JP2000172151A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JP2000172151A
JP2000172151A JP10361955A JP36195598A JP2000172151A JP 2000172151 A JP2000172151 A JP 2000172151A JP 10361955 A JP10361955 A JP 10361955A JP 36195598 A JP36195598 A JP 36195598A JP 2000172151 A JP2000172151 A JP 2000172151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
process cartridge
frame
image forming
color image
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10361955A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Motohashi
武 本橋
Hiroyuki Goto
浩行 後藤
Hideyuki Takemoto
英行 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10361955A priority Critical patent/JP2000172151A/ja
Publication of JP2000172151A publication Critical patent/JP2000172151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスユニット交換及びジャム処理の操作
性を向上させたカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本体フレーム9部と転写紙搬送経路を開
放可能な前フレーム8で構成し、前フレーム8を回動開
閉可能とする。前フレーム8には搬送路の一部となるレ
ジストローラ対20A、20B、転写ローラ14等を保
持し、前フレーム8の開放時に搬送経路を開放して用紙
ジャム処理が行えるようにする。本体フレーム9には、
プロセスカートリッジ31を保持する中間フレーム40
を回動可能に設ける。中間フレーム40は、保持を解除
すると前フレーム8側へ開放可能となる。前フレーム8
をさらに開放させると、連結レバー70の開口部70A
の先端部が中間フレーム40のボス40Fに作用して中
間フレーム40が引き起こされ、プロセスカートリッジ
31を引き上げにより取り外せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジを有するカラー複写機、カラープリンター、カラー
ファクシミリなどのカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
カラー画像形成装置の代表的なものとしては、潜像を形
成する感光体ドラムと転写紙を保持し感光体上のトナー
像を転写する転写ドラムを用いた方式のものや、感光体
ドラム上に複数のトナーを重ね合わせて転写紙に転写す
る方式のものが実用化されている。転写ドラムを用いた
方式では、静電気的や機械的に転写ドラムに転写紙を保
持しなければならないので、ハガキのような小サイズの
紙や、厚紙などは転写紙として使用することが困難であ
り、いわゆるペーパーフリーではない。また機械的に転
写紙の先端を保持する方式では、転写紙全面に画像を転
写することが出来ない。
【0003】また感光体ドラム上に複数のトナー像を重
ね合わせる方式も提案、実用化されているが、この方式
ではあらかじめ転写されたトナー像の上から再度感光体
上を帯電露光して潜像を形成し、現像を行うというプロ
セスを複数回にわたって行うため、帯電の均一性を良好
に保つことが困難であり、画質も従来の転写ドラム方式
に比べ劣っている。
【0004】これら従来の欠点を解決するため、ハガキ
や厚紙も転写紙として使えるようなペーパーフリー性を
達成するとともに、高品質な画像を達成できるようなシ
ステムとして、感光体に形成される各色のトナー像を順
次重ねて、例えば無端ベルトのような中間転写体上の同
一位置に転写し、この転写像を転写紙に転写して定着を
行うことで、フルカラー画像を得る方式が提案されてい
る。しかしながら、感光体ドラム上に複数のトナー像を
重ね合わせる方式は転写体を余分に必要とせず、転写ド
ラムを用いた方式では転写ドラムが装置本体据え置きと
なるのに対し、中間転写体は機械的疲労や表面性の劣化
などの理由で交換可能な補給品として取り扱わなければ
ならないため、その他のプロセスユニットを含めたユニ
ット交換性とジャム処理の操作性の問題があった。
【0005】これらを解決するために、特開平2−29
4673号公報には、中間転写ベルトを使用して転写紙
搬送経路を上搬送タイプにして、中間転写ベルトを本体
フレームに設置して、本体フレームに対し搬送経路が開
放可能な前フレームを設けることで、ジャム処理を容易
にして、他のプロセスカートリッジを装置側面から引き
出し交換可能にしたものが開示されている。しかしなが
らこの方式は、プロセスカートリッジの操作方向と転写
紙搬送路が垂直となるので、装置本体一方向操作ではな
く、操作性としては劣っている。また、その操作方向に
対応したスペースも必要となるので、設置面積や設置場
所の問題もある。
【0006】特開平4−367869号公報には、中間
転写体は使用しないが、転写紙上搬送経路においてプロ
セスカートリッジを本体フレームに設置し、本体フレー
ムに対し搬送経路が開放可能な前フレームを設けること
でジャム処理を容易にし、プロセスカートリッジを交換
可能にし、装置本体前面一方向にて全操作が可能とした
ものが開示されている。しかしながら、プロセスカート
リッジを交換するときには上蓋を外して一旦外置きしな
ければならず、操作性としてはやはり劣っている。ま
た、プロセスカートリッジを感光体と現像器の別構成と
した時も同様に感光体を一旦外置きしなければ現像器が
交換できない。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、複数の
プロセスユニット交換及びジャム処理の操作性向上、特
に操作方向を同一方向とし、他のユニットをわざわざ外
置きしないでユニット交換を可能としたカラー画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
係るカラー画像形成装置は、上記目的を達成するため
に、装置本体内に複数の現像ユニットと少なくとも像担
持体を含むプロセスカートリッジを配置し、その下方側
に給紙部を、上方側に排紙部を配置し、該給紙部から該
排紙部へ至る方向に延びる転写紙搬送経路を設けてなる
カラー画像形成装置において、上記装置本体が、不動部
筐体に対して下側を中心に転写紙搬送経路が開放可能な
前部筐体を有し、上記不動部筐体には複数の現像ユニッ
トを設置し、上記プロセスカートリッジを上記前部筐体
の開放方向と同一方向に回動可能とする保持回動部材を
上記不動部筐体に設けるとともに、上記前部筐体をある
一定角以上開放したときに上記プロセスカートリッジの
上記保持回動部材が連動し、上記前部筐体を開放動作さ
せる連結部材を設けたことを特徴とする。
【0009】同請求項2に係るカラー画像形成装置は、
上記プロセスカートリッジの保持部材の回動動作におい
て作用する連動部材の連動機構を解除させる解除手段を
設け、上記プロセスカートリッジの保持部材の回動動作
を選択可能としたことを特徴とする。
【0010】同請求項3に係るカラー画像形成装置は、
上記プロセスカートリッジの保持部材の回動動作におい
て、上記前部筐体の開放動作させたときに、上記プロセ
スカートリッジの保持回動部材を一体的に連動し、開放
動作させる第2の連結部材を設け、上記プロセスカート
リッジの保持部材の回動動作を選択可能としたことを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るカラー画像形成
装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本
発明のカラー画像形成装置の一実施形態を示す。図1に
おいて、1はベルト状像担持体たる可撓性のベルト状感
光体で、この感光体ベルト1は回動ローラ2、3の間に
架設されており、回動ローラ2、3の駆動により時計方
向に搬送される。4は帯電手段たる帯電チャージャ、5
は像露光手段たるレーザー書き込み系ユニット、6はイ
エロー、マゼンタ、シアンのカラー現像剤を収容した3
個の現像手段すなわち回転型カラー現像器で、7はカラ
ー現像器6とは別に設けてある黒色の現像剤を収容した
現像手段である黒現像器である。
【0012】レーザー書き込み系ユニット5は、上面に
スリット状の露光用開口部を設けた保持筐体に収めてあ
り、給紙カセット17の上部で書き込み系ユニット5下
部に底板60が設けてあり、そこに書き込み系ユニット
5を組み込み、各ユニットを支持する本体側板を上述し
た各ローラの軸方向左右に設けて底板60に組み付けて
ある。図示せぬ半導体レーザーで発生させたレーザービ
ーム5Aを、一様に帯電させた感光体ベルト1の円周上
に露光して静電潜像が形成する。帯電チャージャ4、レ
ーザービーム5Aによる書き込み部、感光体ベルト1の
クリーニングブレード15Aは、感光体ベルト1を架設
している2本のローラのうちの1本の回動ローラ2の近
傍に設けてある。
【0013】カラー現像器6および黒現像器7は、各々
所定の位置で感光体ベルト1と近接あるいは接触する現
像ローラを各々備え、感光体ベルト1上の潜像を非接触
現像あるいは接触現像法により顕像化する機能を有す
る。図中10は中間転写体たる中間転写ベルトであり、
この中間転写ベルト10は回動ローラ11、12の間に
架設して傾斜配置してあり、回動ローラ11、12の駆
動により反時計回りに搬送される。感光体ベルト1と中
間転写ベルト10は中間転写ベルト10の傾斜ベルト面
下方部分に位置する回動ローラ3に掛け回した部位で接
触しており、感光体ベルト1上の第一回目の顕像が、中
間転写ベルト10内に設けたバイアスブラシ13により
中間転写ベルト10上に転写され(1次転写位置)、そ
して同じプロセスを反復することにより、第二回目の顕
像、第三回目の顕像、第四回目の顕像が中間転写ベルト
10上にそれぞれ重ねられて位置ズレを生じないように
転写される。中間転写ベルト10の回動ローラ11上部
には、中間転写ベルト10に接離するように二次転写部
材たる転写ローラ14が設けてある。なお、1次転写位
置から2次転写位置までの中間転写ベルト10上の距離
を、最大画像出力長さ以上に設定してある。
【0014】図中15は感光体ベルト1のクリーニング
ブレード15Aを含む廃棄トナー回収容器、16は中間
転写ベルト10のクリーニング装置で、クリーニング装
置16のブレード16Aは画像形成中には中間転写ベル
ト10の表面より離間した位置に保たれ、画像二次転写
後のクリーニング時のみ図示のように中間転写ベルト1
0の表面に圧接する。
【0015】図2はカラー及び黒現像器6、7の内部構
成を示し、図3はカラー現像器6の斜視図である。この
回転型カラー現像器6には回転体であるケーシング21
が回転中心Oを中心に回転自在に設けられており、ケー
シング21は図示せぬ駆動機構の駆動により時計方向に
回転できるようになっている。また、ケーシング21は
イエロー、マゼンタ、シアンの現像ユニットを一体に保
持している。各色の現像ユニット22Y、22M、22
Cは同一形態及び同一動作を取る。
【0016】回動ローラ2、3の間に架設した感光体ベ
ルト1の内側には、両ローラ間の二つの展張部のうちの
一方を外側に押し出すようにバックアップローラ35が
設けてあり、上部のベルト面が垂直に、下部のベルト面
が若干斜めに傾くようになって、黒現像器7がその上
部、カラー現像器6がその下部に位置している。ここ
で、中間転写ベルト10を傾斜させ、感光体ベルト1を
ほぼ垂直としているので、クリーニング装置15及び廃
棄トナー回収容器36はある一定容量のスペースが確保
できている。
【0017】カラー現像器6における現像位置では、現
像ローラ23が感光体ベルト1と所定の線速比をもって
感光体ベルト1の移動方向と同方向に回転するように、
感光体ベルト1に対向して配設してある。また現像ロー
ラ23下方には、発泡ポリウレタン等の弾性体からなる
供給ローラ25が摺擦部において現像ローラ23と摺擦
し、且つ現像ローラ23と同方向に所定の線速比をもっ
て回転するように設けてある。供給ローラ25の回転方
向下流側には、ステンレス等のバネ性を有する薄板から
なる現像ブレード26がその一端が現像ローラ23に接
するように設けてある。また、後述するスクリュー状の
第一のトナー搬送部材27は図面手前から後側に向けて
トナーを搬送するものである。
【0018】図3に示したように、現像器6の手前側に
はトナー収容部29が設けてあり、スクリュー状の第一
のトナー搬送部材27は、トナー収容部29からカラー
現像器6の後方の現像ユニット22側板に至るまで、現
像ローラ23及び供給ローラ25と並行して配設してあ
って、図の紙面垂直方向で手前から後側に向けてトナー
を搬送するようになっている。また現像ローラ23及び
供給ローラ25と連動するとともに、それらと所定の線
速比をもって回転するようにもなっている。供給ローラ
25上に供給されたトナーは供給ローラ25により現像
ローラ23表面に供給されて帯電し、現像ローラ23表
面に担持される。そして現像ローラ23表面に担持され
たトナーは、現像ブレード26により薄層化され、感光
体ベルト1表面に形成された静電潜像を現像する。
【0019】ところで、上記現像工程で使用されなかっ
たトナーは、第一のトナー搬送部材27によりトナー収
容部29対向する側の現像器6の後端部に搬送され、現
像ローラ23及び供給ローラ25の軸方向有効径部外側
に設けられたトナー循環部に到達し、トナーは重力によ
り現像ユニット22下部に落下する。現像ユニット22
下部には、やはりスクリュー状の第二のトナー搬送部材
28が現像ローラ23、供給ローラ25および第一のト
ナー搬送部材27と並行して配設してあり、第一のトナ
ー搬送部材27とは逆方向にトナーを搬送するように回
転して、現像工程で使用されなかったトナーをトナー収
容部29に搬送する。第一のトナー搬送部27及び第二
のトナー搬送部材28のトナー搬送量を適切に設定する
ことで、現像ユニット22内のトナー量検知や複雑なト
ナー供給量制御を行うことなく供給ローラ25上にトナ
ーを供給でき、レイアウト自由度が大きく、感光体ベル
ト1に対する断面占有率の小さな小型カラー現像器6と
なっている。なお図3のトナーカートリッジ30はトナ
ー収容部29に対して着脱自在になっていて、トナー補
給時にはトナーカートリッジ30を交換するようになっ
ている。
【0020】黒現像器7は現像容器41内に黒のトナー
を内包したタイプの現像器で、トナーエンド時が現像器
の寿命交換とする、いわゆる現像カートリッジとして一
体的に形成された現像器である。カラー現像器7の現像
ユニット22と同様に現像ローラ23が感光体ベルト1
と所定の線速比をもって感光体ベルト1の移動方向と同
方向に回転するように、感光体ベルト1に対向して配設
してある。また現像ローラ23後方には、発泡ポリウレ
タン等の弾性体からなる供給ローラ25が摺擦部におい
て現像ローラ23と摺擦し、且つ現像ローラ23と同方
向に所定の線速比をもって回転するように設けてあり、
さらに、ステンレス等のバネ性を有する薄板からなる現
像ブレード26がその一端が現像ローラ23に接するよ
うに設けてある。また現像容器41内には、供給ローラ
25及び現像ローラ23側にトナーを搬送、撹拌する第
一のアジテータ42と第二のアジテータ43が設けてあ
る。この黒現像器7は、感光体ベルト1に対して接離可
能で、非現像時には感光体ベルト1より離れ、現像時に
は感光体ベルト1接近又は、接触する動作を行う。
【0021】プロセスカートリッジ31としては、感光
体ベルト1、帯電チャージャ4、中間転写ベルト10、
クリーニング装置15、16を一体の構成とし、廃棄ト
ナー回収容器36は、プロセスカートリッジ31に対し
て交換可能に組み込んである。
【0022】ここで、感光体ベルト1上よりクリーニン
グブレード15Aにて掻き取られた廃棄トナーは、クリ
ーニング装置15により廃棄トナー回収容器36へ搬送
され、中間転写ベルト10上よりクリーニングブレード
16Aにて掻き取られた廃棄トナーは、クリーニング装
置16内に設けたオーガ16Bによって図の紙面手前方
向に搬送され、さらにプロセスカートリッジ31手前側
面に設けた図示せぬ搬送部材により廃棄トナー回収容器
36へ搬送され、取りまとめられる。これにより、プロ
セスカートリッジ31を交換せずに廃棄トナーは回収可
能となるので、プロセスカートリッジ31の長寿命化が
図れるようになっている。
【0023】このようなカラー画像形成装置による画像
形成のプロセスは次のように行われる。レーザー書き込
み系ユニット5で発生させたレーザービーム5Aを、あ
らかじめ帯電チャージャ4によって一様に帯電した感光
体ベルト1の円周上に露光させ、静電潜像を形成する。
ここで、露光する画像パターンは所望のフルカラー画像
をイエロー、マゼンタ、シアン、黒に色分解したときの
単色の画像パターンである。この3色の静電潜像は、カ
ラー現像器6の回転動作によりイエロー、マゼンタ、シ
アンの現像ユニット22Y、22M、22Cを逐次感光
体ベルト1に対向させて現像し、顕像化させて単色画像
を形成する。この時、黒現像器7は感光体ベルト1に対
して非現像位置へ待避している。黒の静電潜像は、黒現
像器7で現像し、顕像化させて単色画像を形成する。感
光体ベルト1上に形成された単色画像は、感光体ベルト
1に接触しながら反時計回りに回転する中間転写ベルト
10上に順次重ね合わせて転写する。中間転写ベルト1
0上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアン、黒
の画像は、給紙カセット17から給紙ローラ18、搬送
ローラ対19A、19B、レジストローラ対20A、2
0Bを経て転写部へ搬送された転写紙に、転写ローラ1
4により転写される。転写終了後、定着装置49により
トナー画像を転写紙上に定着させてフルカラー画像を完
成させる。
【0024】次に図4をも参照して装置本体の構成につ
いて説明する。装置本体は、不動部筐体たる本体フレー
ム9部と転写紙搬送経路が開放可能な前部筐体たる前フ
レーム8によって構成してあり、本体フレーム9の下部
に給紙カセット17を配置し、中央部に各現像器、プロ
セスカートリッジを交換可能に配置し、さらにその上方
に、定着装置49を配置し、また排紙スタック部を形成
してある。
【0025】前フレーム8には、搬送路の一部となるレ
ジストローラ対20A、20B、転写ローラ14等が保
持してあり、回転支点となる本体フレーム9に設けた回
転支持軸50を中心に回動可能となるように支持してあ
り、画像形成出力時は図1に示すように本体フレーム9
に保持する。同様に、プロセスカートリッジを後述する
構成で保持し、前フレーム8の回転支点と同一である本
体フレーム9に設けた回転支持軸50を中心に回動可能
となるように支持した中間フレーム40が左右に設けて
ある。中間フレーム40の全体構成を図5に示す。左右
の中間フレーム40は、搬送ガイド板61で連結してあ
り、左右のねじれが起こらないよう、補給部材としての
機能も備えている。また搬送ローラ19Bは、搬送力を
得るために両端の軸受63を介してバネ部材64によっ
て加圧してあるが、軸受63とバネ部材64を、中間フ
レーム40の溝40Eに組み込むことで、搬送ローラ対
19A、19Bの位置精度及びバランスを保っている。
【0026】前フレーム8と中間フレーム40の本体フ
レーム9への保持機構は、図6に示すように、回転支持
軸50を貫通させるために前フレーム開口部8A、中間
フレーム開口部40Dがそれぞれ設けてあり、本体フレ
ーム9のボス部開口部9Aとともに回転支持軸50を挿
入セットすることで、回転可能に保持するようになって
いる。前フレーム8には、連結部材たる連結レバー70
が設けてあり、連結レバー70の開口部70Aに中間フ
レーム40に設けたボス40Fを挿入する。これによ
り、ジャム処理時は前フレーム8の保持を解除すること
で、図4に示すように前フレーム8が時計回り方向へ開
放可能となるが、この時点では、連結レバー70は中間
フレーム40に対して作用しない。図7に示すようにジ
ャム処理位置のために前フレーム8をさらに開放させた
状態では搬送経路が開放され、この時作像系のユニット
を動作させずにジャム処理のみが可能となるので、トナ
ー落ちなどの不具合もないようになっている。
【0027】前フレーム8をさらに開放させると、連結
レバー70の開口部70Aの先端部が中間フレーム40
のボス40Fに作用し始め、中間フレーム40が引き起
こされて図8の状態に保持される。この位置がプロセス
カートリッジ31の着脱位置であり、図中の矢印方向
(図では上方向)にプロセスカートリッジ31を引き上
げる操作をすればプロセスカートリッジ31を中間フレ
ーム40から容易に取り外し可能となる。
【0028】図9はプロセスカートリッジ31の着脱状
態の側面図である。図5とともに説明すると、プロセス
カートリッジ31の両側面には着脱操作方向と平行にレ
ール状の突起32が設けてあり、これに対応して中間フ
レーム40には、着脱操作方向と平行にレール状の溝4
0Aが設けてある。このため、装着時は中間フレーム4
0にプロセスカートリッジ31が保持される。また中間
フレーム40はプロセスカートリッジ31の着脱位置に
対してさらに開放可能であり、図10に示すように前フ
レーム8の開放位置と同じ位置まで達するようになって
いる。この位置でプロセスカートリッジ31を装着した
まま中間フレーム40を支持固定すると、プロセスカー
トリッジ31を一旦装置本体外に取り出すことなく、プ
ロセスカートリッジ31の奥側に配置した現像器6、7
が大きく開放されるので、各現像器6、7の着脱操作性
が良好なものとなる。また、廃棄トナー回収容器36も
プロセスカートリッジ31の回転により開口部分に現れ
るので、同様に廃棄トナー回収容器36を矢印方向に着
脱させることが可能となる。ここで、前フレーム8と中
間フレーム40の回転支点は同一であるので、お互いの
部品の干渉がなくスムーズに操作ができる。
【0029】中間フレーム40を2段階に支持固定する
機構の例を図9で説明する。中間フレーム40の回転支
点下側には溝が2カ所設けてあり、板バネ34が矢印方
向に一定のバネ力で揺動するよう本体フレーム9に組み
込んである。板バネ34の揺動先端部34Aは、中間フ
レーム40が回転して溝40B、40Cに対応して入り
込むことで、中間フレーム40を2段階にラッチして支
持固定できる。このとき、プロセスカートリッジ31の
着脱回転方向の位置を、プロセスカートリッジ31の重
心位置が中間フレーム40の回転中心位置の略鉛直線上
になるような位置で支持固定し、着脱移動方向を略鉛直
線上にさせるように取手位置を合わせることで、プロセ
スカートリッジ31を支持固定するための板バネ34の
バネ力が微小で済み、中間フレーム40の回動操作時の
安定感が生じ、かつプロセスカートリッジ31が重力的
に不安定な状態に陥ることなく操作できるようにするこ
とができる。
【0030】図11は、連結レバー70を前フレーム8
に対して回転可動とし、開口部70Aの部分を切り欠き
形状に変えることで、前フレーム8と中間フレーム40
の連動動作を解除する機構を示す。連結レバー70は、
前フレーム8に設けた軸8Bに対して微小角度だけ回転
可能に組み込んであり、図示せぬスプリングにより反時
計方向に付勢してある。連結レバー70の回転動作をさ
せない場合は、先の実施形態と同様な動作となる。これ
を図11(A)〜(C)として示す。
【0031】また図11(D)〜(E)のように、連結
レバー70を時計方向に回転動作させ、前フレーム8を
開放した場合は、切り欠き形状になっているので、中間
フレーム40のボスに作用せずにプロセスカートリッジ
31がセット状態のままで、前フレーム8を大きく開放
できる。図12は、その全体図である。これにより、比
較的単純な用紙の不送りのジャム処理などは前フレーム
8の開放域が狭くても処理できるが、用紙がアコーディ
オン状になってしまうジャム発生時などに連結レバー7
0を解除し、前フレーム8の開放度合いを大きくするこ
とで、ジャム処理の操作性が向上する。また、搬送ロー
ラの清掃などのサービスメンテナンス時にも有効に使用
できる。
【0032】次に、前フレーム8を開放動作させたとき
に中間フレーム40を一体的に連動して開放動作させる
第2の連結部材機構について図13に示す。前フレーム
8には、第2の連結部材としてロックレバー71が前フ
レームの軸8Cに回転可能に組み込んであり、ロックレ
バー71の一端にソレノイド72の動作軸を組み込んで
ある。ロックレバー71の他端は、中間フレーム40に
設けたロックピン40Gをロックするためのロック爪形
状に形成してある。ソレノイド72の動作以外は、スプ
リングによりロックピン40Gをロックしない位置にロ
ック爪は退避している。この機構により、トナーエンド
による黒現像器7の交換や廃棄トナー満杯による回収容
器36の交換情報を受けた場合、ソレノイド72が動作
し、ロックレバー71が中間フレーム40に設けたロッ
クピン40Gをロックする。この状態で、前フレーム4
0を開放させると、図14に示すようにプロセスカート
リッジ31も一体的に開放動作でき、操作手順を増やす
ことなく、図10に示すような他のユニットの着脱状態
へも移行できる。このとき、ソレノイド72の代わりに
操作ボタンと連動させてロックレバー71を動作させれ
ばコストダウンが図れる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係るカラー画像形成装置は、
以上説明してきたように、給紙部から排紙部へ至る搬送
経路が短く出来るので、搬送品質の安定化が図れ、ジャ
ム処理のための、転写紙搬送経路の開放が装置本体の前
面部に有り、開放の支点が下側にあるので、ジャム処理
操作が分かりやすく、開放された前カバーの落下など心
配せず安心して操作できる。また、作像系のユニットを
動作させずにジャム処理のみが可能となるので、トナー
落ちなどの不具合もない。ユニット交換時はさらに転写
紙搬送経路の開放を行うことで、プロセスカートリッジ
の保持部材が連動で開放動作されるので、プロセスカー
トリッジを引き起こす手間が省け、プロセスカートリッ
ジが着脱可能となる。また、プロセスカートリッジがな
い状態で前部筐体を閉めた状態からのプロセスカートリ
ッジの装着時も、プロセスカートリッジの保持回動部材
が前部筐体の開放により引き起こされているので、ユー
ザーがスムーズにプロセスカートリッジの装着を行うこ
とができる。さらに、プロセスカートリッジの保持部材
を大きく開放することで、現像ユニット等その他のユニ
ット交換時もプロセスカートリッジを一旦装置本体外に
取り出すことなく交換可能となる。
【0034】請求項2に係るカラー画像形成装置は、以
上説明してきたように、ジャム処理時はプロセスカート
リッジの保持部材の回動動作において作用する連動部材
の連動機構を解除させることで、前部筐体の開放状態を
より大きく設定でき、ジャム処理の操作が向上する。ま
た、搬送ローラの清掃などのサービスメンテナンス時に
も、有効に使用できるようになる。
【0035】請求項3に係るカラー画像形成装置は、以
上説明してきたように、他のユニット着脱時には、前部
筐体の開放とともにプロセスカートリッジの保持回動部
材を一体的に連動させる機構を動作させることで、操作
手順を増やすことなく、前部筐体とプロセスカートリッ
ジが全開放されるので、他のユニットの着脱操作性を良
好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施形態を示
す断面図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置のカラー及び黒現像
器の内部構成を示す断面図である。
【図3】図1のカラー画像形成装置のカラー現像器の斜
視図である。
【図4】図1のカラー画像形成装置の前フレームを開け
た状態の断面図である。
【図5】プロセスカートリッジと、その支持用の中間フ
レームの斜視図である。
【図6】前フレームと中間フレームの本体フレームへの
保持機構の分解斜視図である。
【図7】図1のカラー画像形成装置の前フレームを図4
よりさらに開けた状態の断面図である。
【図8】図1のカラー画像形成装置の前フレームを図7
よりさらに開けたプロセスカートリッジの着脱状態の断
面図である。
【図9】プロセスカートリッジの着脱位置を示す断面図
である。
【図10】プロセスカートリッジ以外の他のユニットも
着脱可能とした状態を示す断面図である。
【図11】前フレームと中間フレームの連動動作を解除
する機構を示す側面図である。
【図12】同全体断面図である。
【図13】前フレームの開放動作と中間フレーム40を
一体的に連動して開放動作させる第2の連結部材機構を
示す斜視図である。
【図14】同全体断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2、3 回動ローラ 4 帯電チャージャ 5 レーザー書き込み系ユニット 5A レーザービーム 6 カラー現像器 7 黒現像器 8 前フレーム 8A 前フレーム開口部 8B、8C 軸 9 本体フレーム 9A ボス部開口部 10 中間転写ベルト 11、12 回動ローラ 13 バイアスブラシ 14 転写ローラ 15 クリーニング装置 15A クリーニングブレード 16 中間転写ベルト用クリーニング装置 17 給紙カセット 18 給紙ローラ 19A、19B 搬送ローラ対 20A、20B レジストローラ対 22Y、22M、22C カラー現像ユニット 23 現像ローラ 25 供給ローラ 26 現像ブレード 27 第一トナー搬送部 28 第二トナー搬送部 29 トナー収容部 30 トナーカートリッジ 31 プロセスカートリッジ 32 突起 33 取っ手 34 板バネ 34A 揺動先端部 35 バックアップローラ 36 廃棄トナー回収容器 40 中間フレーム 40A、40B、40C 溝 40D 中間フレーム開口部 40F ボス 40G ロックピン 41 現像容器 42、43 アジテータ 49 定着装置 50 回転支持軸 60 底板 61 搬送ガイド板 63 軸受 64 バネ部材 70 連結レバー 70A 開口部 71 ロックレバー 72 ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 AA03 AA04 AA05 AA18 AA19 AA20 BA04 BA13 BA19 DA08 DA16 DA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内に複数の現像ユニットと少な
    くとも像担持体を含むプロセスカートリッジを配置し、
    その下方側に給紙部を、上方側に排紙部を配置し、該給
    紙部から該排紙部へ至る方向に延びる転写紙搬送経路を
    設けてなるカラー画像形成装置において、上記装置本体
    が、不動部筐体に対して下側を中心に転写紙搬送経路が
    開放可能な前部筐体を有し、上記不動部筐体には複数の
    現像ユニットを設置し、上記プロセスカートリッジを上
    記前部筐体の開放方向と同一方向に回動可能とする保持
    回動部材を上記不動部筐体に設けるとともに、上記前部
    筐体をある一定角以上開放したときに上記プロセスカー
    トリッジの上記保持回動部材が連動し、上記前部筐体を
    開放動作させる連結部材を設けたことを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記プロセスカートリッジの保持部材の
    回動動作において作用する連動部材の連動機構を解除さ
    せる解除手段を設け、上記プロセスカートリッジの保持
    部材の回動動作を選択可能としたことを特徴とする請求
    項1のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記プロセスカートリッジの保持部材の
    回動動作において、上記前部筐体の開放動作させたとき
    に、上記プロセスカートリッジの保持回動部材を一体的
    に連動し、開放動作させる第2の連結部材を設け、上記
    プロセスカートリッジの保持部材の回動動作を選択可能
    としたことを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
JP10361955A 1998-12-03 1998-12-03 カラー画像形成装置 Pending JP2000172151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10361955A JP2000172151A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10361955A JP2000172151A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000172151A true JP2000172151A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18475418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10361955A Pending JP2000172151A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000172151A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005031673A (ja) * 2003-07-04 2005-02-03 Samsung Electronics Co Ltd 電子写真方式印刷機
JP2005266157A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008046402A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7496317B2 (en) 2005-08-31 2009-02-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device facilitating resolution of paper jam
US7587156B2 (en) 2006-06-16 2009-09-08 Ricoh Company, Ltd. Replaceable process cartridge and image forming apparatus using the same
CN110187624A (zh) * 2012-03-22 2019-08-30 富士施乐株式会社 开闭机构与图像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005031673A (ja) * 2003-07-04 2005-02-03 Samsung Electronics Co Ltd 電子写真方式印刷機
JP4552535B2 (ja) * 2003-07-04 2010-09-29 三星電子株式会社 電子写真方式印刷機
JP2005266157A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7496317B2 (en) 2005-08-31 2009-02-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device facilitating resolution of paper jam
US7587156B2 (en) 2006-06-16 2009-09-08 Ricoh Company, Ltd. Replaceable process cartridge and image forming apparatus using the same
JP2008046402A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN110187624A (zh) * 2012-03-22 2019-08-30 富士施乐株式会社 开闭机构与图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09114179A (ja) カラー画像形成装置
JP2000172151A (ja) カラー画像形成装置
JPH09171338A (ja) カラー画像形成装置
JP2006195237A (ja) 電子写真画像形成装置
JPH08328337A (ja) 画像形成装置
JP2017102165A (ja) カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2011215406A (ja) 画像形成装置
JP4047370B2 (ja) 画像形成装置
JP5495927B2 (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ並びにプロセスカートリッジ用現像装置
JP3658444B2 (ja) カラー画像形成装置
JP6620611B2 (ja) 画像形成装置
JP2000010408A (ja) 画像形成装置
JPH09269626A (ja) カラー画像形成装置
JP4041811B2 (ja) カラー画像形成装置
JP7374703B2 (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP4088548B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH1130942A (ja) 画像形成装置
JP2006292869A (ja) プロセスカートリッジ
JP3837003B2 (ja) 画像形成装置
JP4576885B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4243620B2 (ja) 画像形成装置
JP3614566B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2024039772A (ja) 現像装置
JP3251114B2 (ja) 画像形成装置
JP2005114872A (ja) 画像形成装置