JP4491642B2 - 箱もの内容物の処理方法および処理装置 - Google Patents

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本発明は、段ボール箱のような箱もの内に収容した内容物の処理方法および処理装置に関し、特に、段ボール箱を自動的に開梱し、段ボール箱内に収容した袋体から内容物を自動的に排出することを可能とする箱もの内容物の処理方法と装置に関するものである。
食品、医薬品、化学品等の産業分野では各種の材料が製品原料として使用されている。
通常、内容物は、メーカーにおいて紙袋やポリ袋等の袋体に充填して袋口を結束し、更に、段ボール箱に入れ、梱包した状態で出荷している。食品、医薬品等の製品メーカーでは段ボール箱を開梱し、袋体を取り出して内容物を製品生産ラインに供給している。
段ボール箱Aは、例として図13に示すように、開口部を覆うように折り曲げた2枚の内側フラップaの上方に交差する状態で外側フラップbを折り曲げて被せ、外側フラップbの中央合わせ目を粘着テープcで閉じるとともにこのテープcと直交する外側フラップbの両端部と箱体側面とを粘着テープdで閉じ、全体として中央閉じテープcと両端の閉じテープdとで形成したH型の閉じテープで箱体を密封している。これは、段ボール箱の上下面ともに同じである。
上記のように上下面を密封した段ボール箱Aを開梱するには、通常は片面のH型テープをカッターナイフで切断したり、剥がして外側フラップおよび内側フラップを開き、内部に収容した袋体を取り出し、袋体の開口部を結束している紐を切断するか、ナイフで袋体の一部を切り開いて内容物をホッパーやサイロその他の容器に移し替えていた。
しかし、このような作業を手作業で行うことは能率が悪く、全体の重量が重い場合には作業者の負担が大きいものであった。そして、内容物を移し替える時に発生する粉塵により作業者の健康を損ねていた。
また、段ボール箱Aを運搬している時や保管している時に段ボール箱Aの表面に塵埃が付着し、開梱した時にこの塵埃が袋体に付くことがあり、内容物の投入時又は排出時に塵埃が混ざり合うことがあった。異物が混入した内容物は製品原料として使用することができないので廃棄する必要があり、経済的な損失となっていた。
更には、食品や医薬品業界では、内容物への異物混入防止対策として、段ボール箱Aを製品の生産ラインに持ち込まず、倉庫内で袋体を段ボール箱Aから取り出す作業を行っており、その際に袋体を識別するためにラベルやバーコード等を貼り付ける作業が必要であった。
特公昭57−2578号 特許第2810949号
上記の問題点を解決するために特公昭57−2578号や特許第2810949号に示す技術が提供されている。これらの技術は、段ボール箱を自動的に開梱し、内部に収容した物を取り出すことができるが、全体として機構が複雑で構造が大掛かりなものであり、保守、管理および故障の際の修理に手間を要するものであった。
本発明は、上記する従来技術に鑑み、密閉した段ボール箱を移送する過程で自動的に開梱し、袋体を取り出して内容物を排出する作業を簡単な機構で連続的に行い、内容物の処理を能率よく、また、異物混入のない処理を行うことのできる箱もの内容物の処理方法と処理装置を提供するものである。また、本発明は、袋体を取り出した後の段ボール箱全体を開いて後処理工程に送ることのできる箱もの内容物の処理方法と処理装置を提供するものである。
上記する目的を達成するために本発明箱もの内容物の処理方法は、内容物を充填した袋体を収容して梱包した段ボール箱の移動中に外側フラップの両端閉じテープを切断する工程と、段ボール箱の送り過程で中央閉じテープを切断しつつ、先端から両側へ広がりつつ上方への傾斜部を有し、傾斜部の頂部からは下向きの傾斜部を介して後方へ延びる水平部を有し、前記水平部が段ボール箱の上端より低い位置にある開放ガイドを用いて外側フラップを押し広げて箱体の両側に折り畳む工程と、回動具とシリンダとを連結板により連結するとともに回動具の回転に従ってシリンダにより定置状態の段ボール箱の内側フラップの自由端部側を押し広げて箱体の両側に折り畳む工程と、前記段ボール箱に収容された袋体を取り出す工程からなる。
また、本発明箱もの内容物の処理装置は、内容物を充填した袋体を収容して梱包した段ボール箱を押し出しつつ外側フラップの両端閉じテープを切断する切断部と、段ボール箱を移送中に外側フラップの中央閉じテープを切断しつつ外側フラップを両側に押し広げる先端から両側へ広がりつつ上方への傾斜部を有し、傾斜部の頂部からは下向きの傾斜部を介して後方へ延びる水平部を有し、前記水平部が段ボール箱の上端より低い位置にある外側フラップ開放部と、回動具とシリンダとを連結板により連結するとともに回動具の回転に従ってシリンダにより定置状態の段ボール箱の内側フラップの自由端部側を押し広げて箱体の両側に折り畳む内側フラップ開放部と、段ボール箱に収容された袋体を取り出す手段からなる。
前記外側フラップ開放部には、中央閉じテープを切断するカッターナイフと、カッターナイフから袋体を保護するプレートとを有し、また、前記内側フラップ開放部には、内側フラップを上方に引き上げるバキュームパッドが設けられ、前記バキュームパッドが、前記段ボール箱に収容された袋体を取り出す手段を兼ねている
本発明によれば、段ボール箱1の移動途中において外側フラップ9の両端閉じテープ10を切断し、更に、中央の閉じテープ16を切断しつつ外側フラップ9を開くことができ、カッターナイフ13、17や開放ガイド19を使用して簡単な機構で自動的に開梱作業を行なうことができる。中央テープ16を切断する際には保護プレート18がカッターナイフ17と袋体36とを遮断しているので、袋体36が切開されることはない。
外側フラップ9を開放後、開放部材24を使用して内側フラップ23を連続して開放することができ、開放した段ボール箱1から袋体36を取り出し、内容物の排出工程に送ることで内容物の自動排出が可能であり、内容物の処理作業を効率よく行なうことができる。特に、内容物の排出前に袋体36の表面に付着している塵埃を取り除くので、内容物に異物が混入することがない。
更に、袋体36を取り出した後の段ボール箱1は、上下を反転させ、下側に位置していた閉じ状態の外側フラップ9および内側フラップ23を順に開くことで袋体36全体を偏平状態にすることができ、その後の保管が可能で、処分がし易いものである。
以下、図面に従って本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の処理装置の全体図であり、この装置は、段ボール箱1の一次開梱部2、粉体処理部(内容物処理部)3および段ボール箱1の二次開梱部4から構成されている。
上記の構成において、本発明の一実施形態は、一次開梱部2において段ボール箱1上面の外側フラップおよび内側フラップを順に自動的に開き、粉体処理部3においては、開梱した段ボール箱1から取り出した袋体に充填された粉体を自動的に排出可能とするものである。
図2は一次開梱部2を示し、段ボール箱1片面の外側フラップ両端を閉じているテープおよび中央合わせ目を閉じているテープを順に切断して外側フラップを開放し、更に、内側フラップを開放して内部に収容している袋体を取り出し可能とするものである。
このために一次開梱部2は、外側フラップの両端を閉じているテープの切断部5、外側フラップの開放部6および内側フラップの開放部7とからなっている。倉庫や集積所等に保管してある段ボール箱1は、ベルトコンベアあるいはローラコンベア等の搬送装置8を使用して複数個が一次開梱部2方向に搬送され、一個ずつ間欠的に一次開梱部2に送り込まれる。
搬送装置8から送り込まれる段ボール箱1は、外側フラップ9の両端閉じテープ10が進行方向と平行となっており、先頭に位置する段ボール箱1aは、搬送装置8の進行方向先端部で側面に直交状に設置したシリンダのような押し部材11により一個ずつ横方向に押し出される。
段ボール箱1の押し出し停止位置に面して搬送装置8と平行するシリンダのような押し部材12が設置してあり、段ボール箱1はこの押し部材12により両端テープ切断部5を通して外側フラップ開放部6まで押し出される。段ボール箱1を所定の場所まで押し出した押し部材12は元の位置に復帰し、押し部材11により新たな段ボール箱1aが押し出される。
両端テープ切断部5は、図3に示すように、段ボール箱1の進行方向にそって両側に水平に設置した一対のカッターナイフ13からなり、このナイフ13は、外側フラップ9の両端を閉じるテープ10と同じ高さ位置に面するとともにナイフ13の先端は外側フラップ9と図面には表れない内側フラップとの間に挿し込むようになっている。
従って、段ボール箱1は押し部材12によって押し出すことによりナイフ13の先端がテープ10の端部に突き刺さり、段ボール箱1が通過することでテープ10は長さ方向にそって切断されることになる。尚、段ボール箱1の移動を安定させるため、図2に示すように、両側に押え具14を設置しておく。あるいは、図3に示すように、板体を直角状に形成した押え具15を段ボール箱1の両側角部に押し当て、段ボール箱1が上下、左右にずれるのを防止するようにしてもよい。
ナイフ13および押え具15は、図示しないシリンダにより段ボール箱1に対する相対位置を変えることができるようにするとともに他のシリンダで上下位置を変えることができるようにしておけば、大きさを異にする段ボール箱1に対応することができる。
前記のようにして両端テープ10を切断した段ボール箱1は、押し部材12により外側フラップ開放部6に面する位置まで押し出され、チェーンコンベアあるいはベルトコンベアのような移送装置の所定の位置に定置される。
外側フラップ開放部6は、段ボール箱1を移動させつつ外側フラップ9の中央合わせ目を閉じるテープ16を切断するとともに外側フラップ9を押し広げ、外側フラップ9を箱体の外側面に折り畳む機能を有している。
このため外側フラップ開放部6は、図4、図5に示すように、段ボール箱1の高さに対応して垂直状に設置したカッターナイフ17、このカッターナイフ17の下方に位置する保護プレート18、カッターナイフ17の後方に設けた外側フラップ9の開放ガイド19およびバキュームパッド20とで構成されている。
前記のように段ボール箱1を定置した移送装置21は、段ボール箱1を一次開梱部2から二次開梱部4まで移送するものである。移送装置21には、所定の間隔毎に押し具22が取り付けてあり、移送装置21上に載った段ボール箱1は押し具22に押され、強制的に外側フラップ開放部6方向に送られることになる。尚、中央の閉じテープ16は、段ボール箱1の移送方向と平行となっている。
移送装置21上に段ボール箱1を定置させた状態で外側フラップ開放部6に面する側の外側フラップ9端部上にバキュームパッド20を当てがい、真空吸引して外側フラップ9の端部を上方に持ち上げて隙間を形成する。この状態で段ボール箱1を図4のX矢印方向に送ると保護プレート18の先端が中央テープ16の下面に入り、同時にカッターナイフ17の先端が外側フラップ9の合わせ目に入り、段ボール箱1が前進することで中央テープ16を長さ方向にそって切断することになる。
段ボール箱1内には内容物の一例として粉体を充填した袋体が収容してあるが、カッターナイフ17の下方に保護プレート18が位置しているので、カッターナイフ17が袋体に接することがなく、袋体が切られることはない。
カッターナイフ17の後方には外側フラップ開放ガイド19が設置してある。
この開放ガイド19は、外側フラップ9をテープ16の切断端部側から上方へ押し上げるとともに両側へ開く機能を有している。このため、線材からなる開放ガイド19は、先端から両側へ広がりつつ上方への傾斜部19aを有し、傾斜部19aの頂部からは下向きの傾斜部19bを介して後方へ延びる水平部19cを有している。尚、先端部から拡開した広さ間隔は、段ボール箱1の横幅間隔よりも広くなっている。
従って、図6に示すように、カッターナイフ17で切断された外側フラップ9の下側に開放ガイド19の先端が入り、段ボール箱1の移動とともに両側の外側フラップ9は拡開傾斜部19aにそって上方へ押し広げられ、更に、下方傾斜部19bおよび水平部19cにおいて外側フラップ9は箱体の両側へ押し下げられることになる。
保護プレート18が外側フラップ9の下面に入った時点でバキュームパッド20は外側フラップ9から離れるが、真空吸引装置と接続する配管はある程度引っ張られるので、配管の一部は伸縮可能なフレキシブル管としておくことが望ましい。尚、カッターナイフ17、保護プレート18および開放ガイド19等は高さを調節可能としておくことにより、大きさが異なる段ボール箱1に対応することができる。
外側フラップ9が箱体の両側に折り畳んだ状態で開かれると、段ボール箱1は内側フラップ開放部7位置で停止する。
内側フラップ開放部7は、外側フラップ9を開いて表面に表れた内側フラップ23を押し上げるとともに箱体の外側へ回すようにして折り畳む機能を有している。図7に示すように、内側フラップ23の自由端部両側に面してそれぞれ一対の開放部材24が設置してあり、また、図7、図8に示すように停止した段ボール箱1の上方には内側フラップ23を吸引するバキュームパッド25が設けてある。
開放部材24は、逆転可能なモータあるいはロータリーアクチュエーターのような回動具26と、シリンダ27とをL型の連結板28によって連結したものである。連結板28の基部に回動具26を取り付け、連結板28の長形部先端にシリンダ27を取り付けてあるので、図7においてシリンダ27は回動具26を中心にして外側方向へ回動することになる。
外側フラップ9を開いた段ボール箱1を定置した状態でバキュームパッド25を内側フラップ23の上面に押し当て、真空吸引して上方に引き上げ、内側フラップ23の自由端部側に隙間を形成する(図7参照)。この状態で各シリンダ27のロッド29を前進させて隙間に入れ、内側フラップ23の下面に位置させる。その後、回動具26により連結板28を矢印外側方向に回動させれば、内側フラップ23はシリンダロッド29で回動押し上げられ、更に、箱体の外側へ下向き傾斜状に折り畳まれることになる。
シリンダロッド29が内側フラップ23の下面に入った時、バキュームパッド25は内側フラップ23から離して所定の位置に復帰させておく。尚、段ボール箱1を安定させるために、図2に示すように、段ボール箱1の両側にシリンダのような押え具30を設けてもよい。
上記のように一次開梱部2で段ボール箱1の上面フラップ9、23が箱体の外側に開かれると、内部に収容していた袋体が取り出され、粉体処理部3に送られる。前記の複数のバキュームパッド25は、内側フラップ23を引き上げるだけではなく、袋体を持ち上げ、所定の位置まで移送する機能を有している。
このため、図8に示すように、バキュームパッド25はシリンダ31により昇降可能であるとともにレール32に載って粉体処理部3の方向に往復移動することができるようになっている。往復移動にはシリンダを使用することができ、あるいは、循環するチェーンコンベアにシリンダ31を連結して粉体処理部3間に往復移動するようにしてもよい。
粉体処理部3は、袋体に開口部を形成し、この開口部から粉体を排出するものであり、図1および図9に示すように、袋体の開袋送り込み部33、袋体の開袋部34および粉体排出部(内容物排出部)35とから構成されている。
前記のようにバキュームパッド25で持ち上げられた袋体36は、所定の位置、即ち、粉体処理部3の前方位置においてベルトコンベアやチェーンコンベア等の移送装置37上に設置され、この位置で袋体36の全面にエアーシャワーを吹き付けて、表面に付着している塵埃を取り除く。袋体36を定置するとバキュームパッド25は所定の位置まで戻る。塵埃を取り除いた後、袋体36は開袋送り込み部33を経由して開袋部34に送られるが、少なくともエアーシャワー部Eと開袋送り込み部33との間にシャッターSを開閉可能に設けておけば、塵埃が開袋部34側に侵入することがない。
開袋送り込み部33で袋体36の上部は、図10に示すように矩形状の枠体38で囲まれ、袋体36の両側上部はバキュームパッド39で掴まれる。このバキューパッド39は、枠体38に設置したシリンダ40により出し入れ可能であり、かつ、図示しない真空吸引装置に配管で接続してある。
枠体38は、レール41に載って粉体排出部35間に往復移動可能となっており、例えば、シリンダ42を使用することで往復移動させればよい。あるいは、枠体38の上方に循環するチェーンコンベアを設置しておき、チェーンコンベアと枠体38とを連結することで往復移動可能である。
開袋部34には、図11に示すように、垂直上方を向いたカッターナイフ43が設けてあるので、袋体36はそのまま前進させることで袋体36の下面は切断され、粉体排出用の開口部が直線状に形成される。
袋体36を更に前進させて粉体排出部35に送れば、図12に示すように、粉体排出部35の下部には排出ゲート44が設けてあり、排出ゲート43を開くことで開口部45から粉体の排出が可能となる。袋体36自体はバキュームパッド39で掴まれているので落ちることはない。尚、排出した粉体は適当な容器に受け入れて保管したり製品生産ラインに運べばよい。
尚、枠体38の上部に押圧部材46を設けておき、シリンダ47で押圧部材46を袋体36の上面に押し当て、下方への圧力を加えることで排出を促進させることができる。あるいは、押圧部材46に変え、枠体38に振動発生体を設けておき、袋体36に振動を与えることで排出を効率よく行い、かつ、袋体36の内面に付着する粉体を振るい落すことができる。
袋体36から全ての粉体を排出した後、袋体36を前進させてバキュームパッド39を離せば袋体36は自重で落下するので、まとめておいて廃棄処分とすればよい。
上記の実施形態により段ボール箱1の上面は開放され、袋体36を取り出して粉体を自動排出することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この実施形態においては袋体36を取り出した後の段ボール箱1下面の閉じテープを取り去り、折り畳み可能としたことに特徴を有している。
袋体36を取り出した段ボール箱1は、移送装置21を使用して二次開梱部4に送られるが、その前処理として段ボール箱1は上下が反転される。図1おいて符号48は反転装置である。
この反転装置48は、移送途中の段ボール箱1の両側面を保持することのできる一対のシリンダのような保持部材49、50を有している。一方の保持部材49は、モータ51によって回動可能となっており、他方の保持部材50は軸受52により回動可能に支持されている。また、この反転装置48は、図8に示すように、シリンダのような昇降装置53によって上下動可能となっている。
両保持部材49,50のロッド先端には平板状の圧接板54が設けてあり、送られてきた段ボール箱1の両側面に圧接板54を押し当てて保持する。この状態で昇降装置53により段ボール箱1および保持部材49,50を上昇させ、ある程度の高さ位置で停止させた後、昇降装置53を下降させ、モータ51を駆動して保持部材49を回動させれば、従動側の保持部材50も同時回動するので、段ボール箱1は上下反転する。ここで昇降装置53を再び上昇させ、反転した段ボール箱1を保持部材49,50とともに下降させて移送装置21上に載せ、圧接板54を離して段ボール箱1を二次開梱部4に送る。
二次開梱部4は、前記した一次開梱部2と同じ構成となっている。即ち、上面に位置する両端テープ10を両端テープ切断部5で切断し、次に、外側フラップ開放部6で中央閉じテープ16を切断しつつ開放ガイド19を使用して外側フラップ9を押し広げ、箱体の外側に折り畳む。
その後、内側フラップ開放部7で内側フラップ23を開き、段ボール箱1の上下面を開放する。この段ボール箱1は、偏平に折り畳んで保管すればよく、その後の使用目的は自由に選択することができる。
以上、説明した本発明の各実施形態における各処理工程において、処理時間を管理、制御することにより、段ボール箱の移送、テープの切断、開梱、取り出した袋体からの粉体の排出等を連続して行なうことが出来る。
尚、各実施形態においては段ボール箱1を開梱し、内部に収容した袋体36を取り出して粉体を排出する場合について説明したが、本発明は粉体の処理に限定されるものではない。例えば、粒体、液体および固形物等からなる内容物の処理方法および装置に使用しても最適なものである。また、内容物としては原料に限らず、製品やその他の種類のものでもよい。
本発明は、段ボール箱を連続して自動的に開梱し、内容物を自動的に排出できるので、食品、医薬品、化学品等の広い産業分野において各種の内容物を製品原料として取り扱うに際し、異物が混入することなく、能率よく開梱や排出等の処理作業を行なうことができる。
本発明装置の全体を示す平面図である。 本発明の一次開梱部を示す平面図である。 段ボール箱両側の閉じテープを切断する状態の斜視図である。 外側フラップ開放部の側面図である。 外側フラップ開放部の平面図である。 外側フラップを押し広げる状態の斜視図である。 内側フラップを開放する状態の斜視図である。 一次開梱部の側面図である。 粉体排出の流れを示す側面図である。 粉体処理部において袋体を保持した状態の正面図である。 粉体処理部における開袋部の正面図である。 粉体処理部におけ内容物体排出の状態を示す正面図である。 従来の袋体梱包に使用した段ボール箱の斜視図である。
1 段ボール箱
2 段ボール箱の一次開梱部
3 粉体処理部(内容物処理部)
4 段ボール箱の二次開梱部
5 両端テープ切断部
6 外側フラップ開放部
7 内側フラップ開放部
8 搬送装置
9 外側フラップ
10 両端閉じテープ
11 押し部材
12 押し部材
13 カッターナイフ
14 押え具
15 押え具
16 中央閉じテープ
17 カッターナイフ
18 保護プレート
19 外側フラップ開放ガイド
20 バキュームパッド
21 移送装置
22 押し具
23 内側フラップ
24 開放部材
25 バキュームパッド
26 回動具
27 シリンダ
28 連結板
29 ロッド
30 押え具
31 シリンダ
32 レール
33 袋体の開袋送り込み部
34 袋体の開袋部
35 粉体排出部(内容物排出部)
36 袋体
37 移送装置
38 矩形状枠体
39 バキュームパッド
40 シリンダ
41 レール
42 シリンダ
43 カッターナイフ
44 排出ゲート
45 開口部
46 押圧部材
47 シリンダ
48 段ボール箱反転装置
49 保持部材
50 保持部材
51 モータ
52 軸受
53 昇降装置
54 圧接板
S シャッター
E エアークリーニング部

Claims (4)

  1. 内容物を充填した袋体を収容して梱包した段ボール箱の移動中に外側フラップの両端閉じテープを切断する工程と、段ボール箱の送り過程で中央閉じテープを切断しつつ、先端から両側へ広がりつつ上方への傾斜部を有し、傾斜部の頂部からは下向きの傾斜部を介して後方へ延びる水平部を有し、前記水平部が段ボール箱の上端より低い位置にある開放ガイドを用いて外側フラップを押し広げて箱体の両側に折り畳む工程と、回動具とシリンダとを連結板により連結するとともに回動具の回転に従ってシリンダにより定置状態の段ボール箱の内側フラップの自由端部側を押し広げて箱体の両側に折り畳む工程と、前記段ボール箱に収容された袋体を取り出す工程とからなることを特徴とする箱もの内容物の処理方法。
  2. 内容物を充填した袋体を収容して梱包した段ボール箱を押し出しつつ外側フラップの両端閉じテープを切断する切断部と、段ボール箱を移送中に外側フラップの中央閉じテープを切断しつつ外側フラップを両側に押し広げる先端から両側へ広がりつつ上方への傾斜部を有し、傾斜部の頂部からは下向きの傾斜部を介して後方へ延びる水平部を有し、前記水平部が段ボール箱の上端より低い位置にある外側フラップ開放部と、回動具とシリンダとを連結板により連結するとともに回動具の回転に従ってシリンダにより定置状態の段ボール箱の内側フラップの自由端部側を押し広げて箱体の両側に折り畳む内側フラップ開放部と、段ボール箱に収容された袋体を取り出す手段からなることを特徴とする箱もの内容物の処理装置。
  3. 前記外側フラップ開放部には、中央閉じテープを切断するカッターナイフと、カッターナイフから袋体を保護するプレートとを有することを特徴とする請求項2記載の箱もの内容物の処理装置。
  4. 前記内側フラップ開放部には、内側フラップを上方に引き上げるバキュームパッドが設けられ、前記バキュームパッドが、前記段ボール箱に収容された袋体を取り出す手段を兼ねることを特徴とする請求項2記載の箱もの内容物の処理装置
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