧により帯電しているため、現像ローラに付着したトナーは感光ドラム201と同極性に帯電されている。したがって、感光ドラム201の表面のうち電荷が分布している部分にはトナーが付着せず、走査された部分にのみトナーが付着することにより、感光ドラム201の表面に静電潜像が可視化されたトナー像が形成される。そして、このトナー像は転写チャージャにより用紙213に付着された後、定着ローラ209により定着されることで、用紙213上に画像として形成される。このようにして画像が形成された用紙213は、排紙ローラ212により排紙され、順次排紙トレイ210にスタックされる。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置100では、偏向面に偏向された各光ビームの光量がほぼ均一になるため、感光ドラム201の書込み領域の走査は、光量が等しい複数の光ビームにより行われる。したがって、書込み領域全域をむらなく、走査することが可能となる。
また、一例として図3に示されるように、光源10に形成された40のVCSELは、副走査方向(Z軸方向)に関して最も離れたVCSEL間の距離(=148.0μm)が、主走査方向(Y軸方向)に関して最も離れたVCSEL間の距離(=95.6μm)よりも大きくなるように、ZY平面に平行な面上に2次元的に配置されている。したがって、ポリゴンミラー15の偏向面に偏向された複数の光ビームの光量分布が不均一となることを回避することができ、高精度に被走査面を走査することが可能となる
なお、上記実施形態に係る光走査装置100では、感光ドラム201の書込み領域中央部(中心点O近傍)よりも、−Y側の書込み領域を走査する場合には、例えば図8(A)に示されるように、偏向面における光ビームの入射位置が+Y方向に移動する。このため、偏向面に入射しない光ビームの光量は、+Y側にある光ビームの光量ほど多くなる。この場合には、光ビームL2よりも、偏向面の+Y側のエッジ近傍に入射する光ビームの強度を、一例として図9(A)に示される光ビームL3のように大きくして、領域A3と領域A2の面積とがほぼ等しくなるように光源10のVCSELを駆動してもよい。これにより、書込み領域中央部から−Y側の書込み領域を、光量が均一な光ビームで走査することが可能となる。
また、書込み領域中央部(中心点O近傍)よりも、+Y側の書込み領域を走査する場合には、例えば図8(B)に示されるように、偏向面における光ビームの入射位置が−Y方向に移動する。このため、偏向面に入射しない光ビームの光量は、−Y側にある光ビームの光量ほど多くなる。この場合には、光ビームL2よりも、偏向面の−Y側のエッジ近傍に入射する光ビームの強度を、一例として図9(B)に示される光ビームL1のように大きくして、領域A1と領域A2の面積とがほぼ等しくなるように光源10のVCSELを駆動してもよい。これにより、書込み領域中央部から−Y側の書込み領域を、光量が均一な光ビームで走査することが可能となる。
また、線像形成レンズ13として、主走査方向に屈折力を有するアナモルフィックレンズを用いて、ポリゴンミラー15の偏向面上で各光ビームのスポットが重なるようにしてもよい。一例として図3に示される光学系の線像形成レンズ13として、例えば、副走査方向の焦点距離が107.0mmで、主走査方向の焦点距離が54mmのアナモルフィックレンズを用いると、図10に示されるように、光源10からの光ビームはポリゴンミラー15に形成された偏向面内のある一点近傍に集光される。この場合には、各光ビームの強度分布を示す曲線は、一例として図11に示されるようにほぼ重なるため、光源10から、強度が均一な複数の光ビームを射出することで、感光ドラム201の書込み領域を、光量が均一な光ビームで走査することが可能となる。
また、本実施形態では、アパーチャ部材12が、Y軸方向(主走査方向)の大きさが5.44mm、Z軸方向(副走査方向)の大きさが2.10mmの矩形状又は楕円形状の開口を有している場合について説明したが、これに限らず、アパーチャ部材12をカップリングレンズ11の焦点位置からわずかに軸方向にずれた位置に配置するとともに、開口の形状を例えば図12に示されるように、主走査方向中央から両端に向かって、副走査方向の大きさが大きくなるような形状としてもよい。これにより、ポリゴンミラー15の主走査方向両端のエッジ近傍に入射する光ビームの光量を、偏向面の主走査方向中央に入射する光ビームの光量よりも大きくすることができ、結果的に、偏向面に反射された光ビームの光量を均一にすることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置200は、光走査装置100を備えているため、光量が均一な光ビームによって感光ドラム201上に形成された潜像に基づいて、最終的な画像が形成される。したがって、紙面上に高精度に画像を形成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、光走査装置100が単色の画像形成装置200に用いられる場合について説明したが、画像形成装置はカラー画像に対応し、複数の感光体ドラムを備えるタンデムカラー機であっても良い。
以下、カラー画像に対応し、複数の感光体ドラムを備える多色画像形成装置300について図13〜図15を用いて説明する。図13に示される多色画像形成装置300は、ブラック(K)用の感光体ドラムK1、帯電器K2、現像器K4、クリーニング手段K5、及び転写用帯電手段K6と、シアン(C)用の感光体ドラムC1、帯電器C2、現像器C4、クリーニング手段C5、及び転写用帯電手段C6と、マゼンダ(M)用の感光体ドラムM1、帯電器M2、現像器M4、クリーニング手段M5、及び転写用帯電手段M6と、イエロー(Y)用の感光体ドラムY1、帯電器Y2、現像器Y4、クリーニング手段Y5、及び転写用帯電手段Y6と、光走査装置900と、転写ベルト901と、定着手段902などを備えている。
各感光体ドラムは、図13中の矢印の方向に回転し、回転順にそれぞれ帯電器、現像器、転写用帯電手段、クリーニング手段が配置されている。各帯電器は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。この帯電器によって帯電された感光体ドラム表面に光走査装置900によりビームが照射され、感光体ドラムに静電潜像が形成されるようになっている。そして、対応する現像器により感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写用帯電手段により、記録紙に各色のトナー像が転写され、最終的に定着手段902により記録紙に画像が定着される。
次に、前記光走査装置900について図14及び図15を用いて説明する。
この光走査装置900は、4個の光源ユニット10K,10C,10M,10Yと、上述した光走査装置100と同様にカップリングレンズ11及びアパーチャ部材12などを含んで構成され、各光源ユニット10K,10C,10M,10Yからの光ビームをポリゴンミラー230へ導く不図示の光学系と、ポリゴンミラー230と、4個の第1走査レンズ218a,218b,218c,218dと、8個の折り返しミラー224a,224b,224c,224d,227a,227b,227c,227dと、4個の第2走査レンズ220a,220b,220c,220dなどを備えている。なお、図14及び図15では、それぞれ便宜上、光走査装置900の一部のみが図示されている。
4個の光源ユニット10K,10C,10M,10Yは、いずれも前記光源10を含んで構成される光源ユニットである。
光源ユニット10Kは、ブラック画像情報に応じて変調されたレーザビーム(以下、ブラックビームともいう)を出射する。光源ユニット10Cは、シアン画像情報に応じて変調されたレーザビーム(以下、シアンビームともいう)を出射する。光源ユニット10Mは、マゼンダ画像情報に応じて変調されたレーザビーム(以下、マゼンダビームともいう)を出射する。光源ユニット10Yは、イエロー画像情報に応じて変調されたレーザビーム(以下、イエロービームともいう)を出射する。
第1走査レンズ218a、折り返しミラー224a、第2走査レンズ220a、及び折り返しミラー227aは、それぞれブラックビームに対応している。
第1走査レンズ218b、折り返しミラー224b、第2走査レンズ220b、及び折り返しミラー227bは、それぞれシアンビームに対応している。
第1走査レンズ218c、折り返しミラー224c、第2走査レンズ220c、及び折り返しミラー227cは、それぞれマゼンダビームに対応している。
第1走査レンズ218d、折り返しミラー224d、第2走査レンズ220d、及び折り返しミラー227dは、それぞれイエロービームに対応している。
各光源ユニットから出射されたレーザビームは、ポリゴンミラー230の偏向面にて線状となるように副走査方向に収束され、ポリゴンミラー230における偏向点と、対応する感光体ドラムの表面における集光点とが副走査方向に共役となる。
ポリゴンミラー230は、2段構造の6面ミラーで構成されている。1段目の6面ミラーでは光源ユニット10Kからのブラックビーム及び光源ユニット10Yからのイエロービームがそれぞれ偏向され、2段目の6面ミラーでは光源ユニット10Mからのシアンビーム及び光源ユニット10Cからのマゼンダビームがそれぞれ偏向される。すなわち、単一のポリゴンミラー230で全てのレーザビームが偏向される。
第1走査レンズ218a及び第1走査レンズ218bは、ポリゴンミラー230の一側(ここでは、+X側)に配置され、第1走査レンズ218c及び第1走査レンズ218dは、ポリゴンミラー230の他側(ここでは、−X側)に配置されている。また、第1走査レンズ218aと第1走査レンズ218b、及び第1走査レンズ218cと第1走査レンズ218dは、それぞれ副走査方向に対応する方向(ここでは、Z軸方向)に積層されている。
第1走査レンズ218aからのブラックビームは、折り返しミラー224a、第2走査レンズ220a、及び折返しミラー227aを介して、感光体ドラムK1上にスポット状に結像する。
第1走査レンズ218bからのシアンビームは、折り返しミラー224b、第2走査レンズ220b、及び折返しミラー227bを介して、感光体ドラムC1上にスポット状に結像する。
第1走査レンズ218cからのマゼンダビームは、折り返しミラー224c、第2走査レンズ220c、及び折返しミラー227cを介して、感光体ドラムM1上にスポット状に結像する。
第1走査レンズ218dからのイエロービームは、折り返しミラー224d、第2走査レンズ220d、及び折返しミラー227dを介して、感光体ドラムY1上にスポット状に結像する。
なお、各折り返しミラーは、ポリゴンミラー230から各感光体ドラムに至る各光路長が互いに一致するとともに、各感光体ドラムにおけるレーザビームの入射位置及び入射角がいずれも互いに等しくなるように、それぞれ配置されている。
上記のように構成された多色画像形成装置300では、光量が均一に調整された光ビームによって、各感光ドラムK1,C1,M1,Y1に線像が形成される。したがって、記録媒体に精度よく高精細な多色画像を形成することが可能となる。
なお、上記各実施形態では、本発明の光走査装置がプリンタに用いられる場合について説明したが、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機にも好適である。
本実施形態に係る画像形成装置200の概略構成を示す図である。 光走査装置100の概略構成を示す図である。 光源10を示す図である。 光源10に形成されたVCSELの断面図である。 VCSELの活性層24の拡大図(その1)である。 VCSELの活性層24の拡大図(その2)である。 図7(A)及び図7(B)は、偏向面に入射する光ビームの光量を均一化する方法について説明するための図(その1、その2)である。 図8(A)及び図8(B)は、偏向面における光ビームの入射位置を説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、偏向面に入射する光ビームの光量を均一化する方法について説明するための図(その3、その4)である。 主走査方向に屈折力を有する線像形成レンズを用いたときの効果を説明するための図(その1)である。 主走査方向に屈折力を有する線像形成レンズを用いたときの効果を説明するための図(その2)である。 アパーチャ12の変形例を示す図である。 多色画像形成装置300の概略構成を示す図である。 光走査装置900の概略構成を示す斜視図である。 光走査装置900の概略構成を示す側面図である。
符号の説明
10…光源、11…カップリングレンズ、12…アパーチャ部材、13…線像形成レンズ、14…反射ミラー、15…ポリゴンミラー、16…第1走査レンズ、17…第2走査レンズ、20…P側電極、21…n―GaAs基板、22…下部反射鏡、23,25…スペーサ層、下部反射鏡24…活性層、26…AlxOy電流狭窄層、27…上部反射鏡、28…pコンタクト層、29…ポリイミド、30…AlAs被選択酸化層、31…上部電極、32…光射出部、100…光走査装置、200…画像形成装置、201…感光ドラム、202…帯電チャージャ、204…トナーカートリッジ、205…クリーニングケース、206…給紙トレイ、207…給紙コロ、208…レジストローラ対、209…定着ローラ、210…排紙トレイ、211…転写チャージャ、212…排紙ローラ、213…用紙、215…ハウジング、300…多色画像形成装置、900…光走査装置。

Claims (4)

  1. 主走査方向及び該主走査方向に直交する副走査方向に平行な面内に2次元配置された複数の発光源を有する面発光素子と、前記複数の発光源からそれぞれ射出される複数の光ビームを偏向して、前記複数の光ビームを前記主走査方向へ走査する偏向器と、前記偏向器に入射する複数の光ビームをカップリングするカップリングレンズとを備え、前記面発光素子と被走査面とが対になって対応しており、前記偏向器の偏向面は、前記主走査方向の寸法が、前記複数の光ビームの主走査方向の光束幅よりも小さい光走査装置において、
    前記複数の発光源は、前記副走査方向に関して最も離れた発光源間の距離が、前記主走査方向に関して最も離れた発光源間の距離よりも大きくなるように配置され、
    前記カップリングレンズによってカップリングされた前記複数の光ビームを前記偏向器の偏向面上で前記副走査方向に集光させる光学素子を更に含み、前記光学素子は、前記主走査方向にも正のパワーを有することを特徴とする光走査装置。
  2. 記光学素子は、前記カップリングレンズの焦点位置よりも、前記偏向器に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1又は2に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;
    前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
  4. 多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1又は2に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;
    前記複数の感光体の被走査面それぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
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