JP2003268685A - ワイヤロープ - Google Patents
ワイヤロープInfo
- Publication number
- JP2003268685A JP2003268685A JP2002064146A JP2002064146A JP2003268685A JP 2003268685 A JP2003268685 A JP 2003268685A JP 2002064146 A JP2002064146 A JP 2002064146A JP 2002064146 A JP2002064146 A JP 2002064146A JP 2003268685 A JP2003268685 A JP 2003268685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strands
- core
- strand
- schenkel
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/06—Arrangements of ropes or cables
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0673—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration
- D07B1/068—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration characterised by the strand design
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/16—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
- D07B1/162—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber enveloping sheathing
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/14—Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/10—Rope or cable structures
- D07B2201/1012—Rope or cable structures characterised by their internal structure
- D07B2201/1016—Rope or cable structures characterised by their internal structure characterised by the use of different strands
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/10—Rope or cable structures
- D07B2201/104—Rope or cable structures twisted
- D07B2201/1044—Rope or cable structures twisted characterised by a value or range of the pitch parameter given
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2047—Cores
- D07B2201/2052—Cores characterised by their structure
- D07B2201/2059—Cores characterised by their structure comprising wires
- D07B2201/2061—Cores characterised by their structure comprising wires resulting in a twisted structure
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2047—Cores
- D07B2201/2052—Cores characterised by their structure
- D07B2201/2059—Cores characterised by their structure comprising wires
- D07B2201/2062—Cores characterised by their structure comprising wires comprising fillers
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2047—Cores
- D07B2201/2052—Cores characterised by their structure
- D07B2201/2065—Cores characterised by their structure comprising a coating
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2071—Spacers
- D07B2201/2073—Spacers in circumferencial direction
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2501/00—Application field
- D07B2501/20—Application field related to ropes or cables
- D07B2501/2007—Elevators
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
あたりの強度が高く、エレベーターなどに適用した場合
に、シーブ径を小さくしても必要な疲労性を維持しつつ
シーブとの良好な摩擦接触を実現することができ、シス
テムの省スペースやコストダウンが可能なワイヤロープ
を提供する。 【解決手段】高強度鋼素線を使用したワイヤロープにし
て、外周に高分子化合物被覆9を施した1本の被覆芯シ
ェンケル7と、前記被覆芯シェンケルの周りに配された
複数本の側シェンケル8と、高分子化合物で外周を被覆
されて構成され前記被覆芯シェンケル7と側シェンケル
8で囲まれたスペースに充填された細径の複数本の第1
フィラーストランド11と、高分子化合物で外周を被覆
されて構成され、前記側シェンケル8間の外径側の谷間
に充填された細径の複数本の第2フィラーストランド12
と、前記側シェンケル8を囲む高分子化合物の外装被覆
10を備えている。
Description
ーンなどの荷役用として好適な高密度タイプのワイヤロ
ープに関するものである。
摩擦力を利用してロープに連結したかごを上下に動かす
システムであり、エレベータかごとカウンターウェイト
がシーブを経由して結合されている。この吊り上げ及び
駆動を行なうメインロープとして、従来のエレベータ用
ロープは、一般に中心に繊維芯を配した6×S(1
9)、8×S(19)、6×W(19)、8×W(1
9)、6×Fi(25)、8×Fi(25)の構造にし
て、直径約12mm、破断荷重64.4kNクラスのワ
イヤロープが用いられていた。また、ロープを構成する
素線材質に関し、シーブが高価で交換に多大な手間と時
間がかかることを考慮してシーブの摩耗を防止すべく低
炭素鋼を使用していた。
タ用ロープは、ロープの素線径が太いためにシーブの径
が500mm程度と大きなものになり、これに関連して
モータなどの駆動機械類も大型化していた。このため、
屋上に設置される機械室の小型化を図ることができず、
ことにビルが高層化すると、ロープの自重増加により設
備がさらに大型化することを避けられなかった。
シーブの摩耗を防止するために低炭素鋼を使用して硬さ
を意図的に抑えていたため、ロープの強度の向上が制約
を受け、これがまた高層ビルへの適用上問題となってい
た。
発生や疲労性向上のために塗油が必要であり、その結果
摩擦係数が小さくなり、シーブとロープの間に滑りが生
じやすい。この滑りによりモータの回転によるシーブの
回転運動がロープに正確に伝わらず、シーブの回転運動
とかごの上下運動が連動しなくなり、かごの正確な位置
制御ができなくなる。そこで、従来では、シーブの溝に
アンダーカットを形成する特別な加工を施したり、ダブ
ルラップ方式でロープを巻回したりしており、このた
め、設備コストが高価になったり、ロープの取り付け及
び交換作業に非常に手間がかかるという問題があった。
めになされたもので、その目的とするところは、柔軟で
ロープ径が細く、それでいて単位断面積あたりの強度が
高く、エレベーターなどに適用した場合に、シーブ径を
小さくしても必要な疲労性を維持しつつシーブとの良好
な摩擦接触を実現することができ、システムの省スペー
スやコストダウンが可能なワイヤロープを提供すること
にある。
本発明は、高強度鋼素線を使用したワイヤロープにし
て、素線を撚り合わせて構成した芯ストランドの周りに
複数本の側ストランドを配して撚り合わせかつ外周に高
分子化合物被覆を施した1本の被覆芯シェンケルと、そ
れぞれが素線を撚り合わせた芯ストランドの周りに複数
本の側ストランドを配して撚り合わせて構成され前記被
覆芯シェンケルの周りに配された複数本の側シェンケル
と、高分子化合物で外周を被覆されて構成され前記被覆
芯シェンケルと側シェンケルで囲まれたスペースに充填
された細径の複数本の第1フィラーストランドと、高分
子化合物で外周を被覆されて構成され、前記側シェンケ
ル間の外径側の谷間に充填された細径の複数本の第2フ
ィラーストランドと、前記側シェンケルを囲む高分子化
合物の外装被覆を備えていることを特徴としている。
ワイヤロープにして、素線を撚り合わせて構成した芯ス
トランドの周りに複数本の側ストランドを配して撚り合
わせかつ外周を高分子化合物被覆を施した1本の被覆芯
シェンケルと、素線を撚り合わせた芯部の周りに複数本
の側素線を配して複層に撚り合わせて構成され前記被覆
芯シェンケルの周りに配された複数本の側ストランド
と、高分子化合物で外周を被覆されて構成され前記被覆
芯シェンケルと側ストランドで囲まれたスペースに充填
された細径の複数本の第1フィラーストランドと、高分
子化合物で外周を被覆されて構成され、前記側ストラン
ド間の外径側の谷間に充填された細径の複数本の第2フ
ィラーストランドと、前記側ストランドを囲む高分子化
合物の外装被覆を備えていることを特徴としている。
ワイヤロープにして、素線を撚り合わせた芯部の周りに
複数本の側素線を配して複層に撚り合わせて構成されか
つ外周を高分子化合物被覆を施した1本の被覆芯ストラ
ンドと、素線を撚り合わせた芯部の周りに複数本の側素
線を配して複層に撚り合わせて構成され前記被覆芯スト
ランドの周りに配された複数本の側ストランドと、高分
子化合物で外周を被覆されて構成され前記被覆芯ストラ
ンドと側ストランドで囲まれたスペースに充填された細
径の複数本の第1フィラーストランドと、高分子化合物
で外周を被覆されて構成され、側ストランド間の外径側
の谷間に充填された細径の複数本の第2フィラーストラ
ンドと、前記側ストランドを囲む高分子化合物の外装被
覆を備えていることを特徴としている。
擦係数が得られるので、動力を伝達するエレベーター用
(たとえば吊り上げ及び駆動を行なうメインロープ、異
常速度検出用のガバナロープなど)に好適である。ま
た、エレベータ用のほか、クレーンで代表される荷役設
備、機械などの動索としても好適である。
面を参照して説明する。図1は本発明によるワイヤロー
プを適用したトラクション式エレベータを模式的に示し
ており、1は本発明による高密度ワイヤロープ、2は前
記高密度ワイヤロープ1の端末に固定されたかご、3は
高密度ワイヤロープ1の他端末に固定されたカウンター
ウエイト、4は高密度ワイヤロープ1の移動を制御する
駆動シーブ、5は駆動シーブ4を駆動するモータ、6は
そらせ用のガイドシーブである。
度ワイヤロープ1の第1態様の第1例を拡大して示して
おり、図4ないし図13はその詳細を示している。第1
例は、全体として7×(7×19)の構造、詳しくは、
〔{(1+6+12)+6×(1+6+12)}+6×
{(1×4)}〕+6×〔{(1+6+12)}+6×
(1+6+12)}〕+6×(1+6+12)からなって
いる。高密度ワイヤロープ1は、中心の被覆芯シェンケ
ル7と、これを囲む複数本(図面では6本)の側シェン
ケル8とを有し、しかも前記被覆芯シェンケル7は高分
子化合物被覆9が施され、側シェンケル8間を含む外側
には全体に高分子化合物の外装被覆10が施され、ロー
プ全体の断面が円形状をなしている。
と側シェンケル8で囲まれたスペース、すなわち被覆芯
シェンケル7の外周における各側シェンケル8、8の谷
間に相当する各部に、細い複数本(この例では6本)の
第1フィラーストランド11を充填している。
がない状態でのロープ外接円に囲まれたスペース、すな
わち各側シェンケル8、8の谷間に相当する各部に、前
記第1フィラーストランド11よりも相対的に太い複数
本(この例では6本)の第2フィラーストランド12を充
填している。それら第1フィラーストランド11と第2
フィラーストランド12は撚りの最終工程で各シェンケ
ルと同時に撚り込まれている。第1フィラーストランド
11と第2フィラーストランド12は、それぞれ高分子化
合物13,14で外周を被覆されている。
に、中心の芯ストランド7aのまわりに複数本(図面で
は6本)の側ストランド7bを配して撚合してなり、こ
の状態で全体に高分子化合物被覆9が施されている。各
側シェンケル8は、同様に芯ストランド8aのまわりに
複数本(図面では6本)の側ストランド8bを配して撚
合することにより構成されており、高分子化合物被覆は
施されていない。
ケル7の芯ストランド7aと側ストランド7b、側シェ
ンケル8の芯ストランド8aと側ストランド8bは、そ
れぞれ所要本数、たとえばこの例では19本の鋼素線
(以下素線と称す)を撚り合わせて構成されている。素
線の径(WR)は、外装被覆10を施す前のロープ径
(DR)との関係で、15≦DR/WR≦100の範囲
のものが使用される。これは、15<DR/WRではシ
ーブとの繰り返し曲げにより比較的早期に疲労限に達し
て安全性に問題が生ずるとともに短寿命になるためであ
り、DR/WR>100ではコスト高になるためであ
る。好適には、33≦DR/WR≦75である。
性を有することが好適である。これは細径化によっても
十分な破断荷重を実現するためであり、引張り強度28
0kg/mm2未満では、この目的を達成しがたいからであ
る。かかる素線は、一般的に、炭素含有量が0.80w
t%以上の炭素鋼線材を伸線することによって作られ
る。そして、素線の表面には薄い耐食性被覆層たとえ
ば、亜鉛、あるいは亜鉛・アルミニウム合金めっき、黄
銅めっきなどのいずれかを有している。
4(a)(b)のように、中心の芯素線700と、これ
よりも相対的に径の細い多数の側素線701,702か
ら構成されている。かかる構成を得るには、芯素線70
0と側素線701,702を一括して撚り合わせてもよ
い。しかし、好ましくは回転性が生じないようにするた
め、2工程撚りにて構成する。
芯ストランド7aの製作工程を示しており、図4(a)
のように、一本の芯素線700の周りにこれよりも相対
的に径の細い複数本(図面では6本)の側素線701を
配して所定の撚りピッチで撚り合わせる第1工程により
1+nからなる内層70aを作り、図4(b)のよう
に、前記内層70aの外周に複数本(図面では12本)
の側素線702を配して所定の撚りピッチで撚り合わせ
る第2工程により外層70a’を形成している。この場
合、第1工程の撚り方向と第2工程の撚り方向は同一方
向(たとえばZ方向)とする。なお、内層70aの側素
線701と外層70a’の側素線702は同等の径であ
ってもよい。
ストランド7bの製作工程を示しており、一本の芯素線
703の周りにこれよりも相対的に径の細い複数本(図
面では6本)の側素線704を配して所定の撚りピッチ
で撚り合わせる第1工程により1+nからなる内層70
bを作る。この内層70bの外周に外層となるべき複数
本m(図面では12本)の側素線705を配して所定の
撚りピッチで撚り合わせる第2工程{(1+n)+m}
により側ストランド7bが得られる。この場合、第1工
程と第2工程の撚り方向は同一方向であるが、前記芯ス
トランド7aとの関係では逆方向(たとえばS方向)と
する。撚りピッチは芯ストランド7aと側ストランド7
bとも同じである。
好ましくは芯ストランド7aの芯素線701の直径より
も相対的に小さく、たとえば、芯ストランド7aの側素
線701,702と同等とする。側ストランド7bの側
素線704,705の径は芯ストランド7aの側素線7
01,702の径よりも小さく、それにより、芯ストラ
ンド7aの直径d1を側ストランド7bの直径d2より
も適度に大きくしている。なお、「ストランドの直径」
とはストランドを構成する外層の素線群の外接円を意味
する。
側ストランド7bの直径d2よりも大きくするのは、芯
シェンケルを作ったときに、各側ストランド7b間に高
分子化合物の浸透を許容する隙間を形成するためであ
り、その(d1−d2)/d2×100は、通常、約1.
4〜6.8%である。
7aの周りに複数本(図面では6本)の側ストランド7
bを配して撚り合わせる。この場合の撚りピッチは一般
に仕上げシェンケル径の6〜9倍程度とし、撚り方向は
芯ストランド7aの撚り方向と同じにする。これは製造
が容易であり、工程の変動に対して型崩れが少ないから
である。以上により図6(a)のような素芯シュンケル
7Pが作られる。
高分子化合物にて被覆し、図6(b)のように高分子化
合物被覆9を形成する。この高分子化合物は、鉄鋼との
接着性がよく、耐摩耗性、耐油性、耐水性、温度特性、
耐侯性、柔軟性(耐ストレスクラック性)の各特性を有
していることが好ましく、代表的な高分子化合物として
はポリエチレン、ポリプロピレン、弗素樹脂などの汎用
合成樹脂が挙げられるが、そのほかエンジニアリングプ
ラスチックを使用してもよい。あるいは、ジエン系、オ
レフイン系、ウレタン系などのゴムであってもよい。
Pと側シェンケル8とのフレッティングを防止するとと
もに、フィラーストランドを充填するのに十分なスペー
ス)を確保することができるように被覆厚さtを設定す
る。高分子化合物は各側ストランド7b,7b間の隙間
を通して芯ストランド7aの表面に達することにより、
緩衝性能のある膜を形成する。前記高分子化合物被覆9
の形成方法は任意であり、溶解物中に素芯シュンケル7
Pを連続的に通過させてもよいし、素芯シュンケル7P
の周りに押出し機により押し出してもよい。高分子化合
物の一部90は側ストランド7bの素線間にも浸透し、
また芯ストランド7aの素線間にも浸透していてもよ
い。
と側ストランド8bについて説明すると、側シェンケル
8の芯ストランド8aは、図7(a)(b)のように、中
心の芯素線800と、これよりも相対的に径の細い多数
の側素線801,802から構成されており、素線径は
芯シュンケル7のそれと同じでよい。図7(a)(b)
はかかる芯ストランド8aの製作工程を示しており、芯
シュンケル7の場合と同様に、一本の芯素線800の周
りにこれよりも相対的に径の細い複数本(図面では6
本)の側素線801を配して所定の撚りピッチで撚り合
わせる第1工程により1+nからなる内層80aを作
り、第2工程として、内層80aの外周に外層となるべ
き複数本m(図面では12本)の側素線802を配して所
定の撚りピッチで撚り合わせる{(1+n)+m}こと
により形成している。この場合、第1工程と第2工程の
撚り方向は同一であるが、芯シュンケル7の芯ストラン
ド7aとは逆方向(たとえばS方向)とされる。
トランド8bの製作工程を示しており、一本の芯素線8
03の周りにこれよりも相対的に径の細い複数本(図面
では6本)の側素線804を配して所定の撚りピッチで
撚り合わせる第1工程により1+nからなる内層80b
を作り、第2工程として、内層80bの外周に外層とな
るべき複数本m(図面では12本)の側素線805を配
して所定の撚りピッチで撚り合わせる{(1+n)+
m}ことにより形成している。この場合、第1工程と第
2工程の撚り方向は同一方向であるが、芯ストランド8
aとの関係では逆方向(たとえばZ方向)とする。撚り
ピッチは芯ストランド8aと側ストランド8bとも同じ
である。
ストランド8aの芯素線800よりも適度に小さく、側
ストランド8bの側素線804,805の径は同等で芯
ストランド8aの側素線801,802の直径よりも小
さくし、それにより、芯ストランド8aの直径d3を側
ストランド8bの直径d4よりも適度に大きくしてい
る。基本的には素線の径関係は前記芯シュンケル7の芯
ストランド7aと側ストランド7bと同じでよい。
複数本(図面では6本)の側ストランド8bを配し、撚
り合わせる。この場合の撚りピッチは一般に仕上げシェ
ンケル径の6〜9倍程度とし、撚り方向は芯ストランド
7aの撚り方向と同じ(たとえばS方向)にする。これ
は製造が容易であり、工程の変動に対して型崩れが少な
いからである。以上の行程により図9のような側シュン
ケル8が作られる。この側シェンケル8の外径は素芯シ
ェンケル7Pとほぼ同じでよいが、高分子化合物被覆9
を設けないので、その分だけ外径が小さくなっている。
10(a)に示されるように、複数本(通常3〜5本から
選択される)の素線110を所定の撚りピッチで側シェ
ンケル8の最終撚り工程と同じ方向(たとえばS方向)
に撚り合わせ、この素第1フィラーストランド11Pを
高分子化合物にて被覆し、図10(b)のように高分子
化合物被覆13を形成している。素線110の太さは、
他の素線たとえば側シェンケル8の側ストランド8bを
構成する芯素線803の径と同一径でもよいし、異なる
径としてもよい。高分子化合物被覆13の材質と形成方
法は、前記芯シェンケル7と同じでよい。
(a)に示されるように、複数本の素線120,121,
122を所定の撚りピッチで撚り合わせ、このこの素第2
フィラーストランド12Pを図11(b)のように高分子
化合物にて被覆して高分子化合物被覆14を形成するこ
とで作られている。撚り工程は図5と基本的に同じであ
るから、これに関する説明を援用する。また、高分子化
合物被覆13の材質と形成方法は、前記芯シェンケル7
と同じであるから、説明を省略する。この第2フィラー
ストランド12は、通常、図5と図8の芯シェンケル7
や側シェンケル8の側ストランド7b、8bと同じ構成
であり、工程も同じとしてよい。素線径、撚り方向も芯
シェンケル7の側ストランド7bと同じとしてもよく、
こうすれば特に固有の第2フィラーストランド12を作成
しなくてよいので、製造が容易である。
わせ、チューブラー型撚線機を使用してロープを撚る。
すなわち、図12のように、被覆芯シェンケル7の周り
に第1フィラーストランド11を等間隔で配し、これら
第1フィラーストランド11の各配置隙間に各側シュン
ケル8を配し、各側シュンケル8の外径側の各谷間に第
2フィラーストランド12を配し、この状態でそれらを撚
り合わせて本発明ロープとする。この最終撚りの撚りピ
ッチは撚り構造と素線径に応じて適宜選択するが、通
常、仕上げロープ径の6〜9倍程度とし、かつ撚り方向
を被覆芯シェンケル7の撚り方向と一致させて行なう。
たとえばこの例ではZ方向とする。このようにして図1
2に示す素ロープ1Pが完成する。
物によって被覆し、外装被覆10を形成する。この外装
被覆10は、シーブとの摩擦係数の調整,素線とシーブ
との金属接触の回避、側シェンケルのストランド間及び
素線間のフレッティングの低減などを図るためのもの
で、高分子化合物は耐摩耗性、耐侯性がよく、適度の弾
性を持ち摩擦係数が比較的高い特性を有し、かつ加水分
解しない特性であることが好ましい。その例としては、
ポリウレタン系、エーテル系のポリウレタンエラストマ
ーなどの合成樹脂、あるいはゴムが挙げられる。
機を使用するなど任意である。高分子化合物100は第
2フィラーストランド12と側シェンケル8との隙間を埋
め、第2フィラーストランド12と側シェンケル8との配
置を固定する。好ましくは、さらに一部が各側シェンケ
ル8,8間の隙間を通して浸透し、第1フィラーストラ
ンド11の高分子化合物被覆12と、また被覆芯シュン
ケル7の表面と接着される。これは、ロープを最終撚り
線するときに、同時に撚り口で高分子化合物を注入しな
がら被覆することで実現できる。また、高分子化合物1
00は側シェンケルの外径(外接円)から所定の厚さT
の層101を形成する。外装被覆10の厚さTは、これ
があまり薄いと耐久性に乏しくまた摩耗寿命も低下す
る。厚すぎるとロープの柔軟性が損なわれるばかりかロ
ープ径が大きくなり、強度効率が低下するので、通常
0.3〜1.0mmとすることが好ましい。
で千鳥状に配置した3本程度のロール間に側シェンケル
8、第1フィラーストランド11および第2フィラース
トランド12を通過させて螺旋状の型付けを行い、ボイ
ス通過後、ならしロールを通すことによって行われる。
型付率は0.60〜0.90程度より好ましくは、0.
65〜0.85で行なえばよい。ここで、型付率とは、
ロープ径とロープからシェンケルを取り出したときの、
シェンケルの高さの比をいう。この工程により、ロープ
の回転性を防止するとともにばらけを防止し、かつ側シ
ェンケル間の隙間を均等で最適なものに調整することが
できる。
を示している。この実施例の高密度ロープは、全体とし
て7×(7×12)の構造、詳しくは、〔{(1×12)
+6×(1×12)}+6×(1×3)〕+6×{(1
×12)+6×(1×12)}〕+6×(1+6)からな
っており、第1例と同様に、被覆芯シェンケル7と側シ
ェンケル8で囲まれたスペース、すなわち被覆芯シェン
ケル7の外周において各側シェンケル8、8の谷間に相
当する各部に、複数本(この例では6本)のそれぞれが
高分子化合物13で被覆された第1フィラーストランド
11を充填し、また、前記側シェンケル8と外装被覆1
0がない状態でのロープ外接円に囲まれたスペースすな
わち各側シェンケル8、8の谷間に相当する各部に、複
数本(この例では6本)のそれぞれ高分子化合物14で
被覆された第2フィラーストランド12を充填している。
それら第1フィラーストランド11と第2フィラースト
ランド12は撚りの最終工程で各シェンケルと同時に撚
り込まれている。
ンケル7と側シェンケル8を主構成要素とするタイプで
あるので、同じ部分に同じ符号を付し、相違する部分に
ついて説明する。第2例においては、芯シェンケル7の
芯ストランド7aおよび側ストランド7bが、複数本
(図面では12本)の素線を一括撚りして作られてい
る。また、側シェンケル8の芯ストランド8aおよび側
ストランド8bが、複数本(図面では12本)の素線を
一括撚りして作られている。
15(a)に示すように、相対的に太い複数本(図面で
は3本)の素線706の周りに相対的に細い複数本(図
面では9本)の素線707を配してたとえばZ方向に一
括撚りして作られる。これに対して、芯シェンケル7の
側ストランド7bは、図15(b)に示すように、相対
的に太いが前記芯ストランド7aの素線706よりも細
い複数本(図面では3本)の素線708の周りに相対的
に細い複数本(図面では9本)の素線709を配し、た
とえばS方向に一括撚りして作られる。そして、前記の
ような芯ストランド7aの周りに6本の側ストランド7
bを配し、たとえばZ方向に撚り合わせることにより素
芯シェンケルが作られ、その後、第1例と同様に高分子
化合物被覆9が施される。
り方向が逆(たとえばS方向)であることを除いて、前
記芯シェンケル7の芯ストランド7aと同じである。ま
た、側シェンケル8の側ストランド8bも、撚り方向が
逆(たとえばZ方向)であることを除いて、前記芯シェ
ンケル7の側ストランド7bと同じである。そして、側
シェンケル8は、前記のような芯ストランド8aの周り
に6本の側ストランド8bを配し、芯シェンケル7の場
合と逆方向たとえばS方向に撚り合わせることにより作
られる。
の例では3本)の素線を被覆芯シェンケル7と逆のより
方向たとえばS方向に撚り合わせて構成され、第2フィ
ラーストランド12は、複数本(図面では12本)の素線
を一括撚りして作られている。第2フィラーストランド
12の構成は,撚り方向が逆たとえばS方向であること
を除いて前述した芯シェンケルの芯ストランド7aと同
じであってよい。他の構成は第1例と同じである。な
お、第1フィラーストランド11と第2フィラーストラ
ンド12は、この実施例に示すものに限らず、第1例と
同じ構成のものを使用してもよい。
(7×7)構造とした本発明ロープを示している。詳し
くは、構造式は、〔{(1+6)+6×(1+6)}+
6×(1×3)〕+6×{(1+6)+6×(1+
6)}+6×(1+6)からなっている。このロープに
おいても、被覆芯シェンケル7と側シェンケル8で囲ま
れたスペース、すなわち被覆芯シェンケル7の外周にお
いて各側シェンケル8、8の谷間に相当する各部に、複
数本(この例では6本)のそれぞれが高分子化合物13
で被覆された第1フィラーストランド11を充填し、前
記側シェンケル8と外装被覆10がない状態でのロープ
外接円に囲まれたスペースすなわち各側シェンケル8、
8の谷間に相当する各部に、複数本(この例では6本)
のそれぞれ高分子化合物14で被覆された第2フィラー
ストランド12を充填している。それら第1フィラース
トランド11と第2フィラーストランド12は撚りの最終
工程で各シェンケルと同時に撚り込まれている。
るので、同じ部分に同じ符号を付し、相違する部分につ
いて説明する。この第3例では、芯シェンケル7の芯ス
トランド7aは1本の芯素線700の周りに6本の側素
線701を配してたとえばZ方向に撚り合わせ、側スト
ランド7bは同じく1本の芯素線703の周りに6本の
側素線704を配してたとえばS方向に撚り合わせるこ
とにより作られている。芯ストランド7aの各素線70
0,701は同径であってもよく、側ストランド7bの
各素線703,704は同径であってもよいが、好まし
くは芯ストランド7aの各素線700,701よりも相
対的に細いものを使用する。
シェンケル7の芯ストランド7aの場合と撚り方向が逆
(S方向)であることを除いて同じであり、側ストラン
ド8bも、芯シェンケル7の側ストランド7bの場合と
撚り方向が逆(Z方向)であることを除いて同じであ
る。第1フィラーストランド11は複数本(この例では
3本)の素線を芯シェンケル7と逆のより方向たとえば
S方向に撚り合わせて構成され、第2フィラーストラン
ド12は、前記側芯シェンケル8の芯ストランド8aと同
じものであってよい。他の構成は第1例と同じである。
なお、第1フィラーストランド11と第2フィラースト
ランド12は、第1例や第2例と同じ構成のものを使用し
てもよい。
第2態様の高密度ロープ1の一例を示しており、被覆芯
シェンケル7を用いるが、これを囲む側シェンケルに代
えて側ストランド8’を使用していることを特徴として
いる。図17は全体として(7×7)+8×(3+9+
15)の構造、詳しくは、{(1+6)+6×(1+
6)}+8×{(3+9+15)}の構造式のストラン
ドタイプロープからなっている。
施された被覆芯シェンケル7と、これを囲むように配置
された複数本(図面では8本)の側ストランド8’とを
有し、側ストランド8'間を含む外側には全体に高分子
化合物からなる外装被覆10が施され、断面が円形状を
なしている。
と側ストランド8’で囲まれたスペース、すなわち被覆
芯シェンケル7の外周において各側ストランド8’、
8’の谷間に相当する各部に、複数本(この例は8本)
の第1フィラートランド11を充填している。また、前
記側ストランド8’と外装被覆10がない状態でのロー
プ外接円に囲まれたスペースすなわち各側ストランド
8’、8’の谷間に相当する各部に、複数本(この例で
は8本)の第2フィラーストランド12を充填している。
それら第1フィラーストランド11と第2フィラースト
ランド12は撚りの最終工程で各シェンケルと同時に撚
り込まれている。第1フィラーストランド11と第2フ
ィラーストランド12は、それぞれ高分子化合物13,
14で外周を被覆されている。
に、中心の芯ストランド7aのまわりに複数本(図面で
は6本)の側ストランド7bを配して撚合してなり、こ
の状態で全体に高分子化合物被覆9が施されている。各
側ストランド8’は、複層すなわちこの例では芯部(第
1層)8cと、これのまわりに複数本の素線を配して撚
合することにより構成した第2層8dと、該第2層8dの
まわりに複数本の素線を配して撚合した第3層8eとか
らなっており、各側ストランド8’は個別的に高分子化
合物被覆は施されていない。
明すると、芯シェンケル7の芯ストランド7aと側スト
ランド7bは、それぞれ所要本数たとえばこの例では7
本の鋼素線を撚り合わせて構成されている。また、側ス
トランド8’の各層8c,8d,8eはそれぞれ複数本
この例では3本と、9本と15本の鋼素線を3工程で撚
り合わせることにより構成されている。芯シェンケル
7、側ストランド8’、第1フィラーストランド11お
よび第2フィラーストランド12における鋼素線の径(W
R)および引張り強度は第1態様の場合と同じである。
18(a)のように、中心の芯素線700と、これと同
等かあるいは相対的に径の細い複数(図面では6本)の
側素線700’から構成されている。同じく芯シェンケ
ル7の側ストランド7bは、図18(b)のように、中
心の芯素線701と、これと同等かあるいは相対的に径
の細い複数数の側素線701’から構成されている。か
かる構成は、中心の芯素線700、701と側素線70
0’、701’を一括して撚り合わせることにより得ら
れる。前記芯ストランド7aの撚り方向と側ストランド
7bの撚り方向は同じ方向たとえばS方向となってい
る。
は、好ましくは芯ストランド7aの芯素線700の直径
よりも相対的に小さくし、それにより、芯ストランド7
aの直径d1を側ストランド7bの直径d2よりも適度
に大きくする。その理由は第1態様で述べた理由と同じ
である。
7aの周りに複数本(図面では6本)の側ストランド7
bを配して撚り合わせる。この場合の撚りピッチは一般
に仕上げシェンケル径の6〜9倍程度とし、撚り方向は
芯ストランド7aおよび側ストランド7bの撚り方向と
異なる方向すなわちこの例ではZ方向とする。これは製
造が容易であり、工程の変動に対して型崩れが少ないか
らである。以上により図19(a)のような素芯シュン
ケル7Pが作られる。なお図では1つの側ストランドの
み素線を示し、他は省略している。そしてこの素芯シュ
ンケル7Pを高分子化合物9にて被覆し、図19(b)
のように被覆芯シェンケル7を形成する。高分子化合物
は第1態様に述べたものと同じであり、被覆の形成方法
も同様である。
と、基本的には複層構造であれば構造を問わず、また製
作法も問わない。図20(a)(b)(c)はかかる側
ストランド8’の1本の製作工程を例示している。側ス
トランド8’の芯部(第1層)8cは、径が同等の複数
本(図面では3本)の素線800から構成されており、
それら素線径はたとえば芯シュンケル7の芯ストランド
7aの素線と同等かまたは適度に小さく、側ストランド
7bの素線よりも適度に大きい。第1工程としてまず図
20(a)のように、そうした複数本の素線300を所
定の撚りピッチで撚り合わせる。
して、前記芯部(第1層)8cの周りに芯部素線と同等
または適度に細い径の複数本(図面では9本)の側素線
801を配して所定の撚りピッチで撚り合わせて第2層
8dを形成する。ついで、第3工程として、第1層+第
2層からなる撚合体の外周に、第2層の素線と同等かまた
は適度に細い所要数(図面では15本)の素線802を
配し、所定の撚りピッチで撚り合わせ、これで図20
(c)に示す側ストランド8’を得る。この場合、第1
工程の撚り方向と第2工程の撚り方向は同一(たとえば
Z方向)であるが、第3工程の撚り方向は逆方向(たと
えばS方向)とされる。この側ストランド8’の外径D
2は被覆芯シェンケル2の外径D1よりも小さく、好まし
くは、素芯シェンケル7’の外径よりも小さくする。
21(a)(b)のように複数本(この例では3本)の素
線110を芯シェンケル7と同じ撚り方向たとえばZ方向
に撚り合わせた素第1フィラーストランド11Pの外周
に高分子化合物被覆13を形成している。素線110の
太さは、スペースの大きさに応じて選定する。高分子化
合物被覆13の材質と形成方法は、前記芯シェンケル7
と同じでよい。
本(図面では3本)の素線120を第1フィラーストラ
ンド11と同じ撚り方向たとえばZ方向に撚り合わせて
構成されており、外周を高分子化合物にて被覆し、図2
1(c)のように高分子化合物被覆14を形成してい
る。素線120の太さは、第1フィラーストランド11
の素線110よりも太くし、スペースの大きさで選定す
る。高分子化合物被覆14の材質と形成方法は、前記芯
シェンケル7と同じでよい。なお、第1フィラーストラ
ンド11と第2フィラーストランド12は、第1態様の各
例と同じ構成のものを使用してもよい。
に、第1フィラーストランド11を等間隔で配し、これ
ら第1フィラーストランド11が谷間に位置するように
側ストランド8’を複数本(図示するものでは8本)配
し、それら各側ストランド8’の谷間に第2フィラース
トランド12を配し、チューブラー型撚線機などで所定
のピッチで撚り合わせる。この最終撚りの撚りピッチは
撚り構造と素線径に応じて適宜選択するが、通常、仕上
げロープ径の6〜9倍程度とし、かつ撚り方向を芯シェ
ンケル7の撚り方向と一致させて行なう。たとえばこの
例ではZ方向とする。このようにして図22に示す素ロー
プ1Pが完成する。
物によって被覆し、外装被覆10を形成する。この外装
被覆10の材質は第1態様と同様である。
(外接円)から所定の厚さTの層を形成する。外装被覆
10の被覆厚さTは、これがあまり薄いと耐久性に乏し
くまた摩耗寿命も低下する。厚すぎるとロープの柔軟性
が損なわれるばかりかロープ径が大きくなり、強度効率
が低下するので、通常0.3〜1.0mmとすることが
好ましい。外装被覆10の形成方法は第1態様の場合と
同様である。
示している。この第3態様は、全体がストランド構成す
なわち、側ストランド8’を使用するとともに、芯シェ
ンケル7に代わって芯ストランド7’を採用している点
が特徴であり、全体として7×(3+9+15)の構
造、詳しくは(3+9+15)+6×(3+9+15)
&〔{(3+9+15)+6×(1×3)}+6×(3
+9+15)〕+6×(1×3)の構造式のロープから
なっている。
覆が施された被覆芯ストランド7’と、これを囲むよう
に配置された複数本(図面では6本)の側ストランド
8'とを有し、側ストランド8’間を含む外側には高分
子化合物からなる外装被覆10が施され、断面が円形状
をなしている。
ド7’と側ストランド8’で囲まれたスペース、すなわ
ち被覆芯ストランド7’の外周において各側ストランド
8’、8’の谷間に相当する各部に、それぞれ高分子化
合物被覆13を有する複数本(この例では6本)の第1
フィラーストランド11を充填している。また、前記側
ストランド8’と外装被覆10がない状態でのロープ外
接円に囲まれたスペースすなわち各側ストランド8’、
8’の谷間に相当する各部に、それぞれ高分子化合物被
覆14が施されているされている複数本(この例では6
本)の第2フィラーストランド12を充填している。それ
ら第1フィラーストランド11と第2フィラーストラン
ド12は、撚りの最終工程で各シェンケルと同時に撚り
込まれている。
基本的には複層構造であれば構造を問わず、また製作法
も問わないが、一例を挙げると、前記第2態様における
側ストランドと製作工程を含めて同じとする。すなわ
ち、芯ストランド7’と側ストランド8’の芯部(第1
層)7c、8cは、第1工程としてまず図20(a)の
ように、複数本の素線700、800を所定の撚りピッ
チで撚り合わせる。
層)7c、8cの周りに複数本(図面では9本)の側素
線701を配して所定の撚りピッチで撚り合わせて第2
層7d、8dを形成する。ついで、第3工程として、第
1層+第2層からなる撚合体の外周に、所要数(図面で
は15本)の素線702、802を配し、所定の撚りピッ
チで撚り合わせて第3層7e、8eこれで図20(c)
に示す芯ストランド7’と側ストランド8’を得る。芯
ストランド7’と側ストランド8’は、いずれも第1工
程の撚り方向と第2工程の撚り方向は同一であるが、第
3工程の撚り方向は逆方向とされる。ただし、芯ストラ
ンド7’と側ストランド8’は撚り方向が逆であり、た
とえば芯ストランド7’がS−S−Zであれば,側スト
ランド8’はZ−Z−Sとされる。
ための高分子化合物を浸透させることができるように、
被覆芯ストランド7’の外径D1よりも小さい。側スト
ランドは素芯ストランドの外径と同等でもよいが、小さ
くてもよい。第1フィラーストランド11と第2フィラ
ーストランド12は基本的構成は第2態様のものと同じで
あるが、第1態様に用いられている構成のものを使用し
てもよい。
ストランド7’の周りに、第1フィラーストランド11
を等間隔で配し、これら第1フィラーストランド11が
谷間に位置するように側ストランド8’を配し、それら
各側ストランド8’の谷間に第2フィラーストランド12
を配し、チューブラー型撚線機などで所定のピッチで撚
り合わせる。この最終撚りの撚りピッチは撚り構造と素
線径に応じて適宜選択するが、通常、仕上げロープ径の
6〜9倍程度とし、かつ撚り方向を芯ストランド7’の
撚り合わせ方向と一致させて行なう。たとえばこの例で
はZ方向とする。このようにして素ロープ1Pが完成す
る。素ロープ1Pは最終的に全体を高分子化合物によっ
て被覆し、外装被覆10を形成する。この外装被覆10
は第1態様と同様である。
6%と少ないためエレベータ用や荷役用として適切であ
る。可撓性は従来の繊維芯タイプが600〜700であ
るのに対して、900〜1700であるため曲げやす
い。弾性係数は従来の繊維芯タイプが40000〜60
000N/mm2であるのに対して、74000N/m
m2以上であり、これもエレベータ用や荷役用として好
適な特性である。S曲げ疲労試験においては、D/d=
20、SF=10すなわち計算破断荷重の1/10の荷
重でのテストの条件で従来の繊維芯タイプが20000
〜40000回であるが、本発明ロープは400000
回を越えるきわめて高い耐疲労性を示す。
さな高強度鋼線材からなる素線を多数本撚り込むことに
より芯シュンケル7と側シェンケル8を構成しているの
で、要求強度を実現できつつロープの径を細くして軽量
化することができる。さらに良好な疲労性を実現し得る
ため、シーブの径を小さくすることができる。すなわち
たとえば被覆も含めてロープ重量を従来比で20%以上
軽くすることができるため、シーブの径SDを従来比の
50%以下とすることができる。また、シーブの小型化
によりこれを駆動するモーター類のトルクを小さくする
ことができるので、寸法を小さくすることができる。ま
たロープを軽量化することができるので、モーター類の
容量も小さいものにすることができる。クレーンに使用
した場合には、クレーンを小型化することができる。
に囲まれたスペースに高分子化合物で外周を被覆した第
1フィラーストランド11を配するとともに、側シェン
ケル8とロープ外接円で囲まれたスペースに、高分子化
合物で外周を被覆した第2フィラーストランド12を配
し、それら第1フィラーストランド11と第2フィラー
ストランド12を芯シェンケル7と側シェンケル8に同
時に撚り込んでいるため、側シェンケル8、8の配置が
安定し、偏りが生ずることがなく、かつ、芯シェンケル
7に近接した各側シェンケル8の各谷間および外径側の
各側シェンケル8の各谷間に第1フィラーストランド分
と第2フィラーストランド分の鋼材が充填されるので、
ロープ径を増すことなく鋼材断面密度が高くなり、これ
により単位断面積あたりの強度を向上することができ
る。
方向が逆であることを除いて同じ仕様のもので足りるの
でコスト的に有利である。すなわち、芯シュンケル7の
みに高分子化合物被覆9を施して外径を増径することに
より、側シェンケル相互間に隙間を形成することができ
る。そして、芯シュンケル7の径を変えることなく被覆
径すなわち高分子化合物被覆9の厚さを変えてやるだけ
で、側シェンケル相互間の隙間寸法を容易にコントロー
ルすることができる。
し、その高分子化合物被覆9の周りに側シェンケル8を
配して撚合しているので、芯シュンケル7と側シェンケ
ル8とがメタルタッチせず、フレッティングが防止され
る。しかもさらに、芯シェンケル7と側シェンケル8に
囲まれたスペースに高分子化合物で外周を被覆した第1
フィラーストランド11を配するとともに、側シェンケ
ル8とロープ外接円で囲まれたスペースに高分子化合物
で外周を被覆した第2フィラーストランド12を配してい
るので、各側シェンケル8、8間の金属接触をも防止す
ることができ、これにより疲労性を向上し、ロープ寿命
を向上させることができる。
シェンケル8,8間に充填不十分となった場合でも、高
分子化合物被覆されている第1フィラーストランド11
と第2フィラーストランド12により側シェンケル8,8
同士の直接的な金属接触を防止することができる。した
がって、全体被覆10の形成を厳密に行わなくてもよく
なり、工程が楽になる。
覆しており、外装被覆層はシーブ4よりも硬さが小さい
ため、シーブの摩耗を防止することができ、また、高分
子化合物の選択により自由に摩擦係数を制御することが
でき、シーブの溝は丸溝で足りることになるので、コス
トを低減することができる。それでいてモータの回転に
よるシーブの回転運動をロープに正確に伝えて、シーブ
の回転運動とかごの上下運動をよく連動させ、かごの正
確な位置制御を行なえるので、乗り心地をよくすること
ができる。またロープ断面が円形状となるため、自転や
ねじれの影響(片荷重による部分断線)が軽減される。
その手間が省けるとともにドラムやシーブに油が付着し
たり、周辺に飛散することがなくなるので機械室やクレ
ーンなどの機械を清潔にすることができる。
用は前記第1態様と同様であり、側シェンケルを側スト
ランドと読み替えることで援用し、特有の作用を述べる
ことにする。第2態様は、側ストランド8’を用いたス
トランド形であるため、第1例のように使用するストラ
ンド数が多くなるので、ロープの断面形状をより丸いも
のとすることができる。それにより、出来上がったロー
プの使用時に、側ストランドとシーブ間に介在する外装
被覆10にかかる面圧を緩和することができる。その結
果、外装被覆10とこれを有するロープの長寿命化を実
現できるとともに、外装被覆10の変形が少なくなるた
め、エレベータに適用した場合に振動を減少することが
できる。
も鋼材断面密度を高くすることができるので、ロープ径
が小さくてもケーブルレイド形ロープと同一強度を得る
ことができ、これにより、ロープを巻収するドラムを小
さくすることができ、ハンドリング性がよくなる。ま
た、外装被覆を同じ厚さにした場合にも高分子化合物の
量を少なくすることができ、コストを削減できる。ロー
プを同一寿命に設定した場合、シーブ径の小型化と動力
系の小型化を図ることができる。
多い撚線機で一度に撚ることができるので、撚り線工程
を減少させることができる。ケーブルレイド形側シェン
ケルの場合のように複数本のストランドを作り、それら
さらに撚り合わせるのでないため、各ストランドのフレ
ッティングを減少させることができ、これにより摩耗に
よる寿命低下を改善することができる。ことに平行撚り
あるいはこれに準ずるものととすることによりフレッテ
ィングをさらに減じて寿命を伸ばすことができる。
7’からなり、芯ストランド7'と側ストランド8’が
撚り方向を異にした同じ構造でよいので、製造工程がシ
ンプルとなり、コストが低減される。
2%、Si:0.21%、Mn:0.48%残部鉄及び不
可避的不純物)を用いた。この鋼線材を次の工程で伸線
して素線を得た。酸洗い後、10回の冷間伸線を行って
線径2.0mmとし、これを980℃程度で空気パテイ
ンティングし、酸洗い後、6パス程度の冷間伸線を行っ
て線径1.2mmとし、980℃程度で加熱後、550
℃程度で鉛パテンティングを行い、酸洗い、湯洗い後に
電気亜鉛めっきを施し、水性タイプ潤滑剤を使用して2
0パス程度の湿式伸線を行い、最終径0.20mm〜
0.210mmの素線を得た。各素線の特性は引張り強
さ320kg/mm2、破断時伸び2%であった。
本の側素線を、撚りピッチ6.3mmにてZ方向に撚り
合せ、外径0.62mmの内層を作った。 第2工程:(1+6)+12 前記内層(1+6)の周りに外層用の径0.205mm
の側素線12本を配し、撚りピッチ10mmでZ方向で
撚り合せ、外径1.03mmの芯ストランドを得た。
工程 第1工程:1+6 径0.205mmの芯素線1本と、径0.202mmの6
本の側素線を、撚りピッチ6.3mmでS方向に撚り合
せ、外径0.61mmの内層を得た。 第2工程:(1+6)+12 内層(1+6)の周りに、外層用の径0.202mmの1
2本の側素線を配し、撚りピッチ10.00mmでS方
向に撚合せ、外径1.01mmの側ストランドを得た。
6)+12}+6×{(1+6)+12} 前記1本の芯シェンケル芯ストランド(径1.03m
m)の回りに、6本の芯シェンケル側ストランド(径
1.01mm)を配し、撚りピッチ22.00mmでZ方
向に撚り合せ、外径3.04mmの芯シェンケルを得
た。
芯シェンケル(径3.04mm)に0.30mmの厚さ
で被覆し、仕上げ径3.64mmの樹脂被覆芯シェンケ
ルを得た。
の6本の側素線を配し、撚りピッチ6.3mmでS方向
に撚り合わせ、外径0.62mmの内層を得た。 第2工程:(1+6)+12 前記内層に、外層用の径0.205mmの12本の側素線
を配し、撚りピッチ10mmでS方向で撚り合せ、外径
1.03mmの芯ストランドを得た。
作工程 第1工程:1+6 径0.205mmの芯素線の周りに径0.202mmの側
素線を6本配し、撚りピッチ6.3mmでZ方向に撚り
合わせて外径0.61mmの内層を得た。 第2工程:(1+6)+12 内層に対して、径0.202mmの側素線を12本配し、
撚りピッチ10.00mmでZ方向に撚り合せ、外径
1.01mmの側ストランドを得た。
6)+12}+6×{(1+6)+12} 1本の芯シェンケル芯ストランド(径1.03mm)の
回りに、6本の芯シェンケル側ストランド(径1.01
mm)を配し、ピッチ22.00mmでS方向で撚り合
せ、外径3.04mmの側シェンケルを得た。
にてS方向に撚り合せ、外径0.49mmのストランド
を作った。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリエ
チレンをエクスチュルーダにて押出して、0.05mm
の厚さで被覆し、仕上げ径0.59mmの樹脂被覆第1
フィラーストランドを得た。
の6本の側素線を配し、撚りピッチ6.3mmでS方向
に撚り合わせ、外径0.61mmの内層を得た。 第2工程:(1+6)+12 内層に対して、径0.202mmの側素線を12本配し、
撚りピッチ10.00mmでS方向に撚り合せ、外径
1.01mmのストランドを得た。これを6本用意し、
それぞれに、溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて
押出して、0.1mmの厚さで被覆し、仕上げ径1.0
1mmの樹脂被覆第2フィラーストランドを得た。
の周りに、被覆第1フィラーストランドを等間隔で6本
配し、それら被覆第1フィラーストランドの各間隔内に
側シェンケルを6本配し、それら側シェンケルの谷間に
被覆第2フィラーストランドを6本配し、撚りピッチ7
0.0mm、撚り方向Zにて撚り合せ、外径径9.73
mmの素ロープを得た。
配置した型付装置を配し、ボイスの下流に直径が60m
mの上下で対をなす9+10組のならしロールを配して
おき、型付率平均70%程度の型付けとならしを行なっ
た。
ンをエクスチュルーダにて0.50mmの厚さに被覆
し、径10.73mmの仕上げロープを得た。得られた
ロープの鋼材断面密度は38.1%、表面の摩擦係数は
0.3μ、破断荷重は69kNであった。比較のため、
被覆第1フィラーストランドと被覆第2フィラーストラ
ンドを使用しないほかは前記仕様としたロープを製作し
たところ、鋼材断面密度は33.2%、破断荷重は63
kNであり、本発明はこれに比べて大幅に強度が向上さ
れたことがわかった。
エイトの重量2tonの模擬エレベータに使用したとこ
ろ、径150mm、溝3個で溝R5.25mmの丸溝付
きシーブを使用して、安全率10で円滑に運転すること
ができた。比較のため、素線径0.475〜0.955
mmの低炭素鋼素線(C:0.42wt%)を用いた比
較ロープ:構造8×S(19)、径12.5mm、強度
63.5KN×3本を作成し、前記模擬エレベータに使
用したところ、シーブ径500mm、シーブ溝3個、溝
R6.2mmアンダーカット付きでなければ、円滑な運
転ができなかった。
た。素線としては0.245〜0.265mmのものを使
用した。二次伸線を5パス程度の冷間伸線で2.0mm
〜1.40mmにするほかは、素線の製造条件は実施例
1と同じである。
12 径0.265mmの芯素線3本と、径0.250mmの9
本の側素線を、撚りピッチ14.5mmにてZ方向に撚
り合せ、外径1.05mmの芯ストランドを作った。 1−2)芯シェンケルの側ストランドの製作工程 1×
12 径0.260mmの芯素線3本と、径0.245mmの9
本の側素線を、撚りピッチ14.5mmでS方向に撚り
合せ、外径1.02mmの側ストランドを得た。
2)+6×(1×12)} 前記1本の芯シェンケル芯ストランドの回りに、6本の
芯シェンケル側ストランドを配し、撚りピッチ22.0m
mでZ方向に撚り合せ、外径3.09mmの芯シェンケ
ルを得た。
芯シェンケルに0.3mmの厚さで被覆し、仕上げ径
3.69mmの樹脂被覆芯シェンケルを得た。
12 径0.265mmの芯素線3本と、径0.250mmの9
本の側素線を、撚りピッチ14.5mmにてS方向に撚
り合せ、外径1.05mmの芯ストランドを作った。 3−2)芯シェンケルの側ストランドの製作工程 1×
12 径0.260mmの芯素線3本と、径0.245mmの9
本の側素線を、撚りピッチ14.5mmでZ方向に撚り
合せ、外径1.02mmの側ストランドを得た。
2)+6×(1×12)} 前記1本の側シェンケル芯ストランドの回りに、6本の
側シェンケル側ストランドを配し、撚りピッチ22.0m
mでS方向に撚り合せ、外径3.09mmの芯シェンケ
ルを得た。
mにてS方向に撚り合せ、外径0.57mmのストラン
ドを作った。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリ
エチレンをエクスチュルーダにて押出して、0.05m
mの厚さで被覆し、仕上げ径0.67mmの樹脂被覆第
1フィラーストランドを得た。
1×12 径0.265mmの3本の芯素線の周りに径0.250m
mの9本の側素線を配し、撚りピッチ14.5mmでS
方向に撚り合わせ、外径1.05mmのストランドを得
た。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリエチレン
をエクスチュルーダにて押出して、0.1mmの厚さで
被覆し、仕上げ径1.25mmの樹脂被覆第2フィラース
トランドを得た。
の周りに、被覆第1フィラーストランドを等間隔で6本
配し、それら被覆第1フィラーストランドの各間隔内に
側シェンケルを6本配し、それら側シェンケルの谷間に
被覆第2フィラーストランドを6本配し、撚りピッチ7
0.0mm、撚り方向Zにて撚り合せ、外径径9.87m
mの素ロープを得た。なお、型付けおよびならしは、第
1実施例と同じ条件で行った。
ンをエクスチュルーダにて0.50mmの厚さに被覆
し、径10.87mmの仕上げロープを得た。得られた
ロープの鋼材断面密度は36.0%、表面の摩擦係数は
0.3μ、破断荷重は68kNであった。比較のため、
被覆第1フィラーストランドと被覆第2フィラーストラ
ンドを使用しないほかは前記仕様としたロープを製作し
たところ、鋼材断面密度は31.0%、破断荷重は62
kNであり、本発明はこれに比べて大幅に強度が向上さ
れたことがわかった。
×7)}を製作した。素線としては0.250〜0.26
0mmのものを使用した。他の素線条件は実施例2と同
じである。
6 径0.260mmの芯素線1本と、径0.260mmの6
本の側素線を、撚りピッチ12.5mmにてZ方向に撚
り合せ、外径0.78mmの芯ストランドを作った。 1−2)芯シェンケルの側ストランドの製作工程 1+
6 径0.250mmの芯素線1本と、径0.250mmの6
本の側素線を、撚りピッチ12.5mmでS方向に撚り
合せ、外径0.75mmの側ストランドを得た。
6)+6×(1+6)} 前記1本の芯シェンケル芯ストランドの回りに、6本の
芯シェンケル側ストランドを配し、撚りピッチ20.0
mmでZ方向に撚り合せ、外径2.28mmの芯シェンケ
ルを得た。
芯シェンケルに0.25mmの厚さで被覆し、仕上げ径
2.78mmの樹脂被覆芯シェンケルを得た。
6 径0.250mmの芯素線1本と、径0.250mmの6
本の側素線を、撚りピッチ12.5mmでS方向に撚り
合せ、外径0.78mmの側ストランドを得た。 3−2)芯シェンケルの側ストランドの製作工程 1+
6 径0.250mmの芯素線1本と、径0.250mmの6
本の側素線を、撚りピッチ12.5mmでZ方向に撚り
合せ、外径0.75mmの側ストランドを得た。
6)+6×(1+6)} 前記1本の側シェンケル芯ストランドの回りに、6本の
側シェンケル側ストランドを配し、撚りピッチ20.0
mmでS方向に撚り合せ、外径2.28mmの芯シェンケ
ルを得た。
にてS方向に撚り合せ、外径0.43mmのストランド
を作った。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリエ
チレンをエクスチュルーダにて押出して、0.05mm
の厚さで被覆し、仕上げ径0.53mmの樹脂被覆第1
フィラーストランドを得た。
1+6 径0.260mmの1本の芯素線の周りに径0.260m
mの6本の側素線を配し、撚りピッチ12.5mmでS
方向に撚り合わせ、外径0.78mmのストランドを得
た。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリエチレン
をエクスチュルーダにて押出して、0.1mmの厚さで
被覆し、仕上げ径0.98mmの樹脂被覆第2フィラー
ストランドを得た。
の周りに、被覆第1フィラーストランドを等間隔で6本
配し、それら被覆第1フィラーストランドの各間隔内に
側シェンケルを6本配し、それら側シェンケルの谷間に
被覆第2フィラーストランドを6本配し、撚りピッチ52
mm、撚り方向Zにて撚り合せ、外径7.34mmの素
ロープを得た。なお、型付けおよびならしは、直径8.
0mmの3ロールと直径50mmのならしロールを使用
し、第1実施例と同じ条件で行った。
ンをエクスチュルーダにて0.50mmの厚さに被覆
し、径8.34mmの仕上げロープを得た。得られたロ
ープの鋼材断面密度は36.3%、表面の摩擦係数は
0.3μ、破断荷重は40kNであった。比較のため、
被覆第1フィラーストランドと被覆第2フィラーストラ
ンドを使用しないほかは前記仕様としたロープを製作し
たところ、鋼材断面密度は31.2%、破断荷重は36
kNであり、本発明はこれに比べて大幅に強度が向上さ
れたことがわかった。
件は、二次伸線工程で4パス程度の冷間伸線を行って線
径を2.0mmから1.65mmにし、最終伸線で0.2
90〜0.310mmにするほか第3実施例と同じであ
る。
6本の側素線を、撚りピッチ15.0mmにてS方向に
撚り合せ、外径0.93mmの芯ストランドを作った。
作工程 第1工程:1+6 径0.290mmの芯素線1本と、径0.290mmの6
本の側素線を、撚りピッチ15.0mmでS方向に撚り
合せ、外径0.87mmの側ストランドを得た。
2)+6×(1×12) 1本の芯シェンケル芯ストランドの周りに6本の芯シェ
ンケル側ストランドを配し、撚りピッチ22.00mmで
Z方向に撚り合せ、外径2.67mmの芯シェンケルを
得た。
芯シェンケルに0.30mmの厚さで被覆し、仕上げ径
3.27mmの樹脂被覆芯シェンケルを得た。
でZ方向に撚り合わせ、外径0.65mmの芯部(第1
層)を得た。 3−2)第2工程:第1層+第2層 前記第1層の周りに、径0.300mmの9本の素線を
配し、撚りピッチ16.0mmでZ方向に撚り合せ、外
径1.25mmの複層撚合体を得た。
層 前記第2層の周りに径0.300mmの素線を15本配
し、撚りピッチ22.0mmでS方向に撚り合わせ、径
1.85mmの側ストランドを得た。
にてZ方向に撚り合せ、外径0.32mmのストランド
を作った。これを8本用意し、それぞれに、溶融ポリエ
チレンをエクスチュルーダにて押出して、0.05mm
の厚さで被覆し、仕上げ径0.42mmの樹脂被覆第1
フィラーストランドを得た。
1×3 径0.250mmの素線を3本、撚りピッチ8.0mm
にてZ方向に撚り合せ、外径0.54mmのストランド
を作った。これを8本用意し、それぞれに、溶融ポリエ
チレンをエクスチュルーダにて押出して、0.1mmの
厚さで被覆し、仕上げ径0.64mmの樹脂被覆第2フ
ィラーストランドを得た。
の周りに、被覆第1フィラーストランドを等間隔で8本
配し、それら被覆第1フィラーストランドの各間隔内に
側ストランドを8本配し、それら側ストランドの谷間に
被覆第2フィラーストランドを8本配し、撚りピッチ5
0mm、撚り方向Zにて撚り合せ、外径6.97mmの
素ロープを得た。なお、型付けおよびならしは、直径
8.0mmの3ロールと直径50mmのならしロールを
使用し、第1実施例と同じ条件で行った。
ンをエクスチュルーダにて0.50mmの厚さに被覆
し、径7.97mmの仕上げロープを得た。得られたロ
ープの鋼材断面密度は40.4%、表面の摩擦係数は
0.3μ、破断荷重は43kNであった。比較のため、
被覆第1フィラーストランドと被覆第2フィラーストラ
ンドを使用しないほかは同じ仕様としたロープを製作し
たところ、鋼材断面密度は37.2%、破断荷重は40
kNであり、本発明はこれに比べて大幅に強度が向上さ
れたことがわかった。
エイトの重量2tonの模擬エレベータに使用したとこ
ろ、径150mm、溝3個で溝R5.25mmの丸溝付
きシーブを使用して、安全率10で円滑に運転すること
ができた。
5)を製作した。素線の製造条件、線径、機械的性質は
第4実施例と同じである。 (1)芯ストランドの製作 1−1)第1工程:1×3 径0.300mmの素線を3本、撚りピッチ8.0mm
にてS方向に撚り合せ、外径0.65mmの芯部(第1
層)を作った。 1−2)第2工程:第1層+第2層 前記第1層の周りに、径0.300mmの9本の素線を
配し、撚りピッチ16.0mmでS方向に撚り合せ、外
径1.25mmの複層撚合体を得た。 1−3)第3工程:第1層+第2層+第3層 前記第2層の周りに径0.300mmの素線を15本配
し、撚りピッチ22.0mmでZ方向に撚り合わせ、径
1.85mmの側ストランドを得た。
芯ストランドに0.30mmの厚さで被覆し、仕上げ径
2.45mmの樹脂被覆芯ストランドを得た。
でZ方向に撚り合わせ、外径0.65mmの芯部(第1
層)を得た。 3−2)第2工程:第1層+第2層 前記第1層の周りに、径0.300mmの9本の素線を
配し、撚りピッチ16.0mmでZ方向に撚り合せ、外
径1.25mmの複層撚合体を得た。
し、撚りピッチ22.0mmでS方向に撚り合わせ、径
1.85mmの側ストランドを得た。
にてZ方向に撚り合せ、外径0.32mmのストランド
を作った。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリエ
チレンをエクスチュルーダにて押出して、0.05mm
の厚さで被覆し、仕上げ径0.42mmの樹脂被覆第1
フィラーストランドを得た。
1×3 径0.300mmの素線を3本、撚りピッチ8.0mm
にてZ方向に撚り合せ、外径0.65mmのストランド
を作った。これを6本用意し、それぞれに、溶融ポリエ
チレンをエクスチュルーダにて押出して、0.1mmの
厚さで被覆し、仕上げ径0.85mmの樹脂被覆第2フ
ィラーストランドを得た。
りに、被覆第1フィラーストランドを等間隔で6本配
し、それら被覆第1フィラーストランドの各間隔内に側
ストランドを6本配し、それら側ストランドの谷間に被
覆第2フィラーストランドを6本配し、撚りピッチ50
mm、撚り方向Zにて撚り合せ、外径6.15mmの素
ロープを得た。なお、型付けおよびならしは、直径8.
0mmの3ロールと直径50mmのならしロールを使用
し、第1実施例と同じ条件で行った。
た素ロープに溶融ポリウレタンをエクスチュルーダにて
0.50mmの厚さに被覆し、径7.15mmの仕上げ
ロープを得た。得られたロープの鋼材断面密度は37.
2%、表面の摩擦係数は0.3μ、破断荷重は30kN
であった。比較のため、被覆第1フィラーストランドと
被覆第2フィラーストランドを使用しないほかは同じ仕
様としたロープを製作したところ、鋼材断面密度は3
3.3%、破断荷重は28kNであり、本発明はこれに
比べて強度が向上されたことがわかった。
きには、次のようなすぐれた効果が得られる。 1)高強度材質の細径の素線を多数撚り込んでいるた
め、疲労性が良好な細径かつ軽量で要求強度を満足する
ロープとすることができ、しかも特に、ロープ断面にお
いて、被覆芯シェンケルと側シェンケルとの谷間および
側シェンケル相互間の谷間の各スペースに、高分子化合
物で外周を被覆した第1フィラーストランドと第2フィ
ラーストランドを充填しているので、鋼材断面密度が高
くなり、ロープ径はそのままで単位面積あたりの強度を
高くすることができる。
被覆10を施しており、この部分がシーブと接触するの
でシーブの摩耗を防止することができるとともに、被覆
高分子化合物により摩擦係数が高くなるので、シーブの
特殊な溝加工やシーブに対するロープのダブルラップが
不要になる。特にダブルラップが不要になることでシー
ブ軸に作用する力を軽減できるため、軸や軸受け小型化
することができ、これによってもコストダウンを図るこ
とができる。
れているため、側シェンケル8とのフレッティングが緩
和され、ロープ寿命を向上することができるとともに、
芯シェンケル7が高分子化合物被覆されて増径されてい
るので、側シェンケル8,8間に隙間を形成することが
でき、その隙間に高分子化合物で外周を被覆13,14
した第1フィラーストランド11と第2フィラーストラ
ンド12を充填しているので、側シェンケル8,8の直
接的金属接触を防止することができ、このため、側シェ
ンケル間8,8のフレッティングが緩和され、疲労性を
改善し、ロープの寿命を向上することができる。 4)芯シェンケル7の径を変えることなく、高分子化合
物の被覆厚さを変えるだけで側シェンル間の高分子化合
物の侵入隙間を容易にコントロールすることができるの
で、全体被覆高分子化合物の性質などに即応することが
できる。これにより生産性を向上することができる。
トランド8’との組合わせであるため、請求項1の効果
に加え、第1に鋼材断面密度を高くすることができ、こ
れによりロープ径が小さくても高い強度を得ることがで
き、それによりハンドリング性がよくなり、被覆材とし
ての高分子化合物の量を少なくすることができ、またシ
ーブ径や動力系を一段と小型化することができる。第2
に側ストランド8’を使用しているためその断面形状を
丸い形状とすることができ、これによりシーブとの間に
介在する外装被覆にかかる面圧を緩和することができ、
それにより外装被覆の長寿命化を実現できるとともに外
装被覆の変形が少なくなるため、エレベータに適用した
場合に振動を減少することができる。第3に側がシェン
ケルタイプ(ストランドをさらに撚り合わせたたもの)
ではなくストランドタイプであるため、フレッティング
を減少させることができ、摩耗による寿命低下を改善す
ることができる。
ストランド8’との組合わせであるため、請求項1、2
の効果に加え、芯ストランドと側ストランドは撚り方向
を異にした同じ構造でよいので、シンプルとなり、製造
が容易でコストの低減を図ることができるというすぐれ
た効果が得られる。
やコストダウンが可能な実用性の高いエレベータ用ロー
プを提供できるというすぐれた効果が得られる。
ータの一例を模式的に示す説明図である。
欠斜視図である。
ランドの製作第1工程を示す断面図、(b)は同じく第
2工程を示す断面図である。
ランドの製作第1工程を示す断面図、(b)は同じく第
2工程を示す断面図である。
図、(b)は被覆後の芯シェンケルの断面図である。
ランドの製作第1工程を示す断面図、(b)は同じく第
2工程を示す断面図である。
ランドの製作第1工程を示す断面図、(b)は同じく第
2工程を示す断面図である。
撚り合わせ状態を示す断面図、(b)は被覆状態を示す
断面図である。
撚り合わせ状態を示す断面図、(b)は被覆状態を示す
断面図である。
ドを示す断面図、(b)は芯シェンケルの側ストランド
を示す断面図である。
る。
る。
ストランドの断面図、(b)は同じく側ストランドの断
面図である。
図、(b)は被覆状態の断面図である。
す断面図、(b)は第2層形成段階の断面図、(c)は
側ストランドの断面図である。
撚り合わせ状態を示す断面図、(b)は被覆状態を示す
断面図、(c)は第2フィラーストランドの断面図であ
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】高強度鋼素線を使用したワイヤロープにし
て、素線を撚り合わせて構成した芯ストランド7aの周
りに複数本の側ストランド7bを配して撚り合わせかつ
外周に高分子化合物被覆9を施した1本の被覆芯シェン
ケル7と、それぞれが素線を撚り合わせた芯ストランド
8aの周りに複数本の側ストランド8bを配して撚り合
わせて構成され前記被覆芯シェンケルの周りに配された
複数本の側シェンケル8と、高分子化合物で外周を被覆
されて構成され前記被覆芯シェンケル7と側シェンケル
8で囲まれたスペースに充填された細径の複数本の第1
フィラーストランド11と、高分子化合物で外周を被覆
されて構成され、前記側シェンケル8間の外径側の谷間
に充填された細径の複数本の第2フィラーストランド12
と、前記側シェンケル8を囲む高分子化合物の外装被覆
10を備えていることを特徴とするワイヤロープ。 - 【請求項2】高強度鋼素線を使用したワイヤロープにし
て、素線を撚り合わせて構成した芯ストランド7aの周
りに複数本の側ストランド7bを配して撚り合わせかつ
外周を高分子化合物被覆9を施した1本の被覆芯シェン
ケル7と、素線を撚り合わせた芯部の周りに複数本の側
素線を配して複層に撚り合わせて構成され前記被覆芯シ
ェンケル7の周りに配された複数本の側ストランド8’
と、高分子化合物13で外周を被覆されて構成され前記
被覆芯シェンケル7と側ストランド8’で囲まれたスペー
スに充填された細径の複数本の第1フィラーストランド
11と、高分子化合物14で外周を被覆されて構成さ
れ、前記側ストランド8’間の外径側の谷間に充填され
た細径の複数本の第2フィラーストランド12と、前記側
ストランド8’を囲む高分子化合物の外装被覆10を備
えていることを特徴とするワイヤロープ。 - 【請求項3】高強度鋼素線を使用したワイヤロープにし
て、素線を撚り合わせた芯部の周りに複数本の側素線を
配して複層に撚り合わせて構成されかつ外周を高分子化
合物被覆9を施した1本の被覆芯ストランド7’と、素
線を撚り合わせた芯部の周りに複数本の側素線を配して
複層に撚り合わせて構成され前記被覆芯ストランド7’
の周りに配された複数本の側ストランド8’と、高分子
化合物13で外周を被覆されて構成され前記被覆芯スト
ランド7’と側ストランド8’で囲まれたスペースに充
填された細径の複数本の第1フィラーストランド11
と、高分子化合物14で外周を被覆されて構成され、前
記側ストランド8’間の外径側の谷間に充填された細径
の複数本の第2フィラーストランド12と、前記側ストラ
ンド8’を囲む高分子化合物の外装被覆10を備えてい
ることを特徴とするワイヤロープ。 - 【請求項4】エレベータ用ロープとして使用される請求
項1ないし3のいずれかに記載のワイヤロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064146A JP3660319B2 (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ワイヤロープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064146A JP3660319B2 (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ワイヤロープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003268685A true JP2003268685A (ja) | 2003-09-25 |
JP3660319B2 JP3660319B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=29197075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002064146A Expired - Lifetime JP3660319B2 (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ワイヤロープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3660319B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004065276A1 (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ用ロープ |
WO2006038254A1 (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置 |
JP2008303493A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Kurisansemamu Kk | 操作用被覆ワイヤロープ |
JP2009001957A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Pioneer Cable Corp | 高荷重を巻き上げるためのワイヤロープおよび同ワイヤロープの製作方法 |
JP2010229598A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Chuo Spring Co Ltd | 操作用被覆ワイヤロープ |
EP2407592A3 (en) * | 2010-07-12 | 2012-02-15 | Hitachi Ltd. | Elevator wire rope |
KR101337966B1 (ko) | 2010-06-09 | 2013-12-09 | 고려제강 주식회사 | 품질 특성이 향상된 와이어 로프 |
JP2014237908A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 株式会社日立製作所 | エレベータ用ワイヤロープ |
JP2015513618A (ja) * | 2012-02-07 | 2015-05-14 | オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company | 被覆ベルトまたはロープの摩耗検出 |
WO2016120237A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | Nv Bekaert Sa | Stranded wire rope |
JP2017517655A (ja) * | 2014-06-19 | 2017-06-29 | キスワイヤ リミテッドKiswire Ltd. | エレベータ用ロープ及びその製造方法 |
CN109371727A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-22 | 江苏神王集团钢缆有限公司 | 一种特殊的增加柔韧度的钢丝绳 |
CN113684702A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-23 | 江苏赛福天新材料科技有限公司 | 一种履带式起重用钢丝绳绳芯及其制作方法 |
-
2002
- 2002-03-08 JP JP2002064146A patent/JP3660319B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004065276A1 (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ用ロープ |
EP1586526A1 (en) * | 2003-01-24 | 2005-10-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Elevator rope |
EP1586526A4 (en) * | 2003-01-24 | 2011-06-01 | Mitsubishi Electric Corp | LIFT CABLE |
WO2006038254A1 (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置 |
JP2008303493A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Kurisansemamu Kk | 操作用被覆ワイヤロープ |
JP2009001957A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Pioneer Cable Corp | 高荷重を巻き上げるためのワイヤロープおよび同ワイヤロープの製作方法 |
JP2010229598A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Chuo Spring Co Ltd | 操作用被覆ワイヤロープ |
KR101337966B1 (ko) | 2010-06-09 | 2013-12-09 | 고려제강 주식회사 | 품질 특성이 향상된 와이어 로프 |
US8418433B2 (en) | 2010-07-12 | 2013-04-16 | Hitachi, Ltd. | Elevator wire rope |
EP2407592A3 (en) * | 2010-07-12 | 2012-02-15 | Hitachi Ltd. | Elevator wire rope |
JP2015513618A (ja) * | 2012-02-07 | 2015-05-14 | オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company | 被覆ベルトまたはロープの摩耗検出 |
US9796561B2 (en) | 2012-02-07 | 2017-10-24 | Otis Elevator Company | Wear detection for coated belt or rope |
JP2014237908A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 株式会社日立製作所 | エレベータ用ワイヤロープ |
JP2017517655A (ja) * | 2014-06-19 | 2017-06-29 | キスワイヤ リミテッドKiswire Ltd. | エレベータ用ロープ及びその製造方法 |
WO2016120237A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | Nv Bekaert Sa | Stranded wire rope |
CN109371727A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-22 | 江苏神王集团钢缆有限公司 | 一种特殊的增加柔韧度的钢丝绳 |
CN113684702A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-23 | 江苏赛福天新材料科技有限公司 | 一种履带式起重用钢丝绳绳芯及其制作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3660319B2 (ja) | 2005-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4064668B2 (ja) | 複合型ワイヤロープ | |
JP3910377B2 (ja) | ワイヤロープ | |
US6295799B1 (en) | Tension member for an elevator | |
KR100625006B1 (ko) | 동삭용 피복형 와이어 로프 | |
AU2007219370B2 (en) | Flat-belt-like supporting and drive means with tensile carriers | |
JP4504113B2 (ja) | 被覆ワイヤロープ | |
CN1190552C (zh) | 合成纤维绳索 | |
JP3660259B2 (ja) | ワイヤロープ | |
CN101143676B (zh) | 电梯装置 | |
US20060196731A1 (en) | Elevator apparatus | |
JP2003268685A (ja) | ワイヤロープ | |
JP2002505240A (ja) | エレベータ用引張り部材 | |
EP3159296B1 (en) | Rope for elevator and manufacturing method therefor | |
JP5570741B2 (ja) | エレベータ用ワイヤロープ | |
WO2017064808A1 (ja) | エレベータ用ロープ及びその製造方法 | |
JP4096879B2 (ja) | エレベータ用ロープ | |
JP3827610B2 (ja) | 多層撚りワイヤロープ | |
JPWO2006061888A1 (ja) | エレベータ用ロープ及びエレベータ装置 | |
TW200413655A (en) | Coated wire rope | |
JP6077941B2 (ja) | エレベータ用ワイヤロープ | |
CN214831479U (zh) | 一种多层多列排布、空间错位的钢丝绳后变形装置 | |
CN112227097B (zh) | 一种多层多列排布、空间错位的钢丝绳后变形装置 | |
JP2702063B2 (ja) | ワイヤロープ | |
CN108677573B (zh) | 一种电梯复合提升带专用钢丝绳 | |
JP2702074B2 (ja) | 難自転性ワイヤロープ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3660319 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080325 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100325 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100325 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110325 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120325 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130325 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130325 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |