JP2018031968A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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楠戸 良志
Ryoji Kusudo
良志 楠戸
明延 平山
Akinobu Hirayama
明延 平山
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Abstract

【課題】装置の小型化に好適な廃トナーの回収機構を提供する。
【解決手段】シャッタ部材34は、プロセスカートリッジが装置本体における装着完了位置に到達する前に、装置本体に設けられた当接部80gと当接する被当接部34hを有し、プロセスカートリッジの装着完了位置に向かう移動にともない、被当接部34hが当接部80gから受ける力によって、連結部材32の排出口32dを封止する第一の位置から排出口32dを開放する第二の位置に向かって移動し、プロセスカートリッジが装着完了位置に到達したときに第二の位置に位置するように構成されており、トナー収容容器14は、シャッタ部材34が第二の位置に位置するときに、シャッタ部材34の移動方向と交差する方向におけるシャッタ部材34の相対移動を規制するように構成された規制部14eを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に用いられるカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置において、メンテナンスの容易化等を目的として、画像形成に関わる回転体としての感光ドラムや現像ローラなど要素をカートリッジとして一体化し、画像形成装置本体へ着脱可能とした構成が知られている。このようなカートリッジ方式の装置において、画像形成時のクリーニング工程で発生する転写残トナー(以下廃トナーという)を、カートリッジ内に保持する構成が知られている。また、特許文献1には、廃トナーを、装置本体に設けられた廃トナー収容部(トナー収容容器)まで搬送する構成が記載されている。また、特許文献2には、トナー収容容器内のトナーを容器外部に排出するためのトナー排出口をスライド式のシャッタで開閉可能に封止する構成が記載されている。
特開2014−52475号公報 特開2012−98723号公報
近年の装置小型化のための各構成における小型化、省スペース化の要請は、上記のような廃トナーの回収機構においても存在し、よりコンパクトで省スペースな構成が求められている。
本発明は、装置の小型化に好適な廃トナーの回収機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のプロセスカートリッジは、
画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジであって、
トナーを収容するトナー収容容器と、
前記トナー収容容器におけるトナーを排出するための排出部を構成するとともに、前記装置本体に設けられたトナーの受入口と連結することで、トナーを前記トナー収容容器から前記装置本体へ移動可能とする連結部材であって、前記受入口と連結する連結位置と、連結しない非連結位置と、に移動可能に前記トナー収容容器に設けられた連結部材と、
前記非連結位置にある前記連結部材のトナーの排出口を封止する第一の位置と、前記排出口を開放する第二の位置と、に移動可能に前記トナー収容容器に設けられたシャッタ部材と、
前記シャッタ部材を前記第二の位置から前記第一の位置へ向かう方向に付勢する付勢部材と、
を備え、
前記シャッタ部材は、プロセスカートリッジが前記装置本体における装着完了位置に到達する前に、前記装置本体に設けられた当接部と当接する被当接部を有し、プロセスカートリッジの前記装着完了位置に向かう移動にともない、前記被当接部が前記当接部から受ける力によって前記第一の位置から前記第二の位置に向かって移動し、プロセスカートリッジが前記装着完了位置に到達したときに前記第二の位置に位置するように構成されており、
前記トナー収容容器は、前記シャッタ部材が前記第二の位置に位置するときに、前記シャッタ部材の移動方向と交差する方向における前記シャッタ部材の相対移動を規制するように構成された規制部を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能な上記プロセスカートリッジと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置の小型化に好適な廃トナーの回収機構を提供することができる。
実施例におけるシャッタの係閉動作を説明する部分断面図 実施例に係る電子写真画像形成装置の概略説明図 実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図 実施例に係るプロセスカートリッジ内の廃トナーの流れを説明する断面図 実施例における除去トナーの搬送経路を示す概略断面図 実施例に係るプロセスカートリッジの分解斜視図 実施例に係るプロセスカートリッジの形状を示す概略図 実施例に係る装置本体の前扉解状態を説明する斜視図 実施例に係るプロセスカートリッジの廃トナー排出部の断面図 実施例に係るプロセスカートリッジのシャッタ構成の説明図 実施例に係るプロセスカートリッジのシャッタ構成の説明図 実施例におけるシャッタユニットの概略斜視図 実施例における廃トナー連結部の連結構成を示す概略図 実施例におけるシャッタの支持構成を示す部分断面図 実施例におけるシャッタの支持構成を示す部分断面図 実施例におけるシャッタの支持構成を示す部分断面図 実施例におけるシャッタの支持構成を示す部分断面図 実施例におけるシャッタの開き防止構成を示す部分断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置及びプロセスカートリッジについて図面を用いて説明する。なお、画像形成装置とは、例えば電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。また、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体である感光ドラム、感光ドラム上に形成された潜像を現像する現像手段等を有し、電子写真画像形成装置本体(以下、装置本体)に着脱可能であるものを指す。また、プロセスカートリッジに用いられる感光ドラムとカップリング部材等を一体化したものをドラムユニットと呼ぶ。
なお、以下では、本発明の実施例に係る画像形成装置として、4個のプロセスカートリッジが着脱可能なフルカラー画像形成装置に本発明を適用した場合について、例示的に説
明する。なお、画像形成装置に装着するプロセスカートリッジの個数はこれに限定されるものではない。また同様に、実施例において開示する各構成について、特に限定的な記載をしない限り、材質、配置、寸法、その他の数値等を限定するものではない。また、特に明記しない限り上方とは画像形成装置を設置した際の重力方向上方を指すものとする。
[画像形成装置の概略説明]
以下に、本実施例の画像形成装置の画像形成に関する動作と、廃トナーの搬送について簡単に説明する。
(画像形成装置本体について)
図2〜図5を参照して、本実施例に係る電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。図2は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図、図3はプロセスカートリッジの主断面図である。図4は、プロセスカートリッジ7の廃トナー排出構成を示す概略断面図である。また、図5は、画像形成装置100の廃トナーの搬送経路を示す背面模式図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、複数の画像形成部を備える。具体的には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第一、第二、第三、第四の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、第一から第四の画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。なお、本実施例では、第一から第四の画像形成部の構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。
画像形成装置100は、4個の感光ドラム1(1Y、1M、1C、1K)を有する。感光ドラム1は、図示矢印A方向に回転する。感光ドラム1の周囲には帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)及びスキャナユニット(露光装置)3が配置されている。ここで、帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を均一に帯電する帯電手段である。そして、スキャナユニット3は、画像情報に基づきレーザ光を照射して感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。また、感光ドラム1の周囲には、現像装置(以下、現像ユニット)4(4Y、4M、4C、4K)及びクリーニング手段としてのクリーニングブレード(クリーニング部材)6(6Y、6M、6C、6K)が配置されている。さらに、4個の感光ドラム1に対向して、感光ドラム1上のトナー像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。
なお、本実施例では、現像ユニット4は、現像剤として非磁性一成分現像剤、即ち、トナーT(TY、TM、TC、TK)を用いる。また、本実施例では、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ17(17Y、17M、17C、17K)を感光ドラム1に対して接触させて接触現像を行うものである。
本実施例では、クリーニングユニット13(13Y、13M、13C、13K)は、感光ドラム1と、帯電ローラ2、クリーニングブレード6を有する。また、クリーニングブレード6によって除去された感光ドラム1上に残留していた転写残トナー(廃トナー)を収容する収納部としての廃トナー収容部14a(14aY、14aM、14aC、14aK)を有する。
さらに本実施例では、現像ユニット4およびクリーニングユニット13を、一体的にカートリッジ化して、プロセスカートリッジ7(7Y、7M、7C、7K)を形成している。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体に設けられた不図示の装着ガイド、位置決め部材などの装着手段(ガイド、案内機構)を介して、画像形成装置100に着脱可能となっている。本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ7は全て同一形状を有している。各色用のプロセスカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M
)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーT(TY、TM、TC、TK)が収容されている。
中間転写ベルト5は、全ての感光ドラム1に当接し、図示矢印B方向に回転する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材(駆動ローラ87、二次転写対向ローラ88、従動ローラ89)に掛け渡されている。中間転写ベルト5の内周面側には、各感光ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ8(8Y、8M、8C、8K)が並設されている。また、中間転写ベルト5の外周面側において二次転写対向ローラ88に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ9が配置されている。
画像形成時には、先ず、感光ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から発された画像情報に応じたレーザ光によって、帯電した感光ドラム1の表面が走査露光される。これにより、感光ドラム1上に画像情報に従った静電潜像が形成される。次いで、感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ユニット4によってトナー像として現像される。つまり感光ドラム1は、その表面にトナーで形成された像(トナー像)を担持する回転体(像担持体)である。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ8の作用によって中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、第一から第四の画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われる。各画像形成部で形成されたトナー像は、中間転写ベルト5上に順次に重ね合わせて一次転写される。その後、中間転写ベルト5の移動と同期して記録材12が二次転写部へと搬送される。そして、記録材12を介して中間転写ベルト5に当接している二次転写ローラ9の作用によって、中間転写ベルト5上の4色トナー像は、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置10に搬送される。定着装置10において記録材12に熱及び圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。また、一次転写工程後に感光ドラム1上に残留した一次転写残トナーは、クリーニングブレード6によって除去され、回収される。また、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置11(図2参照)によって除去される。なお、画像形成装置100は、所望の単独又はいくつか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することもできるようになっている。
なお、画像形成装置からカートリッジのように着脱自在に設けられたユニットを除く部位を画像形成装置本体(装置本体)と呼び、画像形成装置と区別する場合もある。
(印字中の廃トナー搬送について)
以下に、回収された廃トナーの搬送について説明する。クリーニングブレード6によって感光ドラム1上から回収された廃トナーは、収納部としての廃トナー収容部14a(14aY、14aM、14aC、14aK)に収容される。廃トナー収容部14aはカートリッジ側で一時的に廃トナーを収容する収容部としての機能を有する。
廃トナー収容部14aの第一搬送路51(51Y、51M、51C、51K)内に搬送部材(カートリッジ側搬送部材側)としての搬送スクリュー26(26Y、26M、26C、26K)(図3参照)が配置されている。これにより、廃トナー収容部14aに回収された廃トナーはカートリッジ側搬送部材としての搬送スクリュー26によって、プロセスカートリッジ7の長手方向一端側に搬送される。なお、プロセスカートリッジ7の長手方向は感光ドラム1の回転軸線や、搬送スクリュー26の回転軸線と平行な方向である。
よって特に断りがない場合には、プロセスカートリッジの長手方向と、感光ドラム1の回転軸線方向と、搬送スクリュー26の回転軸線方向と、は互いに平行な方向とみなす。なお、回転軸線方向(軸線方向)とは、回転体の回転軸線およびその回転軸線に平行な直線が延びている方向である。
搬送された廃トナーは第二搬送路61(図4参照)を通じて、装置本体の廃トナー受入口(トナー受け入れ口)80dに搬送される。なお、第二搬送路61は排出口32dに向けてトナーを移動させる排出路である。排出口32dから排出されたトナーが廃トナー受入口80dに進入する。第二搬送路61は、感光ドラム1の回転軸線方向において、カートリッジの一端側に配置されている。第二搬送路61は、軸線方向に交差する方向(本実施例では軸線方向とほぼ直交する方向)にトナーを自重で落下させる。詳細は後述するが、この廃トナー連結部材32は、プロセスカートリッジ7の画像形成装置への装着動作に応じて移動する。少なくとも画像形成を行う際に、廃トナー連結部材32は本体廃トナー受入口80dと連結した状態となる。
廃トナーは、廃トナー受入口80dから本体第一搬送路80aを介して本体第二搬送路80bに送られる。その後、本体第二搬送80b内に設けられた本体搬送スクリュー85によって画像形成装置の本体側トナー収納部としての廃トナーボックス86(図5参照)に排出、収容される。
[プロセスカートリッジについて]
図3、図6を参照して、本実施例の画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。図6は、現像ユニット4とクリーニングユニット13を示す分解斜視図である。プロセスカートリッジ7は、現像ユニット4、クリーニングユニット13が一体となって形成されている。図6に示すように、現像ユニット4は、軸受部材19R、19Lに設けられた、孔19Ra、19Laを備える。また、クリーニングユニット13は、クリーニングユニット13の枠体に設けられた孔13a(13aR、13aL、図6参照)を備える。そして、現像ユニット4とクリーニングユニット13は、孔19Ra、19Laと孔13aR、13aLに嵌合する軸24(24R、24L)を中心に回動自在に結合されている。また、現像ユニット4は、加圧バネ25により付勢されている。そのため、プロセスカートリッジ7の画像形成時においては、現像ユニット4は軸24を中心に図3に示す矢印F方向に回転し、感光ドラム1と現像ローラ17は当接する。現像ローラ17は、その表面にトナー(現像剤)を担持して回転する回転体(現像剤担持体、現像部材)である。現像ローラ17は、感光ドラム1にトナーを供給することで、感光ドラム1の潜像を現像する。
(現像ユニットについて)
図3、6を参照して、本実施例のプロセスカートリッジ7における現像ユニット4について説明する。図3、図6に示すように、現像ユニット4は、現像ユニット4内の各種要素を支持する現像枠体18を有する。現像ユニット4には、感光ドラム1と接触して図示矢印D方向(反時計方向)に回転する現像ローラ17が設けられている。現像ローラ17は、その長手方向(回転軸線方向)の両端部において、現像軸受19(19R、19L)を介して、回転可能に現像枠体18に支持されている。ここで、現像軸受19(19R、19L)は、現像枠体18の両側部にそれぞれ取り付けられている。
また、現像ユニット4は、図3に示すように、現像剤収納室(以下、トナー収納室)18aと、現像ローラ17が配設された現像室18bを有する。現像室18bには、現像ローラ17に接触して矢印E方向に回転する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ20と、現像ローラ17のトナー層を規制するための現像剤規制部材としての現像ブレード21が配置されている。トナー供給ローラ20は現像ローラ17にトナーを供給するローラ
である。トナー供給ローラ20はその表面にトナーを担持して回転する回転体であり、トナー供給部材である。現像ブレード21は、支持部材22に対し、例えば溶接され一体化されている。また、現像枠体18のトナー収納室18aには、収容されたトナーを撹拌するとともに前記トナー供給ローラ20へトナーを搬送するための撹拌部材23が設けられている。
(クリーニングユニットについて)
図3、図6、図7を参照して、本実施例のプロセスカートリッジ7におけるクリーニングユニット13について説明する。クリーニングユニット13は、クリーニングユニット13内の各種要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体14を有する。クリーニング枠体14には、軸受部材27(27Rおよび27L、図6参照)を介して感光ドラム1が図3に示す矢印A方向に、回転可能に取り付けられている。また、クリーニングブレード6は、図3に示すように、一次転写後に感光ドラム1の表面に残った転写残トナー(廃トナー)を除去するための弾性部材6aと、弾性部材を支持するための支持部材6bとが一体に形成されている。クリーニングブレード6は、感光ドラム1の長手方向の両端部をクリーニング枠体14にビス等の手段で固定されている。
クリーニングブレード6によって感光ドラム1の表面から除去された廃トナーは、クリーニングブレード6とクリーニング枠体14により形成される空間を重力方向に落下し、廃トナー収容部14a内に一時的に収容される。また、クリーニング枠体14には、帯電ローラ軸受15が、帯電ローラ2の回転中心と感光ドラム1の回転中心とを通る線に沿って、取り付けられている。ここで、帯電ローラ軸受15は、図3に示す矢印C方向に移動可能に取り付けられている。帯電ローラ2の回転軸(不図示)は、帯電ローラ軸受15に回転可能に取り付けられている。そして、帯電ローラ軸受15は、付勢手段としての帯電ローラ加圧バネ16により感光ドラム1に向かって付勢される。
ここで、図3、図7に示すように、本実施例におけるプロセスカートリッジは、隣り合うカートリッジの現像ユニット4とクリーニングユニット13の断面方向における形状は各々オフセットした形状としている。すなわち、隣接するプロセスカートリッジのうちの一方のプロセスカートリッジの現像ユニット4と、他方のプロセスカートリッジのクリーニングユニット13と、の間の隙間(デッドスペース)が小さくなるように、互いに対応する形状を有する構成である。具体的には、例えば、図7に示すように、軸線方向に見た断面において、一方のプロセスカートリッジのクリーニングユニット13における凸形状に対応した凹形状を、これに隣接する他方のプロセスカートリッジの現像ユニット4に設けたような構成である。
図8に示すように、本実施例においては、プロセスカートリッジ7は長手方向(図中矢印J方向)に沿って装置本体100に装着される。このため、近接するプロセスカートリッジの現像ユニット4の形状をクリーニングユニット13に極力近付ける(隣接する構成の形状に対応した形状とする)ことでデッドスペースを減らし現像ユニット4の容量を増やすことができる。これにより装置本体100の小型化を狙うものである。
[廃トナー搬送部について]
図6を参照して、廃トナーを搬送する搬送部について説明する。廃トナーを搬送する廃トナー搬送装置は、画像形成装置のプロセスカートリッジの装着方向(図中矢印J方向)の奥側に設置されている。本実施例においては、装置本体100の長手方向の幅を抑えるために、長手方向の一端部(装着方向奥側)で、装置本体の廃トナー搬送装置とプロセスカートリッジを断面方向(装着方向と交差する方向)でオーバーラップさせている。つまり、図6に示すように、廃トナー排出部40(図4参照)は、感光ドラム軸線方向で、装着突き当て位置(装着時における矢印J方向へのカートリッジの移動が装置本体の枠体に
よって最終的に規制される位置)7mより内側(領域AA)に配置されている。言い換えれば、画像形成装置のプロセスカートリッジを装着するための空間のうち、後側板の近傍でプロセスカートリッジ7から廃トナーが本体側へと受け渡される構成になっている。
図3、図4を参照して、廃トナー排出部40の構成について説明する。感光ドラム1は、装置本体100からの駆動を受けて矢印A方向に回転する。感光ドラム1の回転は、カートリッジ側搬送部材側としての廃トナー搬送スクリュー26へと伝達される。廃トナー搬送スクリュー26は、クリーニング枠体14の廃トナー収容部14aに配置されており、矢印G方向に回転する。搬送スクリュー26は、感光ドラム1の軸線方向に沿って配置された第一搬送路51内の廃トナーをプロセスカートリッジ7の長手一端方向(図4矢印H方向)へと搬送する。
搬送された廃トナーは、第一搬送路51と略直交する方向に設置された第二搬送路61を経て、廃トナー連結部材32に設けられた開口部である排出口32dから装置本体100の廃トナー受入口80dへと排出される。ここで、廃トナー搬送スクリュー26は、本実施例ではスクリュー形状であるが、搬送力を持つねじりコイルばね形状や、不連続な羽根形状を持つ他の構成であってもよい。
(廃トナー排出部の連結構成について)
図8、図9を参照して、廃トナー排出部の装置本体100との連結について説明する。図9は、廃トナー接続部32の接続方法を示す図である。図9(a)に示すように、プロセスカートリッジ7の廃トナー連結部材32には排出口32dが設けられている。一方、装置本体100には、プロセスカートリッジ7からの排出トナーを受け入れる廃トナー受入口80dが設置されている。ここで、図9(a)は、プロセスカートリッジ7が装置本体100に装着された直後の状態を示している。この際、装置本体100の前扉91は開いた状態である(図8参照)。この状態では、廃トナー連結部材32は不図示の付勢部材により図中矢印Nとは反対方向である矢印Pの方向に付勢されており、装置本体100とは連結しない退避位置(非連結位置)にある。
プロセスカートリッジ7の装着後、装置本体100の前扉91(図8参照)を閉じる動作に伴い、アーム42は不図示の機構によってアーム回転軸42c中心に矢印M1方向(図9(a)参照)に回転する。そして、図9(b)に示すように、廃トナー連結部材32は図中矢印N方向へと付勢され、廃トナー受入口80d(図4参照)に侵入する。この図9(b)に示す状態が、画像形成時においてプロセスカートリッジ7からの廃トナーを装置本体100側へ排出可能な連結状態(廃トナー連結部材32が連結位置にある状態)である。
この連結状態の解除は上述とは逆の手順で行われる。つまり、プロセスカートリッジ7の取り出しのため、本体前扉91を開くと、アーム部42は前扉91の動きに連動して矢印M1方向(図9(a)参照)とは逆方向である矢印M2方向(図9(c)参照)に回転される。そして矢印M2方向に回転したアーム42は、図9(c)に示すように、廃トナー連結部材32の第二当接部32hと押し上げ部42dが当接する。これにより、廃トナー連結部材32は上方の退避位置(図9(a)参照)へと押し上げられる。
[シャッタの構成について]
図10〜図12を参照して、廃トナー連結部材32に設置されたシャッタ(開閉部材)34の動作について、説明する。図10は、シャッタ部材34が廃トナー連結部材32の排出口32dを封止する第一の位置である「閉」位置を説明するための模式図であり、図11は、排出口32dを開放した第二の位置である「開」位置を説明するための模式図である。図12は、プロセスカートリッジ7から取り外した状態のシャッタユニットの斜視
図である。また、図10(a)、図11(a)は下方から見た斜視図であり、図10(b)、図11(b)は、装着方向(図中矢印J方向)と交差する方向の模式的断面図である。ここで、便宜上、図10、図11中に矢印で示す方向を本実施例における上下方向及び左右方向とする。
図10、11に示すように、廃トナー連結部材32にはシャッタ部材34(以下、シャッタ34)の開閉時のガイドとなるリブ形状のガイド部32b、32c((第一、第二のガイド部)が設けられている。一方、シャッタ34には被ガイド部となるガイド溝34a、34bが設けられている(図10(b)参照)。図10に示す「閉」位置においては、シャッタ34は廃トナー連結部材32のガイド部32b、32cにガイド溝34a、34bが支持され、かつ支持軸34e(図12参照)がクリーニング枠体14の支持穴14dに嵌入され、支持されている。また、圧縮バネであるシャッタ付勢部材36により「閉」位置が保持されている。この際、シャッタ34は、突き当て面34fが廃トナー連結部材32の突き当てリブ32mと当接することで移動が規制されている。さらに、シャッタ34は、封止部として弾性シール部材35が取り付けられており、「閉」位置においては排出口32dとシャッタ34との間で圧縮された状態(図10(b)参照)で保持されている。これにより、廃トナー連結部材32の排出口32dは隙間なく塞がれ、廃トナーの漏出が防止可能となる。シャッタ34が閉位置と開位置との間を移動する方向は、プロセスカートリッジ7が装置本体に対して着脱される際の移動方向と略平行である。ここで略平行とは、完全に平行な場合と、装置の動作上問題が生じない範囲において、完全に平行な場合よりも若干傾斜したような場合と、を含む。
図11を参照して、シャッタ34が排出口32dを開放する「開」位置について説明する。なお、本発明における第二の位置としての開位置とは、シャッタ34が排出口32dの一部を開放する位置、すなわち中途半端に開放する位置を含むものではなく、排出口32dの全体を完全に開放した状態となる位置を指すものとする。クリーニング枠体14にはシャッタ34を支持するリブ形状のシャッタガイド部14bと溝形状のシャッタガイド溝14cが設けられている。そして、シャッタガイド部14bがガイド溝34bを、さらに、シャッタガイド溝14cが被ガイド部34jを各々支持している。また、詳細は後述するが、クリーニング枠体14の規制穴14eに被規制部34g(図12参照)が嵌合することでクリーニング枠体14に対するシャッタ34の左右方向(シャッタの移動方向と交差または直交する方向)の相対移動が規制されている。本実施例では、規制穴14eがシャッタ34の閉位置から開位置へ向かう移動方向に凹んだ凹部形状であり、被規制部34gが上記移動方向に突出した凸部形状で構成されているが、規制構成はかかる構成に限定されるものではない。
図13を参照して、プロセスカートリッジ7の装置本体への装着に連動するシャッタ34の開閉動作を説明する。図13は、図10中の右方向から廃トナー連結部40を見た図である。上述のように、シャッタ34はプロセスカートリッジ7の装置本体100への着脱に連動して開閉するように構成されている。
図13(a)に示すように、装置本体100の本体搬送部80(図4参照)にはプロセスカートリッジ7装着時にシャッタ34と当接する当接部となるシャッタ突き当て部80gが一体的に設けられている。また、シャッタ34にはシャッタ突き当て部80gと当接する被当接部である被当接面34hが設けられている。なお、被当接面34hは、被規制部34gと一体的に構成されている。プロセスカートリッジ7は、装置本体100への挿入に伴い、図13(b)に示すように、装着完了位置に到達する前に、被当接面34hが本体搬送部80のシャッタ突き当て部80gと当接する。この状態からさらにプロセスカートリッジ7を挿入すると、シャッタ34は徐々に排出口32dを開放し、最終的に装着位置において排出口32dを完全に開放する(図13(c))。
シャッタ34開閉動作時のシャッタ34の支持構成(廃トナー連結部材32からクリーニング枠体14との間の受け渡し)について説明する。まず、図14、図15を用いて上下方向について説明する。図14は、シャッタ34の左側の支持部を示す長手方向の断面図であり、左方向から見た(左側から右側に向かって見た)図である。図15は、右側の支持部を示す長手方向の断面図であり、右方向から見た(右側から左側に向かって見た)図である。
図14を参照して、まず左側の支持について説明する。前述したように、シャッタ34は「閉」位置においては、廃トナー連結部材32のガイド部32bにガイド溝34dが支持されているが、図14(a)に示すように、クリーニング枠体14のシャッタガイド部14b(第三のガイド部)にも支持されている。つまり、ガイド部32bとシャッタガイド部14bは上下方向に略同一位置に配置されており、シャッタ34は廃トナー連結部材32とクリーニング枠体14の両方に渡って支持されている。一方、図14(b)に示す「開」位置においては、クリーニング枠体14のシャッタガイド部14bのみ支持されており、廃トナー連結部材32との係合は完全に外れている。ガイド部32bとシャッタガイド部14bが廃トナー連結部材32をガイドする位置は、シャッタ付勢部材36のシャッタ34付勢箇所に対して、シャッタ34の移動方向と直交する方向における、突き当て部80gと被当接面34hの当接位置とは反対側となる。一方、ガイド部32cが廃トナー連結部材32をガイドする位置は、シャッタ付勢部材36のシャッタ34付勢箇所に対して、シャッタ34の移動方向と直交する方向における、突き当て部80gと被当接面34hの当接位置と同じ側となる。
図15を参照して、右側の支持について説明する。図15(a)に示す「閉」位置から図15(c)に示す「開」位置への移動途中である、図15(b)の状態において、シャッタ34は、廃トナー連結部材32とクリーニング枠体14との両方に支持されている。シャッタ34は、左側のガイド部32b(第一のガイド部)よりも右側のガイド部32c(第二のガイド部)に対して長く引っかかった状態が続くように、挿入方向Jにおいて、右側のガイド溝34bの方が左側のガイド溝34aよりも長く形成されている。ここで、右側と左側の受け渡しのタイミングをずらしているのは、シャッタ34が「開」位置から「閉」位置に戻る際、廃トナー連結部材32との係合のタイミングを右側と左側でずらすためである。シャッタ34は「閉」位置に戻る際、弾性シール部材35を圧縮しながら閉じるため、シャッタ34と廃トナー連結部材32の係合タイミングを右側と左側とでずらすことにより係合時の最大抵抗を減らし、スムーズに確実に動作させるためである。
図1を参照して、シャッタ34の左右方向の支持について説明する。図1は、長手方向に延びる模式的断面図であり、上方から見た図である。まず、図1(a)に示すように、「閉」位置においては、シャッタ34は、幅規制部34m、34n(L1間)が各々廃トナー連結部材32のガイド部32b、32c(L2間)に規制されることで左右方向の位置が決まる。シャッタ34が「開」位置へ移動するとシャッタ34と廃トナー連結部材32の係合は解除され、図1(b)に示すような状態となる。すなわち、クリーニング枠体14のシャッタガイド部14bと規制部14e(L4間)と、シャッタ34の幅規制部34nと被規制部34gの先端部(L3間)で規制される。ここで、L1とL2、及びL3とL4とはシャッタ34の開閉がスムーズに行えるようにある程度のガタを設けている。そして、図1(c)に示すように、シャッタ34の「開」位置においては、クリーニング枠体14の規制穴14eの幅(L6間)とシャッタ34の被規制部34gに設けられた被規制面34g1間(L5間)で左右方向が規制される。被規制部34gは、根元側の方が先端側よりも規制穴14eとの間の隙間が狭くなるように構成されている。このL6とL5の関係は嵌合関係としてあり、上述のL1とL2及びL3とL4のガタより高精度に左右方向を規制している。
ここで、本実施例におけるシャッタ34は、省スペースに廃トナー連結部32の排出口32dを封止するために、長手方向(シャッタ34の開閉方向)からみて廃トナー連結部材32を覆うようにコの字型に形成している(図10(b)参照)。また、プロセスカートリッジ7装着時に装置本体100のシャッタ突き当て部80gと当接し、シャッタ34を開閉させる被当接面34hは、クリーニングユニット13の断面において最外形の内側かつクリーニング枠体14に近接した位置とした(図7参照)。これは、上述したように、現像ユニット4の容量を最大限確保するためである。かつ、プロセスカートリッジ7単体でのユーザの取り扱い時に触りにくくし、誤ってシャッタ34を開くことを防止するためである。このため、装置本体100のシャッタ突き当て部80gも、被当接面34hと同様、可能な限り小さくする必要がある。
ここで、例えば、プロセスカートリッジ7を装置本体100に装着同梱して輸送した場合に、落下等で衝撃がプロセスカートリッジ7に加わると、シャッタ34もその衝撃で位置がズレることが想定される。さらに、シャッタ34は省スペース化のために薄肉の樹脂で、かつ、コの字型に形成されており、衝撃等で変形(左右にコの字が開く方向)しやすく、図16に示す図中矢印M3方向へ回転しやすい。仮に、シャッタ突き当て部80gから被当接面34hが脱落してしまうと、装置本体100の第二の搬送部80と係合するため下方に移動している廃トナー連結部材32(図9(c)参照)とシャッタ34とが干渉する可能性がある。その干渉の程度によっては、プロセスカートリッジ7の取出し時に廃トナー連結部材32の排出口を封止できない状態となる可能性がある。しかしながら、本実施例においては、シャッタ34の被当接面34gの裏側に被規制部34gを一体的に形成している。すなわち、シャッタ34は、シャッタ34の移動方向と交差する方向における、突き当て部80gが被当接面34hと当接する位置の近傍において、規制穴14eによって左右方向の移動が規制される。これにより、「開」位置においてシャッタ34の左右方向の移動は精度よく規制される。シャッタ34は「開」位置以外の位置では、クリーニング枠体14から廃トナー連結部材32への受け渡しも含めてスムーズに開閉動作させるためにガタが必要であるため、「開」位置のみ精度よく規制すれば良い。
ここで、図16に示すように、シャッタ34はシャッタ付勢部材36によって、左右方向の中央部を「閉」方向に付勢されている。一方で、シャッタ34は、装置本体100のシャッタ突き当て面80gにより、左右方向の右寄りの位置を押されて「開」状態を維持している。つまり、「開」状態においては、左右方向に異なる位置で付勢している。これにより、シャッタ34は「開」位置へ移動する際、図中矢印M3方向に力を受けることとなり、左右方向の右方向に付勢される。従ってシャッタ34の「開」位置への移動時は、上述したシャッタ突き当て部80gからのシャッタ34の被当接面34hの脱落は防止される構成となっている。
図18を参照して、シャッタ34をユーザが誤って開けないための構成を説明する。図18は、長手方向における断面図であり、上方から見た図である。前述のように、シャッタ34は被当接面34hをクリーニング枠体14に近接して配置することにより、ユーザが被当接面34hを触りにくく形成している(図10(b)参照)。また、図10で示すように、シャッタ34の「閉」位置での移動は、廃トナー連結部材32の突き当て部32mにより規制されている。このため、シャッタ34の長手方向端面である突き当て面34fは廃トナー連結部材32に覆われており、長手方向(シャッタ開閉方向)からシャッタ34を触れることができないように構成されている。
一方で、シャッタ34の左右方向の側面をユーザが触ってしまう場合が想定される。この場合、図18に示すように、図中矢印R方向(シャッタ開閉方向に対して傾斜した方向)に力が加わるとシャッタ34が「開」方向へ付勢されることとなる。本実施例において
は、突出部として、クリーニング枠体14のガイド部14bに傾斜面14b2を有する凸部14b1をガイド面の一部に設けてある。これにより、仮にシャッタ34が「開」方向に矢印R方向の力により移動したとしても、この傾斜面12b2に突き当たることにより、それ以上の移動は規制(ある程度以上の力が加わらないと移動できないように制限)される。これにより、シャッタ34が排出口32dを開放することが防止される。なお、被当接面34hが突き当て部80gから受ける力以外の力によってシャッタ34が閉位置から開位置へ移動するのを抑制することができる構成であれば他の構成を適宜採用してよい。すなわち、シャッタ34が閉位置から開位置への移動する途中でシャッタ部材34に対する抵抗力を増大させるようなガイド構成であればよい。
以上説明したように、本実施例においては、プロセスカートリッジ対して移動可能に構成された廃トナー連結部32の排出口32dを開閉可能に塞ぐシャッタ34において、「開」位置で精度よく位置決めする構成を提示した。具体的には、シャッタ34開閉時のガイド部(34a、34b及び14b、14c)とは別に、左右方向の移動規制する規制部を設けた。そして、規制部は、シャッタ34を開閉するために装置本体100のシャッタ突き当て部80gと当接する被当接面34fの裏側、つまり断面方向でシャッタ突き当て部80gと同一位置に配置した。これにより、ガイド部にある程度のガタを持たせても、プロセスカートリッジ7の装着同梱物流時の落下等の衝撃で、装置本体100のシャッタ突き当て部80gからの被当接面34fの脱落することが防止できる。さらに、シャッタ34の左右方向の移動を精度よく規制できるため、シャッタ34の開閉機構(被当接面34g、シャッタ突き当て部80g等)を省スペースに配置できる。
また、被当接面34gをクリーニング枠体14に近接して配置した。これによりユーザが被当接面34gを触りにくくし、誤ってシャッタ34を開けることが防止できる。また、シャッタ34の被当接面34gを、左右方向において、シャッタ付勢部材36がシャッタ34を付勢する位置より右方向、つまりクリーニング枠体側に配置した。これにより通常の開閉動作時にシャッタ34はクリーニング枠体14寄りに付勢され、シャッタ突き当て部80からの脱落が防止される。
また、シャッタ34の開閉(スライド)方向は、プロセスカートリッジ7の装置本体100への装着方向と同一とした。これにより、装置本体100の固定部にシャッタを当接させることで、容易に装着動作に連動してシャッタ34が開閉できる。
また、クリーニング枠体14のガイド部14bに傾斜面14b2を有する凸部14b1を設けた。これにより、ユーザがシャッタ34を側面(左方向)から押した際に誤ってシャッタ34が開くことを防止できる。
7…プロセスカートリッジ、7m…装着突き当て位置、13…クリーニングユニット、14…クリーニング枠体、14a…廃トナー収容部、14b、c…シャッタガイド部、14e…規制穴、32…廃トナー連結部材、32b、c…ガイド部、32d…排出口、32m…突き当てリブ、34…シャッタ、34a、b…ガイド溝、34e…支持軸、34f…突き当て面、34h…被当接面、34j…被ガイド部、35…弾性シール部材、36…シャッタ付勢部材、40…廃トナー排出部、80d…廃トナー受入口、80g…シャッタ突き当て部、100…画像形成装置

Claims (16)

  1. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジであって、
    トナーを収容するトナー収容容器と、
    前記トナー収容容器におけるトナーを排出するための排出部を構成するとともに、前記装置本体に設けられたトナーの受入口と連結することで、トナーを前記トナー収容容器から前記装置本体へ移動可能とする連結部材であって、前記受入口と連結する連結位置と、連結しない非連結位置と、に移動可能に前記トナー収容容器に設けられた連結部材と、
    前記非連結位置にある前記連結部材のトナーの排出口を封止する第一の位置と、前記排出口を開放する第二の位置と、に移動可能に前記トナー収容容器に設けられたシャッタ部材と、
    前記シャッタ部材を前記第二の位置から前記第一の位置へ向かう方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記シャッタ部材は、プロセスカートリッジが前記装置本体における装着完了位置に到達する前に、前記装置本体に設けられた当接部と当接する被当接部を有し、プロセスカートリッジの前記装着完了位置に向かう移動にともない、前記被当接部が前記当接部から受ける力によって前記第一の位置から前記第二の位置に向かって移動し、プロセスカートリッジが前記装着完了位置に到達したときに前記第二の位置に位置するように構成されており、
    前記トナー収容容器は、前記シャッタ部材が前記第二の位置に位置するときに、前記シャッタ部材の移動方向と交差する方向における前記シャッタ部材の相対移動を規制するように構成された規制部を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記シャッタ部材は、前記シャッタ部材の移動方向と交差する方向における、前記当接部が前記被当接部と当接する位置の近傍において、前記規制部によって前記相対移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記規制部は、前記シャッタ部材の前記第一の位置から前記第二の位置へ向かう移動方向に凹んだ凹部であり、
    前記シャッタ部材は、前記第一の位置から前記第二の位置へ向かう移動方向に突出した凸部を有し、前記凸部が前記凹部に嵌ることで、前記相対移動が規制されることを特徴とする請求項1または2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記凸部は、根元側の方が先端側よりも前記凹部との間の隙間が狭くなるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 前記連結部材は、前記シャッタ部材の移動をガイドするとともに、前記第一の位置にある前記シャッタ部材を支持する第一のガイド部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記連結部材は、前記付勢部材が前記シャッタ部材を付勢する箇所に対して、前記シャッタ部材の移動方向と直交する方向における、前記第一のガイド部とは反対側において、前記シャッタ部材の移動をガイドするとともに、前記第一の位置にある前記シャッタ部材を支持する第二のガイド部を有することを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記シャッタ部材は、前記第一の位置から前記第二の位置へ向かう移動において、前記第二のガイド部によりガイドされる状態が、前記第一のガイド部によりガイドされる状態よりも長く続くように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカート
    リッジ。
  8. 前記第二のガイド部が前記シャッタ部材をガイドする位置は、前記付勢部材が前記シャッタ部材を付勢する箇所に対して、前記シャッタ部材の移動方向と直交する方向における、前記当接部が前記被当接部と当接する位置と同じ側に設けられていることを特徴とする請求項6または7のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記第二のガイド部が前記シャッタ部材をガイドする状態は、前記規制部が前記シャッタ部材の前記相対移動を規制する状態となるまで続くことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記トナー収容容器は、前記シャッタ部材の移動をガイドするとともに、前記第二の位置にある前記シャッタ部材を支持する第三のガイド部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記第三のガイド部が前記シャッタ部材をガイドする位置は、前記付勢部材が前記シャッタ部材を付勢する箇所に対して、前記シャッタ部材の移動方向と直交する方向における、前記当接部が前記被当接部と当接する位置とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項10に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記第三のガイド部は、前記被当接部が前記当接部から受ける力以外の力によって前記シャッタ部材が前記第一の位置から前記第二の位置へ移動するのを抑制すべく、前記シャッタ部材が前記第一の位置から前記第二の位置への移動する途中で前記シャッタ部材に対する抵抗力を増大させるように構成されていることを特徴とする請求項10または11に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記第三のガイド部は、前記シャッタ部材をガイドする面に、前記シャッタ部材の移動方向に対して傾斜した傾斜面を有する突出部を有することを特徴とする請求項12に記載のプロセスカートリッジ。
  14. 前記シャッタ部材は、前記シャッタ部材の移動方向と交差する方向において、前記付勢部材に付勢される箇所が、前記排出口を封止する封止部の中央部の近傍に位置することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 前記シャッタ部材が移動する方向は、装置本体に対して着脱される際のプロセスカートリッジの移動方向と略平行であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  16. 装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱可能な請求項1〜15のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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