JP4496111B2 - ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体と、像担持体の長手方向に平行に延びて像担持体と当接するように配置されるクリーニングブレードとを備えたユニット、このユニットを備えた画像形成装置関するものである。
従来から、回転体の長手方向に平行に延びて回転体と当接するようにまたは所定の間隔をもつように配置されるブレード部材として、回転体としての感光体の表面に残留した転写工程後の転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレードが知られている(例えば、特許文献1、2)。
近年、電子写真方式の画像形成装置の画像品質に対する要求が強くなっている。画像品質を向上させる為には、トナーの小粒径化、球形化が有力な手段であり、重合法等により形成された球形に近いトナー(以下、「球形トナー」という。)を用いることとが主流となりつつある。この球形トナーは、従来の粉砕トナー(異形トナー)に比べて転写効率が高いなどの特徴があり、近年の高画質化の要求に応えることが可能であることが知られている。しかし、球形トナーは、感光体へのファンデルワールス力の増大を引き起こし、感光体との固着力が大きくなる。このため、従来の粉砕トナーをクリーニングするためのクリーニングブレードの感光体への当接圧では、感光体上の転写残トナーを掻き取ることができなかった。そこで、クリーニングブレードの感光体への当接圧を上げることで、感光体上の転写残トナーを掻き取ることができる。しかし、当接圧が高すぎるとクリーニングブレードと感光体との摩擦力が増大し、クリーニングブレードの先端がめくれたり、振動したりして感光体との間に僅かな隙間が生じる。重合トナーは小粒径であるため、この僅かな隙間でも重合トナーがクリーニングブレードをすり抜けてしまうおそれがある。よって、めくれなどが起こらず、転写トナーを良好に掻き取ることができるようにするためには、クリーニングブレードを精度よく感光体に当接させて、所定の当接圧が得られるようにする必要がある。
従来、クリーニングブレードは、クリーニングブレードで掻き取ったトナーを回収する回収部などを備えたクリーニングケースに取り付けられる。そして、このクリーニングケースを、感光体が支持されるカバー(枠体)に取り付けることで、クリーニングブレードを感光体に対して位置決めしていた(例えば、特許文献3)。このように、クリーニングケースをカバーに取り付けることでクリーニングブレードを感光体に対して位置決めする場合、クリーニングブレードとクリーニングケースとの組付け誤差と、クリーニングケースの枠体への組付け誤差とにより、クリーニングブレードを感光体に対して精度良く当接することが困難であった。
特開2004−117696号公報 特開2004−177935号公報 特開2002−328583号公報
本出願人は、感光体に対してクリーニングブレードの当接精度を高めるために、感光体が支持されている枠体に直接クリーニングブレードを取り付けるユニットを開発した。図14は、このユニットの要部斜視図である。図14に示すように、感光体2を支持する枠体たるフレーム500は、フレーム内に感光体2を位置決めする位置決め孔503を側板500aに備え、この位置決め孔503に軸受504を嵌合する。この軸受504に感光体の回転軸2aを挿入することで感光体2がフレーム500に支持されている。また、フレーム500には、図中手前側から奥側に延び、クリーニングブレード11が当接するブレード密着面501が設けられている。この密着面501には、クリーニングブレード11を位置決めするブレード位置決め部たるボス部502が設けられている。クリーニングブレード11は、このフレーム500の当接面501と当接して取り付けられることで、感光体2との当接角が所定の角度に保たれる。また、クリーニングブレード11が感光体2を支持するフレーム500に設けられたボス部502に位置決めされる。このように、感光体を支持する枠体に直接クリーニングブレードを取り付けて位置決めすることで、従来のクリーニングケースを介して間接的にクリーニングブレードを枠体に取り付けて位置決めするものに比べて、以下の点で優れている。すなわち、クリーニングケースとクリーニングブレードとの組付け誤差がなくなり、従来に比べて、感光体2に対してクリーニングブレード11の当接精度を高めることができる。
ところが、感光体をフレーム内に位置決めする位置決め部たる位置決め孔503は、図中A方向に移動する金型で製作されるが、上記ボス部502は、図中B方向に移動する金型によって製造される。このため、図中A方向に移動する金型と図中B方向に移動する金型との組付け誤差により、位置決め孔503とボス部502との位置関係に製造誤差が生じてしまう。その結果、クリーニングブレード11の感光体2に対する位置精度が悪くなり、クリーニングブレード11を感光体2に対して精度良く当接させることができない場合があるという問題があった。
上記問題は、感光体とクリーニングブレードとに限定されるものではない。例えば、回転体としての現像ローラと所定のギャップをもって配置する必要があるブレード部材としてのドクターブレードにも同様な問題が生じるおそれがある。また、回転体としての定着ローラに対して所定のギャップをもって配置する必要があるブレード部材としての分離板などにも同様な問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、クリーニングブレード像担持体に対する位置精度を高めることができるユニットおよび画像形成装置提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、像担持体の長手方向に平行に延びて該像担持体と当接する弾性部材と該弾性部材を保持する保持板とからなるクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、上記像担持体及び上記クリーニング装置を取り付ける枠体とを備えたユニットにおいて、上記枠体は、上記長手方向に対して直交する面を備え、金型内に溶融した樹脂を射出することで形成される側板を有し、該側板には、上記像担持体の回転軸を支持する軸受が嵌合することで、上記像担持体を上記枠体に位置決する位置決め孔と、上記長手方向に平行に延びる面から突出し、上記保持板に設けられた位置決め孔部が挿入されて上記クリーニングブレードを上記枠体に位置決めするボス部とを有し、上記位置決め孔と上記ボス部とは、上記位置決め孔と上記ボス部とは、上記金型内で上記側板を成形した後に上記長手方向に移動させる同一の金型で形成されるものであり、上記ボス部を形成する面のうち、上記保持板の位置決め孔部の内周面と当接して、上記クリーニングブレードが重方向に移動しないように支持する支持面を、上記金型移動方向と平行な平面としたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のユニットにおいて、上記保持板の一方の面を上記枠体の長手方向に延びる面に密着させたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のユニットにおいて、上記弾性部材は、該保持板の上記枠体の長手方向に延びる面と密着する面側に固着されていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかのユニットにおいて、上記像担持体がベルト状であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、表面にトナー像を担持して表面移動する像担持体と少なくとも転写工程後の該像担持体表面に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレードとを有し装置本体に対して着脱可能なユニットを備えた画像形成装置において、上記ユニットが、請求項1乃至4いずれかのユニットであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記トナー像を形成するトナーが重合トナーであることを特徴とするものである。
請求項1乃至の発明によれば、枠体の像担持体を位置決めする位置決め孔と、クリーニングブレードを位置決めするボス部とを同一の金型で形成している。これにより、上記位置決め孔と上記ボス部とをそれぞれ別の金型で形成した場合のように、金型の組付け誤差が生じることがない。その結果、ボス部位置決め孔との位置精度を高めることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、本プリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット1Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。以下の説明では、各プロセスユニット1Y,C,M,Kの構成はすべて同じであるため、色分け用の符号Y,C,M,Kについては省略する。
図2に示すように、プロセスユニット1は、ドラム状の感光体2、ドラムクリーニング装置3、帯電装置4、現像装置5、潤滑剤塗布装置6、等を図示しない枠体に収めている。このプロセスユニット1は、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4は、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2の表面を一様帯電せしめる。同図においては、図示しない電源によって帯電バイアスが印加されながら、図中反時計回りに回転駆動される帯電ローラ4aを感光体2と非接触にして、感光体2を一様帯電せしめる非接触帯電ローラ方式の帯電装置4を示している。帯電装置4としては、上記以外に、スコロトロン方式、コロトロン方式、接触ローラ方式等を用いることができる。しかし、スコロトロン方式は、放電の際にオゾンが発生するため、環境等の観点からあまり好ましくない。コロトロン方式や、接触、非接触ローラ方式は、オゾン発生は少ないが、よりオゾンの発生を抑えることができる接触、非接触帯電ローラ方式が好ましい。接触式と非接触式帯電ローラ方式とを比べると、非接触方式の方が感光体2と接触しない分、転写残トナーなどの付着が抑制され、帯電ローラ4aの汚れに対して接触式よりも優れている。
接触方式、非接触方式帯電ローラ4aに印加する帯電バイアスは、直流に対して交流を重畳する方式や、直流のみを印加する方式がある。接触方式の帯電ローラ4aにおける直流に対して交流を重畳する帯電バイアスは、交流を定電流制御にすることで環境変化によって帯電ローラ4aの抵抗値が変化しても帯電ローラ4aの表面電位がその影響を受けないメリットがある。しかし、電源装置のコストが高くなり、また交流高周波の音が問題としてある。一方、非接触方式の帯電ローラ4aにおいて、直流に対して交流を重畳する帯電バイアスでは、感光体2と帯電ローラ4aとのギャップ変動の影響により、感光体表面を均一に帯電することができず、画像にムラが出てしまう。このため、ギャップ変動に対応した帯電バイアス補正手段が必要となってくる。
一方、直流のみを印加する方式では、非接触・接触方式ともに環境変化によって帯電ローラ4aの抵抗値が変化すると、その影響をまともに受けて帯電ローラ4aの表面電位が変動してまう。このため、環境変化に対応した帯電バイアス補正手段が必要となってくる。
帯電バイアスを補正する手段としては、帯電ローラ4aの近傍に温度検知手段と印加電圧切り替え手段とを設け、この温度検知手段の検知結果に基づき切り替え手段で印加電圧を切り替えることで、帯電バイアスを補正する。また、感光体2上の地汚れを定期的に検知して、その検知結果に基づき印加電圧を切り替えて帯電バイアスを補正するようにしても良い。
これらの方法によって、帯電ローラ4aの表面を約−500〜−700[V]に帯電させる。
帯電ローラ4aの駆動は、感光体2ととも回りさせる方式や、感光体2を駆動させる駆動源からギヤなどを介して駆動力をもうらう方式などがある。低速機の場合は、感光体2ととも回りさせる方式が一般的である。高速・高画質を要求される装置では、後者の方式が一般的である。
また、同図においては、帯電ローラ4aの表面をクリーニングする帯電ローラクリーナ4bを設けている。これにより、帯電ローラ4aに付着した汚れにより、感光体2が狙いの電位に帯電されなくなるのを抑制することができる。その結果、帯電不良による異常画像を抑制することができる。帯電ローラクリーナ4bは、一般的にメラニンで構成されており、帯電ローラ4aと連れ回りする構成としている。
現像手段たる現像装置5は、第1搬送スクリュウ5aが配設された第1剤収容部5eを有している。また、透磁率センサからなるトナー濃度センサ(以下、Tセンサという)5d、第2搬送スクリュウ5b、現像ロール5g、ドクターブレード5dなどが配設された第2剤収容部5fも有している。これら2つの剤収容部内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のトナーとからなる図示しない現像剤が内包されている。第1搬送スクリュウ5aは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、第1剤収容部5e内の現像剤を図中手前側から奥側へと搬送する。そして、第1剤収容部5eと第2剤収容部5fとの間の仕切壁に設けられた図示しない連通口を経て、第2剤収容部5f内に進入する。第2剤収容部5f内の第2搬送スクリュウ5bは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、現像剤を図中奥側から手前側へと搬送する。搬送途中の現像剤は、第2剤収容部5の底部に固定されたTセンサ5cによってそのトナー濃度が検知される。このようにして現像剤を搬送する第2搬送スクリュウ5bの図中上方には、図中反時計回りに回転駆動せしめられる非磁性パイプ5h内にマグネットローラ5iを内包する現像ロール5gが平行配設されている。第2搬送スクリュウ5bによって搬送される現像剤は、マグネットローラ5iの発する磁力によって非磁性パイプ5h表面に汲み上げられる。そして、非磁性パイプ5hと所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード5dによってその層厚が規制された後、感光体2と対向する現像領域まで搬送され、感光体2上の静電潜像にトナーを付着させる。この付着により、感光体2上にYトナー像が形成される。現像によってトナーを消費した現像剤は、現像ロール5gの非磁性パイプ5hの回転に伴って第2搬送スクリュウ5b上に戻される。そして、図中手前端まで搬送されると、図示しない連通口を経て第1剤収容部5e内に戻る。
Tセンサ5cによる現像剤の透磁率の検知結果は、電圧信号として図示しない制御部に送られる。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度と相関を示すため、Tセンサ5cはトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。上記制御部はRAMを備えており、この中にTセンサ5cからの出力電圧の目標値であるVtrefのデータを格納している。現像装置5については、Tセンサ5cからの出力電圧の値とVtrefを比較し、図示しないトナー供給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。この駆動により、現像に伴ってトナーを消費してトナー濃度を低下させた現像剤に対して第1剤収容部5eで適量のトナーが供給される。このため、第2剤収容部5e内の現像剤のトナー濃度が所定の範囲内に維持される。
クリーニング装置3は、転写されずに感光体2の表面に残留した転写残トナーを感光体2の表面から除去するものである。このクリーニング装置3は、カウンター方向に感光体表面に当接するブレード部材たるクリーニングブレード11を設けている。クリーニングブレード11は、ウレタンゴムなどからなる弾性部材11aとこの弾性板11aを保持する保持板11bとからなっている。また、クリーニング装置3は、クリーニングブレード11によって除去された感光体2表面上の転写残トナーを回収する回収部13を備えている。回収部13には、回収部に回収されたトナーを図示しない廃トナーボトルへ搬送する搬送オーガ14を備えている。保持板11bは、軸方向の略中間位置において、ネジ15によって回収部13を固定している。
感光体2表面上の転写残トナーは、クリーニングブレード11に除去される。クリーニングブレード11の先端に溜まった転写残トナーは、回収部13に落下する。そして、搬送オーガ14により廃トナーとして図示しない廃トナーボトルへ搬送され、ここに蓄えられる。このようにして廃トナーボトルに蓄えられた廃トナーは、サービスマンなどにより回収される。なお、回収部13に回収された転写残トナーを、リサイクルトナーとして現像装置5などに搬送し、再度現像に使用するようにしてもよい。
潤滑剤塗布手段たる潤滑剤塗布装置6は、感光体の表面に潤滑剤を塗布して感光体2表面の摩擦係数を低くするものである。感光体の表面への潤滑剤の塗布は、潤滑剤を固形状に成型して固形潤滑剤6aとし、固形潤滑剤6aを加圧バネ6bで回転するファーブラシ6cに押圧して、ファーブラシ6cを介して感光体2に塗布している。潤滑剤としては、ZnSt(ステアリン酸亜鉛)が最も一般的に用いられる。また、ファーブラシ6cのブラシは、絶縁PET、導電PET、アクリル繊維などが用いられる。感光体表面に塗布された潤滑剤は、潤滑剤塗布ブレード6dによって均一な厚さになって感光体表面に定着する。感光体2表面に潤滑剤を塗布することで、感光体2のフィルミングを防止することができる。
先の図1に示すように、プロセスユニット1Y,C,M,Kの図中下方には、光書込ユニット20が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット20は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、各プロセスユニット1Y,C,M,Kにおける各感光体に照射する。これにより、感光体2Y,C,M,K上にY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザ光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体2Y,C,M,Kに照射するものである。
光書込ユニット20の図中下側には、第1給紙カセット31、第2給紙カセット32が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット内には、それぞれ、記録体たる転写紙Pが複数枚重ねられた転写紙束の状態で収容されており、一番上の転写紙Pには、第1給紙ローラ31a、第2給紙ローラ32aがそれぞれ当接している。第1給紙ローラ31aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第1給紙カセット31内の一番上の転写紙Pが、カセットの図中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。また、第2給紙ローラ32aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第2給紙カセット32内の一番上の転写紙Pが、給紙路33に向けて排出される。給紙路33内には、複数の搬送ローラ対34が配設されており、給紙路33に送り込まれた転写紙Pは、これら搬送ローラ対34のローラ間に挟み込まれながら、給紙路33内を図中下側から上側に向けて搬送される。
給紙路33の末端には、レジストローラ対35が配設されている。レジストローラ対35は、転写紙Pを搬送ローラ対34から送られてくる転写紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y,C,M,Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト41を張架しながら図中反時計回りに無端移動せしめる転写ユニット40が配設されている。転写手段たる転写ユニット40は、中間転写ベルト40の他、ベルトクリーニング装置42、第1ブラケット43、第2ブラケット44などを備えている。また、4つの1次転写ローラ45Y,C,M,K、2次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、補助ローラ48、テンションローラ49なども備えている。中間転写ベルト41は、これら8つのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。4つの1次転写ローラ45Y,C,M,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト41を感光体2Y,C,M,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY,C,M,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、そのおもて面に感光体2Y,C,M,K上のY,C,M,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
2次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された2次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで2次転写ニップを形成している。先に説明したレジストローラ対35は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト41上の4色トナー像は、2次転写バイアスが印加される2次転写ローラ50と2次転写バックアップローラ46との間に形成される2次転写電界や、ニップ圧の影響により、2次転写ニップ内で転写紙Pに一括2次転写される。そして、転写紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニング装置42によってクリーニングされる。
2次転写ニップの図中上方には、加圧ローラ61や定着ベルトユニット62などを備える定着装置60が配設されている。この定着装置60の定着ベルトユニット62は、定着ベルト64を、加熱ローラ63、テンションローラ65、駆動ローラ66によって張架しながら、図中反時計回りに無端移動せしめる。加熱ローラ63は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包しており、定着ベルト64を裏面側から加熱する。このようにして加熱される定着ベルト64の加熱ローラ63の掛け回し箇所には、図中時計回りに回転駆動される加圧ローラ61がおもて面側から当接している。これにより、加圧ローラ61と定着ベルト64とが当接する定着ニップが形成されている。
2次転写ニップを通過した転写紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着装置60内に送られる。そして、定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト64によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が定着せしめられる。
このようにして定着処理が施された転写紙Pは、排紙ローラ対67のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部68が形成されており、排紙ローラ対67によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部68に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Y,C,M,Kトナーを収容する4つのトナーカートリッジ100Y,C,M,Kが配設されている。トナーカートリッジ100Y,C,M,K内のY,C,M,Kトナーは、それぞれプロセスユニット1Y,C,M,Kの現像装置に適宜供給される。これらトナーカートリッジ100Y,C,M,Kは、プロセスユニット1Y,C,M,Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
以上の構成の本プリンタにおいては、4つのプロセスユニット1Y,C,M,K、光書込ユニット20、転写ユニット40などの組合せにより、記録体たる転写紙Pにトナー像を形成するトナー像形成手段が構成されている。
図3は、プロセスユニット1の枠体210を示す図である。図4は、プロセスユニット1を第1側板220側から見た図である。図3に示すように、このプロセスユニット1の枠体210は、図示手前側の第1側板220から図中奥側に延びる帯電装置位置決め板211を備えている。また、この枠体210には、潤滑剤塗布装置6を構成する固形潤滑剤6aを収納する潤滑剤収納部270が備えられている。さらに、第1側板220には、感光体2の位置決めを行う回転体位置決め部たる第1位置決め孔222が設けられている。この位置決め孔222には、図4に示すように軸受244が嵌合しており、この軸受244に感光体2の回転軸2aが支持されている。また、図3に示すように、枠体210の図中奥側には、感光体2を組付けるときに、感光体2を仮置きするための仮置き部232が備えられている。また、第1側板220の図中左側には、現像装置5を装着するためのガイド溝223、現像装置5を枠体210に取り付けるための取り付け孔225、226が備えられている。上記ガイド溝223には、図4に示すように現像装装置5の現像ローラから延びるシャフト242が挿入され、このシャフト511は、図中点線で示す面板240のシャフト挿入部242に挿入される。また、上記取り付け孔225、226には、現像装置5から延びる取り付け突起521、522がそれぞれ挿入される。また、面板240の穴部241は、軸受244と嵌合する。そして、この面板240は、面板240に設けられてネジ穴243にネジをネジ込んで第1側板220に固定される。
また、図3に示すように、この枠体210の第1側板220の図中右側には、クリーニングブレードの保持板11bと密着する第1ブレード密着面221が備えられている。そして、この第1ブレード密着面221には、クリーニングブレード11を位置決めするためのブレード位置決め部たる略矩形状の第1ボス部227が備えられている。なお、クリーニングブレード11の枠体210への固定およびボス部227については後述する。
図5は、図3に示した枠体210の図中奥側に取り付けられる第2側板250を示す図である。図6は、プロセスユニット1を第2側板250側から見た図である。図5に示すように、第2側板250の図中右側には、クリーニングブレードの保持板11bと密着する第2ブレード密着面251が設けられている。この第2ブレード密着面251には、クリーニングブレード11を位置決めするためブレード位置決め部たるの略矩形状の第2ボス部257が設けられている。そして、クリーニングブレード11の保持板11bは、図6に示すように、第2ブレード密着面251にネジ282によってネジ止めされている。
また、図5に示すように、第2側板250には、感光体2の位置決めを行う第2位置決め孔252が設けられている。この第2位置決め孔252には、図6に示すように、軸受256が嵌合されており、この軸受256に感光体2の回転軸2aが支持されている。また、図5に示すように、第2側板250には、シャフト支持孔253が設けられており、図6に示すように、現像装置の現像ローラから延びるシャフト511を支持している。また、図5に示すように、第2側板250には、ブラシローラガイド溝255が設けられている。このブラシローラガイド溝255に、潤滑剤塗布装置6のブラシローラ6cの回転軸60cがガイドされている。
また、図6に示すように感光体2の回転軸2aには、カップリング141が設けられており、プロセスユニット1が装置本体に取り付けられた状態のとき、図示しない駆動手段に係合する。
次に、プロセスユニット1の組み立てについて説明する。図7は、感光体2とクリーニング装置3との組付けを説明する図である。まず、感光体2の一方の回転軸2aを第1側板220の軸受244に挿入し、軸受244と仮置き部232とで感光体2を枠体210内に仮置きする。次に、第2側板250の軸受254に感光体2の他方の回転軸2aを挿入する。これにより、感光体2が枠体210に位置決めされる。次に、クリーニングブレード11の保持板11bに設けられた、第1位置決め孔部282aを第1ボス部227に挿入し、保持板11bの第2位置決め孔部282bを第2ボス部257に挿入してクリーニングブレード11を位置決めする。クリーニングブレード11が位置決めされたら、先の図6に示すように、保持板12を当接面251、221にネジ止めする。クリーニングブレード11を枠体210に取り付けた後、潤滑剤塗布装置6を構成する固形潤滑剤6a、ブラシローラ6cを枠体210に取り付け、帯電装置4を枠体210の位置決め板211に取り付ける。また、現像装置5のシャフト511をシャフト支持孔253とガイド溝223にそれぞれ挿入し、面板250によって現像装置5を枠体210に取り付ける。
このように、本実施形態においては、感光体2が支持されている枠体210に直接クリーニングブレード11を取り付けるので、クリーニングブレード11の感光体への位置決めを精度良く行うことができる。
図8は、感光体2とクリーニングブレード11との当接状態を示した図である。ここでは、第1ブレード密着面221について説明するが、第2ブレード密着面251も同様である。図8に示すように、クリーニングブレード11の感光体2への当接状態は、感光体2と平行に軸方向に延びる第1ブレード密着面221と、第1ブレード密着面221に設けた第1ボス部227のクリーニングブレード11が重力方向に移動しないように支持する支持面たる第1基準面227aが大きく関係している。すなわち、感光体2の取り付け基準位置(感光体位置決め孔222の中心M)に対するブレード密着面221の傾斜角によって、クリーニングブレード11の感光体2との当接角が決まる。また、ボス部227の第1基準面227aが感光体2に対するクリーニングブレード11の上下方向の位置が決まる。このクリーニングブレード11の感光体との当接角や上下方向の位置決めによって、クリーニングブレード11の感光体2への食い込み量や当接圧が決まってくる。
また、本実施形態においては、高画質化のため、小粒径で、球形に近い重合トナーを用いている。小粒径で球形に近い重合トナーは、感光体2へのファンデルワールス力の増大を引き起こし、感光体2との固着力が大きくなる。その結果、クリーニングブレード11の先端のわずかなめくれや振動でも重合トナーの掻き取りができなくなるおそれがある。このため、感光体2との当接圧や食い込み量、当接角などの感光体2との当接条件が適正範囲となるように、クリーニングブレード11を精度よく感光体2に当接させる必要がある。具体的には、クリーニングブレードの感光体への食い込み量を±25[μm]以下に抑える必要がある。そして、上記感光体2とクリーニングブレード11との当接条件は、クリーニングブレード11の枠体210への取り付け位置と、感光体2の枠体210への取り付け位置との関係により大きく変わってくる。
具体的に説明すると、ボス部227の第1基準面227aが製造誤差などにより図中点線227a’で示すように、実線で示す基準位置227aから上側に位置してしまうと、食い込み量や当接圧が増加してしまう。その結果、振動やめくりが発生しやすくなり、クリーニング不良を生じてしまう。また、ボス部227の第1基準面227aが製造誤差などにより図中一点削線227a"で示すように、実線で示す基準位置から下側に位置してしまうと、食い込み量や当接圧が減少してしまう。その結果、クリーニングブレード11が重合トナーを感光体2から除去できなくなり、クリーニング不良を招くおそれがある。
このような感光体2とボス部227の第1基準面227aとを正確にするためには、少なくともボス部227の第1基準面227aは、感光体2を位置決めするための位置決め孔222と同じ金型でつくることが好ましい。位置決め孔222と第1基準面227aとを同一の金型で作れば、位置決め孔222と第1基準面227aとの誤差は、金型の製造誤差のみとなる。このため、位置決め孔222と第1基準面227aとを別の金型で形成したときのように、金型の組付け誤差が生じることがない。よって、位置決め孔227aと第1基準面227aとを別の金型で形成したときよりも位置決め孔222と第1基準面227aとを精度良く製造することができる。
枠体は、樹脂で出来ており、金型に溶融した樹脂を射出したりして成形している。図9は、第1成形金型で形成される枠体の部分(図中斜線部)と、第2成形金型で形成される枠体の部分とを模式的に示した図である。図9に示すように、第1成形金型では、主に枠体の第1側板220を形成している。具体的には、感光体位置決め孔222と第1ブレード密着面221の一部、そして第1ボス部227とを形成している。第2成形金型は、主に枠体210の軸方に延びる部分を形成している。第1成形金型は、上記感光体位置決め孔222を形成する関係で、枠体部分の成形後は、図中手前側に移動することで、枠体210から取り外される。一方、第2成形金型は、枠体部分成形後、図中左側に移動することで枠体210から取り外される。
図10は、第1ボス部227の成形状態を示す断面図である。図10(a)は、本実施形態の矩形状の第1ボス部の成形状態を示す図であり、図10(b)は、従来の円形状のボス部の成形状態を示す図である。図中151は、第1成形金型を示し、図中152は、第2成形金型を示している。
図10(b)に示すように、ボス部を円形状とした場合、第1成形金型が抜けるようにボス部を形成しようとすると、第1成形金型でボス部の半分を形成し、第2成形金型でボス部のもう半分を形成する必要がある。すなわち、第1成形金型151で点Eの高さよりも第1金型抜き方向下流側に高さの高い点Fがあるため、第1成形金型で点Eまで成形すると、第1成形金型151がD方向に抜けなくなってしまうからである。このように、第1成形金型151と第2成形金型152とで円形状の第1ボス部227を形成する場合、第2成形金型152の組付け誤差により、第2成形金型152が図中点線で示すように上側へずれてしまう場合がある。その結果、クリーニングブレード11は、図中F’で位置決めされてしまい、感光体に対してクリーニングブレードを精度良く位置決めすることができない。
一方、本実施形態においては、図10(a)に示すように、第1ボス部227を矩形状とし、第1基準面227aをフラットな形状としている。これにより、第1基準面227aの金型抜き方向下流側の高さが抜き方向上流側と同等となるため、第1成形金型151を図中D方向に抜くことができる。
第1ボス部227の第1基準面227aは、第1基準面の高さが第1側板へ向かうにつれて除々に減少する面か、フラットな面であれば、どのような形状でもよい。図11(a)の参考例に示すような半円形状や、図11(b)に示すような、軸方向に長い直方形状でも良い。また、(c)に示すような鉤状や、(d)に示すようなコの字状であっても良い。このように、第1基準面227aの高さが第1側板へ向かうにつれて除々に減少する面か、フラットな面であれば、第1成形金型のみで第1基準面227aを成形することができる。その結果、第1基準面227aと感光体位置決め孔222とを第1成形金型で作ることができ、クリーニングブレード11を感光体2に対して精度良く位置決めすることができる。
また、第1基準面227aは、図11(b)〜(d)に示すようにフラットな部分を有するのが好ましい。図11(a)の半円形状の場合、第1基準面は、図中点Xとなり、この点Xを精度よく作ることが困難である。すなわち、点Xのみがクリーニングブレードの位置基準となるので、この点Xの位置を感光体の位置決め孔に対して精度良く位置出しすることが難しい。このため、位置決め孔222と第1基準面227aとの関係を精度が良くなるよう金型を作ることが難しい。一方、図11(b)〜(d)のように、第1基準面227aをフラットな面とすることで、金型製作時に感光体位置決め孔222と第1基準面227aとを精度よく位置出しすることができる。よって、位置決め孔222と第1基準面227aとの位置関係精度の良い金型を作ることが可能となる。
また、ボス部の第1側板側の面227bが、クリーニングブレード11の感光体に対する軸方向の位置決め部たる第2基準面となる。このため、この第2基準面227bも感光体2の位置決めを行う感光体位置決め孔222を形成する第1成形金型151で形成すれば、クリーニングブレード11の軸方向の位置決めを精度良く行うことができる。また、このボス部の第2基準面227bが、図10や、図11(c)、(d)に示すように図中下側に真直ぐ延びるように形成すれば、金型製作時に感光体位置決め孔222と第2基準面227bとを精度よく位置出しすることができる。
また、第1基準面を十分長く取ることができれば、第1ボス部のみでクリーニングブレード11を位置決めするようにすることもできる。
なお、上記においては、第1ボス部227の成形について説明したが、第2ボス部257についても同様である。
また、先の図8に示すように、クリーニングブレードの弾性板11aは、保持板11bの第1ブレード密着面221と密着する面と同一の面に固定されていることが好ましい。保持板11bの第1ブレード密着面221と密着する面と同一の面に弾性板11aを固定させることで、保持板11bの厚さ変動を無視することができる。よって、クリーニングブレード11を精度良く感光体2へ当接させることができる。
次に、本実施形態の画像形成装置に好適に用いることができるトナーについて説明背する。本実施形態に用いられるトナーは、小粒径で円形度の高い重合トナーを用いている。より具体的には、次の(a)〜(d)の条件を何れも具備するトナーが好ましい。
(a)平均円形度が0.90〜0.99である。
(b)形状係数SF−1が120〜180である。
(c)形状係数SF−2が120〜190である。
(d)粒度分布(体積平均粒径Dv/個数平均粒径Dn)が1.05〜1.30である。
かかるトナーを使用させるようにユーザーに指定する方法としては、例えば、上記(a)〜(d)の条件を全て具備するトナーを、プリンタとともに梱包して出荷することが挙げられる。また例えば、かかるトナーの製品番号や商品名などを、プリンタ本体やこの取扱説明書などに明記することによって行ってもよい。また例えば、ユーザーに対して書面や電子データ等をもって上記製品番号や商品名などを通知することによって行ってもよい。また例えば、かかるトナーを収容しているトナー収容手段である上記トナーボトル(BY,BM,BC,BK)をプリンタ本体にセットした状態で出荷することによって行うこともできる。本プリンタでは、これら全ての方法を採用しているが、少なくとも何れか1つの方法を採用すれば足りる。
上記(a)の条件を具備するトナーを指定したのは次に説明する理由による。即ち、平均円形度が0.90未満であるトナー、即ち、球形としてよりも不定形としての形状にあるトナーでは、転写性が急激に悪化するとともに、静電転写時における転写チリを急激に起こし易くなるからである。また、0.90未満であると、適正な濃度の再現性のある高精細な画像を形成するのが困難になるからでもある。更には、平均円形度が0.99を越えると、ブレードクリーニングを採用している装置では、感光体や中間転写ベルトなどの被クリーニング体のクリーニング不良が発生し、画像上の汚れを引き起こし易くなるからでもある。画像面積率の比較的低い画像を出力する場合には、転写残トナーが少なく、クリーニング不良が問題となることは少ない。しかし、カラー写真画像など画像面積率の高い画像を出力する場合や、給紙不良等で未転写の状態の画像が感光体上に残ってしまった場合などに、特にクリーニング不良が発生し易くなる。なお、より好ましい平均円形度の範囲は0.93〜0.97であり、円形度が0.94未満になるトナー粒子を10%以下に留めると更に好適である。
トナーの平均円形度については、次のようにして測定することができる。即ち、まず、被検トナーのトナー粒子を含む懸濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラで光学的にその粒子画像を撮影する。そして、個々の粒子画像について、投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値を求めたものの平均値を算出する。この平均値が平均円形度である。かかる平均円形度を測定するには、例えばフロー式粒子像分析装置FPIA−2100(東亜医用電子株式会社製)などを用いるとよい。この装置を用いる場合には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150[ml]中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフォン酸塩を0.1〜0.5ml加え、更に被検トナーを0.1〜0.5[g]程度加える。そして、この懸濁液を超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、分散液濃度を3000〜1[万個/μl]に調整したものを、上記装置にかけてトナーの形状及び分布を測定する。
上記(b)や(c)の条件を具備するトナーを指定したのは以下に説明する理由による。即ち、形状係数SF−1や形状係数SF−2は、トナーの形状を表すパラメータの一つであり、粉体工学の分野では馴染みのパラメータである。ここで言う形状係数SF−1とは、トナー粒子等の球形物質における丸さの度合いを示す値である。図12に示すように、球形物質を2次元平面上に投影して得られる楕円状図形における最大径箇所の長さMXLNGの二乗を面積AREAで除算し、更に100π/4を乗じた値である。つまり、次式によって表すことができる。なお、形状係数SF−1の値が100の球形物質は真球であり、SF−1の値が大きくなるほど、球形物質の形状は不定形となる。
(式1)
形状係数SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4)
また、形状係数SF−2は、球形物質の表面における凹凸の度合いを示す数値である。図13に示すように、球形物質を2次元平面上に投影して得られる図形の周長PERIの二乗を面積AREAで除算し、更に100/4πを乗じて求められる値である。つまり、形状係数SF−2は、次式によって表すことができる。なお、形状係数SF−2の値が100である球形物質は、その表面に凹凸が全く存在しない。形状係数SF−2の値が大きくなるほど、球形物質の表面の凹凸は顕著となる。
(式2)
形状係数SF−2={(PERI)/AREA}×(100/4π)
トナーの形状が真球に近づく(SF−1、SF−2ともに100に近づく)ほど、転写効率が高くなることが本発明者の検討により明らかになっている。これは、真球に近づくほど、トナー粒子とこれに接触するモノ(トナー粒子同士、像担持体など)との間の接触面積が小さくなって、トナー流動性が高まったり、モノに対する吸着力(鏡映力)が弱まって転写電界の影響を受け易くなったりするためと考えられる。本発明者の研究によれば、形状係数SF−1で180、形状係数SF−2で190をそれぞれ超えると、転写効率を急激に悪化させ始めることが明らかになった。
但し、トナーの形状が真球に近づくほど、メカ的なクリーニング(ブレードクリーニング等)に対して不利に働く。これは、トナー流動性が高まったり、クリーニング部材と被クリーニング体との僅かな間隙をトナーが容易に通過したりするためと考えられる。本発明者らの研究によれば、形状係数SF−1、形状係数SF−2ともに、120を下回ると、クリーニング性が急激に悪化し始めることが明らかになった。
なお、形状係数SF−1や形状係数SF−2については、次のようにして求めることが可能である。即ち、日立製作所製FE−SEM(S−800)を用い、トナー粒子を無作為に100個選んで順次その画像を撮影し、その画像情報をニレコ社製画像解析装置(LUSEX3)に導入してMXLING、AREA、PERIを求める。そして、上述した式によって得た形状係数の100個あたりの平均値として算出するのである。
上記(d)の条件を具備するトナーを指定したのは以下に説明する理由による。即ち、粒度分布(体積平均粒径Dv/個数平均粒径Dn)とは、トナーの粒度分布を表すパラメータの一つである。体積平均粒径Dv/個数平均粒径Dnが1.05〜1.30、好ましくは1.10〜1.25である乾式トナーでは、トナーの粒度分布が狭くなるため、様々なメリットが発生する。
例えば、体積平均粒径Dvが4〜8[μm]であり、且つ、体積平均粒径Dv/個数平均粒径Dnが1.05〜1.30である粉体トナーでは、次のようなメリットがある。即ち、その中から、静電潜像のパターンに適した粒径のトナー粒子が他のトナーに優先して現像に寄与するといった現象が進みやすいため、様々なパターンの画像を安定して形成することができる。また、感光体等の像担持体に残留したトナーを回収してリサイクル使用する構成を装置に採用している場合、転写されにくい小サイズのトナー粒子が量的に多くリサイクルされる。このようなリサイクルにおいて粒度分布の比較的大きいものを用いると、新たなトナー補給から次のトナー補給に至るまでの粒度変動が大きくなり、現像性能に悪影響を及ぼしてしまう。また、体積平均粒子径Dvが上述の範囲よりも小さいトナーでは、二成分現像剤として用いた場合に現像装置における長期の攪拌においてキャリアの表面にトナーが融着し、キャリアの帯電能力を低下させる。また、一成分現像剤として用いた場合には現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化する為のブレード等の部材へのトナーの融着を発生させ易くなる。逆に、体積平均粒子系Dvが上述の範囲よりも大きいと、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなると共に、現像剤中のトナーの収支が行われた場合にトナーの粒子径の変動が大きくなることが多くなる。
なお、トナーの粒度分布については、コールターカウンター法による測定装置、例えば、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)によって測定することができる。具体的には、まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。電解水溶液としては1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)を用いることができる。得られた溶液に更に測定試料を2〜20mg加える。そして、その溶液を超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上述した測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの体積平均粒径Dv、個数平均粒径Dnを求めることができる。なお、チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上40.30μm未満のトナー粒子を対象とする。
なお、本実施形態においては、プロセスユニット内の感光体に対するクリーニングブレードとの位置決めについて説明したが、これに限られない。例えば、定着ユニット内の定着ローラに対する分離板の位置決めにも適用可能である。この場合、定着ユニットの定着ローラを位置決めする位置決め部と、定着ユニットの分離板を位置決めする位置決め部とを同じ金型で製造する。これにより、定着ユニットに対する分離板の位置決め精度を高めることができる。また、現像ユニット内の現像ローラに対するドクターブレードの位置決めにも適用可能である。この場合は、現像ユニットの現像ローラを位置決めする位置決め部と現像ユニットのドクターブレードの位置決め部とを同じ金型で製造する。これにより、現像ローラに対してドクターブレードの位置決めを精度良く行うことができる。
また、本実施形態においては、感光体の表面の残留トナーをクリーニングするクリーニングブレードに適用した例について説明したが、中間転写ベルト41上の2次転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレードに適用することも可能である。
(1)
以上、本実施形態のユニットによれば、枠体の回転体を位置決めする回転体位置決め部たる位置決め孔、ブレード部材を位置決めするブレード位置決め部とを同一の金型で形成している。これにより、上記回転体位置決め部と上記ブレード位置決め部とをそれぞれ別の金型で形成した場合のように、金型の組付け誤差が生じることがない。その結果、ブレード位置決め部と回転体位置決め部との位置精度を高めることができる。
(2)
また、本実施形態のユニットによれば、上記ブレード位置決め部は、枠体の長手方向に延びる面から突出する突出部(ボス部)としている。そして、このボス部のブレード部材が重力方向に移動しないように支持する支持面たる第1基準面の長手方向の高さを同等または側板に向かうにつれて減少させている。この第1基準面が、ブレード部材を上下方向に位置決めする面となる。このため、この第1基準面を、位置決め孔を形成する金型たる第1成形金型で成形すれば、位置決め孔と第1基準面との位置の誤差を金型の製造誤差のみにすることができる。
第1成形金型は、枠体の側板に設けられた位置決め孔を成形する関係から、長手方向に移動する必要がある。なぜなら、長手方向に移動しないと、第1成形金型の位置決め孔を形成する部分が形成された枠体から抜き出せないからである。第1基準面の長手方向の高さを同等または側板に向かうにつれて減少させることで、成形後の第1基準面に引っ掛かることなく、第1成形金型を長手方向に抜き出すことができる。これにより、第1成形金型で第1基準面と位置決め孔とを第一成形金型で成形することができ、ブレード部材を感光体に対して精度良く位置決めすることができる。
また、第1基準面の長手方向の高さを同等とすれば、第1基準面の位置決め孔に対する位置出しを精度良く行うことができる。第1基準面の長手方向の高さを側板に向かうにつれて減少させた傾斜面とした場合、ブレード部材の上下方向の位置決めは、第1基準面の最も高い点となる。よって、この点で位置決め孔に対する位置出しを行って、金型を製作することとなる。しかし、測定位置がずれてしまうと高さが異なってしまい、第1基準面と第1位置決め孔とが精度よく位置出しされた金型を製作することが困難となる。しかし、第1基準面の長手方向の高さを同等とすれば、測定位置がずれても高さが異なることないので、第1基準面と第1位置決め孔とを精度良く位置出しすることができる。
(3)
また、本実施形態のユニットによれば、上記枠体の長手方向に延びる面(ブレード密着面)に上記ブレード部材の一方の面を密着させている。これにより、枠体に対するブレード部材の姿勢が決まる。よって、ブレード部材が回転体に対して所定の角度で当接できるようにブレード密着面を形成しておき、このブレード密着面にブレード部材を密着させて枠体に取り付けることで、以下の利点を得ることができる。すなわち、ブレード部材が回転体に対して所定の角度で当接する姿勢で枠体に取り付けることができ、精度良くブレード部材を回転体に当接させることができる。
(4)
また、本実施形態のユニットによれば、上記ブレード部材の弾性板は、保持板のブレード密着面と密着する密着面側に固着されている。保持板のブレード密着面と当接する面と同一の面に弾性板を固定させることで、保持板の厚さ変動を無視することができる。よって、ブレード部材を精度良く回転体に対して位置決めすることができ、精度良くブレード部材を回転体に当接させることができる。
(5)
また、本実施形態のユニットによれば、上記回転体は、表面にトナー像を担持して表面移動する像担持体たる感光体であって、上記ブレード部材は、転写工程後の像担持体表面に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレードとしている。これにより、クリーニングブレードを精度良く感光体に対して位置決めすることができる。よって、クリーニングブレードを感光体へ精度良く当接することができる。その結果、小粒径で円形度の高い重合トナーであっても、めくれや振動を起こすことなく、良好にクリーニングブレードで除去することができ、クリーニング不良を抑制することができる。
(6)
また、本実施形態のユニットによれば、回転体は、ベルト状の像担持体たる中間転写ベルトであって、上記ブレード部材は、2次転写工程後の中間転写ベルトに残留した2次転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレードとしている。これにより、クリーニングブレードを精度良く中間中間転写ベルトに対して位置決めすることができる。よって、クリーニングブレードを中間転写ベルトへ精度良く当接することができる。その結果、小粒径で円形度の高い重合トナーであっても、めくれや振動を起こすことなく、良好にクリーニングブレードで除去することができ、クリーニング不良を抑制することができる。
(7)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上記した(5)または(6)の特徴を備えたユニットを用いることで、クリーニング不良を抑制することができ、クリーニングブレードで除去できなった転写残トナーによる異常画像の発生を抑制することができる。
(8)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、重合トナーを用いてトナー像を形成している。小粒径で円形度の高い重合トナーを用いることで、ドット再現性に優れた高品位な画像を得ることができる。
(9)
また、本実施形態のユニットの枠体の製造方法によれば、枠体の上記回転体位置決め部と、上記ブレード位置決め部とを同一の金型で製造することで、ブレード位置決め部と回転体位置決め部との位置精度が高いユニットの枠体を製造することができる。
(10)
また、本実施形態のユニットの枠体の製造方法によれば、上記ボス部を形成する面のうち、少なくともボス部のブレード部材が重力方向に移動しないように支持する支持面を、回転体位置決め部を形成する第1成形金型で形成する。この支持面が、ブレード部材を上下方向に位置決めする面となるため、この支持面を第1成形金型で成形することで、回転体位置決め部と支持面との位置の誤差を金型の製造誤差のみにすることができる。これにより、ブレード部材の回転体に対する上下方向の位置決めを精度の高い枠体を得ることができる。
(11)
また、本実施形態のユニットによれば、上記ボス部を形成する面のうち、枠体の側板側の面が上記第1成形金型で形成される。ブレード位置決め部の枠体の側板側の面が、ブレード部材の回転体に対する軸方向の位置決めを行う部分となるので、この面を第1成形金型で作ることで、回転体位置決め部とブレード位置決め部の側板側の面との誤差が金型の製造誤差のみにすることができる。これにより、ブレード部材の回転体に対する軸方向の位置決めを精度の高い枠体を得ることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 プロセスユニットを示す拡大構成図。 プロセスユニットの枠体を示す概略構成図。 プロセスユニットを第1側板側から見た概略構成図。 プロセスユニットの枠体の第2側板を示す概略構成図。 プロセスユニットの枠体の第2側板側から見た概略構成図。 感光体、クリーニング装置のプロセスユニットへの組付けを説明する図。 感光体とクリーニングブレードとの当接状態を示した図。 第1成形金型で形成される枠体の部分と、第2成形金型で形成される枠体の部分とを模式的に示した図。 第1ボス部の成形状態を示す断面図。 (a)は、ボス部の形状の参考例、(b)〜(d)は、ボス部の形状の変形例について説明した図。 形状係数SF−1を説明するための模式図。 形状係数SF−2を説明するための模式図。 感光体とクリーニングブレードとを一体的に取り付けるユニットを示す図。
符号の説明
1 プロセスユニット
2 感光体(回転体)
3 クリーニング装置
4 帯電装置
5 現像装置
6 潤滑剤塗布装置
11 クリーニングブレード(ブレード部材)
12 保持板
13 回収部
40 転写ユニット
41 中間転写ベルト
151 第1成形金型
152 第2成形金型
210 枠体
220 第1側板
221 第1当接面
222 第1位置決め孔
227 第1ボス部
250 第2側板
251 第2ブレード密着面
252 第2位置決め孔
257 第2ボス部

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    像担持体の長手方向に平行に延びて該像担持体と当接する弾性部材と該弾性部材を保持する保持板とからなるクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、
    上記像担持体及び上記クリーニング装置を取り付ける枠体とを備えたユニットにおいて、
    上記枠体は、上記長手方向に対して直交する面を備え、金型内に溶融した樹脂を射出することで形成される側板を有し、
    該側板には、上記像担持体の回転軸を支持する軸受が嵌合することで、上記像担持体を上記枠体に位置決する位置決め孔と、上記長手方向に平行に延びる面から突出し、上記保持板に設けられた位置決め孔部が挿入されて上記クリーニングブレードを上記枠体に位置決めするボス部とを有し、
    上記位置決め孔と上記ボス部とは、上記金型内で上記側板を成形した後に上記長手方向に移動させる同一の金型で形成されるものであり、
    上記ボス部を形成する面のうち、上記保持板の位置決め孔部の内周面と当接して、上記クリーニングブレードが重方向に移動しないように支持する支持面を、上記金型移動方向と平行な平面としたことを特徴とするユニット。
  2. 請求項1のユニットにおいて、
    上記保持板の一方の面を上記枠体の長手方向に延びる面に密着させたことを特徴とするユニット。
  3. 請求項1または2のユニットにおいて、
    上記弾性部材は、該保持板の上記枠体の長手方向に延びる面と密着する面側に固着されていることを特徴とするユニット。
  4. 請求項1乃至3いずれかのユニットにおいて、
    上記像担持体がベルト状であることを特徴とするユニット。
  5. 表面にトナー像を担持して表面移動する像担持体と少なくとも転写工程後の該像担持体表面に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニングブレードとを有し装置本体に対して着脱可能なユニットを備えた画像形成装置において、
    上記ユニットが、請求項1乃至4いずれかのユニットであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    上記トナー像を形成するトナーが重合トナーであることを特徴とする画像形成装置。
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