JP2744049B2 - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP2744049B2
JP2744049B2 JP4053589A JP4053589A JP2744049B2 JP 2744049 B2 JP2744049 B2 JP 2744049B2 JP 4053589 A JP4053589 A JP 4053589A JP 4053589 A JP4053589 A JP 4053589A JP 2744049 B2 JP2744049 B2 JP 2744049B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば電子複写機等の感光体表面に付着
した現像剤等を除去するクリーニング装置に関する。
(従来の技術) この種のクリーニング装置としては、第8図に示すよ
うなものがある。
すなわち、図中101はブラケットで、このブラケット1
01は支持軸102を介して回動自在に支持されている。前
記ブラケット101の後端部には錘103が取付けられ、前端
部にはホルダ104を介してクリーニングブレード105が取
付けられている。
上記ホルダ104は取付具108を介して上記ブラケット10
1に回動自在に取付けられ、クリーニングブレード105が
感光ドラム106に当接したとき片当りを防止し、感光ド
ラム106の軸方向に亘って均一に当接できるようになっ
ている。
ところで、上記ホルダ104が第9図に示すように、精
度よく成形され特に第10図に示すように、ブラケット10
1から離間する方向に反った状態で成形された場合に
は、ホルダ104の回転時にホルダ104がブラケット101と
接触せず、回動が可能であり、クリーニングブレード10
5を良好に感光ドラム106に当接させることができるが、
高精度が求められる故、不良率が高く、生産時には非常
に効率の悪いものとなっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の技術の欠点から生じる不良として、第11図
に示すように、ホルダ104がブラケット101側に反ってい
る場合には、ホルダ104がブラケット101に接触し回転で
きなくなる。
このため、ホルダの加工精度として高い精度が要求さ
れ、あるいは、ワッシャなどを追加してブラケット101
とホルダ104との間に隙間を形成するといった作業が必
要になりコスト高になるという問題があった。
本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的
とするところは、ホルダがブラケット側に反った状態で
成形された場合でも、ホルダをブラケットに接触させる
ことなく取付けることできるようにしたクリーニング装
置を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、請求項1記載
のものは、像担持体の回転軸に対して略平行に配置され
像担持体に当接するブレードと、このブレードを保持す
るホルダと、このホルダが長手方向の略中心部を中心と
して回動自在となるように前記ホルダの略中心部を一点
保持するブラケットと、このブラケットが前記ホルダを
保持する面の反対側の面側に向かって前記ホルダ支持部
を中心として円弧状に突出する形状となるように前記ブ
ラケットを矯正する矯正部材とを具備する。
請求項2記載のものは、像担持体の回転軸に対して略
平行に配置され像担持体に当接するブレードと、このブ
レードを保持するホルダと、このホルダが長手方向の略
中心部を中心として回動自在となるように前記ホルダの
略中心部を一点保持するとともに、前記ホルダを保持す
る面の反対側の面側に向かって前記ホルダ支持部を中心
として円弧状に突出する形状を有するブラケットとを具
備する。
本発明は矯正部材により、ブラケットを円弧状に矯正
し、その突出側にホルダを取り付けることにより、ブラ
ケットとホルダとの間の隙間が大きくし、ホルダがブラ
ケット側に反っても接触することのないようにする。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第7図に示す一実施例を参
照して説明する。
第2図は装置全体の内部構成を、第3図は原稿押えカ
バーを開いた状態の示すもので、装置本体1内には、帯
電,露光,現像,転写,剥離,清掃,除電,定着等の画
像形成プロセス構成手段2が内蔵され、また、上面には
原稿Dをセットする原稿載置台(以後、プラテンガラス
という)3が設けられている。
また、装置本体1の後端縁部には、プラテンガラス3
上にセットされた原稿Dを押えるプラテンカバー4が回
動自在に取付けられ、また、装置本体1の上面前端縁部
には、複写を実行させるためのコピーキー5、複写動作
等の停止及び設定状態の解除を行なうためのクリヤ/ス
トップキー6複写枚数を設定するためのテンキー7、お
よび動作状態等を表示するための表示部8などを配置し
た操作パネル9が配置されている。
さらに、装置本体1の前面には、開閉可能な前面カバ
ー10が設けられているとともに、前面下部には、画像形
成プロセス構成手段2に供給される普通紙等の用紙Pを
収容した給紙カセットが挿着された状態となっている。
また、装置本体1の左側には、定着済の用紙Pを集積す
るトレイ12および電源スイッチ13が設けらている。
前記画像形成プロセス構成手段2は、つぎのような構
成となっている。すなわち、装置本体1内のほぼ中央部
には、像担持体としてのドラム状感光体20が配置され、
この感光体20の周囲には、その回転方向に沿って、感光
体20にイオン流を供給し帯電するための帯電装置21、原
稿載置台3上に載置された原稿を露光し、その散乱光を
感光体20へ導きそこに静電潜像を形成するための露光装
置22の露光部22a前記静電潜像を顕像化するための現像
装置23、顕像外の感光体20の電荷を消去するための転写
前露光装置24、感光体20上の顕像を用紙Pに転写するた
めにイオン流を供給するための転写装置25、用紙Pの電
荷を消去するための剥離装置26、後述するように感光体
20上に転写されずに残った現像剤をカキ取るためのクリ
ーニング装置27、感光体20の表面を露光して電荷を消去
するための除電装置28等が順次配置されている。
さらに、装置本体1内には、前記給紙カセット11から
自動的に給紙された用紙P、あるいは手差し給紙台29を
介して手差し給紙された用紙Pを、前記感光体20と転写
装置25との間の画像転写部30を経て装置本体1の左側に
設けられたトレイ12に導く用紙搬送路31が形成されてい
る。
この用紙搬送路31の画像転写部30の上流側には、感光
体20上の顕像の先端と用紙Pの先端とを一致させるため
のレジストローラ対32が配置され、下流側には用紙P上
の顕像を溶融定着するための定着装置33および排紙ロー
ラ対34が配置されている。また、剥離装置26と定着装置
33との間には、搬送ベルトユニット35が配設されてい
る。
また、給紙カセット11の被装着部の近傍には、用紙P
を1枚ずつ取出す取出しローラ36およびこの取出しロー
ラ36を介して取出された用紙Pを受取って前記用紙搬送
路31の上流側を形成する第1の分岐搬送路内に送込む搬
送ローラと分離ローラとからなる分離搬送手段37が配設
されている。さらに、前記第1の分岐搬送路と手差し用
の第2の分岐搬送路との合流部には手差し用送りローラ
38が配設されている。
また、前記露光装置22は、装置本体1の上面に設けら
れたプラテンガラス3にセットされた原稿Dを背部をリ
フレクタ40で囲繞された露光ランプ1で照らし、その原
稿Dからの反射光を、第1のミラー42、第2のミラー4
3、第3のミラー44を順次介して光学素子としてのレン
ズ45に導き、ついで、レンズ45を透過した光を、第4の
ミラー46、第5のミラー47、第6のミラー48、スリット
ガラス49を順次介して感光体20に導くようになってい
る。
前記リフレクタ40で囲繞された露光ランプ41および第
1のミラー42は、プラテンガラス3の下面に沿って往復
移動自在な第1キャリッジ50に搭載され、また、第2の
ミラー43および第3のミラー44は、前記第1のキャリッ
ジ50の半分の速度で同方向に移動する第2のキャリッジ
51に搭載されており、これらのキャリッジ50,51が、キ
ャリッジシャフト52等をガイドとして第2図の状態にお
いて図中左から右方向に移動することにより、プラテン
ガラス3にセットされた原稿Dを走査して感光体20に原
稿Dに対応する像をスリット露光するようになってい
る。なお、第4のミラー46および第5のミラー47は、ミ
ラー支持部材53に組込まれユニット化された状態となっ
ている。
また、このように構成された露光装置20は、フレーム
54に一体に組込まれたユニット構造となっており、露光
装置20を単体で取扱いができるようになっている。
また、装置本体1は、前記用紙搬送路31をほぼ境とし
て、上部ユニット1Aと下部ユニット1Bとに2分割された
状態となっており、必要に応じて給紙側に設けらた支軸
55を回動支点として上部ユニット1Aを25度程度開くこと
ができるようになっている。前記支軸55は、上部ユニッ
ト1Aを開く方向に常時付勢するトーションバーの軸部で
構成されている。
また、第2図中、56は定着装置の上部に配設された冷
却ファンであり、57は手差しされる用紙を案内する手差
しガイドである。58は高圧トランス、59は原稿Dのセッ
ト基準となるスケールである。
つぎに、上記クリーニング装置27について第1図、第
4図乃至第6図を参照して詳述する。
クリーニング装置27はその本体61内にブラケット62を
備え、このブラケット62は支軸63を介して回転自在に支
持されている。前記ブラケット62の後端部にはねじ72よ
り、錘64が取付けられ、前端部側にはホルダ65を介して
クリーニングブレード66が取付けられている。前記ホル
ダ65は第6図に示すように、スペーサ67、カラー68を介
してねじ69により、上記ブラケット62に回転自在に取付
けられている。前記スペーサ67の脚部67aの長さはブラ
ケット62の板厚より0.3mm程度長く、この差がブラケッ
ト62とホルダ65との間に隙間Sを形成し、ホルダ65の回
動を可能にしている。
上記錘64は積層された複数枚の板状の錘部としての板
金70…と、断面コ字型の矯正部材としての錘ケース71と
によって構成されている。前記錘ケース71は第7図に示
すように湾曲状に形成され、その湾曲面71aを上記ブラ
ケット62に接合させてねじ72により固定されることによ
り、錘ケース71の湾曲面71aに反ってブラケット62が第
1図に示すようにその略中央部が突出するように円弧状
に湾曲される。このように、円弧状に成形されたブラケ
ット62の突出部62aに上記ホルダ65がねじ69により取付
けられている。
しかして、クリーニングブレード66は錘64の重量によ
り、ブラケット62が支軸63を中心として回動することに
より、感光ドラム20に圧接され、その残留トナーを掻き
落す。このクリーニングブレード66の圧接時にはクリー
ニングブレード66がねじ69を中心として回動し、感光ド
ラム20の軸方向に亘って均一に圧接される。このため感
光体ドラム20の軸方向の残留トナーを一様に掻き落すこ
とができ、残留トナーの掻き落しムラを防止でき、感光
体ドラム20に対するクリーニングブレード66の偏圧によ
る損傷を防止するとともに、確実なトナーの除去を達成
することが可能となる。
上述したように、ブラケット62を円弧状に矯正し、こ
のブラケット62の突出部62aにホルダ65を取付けるた
め、ホルダ65が第1図に示すようにブラケット62側に反
っていても、ブラケット62に接触せず、ホルダ65の反り
許容範囲を広げることができ、歩留りの向上、工程削
減、コストダウンを図ることができる。
また、クリーニングブレード66、ホルダ65は消耗品で
あるため、本体の組立て時だけでなく市場での機体のメ
ンテナンス時等でも取付けられるが、このときには、ワ
ッシャなどを追加したりすることなく、無調整での取付
けが可能である。
さらに、既に、市場に出回っている機体でも、錘64の
板金70…を一枚取外して錘ケース71と交換するのみでブ
ラケット62を円弧状に矯正することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ブラケットを
円弧状に突出するように矯正するから、ホルダがブラケ
ット側に反っていても、ブラケットに接触せず、ホルダ
の反りの許容範囲を広げることができ、歩留りの向上、
工程削減、コストダウンを図ることができる。また、ク
リーニング装置の組立て時だけでなく、市場でのメンテ
ナンス時等においても、ワッシャなどを追加したりする
ことなく、無調整での取付けが可能である。さらに、既
に、市場に出回っている機体でも、錘の板状の錘部を一
枚取外して錘ケースと交換するのみで取付部材を円弧状
に矯正することができ、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図はブラケットおよびホルダを示す正面図、第2図は
電子複写機を示す概略的縦断正面図、第3図は原稿押え
カバーを開いた状態の画像形成装置の外観を示す概略的
斜視図、第4図はクリーニング装置を示す平面図、第5
図はその側断面図、第6図は第5図中A部を拡大して示
す断面図、第7図はホルダを示す斜視図、第8図は従来
例を示す側断面図、第9図乃至第11図は各種ホルダの取
付け状態を示す説明図である。 62……ブラケット、64……錘、65……ホルダ、66……ク
リーニングブレード、70……錘部、71……錘ケース(矯
正部材)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体の回転軸に対して略平行に配置さ
    れ像担持体に当接するブレードと、 このブレードを保持するホルダと、 このホルダが長手方向の略中心部を中心として回動自在
    となるように前記ホルダの略中心部を一点保持するブラ
    ケットと、 このブラケットが前記ホルダを保持する面の反対側の面
    側に向かって前記ホルダ支持部を中心として円弧状に突
    出する形状となるように前記ブラケットを矯正する矯正
    部材と、 を具備することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】像担持体の回転軸に対して略平行に配置さ
    れ像担持体に当接するブレードと、 このブレードを保持するホルダと、 このホルダが長手方向の略中心部を中心として回動自在
    となるように前記ホルダの略中心部を一点保持するとと
    もに、前記ホルダを保持する面の反対側の面側に向かっ
    て前記ホルダ支持部を中心として円弧状に突出する形状
    を有するブラケットと、 を具備することを特徴とするクリーニング装置。
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