JP3837003B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、装置本体に対して着脱自在に設けたプロセスカートリッジを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、中間転写体(像担持体)を用いたカラー画像形成装置や、感光体上に複数色のトナーを重ねて転写材に一括転写するカラー画像形成装置においては、中間転写体や、中間転写体に残留した廃トナーを除去するクリーニング装置等を一体化してプロセスカートリッジとして構成し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能に設けているものがある。
【0003】
このようなカラー画像形成装置においては、中間転写体上に複数色のトナー像を順次転写するため、画像形成中にクリーニング部材を像担持体に当接させることができないので、クリーニング装置のクリーニング部材を中間転写体に対して接離可能にしている。また、廃トナー回収部においても同様に、画像形成中に廃トナー回収部を中間転写体に接触させることができないので、中間転写体に対して離間させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、廃トナー回収部を、中間転写体に対して接離可能に設けていない場合には、廃トナー回収部と中間転写体との間には、常に隙間が形成されている。従って、プロセスカートリッジを装置本体から取り外し、取り外したプロセスカートリッジを逆さまにしたとき等、プロセスカートリッジの向きによっては、廃トナー回収部に回収された廃トナーが、廃トナー回収部と中間転写体との隙間から漏れてしまうという課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、廃トナーの漏れを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを備え、プロセスカートリッジが、トナー像を担持する像担持体と、像担持体に接離可能に設けられ像担持体に接して像担持体の廃トナーを除去するクリーニング部材と、クリーニング部材が除去した廃トナーを回収する廃トナー回収部とを少なくとも備える画像形成装置において、プロセスカートリッジは、廃トナー回収部と像担持体との隙間を塞ぐ閉位置と、廃トナー回収部と像担持体との隙間を開ける開位置とに移動可能な遮蔽部材を備え、遮蔽部材は、プロセスカートリッジを装置本体に装着したとき、プロセスカートリッジの装着に連動して閉位置から開位置に移動し、プロセスカートリッジを装置本体から離脱したとき、プロセスカートリッジの離脱に連動して開位置から閉位置に移動することを特徴とする。
本発明では、プロセスカートリッジを装置本体に装着すると、遮蔽部材が閉位置から開位置に移動し、廃トナー回収部と像担持体との間に隙間を形成する。プロセスカートリッジを装置本体に装着後、像担持体がトナー像を担持しているときには、クリーニング部材は像担持体から離間しており、像担持体のトナー像が転写された後、クリーニング部材は、像担持体に当接して像担持体の廃トナーを除去する。このクリーニング部材により除去された廃トナーは、廃トナー回収部に回収される。
一方、プロセスカートリッジを装置本体から取り出すと、遮蔽部材が開位置から閉位置に移動し、廃トナー回収部と像担持体との隙間を塞ぐ。従って、プロセスカートリッジを逆さまに持つ等、プロセスカートリッジをどのような向きにしても廃トナー回収部と像担持体との隙間から廃トナーが漏れるのを防止でき、周囲の汚れを防止できる。
また、本発明は、遮蔽部材と対向部材とで像担持体を挟持していることにより、像担持体が対向部材に沿って平らになるので、遮蔽部材と像担持体とのシール性をより高めることができる。
また、本発明では、プロセスカートリッジが装置本体に装着されると、遮蔽部材が閉位置から開位置に移動するが、この移動により、遮蔽部材により対向部材に押されていた像担持体が対向部材から離れる。従って、画像形成中において、対向部材が像担持体に接触しないので、像担持体を傷つけるのを防止でき、像担持体の寿命の低下を防止できる。
また、本発明は、遮蔽部材の像担持体との当接部には、弾性部材が設けられていることを特徴とする。
弾性部材は、像担持体との当接時の衝撃を緩和するので、像担持体を傷つけることを防止できる。また、当接時に、弾性部材が像担持体に密着するので、像担持体とのシール性を高めることができ、廃トナーの漏れをより防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。先ず、図1乃至図6に基づいて第1実施の形態を説明する。図1に示すように、画像形成装置50は、中間転写体としての中間転写ベルト10を備えるカラー用の画像形成装置50であり、原稿画像を色分解して読み取って電気的な信号であるカラー画像データ(画像情報)に変換するカラースキャナと、露光手段としてのレーザ書き込み装置5とを有している。
【0016】
書き込み装置5は、カラースキャナからのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、像担持体である可撓性の感光体ベルト1の表面上に静電潜像を成形する。即ち、画像データにより、半導体レーザ(図示せず)で発生されたレーザービームLは、f/θレンズ、反射ミラー等の光学装置により、光路、走査を調整されて感光体ベルト1に至り、帯電手段である帯電チャージャー4により帯電された感光体ベルト1に、画像情報に基づいた走査露光を行って静電潜像を形成する。
【0017】
感光体ベルト1は、回転ローラ2、3により回転可能に支持されており、例えば、図中矢印Aで示すように時計回りに回転する。感光体ベルト1の周囲には、クリーニングブレード15Aと、廃トナー回収容器15cとを有する感光体クリーニング装置15と、帯電チャージャー4と、現像手段としてのカラー現像装置6と、中間転写ベルト10が配置されている。
【0018】
カラー現像装置6は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤(トナー)を有する4つの現像器6a、6b、6c、6dを一体的に形成している。なお、各現像器6a乃至6dは、感光体ベルト1上の静電潜像を可視化するために各色の現像剤を感光体ベルト1に供給する現像スリーブ7a乃至7dと、現像剤を汲み上げて攪拌するために回転する現像パドル9a乃至9dとから主に構成されている。また、本実施形態では、現像器6a乃至6dのいずれか一つが、対応する色のタイミングに同期して、現像可能な位置に移動する。
【0019】
中間転写ベルト10は、回転ローラ11、12によって回転可能に支持されており、図中矢印Bで示すように反時計方向に回転する。中間転写ベルト10と感光体ベルト1とは当接部Tで当接している。当接部Tにおいて中間転写ベルト10の裏面には、導電性を有するバイアスローラ13が所定の条件で接触しており、このバイアスローラ13によって感光体ベルト1上のトナー像が、中間転写ベルト10の表面に転写される。
【0020】
中間転写ベルト10を支持する回転ローラ11の近傍部位には、中間転写ベルト10の表面をクリーニングするための中間転写体クリーニング装置16が設けられている。この中間転写体クリーニング装置16のクリーニングブレード(クリーニング部材)16Aは、図示しない接離用アームを介して、中間転写ベルト10に対して接離自在となっている。
【0021】
なお、クリーニングブレード16Aは、感光体ベルト1から中間転写ベルト10にトナー像が転写される際には(画像形成中には)、中間転写ベルト10から離れ、中間転写ベルト10から転写紙17Aにトナー像が転写された後に中間転写ベルト10に接触して中間転写ベルト10上の廃トナーを掻き取る。
【0022】
トナー像が転写される転写紙17Aは、給紙カセット17から給紙ローラ18と搬送ローラ対19A、19Bとを介して送り出され、レジストローラ対20A、20Bによって所定のタイミングで中間転写ベルト10と転写ローラ14との間のニップ部(転写部)Nに送り込まれる。
【0023】
一方、このような転写紙17Aの搬送前の段階では、感光体ベルト1上に所定の色のトナー象が順次に形成され、その都度、各色のトナー象が中間転写ベルト10の同一位置に順次転写される(中間転写ベルト10が1回転する毎に1色ずつ転写されていく)。この場合、感光体ベルト1は、感光体ベルト1は1色毎にクリーニングされて次の色の形成に備える。
【0024】
中間転写ベルト10に順次転写されて重ね合わされた複数色のトナー像は、転写ローラ14との間のニップ部Nに送り込まれた転写紙17Aに一括転写される。複数色のトナー象が一括転写された転写紙17Aは、定着装置80に送られ、定着ローラ80Aと加圧ローラ80Bによってトナー像が転写紙27Aに定着されるとともに、排紙ローラ対81A、81Bによって排紙スタック部82にプリント画像として排出される。
【0025】
また、クリーニングブレード15A、16Aによって感光体ベルト1および中間転写ベルト10から掻き取られた廃トナーは、回収容器15cに収納されるようになっている。この場合、クリーニングブレード16Aにより掻き取られた廃トナーは、中間転写体クリーニング装置16の廃トナー回収部16cに設けられたオーガ16bにより、図中手前方向に搬送され、更に後述するプロセスカートリッジ31手前側面に設けられた搬送部(図示せず)により回収容器15cに搬送されるようになっている。また、回収容器15cは、収納される廃トナーの量に応じて適宜交換される。即ち、回収容器15cに所定量以上の廃トナーが収納された時点で、プロセスカートリッジ31に対し交換することにより、プロセスカートリッジ31の長寿命化を図れる。
【0026】
一方、装置本体45の構造としては、本体フレーム21と、転写紙17Aの搬送経路40が開放可能な前フレーム8とによって構成され、本体フレーム21の下部には、給紙カセット17を配置し、本体内部にカラー現像装置6、プロセスカートリッジ31を交換可能に配置し、更にその上方に、定着装置80を配置しており、本体上部には、排紙スタック部82が形成されている。
【0027】
前フレーム8は、本体フレーム21に設けられた回動支持軸21Aを中心に開閉回動可能に支持され、通常は、図1に示すように、閉じた状態で保持される。転写紙17Aの搬送経路40内にジャムが発生した場合には、図2に示すように、前フレーム8のロック機構(図示せず)を解除して前フレーム8を開放する。前フレーム8には、転写紙の搬送経路40の一部を構成する搬送ローラ対19A、レジストローラ20A、転写ローラ14等が保持されており、前フレーム8を開放することにより、転写紙17Aの搬送経路40が露出し、容易にジャム処理が行えるようになっている。なお、この際、他の作像系装置は不動であり、トナーの飛散や、漏洩等を防止するようになっている。
【0028】
プロセスカートリッジ31は、感光体ベルト1、帯電チャージャー4、中間転写ベルト10、各クリーニング装置15、16等を一体に組み込み、回収容器15cは、プロセスカートリッジ31に対して交換可能に組み込まれており、寿命到来時に交換可能な構成となっている。このプロセスカートリッジ31には、装置本体45からプロセスカートリッジ31が取り外されたときに、廃トナー回収部16cと中間転写体10との隙間M(図3参照)を塞ぐ遮蔽部材33が配置されている。尚、プロセスカートリッジ31のレジストローラ20B側のケース外装部分31Aは、転写紙搬送ガイドとしての機能も備えている。
【0029】
また、プロセスカートリッジ31は、前フレーム8と同様に、本体フレーム21に設けられた回動支持軸21Aを中心に回動可能なプロセスカートリッジ保持部41によって保持されている。プロセスカートリッジ31を装置本体45から取り出すときは、図3に示すように、プロセスカートリッジ31を開放状態の前フレーム8側に起こし、上方に引き出すようになっている。尚、プロセスカートリッジ31は、保持部材41の両内側側面に設けられた溝に挿入される案内部31Bを有しており、案内部31Bが保持部材の溝に沿って挿脱されるようになっている。
【0030】
図4は、装置本体からプロセスカートリッジを取り出したときにおけるクリーニング装置の近傍を示す断面図であり、図5は、装置本体にプロセスカートリッジを装着したときにおけるクリーニング装置の近傍を示す断面図であり、図6は、装置本体から取り出されたプロセスカートリッジが、正規の状態で置かれている状態を示す断面図である。尚、図4及び図5においては、簡略のためクリーニング装置16のクリーニング部材16Aの近傍は省略している。
【0031】
図4乃至図6に示すように、遮蔽部材33は、クリーニング装置16の廃トナー回収部16cの外壁に沿って設けられている。遮蔽部材33はレバー52により、装置本体45に対するプロセスカートリッジ31の着脱に連動して、廃トナー回収部16cと中間転写体10との隙間Mを塞ぐ閉位置(図4の位置)と、隙間Mを開ける開位置(図5の位置)とに移動可能になっている。
【0032】
遮蔽部材33は、プロセスカートリッジ31のハウジング側面に形成された長孔31cに挿通されているピン33a、33bを有しており、長孔31cの長手方向にスライド可能に設けられている。また、遮蔽部材33の中間転写体10との当接部には、弾性部材35が取り付けられており、遮蔽部材33が閉位置にあるときに、弾性部材35が中間転写体10に密着するようになっている。従って、中間転写体10に対するシール性を高めることができる。また、弾性部材35は、中間転写体10との当接時の衝撃を緩和するので、像担持体を傷つけることを防止できる。
【0033】
レバー52は、回動軸52aを中心に回動可能となっており、レバー52の一端部52cには、例えば、スプリング等の付勢部材53が取り付けられ、レバー52の他端部52dには、遮蔽部材33の一方のピン52bが挿通された長孔52bが形成されている。
【0034】
図4に示すように、付勢部材53の一端は、レバー52の一端部52cに取り付けられ、付勢部材の他端は、プロセスカートリッジ31のハウジングの側面に取り付けられており、付勢部材53は、レバー52の一端部52cを矢印C方向に付勢するようになっている。この付勢部材53の付勢力により、レバー52は、回動軸52aを中心に図中反時計方向に回動し、遮蔽部材33が閉位置に向けて移動するようになっている。
【0035】
また、図5に示すように、レバー52の一端部52cは、本体フレーム21に設けられた固定軸21Bとの当接により、付勢部材53の付勢力に抗して矢印D方向に移動するようになっている。これにより、レバー52は、回動軸52aを中心に図中時計方向に回動し、遮蔽部材33が開位置に向けて移動するようになっている。
【0036】
次に、上述した構成に基づき、本実施の形態の作用を説明する。プロセスカートリッジ33を装置本体45にセットするときは、図3に示すように、装置本体45の前フレーム8を解放状態にし、プロセスカートリッジ31を上方より保持部材41に向けて挿入し、本体フレーム21に設けられた回動支持軸21Aを中心に図中反時計方向に回動して正規の位置(作像位置)にセットすることにより行う。
【0037】
このとき、図5に示すように、本体フレーム21に設けられた固定軸21Bにレバー52の一端部52cが当接することにより、レバー52は、回動軸52aを中心に矢印D方向に回動する。このレバー52の回動で、遮蔽部材33が中間転写体10から離れ、遮蔽部材33が開位置に位置する。
【0038】
一方、プロセスカートリッジ31を装置本体45から取り出す(離脱する)と、図4に示すように、固定軸21Bとの当接状態が解除されたレバー52は付勢部材53の付勢力により矢印C方向に回動する。このレバー52の回動で、遮蔽部材33は、中間転写体10に向けて移動し、中間転写体10に当接して(遮蔽部材33が閉位置に位置して)、廃トナー回収部16cと中間転写体10との隙間Mを塞ぐ。
【0039】
この装置本体45から取り出されたプロセスカートリッジ31は、通常、図6に示すように、クリーニング装置16が中間転写体10の下にある正規の状態で置かれる。しかし、プロセスカートリッジ31が逆さまに置かれた(クリーニング装置16が中間転写体10の上にある状態)場合には、廃トナー回収部16cに溜まっている廃トナーが、中間転写体10に落下する。この状態で、プロセスカートリッジ31を正規の状態に置いた場合、遮蔽部材33がない従来の構成にあっては、中間転写体10に落下した廃トナーが、廃トナー回収部16cと中間転写体10との隙間Mから漏れてしまうが、本実施の形態では、遮蔽部材33により隙間Mが塞がれているので、廃トナーの漏れを防止できる。
【0040】
このように遮蔽部材33を設けることにより、プロセスカートリッジ31をどのような向きに持っても、廃トナー回収部16cからの廃トナーが隙間Mからプロセスカートリッジ31の外部にこぼれてしまうことを防止でき、これによる周囲の汚れを防止することができる。
【0041】
次に、他の実施の形態を説明するが、その説明にあたり上述と同様な部分には、同一の部分を付することによりその説明を省略する。
【0042】
図7は、第2実施の形態にかかるクリーニング装置の近傍を示す斜視図であり、図8は、プロセス装置が装置本体に装着されたときのクリーニング装置の近傍を示す断面図である。図7及び図8に示すように、第2実施の形態では、中間転写体10の内側に対向部材55を設けていることが第1実施の形態と異なる。
【0043】
対向部材55は、中間転写体10を介して遮蔽部材33と対向する位置に設けられており、図7に示すように、プロセスカートリッジ31が装置本体に装着されているときにおいて(遮蔽部材33が開位置にあるときにおいて)、中間転写体10から離間して設けられている。
【0044】
即ち、プロセスカートリッジ31が装置本体45に装着されると、遮蔽部材33が閉位置から開位置に移動するが、この移動により、遮蔽部材33により対向部材55に向けて押されていた中間転写体10が対向部材55から離れる。従って、画像形成中において、対向部材55が中間転写体10に接触しないので、中間転写体10の内側において対向部材55との摺動による磨耗を防止でき、中間転写体10の寿命の低下を防止できる。
【0045】
一方、プロセスカートリッジ31が、装置本体45から引き出されたときには、遮蔽部材33が開位置から閉位置に移動するとともに、中間転写体10を対向部材55に向けて押圧することにより、図8に示すように、遮蔽部材33と対向部材55とで中間転写体10を挟持する。従って、中間転写体10が対向部材55に沿って平らになるので、遮蔽部材33と中間転写体10との密着性をより高めることができ、隙間Mからの廃トナーの漏出をより防止することができる。
【0046】
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、像担持体として中間転写体を用いたが、感光体ベルト1に適用しても良い。また、無端ベルト状の像担持体のみならず、ドラム状の像担持体に適用しても良い。
【0047】
本実施の形態では、クリーニング部材としてクリーニングブレード16Aを用いたが、例えば、クリーニングブラシ等を用いたり、或いは、クリーニングブレードとクリーニングブラシの両方を用いるものであっても良い。
【0048】
【発明の効果】
本発明では、遮蔽部材が廃トナー回収部と像担持体との隙間を塞ぐので、プロセスカートリッジをどのような向きにしても廃トナー回収部と像担持体との隙間から廃トナーが漏れるのを防止でき、周囲の汚れを防止できる。
また、遮蔽部材と対向部材とで像担持体を挟持していることにより、遮蔽部材と像担持体とのシール性をより高めることができる。
また、画像形成中において、対向部材が像担持体に接触しないので、像担持体を傷つけるのを防止でき、像担持体の寿命の低下を防止できる。
また、本発明では、弾性部材は、像担持体との当接時の衝撃を緩和するので、像担持体を傷つけることを防止できる。また、当接時に、弾性部材が像担持体に密着するので、像担持体とのシール性を高めることができ、廃トナーの漏れをより防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置を概略的に示す構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の前フレームが開けられている状態を示す図である。
【図3】装置本体に対するプロセスカートリッジの着脱を説明する図である。
【図4】装置本体からプロセスカートリッジを取り出したときにおけるクリーニング装置の近傍を示す断面図である。
【図5】装置本体にプロセスカートリッジを装着したときにおけるクリーニング装置の近傍を示す断面図である。
【図6】装置本体から取り出されたプロセスカートリッジが、正規の状態で置かれている状態を示す断面図である。
【図7】第2実施の形態にかかるクリーニング装置の近傍を示す斜視図である。
【図8】プロセス装置が装置本体に装着されたときのクリーニング装置の近傍を示す断面図である。
【符号の説明】
10 中間転写体(像担持体)
16A クリーニングブレード(クリーニング部材)
16c 廃トナー回収容器
31 プロセスカートリッジ
33 遮蔽部材
35 弾性部材
45 装置本体
50 画像形成装置
55 対向部材

Claims (2)

  1. 装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを備え、プロセスカートリッジが、トナー像を担持する像担持体と、像担持体に接離可能に設けられ像担持体に接して像担持体の廃トナーを除去するクリーニング部材と、クリーニング部材が除去した廃トナーを回収する廃トナー回収部とを少なくとも備える画像形成装置において、前記プロセスカートリッジは、前記廃トナー回収部と前記像担持体との隙間を塞ぐ閉位置と、前記廃トナー回収部と前記像担持体との隙間を開ける開位置との間を移動可能な遮蔽部材を備え、遮蔽部材は、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に装着したとき、プロセスカートリッジの装着に連動して閉位置から開位置に移動し、プロセスカートリッジを装置本体から離脱したとき、プロセスカートリッジの離脱に連動して開位置から閉位置に移動し、
    前記像担持体は無端ベルト状をなしており、前記像担持体の内側で且つ前記遮蔽部材と対向する位置に対向部材を備え、該遮蔽部材が閉位置にあるとき、該遮蔽部材と該対向部材とで前記像担持体を挟持し、
    前記対向部材は、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着されているとき、前記像担持体に対して非接触であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記遮蔽部材の前記像担持体との当接部には、弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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