JP3804158B2 - 蒸発燃料供給系の故障診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクと吸気通路との間に構成される蒸発燃料供給系の漏れ故障を検出するための蒸発燃料供給系の故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジン、特に自動車用エンジンでは、燃料タンクからの蒸発燃料が外部へ漏れるのを防止するため、パ−ジ経路と呼ばれる蒸発燃料回収経路が構成される。この蒸発燃料回収経路は、燃料タンクとエンジン吸気通路との間を接続するパ−ジ通路の途中にキャニスタと呼ばれる蒸発燃料吸着器を設け、燃料タンクからの蒸発燃料をキャニスタに吸着させておく一方、エンジンの運転中に、吸気通路に発生する吸気負圧を利用して、キャニスタに吸着されている蒸発燃料を吸気通路へ吸引させるようにしている。
【0003】
ところで、パ−ジ経路にリ−クつまり漏れが生じるということは、蒸発燃料を大気に漏らす原因となり、このリ−クを生じているか否かを発見することが望まれる。リ−ク発見のため、パ−ジ経路内を一旦所定負圧ににまで吸引した後、該パ−ジ経路を大気と遮断された密閉状態とし、この密閉状態とされたときのパ−ジ経路内の圧力上昇度合をみることにより、リ−クが生じているか否かを検出するようにしている(例えば特開平6−74106号公報参照)。そして、上記公報には、蒸発燃料の発生量が多くなるような環境条件では、リ−クに起因する圧力上昇なのか、蒸発燃料の多量発生に起因する圧力上昇なのか判断しにくいということで、リ−ク判定を禁止することも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
蒸発燃料の発生量つまり発生度合が多いか否かを直接的に検出することは事実上困難であり、実際には、蒸発燃料の発生量が多くなる状況というものを、検出可能な適宜のパラメ−タを利用して間接的に検出せざるを得ないことになる。したがって、この検出可能な蒸発燃料の発生量が多くなる状況というものをいかに設定するかが、リ−ク誤判定を防止する上で重要となり、またリ−ク判定を行う機会を十分に確保するようにするということも勘案する必要がある。
【0005】
したがって、本発明の目的は、リ−ク判定が行える機会を極力十分に確保しつつ、リ−ク誤判定を防止できるようにした蒸発燃料供給系の故障診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
0007
前記目的を達成するため、本発明はその第1の構成として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
燃料タンクとエンジンの吸気通路とを接続する蒸発燃料のパ−ジ経路を所定負圧にまで圧力低下させた後、大気と遮断された密閉状態での該パ−ジ経路の圧力上昇度合に応じて該パ−ジ経路にリ−クが生じているか否かを判定するリ−ク判定を行うようにした蒸発燃料供給系の故障診断装置において、
エンジン運転に伴う燃料タンク内へのリタ−ン燃料によって該燃料タンク内で蒸発燃料の発生度合が多くなる状態までの所定期間を、少なくとも前記リ−ク判定を行う期間とされており、
燃料タンク内での蒸発燃料の発生度合に影響を与える外部環境に基づき、蒸発燃料の発生度合が多くなるようなときは前記所定期間が短くなる方向に変更されるように設定されている、
ような構成としてある。
0008
上記構成を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2、請求項3に記載のとおりである。
0009
燃料タンクへ戻される燃料は、エンジンにより加温されており、また燃料タンク内の燃料を撹拌し、しかも蒸発しやすい気泡を発生させることになり、燃料タンク内への燃料戻りが多くなるにつれて、燃料タンク内において蒸発燃料の発生度合が多くなる。したがって、燃料タンクへの燃料の戻りに起因して蒸発燃料の発生度合が多くなる所定期間までをリ−ク判定を実行する期間として設定することにより、リ−ク判定の機会を極力十分に確保しつつ、リ−ク誤判定を防止することができる。
そして、燃料タンク内での蒸発燃料の発生度合に影響を与える外部環境に基づき、蒸発燃料の発生度合が多くなるようなときは前記所定期間が短くなる方向に変更されるように設定してあるので、リ−ク誤判定をより確実に防止することができる。
【0010】
前記目的を達成するため、本発明はその第2の構成として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項4に記載のように、
燃料タンクとエンジンの吸気通路とを接続する蒸発燃料のパ−ジ経路を所定負圧にまで圧力低下させた後、大気と遮断された密閉状態での該パ−ジ経路の圧力上昇度合に応じて該パ−ジ経路にリ−クが生じているか否かを判定するリ−ク判定を行うようにした蒸発燃料供給系の故障診断装置において、
エンジン運転に伴う燃料タンク内へのリタ−ン燃料によって該燃料タンク内で蒸発燃料の発生度合が多くなる状態までの所定期間を、少なくとも前記リ−ク判定を行う期間とされており、
前記リ−ク判定が、エンジン始動直後から行うように設定されており、
前記リ−ク判定が、前記圧力上昇度合が所定値以上のときにリ−クしていると判定するように設定され、
エンジン始動直後から前記所定期間よりも短い第2の期間経過後に、リ−クしていると判定しにくくなる方向に前記所定値が変更される、
ような構成としてある。
0011
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、リ−ク判定の機会を極力十分に確保しつつ、リ−ク誤判定を防止することができる。特に、燃料タンク内での蒸発燃料の発生度合に影響を与える外部環境に基づき、蒸発燃料の発生度合が多くなるようなときは前記所定期間が短くなる方向に変更されるように設定してあるので、リ−ク誤判定をより確実に防止することができる。
0012
請求項に記載したような構成とすることにより、蒸発燃料の発生度合に影響を与える大気圧を加味して、リ−ク誤判定を防止することができる。
0013
請求項に記載したような構成とすることにより、エンジン始動直後からリ−ク判定を行うことにより、リ−ク判定の機会を十分に確保する上で好ましいものとなる。
【0014】
請求項4に記載された発明によれば、エンジンの運転に伴って燃料タンク内の温度がリタ−ン燃料によって徐々に高温になっていくことを勘案してリ−ク判定用の所定値を変更することによって、リ−ク判定する期間を極力長く確保しつつリ−クしていると誤判定してしまう事態を防止する上で好ましいものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1において、1はエンジン本体、2は吸気通路であり、吸気通路2には、その上流側から下流側へ順次、エアクリ−ナ3、スロットル弁4、サ−ジタンク5が配設され、サ−ジタンク5からエンジン本体1までの間の吸気通路2は、各気筒毎に独立した独立吸気通路2aとされている。そして、独立吸気通路2aには、燃料噴射弁6が配設されている。
【0016】
7は燃料タンクであり、燃料ポンプ8から汲み上げられた燃料タンク7内の燃料が、燃料供給通路9を介して燃料噴射弁6に供給され、余剰燃料は、リタ−ン通路10を介して燃料噴射弁6から燃料タンク7へと戻される。なお、図中11は、燃料供給通路9に接続された燃料フィルタ、12はリタ−ン通路10に接続されたプレッシャレギュレ−タである。
【0017】
燃料タンク7内の蒸発燃料は、サ−ジタンク5に回収されるようになっている。このため、燃料タンク7とサ−ジタンク5とがパ−ジ通路21によって接続され、このパ−ジ通路21の途中には、蒸発燃料吸着手段(吸着器)としてのキャニスタ22が接続されている。すなわち、パ−ジ通路21のうち、燃料タンク7側の上流側パ−ジ通路21aによって燃料タンク7とキャニスタ22とが接続され、下流側パ−ジ通路21aによって、キャニスタ22とサ−ジタンク5とが接続されている。
【0018】
前記上流側パ−ジ通路21aには、燃料タンク7側から順次、燃料タンク7内の圧力を検出する圧力検出手段として圧力センサ23、および後述する制御弁24が接続されている。また、前記下流側パ−ジ通路21bには、パ−ジバルブ25が接続されている。このパ−ジバルブ25は、電磁式とされて、全閉および全開状態を選択的にとり得る他、例えばデュ−ティ制御によってその開度が連続可変式に変更可能とされている。前記キャニスタ22は、大気解放通路26を有し、この大気解放通路26には、フィルタ27、電磁式の開閉弁からなる大気解放弁28が接続されている。なお、燃料タンク7に対するパ−ジ通路21接続部には、転倒時にパ−ジ通路21への燃料漏れを防止するためのロ−ルオ−ババルブ29が接続され、このロ−ルオ−ババルブ29は、全開時であっても絞り抵抗を有するものとなっている(全開開度が小)。
【0019】
前記制御弁24は、基本的には、上流側パ−ジ通路21aを全開とする状態と全閉とする状態との切換を行う他、全閉状態において、燃料タンク7内の圧力がキャニスタ22側圧力よりも所定分低下すると、燃料タンク7側とキャニスタ22側とを連通させる呼吸栓の機能をなす。
【0020】
制御弁24の一例が、図2に示される。この図2において、31は上方に向けて開口された弁座、32は弁座31に離着座される可動弁体である。可動弁体32は、有蓋筒状の可動鉄心ともなる筒状部材33と、該筒状部材33下端部に一体化されたゴム等の弾性部材34とを有する。この弾性部材34が弁座31に離着座されるもので、この弾性部材34には、左右一対のリップ状弁体35A、35Bが一体形成されている。また、上記筒状部材33には、その側面に連通用の小孔36が形成されている。
【0021】
前記筒状部材33は、ダイヤフラム37に一体的に保持されており、リタ−ンスプリング38によって、下方つまり弾性部材34が弁座31に着座される方向に付勢されている。可動鉄心としての前記筒状部材33の上方には、固定鉄心39が配設され、この固定鉄心39の周囲にはコイル40が配設されている。
【0022】
コイル40を消磁した図2の状態では、リタ−ンスプリング38によって、弾性部材34が弁座31に着座されている(閉状態)。この状態で、キャニスタ22に負圧が作用、つまり、キャニスタ22側の圧力が燃料タンク7側の圧力よりも低いときは、リップ状弁体35A、35Bが閉じて、燃料タンク7内が大きな負圧になるのが防止される。逆に、燃料タンク7内の負圧が所定値以上になると、つまり、燃料タンク7内の圧力がキャニスタ21側の圧力よりも所定分低くなると、リップ状弁体35A、35Bが開いて、連通用小孔36を介して燃料タンク7とキャニスタ22とが連通されて、燃料タンク7内が大きな負圧になるのが防止される(呼吸機能)。ただし、小孔36の有効開口面積は小さいものとされて、絞り抵抗を有するものとなっている。
【0023】
図2の状態から、コイル40を励磁すると、固定鉄心39に可動鉄心としての筒状部材33が引き寄せられて、弾性部材34が弁座31から大きく離間され、上流側パ−ジ通路21aが全開とされる(開度大で、絞り抵抗なし)。
【0024】
燃料タンク7からの蒸発燃料は、制御弁24(の小孔36およびリップ状弁体35A、35B)を通ってキャニスタ22に吸着される。大気開放弁28は通常は開かれており、エンジンの所定運転中パ−ジバルブ25が開かれて、キャニスタ22に吸着された燃料が、吸気通路2内に生じる吸気負圧によって、当該吸気通路2へ回収される(パ−ジ)。
【0025】
図3において、Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成された制御ユニットであり、既知のように、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROMおよびRAMを有する。この制御ユニットUには、前記圧力センサ23からの信号の他、各種センサ(検出手段)S1〜S7からの信号が入力される。また、制御ユニットUからは、前記制御弁24、パ−ジバルブ25、大気解放弁28に対して制御信号が出力される他、ランプ、ブザ−等の警報器41に対して出力される。
【0026】
前記センサS1は、燃料タンク7内の燃料量つまり燃料残留量を検出するものである。センサS2は、大気圧を検出するものである。センサS3は、エンジン冷却水温度つまりエンジン温度を検出するものである。センサS4は、エンジン回転数を検出するものである。センサS5は、エンジン負荷例えばアクセル開度を検出するものである。センサS6は、車速を検出するものである。センサS7は、吸気温度を検出するものである。
【0027】
制御ユニットUは、燃料タンク7、パ−ジ通路21、キャニスタ22を含むパ−ジ経路に漏れがないか否かの故障判定つまりリ−ク判定を行うものであり、このリ−ク判定の基本的なやり方について、図4を参照しつつ説明する。まず、パ−ジバルブ25が開いたパ−ジ中に、大気解放弁28が閉じられ、かつ制御弁24が開かれる(t1時点)。これにより、パ−ジ通路21を介して燃料タンク7内に吸気負圧が作用し、燃料タンク7内の負圧が徐々に高まる。
【0028】
燃料タンク7内の負圧が、所定負圧例えば−200mmAq(水位)になり(t2時点)、これよりもさらに若干大きな負圧になった時点(t3時点)において、パ−ジバルブ25が閉じられる。このパ−ジバルブ25が閉じられることにより、パ−ジ経路は、大気と遮断された密閉状態とされる。上記t3時点より若干時間が経過すると、圧力センサ23により検出される圧力が、上記所定負圧(例えば−200mmAq)にまで上昇される(t4時点で、ロ−ルオ−ババルブ29の絞り抵抗の影響による燃料タンク7への吸気負圧伝達の遅れ解消)。
【0029】
所定負圧となった上記t4時点において、圧力センサ23によって検出される負圧が第1検出負圧TP1とされる。TP1検出時点から、所定時間例えば30秒経過した時点(t5時点)において、圧力センサ23によって検出される負圧が第2検出圧力TP2とされる。
【0030】
リ−ク判定は、上記2つの検出圧力TP1とTP2との偏差を所定の判定しきい値と比較することによって行われる。すなわち、TP1からTP2になるまでの圧力上昇度合が大きいときは、パ−ジ経路に小孔が空いている等の漏れが考えられるときであり、このときは、リ−クされているという判定つまり故障判定がなされる。逆に、上記圧力上昇度合が小さいときは、リ−クしていないという判定となる。
【0031】
TP1からTP2へ圧力上昇度合は、燃料タンク7内での蒸発燃料発生量によって変化され、この蒸発燃料の発生量に応じて、リ−ク判定の判定条件が適宜変更されて、リ−ク判定される機会が極力が多く確保される。
【0032】
次に、リ−ク判定条件の変更をも含めて、図5以下のフロ−チャ−トを参照しつつ、制御ユニットUによるリ−ク判定の詳細について説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。先ず、図5のQ0において、エンジンが完爆したか否かが判別される(例えばエンジン回転数が500rpm以上となった時点で完爆と判定される)。このQ0の判別でNOのときは、そのままQ0の判別が繰り返される。Q0の判別でYESのときは、Q1において、始動直後のタイマのカウントがスタ−トされる(始動直後からの経過時間のカウント開始)。
【0033】
Q1の後、Q2〜Q10によって、リ−ク判定を行う条件を満たしているか否かの判別が行われる。このリ−ク判定は、エンジン運転状態がパ−ジを行う条件を満たしていることを前提としているが、このパ−ジ実行条件が、Q6でのエンジン回転数、Q7でのエンジン負荷、Q8での車速、Q9での吸気温度に応じて設定されるている。また、Q10では、実際にパ−ジ実行中であることの確認がなされる。
【0034】
Q2〜Q5は、リ−ク判定を行う条件を満たしているか否かの判別となる。すなわち、Q2において燃料残留量が所定の下限値と上限値との間の所定範囲にあることが確認されたこと、Q3において燃料タンク内圧が所定圧力以下であることが確認されたこと、Q4において大気圧が所定圧力以上であることが確認されたこと、およびQ5においてエンジン始動時のエンジン冷却水温度が所定温度範囲にあることが確認されたことを全て満たしていることを条件として、リ−ク判定が行われる。
【0035】
Q2において、燃料残留量に関する上限値は、燃料残留量が多すぎると蒸発燃料が多く発生し過ぎてリ−ク判定を誤判定し易いということで設定される。また、燃料残留量の下限値は、パ−ジ経路の空間部分の体積が大きすぎて、リ−ク判定のための圧力変化が少なすぎることを勘案して設定される。
【0036】
Q3において、タンク内圧に関する上限値は、種々の要因により、蒸発燃料の発生量が多すぎることの確認のために設定される。Q5において、始動時の冷却水温度つまりエンジン温度に関する上限値は、リタ−ン通路10から燃料タンク7へ戻される燃料が高温過ぎて、蒸発燃料の発生が多すぎる原因になるということから設定される。なお、始動時の冷却水温度の下限値は、吸気通路2への蒸発燃料のパ−ジが好ましくないということで設定される。
【0037】
Q2〜Q10の判別のいずれかでNOのときは、リ−ク判定を行うことなく、Q2へ戻る。Q2〜Q10の判別が全てYESのときは、図6のQ21へ移行する。Q21では、タンク内圧が−100mmAqよりも小さいか否かが判別され、このQ21の判別でYESのときは、Q22において、パ−ジバルブ25の開度が小さくあるいは全閉とされることによりパ−ジ量が少なくされた後、Q21へ戻る。このQ22の処理は、燃料タンク7内の負圧が急激に大きくなり過ぎるのを防止するためになされる。
【0038】
Q21の判別でNOのときは、Q23において、大気解放弁28が閉じられる共に、制御弁24が開かれる。これにより、燃料タンク7内が、吸気負圧によって吸引されて、負圧が徐々に大きくされていく。Q23の後、Q24において、タンク内圧が−190mmAqよりも小さくなったか否かが判別される。このQ24の判別でNOのときは、Q25において、パ−ジ流量が10リットル/分にというように比較的大きい値に設定されて、負圧を大きくいていく速度が早いものとされる。Q25の後は、Q26において、Q23時点から所定時間(実施例では25秒)経過したか否かが判別される。このQ26の処理は、燃料タンク7内が所定負圧(実施例では−200mmAq)にまで高まらないときに、強制的に次のステップへ移行させるために設定される。このQ26の判別でNOのときは、Q24に戻る。
【0039】
前記Q24の判別でYESのときは、Q27において、タンク内圧が所定負圧としての−200mmAqよりも小さいか否かが判別される。このQ27の判別でNOのときは、Q28において、Q23時点から所定時間(実施例では20秒)経過したか否かが判別される。このQ28の判別でNOのときは、所定負圧としての−200mmAqを通過する付近の状態となるが、Q26での所定時間までは余裕があるため、パ−ジ流量が5リットル/分というように比較的小さい値に設定された後、Q26へ移行する。また、Q28の判別でYESのときは、Q29において、Q26で設定される所定時間としての25秒に近付いた状態なので、早期に所定負圧としての−200mmAqに到達させるべく、パ−ジ流量が10リットル/分というように比較的大きい値とされる。
【0040】
前記Q27の判別でYESのとき、あるいはQ26の判別でYESのときは、それぞれ、図7のQ41へ移行する。このQ41では、パ−ジバルブ25が閉じられ、これにより、パ−ジ経路が、大気と遮断された密閉状態とされ、その圧力変化は、漏れがない限り、蒸発燃料の発生に応じた圧力変化にのみ依存する状態となる。
【0041】
Q41の後、Q42において、Q41時点から短い所定時間(実施例では2秒)経過するほを待った後、Q43へ移行する。このQ42の処理は、図2におけるt3からt4へ移行する状態に相当する。
【0042】
Q42の後、Q43において、大気圧と始動時水温とをパラメ−タとして設定されたマップから、しきい値SP1が設定される。このしきい値SP1は、標準状態では例えば−130mmAqとして設定され、図9に示すように、大気圧が大きい(低地)ほど、またまた始動時水温が高いほど、負圧が小さくなる方向(大気圧に近付く方向)へ変更される。上記SP1は、所定負圧としての−200mmAqにまで吸引できない場合の確認であり、パ−ジ経路にリ−クがある場合の他、大気解放弁28の開固着、パ−ジバルブ25の閉固着が考えられる。
【0043】
Q44においては、現在のタンク内圧が上記しきい値SP1よりも小さいか否かが判別される。このQ44の判別でYESのときは、Q45において、現在のタンク内圧がTP1として記憶される(図4t4時点)。この後、Q46において、Q41時点から所定時間(実施例では30秒)経過するのを待って、つまり図4におけるt5時点になるのを待って、Q47に移行する。
【0044】
Q47では、エンジン始動後の経過時間に応じてSP2が設定される。この判定用しきい値としてのSP2は、図4において、t4時点でのタンク内圧TP1から、t5時点までの間においてリ−クがないときに考えられる圧力上昇分の上限値であり、標準状態で例えば50mmAq相当分とされる。このSP2は、図9に示すように、リ−ク判定用の所定期間(例えばエンジン始動直後から600秒)よりも短い第2の期間(例えばエンジン始動直後から300秒)経過するまでは一定値とされるが(例えば上述のように50mmAq)、当該第2の期間経過後は、リ−クしていると判定しにくくなるように時間の経過と共に徐々に大きい値へと変更される(最大で50〜80mmAqを加算した値)。この判定用しきい値SP2は、エンジン始動直後からの経過時間に応じて上述のように基本値を設定する一方、後述するように、大気圧、始動時水温、燃料残留料に応じて基本値を補正することもできる。
【0045】
Q47の後、Q48において、記憶されているタンク内圧TP1から現在のタンク内圧を差し引いた値が、上記しきい値SP2よりも小さいか否かが判別される。このQ48の判別でYESのときのときは、パ−ジ経路にリ−クがないと考えられるときであり、このときは、Q49において、t4時点でのタンク内圧TP2が記憶される。
【0046】
前記Q49の後は、図8のQ51に移行して、大気解放弁28が開かれると共に、制御弁24が閉じられる(図4のt5時点)。この後、Q52において、短い時間(実施例では3秒)経過するのを待った後、現在のタンク内圧から記憶されているタンク内圧TP2を差し引いた値が、所定値例えば5mmAqよりも大きいか否かが判別される。このQ53の判別は、大気解放弁28が閉状態のまま故障されているか否かの判別となる(大気解放弁28が閉状態のまま固着されていると、図4のt5時点からの圧力上昇度合いが小さいものとなる)。
【0047】
Q53の判別でYESのときは、Q54において、現在のタンク内圧からTP2を差し引いた値が、所定値例えば100mmAqよりも小さいか否かが判別される。このQ54の判別は、制御弁24が開故障しているか否かを判別するものとなる(閉じているはずの制御弁24が開いていると、大気解放弁28をとおして大気圧が圧力センサ23に作用して、図4のt5時点から後の圧力上昇度合いが極めて大きいものとなる)。
【0048】
Q54の判別でYESのときは、各弁24、28に故障がなく、しかもパ−ジ経路にリ−クのない正常状態であるとして、Q55において、通常のパ−ジ制御へ復帰される。
【0049】
前記Q44の判別でNOのとき、あるいはQ48の判別でNOのときは、それぞれQ56に移行して、燃料タンク7の揺れが小さいか否かが判別される。この揺れが小さいか否かは、例えば、所定時間(例えば10秒)中に検出される最大燃料残留量と最小燃料残留量との偏差が10%以内であるときに、揺れが小さいとされる。燃料タンク7の揺れが大きいときは、燃料タンク7内で燃料が大きく撹拌されて、蒸発燃料の発生量が極めて大きくなるときであり、このような状態では、リ−クしているという判定を禁止するための処理とされる。燃料タンク7の揺れが小さいか否か(大きいか否か)は、この他、既知のように、悪路走行中であることの検出手法や、旋回時の検出手法を利用することもできる(悪路時や旋回時は、揺れが大)。
【0050】
上記Q56の判別でNOのときは、そのままQ1へ戻る。また、Q56の判別でYESのときは、Q57において、エンジン始動時から所定時間(請求項1における所定期間に対応し、例えば600秒)経過したか否かが判別される。このQ57の判別でNOのときも、Q1へ戻る(リ−クしているという判定の禁止)。Q57の判別でYESのときは、Q58において、2回連続して、Q57の判別でYESとされたか否かが判別、つまり、2回連続してQ44の判別でNOとされたとき、あるいはQ48の判別でNOとされたときであるか否かが判別される。このQ58の判別でYESのときは、Q59において、警報器41を作動させて、リ−クがあることの警告がなされ、この後、Q60において、リ−クが検出されたことが故障コ−ドとして記憶される(整備時のダイアグチェック用)。
【0051】
なお、Q58の処理によって、2回連続して(複数回連続して)リ−ク検出されたことを条件として、最終的にリ−クしているとの判定がなされるので、蒸発燃料の発生が多い環境においてもリ−ク判定を行う機会を増大させつつ、リ−クしていると誤判定してしまう事態を防止する上で好ましいものとなる。
【0052】
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。まず、大気圧等に応じて、リ−クしているか否かをみるときの判定しきい値の変更(補正)を行う場合、例えば図11に示すマップから第1の補正係数(蒸発燃料の発生量の大小を示す係数)を決定し(大気圧が小さいほど、また始動時水温が高いほどリ−クしていると判定しにくい方向へ補正)、また図12に示すような燃料残留量に応じた第2の補正係数を設定して、この補正係数をそれぞれ、標準的な判定しきい値(図9対応)に対して乗算して、補正後の判定しきい値を得るようにすることもできる。図12において、Y1は燃料タンク内の燃料残留量に対する圧力上昇割圧力を示す。また、Y2は蒸発燃料量を考慮した補正係数であり、Y3は燃料タンク内の空間容積を考慮した補正係数である。
【0053】
リ−クの判定のための圧力上昇度合は、図4のt3時点からt4時点までの圧力変化に相当するので、この圧力変化をみることのできるものであれば適宜の判定しきい値を利用してみることができる。例えば、図4におけるt4時点でのタンク内圧TP1とt5時点でのタンク内圧との偏差を所定の判定しきい値と比較する場合の他、TP2のみを判定しきい値と比較する場合(t3からt4までの時間が一定とする)や、所定値としてのTP2となるまでの時間(t3時点から所定圧力としてのTP2になるまでの時間)を所定の判定しきい値と比較する場合等種々設定できる。
【0054】
また、大気圧の低いとき等、蒸発燃料の発生量が多いときにリ−クしていると判定しにくくするには、上記各判定きい値を、圧力の場合は大気圧に近付く方向(圧力上昇度合が大きくなる方向)に変更すればよく、また判定しきい値を所定時間として設定する場合は、この所定時間を短くする方向に変更すればよい。
【0055】
さらに、大気圧の低いとき等、蒸発燃料の発生量が多いときにリ−クしていると判定しにくくするには、図4において、t3時点での所定負圧をより負圧が大きくなる方向に変更することにより行うこともできる(この場合は、例えば、負圧が大きくなる方向に変更された所定負圧とされてから所定時間経過したt5時点での検出圧力TP2を、所定の判定しきい値と比較してリ−ク判定すればよい)。
【0056】
Q57に示す所定時間を、蒸発燃料の発生度合に影響を与える外部環境の状態に応じて変更(補正)するようにしてもよい。勿論、この変更の際は、外部環境の状態が、蒸発燃料の発生度合が多くなるようなときは、Q57での所定時間が短くなる方向に変更される。例えば、大気圧が低いときは高いときに比して、Q57で所定時間が短くされる。
【0057】
Q57の処理を、Q2〜Q10の処理と共に行うようにして、エンジン始動直後からQ57で設定される所定時間を経過しているときは、リ−ク判定を一切行わないようにしてもよい。また、実施例では、上記所定時間を経過したときは、リ−クしているという判定のみを禁止するようにしているが、この場合、上記所定時間を経過していない間においてリ−クしていないと判定されたことを条件として、所定時間経過後にリ−クしていないという判定を行うことが可能なように設定することもできる。
【0058】
図7のQ47での判定しきい値SP2(図9R>9対応))は小さなリ−ク判定用となり、Q43での判定しきい値SP1は大きなリ−ク判定用となる。この大きなリ−ク判定用となるSP1(の基本値)についても、SP2(の基本値)と同様に、図9に示すように所定期間よりも短い第2の期間経過後にはリ−クしていると判定しにくい方向へ変更するようにしてもよい。
【0059】
図8のQ57に示す所定時間を、蒸発燃料の発生度合いが多い場合には短くなるように変更したが、蒸発燃料の発生度合による変更と図9に示すような時間の経過による変更と組み合わせるようにしてもよい。この場合、蒸発燃料の発生度合いが小さいときは、例えば図9に示すような設定とし、蒸発燃料の発生度合いが多い場合は例えば図10に示すような設定とすればよい。すなわち、蒸発燃料の発生度合いが多いときは少ないときに比して、リ−ク判定の所定期間が短くされ(例えば600秒から400秒へ変更)、かつ第2の期間も短くされる(例えば300秒から200秒へ変更)。蒸発燃料の発生度合いに応じた図9および図10に示すような傾向の変更は、SP1、SP2共に行うことができるが、この場合はSP2の変更度合いをSP1よりも大きくするのが好ましい。また、第2の期間経過後は、SP2のみ変更するようにすることもできる。
【0060】
ガソリンエンジンで代表されるような火花点火式エンジンにおいて、燃料を直接気筒内に噴射して、空燃比を理論空燃比よりもはるかに大きくした超リーン運転することが可能な直接噴射式エンジンにおいては、アイドル運転あるいは低不可運転のときは、エンジンの温度つまり燃料タンクへリーンされるリーン燃料の温度が上昇しにくい(低い)ものとなる。したがって、中、高負荷運転した後であっても、アイドル運転あるいは低負荷運転が所定期間(所定時間)継続して行われたとき(リタ−ン燃料の温度が低下したと思われるとき)は、この所定期間経過直後から次の所定期間の間に、蒸発燃料のリ−ク判定を行うようにすることもできる(リ−ク判定を行う機会の増大)。
【0061】
フロ−チャ−トに示される各ステップは、その機能に手段の名称を付して説明することができ、この機能の上位概念とされるものをも暗黙的に含むものである。
【0062】
本発明の目的は、明示されたものに限らず、発明の効果に記載された内容や、実質的に好ましいあるいは利点とされた内容に対応したものを提供することをも暗黙的に含むものである。また、本発明は、装置発明としてばかりでなく、リ−ク検出方法としても把握することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、エンジンに対するパ−ジ経路の構成例を示す全体系統図。
【図2】パ−ジ経路に接続された制御弁の一例を示す断面図。
【図3】本発明に用いる制御系統の一例を示す図。
【図4】本発明の制御例を示すタイムチャ−ト。
【図5】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図6】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図7】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図8】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図9】エンジン始動直後からの経過時間に基づくリ−ク判定しきい値の変更例を示す図。
【図10】蒸発燃料の発生度合いが多い場合での図9に対応した図。
【図11】大気圧、始動時水温と蒸発燃料量(補正係数)の関係を示す図。
【図12】燃料残留量と圧力上昇割合(補正係数)との関係を示す図。
【符号の説明】
1:エンジン本体
2:吸気通路
5:サ−ジタンク
6:燃料噴射弁
7:燃料タンク
8:燃料ポンプ
9:燃料供給通路
10:燃料リタ−ン通路
21:パ−ジ通路
22:キャニスタ
23:圧力センサ
24:制御弁
25:パ−ジバルブ
28:大気解放弁
41:警報器
U:制御ユニット
S2:センサ(大気圧)

Claims (4)

  1. 燃料タンクとエンジンの吸気通路とを接続する蒸発燃料のパ−ジ経路を所定負圧にまで圧力低下させた後、大気と遮断された密閉状態での該パ−ジ経路の圧力上昇度合に応じて該パ−ジ経路にリ−クが生じているか否かを判定するリ−ク判定を行うようにした蒸発燃料供給系の故障診断装置において、
    エンジン運転に伴う燃料タンク内へのリタ−ン燃料によって該燃料タンク内で蒸発燃料の発生度合が多くなる状態までの所定期間を、少なくとも前記リ−ク判定を行う期間とされており、
    燃料タンク内での蒸発燃料の発生度合に影響を与える外部環境に基づき、蒸発燃料の発生度合が多くなるようなときは前記所定期間が短くなる方向に変更されるように設定されている、
    ことを特徴とする蒸発燃料供給系の故障診断装置。
  2. 請求項において、
    大気圧が低いときは高いときに比して、前記所定期間が短くなるように設定されている、ことを特徴とする蒸発燃料供給系の故障診断装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記所定期間が、エンジン始動直後から所定時間経過するまでの期間として設定されている、ことを特徴とする蒸発燃料供給系の故障診断装置。
  4. 燃料タンクとエンジンの吸気通路とを接続する蒸発燃料のパ−ジ経路を所定負圧にまで圧力低下させた後、大気と遮断された密閉状態での該パ−ジ経路の圧力上昇度合に応じて該パ−ジ経路にリ−クが生じているか否かを判定するリ−ク判定を行うようにした蒸発燃料供給系の故障診断装置において、
    エンジン運転に伴う燃料タンク内へのリタ−ン燃料によって該燃料タンク内で蒸発燃料の発生度合が多くなる状態までの所定期間を、少なくとも前記リ−ク判定を行う期間とされており、
    前記リ−ク判定が、エンジン始動直後から行うように設定されており、
    前記リ−ク判定が、前記圧力上昇度合が所定値以上のときにリ−クしていると判定するように設定され、
    エンジン始動直後から前記所定期間よりも短い第2の期間経過後に、リ−クしていると判定しにくくなる方向に前記所定値が変更される、
    ことを特徴とする蒸発燃料供給系の故障診断装置。
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