JPH0921084A - ワイヤロープ構造 - Google Patents

ワイヤロープ構造

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JPH0921084A
JPH0921084A JP7171100A JP17110095A JPH0921084A JP H0921084 A JPH0921084 A JP H0921084A JP 7171100 A JP7171100 A JP 7171100A JP 17110095 A JP17110095 A JP 17110095A JP H0921084 A JPH0921084 A JP H0921084A
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JP
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rope
wire rope
wire
strands
diameter
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JP7171100A
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Mitsuo Yamamori
光雄 山森
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YAMAMORI GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
YAMAMORI GIKEN KOGYO KK
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    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B7/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
    • D07B7/02Machine details; Auxiliary devices
    • D07B7/14Machine details; Auxiliary devices for coating or wrapping ropes, cables, or component strands thereof
    • D07B7/145Coating or filling-up interstices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
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    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2083Jackets or coverings
    • D07B2201/2087Jackets or coverings being of the coated type

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  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の引張り強度を維持した上でシーブ直径
を小さくすることができるようにする。 【構成】 複数の素線11aを撚り合わせて形成された
中心撚り線12bおよびこの中心撚り線12b周りに配
された8本の周辺撚り線12cからなる単位ロープ12
aの4本が一方向に密接して並設されてなるロープ本体
10aと、このロープ本体10aを被覆した被覆層13
aとによって1本のワイヤロープ1aが形成されてい
る。上記被覆層13aはポリアミド樹脂で形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多くの細線を撚り
合わせることによって得られるワイヤロープの構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6(断面図)に示すようなワイ
ヤロープ100構造が知られている。このワイヤロープ
100は、素線101の集合体であるストランド102
の複数本を撚り合すことによって形成されたロープ本体
103と、このロープ本体103を被覆した被覆層11
0とによって形成されている。上記素線101は例えば
略0.3mmφの細い硬鋼線からなり、この素線101
の複数本を撚り合すことによって略1.5mmφのスト
ランド102が形成されている。
【0003】図6に示す例では、ストランド102は、
中心に配置された1本の芯材としての素線101と、こ
の芯線の周りに配置された6本の素線101と、この6
本の素線101のさらに外側に環状に配置された12本
の素線101との合計19本の素線101によって形成
されている。このストランド102の6本が芯となる1
本のストランド102の周りに配されて撚られることに
よりロープ本体103が形成されている。従って、ワイ
ヤロープ100は、合計133本の素線101の集合体
で形成されていることになる。そして、上記7本のスト
ランド102からなるロープ本体103と、このロープ
本体103の外周面を被覆した被覆層110とによって
略4mmφのワイヤロープ100が形成されている。
【0004】ロープ本体103を上記のように多くの素
線101の集合体で形成するのは、硬鋼線の大きい引張
り強度を確保した上で柔軟に撓み得るようにするためで
ある。また、ロープ本体103を被覆層110で被覆す
るのは、錆止めを図り、ロープ本体103の撚りが解け
るのを確実に防止し、かつ、ワイヤロープ100とプー
リとの接触性を良好にするためである。
【0005】図6においては、7本のストランド102
を撚り合わせたロープ本体103を例示したが、3本の
ストランド102を撚り合わせたもの、19本のストラ
ンド102を撚り合わせたもの、さらにはそれより多く
のストランド102を撚り合わせて大径のロープ本体に
したもの等が種々の用途に応じてつくられる。
【0006】このようなワイヤロープ100は、通常、
重量物を牽引したり吊持するために用いられるが、その
他機械装置の内部構造に適用されることも多く、その用
途は広汎である。具体的な用途としては、鉱山の索道
用、漁業用、船舶繋留用、クレーン用、エレベータの吊
持用、各種機械装置における駆動力伝達用、織機の綜絖
駆動用等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なワイヤロープ100は、通常、プーリを介して引張り
方向が変更されたり、ローラに巻き取られたりして使用
されるため、プーリやローラの直径は、ワイヤロープ1
00が撓んで形成される円弧の直径(シーブ直径)に設
定されている。しかも、シーブ直径Dとワイヤロープ1
00の直径dとの比率(D/d)は、ワイヤロープ10
0の寿命に大きな関係があり、安全面でも重要な事項で
あるため、各分野において安全性を考慮して規定されて
いる。
【0008】そして、例えば織機の分野においては、綜
絖枠を吊持して上下動させるために図6に示すような略
4mmφのワイヤロープ100が用いられるが、このワ
イヤロープ100を張設するプーリの直径は、従来、略
200mmに設定されていた。そして、プーリを介して
このようなワイヤロープ100に吊持された綜絖枠は、
1分間に略600回の上下動を繰り返すように設定され
ているのが一般的であった。
【0009】しかしながら、近年、綜絖枠の上下動を1
分間に1000回以上に高速化し、これによって生産性
の向上を図る試みがなされている。ところが、綜絖枠の
上下動を高速化すると、プーリに架設されたワイヤロー
プ100の単位時間当りの撓み回数が増加するため、こ
れによってワイヤロープ100は従来よりも早く疲労破
壊する。従来、ワイヤロープ100の耐用年数は数年で
あったのに対して、綜絖枠の運動速度の高速化(上下動
600回/分→1000回/分)により略1年で破断す
ることが判明した。
【0010】そこで、上記不都合をなくそうとすれば、
プーリの直径を従来よりも大きくし、ワイヤロープ10
0の撓みの度合いを小さくすることが考えられるが、そ
のために織機の部品コストが増加し、経済的に不利にな
るという新たな問題点が発生する。
【0011】以上、織機の分野での従来のワイヤロープ
の問題点について例を挙げて説明したが、織機以外の分
野においても、ワイヤロープをプーリに架設して使用す
る限り同様の問題点が存在する。
【0012】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、所定の引張り強度を維持し
た上でシーブ直径を小さくすることが可能なワイヤロー
プ構造を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ワイヤロープ構造は、複数の素線を撚り合わせて形成さ
れた単位ロープの複数本が一方向に密接して並設されて
なるロープ本体と、このロープ本体を被覆した合成樹脂
からなる被覆層とによって1本のワイヤロープが形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項2記載のワイヤロープ構造
は、請求項1記載のワイヤロープ構造において、上記単
位ロープは、複数の素線を撚り合わせて形成されたスト
ランドの複数本をさらに撚り合わせて形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項3記載のワイヤロープ構造
は、請求項1または2記載のワイヤロープ構造におい
て、上記素線は、高張力硬鋼線であることを特徴とする
ものである。
【0016】本発明の請求項4記載のワイヤロープ構造
は、請求項1乃至3のいずれかに記載のワイヤロープ構
造において、上記合成樹脂は、ポリアミド樹脂であるこ
とを特徴とするものである。
【0017】上記請求項1記載のワイヤロープ構造によ
れば、ロープ本体は、複数の素線を撚り合わせて形成さ
れた単位ロープの複数本が一方向に密接して並設されて
形成され、これによってロープ本体のシーブ直径は、単
位ロープのシーブ直径と同一になるため、従来の1本の
単位ロープの周りに複数の単位ロープが環状に配されて
形成されたワイヤロープに比べてシーブ直径は小さくな
る。
【0018】従って、請求項1記載のロープ本体を用い
ると、従来のものよりシーブ直径が小さくなった分だけ
プーリの直径を小さくすることが可能であり、プーリを
小さくすることによって部品コストの低減を図り得ると
ともに、プーリが占めていた空間を小さくすることが可
能になり、ロープを採用している機械装置のコンパクト
化、および空いた空間の有効利用が図れる。
【0019】また、ワイヤロープは、ロープ本体が合成
樹脂に被覆されて形成されているため、並設された複数
のロープ本体がこの被覆層によって一体化されるととも
に、この被覆層によってワイヤロープとプーリとの接触
状態が良好になる。
【0020】上記請求項2記載のワイヤロープ構造によ
れば、単位ロープは、複数の素線を撚り合わせて形成さ
れたストランドの複数本をさらに撚り合わせて形成され
ているため、すべての素線を同時に撚り合わせてロープ
本体をつくる場合に比べてロープ本体の製造が容易にな
る。
【0021】上記請求項3記載のワイヤロープ構造によ
れば、素線として高張力硬鋼線が用いられているため、
複数の素線を撚り合わせて形成されたロープ本体の引張
り強度は、他の線材を用いたロープ本体に比べて非常に
大きなものになる。
【0022】上記請求項4記載のワイヤロープ構造によ
れば、被覆層を形成する合成樹脂としてポリアミド樹脂
が用いられており、ポリアミド樹脂は柔軟性、耐摩耗性
および引張り強度に優れているため、被覆層はロープ本
体を確実に保護し得るとともに、プーリとの間の接触が
確実に行われ、さらに摩耗による損傷が確実に抑制され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るワイヤロー
プ構造の第1実施形態を示す断面図であり、図2はその
一部切欠き斜視図である。これらの図に示すように、ワ
イヤロープ1は、3本のストランド(単位ロープ)12
を、隣合うもの同士が相互に接触した状態で、かつ、一
方向に並設することによって形成されたロープ本体10
と、このロープ本体10を被覆した被覆層13とから構
成されている。
【0024】上記各ストランド12は、中心に配置され
た1本の芯材としての素線11(芯線)と、この芯線の
周りに環状に配置された6本の素線11と、この6本の
素線11のさらに外側に環状に配置された12本の素線
11との合計19本の素線11とによって形成されてい
る。
【0025】本実施形態においては、上記素線11は略
0.3mmφの硬鋼線が用いられている。従ってこの素
線11の19本を強く撚り合わせることによって得られ
たストランド12は略1.5mmφになっている。そし
て、さらに上記ストランド12の3本を並設したロープ
本体10の幅寸法は略4.5mmになっているととも
に、同厚み寸法は略1.5mmになっている。
【0026】なお、本発明のワイヤロープ構造は、素線
11の線径に限定はなく、0.3mmφ未満のものを用
いてもよいし、0.3mmφ以上のものを用いてもよ
い。また、素線11の材質についても限定はなく、各種
のグレードの硬鋼線(例えば高張力硬鋼線)を用いるこ
とができる。さらに用途によっては、硬鋼線以外の金属
線を用いてもよい。
【0027】このようなロープ本体10の外周面に合成
樹脂からなる被覆層13が形成されることにより幅寸法
が4.5mm強、厚み寸法が1.5mm強のワイヤロー
プ1ができあがっている。上記被覆層13は、本実施形
態においては、ポリアミドによって形成されている。ポ
リアミドの内でも柔軟性に富んだナイロン12が好適で
ある。なお、被覆層13を形成する材料としては、ポリ
アミドの代わりにポリプロピレン、ポリイミド、ポリテ
トラフルオロエチレン等、柔軟性および強靱性を有する
ものであればどのようなものを採用してもよい。
【0028】図3は、上記ロープ本体を合成樹脂で被覆
する被覆装置の一例を示す断面視の説明図である。本発
明に係るワイヤロープ1は、この図に示すような被覆装
置2において、ロープ本体10の外周面に溶融した合成
樹脂が付与されることにより製造される。以下この被覆
装置2およびこれを用いたロープ本体10の被覆方法に
ついて説明する。
【0029】上記被覆装置2は、熱可塑性の合成樹脂S
を加熱溶融する加熱溶融筒21と、この加熱溶融筒21
内に設けられたスクリュフィーダ22と、このスクリュ
フィーダ22の先端部に設けられたクロスヘッド23
と、このクロスヘッド23の下流側に設けられたダイ3
とを備えている。
【0030】上記加熱溶融筒21の外周面には加熱ヒー
タ4が設けられ、これへの通電によって加熱溶融筒21
内の合成樹脂Sを加熱溶融するようにしている。なお、
加熱ヒータ4は、クロスヘッド23およびダイ3の外周
面にも設けられている。上記加熱溶融筒21内で加熱溶
融した合成樹脂Sは、スクリュフィーダ22の自軸心回
りの回転によって加熱溶融筒21内を下流側に移動し、
クロスヘッド23内に供給されるようになっている。上
記クロスヘッド23内にはその右方からロープ本体10
を誘導する誘導管31が嵌装され、この誘導管31の先
端部(左方)に先細りの円錐管32が接続されている。
【0031】上記ダイ3の内周面と円錐管32の外周面
との間には円錐筒状の溶融樹脂通路33が形成され、ス
クリュフィーダ22の回転によって加熱溶融筒21から
押し出された溶融状態の合成樹脂Sは上記溶融樹脂通路
33を通ってダイ3の先端面に穿設された射出孔3aか
ら外部に射出されるようになっている。上記円錐管32
にはロープ本体10の外周形状に対応したロープ通路3
2aが設けられており、上記射出孔3aの内周形状は上
記ロープ通路32aの内周形状よりも若干大きく寸法設
定されている。
【0032】このような被覆装置2を用いてロープ本体
10を合成樹脂Sで被覆するに際しては、まず、ロープ
本体10を誘導管31に挿入し、円錐管32のロープ通
路32aおよびダイ3の射出孔3aに通す。この状態で
加熱溶融筒21内に供給された合成樹脂Sを加熱ヒータ
4によって加熱溶融し、その後、スクリュフィーダ22
を回転させることによって溶融状態の合成樹脂Sをクロ
スヘッド23内および溶融樹脂通路33を通して射出孔
3aから外部に射出する。
【0033】そして、合成樹脂Sの射出速度に合わせて
射出孔3aから外部に突出しているロープ本体10を矢
印で示す方向に引いていく。そうすると、射出孔3aか
ら引き出されたロープ本体10の外周面は溶融した合成
樹脂Sによって被覆され、これによってロープ本体10
の周りに被覆層13が形成され、この被覆層13の自然
放冷によってワイヤロープ1が得られる。
【0034】このようにして製造されたワイヤロープ1
は、図1および図2に示すように、3本のストランド1
2からなるロープ本体10の外周面に被覆層13が形成
された状態で偏平になっている。そして、上記被覆層1
3は、溶融した合成樹脂Sが加圧状態でロープ本体10
の表面に付与されて形成されているため、合成樹脂が素
線11間の隙間にも入り込み、これによってワイヤロー
プ1は3本のストランド12が被覆層13を介して強固
に一体化された状態になり、その扁平構造が確実なもの
になっている。
【0035】図4は、上記第1実施形態のワイヤロープ
のシーブ直径を、従来のワイヤロープとの比較において
示す説明図である。なお、この図では、紙面の右側に各
ワイヤロープの断面図を描いている。また、この図で
は、第1実施形態のワイヤロープ1を実線で示し、従来
のワイヤロープ100aを二点鎖線で示している。従来
のワイヤロープ100aは、第1実施形態のものと同一
構造のストランド12の3本を撚り合わせ、その後、合
成樹脂で被覆して断面視で円形の被覆層13aを形成さ
せたものである。
【0036】そして、図4に示すように、第1実施形態
に係るワイヤロープ1は、ストランド12が並設される
ことによって断面視で扁平に形成され、その長辺側がプ
ーリ51の外周面に接触している。そして、ワイヤロー
プ1のシーブ直径は、ストランド12が並設されること
によって、曲げ方向の厚さが増加していないためストラ
ンド12と同一のシーブ直径L1になっている。これに
対して、従来のワイヤロープ100aは3本のストラン
ド12が撚り合わされ、これによって曲げ方向の厚さ寸
法は少なくとも第1実施形態のワイヤロープ1の1.7
3倍になっている。従って、ワイヤロープ100aのシ
ーブ直径L2は第1実施形態のワイヤロープ1のシーブ
直径L1よりも大きくなっている。従来のワイヤロープ
100aには上記プーリ51よりも大きい径L2を有す
るプーリ52が使用される。
【0037】従って、同一構造のストランド12で同じ
本数を用いてワイヤロープをつくった場合には、引張り
強度が同一であるにも拘らず本発明に係るワイヤロープ
1の方が、従来のワイヤロープ100aよりもシーブ直
径を小さくすることができ、これによってプーリのコス
ト低減が実現するとともに、ワイヤロープ1を用いる装
置をコンパクトにすることができる。
【0038】また、従来のシーブ直径L2をそのままに
して、そのプーリ52に第1実施形態のワイヤロープ1
を架設するようにすれば、ワイヤロープ1の曲げ変形量
が少なくて済むため、その分ワイヤロープ1は疲労破壊
が起こり難くなり、耐用期間が延長される。
【0039】図5は、本発明に係るワイヤロープ構造の
第2実施形態を示す断面図である。この実施形態におい
ては、ワイヤロープ1aは、4本の単位ロープ12aが
断面視で直列になるように並設されて形成されている。
そして、各単位ロープ12aは、第1実施形態の素線よ
りも細い素線11a(0.12〜0.17mmφ)を合
計で75本使用して形成され、得られた単位ロープ12
aが略1.5mmφになるように設定されている。
【0040】本実施形態においては、中心となる素線1
1a(心線11d)周りに心線11dより僅かに細い6
本の素線11a(点描で表示)が配され、さらにこれら
6本の素線11aの周りに心線11dと同径の素線11
aの6本(左下がりの斜線で表示)とそれより相当細い
素線11aの6本(右下がりの斜線で表示)とが交互に
環状に配されて撚られ、これらによって中心撚り線(一
のストランド)12bが形成されている。この中心撚り
線12bのさらに外側に、上記心線11dと上記相当細
い素線の中間の直径を有する素線11aの7本が撚り合
わされて形成された周辺撚り線(他のストランド)12
c(白抜きの円印で表示)の8本が環状に配されて撚ら
れ、これによって1本の単位ロープ12aが形成されて
いる。従って、1本の単位ロープ12aには75本の素
線11aが用いられている。
【0041】そして、このような単位ロープ12aは、
その4本の隣合うもの同士が相互に密接するように並設
され、これによってロープ本体10aが形成されてい
る。そして、このロープ本体10aの外周面に被覆層1
3aが形成されることによって第2実施形態に係るワイ
ヤロープ1aが形成されている。従って、このワイヤロ
ープ1aは、幅寸法が6mm強、厚み寸法が略1.5m
m強になっている。このようなワイヤロープ1aには合
計300本の素線11aが含まれている。
【0042】第2実施形態においては、上記中心撚り線
12bは、素線11aに一定の引張り加重を加えるプレ
テンション操作を行いながら撚製する、いわゆるオーリ
ントン加工によって製造されている。従って、素線11
aは予め構造上の伸びの可能性が除去された状態になっ
ているため、これを撚製した中心撚り線12bは引張り
加重に対して非常に伸び難いものになっており、その結
果ワイヤロープ1aが伸びに対して非常に安定したもの
になっている。
【0043】また、この第2実施形態に係るワイヤロー
プ1aは、織機の分野における綜絖枠の吊持用に適用す
ることができる。通常、綜絖枠の吊持用として使用され
るワイヤロープの引張り強度は、1000kgf以上が
要求されるが、第2実施形態の単位ロープ12aは、1
本当り280kgf以上の引張り強度を有しているた
め、単位ロープ12aが4本用いられたロープ本体10
aは1120kgf以上の引張り強度を有していること
になり、上記要求を充分に満たすものである。
【0044】そして、上記のようなワイヤロープ1aを
織機の綜絖枠の吊持用に使用すれば、シーブ直径を略1
00mmに設定することが可能であり、従来の図6に示
すようなワイヤロープ100を使用した場合のプーリの
直径200mmの半分以下にすることができる。また、
シーブ直径が小さくなることによって、わざわざプーリ
を設けなくてもベアリングの外輪部分をプーリとして兼
用することも可能になり、織機の部品コストはプーリを
設けなくてもよい分低減し得るようになる。
【0045】以上の実施形態においては、単位ロープの
並設本数が3本の第1実施形態と、並設本数が4本の第
2実施形態について詳細に説明したが、本発明に係るワ
イヤロープ構造は、並設される単位ロープの本数に限定
はなく、3本未満でもよいし、5本以上であってもよ
い。また、第1実施形態においては、素線11は略0.
3mmφのものが用いられ、第2実施形態においては、
素線11aは0.12〜0.17mmφのものが採用さ
れているが、ワイヤロープの用途に応じてこれら以外の
直径の素線を用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のワイヤロープ構
造によれば、ロープ本体は、複数の素線を撚り合わせて
形成された単位ロープの複数本が密接並設されて形成さ
れ、これによってロープ本体のシーブ直径は、単位ロー
プのシーブ直径と同じになるため、1本の単位ロープの
周りに複数の単位ロープが環状に重複して配されて形成
された従来のワイヤロープに比べてシーブ直径は小さく
なる。
【0047】従って、請求項1記載のロープ本体を用い
ると、従来のものよりシーブ直径が小さくなり、プーリ
を小さくすることによって部品コストの低減を図り得る
とともに、プーリが占めていた空間を小さくすることが
可能になり、ロープを採用している機械装置のコンパク
ト化、および空いた空間の有効利用を図る上で有効であ
る。
【0048】また、ワイヤロープは、ロープ本体が合成
樹脂に被覆されて形成されているため、密接並設された
複数のロープ本体がこの被覆層によって確実に一体化さ
れるとともに、この被覆層によってワイヤロープとプー
リとの接触状態が良好になり、ワイヤロープを各種の機
械装置に適用する上で好都合になる。
【0049】本発明の請求項2記載のワイヤロープ構造
によれば、単位ロープは、複数の素線を撚り合わせて形
成されたストランドの複数本をさらに撚り合わせて形成
されているため、すべての素線を同時に撚り合わせてロ
ープ本体をつくる場合に比べてロープ本体の製造が個々
に行われ、工作が容易になる。このことは特に大口径の
単位ロープをつくる上で有効である。
【0050】本発明の請求項3記載のワイヤロープ構造
によれば、素線として高張力硬鋼線が用いられているた
め、複数の素線を撚り合わせて形成されたロープ本体の
引張り強度は、他の線材を用いたロープ本体に比べて非
常に大きなものになり、ワイヤロープを強靱なものに
し、かつ、耐用期間を長くする上で好都合である。
【0051】本発明の請求項4記載のワイヤロープ構造
によれば、被覆層を形成する合成樹脂としてポリアミド
樹脂が用いられており、ポリアミド樹脂は柔軟性、耐摩
耗性および引張り強度に優れているため、被覆層はロー
プ本体を確実に保護し得るとともに、プーリとの間の接
触が確実に行われ、さらに摩耗による損傷が確実に抑制
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤロープ構造の第1実施形態
を示す断面図である。
【図2】図1に示すワイヤロープ構造の一部切欠き斜視
図である。
【図3】ロープ本体を合成樹脂で被覆する被覆装置の一
例を示す断面視の説明図である。
【図4】第1実施形態のワイヤロープのシーブ直径を、
従来のワイヤロープのシーブ直径との比較において示す
説明図である。
【図5】本発明に係るワイヤロープ構造の第2実施形態
を示す断面図である。
【図6】従来のワイヤロープ構造の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1,1a ワイヤロープ 10,10a ロープ本体 11,11a 素線 12 ストランド(単位ロープ) 12a 単位ロープ 12b 中心撚り線(ストランド) 12c 周辺撚り線(ストランド) 13,13a 被覆層 2 被覆装置 21 加熱溶融筒 22 スクリュフィーダ 23 クロスヘッド 3 ダイ 3a 射出孔 31 誘導管 32 円錐管 33 溶融樹脂通路 4 加熱ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素線を撚り合わせて形成された単
    位ロープの複数本が一方向に密接して並設されてなるロ
    ープ本体と、このロープ本体を被覆した合成樹脂からな
    る被覆層とによって1本のワイヤロープが形成されてい
    ることを特徴とするワイヤロープ構造。
  2. 【請求項2】 上記単位ロープは、複数の素線を撚り合
    わせて形成されたストランドの複数本をさらに撚り合わ
    せて形成されていることを特徴とする請求項1記載のワ
    イヤロープ構造。
  3. 【請求項3】 上記素線は、高張力硬鋼線であることを
    特徴とする請求項1または2記載のワイヤロープ構造。
  4. 【請求項4】 上記合成樹脂は、ポリアミド樹脂である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のワ
    イヤロープ構造。
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