JP2017102165A - カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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悠 秋葉
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明延 平山
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Abstract

【課題】ユーザーの誤操作による現像剤飛散を防止することができるカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供する。【解決手段】開口を有し現像剤が搬送される搬送路を有する枠体と、前記開口の開閉を開位置と閉位置とで行うシャッタと、前記シャッタに対し前記閉位置へ付勢する第1の付勢部材と、前記シャッタの前記閉位置からの開動作を規制する規制面を有する規制部材と、前記規制面による規制を解除する解除部材と、前記解除部材を前記第1の付勢部材の付勢方向と同じ方向に付勢する第2の付勢部材と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関するものである。ここで、カートリッジとは、電子写真感光体ドラムなどの像担持体を少なくとも備え、更には像担持体と、像担持体に作用するプロセス手段とを一体的に備え、画像形成装置の装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。
そして、画像形成装置としては、電子写真方式の複写機、プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれるものである。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いたプリンタ等の画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(感光体ドラム)を一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体ドラムを選択的に露光することによって、感光体ドラム上に静電像を形成する。次いで、感光体ドラム上に形成された静電像を、現像剤としての現像剤で現像剤像として顕像化する。そして、感光体ドラム上に形成された現像剤像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写し、更に記録材上に転写された現像剤像に熱や圧力を加えることで現像剤像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
このような画像形成装置には、一般に、各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。この各種のプロセス手段のメンテナンスを容易にするために、感光体ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置に着脱可能なカートリッジとすることが実用化されている。
このようなカートリッジには、感光体ドラムを有するクリーニングユニット、現像担持体を有する現像ユニット、現像剤を供給する現像剤ユニッ現像剤どの着脱ユニットを持つ構成が知られている。これらの着脱ユニットの中で、例えばクリーニング装置について述べると、以下の構成をとっているものがある。
即ち、プロセスカートリッジのクリーニング装置として、クリーニング枠体に感光体ドラム、感光体ドラムを帯電させるための帯電ローラ、感光体ドラム上に残った現像剤(除去現像剤)を感光体ドラムから掻き取るクリーニング部材を設けたものである。
そして、クリーニング部材によって掻き取られた除去現像剤を一時的に収納する除去現像剤収容部、除去現像剤収容部の除去現像剤を画像形成装置に搬送するための搬送路、搬送部材を有するものもある。上記搬送路や搬送部材を有するクリーニング装置では、感光体ドラムから掻き取られた除去現像剤は、クリーニング装置内の除去現像剤収容部に収容された後に、搬送部材により搬送路内を移送され、その後、画像形成装置の除去現像剤受け入れ部へ送られる。画像形成装置に送られた除去現像剤は、画像形成装置に設置された除去現像剤回収ボックスへと搬送され、回収が完了する。
このような除去現像剤の回収構成を有する着脱ユニットにおいて、着脱時の現像剤飛散防止としてシャッタ機構を備えるものが知られる(特許文献1)。
特開2009−42567号公報
しかしながら、特許文献1では、カートリッジの着脱の際に、シャッタをユーザーが誤って操作することにより、現像剤飛散が生ずる可能性があった。
本発明の目的は、ユーザーの誤操作による現像剤飛散を防止することができるカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るカートリッジは、開口を有し現像剤が搬送される搬送路を有する枠体と、前記開口の開閉を開位置と閉位置とで行うシャッタと、前記シャッタに対し前記閉位置へ付勢する第1の付勢部材と、前記シャッタの前記閉位置からの開動作を規制する規制面を有する規制部材と、前記規制面による規制を解除する解除部材と、前記解除部材を前記第1の付勢部材の付勢方向と同じ方向に付勢する第2の付勢部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別のカートリッジは、開口を有し現像剤が搬送される搬送路を有する枠体と、前記開口に対して、閉位置と開位置とに移動可能なシャッタと、前記シャッタの開動作を規制するロック面を有し、回転移動するロック部材と、前記シャッタの開動作方向に移動し、前記ロック部材を回転移動させるレバー部材と、前記シャッタを閉位置に付勢する第1の付勢部材と、前記レバー部材をロック面が前記シャッタと係合する方向に付勢する第2の付勢部材と、を有し、前記ロック部材が、前記シャッタと前記レバー部材の間になるように配置したことを特徴とする。
また、本発明に係るプロセスカートリッジおよび画像形成装置は、それぞれ上記カートリッジを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーの誤操作による現像剤飛散を防止することができる。
(a)は本発明の実施形態に係るカートリッジのシャッタ閉位置を示すカートリッジの挿入方向における概略断面図、(b)はシャッタ開位置を示すカートリッジの挿入方向における概略断面図 本発明の実施形態に係るカートリッジを搭載した画像形成装置の概略断面図 本発明の実施形態に係るカートリッジの挿入方向に直交する概略断面図 本発明の実施形態に係る除去現像剤の駆動伝達構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係るカートリッジにおけるシャッタロック構成を示す図 本発明の実施形態に係るカートリッジの挿入方向における概略断面図 本発明の実施形態に係る除去現像剤の搬送経路を示す概略断面図 本発明の実施形態に係るカートリッジの分解斜視図 本発明の実施形態に係るカートリッジの画像形成装置の装置本体への挿入方向を示す斜視図 本発明の実施形態に係るカートリッジのシャッタ仮保持位置を示す概略断面図
以下に、本発明の好ましい実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
《第1の実施形態》
[画像形成装置]
先ず、本発明の実施形態に係るカートリッジを搭載した電子写真方式の画像形成装置の全体構成について説明する。図2は、本実施形態に係るカートリッジを複数有する画像形成装置の装置本体100の概略断面図、図3はカートリッジの主断面図である。また、図8は装置本体100へのカートリッジの着脱方向を示す概略斜視図である。
装置本体100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施形態では、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
尚、本実施形態では、第1〜第4の画像形成部の構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。
即ち、本実施形態では、装置本体100は、4個の感光体ドラム(ドラム)1(1Y、1M、1C、1K)を有する。ドラム1は、図2の矢印A方向に回転する。ドラム1の周囲には帯電ローラ2及びスキャナユニット(露光装置)3が配置されている。
ここで、帯電ローラ2は、ドラム1の表面を均一に帯電する帯電手段である。そして、スキャナユニット3は、画像情報に基づきレーザーを照射してドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。又、ドラム1の周囲には、現像装置(現像ユニット)4(4Y、4M、4C、4K)及びクリーニング手段(現像剤(トナー)を回収する回収部材)としてのクリーニングブレード6(6Y、6M、6C、6K)が配置されている。
更に、4個のドラム1に対向して、ドラム1上の現像剤像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。
尚、本実施形態では、現像ユニット4は、現像剤として非磁性一成分現像剤、即ち、現像剤Tを用いる。又、本実施形態では、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ17をドラム1に対して接触させて接触現像を行うものである。
本実施形態では、ドラム1と、帯電ローラ2、クリーニングブレード6と、感光体ドラム1上に残留している転写残現像剤(除去現像剤)を収容する収容部14a(14aY、14aM、14aC、14aK)を備える感光体ユニット13を形成している。
更に、本実施形態では、現像ユニット4および感光体ユニット13を、一体的にカートリッジ化して、プロセスカートリッジ7を形成している。実施形態によっては、プロセスカートリッジではなく、単独で装置本体に着脱可能な構成の現像装置やクリーニング装置でもよい。カートリッジ7は、装置本体100に設けられた不図示の装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、装置本体100に着脱可能になっている。
本実施形態では、各色用のカートリッジ7は全て同一形状を有しており、各色用のカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像剤T(TY、TM、TC、TK)が収容されている。
中間転写ベルト5は、全てのドラム1に当接し、図2の矢印B方向に回転する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材(駆動ローラ87、二次転写対向ローラ88、従動ローラ89)に掛け渡されている。
中間転写ベルト5の内周面側には、各ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ8(8Y、8M、8C、8K)が並設されている。又、中間転写ベルト5の外周面側において二次転写対向ローラ88に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ9が配置されている。
ここで、図8に示すように、カートリッジ7は、装置本体100に対してドラム1の軸線方向である、矢印Jの方向に装着(挿入)される。
[画像形成プロセス]
画像形成時には、先ず、ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から発された画像情報に応じたレーザー光によって、帯電したドラム1の表面が走査露光され、ドラム1上に画像情報に従った静電潜像が形成される。次いで、ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ユニット4によって現像剤像として現像される。ドラム1上に形成された現像剤像は、一次転写ローラ8の作用によって中間転写ベルト5上に一次転写される。
例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト5上に各色の現像剤像が順次に重ね合わせて一次転写される。その後、中間転写ベルト5の移動と同期して記録材12が二次転写部へと搬送される。そして、記録材12を介して中間転写ベルト5に当接している二次転写ローラ9の作用によって、中間転写ベルト5上の4色現像剤像は、一括して記録材12上に二次転写される。
現像剤像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置10に搬送される。定着装置10において、記録材12に熱及び圧力を加えられることで、記録材12に現像剤像が定着される。
一方、一次転写工程後にドラム1上に残留した転写残現像剤は、クリーニングブレード6によって除去され、回収される。クリーニングブレード6、およびクリーニングブレード6によって回収された除去現像剤の搬送については、後に詳述する。また、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残現像剤は、中間転写ベルトクリーニング装置11(図2)によって除去される。
尚、装置本体100は、所望の単独又はいくつか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することもできるようになっている。
[カートリッジ]
次に、装置本体100に装着されるカートリッジ7の全体構成について、説明する。本実施形態におけるカートリッジ7は、着脱ユニットとして、現像剤担持体を有する現像ユニット、クリーニングユニット(ドラム1を有するクリーニング装置)を備える。図7は、現像ユニット4とクリーニングユニット13を示す分解斜視図である。
1)現像ユニット
図3に示すように、現像ユニット4は、ユニット内の各種要素を支持する現像枠体18を有する。現像ユニット4には、ドラム1と接触して図示矢印D方向(反時計方向)に回転する現像剤担持体としての現像ローラ17が設けられている。そして、図7に示すように、現像ローラ17は、その長手方向(回転軸線方向)の両端部において、現像軸受19(19R、19L)を介して、回転可能に現像枠体18に支持されている。ここで、現像軸受19(19R、19L)は、現像枠体18の両側部にそれぞれ取り付けられている。
また、現像ユニット4は、図3に示すように、現像剤収納室(現像剤収納室)18aと、現像ローラ17が配設された現像室18bと、を有する。現像室18bには、現像ローラ17に接触して矢印E方向に回転する現像剤供給部材としての現像剤供給ローラ20と、現像ローラ17の現像剤層を規制するための現像剤規制部材としての現像ブレード21が配置されている。現像ブレード21は、支持部材22に対し、例えばYAGレーザーなどにより溶接され一体化されている。
また、現像枠体18の現像剤収納室18aには、収容された現像剤を撹拌するとともに現像剤供給ローラ20へ現像剤を搬送するための撹拌部材23が設けられている。
そして、現像ユニット4は、以下に示すように、クリーニングユニット13に回動自在に結合されている。即ち、現像ユニット4は、図7において、軸受部材19R、19Lに設けられた穴19Ra、19La、およびクリーニングユニット13に設けられた穴41(41R、41L)に嵌合する軸24(24R、24L)を中心にして回動自在に結合されている。また、現像ユニット4は、加圧バネ25(25R、25L)により付勢されている。そのため、カートリッジ7の画像形成時においては、現像ユニット4は軸24を中心に図3に示す矢印F方向に回転し、ドラム1と現像ローラ17が当接する。
2)クリーニングユニット
図3に示すように、クリーニングユニット13は、ユニット内の各種要素を支持する枠体(開口を有し現像剤が搬送される搬送路を有する)としてのクリーニング枠体14を有する。クリーニング枠体14には、図7に示す軸受部材39(39Rおよび39L)を介して、ドラム1が図3に示す矢印A方向に回転可能に取り付けられている。
また、クリーニングユニット13におけるクリーニングブレード6は、図3に示すように、一次転写後にドラム1の表面に残った現像剤を除去するための弾性部材6aと、弾性部材を支持するための支持部材6bとが一体に形成されている。そして、クリーニングブレード6は、ドラム1の長手方向の両端部をクリーニング枠体14にビス等の手段で固定されている。
クリーニングブレード6によってドラム1の表面から除去された除去現像剤は、クリーニングブレード6とクリーニング枠体14により形成される空間を重力方向(鉛直方向)に落下し、除去現像剤収容部14a内に一時的に収容される。
また、図3に示すように、クリーニング枠体14には、帯電ローラ軸受15が、帯電ローラ2の回転中心とドラム1の回転中心とを通る線に沿って、取り付けられている。ここで、帯電ローラ軸受15は、図3に示す矢印C方向に移動可能に取り付けられている。帯電ローラ2の回転軸は、帯電ローラ軸受15に回転可能に取り付けられている。そして、帯電ローラ軸受15は、付勢手段としての帯電ローラ加圧バネ16によりドラム1に向かって付勢される。
[除去現像剤の搬送]
現像剤像を形成する像担持体であるドラム1が、印字中に図3に示す矢印A方向に回転する。すると、転写後もドラム1表面に残留している現像剤は、クリーニングブレード6の先端部6cによってドラム表面から掻き取られ、除去現像剤の収容部14aへと収容される。収容部14a(14aY、14aM、14aC、14aK)内には、除去された現像剤(除去現像剤)を搬送する第1搬送路51(図3、図5)が設けられている。
そして、除去された現像剤(除去現像剤)は、図4A、図4B、図5に示すように、第1搬送路51(51Y、51M、51C、51K)内に設置された第1搬送部材50によって、ドラム1の長手方向(回転軸方向)の一端側(F1方向)に搬送される。
第1搬送部材50に関しては、図5に示すように、第1搬送部材50の長手方向における両端部に設けられた支持部50b、50cが、軸受部材39L,39Rに設けられた穴39La、39Raに、それぞれ回転可能に係合している。そして、第1搬送部材50は、図4Aに示す第1搬送部材ギア53に駆動伝達可能に係合している。画像形成装置100の本体カップリングからドラム1の長手方向一端の駆動入力部1c(図4)に伝達された回転駆動力は、感光体ドラムギア1b、アイドラギア52、第1搬送部材ギア53が順次噛み合うことで、ドラム1から第1搬送部材50へと伝達される。
このような第1搬送部材50は、回転することで軸方向に除去現像剤を搬送する螺旋状の搬送羽根50d(図4)を有している。そして、第1搬送部材50の搬送方向(F1方向)の下流側端部には、スクリュー形状の駆動伝達羽根50e(図5)がカップリング70(図4、図5)の近傍に設けられている。
そして、除去現像剤は、図4A、図5に示すように、第2搬送路61に設けられるカップリング70(図4、図5)と係合するバネ形状の第2搬送部材60によってF2方向(F1方向に交差する方向、好ましくは直交方向)に搬送される。第2搬送部材60は、螺旋形状であり、回転することで第2搬送路61内の除去現像剤をほぐしつつ、軸方向(F2方向)に現像剤連通口61c(図4A)側まで搬送する。
このようにして、長手方向の一端側へと搬送された除去現像剤は、第2搬送路61の開口部を通過し、第2搬送部材60(図6)が回転することで、現像剤連通口61c(図4)側まで搬送される。そして、カートリッジ7に設けられた現像剤連通口61cより装置本体100の搬送路へ排出される。
即ち、図4乃至図6で、現像剤は、現像剤連通口61cの下部に配置された装置本体100の流入口80dから装置本体100の搬送路80bを介し、装置本体100のメイン搬送系80c内に設けられた搬送スクリュー85により搬送される。即ち、装置本体100の搬送スクリュー85は、カートリッジの長手方向の一端側に設けられた現像剤をカートリッジの短手方向に搬送するための搬送部として機能している。そして、装置本体100の除去現像剤ボックス86(図6)に排出、収容される。
ここで、本実施形態においては、長手方向の端部に第2搬送路61を配置しているが、この限りではなく、例えば、長手方向の中央部でもよい。また、本実施形態においては、第2搬送部材60をバネ形状としているが、例えば、スクリュー形状としてもよい。
このように、本実施形態においては、第2搬送路61にカップリング70および第2搬送部材60を配置しているが、図8に示すように、カップリング70および第2搬送部材60がない構成でもよい。この場合、第2搬送路61内の除去現像剤は、例えば重力により搬送される。これらの構成は、現像剤の流動性や、第2搬送路61と重力方向との関係により、選択可能である。
[シャッタ構成および開閉作用]
本実施形態におけるカートリッジ7は、現像剤が搬送される現像剤連通口61cの開閉を開位置と閉位置とで行うシャッタ110を備え、以下シャッタ構成について、図1(a)、(b)を用いて説明する。図1(a)はカートリッジ7が画像形成装置100から取り出され、シャッタ110が閉位置(シャッタロック)となっていることを示す概略断面図である。図1(b)はカートリッジが画像形成装置100の中に装着され、シャッタ110が開位置となっていることを示す概略断面図である。
カートリッジ7は、現像剤連通口61c、シャッタ110の他に、第1の付勢部材113と、規制面としてのロック面111aを有する規制部材としてのロック部材111(図1および図4B)を有する。更に、規制を解除する解除部材としてのレバー(レバー部材)112(図1および図4B)と、第2の付勢部材114と、を有する。
第1の付勢部材113はシャッタ110に対し閉位置へ付勢し、ロック面111aはシャッタ110の閉位置からの開動作を規制する。また、シャッタ110の開動作方向に移動するレバー112はロック面111aによる規制を解除し、第2の付勢部材114はレバー112を第1の付勢部材113の付勢方向と同じ方向に付勢する。
なお、第1の付勢部材113、第2の付勢部材114のそれぞれ一端は、カートリッジ7内の部材113a、113bに当接している。以下、シャッタ110の開閉作用を説明する。
1)カートリッジ7が単体である場合
図1(a)に示すように、現像剤連通口61cの下方に、シャッタ110が第1の付勢部材113によりH方向と逆に付勢されて配置される。このときシャッタ110は閉位置となり、現像剤連通口61cからの現像剤流出を防止する。
また、ロック面111aを有し回転移動するロック部材111と第2付勢部材114によりI方向と逆に付勢されたレバー112がラック&ピニオン構成で配置される。そして、シャッタ110のH方向の先にはロック面111aと当接面110aが設けられている。
カートリッジが単体であるときに、シャッタ110をH方向に移動させようとした場合、現像剤連通口61cがシャッタ110から露出する前のタイミングで第1シャッタ当接面110aとロック部材111のロック面111aが当接する。この時、ロック面111aと第1シャッタ当接面110aはほぼ相対的な角度を持つことなく当接するため、シャッタ110をH方向に動かそうとしてもロック部材111がG方向に回転することなく、シャッタ110がそれ以上移動しなくなる。したがって、ユーザーが意図的にシャッタ110.をH方向に動かそうとしても、現像剤連通口61cから現像剤が流出しない。
2)カートリッジ7が装置本体100に装着される場合
次に、カートリッジ7が装置本体100に装着される場合について説明する。装置本体100への装着軌道上に固定され、レバー112を作動させる本体作動部としてのレバー当接部材(第2の当接部材)100bが、装置本体100に設けられている。そして、カートリッジの装置本体への装着に際し、まず始めにレバー当接部材100bによりレバー当接面112aがI方向へ押し込まれる。
すると、レバー112がI方向に移動するのに連動してロック部材111がG方向に回転する。すると、ロック面111aもG方向へ回転し、図1(b)の配置となる。その結果、図1(a)のようにシャッタ当接面110aとロック面111aが当接することなく、シャッタ110はH方向へ移動可能となる。
このとき、第1の付勢部材113によってシャッタ110が閉位置へ変位しないように、装置本体100の第1の当接部材100aがシャッタ110に当接し、シャッタ110の開位置を維持している。即ち、第1の当接部材100aはシャッタ110の開位置からの閉動作を規制する。従って、カートリッジ7が装置本体100に装着されるときは、シャッタ110を開位置とすることができ、現像剤連通口61cが装置本体100と係合し、現像剤排出が可能となる。
以上、本実施形態によれば、カートリッジ単体時のシャッタ110を閉位置とすることができ、現像剤流出を防ぐことができる。また、カートリッジ7が装置本体100に装着されるときは、シャッタ110を開位置とすることができ、現像剤排出が可能となる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態として、組立て時に利用できるシャッタ仮保持位置を備えたシャッタ構成について、シャッタ仮保持位置を示す概略断面図である図9を用いて説明する。本実施形態は、シャッタ110が開位置へ移動された状態で、レバー112が第1の付勢部材113の付勢方向に戻されたとき、回転されたロック部材111がシャッタ110を仮保持する仮保持面111bを有する。
即ち、図9に示すように、仮保持面111bを有するロック部材111と、第2付勢部材114によりI方向と逆に付勢されたレバー112とが、ラック&ピニオン構成で配置される。また、シャッタ当接面110bを有するシャッタ110が、第1付勢部材113によりH方向と逆に付勢されて配置される。
このように、組立て時において、シャッタ当接面110bと仮保持面111bをほぼ相対的な角度を持つことなく当接させることができる。このとき、第1付勢部材113がシャッタ110をH方向と逆に動かそうとしてもロック部材111がG方向に回転することなく、シャッタ110がそれ以上移動しなくなる。このように、仮保持面111bによりシャッタ110がH方向と逆に移動ができなくなるため、シャッタ110が開位置のままで第2搬送部材60を組み立てるための空間が確保され、第2搬送部材60の組立が可能になる。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態におけるカートリッジ7は、現像剤担持体を有する現像ユニット、クリーニングユニット(ドラム1を有するクリーニング装置)を共に備えるプロセスカートリッジであったが、いずれか一方を備えるものであっても良い。
61c・・現像剤連通口、110・・シャッタ、111・・ロック部材(規制部材)、111a・・ロック面(規制面)、112・・レバー(解除部材)、113・・第1の付勢部材、114・・第2の付勢部材

Claims (13)

  1. 開口を有し現像剤が搬送される搬送路を有する枠体と、
    前記開口の開閉を開位置と閉位置とで行うシャッタと、
    前記シャッタに対し前記閉位置へ付勢する第1の付勢部材と、
    前記シャッタの前記閉位置からの開動作を規制する規制面を有する規制部材と、
    前記規制面による規制を解除する解除部材と、
    前記解除部材を前記第1の付勢部材の付勢方向と同じ方向に付勢する第2の付勢部材と、
    を有することを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記カートリッジが挿入される画像形成装置の装置本体に、前記シャッタを前記開位置へ移動させる第1の当接部材と、前記解除部材を前記第1の当接部材と同じ方向に移動させる第2の当接部材が備わり、
    前記装置本体へ装着するときに、前記第2の当接部材により移動された前記解除部材が、前記規制面を回転させることで前記規制面による規制を解除し、かつ、前記第1の当接部材により前記シャッタの前記開位置からの閉動作を規制することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記シャッタが前記開位置へ移動された状態で、前記解除部材が前記第1の付勢部材の付勢方向に戻されたとき、回転された前記規制部材が前記シャッタを仮保持する面を有することを特徴とする請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 開口を有し現像剤が搬送される搬送路を有する枠体と、
    前記開口に対して、閉位置と開位置とに移動可能なシャッタと、
    前記シャッタの開動作を規制するロック面を有し、回転移動するロック部材と、
    前記シャッタの開動作方向に移動し、前記ロック部材を回転移動させるレバー部材と、
    前記シャッタを閉位置に付勢する第1の付勢部材と、
    前記レバー部材をロック面が前記シャッタと係合する方向に付勢する第2の付勢部材と、
    を有し、
    前記ロック部材が、前記シャッタと前記レバー部材の間になるように配置したことを特徴とするカートリッジ。
  5. 現像剤像を形成する像担持体における現像剤を回収する回収部材と、
    前記回収部材で回収された前記現像剤を前記開口へ向けて搬送する第1の搬送部材および第2の搬送部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  6. 前記像担持体に供給する現像剤を担持する現像剤担持体を有することを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ。
  7. 現像剤像を形成する像担持体に供給する現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤を搬送する第1の搬送部材および第2の搬送部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 前記第2の搬送部材の搬送方向は、前記第1の搬送部材の搬送方向に交差する方向であることを特徴とする請求項5または7に記載のカートリッジ。
  9. 像担持体と、
    請求項1乃至8のいずれか1項のカートリッジと、を有するプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカートリッジと、前記カートリッジの長手方向の一端側に設けられた現像剤を搬送するための搬送部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカートリッジを複数有し、前記カートリッジの短手方向に現像剤を搬送する搬送部を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至3または5乃至8のいずれか1項に記載のカートリッジの装置本体への装着に際し前記解除部材を作動させる本体作動部を有することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
  13. 請求項4乃至8のいずれか1項に記載のカートリッジの装置本体への装着に際し前記レバー部材を作動させる本体作動部を有することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
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