JP4485514B2 - エレベータロープ - Google Patents

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Description

本発明は、コアストランド、外側ストランドおよび少なくとも外側ストランドに付着しているエラストマージャケットを含むエレベータロープに関するものである。
2つの主な要求事項、すなわち安全性および耐用年数がエレベータロープに提起されている。エレベータロープへの要求事項は、欧州規格EN81−1:1998+AC:1999に記載されており、より関連性の高い部分は9.1、9.2および9.3、ならびに付録MおよびNである。
安全性は、検査(目視および規定時間の間隔)と、余剰性(少なくとも2本以上のロープでカートを運ぶ)と、所定の数値(例えば3本のロープが使用されるときは12)を超えなければはなない安全係数(以下SFと呼ぶ。すなわちカートおよび積荷の最大荷重に対するロープの破壊荷重の比)とによって確保される。
耐用年数は、滑車およびロープの設計によって最大化される。
第一に、滑車上における金属と金属との間の接触の重要性がある。
・硬質でより高い張力のワイヤは滑車およびロープの過度の摩耗につながるため、より低い張力のワイヤのみ使用できる。
・比較的太いロープの要求事項につながる、滑車に対するワイヤの圧力は、十分に低くなければならない。
第二に、ロープの設計がある。
・ケーブルストランドの短い撚り長さは、耐用年数の延長を生じさせる。
・ワイヤ間のライン接触を生じさせる平行撚りが使用され、そのようなライン接触は、ワイヤ間の切断をより少なくするため、より長い耐用年数を生じる。
・ロープ直径の40倍の最小滑車直径は、ワイヤにて低い曲げ応力を生じるため、再度、ロープの耐用年数を改善する。
・テキスタイルコアを潤滑剤に含浸することは、耐用年数を延長する。
これらの要求事項は、当分野で既知であるようなエレベータロープ、すなわち1200〜2050N/mm2の引張強度を有するベアまたはメッキ鋼ワイヤから作成した、通例8本のストランドによって包囲された潤滑処理テキスタイル材料(例えばサイザル)のコアを備えたワイヤロープをもたらしている。
ストランド自体は通例、19〜36本のワイヤを含有し、例えばWarrington、Seale、フィラーなどの平行撚り型であるか、または例えばWarrington−Sealeなどの組合せ型である。ロープにおけるストランドの撚り長さは通例、ロープの直径の5〜6倍である。ロープのサイズは、エレベータカートおよびその積荷の総重量の関数にて選択される。直径範囲は6〜22mmであるが、8〜11mmのサイズが最も一般的である。国際規格ISO4344は一般にこれらのロープについて述べている。
従来技術のロープは、100年以上にわたって要求事項を満足してきたが、それらは固有の欠点を有する。第一に比較的太いロープの要求事項は、牽引滑車へのロープ圧力を低下させるために、牽引および転換滑車直径がロープの直径の少なくとも40倍でなければならないという要求事項と組み合わされて、より大型の滑車および結果としてより大きな装置スペース要求事項を引き起こす。第二に、ロープの直径に対して比較的小さいケーブル撚りは、低い弾性率または高い弾性伸長を引き起こし、床レベルに対するカートの荷重依存性位置につながる。第三に、テキスタイルコアは、ロープ使用の初期段階にて確実にロープ長の定期的な調整を必要とするクリープにつながる。第四の欠点は、潤滑コアが、手動で、または自動潤滑剤アプーリーケータによって行える再潤滑を定期的に必要とすることである。どちらの場合でも、システムのコストは上昇する。または再潤滑は、ドライブプーリーへのロープの牽引をかなり変化させることが可能であり、滑車とロープとの間の制御されない摩擦係数をもたらす。
これらの問題を克服する最近の解決策は、欧州特許出願公開第1213250号明細書に提案されている。この出願において、小型サイズの高張力ワイヤおよびロープの内側または外側のどちらかのエラストマー性コーティングを有するエレベータロープを使用するエレベータが特許請求されている。この機構は確かに、比較的大型の滑車および結果として大きな装置スペース要求事項の第一の欠点を除去するであろうが、ロープの可塑性伸長に関する第二の欠点およびクリープ現象に関する第三の欠点には対処していない。加えて、それは完全に異なる材料より成るため、ロープの完全性を維持する方法に関する問題に対処していない。それゆえ新しい、すなわち第五の欠点を示す現在使用されているロープに対してロープの耐用年数を維持または改善する方法についての指摘はない。
本発明の目的は、従来技術の欠点を除去することである。また本発明の目的は、高い弾性率および低いクリープを有するロープを提供することである。本発明のさらなる目的は、ロープの定期的な再潤滑の必要を除去することである。本発明のなおさらなる目的は、ロープの耐用年数を延長することである。本発明の別の目的は、エレベータロープを作成する方法である。
本発明に係るエレベータロープは、コアストランドと、コアストランドの周囲で撚られた少なくとも5本の外側ストランドとを含む。これらのストランドは、少なくとも1回の撚りおよび/または結束操作によって、最初に撚り合わされた複数の鋼ワイヤを含む。ストランドは、締めステップでロープとして集められる。このように集められたロープは、ベア(すなわちコーティングされていない)ロープ直径Dを有する。「ベアロープ直径D」は、ベアロープの横断面を囲む最小の虚円の直径として定義できる。外側ストランドに利用される撚り長さは、少なくともDの6.5倍である。撚り長さは好ましくはDの12倍未満である。そして最も好ましくはDの7〜10倍である。このベアロープは、ゴムまたはポリウレタンでよいエラストマージャケットをさらに具備する。エラストマーは、N/mmで表される15×D+15以上の抜去力(pull-out force)によってベアロープに付着し、Dはmmで表される。15×D+30N/mmを超える値がさらに好ましい。
本発明に係るエレベータロープは、鋼コアストランドおよびより長い撚り長さの仕様により、従来技術のロープよりも高い弾性率を有する。このようにして、従来技術のロープの第二の欠点が解決される。鋼コアストランドは、第四の欠点を除去するため、再潤滑の必要もない。
当分野で予測されることに対して驚くべきことに、本発明に係るエレベータロープ−より長い撚り長さを備えた−は、疲労試験で著しく良好な耐性を示した。そして疲労試験は、エレベータロープの技術分野において耐用年数の良好な指標として一般に受け入れられているため、それゆえ本発明は第五の欠点の解決策を提供する。この驚くべき効果は、ロープが被覆され、エラストマーがロープの少なくとも外側ストランドに十分に付着し、それゆえ複合構造が形成されたときのみに得られた。滑車によって加えられた全ての吊上げ力は、ジャケットとベアロープとの間に発生する剪断力によってベアロープに伝達されるため、付着は重要である。付着力の欠如はベアロープからのジャケットの分離に直ちにつながり、ジャケットがベアロープによって切断され、ベアロープがジャケットによってもはや構造的に保持されないため、ジャケットおよびベアロープの早期故障を引き起こす。驚くべき効果を得るためには、15×D+15N/mmの最低レベルの抜去力が十分であることが見出された。
従来技術のロープにおいて、牽引力の減少は、過剰な潤滑によって起こるが、本発明のコードではこのことはもはや問題ではない。ポリマージャケットは、滑車とロープとの間に非常に良好な牽引力を確保する。一部の安全機能(例えばEN81.1、9.3節(c))は、カートがその進路の末端にあるときに、一方の側でのロープのゆるみを、そして停止しない駆動滑車のもう一方の側でのロープ過負荷を防止するために、制御スリップを必要とする。このことは、ポリマー組成物の選択および/または調整のどちらかによって、あるいは例えば摩擦低下層による、滑車のコーティングの調整によって、好都合に実施できる。
本発明に係るエレベータロープはテキスタイルコアを持たないので、テキスタイルコアを使用した際にテキスタイルコアがゆっくりと絞られて、ロープ直径が小さくなり、それゆえ外側ストランドが伸長することに起因するクリープは、鋼コアストランドが非圧縮性であることから除去される。このようにして第三の欠点は除去される。
ここで本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の鋼ワイヤに使用する鋼鉄は、好ましくは普通炭素鋼組成を有する。そのような鋼鉄は一般に、最低炭素含有率が0.40重量%のC、または少なくとも0.70重量%のC、しかし最も好ましくは少なくとも0.80重量%のC、最高で1.1重量%のCを含み、マンガン含有率の範囲が0.10〜0.90重量%のMnを含み、硫黄およびリン含有率はそれぞれ好ましくは0.03重量%以下に維持されている。網羅的な列挙ではないが、クロム(最大0.2〜0.4重量%)、ボロン、コバルト、ニッケル、バナジウムなどのさらなる微量合金元素も添加できる。
使用した鋼ワイヤは、コーティングなしでもよい。あるいはワイヤは、62.5〜75重量%のCuと残部が亜鉛である組成を有する真鍮によって電解コーティングできる。全コーティング質量は、0〜10g/kgである。あるいはワイヤは亜鉛によってコーティング可能であり、コーティング質量は、ワイヤ1kgにつき亜鉛0〜100gである。亜鉛は、電解工程によって、または熱浸漬工程によってワイヤに施すことが可能であり、亜鉛の総重量を減少させるための拭取り操作を続けても、続けなくてもよい。亜鉛の腐食保護および熱浸漬操作中に形成される鉄亜鉛合金層の存在のために、後者のコーティングタイプが好ましい。三元コーティングまたはプラズマプロセスによって施されるコーティングなどの他のコーティングタイプは、同様に本発明に良好に含まれる。コーティングタイプの列挙が網羅的でないことは、明らかなはずである。コーティングタイプがストランド間で異なりうることも明らかにしよう。
外側ストランドに形成される鋼ワイヤは、2650N/mm2を超える、またはさらに好ましくは3000N/mm2以上の、なおさらに好ましくは4000N/mm2以上の引張強度を有し、後者は当分野で現在達成可能な最も高い最低引張強度である。引張強度が高くなると、同じ破壊荷重に対してワイヤがより細くなり、ストランドがより細くなり、エレベータロープがより細くなり、滑車がより小型になることが可能なため、駆動装置のスペース要求事項が削減される。このようにして、従来技術の第一の欠点が除去される。
より長い撚り長さによってストランドが牽引力の方向により良く揃えられるため、ストランドの強度をさらにうまく利用できることも、本発明の好都合な副次的な影響である。そこでエレベータロープの同じ破壊荷重レベルを達成するために、外側ストランドの破壊荷重は、より長いロープ撚り長さを使用するときに低減することが可能であるため、外側ストランド、それゆえロープ全体をより細く作成することができ、再び従来技術の第一の欠点を是正する。
高い張力のワイヤを使用することにより縮小した金属表面Ametalのために、ロープ長Lに対する最小荷重と最大荷重との間の伸長の増加ΔLを予測できる。実際に、ロープの弾性率Eは、ワイヤの引張強度の上昇とともに変化しないが、金属表面積は縮小し、このことは既知の式によって、より大きい伸長ΔLをもたらす。
Figure 0004485514
式中、ΔFは最小荷重と最大荷重との差を表す。より長い撚り長さがより高いE−弾性率を生じるため、このことを補償することは、再び、本発明の好都合な副次的な影響である。
外側ストランドは好ましくは、ロープの撚り方向と反対の撚り方向を有する。
中央ストランドの鋼ワイヤの張力レベルは範囲を定められていないが、それらが2650N/mm2より低い引張強度を有することがさらに好ましい。それらが2400N/mm2より低い引張強度を有することがなおさらに好ましく、それらが2100N/mm2以下の引張強度を有することがなおさらに好ましい。コアのより低い引張強度は、ロープのより低い破壊荷重につながるが、それは疲労耐性を改善するという利点を有する。
6本以上のワイヤを含む異なるタイプの外側ストランドを作成できる。それらが7本のワイヤを含有することがさらに好ましく、なおさらに好ましくは19本以上のワイヤである。それらは当分野で既知のどの配列によっても、例えばクロス撚りによって、Warrington平行撚りによって、Seale平行撚り、または平行撚りのどの組合せによっても結集できる。平行撚りは、上のクロス撚りが好ましい。これらの構成を実現するために、異なるワイヤ直径を使用する必要があることは、当業者に明らかとなるであろう。
ロープは少なくとも5本の外側ストランドを含有する必要があり、さらに好ましくは6本の外側ストランドであり、最も好ましくは8本の外側ストランドであるが、9本の外側ストランドも可能である。
コアストランドは好ましくは、しかし必ずではないが、外側ストランドと同じ配置である。コアストランドの直径、それゆえコアストランド内のワイヤの直径は、少なくとも外側ストランドが相互に接触しないような方法で選択される。外側ストランド間のギャップが少なくともDの0.010倍であることがさらに好ましく、ギャップがDの0.020倍であることがなおさらに好ましく、ギャップがDの0.025倍より大であることがなおさらに好ましい。ギャップはストランドに垂直の方向であると見なされる。より長い撚り長さと共にギャップが増加することに注意する。本発明に係るより大きい撚り長さはそれゆえ、ギャップを増加させるために好都合である。
ギャップは、ストランド間のエラストマー流を可能にするために必要である。このようにして、ストランド間の空隙は、ある「充填度」まで充填できる。「充填度」は、以下のように定義できる。
ロープに対して垂直なベアロープの断面積を使用すると、外部外接円(直径D)内のある面積は、鋼鉄によって占有されず、空隙となるであろう。これを面積「Avoid」と呼ぶ。
ロープに対して垂直なコーティングロープの断面積を使用する場合、外接円内の空隙のある面積はここで、エラストマーによって占有されるであろう。我々は面積を「Aelastomer」と呼ぶ。
充填度はここで好都合に、Aelastomer対Avoidの比としてパーセントで表すことができる。本発明により、15%の充填度が必要であるが、30%を超える充填度がさらに望ましい。副次的効果として、良好な充填度も外側ストランドをエレベータロープ内に固定するのに寄与し、それゆえ従来技術の第二の欠点を是正するのに有用である、エレベータロープの弾性率を向上させる。
ジャケットに使用したエラストマーは、十分な付着力でロープに好都合に施すことができるどのエラストマー材料も含む。エラストマーとして、ゴムを使用できる。エレベータロープが使用される特定の環境が、化合物の選択を規定する。ゴム化合物は、耐火性を有するポリクロロプレンゴムが適切である。エレベータロープが低温環境または油のある環境で使用される場合に、ゴム化合物はニトリルゴムでもよく、あるいは十分な脆弱化耐性および低摩擦のためには、EPDMゴム、すなわちエチレン−プロピレンジエン修飾ターポリマーでもよい。
さらに好ましくは熱可塑性エラストマー(TPE)を使用できる。制限されない例は、ポリスチレン/エラストマーブロックコポリマー、ポリウレタン(PU)またはポリウレタンコポリマー、ポリアミド/エラストマーコポリマー、熱可塑性加硫物である。好ましくは熱可塑性ポリウレタンが使用される。エステル、エーテルまたはカーボネートポリウレタンのホモポリマーも、ポリマーブレンドのコポリマーと同様に使用される。好ましくは、ポリマー材料は、30A〜90Dで変化するショア硬度を有する。透明熱可塑性エラストマーを使用することも好ましい。このことはなお、金属製ロープの考えられるロープ破損についての目視検査も可能にする。
ジャケットの厚さは制限されない。ジャケットの表面の点と最も近い金属点とのケーブル方向に垂直な平面における最短距離は、ある点におけるジャケットの厚さとして理解される。好ましくはジャケットの各外部点においては、それは0.0〜2.0mmである。コーティングは、ベアケーブル外形に従うことができるか、またはやや丸い形状を有することができる。ジャケットの全体的な外形は、本発明では重要でなく、すなわち、ジャケットの外周が円に近い必要はない。
ここでエレベータロープを作成する方法を以下で詳細に述べる。
ワイヤおよびストランドの作成は、湿式伸線とそれに続く撚り合せまたは結束の既知の従来技術に従って作成する。
ロープのクロージングの間に、102%以下の予備成形比を有するために特別な注意が必要である。95〜100%の予備成形比を有することがさらに好ましい。96〜98%の予備成形比がさらに好ましい。周囲ストランドの予備成形比は、以下のように測定できる。結集ロープの規定長(例えば500mm)を取り、正確に測定する。次に、ストランドを塑性変形させずに、周囲ストランドをベアロープから解きほぐす。予備成形比(以下PRと呼ぶ)は以下にして決定される。
予備成形比(%)=(ベアエレベータロープ長/解きほぐしたストランド長)×100
本発明の目的は、以下のステップ、特にジャケット処理がロープに施されるステップにおいて加工できるロープを得るために、PRがこれらの範囲内になければならないことである。
場合により洗浄操作の後、ロープは次に、前記の目的のために、当分野で既知である有機官能性シラン、有機官能性チタナートおよび有機官能性ジルコナートより選択されるプライマーによってコーティングする。好ましくは、しかし排他的ではないが、有機官能性シランプライマーは、以下の式の化合物より選択される。
Y−(CH2n−SiX3
式中、
Yは、−NH2、CH2=CH−、CH2=C(CH3)COO−、2,3−エポキシプロポキシ、HS−および、Cl−より選択される有機官能基を表し、
Xは、−OR、−OC(=O)R’、−Cl(ここでRおよびR’は、C1−C4アルキル、好ましくは−CH3、および−C25より独立して選択され)より選択されるケイ素官能基を表し、
nは、0と10との間の整数、好ましくは0〜10、そして最も好ましくは0〜3である。
上述の有機官能性シランは、市販の製品である。
プライマーは、浸漬または塗装あるいは当分野で既知の他の技法によってロープに塗布できる。好ましくは浸漬が使用され、乾燥操作が続く。
以下のステップは、ジャケット材料によるロープのコーティングである。これは、射出成形、粉末コーティング、押出し、または当分野で既知の他のどの手段によっても実施できる。好ましくは押出しが使用される。ここで予備成形比は、ロープの加工可能性において重大な役割を果たす。PRが高すぎる場合、これは押出し中にロープの「スリービング」を引き起こす。ロープのスリービングは、外側ストランドのゆるみが、ぴったり合った開口部を通じたロープの移動によって蓄積されるときに発生する現象である。外側ストランドは、ほどける傾向があり、開口部の直前でのオープニングロープの形成につながる。このスリービングは、次のロープを使用不可にし、外側ストランドの破断または完全なロープさえの破断によるロープの中断も引き起こす、外側ストランドの交差をもたらす。
ここで、添付図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
図1に示す第一の好ましい実施形態において、通常のクロス撚りロープである以下のロープ式の7×19のロープを作成した。
Figure 0004485514
このベアロープの直径は4.95mmである。ロープの撚りLLは、34〜46mmの範囲にわたって変化した。フィラメントは、以下の引張強度を有していた(表1)。
Figure 0004485514
フィラメントは亜鉛コーティングされていた。
以下の結果(表2)は、ベアロープ上で得た。
Figure 0004485514
この結果、当分野の現状において既知の傾向、すなわち撚りの増加を伴うより高い破壊荷重およびより高い弾性率を確認した。さらなる加工には、34mm撚り長さのロープを選択した。それは97.2%の予備成形比を有していた。ベア状態の破壊荷重は、21.4kNであった。
第一のロープは、蒸気脱脂ステップによって洗浄した。次にロープをイソプロパノールおよび水の混合物に溶解させたN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン1.5体積%を含有する浸漬タンク内に導入した。浸漬後、風乾した。
次のステップとして、ロープは押出しラインにて、Bayerの透明ポリウレタンDesmopan(登録商標)を用いてコーティングした。速度および圧力は、PU(図1中の114)のロープ中への最適充填度を得るために調整した。図1の断面より、エラストマー充填度は、ストランド間で20〜30%と概算できる。ジャケット処理後、ロープは21.7kNの破壊荷重を有する。
加工の各ステージの間、サンプルを取り、付着試験を実施した。付着試験形式を図2に示す。2本のロープ(200および202)を内寸50mm×50mm×12.5mmの型206に配置する。型は2つの片208および210から組み立てられる。試験されるロープ200は中心に配置されるが、これに対して、ループ状に導入された1本のロープ202は外部位置に充填する。いったんロープを配置すると、型の半分208および210を閉じて、ジャケットに使用したのと同じPUで充填する。24時間の静止期間の後、型を開く。中央ロープ200を張力試験機の上部クランプに留め、一方、下部クランプはロープループ202を保持する。中央ロープを約50mm/分の速度で引出し、最大力を記録する。これが、1mm当たりの抜去力を得るために50mm−ロープの埋め込み長−で割られる、抜去力である。試験結果(N/mm)を以下の表3に再現する。
Figure 0004485514
サンプル#1は、亜鉛コーティングのみを有するベアロープであった。サンプル#2は、有機官能性シランの塗布後のロープであり、サンプル#3はPU外部ジャケットでコーティングしたロープであった。本発明により、抜去力は少なくとも90N/mmでなければならない。
次のロープに実際のエレベータでのロープの使用をシミュレートする疲労試験を受けさせた。試験を図3に示す。振動ドラム308によって駆動された試験中のロープ302は、試験プーリー306および307上で循環的に屈曲させる。ロープをさらに反転プーリー304に誘導して、そこで力310を印加する。以下の試験条件を適用する。
試験プーリー406および407の直径:200mm(すなわち40×D)。
試験中のロープ長:350mm。
印加した張力:1800Nまたは182N/mm2
振動周波数:1秒に1完全サイクル。
以下の結果を得た。
Figure 0004485514
開始後、試験したコーティングロープは、20.7kNの破壊荷重または元の破壊荷重の95%をなお示した。
第二の好ましい実施形態は、ストランドがWarringtonタイプ配置であるロープである。フィラメントは図4に示すように配列される。ロープ7×19W400は以下の式を有する。
Figure 0004485514
直径は5.0mmであり、外側ストランドについては8×Dの撚り長さを生じる。ワイヤは亜鉛コーティングされている。引張強度レベルは、以下の表5の通りである。
Figure 0004485514
ロープは、30kNの公称破壊荷重を有する。ストランド間のギャップは123μmであり、0.024×Dに相当する。再びコードを第一の実施形態の工程に従って処理する(洗浄、同じ有機官能性シランへの浸漬と、それに続く、Bayerからの同じDesmopan(登録商標)を用いた押出し)。この反復付着試験により以下の結果が得られた。
Figure 0004485514
有機官能性シランを用いた処理は再び約5倍良好な付着抜去力を生じた。本発明の請求項1に従って、抜去力は90N/mmを超える必要があり、請求項2に従って、好ましくは105N/mmを超える必要がある。
第一の実施形態と同様に、ロープに再び、実際のエレベータでのロープの使用をシミュレートする疲労試験を受けさせた。以下の試験条件を適用した。
試験プーリー406および407の直径:200mm(すなわち40×D)。
試験中のロープ長:350mm。
印加した張力::2500Nまたは203N/mm2
振動周波数:1秒に1完全サイクル。
印加した軸方向応力は、第一の実施形態の試験よりも約12%大きいことに注意する。
第二の実施形態によるサンプルは、疲労試験において破断なしで8〜106サイクル作動した。破壊荷重は、表7に示したように試験後にほとんど変わらなかった。
Figure 0004485514
エレベータロープの第一の実施形態を示す断面図である。 付着試験用の試験体を示す図である。 行った疲労試験を示す図である。 エレベータロープの第二の実施形態を示す断面図である。

Claims (15)

  1. コアストランドと、このコアストランドの周囲で撚られた少なくとも5本の外側ストランドとを含んでなるベアロープ直径Dを有するエレベータロープにおいて、前記コアストランドおよび前記外側ストランドが複数の鋼ワイヤを含んでなり、前記エレベータロープがエラストマーを含むジャケットをさらに含んでなり、このジャケットが前記外側ストランドを包み、かつそれらの間に染み込んでおり、
    前記エレベータロープは、ベアロープの状態でプライマーによりコーティングされており、このプライマーが、有機官能性シラン、有機官能性チタナート又は有機官能性ジルコナートから選ばれるものであり、
    前記ジャケットが、少なくとも前記外側ストランドに15×D+30以上の抜去力(単位:N/mm。なお、Dの単位はmm)によって付着しているとともに、
    前記コアストランド周囲の前記外側ストランドの撚り長さが、Dの6.5倍より長いことを特徴とするエレベータロープ。
  2. 前記コアストランド周囲の前記外側ストランドの撚り長さが、Dの12倍未満である請求項に記載のエレベータロープ。
  3. 前記コアストランド周囲の前記外側ストランドの撚り長さが、Dの7〜10倍である請求項に記載のエレベータロープ。
  4. 前記外側ストランドが、少なくとも2650N/mmの引張強度のフィラメントを含んでなる請求項1〜のいずれか一項に記載のエレベータロープ。
  5. 前記コアストランドが、多くとも2650N/mmの引張強度のフィラメントを含んでなる請求項に記載のエレベータロープ。
  6. 前記コアストランドが、多くとも2500N/mmの引張強度のフィラメントを含んでなる請求項に記載のエレベータロープ。
  7. 前記ロープが、前記外側ストランド間に少なくとも15%のエラストマー充填度を有する請求項1〜のいずれか一項に記載のエレベータロープ。
  8. 前記ロープが、前記外側ストランド間に少なくとも30%のエラストマー充填度を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載のエレベータロープ。
  9. 前記エラストマーが熱可塑性エラストマーである請求項1〜のいずれか一項に記載のエレベータロープ。
  10. 前記エラストマーがポリウレタンである請求項1〜のいずれか一項に記載のエレベータロープ。
  11. 前記エラストマーがゴムである請求項1〜のいずれかに記載のエレベータロープ。
  12. ベアロープ直径Dを有するエレベータロープを製造する方法であって、前記方法が、
    (A)Dの6.5倍を超える撚り長さで、コアストランドの周囲に外側ストランドを組み合わせるステップと、
    (B)15×D+30以上の抜去力(単位:N/mm。なお、Dの単位はmm)を得るために、ロープに、有機官能性シラン、有機官能性チタナート又は有機官能性ジルコナートから選ばれるプライマーをコーティングするステップと、
    (C)ロープの周囲に外部ジャケットを施すステップと
    を含む方法。
  13. 前記外側ストランドが95〜100%の予備成形比を有する請求項12に記載の方法。
  14. 予備成形比が96〜98%である請求項12に記載の方法。
  15. エラストマーが押出しによって施される請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
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