JP4844221B2 - トナーカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明はトナーカートリッジに関し、特に静電画像をトナーで現像する電子写真方式を用いた画像形成装置のトナーカートリッジに関する。
従来、電子写真方式を採用した複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置では、ページコスト低減等の理由から消耗品を大容量化して交換回数を低減することが求められている。
これらの画像形成装置にトナーを供給するトナーカートリッジには、単に装置本体の受給口にカートリッジ供給口を合わせてセットし、供給口を封止しているシール部材を取り除くことでトナーを本体側へ供給するようにした単層構造のボトル型と、円筒形状のアウターケースに円筒形状のインナーケースを挿入し、インナーケースを回動させるようにした複層構造のシリンダー型がある。
ボトル型はトナー供給後の交換作業に於いて、トナー供給口が開放状態のまま取り外す構成のためカートリッジ内部に残留したトナーが飛散しやすく、周囲を汚す等、扱いづらい問題があった。
又、図11のような円筒形状で複層構造のシリンダー型カートリッジ117では装置本体に装着した状態での回動動作によって、供給口の開閉を行うようにすることで、トナー飛散等による汚染を防止することが可能であるが、上記のようにユーザーからの要望に応えるべく、トナー容量を大容量化するにあたっては、例えば図11、12に示すようなカートリッジ117の円筒径を大きくしなければならず、装置本体が大型化する問題があった。
上記の問題を解決するため、トナー収容部を縦方向に略方形や楕円といった縦長方式とし、高さ空間を有効活用したものが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記トナーカートリッジは、大容量領域が長手方向全域に亘って構成されているため、インナーケースの開口領域も広く取らなければならず、インナーケースの強度不足が生じやすく、回動動作不良や外部からの衝撃や振動に対してトナー漏れに弱い等の技術課題がみられた。
又、トナーカートリッジを立てて輸送される場合、大容量部のトナーが重力方向に集中的に凝縮(パッキング)されやすく、使用時に作動すべき攪拌部材の破損、回転不良、駆動ギアの歯飛び、駆動モータの脱調といった問題を起こしやすいため、モータ容量の大きいものを使用しなければならず、消費電力UP及びコストUPといった技術課題がみられた。
本発明は上記事実を考慮し、トナーの凝集が起こりにくく、性能の安定したトナーカートリッジを得ることを目的としている。
特開2001−42620号公報
本発明はトナーの凝集が起こりにくく、性能の安定したトナーカートリッジを提供することを目的とする。
請求項1に記載のトナーカートリッジは、円筒形の外側ハウジングと、前記外側ハウジング内に挿入されると共に内部にトナー搬送部材が配設され、トナー搬送方向中央部の外周面に開口部が形成された円筒形の内側ハウジングと、前記外側ハウジングにおけるトナー搬送方向中央部の外周面に突設され、前記開口部へ供給されるトナーを収容する増設部と、前記内側ハウジングの外周面における前記開口部のトナー搬送方向両側にそれぞれ一対突設され、前記外側ハウジングの内周面に当接して該外側ハウジングを支持するリング状の凸部と、略V字型の断面を有し、前記断面の解放端が互いに向かい合うように一対の前記凸部の間にそれぞれ設けられ、前記外側ハウジングの内周面に当接するシームレスリング形状の弾性部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成の発明では、トナーカートリッジが縦輸送されたときに微振動で重力方向へ凝縮するトナーを増設部分散させることで、内側ハウジングの端部での大量なトナー凝縮防止されるため、トナー搬送部材の回転負荷トルクを低減できる。
また、大容量化に必要な内側ハウジングの開放領域を少なくし、開口部による内側ハウジングの剛性不足を補うことができる。
更に、外側ハウジングの内に対する弾性部材のニップ量を全周に亘って均一に確保することができるのでトナーの漏洩を確実に防止可能となる。また、弾性部材の断面を略V字型とすることで、押圧によりV字の挟み角が変化し弾性変形するのでOリングよりもニップ幅を大きく取ることができる。更に、略V字型の断面の開放が互いに向かい合うように弾性部材を配置したことで、カートリッジを航空機輸送する場合の減圧にも耐えることができる。
請求項に記載のトナーカートリッジは、前記外側ハウジングの上部にはカバー部材が一体的に設けられたことを特徴とする。
上記構成の発明では、カバー部材を変えることによって、外側ハウジングを構成する他の部品を共通化できる。
請求項に記載のトナーカートリッジは、前記カバー部材の高さを変更することで容量を変更できることを特徴とする。
上記構成の発明では、カバー部材の高さを変えることによって、必要となるトナー容量の変化に対応できる。
請求項に記載のトナーカートリッジは、前記弾性部材が当接する前記外側ハウジングの内面は略円筒形状であり、前記内側ハウジング挿入方向手前側に向けてテーパ形状の断面となるように内径が拡大する形状となっていることを特徴とする。
上記構成の発明では、内側ハウジング挿入時のV字型シールの捲れを防止することができる。
本発明は上記構成としたので、トナーの凝集が起こりにくく、性能の安定したトナーカートリッジとすることができた。
まず、本発明に係る画像形成装置10の概要について説明する。
<基本構成>
図1〜2には、本発明に係る画像形成装置の基本構成が示されている。
図1〜2に示されているのは本発明に係るドラム式4色カラー画像形成装置の例である。
図1、図2で示すように、画像形成装置10は、像担持体(感光体)20及び現像ユニット16を着脱可能に収容する本体フレーム12と、その像担持体20及び現像ユニット16を開放・閉塞するカバー体14と、を有しており、そのカバー体14に、記録用紙Pを吸着搬送可能な搬送ベルト34を備えた搬送ユニット18が着脱可能に取り付けられている。
現像ユニット16には、ロール状の像担持体20の表面を一様に帯電する帯電ローラー22と、画像データに基づいて像担持体20に画像光を照射し、静電電位の差による潜像を形成する光学箱24と、潜像にトナーを選択的に転移して可視化する現像ローラー26と、トナー像が転写された後の像担持体20に摺接し、その像担持体20に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材28と、が備えられている。
像担持体20は、表面(周面)に感光体層を有し、帯電ローラー22によって、その表面(周面)が一様に帯電された後、光学箱24から照射されるレーザー光(画像光)によって、その表面(周面)が露光され、その露光された部分の電位が減衰することにより静電潜像(画像)が形成される。なお、帯電ローラー22は、像担持体20に当接し、これらの間に電圧が印加され、当接部付近の微少間隙内で放電が生じることにより、像担持体20の表面(周面)を略一様に帯電する。
光学箱24は、点滅するレーザー光を像担持体20の表面(周面)に走査させ、画像データに基づいた静電潜像を像担持体20の表面(周面)上に形成する。なお、光学箱24としては、LED等の発光素子を配列し、これらを画像データに基づいて点滅させるものなどが考えられる。
現像ローラー26は、像担持体20と近接して対向するように配置され、この現像ローラー26と像担持体20との間に現像バイアス電圧が印加されるようになっている。これにより、現像ローラー26と像担持体20との間には現像バイアス電界が形成され、電荷を有するトナーが像担持体20上の露光された部分に転移して可視像を形成する。
一方、搬送ユニット18は、少なくとも駆動ローラー30と従動ローラー32に張架された搬送ベルト34を備えており、その搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラー30と従動ローラー32の間の所定位置には、転写ローラー36が所定間隔を隔てて複数(後述する各色に対応して4個)配設されている。
この転写ローラー36は、カバー体14が閉じられたとき(カバー体14を本体フレーム12側に回動して像担持体20等を閉塞したとき)、搬送ベルト34を挟んで像担持体20と対向するようになっており、像担持体20との間に転写電界を形成することによって、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)を転写させるようになっている。
ここで、現像ユニット16は、フルカラーの印刷が可能なように、例えば、下から記録用紙Pの搬送方向に沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に鉛直方向に配設されており、これら現像ユニット16Y〜16Kよりも記録用紙Pの搬送方向下流側(本体フレーム12の上部)には、定着装置38が配設されている。
現像ユニット16Y〜16Kはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーにより像担持体20Y〜20K上の静電画像を現像し、形成されたトナー画像を用紙P上に転写する。
現像ユニット16Y〜16K内の各色のトナーTy〜Tkはトナー画像の形成によって消費されるので、トナーカートリッジ17Y〜17Kよりそれぞれ適宜トナーを補充しながら現像ユニット16Y〜16K内の各色のトナー量を維持しつつ処理を行う。
定着装置38は、互いの周面が対向して所定の圧力で圧接(ニップ)される加熱ローラー40と加圧ローラー42とを備えており、これら加熱ローラー40及び加圧ローラー42で記録用紙P上に転写された未定着のトナー像を加熱・加圧することにより、その記録用紙Pにトナー像を定着するようになっている。
なお、定着装置38(加熱ローラー40及び加圧ローラー42)によって加熱・加圧されてトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。そして、記録用紙Pへトナー像を転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次回の作像処理に備えるようになっている。
また、本体フレーム12の下部には、着脱自在な給紙カセット46が備えられている。この給紙カセット46は、記録用紙Pが送り出される方向と逆方向に引き抜き可能となっており、適宜記録用紙Pを給紙できるようになっている。
そして、給紙カセット46の先端部近傍には、給紙カセット46内から記録用紙Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラー対48が設けられており、給紙ローラー対48から送り出された記録用紙Pは、レジストローラー対49によって、所定のタイミングで搬送ベルト34の吸着搬送面へ送り出され、各色のトナー像の転写位置へ搬送される。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にカバー体14に着脱可能に取り付けられる搬送ユニット18について、更に詳細に説明する。
搬送ユニット18は、略矩形枠状とされた筐体50を有し、その筐体50の一端部(上端部)に駆動ローラー30が回転可能に軸支され、他端部(下端部)に従動ローラー32が回転可能に軸支されている。そして、その駆動ローラー30と従動ローラー32に、記録用紙Pを静電吸着可能な搬送ベルト34が巻回・張架されている。
また、搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラー30と従動ローラー32の間には、各色毎に所定間隔を隔てて転写ローラー36Y〜36Kが配設されており、各転写ローラー36Y〜36Kも筐体50に回転可能に軸支されている。各転写ローラー36Y〜36Kは、カバー体14が閉じられたときに、搬送ベルト34を挟んで、各像担持体20Y〜20Kに所定の圧力で圧接するようになっており、搬送ベルト34の走行に追従して回転するようになっている。
<トナーカートリッジ>
図3〜6には、本発明に係る画像形成装置のトナーカートリッジが示されている。
本発明に係るトナーカートリッジ17は図3に示すように中央部74と突出部76A、76Bの3つのブロックから構成されている。中央部74は上部が略方形であり、円筒形の突出部76A、76Bと中央部74の下部は連続して一体的に構成されている。
中央部74はトナーTを収容するスペースであり、使用量の少ない色のトナーは図3(A)のように中央部74の容量を少なく抑え、使用量の多い、例えばK色のトナーは図3(B)のように中央部74の容量を増加させることでトナー容量の変化に対応することができる。このとき、中央部74の上部を構成するカバー部材78の大きさのみを変えることで、これ以外の部品の共通化を図れるので容量を確保しながらコストダウンを行うことができる。
図4にはトナーカートリッジ17の外観及び内部構造が示されている。
図4(B)に示すようにトナーカートリッジ17は外側ハウジング70に略円筒形の内側ハウジング72が填り込んだ構造をしており、中央部74内のトナーTを内側ハウジング内側に設けられた螺旋状のトナー搬送部材80が駆動ギア90を介して図示しない外部動力により回動することで図中白矢印のように、外側ハウジング70に設けられたトナー供給口84に向けて搬送する。
トナーカートリッジ17は図4(B)に示すようにトナーTを画像形成装置10の現像ユニット16内に搬送、供給する略円筒状の形状をした筒状部77(第1の領域)と、前述のようにトナーカートリッジ17の容量を確保しトナーTを増量するために増設された増設部79(第2の領域)から構成されている。
外側ハウジング70内に挿入される内側ハウジング72の構造を図5〜6に示す。
図5に示すように内側ハウジング72は略円筒形をしており、外側ハウジング70の中央部74内のトナーを開口部72Aからトナー搬送部材80により搬送し、トナー供給口73より搬出する。外側ハウジング70と内側ハウジング72の間は、外側ハウジング70の中央部74の境界壁75に対応する位置に、内側ハウジング72に設けられた凸部94が外側ハウジング70内壁の突き当て面70Aに突き当たることで位置決めを行う。
上記のようにトナー供給口側の境界壁75の位置をトナー供給口84に対してトナー搬送方向上流側(図中左)に配置することで、大容量化に必要な内側ハウジング72の中央部開放領域を少なくすると同時に、トナー供給口である開口部72Aによる内側ハウジング72の剛性不足を補うことができる。
図6に示すように凸部94は2本ずつ一対になっており、凸部94の間に形成された間隙95にはV字型断面をしたリング状のV字型シール部材82が設けられ、外部へのトナーTの漏出を防いでいる。またV字型シール部材82の断面はV字型をしており、V字の開いた側を互いに向かい合わせに配置することで効果的にトナーTの漏出を防ぐことができる。さらにリング状であるためシールのニップ量を全周に亘り均一に確保することができ、トナーの漏出を確実に防止できる。
すなわち、例えば−20℃程度の低温でカートリッジを保存する場合、トナーTが漏出しないためには構成部品の公差を考慮すると、ストローク(ニップ量)が約0.6mm程度必要となる。且つ、ユーザーが操作するハンドルの回転トルクを適正値である1.3Nm以下に確保する必要がある。例えば単純なOリングをシール部材としたとき、ハンドルの回転トルクを考慮すると、ニップ量は0.1mm程度しか確保できないので、公差を含めて考えれば部品精度が厳しくなる。ニップ量を増やせばニップ圧が増加して回転トルクが重くなってしまい、トナー漏出の危険性とのトレードオフとなるため、ニップ圧を増やさずにストロークを確保できるV字型シール部材82を用いた。。
また、カートリッジを航空機で輸送する際には減圧が起こり、内部のトナーが漏出する原因ともなるが、V字の開いた側を互いに向かい合わせに配置することで、内部の圧力が大きくなればニップ量が増える方向に変形させることができる。これによりカートリッジを航空機輸送する場合を想定した減圧試験(0.4気圧)に耐えられる構造とし、効果的にトナーTの漏出を防ぐことができる。
トナーTを搬送するトナー搬送部材80はギア90を介して外部動力により駆動され、開口部72Aから内側ハウジング72に落下したトナーTを図中白矢印方向へ搬送し、トナー供給口73から装置本体へ供給する。
外側ハウジング70の、内側ハウジング72挿入側は板厚が次第に薄くなるテーパ形状の断面をしている。
すなわち、外側ハウジング70に対し、内側ハウジング72はトナー供給口側(駆動ギア90側)より挿入するが、外側ハウジング70内面の帯状真円領域である突き当て面70Aは軸受け構造のため、抜き勾配は設けていない。しかし、突き当て面70Aの終端から長手方向端部に向かって広がる方向に、図6の70Bのように、挿入側に向けて内径が大きくなるテーパ形状の断面をしているため、内側ハウジング72の挿入時にV字型シール部材82の引っ掛かりによるメクレを防ぎ、かつ成型時に金型から抜きやすくする効果を備えている。
<装着動作>
図7には、本発明に係る画像形成装置のトナーカートリッジ装着時の動作が示されている。
本発明に係るトナーカートリッジ17は、図7(A)に示すように装着前の段階では内側ハウジング72に設けられたトナー供給口73が外側ハウジング70に設けられたトナー供給口84から外れた位置にあり、両者は連通していないので、外側ハウジング70の中央部74内のトナーTが漏出することはない。また、トナー供給口84の両側にはシール部材86が設けられており、トナーTの漏出を防いでいる。
まず本体へ装着時、ハンドル92を捻ることで内側ハウジング72が図中時計回り方向に回動し、トナー供給口73と84が連通し、内部のトナーTがトナー供給口73、84より装置本体に供給可能となる。この段階ではヒートシール88が内部ハウジング72に熱溶着され、トナー供給口73と84の間を塞いでいるのでトナーTの漏出はない。
続いて図7(B)に示すようにトナーカートリッジ17を装置本体に装着したのち、内側ハウジング72に設けられたヒートシール88を図中白矢印の方向に引き抜くことで、トナー供給口73と84の間を塞いでいたヒートシール88がトナーカートリッジ17外へ排出され、トナー供給口73と84が連通し、内部のトナーTがトナー供給口73、84より装置本体に供給される。
<容量対応>
図8には、本発明に係る画像形成装置のトナーカートリッジの断面が示されている。
本発明に係るトナーカートリッジ17は、図8(A)(B)に示すように内部のトナー必要量に応じて容量を容易に変えることができる。
すなわち、4色フルカラープリンタであればオフィス用途などにおいてY、M、Cの3色では特に消費の激しいトナーは存在しない。これに対してモノクロ印刷や文字印刷で主として消費されるK色のトナーはトナーカートリッジ17の容量を増加しなければトナー補充のためのカートリッジ交換の頻度が高くなり、実用的でない。
そこで図8(B)に示すように中央部74の上部を構成するカバー部材78の大きさのみを変えることで、これ以外の部品の共通化を図れるので容量を確保しながらコストダウンを行うことができる。
これにより例えばYMC3色のトナーカートリッジ17は図8(A)に示すように高さh1のカバー部材78を、K色のトナーカートリッジ17は図8(B)に示すように高さh2のカバー部材78を使用することで、他の部品は共通化したままトナー必要量に応じて内部のトナー容量を変えることができる。
このとき、外側ハウジング70とカバー部材78の接合部78Bを例えば超音波溶着とすれば、さらに低コストで信頼性の高いトナーカートリッジ17とすることができる。
<凝集対応>
図9には、本発明に係る画像形成装置のトナーカートリッジの断面が示されている。
トナーカートリッジ17を搬送する際、トナー供給口84の設けられている側の突出部76Bが下になるように保持され、搬送される場合が考えられる。
このとき、図9に示すように内部のトナーTには図中矢印のような方向の流れが発生する。すなわち内部のトナーTは輸送されたとき微振動で重力方向へ凝縮しはじめるが、トナーTは容積の大きい方へ流れる傾向があるため、突出部76Bを下にしたとき、その境界壁75B部分までの突出部76Bより上側(中央部74)では大容量部(図中右側)へトナーTが移動しやすくなるため、突出部76A、76Bのトナー過剰凝縮を防止することができる。
上記の効果を得るためには中央部74の断面積をA、突出部76Aの断面積をB、突出部76Bの断面積をB’とするとB>A<B’、またはB=A=B’では効果はなく、突出部76A,76Bの断面積を中央部より小さく、すなわちB<A>B’とすることで縦に保持して搬送された際のトナー過剰凝縮を防止することができる。
また、過剰ではない程度のトナー凝集が起こった際にも、トナー搬送部材であるトナー搬送部材80を突出部76A/76B側(図中左)に設けたことで、断面が大きい側(図中右側)に配置された場合に比べ、トナー搬送部材80の受ける単位面積あたりの負荷を小さくし、回転負荷トルクの大幅な低減を可能としている。
<サイズダウン>
図8には、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一部が示されている。
本発明に係るトナーカートリッジ17は、図8(A)(B)に示すように内部のトナー必要量に応じて容量を容易に変えることができる。すなわち、に中央部74の上部を構成するカバー部材78の大きさのみを変えることで、これ以外の部品の共通化を図れるので容量を確保しながらコストダウンを行うことができる点は前述の通りである。
図8(B)に示すように各色のトナーカートリッジ17を同一のサイズで揃えることによりカバー体14の内部にはデッドスペースとなる14Bが生じることになり、スペース効率が悪くなってしまう。
これに対して、図8(A)のようにYMC3色には容量の小さいトナーカートリッジ17を、使用量の多いK色には容量の大きいトナーカートリッジ17を用いることでトナーカートリッジ17の収納部分を可能な限り削減し、デッドスペースをなくすことで装置全体を小型化することができる。
<その他>
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では電子写真用のトナーカートリッジだが、これに限らず微細な粉体を保存容器から搬出する構成であれば他の形式の製品への応用であってもよい。
本発明に係る画像形成装置を示す模式図である。 本発明に係る画像形成装置を示す斜視図である。 本発明に係るトナーカートリッジを示す斜視図である。 本発明に係るトナーカートリッジを示す図である。 本発明に係るトナーカートリッジの内側ハウジングを示す斜視図である。 本発明に係るトナーカートリッジを示す拡大図である。 本発明に係るトナーカートリッジの操作を示す断面図である。 本発明に係るトナーカートリッジを示す断面図である。 本発明に係るトナーカートリッジ内部のトナー移動を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るトナーカートリッジの配置を示す図である。 従来のトナーカートリッジを示す図である。 従来のトナーカートリッジを用いた画像形成装置を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 本体フレーム
14 カバー体
16 現像ユニット
17 トナーカートリッジ
18 搬送ユニット
20 像担持体
70 外側ハウジング
72 内側ハウジング
73 トナー供給口
74 中央部
76 突出部
77 筒状部(第1の領域)
79 増設部(第2の領域)
80 トナー搬送部材
82 V字型シール部材
84 トナー供給口

Claims (4)

  1. 円筒形の外側ハウジングと、
    前記外側ハウジング内に挿入されると共に内部にトナー搬送部材が配設され、トナー搬送方向中央部の外周面に開口部が形成された円筒形の内側ハウジングと、
    前記外側ハウジングにおけるトナー搬送方向中央部の外周面に突設され、前記開口部へ供給されるトナーを収容する増設部と、
    前記内側ハウジングの外周面における前記開口部のトナー搬送方向両側にそれぞれ一対突設され、前記外側ハウジングの内周面に当接して該外側ハウジングを支持するリング状の凸部と、
    略V字型の断面を有し、前記断面の解放端が互いに向かい合うように一対の前記凸部の間にそれぞれ設けられ、前記外側ハウジングの内周面に当接するシームレスリング形状の弾性部材と、
    を備えることを特徴とする、装置本体に着脱自在な交換式のトナーカートリッジ。
  2. 前記外側ハウジングの上部にはカバー部材が一体的に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記カバー部材の高さを変更することで容量を変更できることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記弾性部材が当接する前記外側ハウジングの内面は略円筒形状であり、前記内側ハウジングの挿入方向手前側に向けてテーパ形状の断面となるように内径が拡大する形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
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