JP4487440B2 - 蒸発燃料処理装置の故障診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンク内に発生する蒸散燃料が大気中に放出されるのを防止するための蒸発燃料処理装置の故障を診断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−282972号には、エンジン回転数及びエンジン負荷をパラメータとした所定領域で直径0.5インチ程度の大きな漏れ故障を診断する第1故障診断手段(モードC)と、所定領域でスロットル開度変化が小さいことを条件として直径0.02インチ程度の小さな漏れ故障を診断する第2故障診断手段(モードB)とを有する蒸発燃料処理装置の故障診断装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の故障診断装置では、大きな漏れ故障は負圧導入不良で検出しており、具体的には負圧導入状態で所定時問以内にタンク内圧が所定値より低圧とならなければ負圧導入不良、即ち大きな漏れ故障と判定している。このような判定手法を採用する場合、正常状態で所定時間内に所定の減圧状態を達成できるだけの吸気負圧が必要となることから大きな漏れ故障診断が実行される所定領域は必然的に決まってしまい、ある程度の吸気負圧が得られるエンジン運転領域となる。小さな漏れ故障については上述の大きな漏れ故障とは異なり、所定負圧に減圧した後の密閉状態での圧力上昇度合を検出して故障診断を行う方式となっているが、診断が実行される領域はエンジン回転数及びエンヅン負荷に関して大きな漏れ故障と同じ所定領域となっている。
【0004】
小さな漏れ故障については、減圧後の圧力上昇度合に基づく診断であるため、必ずしも所定時間内に所定の減圧状態を達成できるだけの吸気負圧が得られる領域にする必要はなく、所定時問より長い時間を要しても所定の減圧状態を達成できれば診断可能である。ところが、従来のものは、このような点を全く考慮することなく、単純に小さな漏れの診断領域を大きな漏れ故障の診断領域と同一としているため、それだけ小さな漏れ故障の診断領域を不必要に狭くしてしまい、故障診断機会が減少してしまう問題がある。
【0005】
また、従来のものは、アイドル時に所定エンジン回転数以上で且つ空燃比フィートバック制御中に小さな漏れ故障診断する別の診断手段(モードA)を設定しているが、これは別手段を付加して小さな漏れの検出機会を増やしているに過ぎず制御ロジック等の複雑化を招く問題があり、効率良く診断機会を増やすことはできない。
本発明は、故障診断機会を不具合なく増大して故障診断性能の向上を図った蒸発燃料処理装置の故障診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる蒸発燃料処理装置の故障診断装置では、燃料タンクとエンジン吸気通路とを接続する蒸発燃料のパージ経路を大気と遮断してエンジン吸気負圧を導入した状態での上記燃料タンク内の圧力減少度合を監視して大孔対応の故障診断を行う第1故障診断手段と、燃料タンク内を所定負圧まで減圧させたあと大気と遮断された密閉状態での圧力上昇度合を監視して小孔対応の故障診断を行う第2故障診断手段とを有し、第2故障診断手段の作動領域を、第1故障診断手段の作動領域を実質的に含んで第1故障診断手段の作動領域より低吸気負圧側に拡大設定している。
【0007】
本発明によると、大孔対応の故障診断を行う第1故障診断手段は、燃料タンクとエンジン吸気通路とを接続する蒸発燃料のパージ経路を大気と遮断してエンジン吸気負圧を導入した状態での燃料タンク内の圧力減少度合を監視して、負圧導入不良を検出する方式であるため、作動領域がエンジン吸気負圧との兼ね合いで自ずと決まってしまう。小孔対応の故障診断を行う第2故障診断手段は、燃料タンク内を所定負圧まで減圧させたあと大気と遮断された密閉状態での圧力上昇度合を検出する方式であるため、負圧導入時の圧力減少度合が小さくても所定負圧まで減圧できれば診断可能である。よって、第1故障診断手段の作動領域を実質的に含んで第1故障診断手段の作動領域より低吸気負圧側に第2故障診断手段の作動領域を拡大設定した本願においては、両故障診断手段の特性の違いを有効活用でき、第2故障診断手段による故障診断機会が不具合なく増大する。
【0008】
好ましい態様として、第1及び第2故障診断手段の作動領域は、エンジン回転数及びエンジン負荷をパラメータとしてそれぞれ定めて、第2故障診断手段の作動領域が第1故障診断手段の作動領域より低負荷側及び又は低回転数側を含むように設定すると、第1及び第2故障診断手段毎の最適な作動領域を簡便に設定することができる。
また、第2故障診断手段の作動領域が、第1故障検出手段の作動領域を完全に含むように設定すると、大孔対応の故障診断だけが実行されることがないので、小孔による漏れが発生している状況下で正常判定されるようなことがなく、故障診断の信頼性を確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。本形態にかかる蒸発燃料処理装置であるエバポパージシステムは、図1に示すように、自動車等の車両に装備される燃料タンク1内に発生する蒸散燃料(ベーパ)が大気中に放出されるのを防止するためのものである。このシステムは、燃料タンク1からの蒸散燃料を、ベーパ通路2につながるキャニスタ3内にベーパ通路2を通して導入し、このキャニスタ3内に吸着された蒸散燃料を所定条件下でパージ通路4を介して内燃機関5の吸気通路6へ放出(パージ)するように構成されている。
【0010】
パージ通路4には、この通路を開閉する開閉手段としてパージソレノイドバルブ7が介装されている。キャニスタ3には大気導入部12を開閉するベントソレノイドバルブ8が取り付けられている。パージソレノイドバルブ7及びベントソレノイドバルブ8は、故障診断時に使用されるものである。これらのパージソレノイドバルブ7及びベントソレノイドバルブ8は、制御手段としてのエンジンコントロールユニット(以下「ECU」と記す)11と接続されていて、ECU11からの制御信号に基づいて開閉制御されるようになっている。
【0011】
図6、図7に示すように、パージソレノイドバルブ7は、オンされると開状態となってパージ通路4を開放し、オフされると閉状態となってパージ通路4を閉鎖する。ベントソレノイドバルブ8は、オフでは大気導入部12を開放し、オンされると大気導入部12を閉鎖する。このエバポパージシステムにおいては、通常パージソレノイドバルブ7はオンされ、ベントソレノイドバルブ8はオフされている。そして、故障判定するための判定条件が設立すると、パージソレノイドバルブ7をオフしてパージ通路4を閉鎖し、ベントソレノイドバルブ8をオンして大気導入部12を閉鎖すると、燃料タンク1内は大気圧程度に増圧する。この状態でパージソレノイドバルブ7をオンしてパージ通路4を開放すると、燃料タンク1と吸気通路6とが、ベーパ通路2、パージ通路4を介して連通し、吸気通路6内の負圧作用によりタンク内圧が減圧される。
【0012】
燃料タンク1には、燃料残量検出手段としての燃料レベルセンサ9が取り付けられており、タンク内の燃料残量を検出できるようになっている。燃料タンク1には、状況検出手段として圧力検出手段となる圧力センサ10が取り付けられており、タンク内圧力を検出できるようになっている。そして、これらの燃料レベルセンサ9、圧力センサ10からの検出情報はECU11へ送られるようになっている。燃料タンク1の給油口17には、着脱自在なフィラーキャップ16が装着されている。このフィラーキャップ16は、給油口17へ正常に装着された状態では給油口17を密閉状態とし、給油口17から燃料タンク1内へ大気導入がなされないように構成されている。
【0013】
このように構成されるエバポパージシステムには、エバポパージシステムの故障により蒸散燃料が大気中に放出するのを防止すべく、エバポパージシステムのリーク故障を検知する故障診断装置が備えられている。この故障診断装置は、パージソレノイドバルブ7及びベントソレノイドバルブ8を制御することで、燃料タンク1内の圧力下降度合(ΔPD)や、圧力上昇度合(ΔP)を監視して故障判定を行うものである。
【0014】
故障診断装置は、パージソレノイドバルブ7及びベントソレノイドバルブ8を制御して、パージ経路4を大気と遮断してエンジン吸気負圧を導入した状態での燃料タンク1内の圧力減少度合ΔPDを監視して大孔対応の故障診断を行う第1故障診断手段13と、パージソレノイドバルブ7及びベントソレノイドバルブ8を制御して、燃料タンク1内を所定負圧まで減圧させたあと大気と遮断された密閉状態での圧力上昇度合ΔPを監視して小孔対応の故障診断を行う第2故障診断手段14と、第1故障診断手段13あるいは第2故障診断実手段を選択する選択手段15とを備えている。本形態において、第1故障診断手段13、第2故障診断手段14、選択手段15は、ECU11が備えている。
【0015】
図2は、第1故障診断手段13が作動する作動領域Aと、第2故障診断手段14が作動する作動領域Bとを示す図である。同図において、縦軸はエンジンなどの負荷Ev、横軸はエンジン回転数Neをそれぞれ示す。本形態において、作動領域Bは作動領域Aを実質的に含み、この作動領域Aより低吸気負圧側に拡大設定している。すなわち、作動領域A,Bは、エンジン回転数Ne及び負荷Evをパラメータとしてそれぞれ定めていて、作動領域Bが作動領域Aより低負荷側及び又は低回転数側を含むともに、作動領域Bが作動領域Aを完全に含むように設定されている。
【0016】
本形態において、小孔対応の故障診断とは、およそ1.0mm程度の孔からのリークの有無を診断するものであり、大孔対応の故障診断とは、1.0mmよりも大きな孔からのリークやフィラーキャップ16等が締まっていない状態を診断するものである。ECU11の図示しないメモリーには、第1故障診断手段13で用いるリーク判定値Mと、第2故障診断手段14で用いるリーク判定値Lが予め記憶されている。
【0017】
次に、第1故障診断手段13、第2故障診断手段14、選択手段15の動作を、図3、図4、図5に示すフローチャートを基に説明する。
図3において、ステップR1において、エンジン回転数Ne、負荷Evを図示しない回転センサ及びスロットル開度センサ等の検出手段より読み込む他、水温、吸気温、空燃比学習値、燃料残量等の各運転状態を読込み、ステップR2において、エンジン回転数Ne、エンジン負荷Evを除く運転状態が第1故障診断を実行する所定の条件を満たしているか否かを判断する。ここで条件を満たしている場合は、ステップR3においてエンジン回転数Ne、エンジン負荷Evから図2を用いて作動領域Aであるか否かを判断する。そして作動領域Aである場合には、ステップR4に進んで第1故障診断手段13を選択して後述の第1故障診断手段を実行する。
【0018】
ステップR4での第1故障診断の実行を終了した後、あるいはステップR2で実行条件が成立しない場合や、ステップR3でA領域でない場合は、ステップR5に進む。このステップでは、エンジン回転数Ne、エンジン負荷Evを除く運転状態が第2故障診断を実行する所定の条件を満たしているか否かを判断する。ここで条件を満たしている場合は、ステップR6においてエンジン回転数Ne、エンジン負荷Evから図2を用いて作動領域Bであるか否かを判断する。そして作動領域Bである場合には、ステップR7に進んで第2故障診断手段14を選択して後述の第2故障診断手段を実行する。なおステップR7での第2故障診断の実行を終了した後、あるいはステップR5で実行条件が成立しない場合や、ステップR6でB領域でない場合は終了する。
【0019】
図4は、図3中のステップR7で行われる第2故障診断手段14による処理の詳細を示すものである。第2故障診断手段14では、ステップS1でパージソレノイドバルブ7をオンしてタンク内圧を図6に示す所定負圧P2まで減圧した後、オフする制御を行い、燃料タンク1を密閉状態としてステップS2に進む。ステップS2では燃料タンク1のタンク内圧の上昇量を計測し(図6参照)、ステップS3で計測結果から圧力上昇度合ΔP(所定負圧P2からの圧力上昇量)を算出する。ステップS4では、圧力上昇度合ΔPとリーク判定値Lとを比較し、圧力上昇度合ΔPがリーク判定値Lを超えていなければ、エバポパージシステムにリーク(洩れ)がないものと判断し、ベルトソレノイドバルブ8をオフして第2故障診断を終了する。
【0020】
ステップS4で圧力上昇度合ΔPがリーク判定値Lを超えると、燃料系にリーク(洩れ)があるおそれがあるとしてステップS5において、リークあり状態をカウントし、カウント回数がステップS6で予めECU11のメモリーに記憶した所定回数カウントになったか否かが判断される。ここで所定回数に至っていない場合には、信頼性を高めるためにステッフS1からステップS6までの各ステップを繰り返し、圧力上昇度合ΔPがリーク判定値Lを超えたカウント数が所定回数、例えば2回を超えると、リークありとしてステップS7に進み、図示しない警告灯を点灯して故障であることを警告するとともに、ベルトソレノイドバルブ8をオフして第2故障診断を終える。
【0021】
図5は、図3中のステップR4で行われる第1故障診断手段13による処理の詳細を示すものである。第1故障診断では、ステップT1でパージソレノイドバルブ7をオンする制御を行い、ステップT2に進む。ステップT2では燃料タンク内圧の下降量を所定時間計測する。ステップT3で計測結果から圧力下降度合ΔPDを算出する。ここではパージソレノイドバルブ7がオンしてから所定時間内に下降したタンク内圧の圧力下降度合ΔPDが算出される。ステップT4では、圧力下降度合ΔPDとリーク判定値Mとを比較する。
【0022】
図7に破線で示すように、計測時間経過時点でのタンク内圧力P3が所定負圧P1(ΔPD=Mに相当)よりも高く、圧力下降度合ΔPDがリーク判定値Mとしての基準圧力下降度合に満たなければ、エバポパージシステムに大きな孔があるものとしてステップT5に進む。ステップT5では図示しない警告灯を点灯して故障であることを警告し、ステップT6に進んでベルトソレノイドバルブ8をオフして第1故障診断を終える。ステップT4で圧力下降度合ΔPDがリーク判定値Mを超えるように場合には、大きな孔はないものとし、引き続き小孔対応の第2故障診断を行うために図3のステップR5以降の処理を行う。
【0023】
このように、故障診断を行う際に、第2故障診断手段14の作動領域Bを、第1故障診断手段13の作動領域Aを実質的に含んで第1故障診断手段の作動領域より低吸気負圧側に拡大設定することで、両故障診断手段の特性の違いを有効活用して第2故障診断手段14による故障診断機会を不具合なく増大させることができ、故障診断性能を向上することができる。
【0024】
小孔診断を行う第2故障診断手段14においては、電気的ノイズや精度誤差などを考慮して、燃料タンク1内の圧力上昇度合ΔPを複数回検出して診断するので、診断精度を高めることができる。
また、作動領域Bが作動領域Aより低負荷側及び又は低回転数側を含むので、第1及び第2故障診断手段13,14毎の最適な作動領域を簡便に設定することができる。さらに、作動領域Bが作動領域Aを完全に含んでいるので、大孔対応の故障診断だけが実行されることがないので、小孔による漏れが発生している状況下で正常判定されるようなことがなく、故障診断の信頼性を確保することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、大孔対応の故障診断を行う第1故障診断手段は、負圧導入不良を検出する方式であるためエンジン吸気負圧との兼ね合いで自ずと作動領域が決まってしまい、小孔対応の故障診断を行う第2故障診断手段は、負圧導入時の圧力減少度合が小さくても所定負圧まで減圧できれば診断可能であるので、第2故障診断手段の作動領域を、第1故障診断手段の作動領域を実質的に含んで第1故障診断手段の作動領域より低吸気負圧側に拡大設定することで、両故障診断手段の特性の違いを有効活用して第2故障診断手段による故障診断機会を不具合なく増大させることができ、故障診断性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる蒸発燃料処理装置及び故障診断装置を概略構成図である。
【図2】第1および第2故障診断手段のそれぞれ作動領域を示す図である。
【図3】第1または第2故障診断手段を選択するためのフローチャートである。
【図4】第2故障診断の一形態を示すフローチャートである。
【図5】第1故障診断の一形態を示すフローチャートである。
【図6】第2故障診断を説明するためのタイムチャートである。
【図7】第1故障診断を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 燃料タンク
4 パージ経路
6 エンジン吸気通路
14 第1故障診断手段
15 第2故障診断手段
A 第1故障診断手段の作動領域
B 第2故障診断手段の作動領域
ΔP 圧力上昇度合
ΔPD 圧力減少度合
Claims (1)
- 燃料タンクとエンジン吸気通路とを接続する蒸発燃料のパージ経路を大気と遮断してエンジン吸気負圧を導入した状態での上記燃料タンク内の圧力減少度合を監視して大孔対応の故障診断を行う第1故障診断手段と、
上記燃料タンク内を所定負圧まで減圧させたあと大気と遮断された密閉状態での圧力上昇度合を監視して小孔対応の故障診断を行う第2故障診断手段とを有し、
第2故障診断手段の作動領域は第1故障診断手段の作動領域を実質的に含んで第1故障診断手段の作動領域より低吸気負圧側に拡大設定されていることを特徴とする蒸発燃料処理装置の故障診断装置。
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