JP3411768B2 - エバポシステムの診断装置 - Google Patents

エバポシステムの診断装置

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JP3411768B2
JP3411768B2 JP33394996A JP33394996A JP3411768B2 JP 3411768 B2 JP3411768 B2 JP 3411768B2 JP 33394996 A JP33394996 A JP 33394996A JP 33394996 A JP33394996 A JP 33394996A JP 3411768 B2 JP3411768 B2 JP 3411768B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0809Judging failure of purge control system

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エバポシステムの
診断装置に関し、特に、燃料タンクで発生したエバポガ
ス(蒸発燃料)をキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、吸着
された燃料を所定運転条件下で内燃機関の吸気系へ放出
(パージ)して燃焼させるエバポシステムのエバポガス
のリークを精度良く診断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンのエバポシステムは、
エバポガスが大気に放出されるのを防ぐため、気密性を
確保した構造となっている。しかし何らかの原因で該エ
バポシステム内のエバポガスの通路等が破損したり、配
管が外れたりした場合にはキャニスタ内のエバポガスが
大気に放出されてしまう。また、エンジンの吸気管等に
連結されているパ−ジ通路がつまったような場合にも前
記エバポガスのパージに支障をきたすことになる。
【0003】前記の如きエバポシステムの不具合に対処
するためには、エバポシステムの故障発生の有無を予め
診断しておくことが必要になる。特開平6−19351
8号公報に記載の技術は、パージバルブを介してエバポ
システム内に吸気負圧を吸入作用させ、該エバポシステ
ムの圧力変化を圧力センサで検出し、該圧力変化に基づ
きエバポシステムの故障を検知して診断するものであ
る。
【0004】また、特開平6−249095号公報に
は、燃料タンクの圧力を検出する圧力センサによる診断
について開示されている。燃料タンクの液量検査を実施
し、求められた燃料に基づいてタンク通気弁制御のデユ
−テイ比を決定する。その後決定されたデユ−テイ比で
通気弁を開放して遮断弁を閉じ、タンク内で減少する負
圧の負圧減少勾配からエバポガスのリ−ク診断を行うも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
エバポシステムの診断の如く、エバポシステムに負圧を
導入してその圧力変化によりエバポシステムの診断を行
うものは、エバポシステム内の圧力変化が、燃料タンク
内の燃料の残量(空間容積に関係する)や、大気密度
(高度等により変化する)等の影響を受けて、検出に誤
差が生じる。本出願人は、前記影響を受けずに、精度良
く診断を行うエバポシステム内にゲージバルブを配置す
る診断装置を、既に提案している。これはゲージバルブ
を開閉して所定の通気面積のゲージバルブを開いた状態
のエバポシステム内の圧力変化と、ゲージバルブを閉じ
た状態のエバポシステム内の圧力変化とに変更させるこ
とにより、前記影響をキャンセルさせて、エバポシステ
ムの診断を精度良く行うものである。
【0006】しかしながら、前記のようなゲージバルブ
を用いた診断装置においては、万一ゲージバルブに汚れ
等が付着して通気面積が減少してしまった場合には、診
断結果に誤差が生じてしまうと云う問題がある。また、
ゲージ管の開口部は、大気圧であることを想定している
が、例えば、ゲージ管をエンジンの吸気管に連通した場
合、エアクリーナに汚れ等が付着して圧損を生じるよう
な時には、やはり診断結果に誤差が生じてしまうと云う
問題がある。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、エバポシス
テムのゲージバルブ、吸入空気用のエアクリーナに汚れ
が付着したような場合であっても、該エバポシステムの
診断を精度良く行うことのできるエバポシステムの診断
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係るエバポシステムの診断装置は、燃料タンク
と、該燃料タンクで発生するエバポガスをエバポ通管を
介して導入して該エバポガスを一時的に吸着する吸着剤
を内包したキャニスタと、吸着したエバポガスをエンジ
ン吸気管に放出するパージバルブを有する放出管と、前
記エバポ通管に配置した圧力センサと、該圧力センサの
圧力検出信号に基づいてエバポガスのリーク等の異常を
判定する手段を備えた制御装置とを配備し、前記エバポ
システムは、前記燃料タンクと前記パージバルブ間から
分岐して前記吸気管または大気に開口するゲージ管と、
該ゲージ管に配置されたゲージバルブとを更に備え、前
記制御装置は、前記ゲージバルブとゲージ管とからなる
ゲージ系の状態を検出する状態検出手段と該状態検出手
段の検出結果に基づき前記異常判定手段による診断結果
を補正する補正手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】また、本発明のエバポシステムの診断装置
の具体的態様としては、前記状態検出手段が、前記ゲー
ジバルブの通気面積を検出するものであり、かつ、前記
ゲージバルブ動作状態に対応した前記エバポシステム内
の圧力に基づいて前記ゲージバルブの通気面積を検出す
ることを特徴としている。更に、前記状態検出手段は、
前記ゲージ管の開口部圧力を検出するものでありかつ、
前記ゲージバルブ開状態における前記エバポシステム内
の圧力に基づいて前記ゲージ管の開口部圧力を検出する
ことを特徴としている。
【0010】前述の如く構成された本発明に係るエバポ
システムの診断装置は、パージバルブ、バイパスバル
ブ、ドレインバルブ、及び、ゲージバルブを操作し、エ
バポシステム内の圧力を圧力計で検出し、異常判定手段
で、前記圧力とゲージオリフィスの断面積Agとからリー
ク面積を求めて、リーク面積が所定値(リーク判定しき
い値)以上ならば異常であると診断する。
【0011】ゲージ系の状態検出手段での診断は、ドレ
インバルブ、ゲージバルブを閉じ、パージバルブを開い
てエバポシステムの圧力を所定値まで下げる。その後、
パージバルブを閉じて、圧力センサにて圧力の変化を計
測し、圧力変化が所定値以上と判定された場合には、エ
バポシステムに所定値以上のリークがあると判定する。
圧力変化が所定値以下と判定された場合には、ゲージバ
ルブを開いた後に圧力変化を計測する。パージバルブ、
バイパスバルブ、ドレインバルブ、及び、ゲージバルブ
を操作し、ゲージバルブを閉じた時に圧力変化の圧力
と、ゲージバルブを開いた時の圧力変化の圧力とを計測
する。この二つの圧力変化の圧力を使用して、ゲージオ
リフィスの断面積計算値Ag'を計算する。その後、計算
されたゲージオリフィス断面積計算値Ag'が所定範囲内
かどうかを判定し、所定範囲内であれば、通常のエバポ
システムの診断を行う。ゲージオリフィス断面積計算値
Ag'が所定範囲を越えて大きい、または、小さい場合に
はエバポシステムの診断に適さないのでエバポシステム
の診断を禁止する。
【0012】次に、補正手段では、前記ゲージオリフィ
ス断面積計算値Ag'を前記ゲージオリフィスの断面積Ag
に代えて用いて、リーク面積を計算することで、ゲージ
バルブ等に汚れ等が付着したりして通気面積が減少した
場合であっても正しいリーク面積が得られる。このよう
に、本発明のエバポシステムの診断装置は、エバポシス
テムのゲージバルブ、吸入空気用のエアクリーナ等に汚
れが付着したような場合に、ゲージ系の状態検出手段で
その状態を検出し、該検出結果に基づき、補正手段で通
常のシステムの診断の結果を補正することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明のエンジ
ン制御装置の一実施形態について説明する。図1は、本
実施形態のエバポシステム20の診断装置の全体構成を
示したものである。前記エバポシステム20には、エン
ジン1に接続されている吸気管2、制御装置(ECU)
12、キャニスタ8、燃料タンク13等が配置され、前
記エンジン1にはエアクリーナ6から吸入された空気が
吸気管2を介して供給されている。
【0014】燃料タンク13内の燃料14から蒸発した
蒸発燃料(エバポガス)は、エバポ通管21を通してキ
ャニスタ8内の吸着剤9に吸着され、吸着された燃料
は、放出管7を介してエンジン1のスロットルバルブ3
の下流側の吸気管2内にパージされ、前記吸入空気と一
緒に前記エンジン1に導かれて燃焼される。前記放出管
7には、パージバルブ4が設けられ、前記エバポガスの
パージのタイミングとパージの量を制御する。
【0015】また、前記燃料タンク13と、吸着剤9を
内蔵したキャニスタ8とは、圧力調整バルブ16を介し
て接続されており、該圧力調整バルブ16は、燃料タン
ク13内の圧力が所定値以上になった時のみ、燃料タン
ク13内に発生したエバポガスを前記吸着剤9に吸着さ
せるように開弁動作する。該圧力調整バルブ16は、例
えば、大気圧との差圧で開閉動作するタイプと、圧力調
整バルブ16の前後の差圧で開閉動作するタイプとがあ
り、燃料タンク13の内圧が大気圧、あるいは、圧力調
整バルブ16のキャニスタ8側の圧力に対して、所定値
(10〜20mmHg)以上になると開いて、燃料タンク1
3内に発生したエバポガスがキャニスタ8内の吸着剤9
に流れて行き吸着されるべく作動する。
【0016】一方、前記圧力調整バルブ16は、燃料タ
ンク13の内圧が、大気圧、あるいは、前記圧力調整バ
ルブ16のキャニスタ8側の圧力に対して、所定値以下
(−数mmHg)になると開いて、ドレインバルブ10を介
して大気を燃料タンク13内に流入させ、前記燃料タン
ク13内が過度の負圧にならないようにしている。この
ように形成されたエバポシステム20に対して、バイパ
スバルブ15は、圧力調整バルブ16をバイパスし、燃
料タンク13とキャニスタ8を直接連結するべく開閉動
作をする。エバポ通管21に設けられた圧力センサ11
は、エバポシステム6の圧力を検出するものであり、キ
ャニスタ8のドレインバルブ10は、該キャニスタ8の
新気導入口(ドレイン)部に設置され、ドレインからの
新気導入をカットするように動作する。放出管7から分
岐したゲージ管5は、ゲージオリフィス19、ゲージバ
ルブ17を介して放出管7と吸気管2とを連通させてい
る。
【0017】前記ECU12は、異常判定手段、ゲージ
系状態検出手段、及び、補正手段とを備えており、パー
ジバルブ4、ゲージバルブ17、ドレインバルブ10、
バイパスバルブ15を制御し、異常判定手段はエバポシ
ステム20の圧力を圧力センサ11により計測、処理す
ることによってエバポシステム20を診断し、更に、ゲ
ージ系状態検出手段はゲージバルブ17やエアクリーナ
6に汚れが付着した状態であるかどうかを検出し、補正
手段はその検出結果に基づきエバポシステム20の前記
診断結果を補正する。
【0018】前記実施形態のエバポシステムの診断装置
は、ゲージ管5を吸気管2のエアクリーナ1とエアフロ
ーセンサ22の間に連通させているが、エアフローセン
サ22の下流であってもよい。ただし、ゲージバルブ1
7に内包されたゲージオリフィス19が、ブローバイガ
ス等により目詰まりを起こさぬように、ブローバイ吹き
出し口18よりも上流に接続するのが良い。更に、ゲー
ジ管5の連通先は、フィルタを介して直接大気解放であ
っても良い。要は、ゲージ管5の連通先の圧力が大気圧
にほぼ等しいことが好ましい。
【0019】また、前記実施形態では、ゲージ管5を放
出管7から分岐させているが、エバポシステム20の構
成によっては、エバポ通管21または、燃料タンク13
から分岐させても良い。更に、圧力センサ11の位置に
ついても、前記位置に限定するものではない。エンジン
1の通常の運転においては、ゲージバルブ17とバイパ
スバルブ15は閉じ、ドレインバルブ10は開放してい
る。燃料タンク13で発生するエバポガスの圧力が、所
定圧力以上になると圧力調整バルブ16が開きエバポガ
スは、キャニスタ8内の吸着剤9に吸着される。エンジ
ン1の運転状態に応じて、パージバルブ4を開くと、吸
気管2内は負圧であるので、大気開放されたドレインバ
ルブ10を介して前記キャニスタ8に流入する空気とと
もに、一度吸着されたエバポガスが吸着剤9から脱離し
て吸気管2へ前記放出管7を介して搬送されてエンジン
1で燃焼される。前記過程を経ることで、燃料タンク1
3で発生する燃料蒸気(エバポガス)が結果として大気
に放出しないようにされている。
【0020】図2は、エバポシステム20を診断するた
めの、各バルブの動作タイミング、及び、エバポシステ
ム20内の圧力変化を示したものである。前記エバポシ
ステム20を診断する場合は、まず、一旦パージバルブ
4を閉じ、バイパスバルブ15を開き、ドレインバルブ
10を閉じる。この状態で燃料タンク13を含んだエバ
ポシステム6は、一つの閉空間となる。次にパージバル
ブ4を開くと吸気管内の圧力が負圧であるので、エバポ
システム6の系内は急速に減圧(プルダウン)される。圧
力センサ11で大気圧Paとの差圧Ptを測定し、差圧Ptが
所定圧Pt0(−20〜−30mmHg程度に設定される)以
下となったらパージバルブ4を閉じ、差圧Pt11を測定す
る。
【0021】これで、再びエバポシステム20内が密封
されるのでリークがなければ圧力は一定に保たれるが、
エバポシステム20内のどこかにリークがあると、圧力
はリークの大きさに応じて次第に大気圧に近づく。所定
時間T1max経過後、または、圧力変化が所定値以上
(Pt11からの変化量が所定値、または、PtそのものがPt
11とは異なる所定値になった場合のどちらかで規定され
る。以下、同様)となったら、差圧Pt12を測定する。そ
のときの所要時間をT1として記憶する。次にゲージバ
ルブ17を開き、差圧Pt21を測定し、所定時間T2ma
x経過後または圧力変化が所定値以上となったら差圧Pt
22を測定し、所要時間をT2として記憶する。次にゲー
ジバルブ17を閉じ、差圧Pt31を測定し、所定時間T3
max経過後または圧力変化が所定値以上となったら差
圧Pt32を測定し、所要時間をT3として記憶する。
【0022】その後、バイパスバルブ15を閉じ、ドレ
インバルブ10を開いて、パージバルブ4を開く(通常
の制御状態に戻す)。以上の過程はECU12で実施さ
れ、さらに差圧Pt11、Pt12、Pt21、Pt22、Pt31、Pt32等
の測定値に基づいてエバポシステム20のエバポガスの
リークが判定される。なお、前記診断プロセスの最初の
部分で、パージバルブ4を閉じて、バイパスバルブ15
を開くまでの間に、所定時間間隔t1を置くと、圧力セ
ンサ11にドレインバルブ10を介して大気圧が印加さ
れるので、その時の圧力センサ11の出力の大気圧から
のずれ(差圧センサの場合0からのずれ)を測定してお
き、その後の圧力の測定値を補正すれば、圧力センサ1
1の誤差を補正できる。
【0023】図3、図4は、ECU12で、前記診断処
理を実行する際のフローチャートを示したものである。
ステップ101でパージバルブ4を閉じ、バイパスバル
ブ15を開き、ドレインバルブ10を閉じてエバポシス
テム20を閉空間としてステップ102に進み、ステッ
プ102でパージバルブ4を開く。該パージバルブ4の
開により負圧である吸気管2にエバポシステム20内の
気体が吸引されてエバポシステム20内は急速に減圧さ
れる。
【0024】所定圧Pt0に至ったところで、ステップ1
04でパージバルブ4を閉じて、ステップ105でエバ
ポ通管21内の圧力Pt11を測定する。所定時間経過後ま
たは圧力変化が所定値以上となったらステップ107で
圧力Pt12を測定し、この圧力Pt11、Pt12によって、リー
クによる圧力変化DP1=(Pt12-Pt11)/所要時間T1を計算
する。
【0025】次に、ステップ108でゲージバルブ17
を開き、ステップ109で圧力Pt21を測定する。所定時
間経過後または圧力変化が所定値以上となったらステッ
プ111で圧力Pt22を測定し、前記圧力Pt21、Pt22によ
ってリークとゲージオリフィス19から流れ込みによる
圧力変化DP2=(Pt22-Pt21)/所要時間T2を計算する。更
にいま一度、ステップ112でゲージバルブ17を閉
じ、ステップ113で圧力Pt31を測定する。所定時間経
過後または圧力変化が所定値以上となったらステップ1
15で圧力Pt32を測定し、該圧力Pt31、Pt32によりリー
クによる圧力変化DP3=(Pt32-Pt31)/所要時間T3を計算
する。このとき、差圧Ptがほぼ0、即ち、ほぼ大気圧と
なるようにプログラム定数を設定しておく。このように
するとリークによる圧力変化が殆どなくなり、エバポガ
スによる圧力上昇が支配的になる。したがって、圧力変
化DP3は、エバポガスによる圧力変化を表していること
になる。 以上のプロセスによりエバポガスのリークの
判定に必要な測定は終了するので、エバポシステム20
を通常の状態に戻すため、ステップ116でバイパスバ
ルブ15を閉じ、ドレインバルブ10を開き、ステップ
117でパージバルブ4を開く(通常の制御状態に戻
す)。
【0026】以上の測定結果を用い、ステップ118で
以下に示す演算式に従ってリーク面積Alを求める。ま
ず、密封されたエバポシステム20内の圧力P(絶対
圧)は、Pa≧Pであれば基本的に式(1)で表される。
【0027】
【数1】 dP/dt= (RT/V)〔A√[2ρ(Pa−P)] + k(Ps−Pg)〕 … (1)
【0028】ここで、A:リーク面積(ゲージバルブ1
7が開いている場合にはゲージオリフィス19の断面積
を含む)、R:ガス定数、T:エバポシステム内ガス温
度、V:エバポシステム容積、ρ:大気密度、Pa:大気
圧力、Ps:飽和蒸気圧力、Pg:エバポガス分圧、k:蒸
発率をそれぞれ示す。なお、差圧はPt=P−Paである。こ
れらの内、エバポシステム容積Vは燃料タンク13内の
燃料の残量、大気密度ρは高度(気圧)や気温、エバポ
ガスの蒸発速度分であるk(Ps−Pg)は燃料温度等によっ
て変化する状態パラメータであり、リーク判定のための
差圧等の測定結果は、これら状態パラメータの影響を受
ける。
【0029】これらの状態パラメータの影響を排除する
ため、式(1)と前述したプロセスの測定結果である差
圧Pt11、Pt12、Pt21、Pt22および圧力変化率DP1、DP2、
Dp3から、リーク面積Alを式(2)に従って求める。こ
こで、Agはゲージオリフィス19の断面積を示す。
【0030】
【数2】 Al=Ag/[(DP2−DP3)/(DP1−DP3)√(Pt1/Pt2)−1] …(2) 但し、Pt1=(Pt11+Pt12)/2、Pt2=(Pt21+Pt22)/2 とし
た。
【0031】リーク面積Alが所定値(リーク判定しきい
値)以上ならば、ステップ121で異常であると判定す
る。さらには運転者への警報や故障コード及び故障を検
出したときの運転状態等の記憶や、予め定めたプロセス
にしたがってフェイルセーフを行なうようにしてもよ
い。リーク面積Alが所定値未満ならば、ステップ120
で正常であると判定する。
【0032】本実施形態においては、式(2)を式
(1)と比較すれば明らかなように、式(1)における
エバポシステム容積 V、大気密度ρについては式(2)
で消去される。従って、それらのパラメータを測定する
必要がなく、測定のために新たに測定手段を追加しなく
てすむ。また、測定に伴う誤差に、リーク判定結果が影
響されることもない。更に、燃料蒸発圧力分であるk(Ps
−Pg)についてもエバポパージシステム20内の差圧が
ほぼ0の状態での圧力変化DP3を求め式(2)に適用する
だけでほとんど消去可能である。
【0033】以上述べた実施形態において、本質的に重
要な点は、大気圧との差圧が生じている状態でゲージバ
ルブ17が開いている場合と閉じている場合での圧力変
化を測定することである。また、エバポガスによる圧力
上昇の影響を検出するために大気圧との差圧がほとんど
ない状態での圧力変化を測定することである。したがっ
て、各バルブの開閉手順や、測定の順番や回数は、前記
実施形態に限定されるものではない。また、エバポシス
テム20に負圧を導入して診断する方式に限定するもの
でもなく、例えば、ポンプ等により加圧して診断する方
式であってもよい。
【0034】ここで、ゲージバルブ17等に汚れ等が付
着して通気面積が減少した場合の影響についてまず述べ
る。通常、ゲージオリフィス19の断面積Agによってゲ
ージバルブ17、ゲージオリフィス19及びゲージ管5
からなるゲージ系の通気面積が表される(ゲージバルブ
17およびゲージ管5の通気面積はAgに対して十分大き
く設定すべきである。そのように設定できない場合に
は、ゲージ系全体の等価通気面積がAgということにな
る)。
【0035】通気面積が変化する可能性としては、ゲー
ジバルブ17、ゲージオリフィス19またはゲージ管5
に汚れが付着したり、ゲージ管5がつぶれたりすること
が考えられる。これらによりゲージ系全体の等価通気面
積が変化すると、式(2)においてAgが設定値に対して
変化したことになるので、診断結果であるAlに誤差が生
じる。
【0036】例えば、Agの設定値が1mm2として、汚れ
が付着したことによって、0.5mm2になったとする
と、本来Ag=0.5mm2として計算されるべきところをA
g=1mm2として計算してしまうので、Alは本来の値の2
倍になってしまうことになる。前記の如く、ゲージバル
ブ17等に汚れ等が付着したりして通気面積が減少した
状態の検出手段の一例を図5のフローチャートに基づい
て説明する。
【0037】ステップ501において、ゲージバルブ1
7とECU12を含めた制御系の電気的接続の状態を検
出し、異常のときには、ステップ511でエバポシステ
ム20で診断を禁止する。電気的接続が正常の場合に
は、ステップ502にてバイパスバルブ15、ドレイン
バルブ10、ゲージバルブ17を閉じ、パージバルブ4
を開いてエバポシステム20の圧力を所定値(大気圧に
対して−20〜−30mmHg程度)まで下げる。
【0038】その後、ステップ503で、パージバルブ
4を閉じて、圧力センサ11にて圧力の変化P1’と平
均圧力P1を計測する。ステップ504で圧力変化P
1’が所定値以上と判定された場合には、ステップ51
2でエバポシステム20に所定値以上のリークがあると
判定し、リークNGを判定する。なお、この場合、ゲー
ジバルブ17等の状態検出は中止し、図2、図3、図4
で説明したエバポシステム20の診断も開始しない(異
常があることがすでに判定されたので、それ以降の診断
は行わない)。
【0039】ステップ504において、P1’が所定値
以下と判定された場合には、ステップ505でゲージバ
ルブ17を開き、圧力変化P2’を計測する。この様子
を図6に示す。図6の(a)、(b)、(c)及び
(d)のように、パージバルブ4、バイパスバルブ1
5、ドレインバルブ10、及び、ゲージバルブ17を操
作し、圧力(e)の圧力変化P1’及び平均圧力P1、
圧力変化P2’及び平均圧力P2を計測する。これらの
値を使用して、図5のステップ507でゲージオリフィ
ス19の断面積(ゲージ系全体の等価通気面積)計算値
Ag'を計算する。計算値Ag'は、例えば、次の式(3)に
より計算できる。
【0040】
【数3】 Ag'=K(P2'/√P2−P1'/√P1) …(3)
【0041】ここで、Kはキャニスタ8等の体積や大気
の密度等により決定される値である(Kは大気の密度等
の影響を受けるので、大気圧、外気温度等大気の密度に
関する情報が得られる場合には、これらの情報によりK
を演算するようにすれば、さらに好ましい。また、逆に
大気圧、外気温度等が所定の範囲の場合にだけAg'を計
算するようにすることも可能である。)。
【0042】ステップ508で計算されたゲージオリフ
ィス断面積計算値Ag'が所定範囲内かどうかを判定し、
所定範囲内であればステップ509にて次の診断(図
2、図3、図4で説明したエバポシステム20の診断)
へと進む。ステップ508にてゲージオリフィス断面積
計算値Ag'が所定範囲を越えて大きい、または、小さい
場合にはエバポシステム20の診断に適さないのでステ
ップ510でエバポシステム20の診断を禁止する。
【0043】この場合、さらにゲージ系の異常を示す故
障コードをECU12内の記憶装置に記憶したり、運転
者に故障を警告する警告灯を点灯するようにすることが
好ましい。Ag'が所定範囲内であれば、このゲージオリ
フィス断面積計算値Ag'を記憶して、このフローを終了
する。次に、補正手段について説明する。例えば、前記
のようにして記憶されたゲージオリフィス断面積計算値
Ag'を式(2)のAgに代えて用いてAlを計算すれば、ゲ
ージバルブ17等に汚れ等が付着したりして通気面積が
減少した場合であっても正しいリーク面積Alが得られ
る。この場合、ゲージオリフィス断面積計算値Ag'その
ものが計算値であり、計算の度に多少の誤差を含むの
で、例えば、ゲージオリフィス断面積計算値Ag'にフィ
ルタをかけた値をAgに代えて用いることが好ましい。
【0044】補正方法としては他にもあるが、要はゲー
ジオリフィス断面積計算値Ag'が小さいほどリーク面積A
l(式(2)により求まる)を小さくなるように補正す
ればよい。また、異常判定する際にAlと比較するしきい
値を、ゲージオリフィス断面積計算値Ag'が小さいとき
には大きくなるように補正しても異常か正常かの診断は
正しく行われる。
【0045】次に、エンジン1の吸気系に設置されたエ
アクリーナ6に目詰まりが発生した場合について説明す
る。図1に示すようにエバポシステム20の診断におい
て、リークチェックのためのゲージ管5をエアクリーナ
6下流に連通している。これは、エアクリーナ6の下流
に連通することで、大気中のゴミ等によるゲージ管の目
詰まりの防止や、ゲージバルブ17が開いた状態で動作不
能の故障が発生た場合にも、エバポガスを大気に放出す
ることなくエンジン1で燃焼できるよう配慮したもので
ある。
【0046】そして、ゲージ管5の連通先は、エバポシ
ステム20のリークを検出するために、本来、大気圧に
保たれていなければならない。しかしながら、エアクリ
ーナ6に目詰まりが発生した場合、その通気抵抗により
エアクリーナ6の下流の吸気管2が負圧になり、正確な
診断ができなくなる可能性がある。例えば、ゲージ管5
の連通先に5mmHgの負圧が発生していたとする。図2、
3で説明した診断を行った場合に、ゲージバルブ17が
開いている間のエバポシステム20内の圧力Ptを15
mmHgとすると、ゲージオリフィス19には、15mm
Hgの差圧が加わっているとして式(2)は導出されてい
る。しかるに、実際には、15−5=10mmHgしか差圧
が加わっていないので、ゲージオリフィス19を流れる
気体の流速は、想定している値より小さいことになる。
結果的には、前記ゲージバルブ17等に汚れ等が付着し
たりして通気面積が減少した場合と同様に、Alは実際よ
りも大きな値となってしまう。このため、エアクリーナ
6に目詰まりが発生した場合も、診断の禁止や診断結果
の補正が必要となる。
【0047】エアクリーナ6の目詰まり発生状態の検出
の一実施形態を、図7の制御フローチャートにより説明
する。最初に、ステップ301で、エバポシステム20
内に設置された圧力検出手段である圧力センサ11が正常
であるか否かの判定を行う。該圧力センサ11のチェック
方法は、センサ出力信号ラインの電気的な接続(機能)
チェック(短絡、または断線の検出)や、所定の運転状
態下でのエンジン吸気管内圧力(吸気管内圧力センサ検
出値、あるいは、エンジン吸入空気量、エンジン回転
数、吸気温、及び、スロットル開度等のエンジン状態パ
ラメータを少なくとも2つ以上利用して求めた吸気管内
圧力対応値)との比較による性能チェック、あるいは、
相対圧センサであればエバポシステム20内のセンサの
センシング部分を所定の圧力(エンジン技術では一般に
大気圧または吸気管内負圧が用いられる)にしたときの
出力チェック等により行う。
【0048】前記圧力センサ11の異常時は、ステップ
308に進み、エバポシステム診断禁止処理、即ち、圧
力センサ11の異常にともなう誤診断の防止や跳ね返り
対策処理を実行する。圧力センサ11が正常なら、ステ
ップ302に進み、エアクリーナ6の目詰まり状態を判
定するのに適したエンジン運転領域にあるか否かのチェ
ックを行う。運転領域は、エンジン負荷、回転速度、ス
ロットル開度等のエンジン状態パラメータの大きさや変
化量により判断する。
【0049】エアクリーナ6の目詰まりチェックに適し
たエンジン運転領域にあると判断されたならば、ステッ
プ303に進み、エアクリーナ6の目詰まり状態判定の
ために、エバポシステム20内のバルブ類の操作を行
う。まず、パージバルブ4を閉じた後、バイパスバルブ
15を閉じ、その後ドレインバルブ10を閉じることに
より、エバポシステム20を大気圧状態に密封する。そ
れぞれの動作間の待ち時間は運転状態やエンジン1、エ
バポシステム20の違いにより異なる。
【0050】次に、ステップ304にて、ゲージバルブ
17を開いてステップ305に進む。ステップ305で
は、エバポシステム20内の圧力を計測する。圧力の計
測は、ゲージバルブ17を開いた後の所定期間における
圧力の大きさ、あるいは、変化量を検出する。そして、
ステップ306にて、計測した圧力と所定値とを比較す
ることで、エアクリーナ1の目詰まり状態を判断する。
計測圧力が所定値より大であれば(大気圧に対し所定値
以内の負圧であれば)、エアクリーナ6にエバポシステ
ム20の診断に適さない程の目詰まりがなく、エバポシ
ステム20の診断が正常に行なわれる状態にあると判断
して、ステップ307のエバポシステム20の診断処理
を実行する。計測圧力が所定値以下であれば(大気圧に
対し所定値以上の負圧であれば)、エアクリーナ6にエ
バポシステム20の診断に適さない程度の目詰まり状態
を検出したとして、ステップ308でエバポシステム診
断禁止処理(跳ね返り対策や異常報知等)を実行する。
【0051】次に、補正手段について説明する。例え
ば、前記ステップ306にて計測した圧力値をPtg=Pag
-Pa( Pag:計測圧力絶対値、Pa:大気圧)とする。エ
アクリーナ6に目詰まりが発生していない状態では、Pt
gはほぼ0である。Ptgが0でないことを考慮した場合の
リーク面積Alを求める式は、次の式(4)となる。
【0052】
【数4】 Al=kAg/[(DP2−DP3)/(DP1−DP3)√(Pt1/Pt2)−1] …(4) 但し、k=√[(Pt2−Ptg)/Pt2]である。
【0053】したがって、計測圧力絶対値Ptgを記憶し
ておいて、Alの計算の時に式(2)の代りに、式(4)
を用いればよい。この場合も、要は、計測圧力絶対値Pt
gが大きいほどリーク面積Al(式(2)により求まる)
を小さくなるように補正すればよい。また、異常を判定
する際に、Alと比較するしきい値を計測圧力絶対値Ptg
が大きいときには大きくなるように補正しても異常か正
常かの診断は正しく行われる。
【0054】なお、計測圧力絶対値Ptgを計測したとき
と、エバポシステム20の診断を行うときの運転状態が
異なっているような場合、エアクリーナ6の下流に発生
する負圧が異なってしまう可能性がある。このような場
合、吸入空気量の二乗と発生負圧とがほぼ比例関係にあ
ることから、それぞれの運転状態における吸入空気量か
ら発生負圧を推定することも可能である。さらに、前記
ゲージオリフィス断面積計算値Ag'の計算についても、
エアクリーナ6の目詰まりの影響があるので補正するこ
とが好ましい。
【0055】以上の説明は、ゲージ管5がエアクリーナ
6の下流に連通した場合についてであるが、別のフィル
タ等を介して大気開放した場合であっても同様である。
なお、エバポシステム20の診断が加圧する方式の場
合、ゲージ管5の連通先に負圧が発生しているとゲージ
オリフィス19に想定値以上の差圧が加わっていること
になるので、前述したのと逆方向の補正をすることにな
る。
【0056】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱す
ることなく設計において種々の変更ができるものであ
る。前記実施形態においては、ゲージバルブ17等に汚
れ等が付着したりして通気面積が減少した状態の検出手
段と補正手段、及び、エアクリーナ6に目詰まりの発生
状態の検出手段と補正手段について説明したが、状態検
出手段により検出する内容、検出手段、及び、補正手段
を限定するものではない。エバポシステム2の診断に影
響する内容については可能な限り状態検出を行い、診断
結果を補正するようにすることが、診断のチャンスを増
やし、さらに診断の精度を高める意味で好ましい。
【0057】
【発明の効果】エバポシステムの診断において、診断に
影響する種種の状態を検出し、診断結果を補正するの
で、精度良く診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施形態のエバポシステムの診断装置
の全体構成図。
【図2】図1のエバポシステムの診断装置の各バルブの
動作タイミングとエバポ通管の圧力変化を示す図。
【図3】図1のエバポシステムの診断装置の診断処理の
前段フローチャート。
【図4】図1のエバポシステムの診断装置の診断処理の
後段フローチャート。
【図5】図1のエバポシステムの診断装置のゲージ系の
状態を検出するフローチャート。
【図6】図1のエバポシステムの診断装置のゲージ系の
状態を検出するための各バルブの動作タイミングとエバ
ポ通管の圧力変化を示す図。
【図7】図1のエバポシステムの診断装置のエアクリー
ナの目詰まりを検出するフローチャート。
【符号の説明】
1…エンジン、2・・・吸気管、4・・・パージバルブ、5…
ゲージ管、6・・・エアクリーナ、7・・・放出管、8・・・キ
ャニスタ、9・・・吸着材、10・・・ドレインパイプ、11
…圧力センサ、12…ECU、13・・・燃料タンク、15・・
・バイパスバルブ、16・・・圧力調整バルブ、17…ゲージ
バルブ、19…ゲージオリフィス、20・・・エバポシス
テム、21・・・エバポ通管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 一也 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (56)参考文献 特開 平8−35452(JP,A) 特開 平6−17715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと、該燃料タンクで発生する
    エバポガスをエバポ通管を介して導入して該エバポガス
    を一時的に吸着する吸着剤を内包したキャニスタと、吸
    着したエバポガスをエンジン吸気管に放出するパージバ
    ルブを有する放出管からなるエバポシステムと該エバポ
    システム内の圧力を検出する圧力センサと該圧力センサ
    の圧力検出信号に基づいて該エバポシステムのリーク等
    の異常を判定する異常判定手段を備えた制御装置とを配
    備したエバポシステムの診断装置において、 前記エバポシステムは、前記燃料タンクと前記パージバ
    ルブ間から分岐して前記吸気管または大気に開口するゲ
    ージ管と、該ゲージ管に配置されたゲージバルブとを備
    え、前記制御装置は、前記ゲージバルブとゲージ管とか
    らなるゲージ系の状態を検出する状態検出手段と該状態
    検出手段の検出結果に基づき前記異常判定手段による診
    断結果を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする
    エバポシステムの診断装置。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段は、前記ゲージバルブ
    の通気面積を検出することを特徴とする請求項1に記載
    のエバポシステムの診断装置。
  3. 【請求項3】 前記状態検出手段は、前記ゲージ管の開
    口部圧力を検出することを特徴とする請求項1に記載の
    エバポシステムの診断装置。
  4. 【請求項4】 前記状態検出手段は、前記ゲージバルブ
    動作状態に対応した前記エバポシステム内の圧力に基づ
    いて前記ゲージバルブの通気面積を検出することを特徴
    とする請求項2に記載のエバポシステムの診断装置。
  5. 【請求項5】 前記状態検出手段は、前記ゲージバルブ
    開状態における前記エバポシステム内の圧力に基づいて
    前記ゲージ管の開口部圧力を検出することを特徴とする
    請求項3に記載のエバポシステムの診断装置。
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