JP2004117696A - 軸受部材及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

軸受部材及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Kazuhiko Sugano
菅野 一彦
Yasushi Yoshino
吉野 靖史
Tomonori Mori
森 友紀
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Abstract

【課題】感光体ドラムおよび残留現像剤搬送手段の軸受部材を一体的に構成することにより、同一部品で精度良く感光体ドラムおよび残留現像剤搬送手段を位置決めすることができ、且つ部品点数が少なく安価なプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】静電潜像を担持する感光体ドラムを回転自在に支持する軸受部材において、軸受部材は、感光体ドラムを支持するための第一軸受部と、感光体ドラム上から除去された転写後の残留現像剤を収容部に搬送するための残留現像剤搬送手段を回転自在に支持するための第二軸受部とを有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロセスカートリッジおよびプロセスカートリッジを脱着可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
ここで、画像形成装置としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプリンター、レーザービームプリンター等)、電子写真ファクシミリ装置、および、電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
また、プロセスカートリッジとしては、電子写真感光体と該電子写真感光体に作用するプロセス手段の少なくとも一つとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラム上に形成した現像剤像を記録媒体に転写して画像を形成し、また、カラー画像形成装置にあっては、感光体ドラム上に順次形成する各色の現像剤像を中間転写体に重畳転写し、そのカラー画像を記録媒体に一括転写する構成を有するものが用いられてきた。この場合、感光体ドラム等の劣化や消耗する部分の取り扱いを容易にするために、これらをユニット化して画像形成装置本体に着脱可能としたものが広く用いられている。
【0005】
中間転写体を用いたカラー画像形成装置の一従来例としては、図11に示す装置(以下、「従来装置A」という)のように、感光体ユニット350と中間転写体ユニット351がそれぞれ独立したカートリッジとして構成され、大きな可動側フレーム352を装置前面へ回動して開き、感光体ユニット350と中間転写体ユニット351を各々上方より挿入して装置本体に装着するように構成されている。
【0006】
そして、中間転写体ユニット351の中間転写体ベルト355の投影上方面に、感光体ドラム353と除去現像剤を収容する除去現像剤収容ボックス354が一体となった感光体ユニット350が設けられ、感光体ドラム353上の残留現像剤は、クーリーニングブレードにより掻き取られ、背面の除去現像剤収容ボックス354へ収容される。また、中間転写ベルト355上の残留現像剤も他のクリーニングブレードで掻き取られ、搬送スクリューにより第1の搬送パイプの下部に搬送され、さらに、第1の搬送パイプ内のスクリューにより、除去現像剤収容ボックス354のある上方まで搬送され、その後、第2の搬送パイプ内を搬送スクリューで搬送されて、除去現像剤収容ボックス354に収容される。
【0007】
また、第2のパイプと除去現像剤収容ボックス354の連結部は別ユニットで各々着脱する構成になっているので、着脱時にシャッターが開閉して、除去現像剤がこぼれないようになっている。
【0008】
上記のような従来装置Aにおいては、感光体ユニット350と中間転写体ユニット351が各々独立して画像形成装置本体に位置決めされ、また、感光体ドラム353および中間転写ベルト355のそれぞれの駆動伝達カップリングも各々独立して画像形成装置本体側のカップリングと連結される構成となっている。
【0009】
また、中間転写体を用いたカラー画像形成装置の他の従来例としては、特開平11−30944号公報や特開平10−177329号公報等に記載されているように、感光体ベルトと中間転写体ベルトおよび除去現像剤収容ボックスが一体構成となった装置(以下、「従来装置B」という)が提案されている。
【0010】
従来装置Bにおいては、中間転写ベルトの投影下方面に感光体ベルトと除去現像剤収容ボックスを配置した構成となっている。また、従来装置Aと同様に、大きな可動側フレームを装置前面へ回動して開き、中間転写体と感光体および除去現像剤収容ボックスが一体となったプロセスカートリッジを上方より挿入する構成となっている。
【0011】
また、中間転写ベルトと感光体ベルトの残留現像剤は、それぞれのクリーニングブレードで同様に掻き取られ、除去現像剤収容ボックスに収容されている。中間転写ベルトからの除去現像剤は搬送パイプで上方から下方へ落下する構成となっている。
【0012】
また、中間転写ベルトと感光体ベルトの残留現像剤は、それぞれのクーリーニングブレードで同様に掻き取られ、除去現像剤収容ボックスに収容されている。中間転写ベルトからの除去現像剤は搬送パイプで上方から下方へ落下する構成となっている。
【0013】
上記のように感光体ユニットと中間転写体ユニットを一体構成としたユニットが画像形成装置本体に位置決めされると、感光体ベルトと中間転写ベルトの各々の駆動伝達カップリングの位置関係は、ユニット側と装置本体側で若干の位置ずれが発生する。そこで、この位置ずれを吸収するために、カップリングの中間部材が爪部をスライドして芯ずれを吸収するいわゆるオルダム継手を採用している。
【0014】
しかしながら、前述した従来のカラー画像形成装置では以下のような課題があった。
【0015】
従来装置Aにおいては、中間転写体と感光体が各々別ユニットとなっていることから、それぞれの駆動伝達カップリングが各々独立して位置決めされるため芯ずれは発生しないが、2種類のカートリッジを着脱するための大きな開口部が必要となり、さらに、2箇所のカートリッジ挿入ガイド、カートリッジ固定部材等が必要となるために、装置全体も大きくなり部品点数も増加してコストアップとなる。また、2種類のカートリッジの存在は、ユーザーが交換する際にユニット着脱時の抜き差し手順が発生する場合もあり、ユーザビリティーを低下させる要因となっていた。
【0016】
また、従来装置Bにおいては、感光体ユニットと中間転写体ユニットが一体のユニットとなっているが、各々の駆動伝達カップリングの位置ずれを吸収するためにいわゆるオルダム継手を採用している。さらに、ユニットを着脱するための扉の開閉動作に連動して装置本体の駆動伝達カップリングは軸方向にスライドして退避する構成となっており、カップリングの構成が非常に複雑なものとなっている。また、オルダム継手としての性能を十分に引出すためには、精度の良いカップリングが必要となる。これらの理由により、上記カップリングはコスト面で非常に高いものとなり、スペースも必要となっていた。
【0017】
そこで、前述した従来装置における問題点を鑑みて、感光体ユニットおよび中間転写体ユニットを相対的に移動可能でかつ一体的に構成したプロセスカートリッジおよび画像形成装置が提案されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
前述した感光体ユニットおよび中間転写体ユニットを相対的に移動可能でかつ一体的に構成したプロセスカートリッジにおいても、従来装置同様、中間転写ベルトおよび感光体ドラム上の残留現像剤はクリーニング手段により除去して、除去現像剤収容ボックスに収容させる構成をとっている。この際、クリーニングブレードにより除去された感光体ドラム上の残留現像剤はまず感光体フレームの底部に溜められ、その感光体フレーム底部に設けられた搬送スクリューにより、後述する羽根車ボックスを介して除去現像剤収容ボックスへと収容される構成となっている。ここで感光体フレーム底部の限られたスペースの中に溜められた残留現像剤を、効率良く確実に搬送するためには、感光体ドラムと残留現像剤搬送手段である搬送スクリューを精度良く位置決めすることが課題となっていた。
【0019】
本発明は前述した課題を鑑みて、感光体ユニットおよび中間転写体ユニットを相対的に移動可能でかつ一体的に構成したプロセスカートリッジにおける残留現像剤搬送手段の位置決めに関するものであり、感光体ドラムと残留現像剤搬送手段との相対的な位置関係を精度良く保つことができ、且つ安価な軸受部材およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明に係る代表的な構成は、静電潜像を担持する感光体ドラムを回転自在に支持する軸受部材において、前記軸受部材は、感光体ドラムを支持するための第一軸受部と、感光体ドラム上から除去された転写後の残留現像剤を収容部に搬送するための残留現像剤搬送手段を回転自在に支持するための第二軸受部とを有することを特徴としている。
【0021】
上記目的を達成するために第2の発明に係る代表的な構成は、前記第二軸受部は、感光体フレーム側壁の内側方向へ筒状に突出した凸部形状になっており、その凸部先端面が、前記残留現像剤搬送手段の軸部からの現像剤の洩れを防止するための弾性シール部材を圧縮固定していることを特徴としている。
【0022】
上記目的を達成するために第3の発明に係る代表的な構成は、前記第二軸受部は、感光体フレーム側壁の内側方向へ筒状に突出した凸部形状になっており、その凸部先端部には、前記残留現像剤搬送手段の軸部からの現像剤の洩れを防止するためのオイルシール部材が固定されていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成ユニット及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0024】
(実施形態1)
図1は本発明を実施した電子写真画像形成装置で、4色フルカラーのレーザービームプリンターの概略構成を示す縦断面図である。
【0025】
{画像形成装置の全体構成}
中間転写ベルト5aの回転と同期して感光体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するとともに、露光手段3によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように、感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を現像ローラ4aに印加して静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写体5の押えローラ(1次転写ローラ)5jにトナーと逆極性の電圧を印加して感光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
【0026】
上述のようにしてイエロートナー像の1次転写が終了すると、次の現像器が回転移動してきて、感光体ドラムに対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場合と同様にしてマゼンダ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0027】
この間、2次転写ローラ11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態にある。この時、クリーニングユニットとしての帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非接触状態に位置する。
【0028】
そして、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像形成完了後、2次転写ローラ11が中間転写ベルト5aに圧接され(図1の状態)、更に中間転写ベルト5aの回転と同期して、給送手段であるレジストローラ対7近辺の所定の位置で待機していた転写材Sが中間転写ベルト5aと2次転写ローラ11のニップ部に送り出される。
【0029】
ここで、レジストローラ対7の直前には転写材Sの先端を検知してレジストローラ対7dの回転駆動力を遮断し、転写材Sを所定の位置で待機させるレジ前センサ14が設けられている。
【0030】
更に、2次転写ローラ11にはトナーと逆極性の電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のトナー像は、一括して搬送されてきた転写材Sの表面に2次転写していく。
【0031】
このようにして、2次転写された転写材Sは搬送ベルトユニット12を経由して定着器8に至り、ここで複数色のトナー像の定着を行った後排紙ローラ対13によって排紙ガイド15に沿って搬送され、排出口ーラ対9によってカラー画像形成装置A上部の排紙トレー10に排出され、画像形成を完了する。
【0032】
一方、2次転写後にクリーニング用帯電ローラ5fが中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベルト上に残った残留トナーに転写時と逆の電荷を与える。逆の電荷を付与された残留トナーは、感光体ドラム1に静電気的に付着され、その後感光体ドラム用のクリーニングブレード6により回収されるものである。回収された残留トナーは、廃トナーとして後述する搬送する搬送経路をたどり、廃トナーボックス16に回収され蓄積される。
【0033】
{感光体ドラム、中間転写体一体構成プロセスカートリッジ}
次に本発明の特徴である、感光体ユニットおよび中間転写体ユニットー体構成のプロセスカートリッジの構成について詳細に述べていく。
【0034】
図2は本発明に係る図1のプロセスカートリッジ部分の概略構成を示す断面図を拡大したものである(装置前面から見て右側から見た図)。
【0035】
図2において、プロセスカートリッジ5は、中間転写体ユニット21の投影上方面に感光体ユニット20を配置し、感光体ユニット20の装置前面から見て右側面には、一体構成で廃トナーボックス部216を配置している。又、中間転写体ユニット21のベルト駆動ローラ240には、中間転写ベルト5a上の残留トナーに転写時と逆電荷を付与する為のクリーニング帯電ローラ部223が設けられ、一体構成となっている。
【0036】
感光体ユニット20は、感光体ドラム1が両端を右側軸受106と左側軸受102により保持され感光体フレーム129に回転自在に取り付けてられている。そして右側端部のカップリング124を介して装置本体から所定の回転駆動力が伝達されるようになっている(装置前面から見て)。
【0037】
また、感光体ドラム1には帯電ローラ2が両端の軸受125を介して、圧縮ばね126により所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。軸受125の少なくとも片方は導電性の部材で構成され、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスを印加する事により、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるようになっている。なお、このような接触帯電方式の帯電装置に関しては、特開昭63−149669号公報に示されている。
【0038】
更に、感光体ドラム1にはクリーニングブレード6が所定の位置に設けられ、前述の逆電荷を付与された中間転写ベルト5a上の残留トナーを感光体ドラム1上に回収し、感光体ドラム1上の残留トナーと共に掻き取るように構成されている。掻き取られた廃トナーはスクイシート127により中間転写ベルト5a上への落下が阻止され、感光体フレーム129の底部に溜まった廃トナーは搬送スクリュー128の回転により、装置前面から見て右側へ搬送されて行く。
【0039】
その後廃トナーは搬送スクリュー128により感光体ユニット20の右側側面(装置前面から見て)に搬送され、中間転写ベルト5aを中心として感光体ユニット20の反対側に設けられた廃トナーボックス216に滑り落ち蓄積されていく。廃トナーボックス216は、中間転写体フレーム245の一部に仕切り板250を溶着して形成されていて、感光体ドラム1上の残留トナーは最終的にこの廃トナーボックス216に収納される。中間転写体フレーム245の左側面に羽根車カバー253がシール部材を挟んで結合している。羽根車カバー253は、上側に開口253aがあり、感光体ドラム容器129の左端下左端下部に設けられた開口152とシール部材254を挟んで接合していて、開口152から落下した廃トナーが羽根車カバー253内部に落下する。羽根車カバー253内部には羽根車255が左側面から見て反時計周りに回転し、内部の廃トナーを廃トナーボックス216の方へ搬送している。廃トナーボックス216の左側面に、羽根車カバー253がオーバーラップしていて、オーバーラップした部分に、羽根車カバー253内部に通じている穴が設けられている。さらに、前記穴から長手方向に伸びた位置に、第ニスクリュー258が設けられていて、羽根車255によって搬送された廃トナーが、第ニスクリュー258を回転することで廃トナーボックス左側から右側奥へと搬送されていく。廃トナーボックス216には第ニスクリュー258と垂直な複数の隔壁によって、いくつかの小部屋に仕切られており、左端の小部屋から右隣の小部屋へと順次満たされていく。そして一番右側の小部屋には、図示しない廃トナーボックス216の満タンを検知する検知部が設けられている。
【0040】
また、感光体ユニット20には画像形成装置本体に着脱する動作に連動して開閉するドラムシャッター119も設けられている。
【0041】
次に、中間転写体ユニット21の構成について説明する。
【0042】
中間転写ベルト5aは握手部280を含む中間転写体フレーム245に、駆動ローラ240と従動ローラ241により懸回張設されている。
【0043】
駆動ローラ240は両端を回転自在に右側軸受205と左側軸受201により保持され、右側端部のカップリング242を介して装置本体から所定の回転駆動力が伝達されるようになっている。また、従動ローラ両端の軸受243には圧縮ばね244が設けられ、中間転写ベルト5aに所定の張力を与えるようになっている。
【0044】
中間転写ベルト5aを挟んで、感光体ドラム1と対向する位置には、1次転写ローラ5jが設けられ、両端の軸受246を介して、圧縮ばね247により所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。
【0045】
軸受246の少なくとも片方は導電性の部材で構成され、1次転写ローラ5jに所定の帯電バイアス電圧を印加する事により、感光体ドラム1表面上のトナーを中間転写体ベルト5a上に1次転写される。
【0046】
また、中間転写ベルト駆動ローラ240に対向する位置には、中間転写ベルト5a上の残留トナーに転写時と逆電荷を付与する為のクリーニング帯電ローラ部223が設けられている。
【0047】
クリーニング帯電ローラ5fは両端の軸受211を介して、圧縮ばね212により所定の力で圧接され、従動回転するようになっている。そして、軸受211の少なくとも片方は導電性の部材で構成され、クーリーニング帯電ローラ5fに転写時と逆の電圧を印加する事により、中間転写体ベルト5a上の残留トナーに転写時と逆の電荷を付与し、感光体ドラム1でドラム表面に静電気的に吸着回収され、前述したように廃トナーボックス216に蓄積される。
【0048】
{プロセスカートリッジのユニット構成}
次に本発明に係るプロセスカートリッジ5のフレーム構成について、図3〜図7を用いて詳細に説明する。
【0049】
フレーム構成は大きく2つに分割される。まず、第一ユニットは、感光体フレーム129、感光体ドラム1、右側軸受106、左側軸受102、帯電ローラ2、クリーニングブレード6、スクリュー128、ドラムシャッター119を主要部品として構成される感光体ユニット20である。
【0050】
感光体ユニット20を構成する感光体フレーム129は、そのフレーム側面129aに複数の係合部を有している。フレーム側面129aの後方には、後述する金属ピン140、141によって揺動自在に支持されるための穴129bが設けられている。この穴129bは、図7に示すように略感光体ドラム1中心に向かう方向に長穴形状となっている。またフレーム側面129aの前方には、感光体ドラム1を回転自在に保持する右側軸受106、左側軸受102がそれぞれ位置決め固定されている。
【0051】
また、感光体フレーム129のフレーム側面129aは図7に示すように、感光体ドラム周方向の中間転写ベルト5a当接部Xおよび現像ローラ当接部Yとの間が補強連結部130により一体的に連結されており、さらにその補強連結部130の両端部には、後述する中間転写体ユニット21へ組み込む際の抜け止めとして機能する軸130a、130bが一体的に形成されている。
【0052】
第二ユニットは、中間転写体フレーム245に中間転写ベルト5aを駆動ローラ240と従動ローラ241により懸回張設され、且つ感光体ドラム1と対向する中間転写ベルト5a内側には1次転写ローラ5j、駆動ローラ240にはクリーニング帯電ローラ5fも配置している中間転写体ユニット21である。中間転写体ユニット21の中間転写体フレーム245には、その両側に右サイドカバー261、左サイドカバー260がビス止め等の手段により固定されている。右サイドカバー261の外側面からは、駆動ローラ240の右側軸受205のフランジ部と右サイドカバー260と一体的に設けられた突起部204が突出しており、また左サイドカバー260の外側面からも右サイドカバー261と同様、駆動ローラ240の左側軸受201のフランジ部と左サイドカバー260と一体的に設けられた突起部203が突出している。
【0053】
次に上記第一ユニット(感光体ユニット20)および第二ユニット(中間転写体ユニット21)を一体化することにより構成されるプロセスカートリッジ5の組付けについて説明する。
【0054】
プロセスカートリッジ5は、前述したようにまず感光体ドラム1が回転自在に支持された感光体ユニット20と、感光体ドラム1上に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト5を有する中間転写体ユニット21とにそれぞれ別途組付けられた状態になっている。ここで中間転写体ユニット21の左右サイドカバー260、261および中間転写体フレーム245には、図5、図6に示すように、同軸上に金属ピン140、141を圧入支持するための穴260a、261aおよび245a、245bがそれぞれ設けられており、また、クリーニング帯電ローラ部223のフレーム224両端部には、上記感光体ユニット20を組付けた際の抜け止め用の穴223a、223bがそれぞれ設けられている。
【0055】
感光体ユニット20の中間転写体ユニット21への組付けは、まず中間転写体ユニット21の抜け止め用の穴223a、223bに感光体フレーム129の補強連結部130に設けた軸130a、130bを挿入し、その後感光体フレーム側面129aの穴129bと左右サイドカバー260、261および中間転写体フレーム245の穴260a、261aおよび245a、245bとの軸線を合わせた状態で金属ピン140、141を圧入する。この際、中間転写体ユニット21の抜け止め用穴223a、223bと感光体フレーム129補強連結部130の軸130a、130bとは所定の隙間を有して嵌合している。また感光体ドラム1を回転自在に保持し、感光体フレーム129に係合して位置決め固定された右側軸受106と左側軸受102が、右サイドカバー261及び左サイドカバー260にそれぞれ設けられたU溝261b、260bを介して外方に突出している。この右側軸受106及び左側軸受102とU溝261b及び260bも、それぞれが所定の隙間を有するよう構成されている。従って感光体ユニット20は中間転写体ユニット21に対して金属ピン140、141により遥動可能となるように支持され、且つ感光体フレーム側面129aの穴129bを長穴形状で構成していることにより、感光体ユニット20と中間転写体ユニット21はその相対位置が移動可能な状態になっている。
【0056】
上記プロセスカートリッジ5を画像形成装置Aに装着する際、感光体ユニット20は右サイドカバー261及び左サイドカバー260より突出した右側軸受106と左側軸受102が装置本体に直接位置決めされ、感光体ドラム1が固定される。また、中間転写体ユニット21は駆動ローラ240の右側軸受205フランジ部と右サイドカバー260の突起部204、および駆動ローラ240の左側軸受201フランジ部と左サイドカバー260突起部203が装置本体に直接位置決めされる。ここで、感光体ユニット20と中間転写体ユニット21は一体化されたカートリッジの状態となっているため、感光体ユニット20及び中間転写体ユニット21の駆動伝達カップリングは部品公差等により相対的な位置ずれが生じることになるが、感光体ユニット20は中間転写体ユニット21に対し遥動可能に支持され、且つ相対的に移動可能な状態となっているため、感光体ユニット20及び中間転写体ユニット21の駆動伝達カップリングを各々独立して装置本体に位置決めしても、その部品公差等による相対的な位置ずれは吸収される。
【0057】
また同時に、感光体ユニット20の感光体フレーム両側板129aを補強連結部130によって一体的に連結補強し、且つその補強連結部130に感光体ユニット20の抜け止め機能を設け、さらに感光体ユニット20をサイドカバー260、261および中間転写体フレーム245に圧入した両持ちの金属ピン140、141によって中間転写体ユニット21に対して遥動可能に支持するよう構成したことにより、感光体ユニット20は感光体ドラム1の支持剛性および中間転写体ユニット21に対する感光体ユニット20の結合剛性が高く、且つ組付けが簡単なプロセスカートリッジ5となっている。
【0058】
{感光ドラム及び除去現像剤搬送手段の軸受構成}
次に本発明に係るプロセスカートリッジ5の感光ドラム1及び廃トナーの搬送スクリュー128の軸受構成について図8、図9を用いて詳細に説明する。
【0059】
図8は感光体ドラム1を回転自在に支持するための右側軸受106の斜視図である。右側軸受106は、図8に示すように感光体ドラム1を支持するための第一軸受部400と、感光体ドラム1上から除去された転写後の廃トナーを廃トナーボックス216に搬送するための搬送スクリュー128を支持するための第二軸受部401が一体的に設けられている。前記第一軸受部400は、外側方向に筒状に突出した凸形状となっており、感光体ドラム1のフランジ部を回転自在に支持するための内周面401aと、プロセスカートリッジ5を装置本体Aに挿入した際に本体に直接位置決めされるための外周面401bとを有している。前記第二軸受部401は、内側方向に筒状に突出した凸形状になっており、搬送スクリュー218の軸部218aを回転自在に支持するための内周面401aと、後述するの搬送スクリュー軸部218aからの廃トナーの洩れを防止するためのフェルト状シール部材を圧縮してシールするための平面401bを有している。
【0060】
図9は前記感光体ユニット20の状態の断面図である。図9に示すように、右側軸受106を感光体フレーム129に組み込むことにより、感光体ドラム1のフランジ部および搬送スクリュー218の軸部218aは、軸受部材106のそれぞれの軸受部内周面400a、401aにより同時に回転自在に支持された状態となる。また、前記第二軸受部401の平面401bと感光体フレーム129内壁129aとの間には、発泡ウレタンや羊毛フェルト等からなる弾性シール部材402が圧縮固定された状態となっており、この弾性シール部材402により、クリーニングブレード6により掻き取られ感光体フレーム129の底部に溜まった廃トナーが搬送スクリュー128の軸部218aから外部へと洩れるのを防止している。
【0061】
上記構成にあっては、感光体ドラム1および廃トナー搬送スクリュー128が共に軸受部材16によって支持される構成であることから、感光体ドラム1と廃トナー搬送スクリュー128との相対的な位置関係を精度良く保つことができる。また、廃トナー搬送スクリュー128の軸受部材を別途設ける必要がないため、部品点数を削減することができる。
【0062】
(実施形態2)
次に本発明の第2の実施形態について図10を用いて説明する。
【0063】
前述の第1の実施形態においては、軸受部材106の前記第二軸受部401の平面401bと感光体フレーム129内壁129aとの間に、弾性シール部材402を圧縮固定することにより搬送スクリュー128の軸部218aから廃トナーが外部へと洩れるのを防止する構成の例を示したが、本実施形態においては、軸受部材106にオイルシール部材403を組み込み、搬送スクリュー128の軸部218aから廃トナーが外部へと洩れるのを防止する構成になっている。
【0064】
具体的には図10に示すように、右側軸受106の前記第二軸受部401の先端部にオイルシール部材403を組み込むための凹部401cを設け、前記凹部401cにオイルシール部材403を圧入固定した状態で、搬送スクリュー128の軸部218aからの廃トナーの洩れを防止部材できるよう構成している。本構成においては、軸受部材106とオイルシール部材403を予めユニット化することができるため、組立て性をより簡単にすることができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、感光体ドラムおよび残留現像剤搬送手段の軸受部材が一体的に構成されているため、感光体ドラムと残留現像剤搬送手段との相対的な位置関係を精度良く保つことができる。また、廃トナー搬送スクリュー128の軸受部材を別途設ける必要がないため、部品点数が少なく安価な軸受部材およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電子写真方式の画像形成装置の縦断面図。
【図2】本発明を実施したプロセスカートリッジの断面図。
【図3】プロセスカートリッジの斜視図。
【図4】プロセスカートリッジの反対方向から見た斜視図。
【図5】プロセスカートリッジの構成を説明した分解斜視図。
【図6】プロセスカートリッジの反対方向から見た構成を説明した分解斜視図。
【図7】プロセスカートリッジを装置本体に装着した際の側面方向から見た概略図。
【図8】本発明の第2実施形態における右側軸受の概略斜視図。
【図9】本発明の第1実施形態における軸受部材を組み込んだ感光体ユニットの断面図。
【図10】本発明の第2実施形態における軸受部材を組み込んだ感光体ユニットの断面図。
【図11】従来の電子写真方式の画像形成装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 感光体ドラム用帯電ローラ、帯電装置
3 露光手段
4 現像装置(現像ロータリー)
4a 現像ローラ
5 プロセスカートリッジ
5a 中間転写ベルト
5f クリーニング帯電ローラ
5j 1次転写ローラ
20 感光体ユニット
21 中間転写体ユニット
102 感光体ドラム左側軸受
106 感光体ドラム右側軸受
128 廃トナー搬送スクリュー
128a 軸部
129 感光体フレーム
129a フレーム側面
129b 穴(長穴)
130 補強連結部
130a 抜け止め軸
130b 抜け止め軸
140 金属ピン
141 金属ピン
201 中間転写ベルト駆動ローラ左側軸受
203 突起部
204 突起部
205 中間転写ベルト駆動ローラ右側軸受
216 廃トナーボックス
223 クリーニング帯電ローラ部
223a 抜け止め穴
223b 抜け止め穴
224 クリーニング帯電ローラ部のフレーム
224a クリーニング帯電ローラ部のフレームの挿入方向前面
245 中間転写体フレーム
245a 支持穴
245b 支持穴
260 左サイドカバー
260a 支持穴
260b U溝
261 右サイドカバー
261a 支持穴
261b U溝
300 金属接点板A
301 第一接点部
302 板ばね
310 金属接点板B
311 第二接点部
312 突出面
315 給電部
400 第一軸受部(感光体ドラム軸受部)
400a 内周面
400b 外周面
401 第二軸受部(廃トナー搬送スクリュー軸受部)
401a 内周面
401b 平面
401c オイルシール部材組み込み用凹部
402 弾性シール部材
403 オイルシール部材

Claims (5)

  1. 静電潜像を担持する感光体ドラムを回転自在に支持する軸受部材において、
    前記軸受部材は、感光体ドラムを支持するための第一軸受部と、感光体ドラム上から除去された転写後の残留現像剤を収容部に搬送するための残留現像剤搬送手段を回転自在に支持するための第二軸受部とを有することを特徴とする軸受部材。
  2. 前記第二軸受部は、感光体フレーム側壁の内側方向へ筒状に突出した凸部形状になっており、その凸部先端面が、前記残留現像剤搬送手段の軸部からの現像剤の洩れを防止するための弾性シール部材を圧縮固定していることを特徴とする請求項1に記載の軸受部材。
  3. 前記第二軸受部は、感光体フレーム側壁の内側方向へ筒状に突出した凸部形状になっており、
    その凸部先端部には、前記残留現像剤搬送手段の軸部からの現像剤の洩れを防止するためのオイルシール部材が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の軸受部材。
  4. 静電潜像を担持する感光体ドラムと、前記感光体ドラム上の転写後の残留現像剤を除去するためのクリーニング手段と、除去した残留現像剤を収納部に搬送するための残留現像剤搬送手段と、請求項1ないし請求項3に記載の軸受部材と、を有する感光体ユニットと、前記感光体上に形成されたトナー画像が転写される中間転写体と、残留現像剤の収納部と、を有する中間転写体ユニットとを一体的に構成していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. プロセスカートリッジを着脱可能であって、転写材に画像を形成する画像形成装置において、請求項3に記載のプロセスカートリッジを装着するための装着手段と、記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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