JP3428508B2 - エバポパージシステムの故障診断装置 - Google Patents

エバポパージシステムの故障診断装置

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JP3428508B2
JP3428508B2 JP18243799A JP18243799A JP3428508B2 JP 3428508 B2 JP3428508 B2 JP 3428508B2 JP 18243799 A JP18243799 A JP 18243799A JP 18243799 A JP18243799 A JP 18243799A JP 3428508 B2 JP3428508 B2 JP 3428508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクからの
燃料蒸気を吸気系へパージするエバポパージシステムの
故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等に搭載される装置とし
て、燃料タンクで発生する燃料蒸気(エバポ)をキャニ
スタに捕集し、その捕集された燃料蒸気を適宜キャニス
タから吸気通路へパージするようにしたエバポパージシ
ステムがある。こうしたエバポパージシステムは、通
常、燃料タンク内にて発生した燃料蒸気を捕集するキャ
ニスタと、燃料タンクとキャニスタとを連通するベーパ
通路と、キャニスタと吸気通路とを連通するパージ通路
とを備えるシステムとして構成される。また同システム
において、パージ通路の通路途中には開閉制御の可能な
パージ制御弁が、キャニスタには大気導入の可能な大気
導入弁が備えられる。
【0003】また、上記のようなエバポパージシステム
について、そのエバポ経路の穴開きや裂傷等に起因する
漏れの有無を診断するエバポパージシステムの故障診断
装置がある。例えば特開平4−362264号公報に記
載されたエバポパージシステムの故障診断装置では、エ
バポ経路内の圧力を検出する圧力センサを設け、一旦エ
バポ経路を負圧状態にして維持し、同経路内における内
圧の経時変化を圧力センサによって検出することにより
エバポ経路の異常の有無を診断するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなエバポパー
ジシステムの故障診断を行うための前提条件として、前
記圧力センサが正常に動作していることが要求される。
この圧力センサの異常の有無の診断は、圧力センサの出
力が正圧の一定値に維持されていることを検出すること
により行なうことができる。
【0005】しかしながら、エバポパージシステムの故
障診断はパージを実行することができる状態、すなわち
内燃機関の運転状態において実行する必要がある。内燃
機関の運転状態において、燃料タンクでの燃料蒸気(ベ
ーパ)の発生量に基づく圧力上昇と、燃料消費量に基づ
く圧力低下とが釣り合ってエバポ経路の圧力が一定値に
維持される場合がある。このとき、エバポ経路内の圧力
が正圧の一定値となって、かつその状態が維持される可
能性があり、この場合、圧力センサの診断は正確に行わ
れず、圧力センサの異常有りと誤診断される可能性があ
る。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、エバポ経路の圧力を検出する圧力
検出手段の故障診断を正確かつ確実に行うことができる
エバポパージシステムの故障診断装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、燃料タンク内で発生する燃料蒸気
を同燃料タンクを含むエバポ経路を介してエンジンの吸
気通路へパージするエバポパージシステムと、前記エバ
ポ経路の経路内圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧
力検出手段により検出される同エバポ経路の経路内圧力
の変化度合いに基づいて当該エバポ経路の故障の有無を
診断する診断手段とを備えるエバポパージシステムの故
障診断装置において、前記診断手段は、前記圧力検出手
段の検出結果が正圧の一定値であるとき、単位期間にお
ける燃料消費量に基づいて前記エバポ経路内の圧力変化
の有無を判定し、エバポ経路内の圧力変化があったと判
定したとき前記圧力検出手段を異常ありと診断すること
を要旨とする。
【0008】この構成によれば、燃料タンクにおける燃
料蒸気の発生に基づく圧力上昇と、燃料消費に基づく経
路内圧の低下とが釣り合って、エバポ経路の圧力変化が
なく、エバポ経路の圧力が正圧の一定値になることがあ
る。このときには、圧力検出手段の検出結果も正圧の一
定値になる。この場合には圧力検出手段の故障を正確か
つ確実に診断することはできない。ところが、単位期間
における燃料消費量に基づいてエバポ経路内の圧力変化
がある場合には、圧力検出手段が正常であればその検出
結果も変化するべきである。従って、このときに圧力検
出手段の検出結果が正圧の一定値であるときには圧力検
出手段を異常ありと診断することができ、圧力検出手段
の故障診断を正確かつ確実に行うことができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のエバポパージシステムの故障診断装置において、前記
診断手段は、前記圧力検出手段の出力が正圧の一定値を
所定時間以上維持しているとき、前記圧力検出手段を異
常ありと診断することを要旨とする。
【0010】この構成によれば、圧力検出手段の検出結
果が一時的に正圧の一定値になった場合に圧力検出手段
を異常ありと誤診断するおそれを回避することができ
る。請求項3に記載の発明は、請求項1及び2のいずれ
かに記載のエバポパージシステムの故障診断装置におい
て、前記診断手段は異なる複数の単位期間における燃料
消費量の差に基づいて前記エバポ経路内の圧力変化の有
無を判定することを要旨とする。
【0011】この構成によれば、異なる複数の単位期間
における燃料消費量の差がある場合には、いずれかの単
位期間において燃料蒸気の発生に基づく圧力上昇と、燃
料消費に基づく圧力低下とが釣り合うことはない。その
ため、エバポ経路の圧力変化の有無を容易かつ確実に判
定することができ、この判定結果に基づいて圧力検出手
段の異常の有無を正確かつ確実に診断することができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載のエバポパージシステムの故障診断装置
において、前記診断手段は、前記単位期間における燃料
消費量を吸入空気量に基づいて算出することを要旨とす
る。
【0013】この構成によれば、空燃比制御が実施され
るエンジンにおいては、空気量検出手段によって検出さ
れる吸入空気量に基づいて燃料消費量を容易に算出でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるエバポパー
ジシステムの故障診断装置の一実施形態について、図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本実施の形態にかかるエバポパー
ジシステム及びその故障診断装置を示す概略構成図であ
る。同図1に示すように、車載されたエンジン10は、
燃焼室11、吸気通路12、及び排気通路13を備えて
構成され、また実施の形態にかかるエバポパージシステ
ム20は、大きくは、燃料タンク30から発生する燃料
蒸気を捕集するキャニスタ40や、その捕集された燃料
蒸気をエンジン10の上記吸気通路12にパージするパ
ージ通路71等を備えて構成される。
【0016】ちなみにエンジン10の運転にあたって
は、まず燃料タンク30内に備蓄された燃料が燃料ポン
プ31によって汲み出され、燃料供給通路を通じてデリ
バリパイプ12aに送られた後、同デリバリパイプ12
aに装着された燃料噴射弁12bによってエンジン10
の吸気通路12に噴射供給される。
【0017】なお、この吸気通路12において、その上
流には、図示しないアクセルペダルの踏み込み操作に基
づいて同吸気通路12の流路面積を可変とするスロット
ルバルブ12cが設けられており、更にその上流には、
吸入空気の浄化を行うためのエアクリーナ12d、及び
エンジン10への吸入空気量を検出するためのエアフロ
ーメータ12eがそれぞれ設けられている。
【0018】さて、上記エバポパージシステム20にあ
って、燃料タンク30の天井壁には、圧力検出手段とし
ての圧力センサ32が設けられるとともに、ブリーザ制
御弁33が設けられている。圧力センサ32は、燃料タ
ンク30及び同タンク30と連通する空間の圧力を測定
するためのものである。ブリーザ制御弁33は、ダイア
フラム式の差圧弁であり、給油時等、燃料タンク30内
の圧力がブリーザ通路34内の圧力より所定圧以上高く
なるときのみ開弁して燃料蒸気をブリーザ通路34に逃
がす仕組みとなっている。このブリーザ通路34は、キ
ャニスタ40に直接連通している。
【0019】この他、燃料タンク30内の空間は、ブリ
ーザ通路34よりも通路の内径の小さなベーパ通路35
にも連通している。このベーパ通路35は、タンク内圧
制御弁60を介してキャニスタ40に連通している。タ
ンク内圧制御弁60も、先のブリーザ制御弁33とほぼ
同様の機能を有するダイアフラム式差圧弁である。同図
1において示すように、タンク内圧制御弁60はその内
部に、ダイアフラム61を備える。ダイアフラム61
は、燃料タンク30内の圧力がキャニスタ40内の圧力
より所定圧以上高くなるときのみタンク内圧制御弁60
を開弁させる仕組みとなっている。ちなみに上述したブ
リーザ制御弁33もこのタンク内圧制御弁60とほぼ同
一の構造を有する。
【0020】キャニスタ40は、その内部に吸着材(活
性炭)を備えており、燃料蒸気を該吸着材に吸着させて
一時的に蓄えた後、負圧下におかれることによってこの
吸着材に吸着させた燃料蒸気を再離脱させることが可能
な構成となっている。
【0021】またキャニスタ40は、上記ブリーザ通路
34及びベーパ通路35を介して燃料タンク30と通じ
ている他、上記パージ通路71に連通されるとともに、
大気弁70を介して大気導入通路72及び大気排出通路
73にも連通している。
【0022】ここで、上記パージ通路71の通路途中に
は電磁弁からなるパージ制御弁71aが設けられてお
り、同通路の他端が上記吸気通路12に連通している。
一方、大気導入通路72の通路途中にも電磁弁からなる
大気導入弁72aが設けられていて、同通路の他端は上
記エアクリーナ12dに連通している。
【0023】大気弁70は、その内部に、各々が異なる
弁機能を有するダイアフラムを2つ備える。まず、第1
のダイアフラム74は、その背面側の空間74aがパー
ジ通路71と連通しており、パージ通路71が所定圧以
下の負圧状態になると開弁し、大気導入通路72からキ
ャニスタ40内への外気の流入を許容する。一方、第2
のダイアフラム75は、キャニスタ40内が所定圧以上
の正圧に達すると開弁し、キャニスタ40内から大気排
出通路73へ余分な空気を排出させる。
【0024】キャニスタ40の内部は仕切板41によっ
て2つの吸着材室に区画されており、一方の吸着材室は
第1吸着材室42、他方の吸着材室は第2吸着材室43
とされている。両吸着材室42,43は吸着材(活性
炭)で満たされており、両吸着材室42,43はキャニ
スタ40底部において通気性フィルタ44を介して連通
している。上述した燃料タンク30は、一方ではベーパ
通路35及びタンク内圧制御弁60を介して、他方では
ブリーザ通路34及びブリーザ制御弁33を介して第1
吸着材室42に連通するようキャニスタ40に連結され
ている。また、大気導入通路72及び大気排出通路73
は大気弁70を介して第2吸着材室43に連通するよう
キャニスタ40に連結されている。そして、上記パージ
制御弁71aを備えるパージ通路71は、キャニスタ4
0の上記第1吸着材室42と吸気通路12の上記スロッ
トルバルブ12c下流との間に連結されており、パージ
制御弁71aの開弁動作に応じてそれら第1吸着材室4
2とスロットルバルブ12c下流とを連通する。
【0025】すなわち、ベーパ通路35やブリーザ通路
34から導入された燃料蒸気は、第1吸着材室42内の
吸着材に一時的に吸着された後、パージ通路71に運ば
れることとなる。また、大気弁70内に備えれられた第
2のダイアフラム75が開弁してキャニスタ40内の余
分な空気を大気排出通路73へ排出する場合にも、キャ
ニスタ40内の気体中に残留する燃料蒸気は、第1吸着
材室42及び第2吸着材室43を通過する際にその内部
の吸着材に吸着され、燃料蒸気が外気に漏れることのな
いしくみとなっている。
【0026】一方、負圧導入用通路80が、タンク内圧
制御弁60の内部及びキャニスタ40の第2吸着材室4
3側を連絡するよう設けられている。この負圧導入用通
路80の通路途中には、電磁弁からなる負圧導入制御弁
80aが設けられている。この負圧導入制御弁80aが
開弁することにより、負圧導入用通路80はタンク内圧
制御弁60の内部と第2吸着材室43とを直接連通す
る。そして、特にパージ制御弁71aが開弁状態にあ
り、キャニスタ40内に負圧が導入されている状態で負
圧導入制御弁80aを開弁すると、パージ通路71内の
空間が、順次、第1吸着材室42→通気性フィルタ44
→第2吸着材室43→負圧導入用通路80→タンク内圧
制御弁60→ベーパ通路35→燃料タンク30に連通す
ることとなる。また、ブリーザ通路34内の空間も本来
第1吸着材室42と連通しているため、パージ通路71
と同一空間を共有することとなる。
【0027】このように、キャニスタ40内に負圧が導
入されている状態で負圧導入制御弁80aを開弁するこ
とで互いに連通するエバポパージシステム20内の共有
空間が同システム20におけるエバポ経路となる。本実
施の形態にかかるエバポパージシステムの故障診断装置
は、このエバポ経路の漏れの有無を判定することによっ
てその故障の有無を診断することとなる。また、本実施
形態において、エバポパージシステムの故障診断装置は
エバポ経路の漏れの有無を診断するために、圧力センサ
32の故障の有無を診断することとなる。
【0028】こうしたエンジン10と、このエンジン1
0の一部を構成するエバポパージシステム20及びその
故障診断装置において、上記圧力センサ32やエアフロ
ーメータ12eをはじめとする各種センサの出力は、エ
ンジン10の制御系並びに診断系としての役割を司る電
子制御装置(以下、ECUという)50に対し入力され
る。このECU50は、燃料噴射弁12b、燃料ポンプ
31、パージ制御弁71a、大気導入弁72a、及び負
圧導入制御弁80a等を駆動制御するとともに、上記エ
バポ経路の漏れの有無に関する診断処理や、圧力センサ
32の故障診断処理を実行する。
【0029】図2は、このECU50のハードウエア構
成についてその概要を示したものであり、次に、この図
2を併せ参照して、同ECU50の内部構成を説明す
る。同図2に示すように、ECU50は、上記制御や診
断にかかる各種処理を実行するCPU51a、読み出し
専用の記憶媒体であるROM51b、読み出しと書き込
みが自由な揮発性の記憶媒体であるRAM51c、及び
読み込みと書き込みが自由で且つ、バッテリバックアッ
プされることによりエンジン10の停止後も記憶内容が
保存される不揮発性の記憶媒体であるバックアップRA
M51d等を備えるマイクロコンピュータ51を中心に
構成される。
【0030】このマイクロコンピュータ51の入力ポー
トには、圧力センサ32やエアフローメータ12eのほ
か、回転数センサ、気筒判別センサ等、エンジン10の
運転制御に必要な各種センサが接続されている。なお、
これらセンサのうち上記圧力センサ32やエアフローメ
ータ12e等、A/D(アナログ/ディジタル)変換の
必要なセンサの出力はA/D変換回路を介して同入力ポ
ートに取り込まれる。また、同マイクロコンピュータ5
1の出力ポートには、燃料噴射弁12b、燃料ポンプ3
1、パージ制御弁71a、大気導入弁72a、負圧導入
制御弁80aを駆動する各駆動回路等が接続されてい
る。ECU50は、マイクロコンピュータ51に取り込
まれる各センサの出力に基づいて、燃料噴射制御や空燃
比制御等のエンジン10の運転にかかる各種制御を実行
する。また、ECU50は、圧力センサ32からの出力
信号を認識しつつ、パージ制御弁71a、大気導入弁7
2a、及び負圧導入制御弁80aを開閉制御することに
よってエバポパージシステムの故障診断を実行するとと
もに、エバポパージシステムの故障診断を正確に行うた
めに前記圧力センサ32の故障診断を実行する。
【0031】次に、エバポパージシステム20のパージ
制御にかかる動作態様について、その概要を説明する。
燃料タンク30内の燃料から燃料蒸気が発生し、その蒸
気圧が所定圧以上に達すると、差圧弁からなるタンク内
圧制御弁60が開弁して燃料タンク30からキャニスタ
40内への燃料蒸気の流入が許容される。また、例えば
燃料給油時のように、燃料蒸気の蒸気圧が燃料タンク3
0内で急激に高まるような場合には、差圧弁からなるブ
リーザ制御弁33が開弁して、燃料タンク30からキャ
ニスタ40内へのより大量の燃料蒸気の流入が許容され
る。
【0032】キャニスタ40内に流入された燃料蒸気
は、同キャニスタ40の内部に充填されている吸着材
(活性炭)に一旦吸着される。その後、図5に示すよう
に、エンジン10が始動されて冷却水温が所定のパージ
開始水温(本実施形態では80℃)以上になると、EC
U(電子制御装置)50からの制御信号に基づいて適宜
パージ制御弁71a及び大気導入弁72aが開弁され
る。これにより、パージ通路71を介して吸気通路12
からキャニスタ40内に吸気負圧が導入されるととも
に、大気導入通路72を通じてエアクリーナ12dから
キャニスタ40内に新気が導入される。これら負圧及び
新気の導入によって、上記吸着材に吸着されている燃料
蒸気が離脱し、該離脱した燃料蒸気がパージ通路71を
介して吸気通路12にパージされる。
【0033】次に、上記ECU50が実行するエバポパ
ージシステムの故障診断についてその詳細を図5に基づ
いて説明する。エバポパージシステム20のエバポ経路
の故障診断を実行するにあたっては、エンジン10の冷
却水温がパージ開始水温に達してパージが開始され、燃
料タンク30のタンク内圧が安定していることが前提条
件となる。タンク内圧の所定時間(例えば15秒)の圧
力変化量ΔP1が圧力センサ32によって検出された圧
力に基づいて算出され、圧力変化量ΔP1が所定値以下
であることが連続3回測定されると、タンク内圧が安定
していると判定される。
【0034】そして、時刻t0において、ECU50の
制御指令により、大気導入弁72aが閉弁されるととも
に、パージ制御弁71a及び負圧導入制御弁80aが開
弁される。これらの動作により、キャニスタ40内が大
気から遮断されるとともに、同キャニスタ40に吸気通
路12からパージ通路71を介して負圧が導入される。
また、負圧導入制御弁80aの開弁により、前述のよう
に燃料タンク30、キャニスタ40、ブリーザ通路3
4、ベーパ通路35、そしてパージ通路71、すなわち
エバポ経路内全体が負圧状態となる。そして、このエバ
ポ経路の経路内圧は、燃料タンク30の天井壁に設けら
れた圧力センサ32によって検出される。
【0035】この状態で時刻t1において一旦パージ制
御弁71aを閉弁すると、エバポ経路内が負圧状態のま
まで密閉される。このときエバポ経路に異常がなけれ
ば、燃料タンク30内の燃料が蒸発することにより、エ
バポ経路内の圧力は、徐々に経路内に残った空気及び燃
料蒸気が平衡状態に達したときの圧力に近づいていくこ
ととなる。一方、エバポ経路に漏れがある場合には、エ
バポ経路内の圧力は急速に外気圧(大気圧)に近づいて
いくこととなる。そして、本実施形態ではこの圧力上昇
に基づき、エバポ経路内圧が再び所定負圧(−15mm
Hg)に達した時刻t2において、圧力変化度合いとし
ての圧力変化速度ΔP(−15)(mmHg/秒、また
はkPa/秒)を測定する。そして、この測定した圧力
変化速度ΔP(−15)に基づき、エバポ経路内に穴開
き等の異常がある否かを診断する。
【0036】また、エバポ経路の故障診断を実行するに
あたって、圧力センサ32が正常であることがその前提
条件として要求され、圧力センサ32の故障が診断され
る。この圧力センサ32の故障診断は、その検出結果が
正圧の一定値に維持されているか否かを検出することに
より行なうことができる。
【0037】次に、エバポパージシステムの故障診断に
おける圧力センサの故障診断の実際の手順について、図
3,図4に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。図3は、燃料タンク30内の圧力が変化したか否か
を判定するための「圧力変化判定ルーチン」を示すフロ
ーチャートである。本ルーチンは、ECU50により所
定時間毎に周期的に実行される。
【0038】さて、処理がこのルーチンに移行すると、
ECU50はまずステップ101において、先のこのル
ーチンの実行時から所定時間(本実施形態では15秒)
経過したか否かを判断する。そしてECU50は、所定
時間経過したと判断すると、その処理をステップ102
に移行し、所定時間経過していないと判断すると、本ル
ーチンを一旦抜ける。
【0039】ステップ102においては、エアフローメ
ータ12eの検出信号に基づいて今回の所定時間(15
秒間)における吸入空気量Qnと前回の所定時間(15
秒間)における吸入空気量Qn-1 との差が所定値Qc以
上であるかに基づいて、燃料タンク30内の圧力が変化
したかどうかを検出するようになっている。すなわち、
エンジン10においては空燃比制御が実施されているた
め、燃料の燃焼のために使用される吸入空気量に基づい
て燃料消費量を求めることができる。また、燃料タンク
30内の燃料の消費に伴って燃料タンク30の圧力が低
下し、燃料蒸気の発生によって燃料タンク30の圧力は
上昇する。燃料タンク30内の圧力変化はこの燃料消費
による圧力低下と、燃料蒸気の圧力上昇との和となる。
燃料消費による圧力低下と、燃料蒸気の圧力上昇とが釣
り合うと、燃料タンク30内の圧力変化はないものとな
る。そのため、上記吸入空気量の所定値Qcは、燃料消
費による圧力低下と、燃料蒸気の圧力上昇との和が釣り
合わないような値に設定されている。
【0040】そして、ステップ102において、ECU
50は、今回の所定時間における吸入空気量Qnと前回
の所定時間における吸入空気量Qn-1 との差が所定値Q
c以上であると判断すると、その処理をステップ103
に移行し、そうでないと判断すると、本ルーチンを一旦
抜ける。
【0041】さらに続くステップ103では、エンジン
10の始動後経過時間Tsnが所定時間Tc(例えば2
分)以上か否かを判断する。この始動後経過時間Tsnが
所定時間Tc以上であることを検出することによって、
エンジン10が安定して回転しており、吸入空気量がエ
ンジン10の回転のばらつきによって変化しているもの
でないことを認識することができる。同ステップ103
における判断が肯定であった場合、ECU50は、エン
ジン10が安定して回転していると判断して処理をステ
ップ104に移行し、そうでないと判断すると、本ルー
チンを一旦抜ける。
【0042】そして、ステップ104では、ECU50
は燃料消費に伴って燃料タンク30内の圧力変化が生じ
たことを示す空気変化量フラグをONにセットして本ル
ーチンを終了する。
【0043】図4は、圧力センサ32に異常がないか否
かを判定するための「圧力センサの異常検知ルーチン」
を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU5
0により所定時間毎に周期的に実行される。
【0044】さて、処理がこのルーチンに移行すると、
ECU50はまずステップ201において、圧力センサ
の故障診断のための環境条件が成立しているか否かを判
断する。なお、この環境条件はエバポパージシステムの
故障診断のためにも使用される。具体的には、標高が所
定高さ以下(すなわち気圧が所定値以上)であること、
エンジン10の始動時の冷却水温が所定の範囲(例え
ば、−10℃〜35℃)の範囲内にあること等である。
環境条件におけるすべての条件が全て満たされていると
きにのみ環境条件が成立しているものとみなす。
【0045】そしてECU50は、ステップ201です
べての条件が満たされていると判定すると、その処理を
ステップ202に移行し、1つでも満たされていないと
判定すると本ルーチンを一旦抜ける。
【0046】ステップ202では、エンジン10の始動
後経過時間Tsnが所定時間T0(例えば6秒)以上か否
かを判断する。この始動後経過時間Tsnが所定時間T0
以上であると、エンジン10の始動後、エンジン10が
安定して回転していることを認識することができる。同
ステップ202における判断が肯定であった場合、EC
U50は、エンジン10が安定して回転していると判断
して処理をステップ203に移行し、そうでないと判断
すると、本ルーチンを一旦抜ける。
【0047】ステップ203でECU50は圧力センサ
32によって検出された燃料タンク内の圧力Ptnが所定
の正圧判定値Pp(例えば11mmHg)未満か否かを
判断する。この正圧判定値Ppは正常な圧力センサ32
が検出することができる最大の正圧に設定されている。
同ステップ203における判断が肯定であった場合、E
CU50は、ステップ204に移行して正圧一定時間カ
ウンタをクリアし、続くステップ205にて圧力センサ
32が正常であると判定して本ルーチンを終了する。
【0048】ステップ203にてECU50が圧力Ptn
が正圧判定値Pp以上であると判断すると、ステップ2
06に移行する。ステップ206において、ECU50
は圧力センサ32によって検出されたエンジン始動時の
燃料タンク30内の圧力Ptsと現在の燃料タンク30内
の圧力Ptnとの圧力差|Pts−Ptn|が所定値α以上か
否かを判断する。この所定値αは小さな値に設定されて
いる。エンジン始動時の圧力Ptsと現在の圧力Ptnとの
圧力差|Pts−Ptn|が所定値α以上であることを検出
することによって圧力センサ32の検出結果が正圧一定
値でない、すなわち圧力センサ32が正常であることを
検出することができ、逆に、圧力差|Pts−Ptn|が所
定値α未満であることを検出することによって圧力セン
サ32の検出結果が正圧一定値であることを検出するこ
とができる。ステップ206で圧力差|Pts−Ptn|が
所定値α以上であると判定すると、ECU50は、前記
ステップ204に移行してステップ204,205の処
理を実行し、本ルーチンを終了する。
【0049】逆にステップ206で圧力差|Pts−Ptn
|が所定値α未満であると判定すると、ECU50は、
処理をステップ207に移行し、正圧一定時間カウンタ
を加算してステップ208に進む。
【0050】ステップ208において、ECU50は正
圧一定時間カウンタによって計測された時間が所定時間
T1(例えば20分)以上か否かを判定する。ここで、
正圧一定時間カウンタによって計測された時間が所定時
間T1以上か否かを判定することによって、圧力センサ
32の検出結果が一時的に正圧一定値になった状態を排
除することができる。ステップ208で正圧一定時間カ
ウンタの計測時間が所定時間T1以上であると判定する
と、ECU50は、処理をステップ209に移行し、逆
にステップ206で正圧一定時間カウンタの計測時間が
所定時間T1未満であると判定すると、本ルーチンを一
旦抜ける。
【0051】ステップ209において、ECU50は前
記圧力変化判定ルーチンのステップ104にて空気量変
化フラグがONにセットされているか否かを判定する。
同ステップ209において空気量変化フラグがONにセ
ットされていると判定すると、ECU50は、ステップ
210に移行して圧力センサ32が正圧一定値異常であ
ると判定して本ルーチンを終了する。また、同ステップ
209における判断が否定であった場合、本ルーチンを
一旦抜ける。
【0052】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下のような効果が得られる。 ・ 圧力センサ32の検出結果が正圧一定値に維持され
たとき、燃料消費に伴う圧力低下と燃料蒸気による圧力
上昇とに基づいて燃料タンク30内の圧力変化があった
と判定し、圧力変化があったと判定したとき、圧力セン
サ32の異常を検出するようにしたので、圧力センサ3
2の異常を正確かつ確実に検出することができ、信頼性
の高い圧力センサ32の故障診断を行うことができる。
【0053】・ 本実施形態によれば、正圧一定時間カ
ウンタの計測時間が所定時間T1(例えば20分)以上
になったときに圧力センサ32の異常を検出するように
したので、圧力センサ32の検出結果が一時的に正圧一
定値になった場合に圧力センサ32が正圧一定値異常で
あると誤診断するおそれを回避することができる。
【0054】・ 圧力センサ32の検出結果が正圧判定
値未満である場合には、圧力センサ32が正常であるこ
とを早期に判断することができるようになる。またこれ
により、エバポ経路の故障診断にかかる一連の処理をよ
り高い頻度で繰り返すことができるようにもなる。よっ
て故障診断の信頼性が一層増す。
【0055】なお、実施の形態は上記に限定されるもの
ではなく、次のように変更してもよい。 ・ 上記実施形態では、エバポパージシステム20の故
障診断にあたり、負圧導入制御弁80aを開弁すること
によってエバポ経路全体を連通させるとともに、大気導
入弁72aを閉弁して外部からは閉鎖状態とし、パージ
制御弁71aを開弁して負圧を導入するという構成をと
った。これに対し、密閉状態のエバポ経路(空間)内に
負圧を導入して同空間内の減圧を行うことのできるエバ
ポパージシステムであれば、如何なる構造のものであっ
ても本発明の故障診断装置を適用することはできる。こ
の場合にも、上記実施形態と同様の作用及び効果を得る
ことができる。
【0056】・ 上記実施形態では、吸入空気量変化、
すなわち今回の吸入空気量Qnと前回の吸入空気量Qn-
1 との空気量差に基づいて燃料タンク30内の圧力変化
を推定するようにしたが、異なる複数の単位期間におけ
る燃料消費量の差に基づいて燃料タンク30内の圧力変
化を推定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエバポパージシステムの故障診
断装置の一実施の形態を示す概略構成図。
【図2】同実施の形態に採用されるECUの電気的構成
を示すブロック図。
【図3】本実施形態にかかる燃料タンク内の圧力変化判
定手順を示すフローチャート。
【図4】本実施形態にかかる圧力センサの異常検知手順
を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態での故障診断態様を示すタイムチ
ャート。
【符号の説明】
10…エンジン、11…燃焼室、12…吸気通路、12
a…デリバリパイプ、12b…燃料噴射弁、12d…エ
アクリーナ、13…排気通路、20…エバポパージシス
テム、30…燃料タンク、31…燃料ポンプ、32…圧
力センサ、33…ブリーザ制御弁、34…ブリーザ通
路、35…ベーパ通路、40…キャニスタ、50…EC
U(電子制御装置)、51…マイクロコンピュータ、5
1a…CPU、51b…ROM、51c…RAM、51
d…バックアップRAM、60…タンク内圧制御弁、7
1…パージ通路、70…大気弁、72…大気導入通路、
72a…大気導入弁(電磁弁)、73…大気排出通路、
71a…パージ制御弁(電磁弁)、80…負圧導入用通
路、80a…負圧導入制御弁(電磁弁)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花井 修一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平6−81728(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内で発生する燃料蒸気を同燃
    料タンクを含むエバポ経路を介してエンジンの吸気通路
    へパージするエバポパージシステムと、 前記エバポ経路の経路内圧力を検出する圧力検出手段
    と、 前記圧力検出手段により検出される同エバポ経路の経路
    内圧力の変化度合いに基づいて当該エバポ経路の故障の
    有無を診断する診断手段とを備えるエバポパージシステ
    ムの故障診断装置において、 前記診断手段は、前記圧力検出手段の検出結果が正圧の
    一定値であるとき、単位期間における燃料消費量に基づ
    いて前記エバポ経路内の圧力変化の有無を判定し、エバ
    ポ経路内の圧力変化があったと判定したとき、前記圧力
    検出手段を異常ありと診断することを特徴とするエバポ
    パージシステムの故障診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエバポパージシステム
    の故障診断装置において、 前記診断手段は、前記圧力検出手段の検出結果が正圧の
    一定値を所定時間以上維持しているとき、前記圧力検出
    手段を異常ありと診断することを特徴とするエバポパー
    ジシステムの故障診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかに記載のエバ
    ポパージシステムの故障診断装置において、 前記診断手段は異なる複数の単位期間における燃料消費
    量の差に基づいて前記エバポ経路内の圧力変化の有無を
    判定することを特徴とするエバポパージシステムの故障
    診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のエバポ
    パージシステムの故障診断装置において、 前記診断手段は、前記単位期間における燃料消費量を吸
    入空気量に基づいて算出することを特徴とするエバポパ
    ージシステムの故障診断装置。
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