JP2003041493A - 多層撚りワイヤロープ - Google Patents

多層撚りワイヤロープ

Info

Publication number
JP2003041493A
JP2003041493A JP2002146812A JP2002146812A JP2003041493A JP 2003041493 A JP2003041493 A JP 2003041493A JP 2002146812 A JP2002146812 A JP 2002146812A JP 2002146812 A JP2002146812 A JP 2002146812A JP 2003041493 A JP2003041493 A JP 2003041493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
strand
strands
twisted
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002146812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3827610B2 (ja
Inventor
Masahiro Kusuda
正博 楠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Tokyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2002146812A priority Critical patent/JP3827610B2/ja
Publication of JP2003041493A publication Critical patent/JP2003041493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3827610B2 publication Critical patent/JP3827610B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/16Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
    • D07B1/165Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber inlay
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0673Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/16Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
    • D07B1/162Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber enveloping sheathing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/10Rope or cable structures
    • D07B2201/1028Rope or cable structures characterised by the number of strands
    • D07B2201/1036Rope or cable structures characterised by the number of strands nine or more strands respectively forming multiple layers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2047Cores
    • D07B2201/2052Cores characterised by their structure
    • D07B2201/2059Cores characterised by their structure comprising wires
    • D07B2201/2061Cores characterised by their structure comprising wires resulting in a twisted structure
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2047Cores
    • D07B2201/2052Cores characterised by their structure
    • D07B2201/2065Cores characterised by their structure comprising a coating
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2501/00Application field
    • D07B2501/20Application field related to ropes or cables
    • D07B2501/2007Elevators
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2501/00Application field
    • D07B2501/20Application field related to ropes or cables
    • D07B2501/2015Construction industries

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】柔軟でロープ径が細く、軽量で、油の塗布や補
給を要さず、シーブ径を小さくしても必要な疲労性を維
持しつつシーブとの良好な摩擦接触を実現することがで
き、エレベータ用およびクレーン用で代表される荷役機
械用の動索として好適な多層撚りワイヤロープを提供す
ることにある。また、上記に加え、疲労性が特に良好な
多層撚りワイヤロープを提供することにある。 【解決手段】素線径(WR)を特定範囲とした高強度鋼
素線の撚り芯体に高分子化合物被覆を施した被覆撚り芯
体の周りに、素線または少ない本数の素線をより合わせ
たストランドを配して複数の層状に撚り合わせてなり、
しかも中間の各層がそれぞれ高分子化合物被覆を有する
とともに、最外層が高分子化合物により被覆されてい
る。さらには、被覆撚り芯体の外周層の各ストランドが
層心円周長さに対し積極的に隙間を有し、各隙間に高分
子化合物が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータ用あるい
はクレーン用で代表される荷役機械用の動索として好適
な多層撚りワイヤロープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤロープは静索のほか動索として汎
用されている。かかる動索の代表的なものとしてエレベ
ータ用ロープやクレーン用ロープがある。エレベータは
一般にロープとシーブとの摩擦力を利用してロープに連
結したかごを上下に動かすシステムであり、エレベータ
かごとカウンターウェイトがシーブを経由して結合され
ている。こうした吊り上げ及び駆動を行なうメインロー
プとして、従来のエレベータ用ロープは、一般に中心に
繊維芯を配した6×S(19)、8×S(19)、6×
W(19)、8×W(19)、6×Fi(25)、8×
Fi(25)の構造を持ち、直径約12mm、破断荷重
64.4kNクラスのワイヤロープが用いられていた。
また、ロープを構成する素線材質に関し、シーブが高価
で交換に多大な手間と時間がかかることを考慮してシー
ブの摩耗を防止すべく低炭素鋼を使用していた。
【0003】また、クレーン用ロープとしては、古くか
ら6×37、6×19の構造のものが用いられ、これに
代って、6×Fi(22+7)や6×Fi(19+6)
のロープが多く採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のエベー
タ用ロープは、ロープの素線径が太いために図20
(b)のようにシーブ400の径SDが500mm程度
と大きなものになり、これに関連してモータなどの駆動
機械類も大型化していた。このため、屋上に設置される
機械室の小型化を図ることができず、ことにビルが高層
化すると、ロープの自重増加により設備がさらに大型化
することを避けられなかった。
【0005】さらに、従来のエレベータ用ロープでは、
シーブの摩耗を防止するために低炭素鋼を使用して硬さ
を意図的に抑えていたため、ロープの強度の向上が制約
を受け、これがまた高層ビルへの適用上問題となってい
た。
【0006】また、従来のエレベータ用ロープは、錆の
発生や疲労性向上のために塗油が必要であり、その結果
摩擦係数が小さくなり、シーブとロープの間に滑りが生
じやすい。この滑りによりモータの回転によるシーブの
回転運動がロープに正確に伝わらず、シーブの回転運動
とかごの上下運動が連動しなくなり、かごの正確な位置
制御ができなくなる。そこで、従来では、シーブ400
の溝401にアンダーカット402を形成する特別な加
工を施したり、ダブルラップ方式でロープを巻回したり
しており、このため、設備コストが高価になったり、ロ
ープの取り付け及び交換作業に非常に手間がかかるとい
う問題があった。
【0007】一方、従来のクレーン用ロープについて
も、同様な理由からシーブ径やドラム径が大きくなって
大型化を避けられず、金属同士の接触であるため摩耗が
多く、シーブ、ドラムおよびロープの寿命が短くなり、
またさびの発生が起りやすく、これを低減するため塗油
を必要とするので、油がシーブやドラムに多量に付着し
たり周囲に飛散し、クレーンボデイや周辺を汚すなどの
問題があった。
【0008】本発明は前記のような問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、柔軟で
ロープ径が細く、軽量で、油の塗布や補給を要さず、シ
ーブ径を小さくしても必要な疲労性を維持しつつシーブ
との良好な摩擦接触を実現することができ、しかもロー
プ径や強度の選択自由度が高いとともに寿命を永くする
ことができ、エレベータ用およびクレーン用で代表され
る荷役機械用の動索として好適な多層撚りワイヤロープ
を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、上記に加え、
疲労性が特に良好な多層撚りワイヤロープを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、外装被覆前のロープ径(DR)との関係で素
線径(WR)を15≦DR/WR≦100とした高強度
鋼素線を使用したワイヤロープにして、外装被覆前のロ
ープ径(DR)との関係で素線径(WR)を15≦DR
/WR≦100とした高強度鋼素線を使用したワイヤロ
ープにして、素線を撚り合わせて構成した撚り芯体に高
分子化合物被覆を施した被覆撚り芯体の周りに、素線ま
たは少ない本数の素線をより合わせたストランドを配し
て複数の層状に撚り合わせてなり、しかも中間の各層が
それぞれ高分子化合物被覆を有するとともに、最外層が
高分子化合物により被覆されていることを特徴としてい
る。
【0011】前記撚り芯体は、素線を撚り合わせて構成
した芯ストランドの周りに複数本の側ストランドを配し
て撚り合わせた芯シェンケルと、素線を撚り合わせて構
成したストランドのいずれをも含む。
【0012】また、他の目的を達成するため本発明は、
被覆撚り芯体の外周層の各ストランドが層心円周長さに
対し3〜40%の隙間を有し、各隙間に高分子化合物が
充填されている構成としている。
【0013】被覆撚り芯体の周りの層は、すべてがスト
ランドから構成されていてもよいし、1層以上が素線の
撚り合わせ構造からなり、この外周の1層以上がストラ
ンドから構成されていてもよい。
【0014】本発明ワイヤロープは、シーブと良好な摩
擦係数が得られるので、動力を伝達するエレベーター用
たとえば吊り上げ及び駆動を行なうメインロープ、異常
速度検出用のガバナロープなどに好適である。また、エ
レベータ用のほかクレーンで代表される荷役設備や機械
の動索としても好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1(a)は本発明による多層撚り
ワイヤロープを適用したトラクション式エレベータを模
式的に示しており、1は本発明によるワイヤロープ、a
は前記ワイヤロープ1の端末に固定されたかご、bはワ
イヤロープ1の他端末に固定されたカウンターウエイ
ト、cはワイヤロープ1の移動を制御する駆動シーブ、
dは駆動シーブcを駆動するモータ、eはそらせ用のガ
イドシーブである。
【0016】図1(b)は本発明による多層撚りワイヤ
ロープを適用したクレーンを示しており、fは走行体、
gはブーム、hは巻き上げドラム、iはブーム伏仰ドラ
ムであり、本発明ロープ1は巻き上げドラムからブーム
頂のシーブjを経由して導かれており、また別の本発明
ロープ1はブーム伏仰ドラムiからブームgに連結され
ている。図示するものはジブクレーンであるが、クレー
ンとしては、天井クレーンジブクレーン、橋形クレー
ン、アンローダ、さらにトラッククレン、ホイストクレ
ーン、クローラクレーンなどの各種移動式クレーンが対
象とされる。
【0017】図2と図3は前記ワイヤロープ1の第1態
様を拡大して示しており、全体として(7×7)+13
×7+20×7+27×7の構造、詳しくは、{(1+
6)+6×(1+6)}+13×(1+6)+20×
(1+6)27×(1+6)の構造式の層状ロープから
なっている。ワイヤロープ1は全体の断面が円形形状を
なし、撚り芯体としての被覆芯シェンケル2と、これを
側として囲む複数のストランド層(図面では3層)3
A,3B,3Cとを有し、しかも各ストランド層3A,
3B,3Cにはそれぞれ高分子化合物からなる被覆6,
6,6が施されている。そしてさらに最外層には高分子
化合物からなる外装被覆6’が施されている。
【0018】前記被覆芯シェンケル2は、図3のよう
に、中心の芯ストランド2aのまわりに複数本(図面で
は6本)の側ストランド2bを配して撚合してなり、こ
の状態で全体に高分子化合物被覆4が施されている。側
の各ストランド層3A,3B,3Cは、それぞれ2本以
上の鋼素線を撚り合わせたストランド3a,3b,3c
を複数本(この例では13本と、20本と、27本)を
配列して撚り合わせてなる。
【0019】各部の構成を、製作工程を加味して詳細に
説明すると、芯シェンケル2の芯ストランド2aと側ス
トランド2bは、それぞれ所要本数たとえばこの例では
7本の鋼素線を撚り合わせて構成されている。
【0020】被覆芯シェンケル2および各ストランド層
3A,3B,3Cにおける素線の径(WR)は、最外層
ストランド層3Cの外装高分子化合物被覆6を施す前の
ロープ径(DR)との関係で、15≦DR/WR≦10
0の範囲のものが使用される。これは、15<DR/W
Rではシーブとの繰り返し曲げにより比較的早期に疲労
限に達して安全性に問題が生ずるとともに短寿命になる
ためであり、DR/WR>100ではコスト高になるた
めである。さらに好適には、33≦DR/WR≦75で
ある。
【0021】素線は引張り強度280kg/mm以上
の特性を有することが好適である。その理由は細径化に
よっても十分な破断荷重を実現するためであり、引張り
強度280kg/mm未満ではこの目的を達成しがた
いからである。かかる鋼素線は、一般的に、炭素含有量
が0.80wt%以上の炭素鋼線材を伸線することによ
って作られる。そして、鋼素線の表面には耐食性被覆層
たとえば、亜鉛、あるいは亜鉛・アルミニウム合金めっ
き、黄銅めっきなどのいずれかが施されている。
【0022】被覆芯シェンケル2の芯ストランド2a
は、図4(a)のように中心の芯素線200と、これと
同等かあるいは相対的に径の細い多数の側素線200’
から構成されている。同じく芯シェンケル2の側ストラ
ンド2bは、図4(b)のように、中心の芯素線201
と、これと同等かあるいは相対的に径の細い多数の側素
線201’から構成されている。かかる構成は、中心の
芯素線200,201と側素線200’,201’を一
括して撚り合わせることにより得られる。前記芯ストラ
ンド2aの撚り方向と側ストランド2bの撚り方向は逆
方向たとえば芯ストランド2aがZ方向であれば、側ス
トランド2bはS方向となっている。
【0023】側ストランド2bの芯素線201の直径
は、好ましくは芯ストランド2aの芯素線200の直径
よりも相対的に小さく、それにより、芯ストランド2a
の直径d1を側ストランド2bの直径d2よりも適度に
大きくしている。なお、「ストランドの直径」とはスト
ランドを構成する外層の素線群の外接円を意味する。
【0024】上記のように芯ストランド2aの直径d1
を側ストランド2bの直径d2よりも大きくするのは、
芯シェンケルの各側ストランド2b間に合成高分子化合
物の浸透を許容する隙間を形成するためであり、その
(d1−d2)/d2×100は、通常、約1.4〜
6.8%程度が好ましい。
【0025】上記のようにして得た1本の芯ストランド
2aの周りに複数本(図面では6本)の側ストランド2
bを配して撚り合わせる。この場合の撚りピッチは一般
に仕上げシェンケル径の6〜9倍程度とし、撚り方向は
芯ストランド2aの撚り方向と同じ方向すなわちこの例
ではZ方向とする。これは製造が容易であり、工程の変
動に対して型崩れが少ないからである。以上により図5
(a)のような素芯シュンケル2’が作られる。そし
て、本発明は、この素芯シュンケル2’を高分子化合物
4にて被覆し、図5(b)のように高分子化合物より被
覆された被覆芯シェンケル2を形成する。
【0026】この高分子化合物は、特性として、鉄鋼と
の接着性がよく、耐摩耗性、耐油性、耐水性、温度特
性、耐侯性、柔軟性(耐ストレスクラック性)を有して
いることが好ましく、代表的な高分子化合物としては、
ポリエチレン系、ポリプロピレン系、弗素樹脂系などの
汎用合成樹脂が挙げられるが、そのほかエンジニアリン
グプラスチックを使用してもよい。あるいは、ジエン
系、オレフイン系、ウレタン系などのゴムであってもよ
い。
【0027】前記高分子化合物4の被覆方法は任意であ
り、溶解物中に素芯シュンケル2’を連続的に通過させ
てもよいが、通常は素芯シュンケル2’の周りに押出し
機により溶融した高分子化合物を押し出して行なう。高
分子化合物4は、素芯シュンケル2’と第1ストランド
層3Aとのフレッティングを防止するのに十分なスペー
スを確保することができるように被覆厚さtを設定す
る。このとき、第1ストランド層3Aの各ストランド3
a間のスペースは、0.3〜1.5mm程度が望まし
い。高分子化合物は各側ストランド2b,2b間の隙間
を通して芯ストランド2aの表面に達することにより、
緩衝性能のある膜を形成する。高分子化合物の一部40
は側ストランド2bの素線間にも浸透し、また芯ストラ
ンド2aの素線間にも浸透する。
【0028】次に、側のストランド層3A,3B,3C
について説明すると、図6ないし図8はかかるストラン
ド層3A,3B,3Cの製作工程を例示しており、第1
ストランド層3Aの各ストランド3aは、径が同等の複
数本(図面では7本)の素線301,301’から構成
されており、それら素線径は芯シュンケル2の側ストラ
ンド2bの素線と同等かまたは適度に小さい。第1工程
として、図4(b)と同じように、芯に1本の素線30
1を配し、その周りに複数本(図面では6本)の素線3
01’を配し、所定の撚りピッチで撚り合わせる。撚り
方向は芯シェンケル2の側ストランド2bとは逆方向
(たとえばZ方向)である。
【0029】次いで、第2工程として、前記各ストラン
ド3aを前記被覆芯シェンケル2の周りに配し、素芯シ
ェンケル2’の撚り方向と逆方向(たとえばS方向)に
撚り合わせる。この状態が図6(a)である。これで素
第1ストランド層3A’が得られる。次いで、この素第
1ストランド層3A’に高分子化合物を被覆し、第1ス
トランド層3Aを得る。これが図6(b)の状態であ
る。高分子化合物6は芯シェンケル2に使用したものと
同じものが接着性の面から好ましい。被覆厚さは任意で
あるが、芯シェンケル2と同程度であることが好まし
い。高分子化合物6は素第1ストランド層3A’の外周
を覆うほか、各ストランド3a,3aのすき間を埋め、
さらに各ストランド3a,3aのすき間から内部に浸透
し、芯シェンケル2の被覆と接合し、一体化する。
【0030】次いで、第2ストランド層3Bを形成す
る。この工程は、第1ストランド層3Aの場合と同じよ
うに、第1工程として所要数(この例では20本)のス
トランド3bを作る。このストランド3bは径が同等の
複数本(図面では7本)の素線301,301’から構
成されており、それら素線径は芯シュンケル2の側スト
ランド2bの素線と同等かまたは適度に小さい。撚り方
向はストランド層3Aのストランド3aと逆、したがっ
て、第1芯シェンケル2の側ストランド2bと同じ方向
(S方向)とする。
【0031】次いで、得られた所要本数のストランド3
bを第1ストランド層3Aの外周に配して撚合する。こ
のときの撚り方向は第1ストランド層3Aの撚り方向と
逆方向(Z方向)とする。これで素第2ストランド層が
得られるので、次いでこの素第2ストランド層に高分子
化合物を被覆し、第2ストランド層3Bを得る。これが
図7の状態である。使用する高分子化合物と厚さは第1
ストランド層3Aと同程度とする。これにより高分子化
合物は素第2ストランド層の外周を覆うほか、各ストラ
ンド3b,3bのすき間を埋め、さらに各ストランド3
b,3bのすき間から内部に浸透し、第1ストランド層
3Aの被覆6と接合し、一体化する。
【0032】次いで、第3ストランド層3C(実施例で
は最外層)を形成する。この工程は、第1工程として所
要数(この例では27本)のストランド3cを作る。こ
のストランド3cは径が同等の複数本(図面では7本)
の素線301,301’から構成されており、それら素
線径は芯シュンケル2の側ストランド2bの素線と同等
かまたは適度に小さい。撚り方向は第2ストランド層3
Bのストランド3bと逆、したがって、第1ストランド
層3Aのストランド3aと同じ方向(Z方向)とする。
【0033】前記所要数のストランド3cを第2ストラ
ンド層3Bの外周に配し、撚合する。このときの撚り方
向は第2ストランド層3Bの撚り方向と逆方向(S方
向)とする。これで素第3ストランド層が得られる。こ
のときの撚りピッチは撚り構造と素線径に応じて適宜選
択するが、通常、仕上げロープ径の6〜9倍程度とす
る。次いで、この素第3ストランド層に高分子化合物を
被覆し、第3ストランド層3Cを得る。これが図8の状
態であり、素ロープ1’が完成する。
【0034】使用する高分子化合物と厚さは第2ストラ
ンド層3Bと同程度とする。これにより高分子化合物は
素第3ストランド層の外周を覆うほか、各ストランド3
c,3cのすき間を埋め、さらに各ストランド3c,3
cのすき間から内部に浸透し、第2ストランド層3Bの
被覆6と接合し、一体化する。
【0035】素ロープ1’は最終的に全体を高分子化合
物によって被覆し、外装被覆層6’を形成する。この外
装被覆層6’は、シーブやドラムとの摩擦係数の調整を
図るためのもので、高分子化合物は前記したものでもよ
いし、耐摩耗性、耐侯性がよく、適度の弾性を持ち摩擦
係数が比較的高い特性を有し、かつ加水分解しない特性
のもの、たとえば、ポリウレタン系、エーテル系のポリ
ウレタンエラストマーなどの合成樹脂、あるいはゴムな
どを選択使用できる。
【0036】高分子化合物は第3ストランド層3Cの被
覆6と接着され、厚さTの外層被覆層6’を形成する。
外装被覆層6’の被覆厚さTは、これがあまり薄いと耐
久性に乏しくまた摩耗寿命も低下する。厚すぎるとロー
プの柔軟性が損なわれるばかりかロープ径が大きくな
り、強度効率が低下するので、通常0.3〜1.0mm
とすることが好ましい。外装被覆層6’の形成方法はた
とえば押出し機を使用するなど任意である。
【0037】前記第1ストランド層3A〜第2ストラン
ド層3Cの各層の撚り工程(ストランドを内層の周りで
撚る工程)は、チャーブラー撚線機を使用して行なえば
よく、その場合、千鳥状に配置した3本程度のロール間
にストランド3a,3b,3cを通過させて螺旋状の型
付けを行い、ボイス通過後、ならしロールを通すことに
よって行われる。型付率は0.60〜0.90程度より
好ましくは、0.65〜0.85で行なえばよい。ここ
で、型付率とは、ロープ径とロープからストランドを取
り出したときの、ストランドの高さの比をいう。この工
程により、ロープの回転性を防止するとともにばらけを
防止し、かつストランド間の隙間を均等で最適なものに
調整することができる。
【0038】第1態様はあくまでも一例であり、これに
限定されるものではない。すなわち、第1ストランド層
3A〜第2ストランド層3Cの3層である場合のほか、
2層あるいは4層以上としてもよく、各ストランド層を
構成するストランドの素線数も7本に限らず、3本,4
本などとしてもよい。また、最外層ストランド3Cの被
覆を個別被覆6と外装被覆6’の二重としているが、後
述する第2実施例と同様に一重の全体被覆としてもよ
い。
【0039】図9〜図16は本発明の第2態様を示して
いる。この第2態様は、(1×37)+26+32+4
0+46+(4×24)+(4×30)+(4×38)
とした本発明ロープであり、詳しくは、構造式は、
{(1+6+12+18)+1×26+1×32+1×
40+1×46+24×(1×4)+30×(1×4)
+38×(1×4)としている。ワイヤロープ1は全体
の断面が円形形状をなし、撚り芯体としての被覆芯スト
ランド20と、これの外周を囲む一層以上(図面では2
層)の素線層30A,30Bと、最外層の素線層30B
の外周に層状に設けられた1以上のストランド層(図面
では3層)30C,30D,30Eとを有している。
【0040】前記被覆芯ストランド20は高分子化合物
4を有し、素線層30A,30Bにもそれぞれ高分子化
合物からなる被覆6が施され、ストランド層30C,3
0Dにもそれぞれ高分子化合物からなる被覆6が施さ
れ、最外層(ストランド層)30Eには高分子化合物か
らなる外装被覆6’が施されている。
【0041】各部の構成を製作工程を加味して詳細に説
明すると、被覆芯ストランド20は、複数本の素線を撚
り合わせた芯部20aと、これを取り囲んで撚り合わさ
れた第1側層20bと、この第1側層20bを取り囲ん
で撚り合わされた第2側層20cとを有している。芯ス
トランド20の製作に使用する鋼素線は第1態様と同様
であるから、説明は援用する。
【0042】図11は被覆芯ストランド20の詳細を示
しており、芯部20aは、図11(a)のように1本の
素線200の周りに複数本(図面では6本)の素線20
0’を配して撚合したもので、各素線200,200’
は同径のものからなる。第1側層20bは、図11
(b)のように、前記素線200,200’と同等か好
ましくは適度に径の細い複数本(図面では12本)の素
線201を芯部20aの周りに配し、芯部20aと同じ
撚り方向(たとえばS方向)に撚り合わせたものであ
る。
【0043】第2側層20cは、図11(c)のよう
に、前記第1側層20bと同等の線径の複数本(図面で
は18本)の素線202を第1側層20bの周りに配
し、第1側層20bと同じ撚り方向(たとえばS方向)
に撚り合わせたものであり、これによりタイトな撚り構
造の素芯ストランド20’が得られる。なお、この例で
は芯部20aと第1側層20bと第2側層20cを同じ
撚りピッチで3工程で撚り合わせているが、撚り方向が
同じなので、場合によっては、一括撚りによって得ても
よい。
【0044】次いで、前記素芯ストランド20’に高分
子化合物による被覆4を施し、被覆芯ストランド20を
得る。使用する高分子化合物と被覆方法は第1態様と同
様であるから、説明は援用する。高分子化合物の被覆層
4は、素芯ストランド20’とその外周の後述する第1
素線層30Aとのフレッティングを防止するのに十分な
スペースを確保することができるよう、被覆厚さtを設
定する。高分子化合物は第2側層20cの表面を覆うと
ともに第2側層20cの素線202の谷間を埋め、全体
として円形状の緩衝性能のある膜を形成している。
【0045】次に、第1素線層30Aは、この例では被
覆2層構造からなっている。図12(a)(b)はこの
第1素線層30Aを得る工程を示しており、まず、前記
被覆芯ストランド20の周りに所要本数(図面では26
本)の素線300を配し、被覆芯ストランド20の撚り
方向と逆方向(たとえばZ方向)に撚り合わせて第1層
30aを得る。図12(a)はこの段階を示している。
【0046】次いで、前記第1層30aの周りに所要本
数(図面では32本)の素線301を配し、第1層30
aと同じ撚り方向したがって、被覆芯ストランド20の
撚り方向と逆方向(たとえばZ方向)に撚り合わせて第
2層30a’とする。これで素第1素線層30A’が得
られる。。素線300,301の径はいずれも同等で、
たとえば、素芯ストランド20’の第1側層20bや第
2側層20cの素線径と同等とする。第1層30aと第
2層30a’の撚りピッチは同じで、かつ素芯ストラン
ド20’の撚りピッチよりも大きい。
【0047】そして最後に素第1素線層30A’に高分
子化合物によりフレッティング防止用の被覆層6を形成
し、第1素線層30Aが完成する。高分子化合物は被覆
芯ストランド20に用いたものと同じものが好ましく、
高分子化合物は第2層30a’の外周を覆うとともに、
第2層30a’の各素線301の谷間を埋め、素線の線
径と本数によっては第1層30aあるいはさらに被覆芯
ストランド20にも達してこれの被覆4と接合する。
【0048】次いで、第2素線層30Bを施す。この第
2素線層30Bも第1層30bと第2層30b’および
高分子化合物被覆6を有する被覆2層構造からなってい
る。図13はこの第2素線層30Bを得た状態を示して
おり、基本的な工程は前記第1素線層30Aの場合と同
じである。まず、前記第1素線層30Aの周りに所要本
数(図面では40本)の素線300を配し、第1素線層
30Aの撚り方向と逆方向(たとえばS方向)に撚り合
わせて第1層30bを得る。
【0049】次いで、前記第1層30bの周りに所要本
数(図面では46本)の素線301を配し、第1層30
bと同じ撚り方向に撚り合わせて第2層30b’とし、
素第2素線層30B’を得る。素線300,301の径
はいずれも同等でよく、第1層30bと第2層30b’
の撚りピッチは同じで、かつ第1素線層30Aの撚りピ
ッチよりも大きい。
【0050】そして素第2素線層30B’を高分子化合
物で被覆してフレッティング防止用の被覆層6を形成
し、第2素線層30Bが完成する。高分子化合物は第1
素線層30Aに用いたものと同じものが好ましく、高分
子化合物は第2層30b’の外周を覆うとともに、第2
層30b’の各素線301の谷間を埋め、素線の線径と
本数によっては第1素線層30Aにも達してこれの被覆
と接合する。
【0051】次に、前記第2素線層30Bの外周に第1
ストランド層30C、第2ストランド層30Dおよび第
3ストランド層30Eを形成する。第1ストランド層3
0Cと第2ストランド層30Dはそれぞれ高分子化合物
の被覆層6を有している。
【0052】第1ストランド層30Cは、2本以上の比
較的少ない本数(たとえばn≦7)の素線302を撚り
合わせた所要本数(図面では24本)のストランド30
cからなっており、ストランド30cは、この例では4
本の素線302を芯ストランド20の芯部20aなどと
同じピッチで撚り合わせて構成している。各ストランド
30cの素線径は前記第,第2素線層30A,30Bに
おける素線と同径または適度に細いのものが用いられ、
第2素線層30Bの第1層30bや第2層30b’と同
じ撚り方向(たとえばS方向)に撚り合わされている。
前記ストランド30cは第2素線層30Bの外周に配さ
れ、撚り方向を第2素線層30Bの撚り方向と逆方向
(たとえばZ方向)にして撚り合わされ、これで素第1
ストランド層が作られる。
【0053】そして、この状態で高分子化合物で被覆し
てフレッティング防止用の被覆層6を形成する。高分子
化合物は第2素線層30Bに用いたものと同じものが好
ましく、高分子化合物は素第1ストランド層の外周を覆
うとともに、各ストランド30cの谷間を埋め、さらに
ストランド30c間のすき間を通して第2素線層30B
にも達してこれの被覆と接合する。図14はこの状態を
示している。
【0054】図15は第2ストランド層30Dを示して
いる。該第2ストランド層30Dは、前記第1ストラン
ド層30Cの素線302と同じ直径の素線303を撚り
合わせた所要本数(図面では30本)のストランド30
dからなっており、ストランド30dは、この例では4
本の素線303を第1ストランド層30Cのストランド
30cと同じピッチでかつ撚り方向は逆方向(たとえば
Z方向)にして撚り合わせて構成している。
【0055】前記ストランド30dは第1ストランド層
30Cの外周に配され、撚り方向を第1ストランド層3
0Cのそれと逆方向(たとえばS方向)にして撚り合わ
され、これで素第2ストランド層が作られる。この状態
で高分子化合物で被覆してフレッティング防止用の被覆
層6を形成する。高分子化合物は素第2ストランド層の
外周を覆うとともに、各ストランド30dの谷間を埋
め、さらにストランド30d間のすき間を通して第1ス
トランド層30Cにも達してこれの被覆6と接合してい
る。
【0056】図16は第3ストランド層(最終層)30
Eを示している。この第3ストランド層30Eは、前記
第2ストランド層30Dの素線303と同じ直径の素線
304を撚り合わせた所要本数(図面では38本)のス
トランド30eからなっている。ストランド30eは、
この例では4本の素線304を第2ストランド層30D
のストランド30dと同じピッチでかつ撚り方向は逆方
向(たとえばS方向)にして撚り合わせて構成してい
る。
【0057】各ストランド30eは第2ストランド層3
0Dの外周に配され、撚り方向を第1ストランド層30
Dのそれと逆方向(たとえばZ方向)にして撚り合わさ
れ、これで素第3ストランド層が作られ、同時に素ロー
プ1’が完成する。素ロープ1’は全体を高分子化合物
によって被覆され、外装被覆層6’を形成する。この外
装被覆層6’は、シーブやドラムとの摩擦係数の調整を
図るためのもので、適した高分子化合物は第1態様に述
べたとおりである。
【0058】高分子化合物は第3ストランド層30Dを
覆い、厚さTの外層被覆層6’を形成するが、それとと
もに各ストランド30eの谷間を埋め、さらにストラン
ド30e間のすき間を通して第2ストランド層30Cに
も達してこれの被覆6と接合する。外装被覆層6’の被
覆厚さTは、これがあまり薄いと耐久性に乏しくまた摩
耗寿命も低下する。厚すぎるとロープの柔軟性が損なわ
れるばかりかロープ径が大きくなり、強度効率が低下す
るので、通常0.3〜1.0mmとすることが好まし
い。外装被覆層6’の形成方法はたとえば押出し機を使
用するなど任意である。
【0059】前記第1ストランド層30C〜第3ストラ
ンド層30Eの各層の撚り工程は、チャーブラー撚線機
を使用して行なえばよく、その場合、千鳥状に配置した
3本程度のロール間にストランド3a,3b,3cを通
過させて螺旋状の型付けを行い、ボイス通過後、ならし
ロールを通すことによって行われる。型付率は0.60
〜0.90程度より好ましくは、0.65〜0.85で
行なえばよい。この工程により、ロープの回転性を防止
するとともにばらけを防止し、かつストランド間の隙間
を均等で最適なものに調整することができる。
【0060】なお、第2態様はあくまでも一つの例であ
り、これに限定されるものではない。すなわち、第1態
様と第2態様において、撚り方向を実施例の場合と逆方
向にしてもよい。また、被覆芯ストランド20の構成は
任意である。さらに、素線層30A,30Bを2層とし
ているが、1層でもよいし、3層以上であってもよい。
さらに第1ストランド層30C〜第3ストランド層30
Eの3層としているが、第1と第2の2層としてもよい
し、4層以上としてもよい。また、最終ストランド層3
0Eに個別的な高分子化合物被覆を施さず、全体被覆と
しているが、第2ストランド層30Dなどと同じように
個別的な高分子化合物被覆を施し、その上に外装被覆を
施してもよい。
【0061】また、本発明は、第1態様と第2態様とを
組み合わせた構造、すなわち、撚り芯体をストランド構
造とし、これの周りに第1態様と同じような複数のスト
ランド層を設けた構成を採用したロープ、撚り芯体をシ
ェンケル構造とし、これの周りに第2態様のような素線
層とストランド層を層状に設けたロープを含んでいる。
【0062】図17は前者の例(これを第3態様と称
す)を示しており、(1×37)+13×7+20×7
+27×7の構造からなっている。20は高分子化合物
4の被覆を有する被覆芯ストランド、3Aないし3Cは
第1ストランド層〜第3ストランド層である。各ストラ
ンド層3A,3B,3Cにはそれぞれ高分子化合物から
なる被覆6,6,6が施されている。なお、最外層には
高分子化合物からなる外装被覆6’が施されているが、
これは省略されていてもよい。各部分の詳細について
は、記述した説明を援用する。
【0063】図18は本発明の他の好適な態様(以下第
4態様という)を示しており、第1態様と同じように、
撚り芯体としての芯シェンケル2と、これを囲む複数の
ストランド層(図面では3層)3A,3B,3Cとを有
し、しかも各ストランド層3A,3B,3Cにはそれぞ
れ高分子化合物からなる被覆6,6,6が施されてい
る。そしてさらに最外層には高分子化合物からなる外装
被覆6’が施されている。
【0064】前記被覆芯シェンケル2は、中心の芯スト
ランド2aのまわりに複数本の側ストランド2bを配し
て撚合してなり、この状態で全体に高分子化合物被覆4
が施されているが、この実施例では、側ストランド2b
の数を減らし、隣接する側ストランド2b、2b間にそ
れぞれ積極的に隙間Sを設け、それら隙間Sに高分子化
合物40を充填して間隔を固定している。
【0065】また、側の各ストランド層3A,3B,3
Cは、それぞれ2本以上の鋼素線を撚り合わせたストラ
ンド3a,3b,3cを複数本配列して撚り合わせてな
るが、使用するストランド3a,3b,3cの数を第1
態様の場合よりも減らすことにより、それら各層の隣接
するストランド3a,3a、3b,3b、3c,3c間
にもそれぞれ積極的に隙間Sを設け、それら隙間Sに高
分子化合物60を充填して間隔を固定している。
【0066】前記ストランド間の隙間Sは、その層心円
周長さに対して3〜40%の範囲とすることが好まし
い。その限定理由は、3%未満では高分子化合物40,
60を十分に充填できず、充填されたとしても肉薄であ
るため、緩衝材として十分に機能せず、ロープが曲げら
れたときに破損されてしまい、層内でのストランド同士
の接触を確実に防止できないからである。40%以上で
は、層内でのストランド同士の接触は防止されるが、断
面積あたりの鋼材量が減少し、ロープ強度が低下するか
らである。より好適な範囲は、10〜30%であるとい
えよう。なお、各層でのストランド間の隙間Sは、同じ
でも、同じでなくてもよい。その他の構成は第1態様と
同様であるから、説明は援用する。
【0067】図19は本発明の他の好適な態様(以下、
第5態様という)を示している。この実施例は、第3態
様と同じように、撚り芯体としての被覆芯ストランド2
0と、これの外周を囲む一層以上(図面では2層)のス
トランド層30C,30Dとを有している。
【0068】前記被覆芯ストランド20は高分子化合物
4を有し、側のストランド層30C,30Dにもそれぞ
れ高分子化合物からなる被覆6、6が施されている。な
お、適宜最外層(ストランド層)30Dにはさらに高分
子化合物からなる外装被覆が施される。そして、第1ス
トランド層30Cを構成するストランド30cは通常よ
りも本数が減らされ、隣接する各ストランド30c、3
0c間には積極的に隙間Sを設けており、それら隙間S
に高分子化合物60を充填して間隔を固定している。
【0069】同様に、第2ストランド層30Dを構成す
るストランド30dは通常よりも本数が減らされ、隣接
する各ストランド30d、30d間には積極的に隙間S
を設けており、それら隙間Sに高分子化合物60を充填
して間隔を固定している。前記ストランド間の隙間S
は、その層心円周長さに対して3〜40%の範囲とする
ことが好ましい。その理由は、前述したとおりである。
なお、各層でのストランド間の隙間Sは、同じでも、同
じでなくてもよい。この例では、ストランド層は2層で
あるが、図18と同じように3層以上であってもよい。
なお、被覆撚り芯体2,20を囲む層は、ストランドで
なく素線の場合を含み、その場合も各層の各素線間には
隙間Sが設けられ、それら隙間に層を被覆する高分子化
合物が充填される。
【0070】本発明のロープは前記態様のもののほか、
種々の構造のものを含む。その例を挙げると次のとおり
である。 (7×12)+13×12+20×12+27×12 {7×(3+9)}+13×(3+9)+20×(3
+9)+27×(3+9) (7×19)+13×19+20×19+27×19 (7×27)+13×27 {7×(3+9+15)}+13×(3+9+15) (7×27)+13×27+20×27 {7×(3+9+15)}+13×(3+9+15)
+20×(3+9+15)
【0071】
【実施例の作用】本発明によるワイヤロープの特性を述
べると、伸びが4〜6%と少ないためエレベータ用や、
クレーン用などの荷役機械用として適切である。可撓性
は従来の繊維芯タイプが600〜700であるのに対し
て、800〜1800であるため曲げやすい。弾性係数
は従来の繊維芯タイプが40000〜60000N/m
であるのに対して、74000N/mm以上であ
り、これもエレベータ用や荷役用のロープとして好適な
特性である。S曲げ疲労試験においては、D/d=2
0、SF=10すなわち計算破断荷重の1/10の荷重
でのテストの条件で従来の繊維芯タイプが20000〜
40000回であるが、本発明ロープは400000回
を越えるきわめて高い耐疲労性を示す。
【0072】本発明によるロープは、直径が小さな高強
度鋼線材からなる素線を多数本撚り込むことにより撚り
芯体2,20と、これを囲む多層の素線層あるいはスト
ランド層を構成しているので、要求強度を実現しつつロ
ープの径を細くして軽量化することができ、さらに良好
な疲労性を実現し得るため、ドラムやシーブ4の径を小
さくすることができる。
【0073】すなわち、たとえば被覆も含めてロープ重
量を従来比で20%以上軽くすることができるため、図
21(a)のようにシーブcの径SDを従来比の50%
以下とすることができる。また、ドラムやシーブcの小
型化によりこれを駆動するモーター類のトルクを小さく
することができるので、寸法を小さくすることができ
る。また、ロープを軽量化することができるので、モー
ター類の容量も小さいものにすることができ、クレーン
に適用した場合には、クレーン本体を小型化することが
できる。ドラムやシーブの径を極限まで小さくしなけれ
ば、ロープの長寿命化を図ることができる。
【0074】また、第1態様においては、撚り芯体とし
ての芯シュンケル2に高分子化合物被覆4を施して外径
を増径することにより、外層のストランド相互間に隙間
を形成することができ、また、全体被覆をするときに前
記ストランド相互間の隙間から高分子化合物が内部に入
りやすくなる。そして、芯シュンケル2の径を変えるこ
となく被覆径すなわち高分子化合物被覆4の厚さを変え
てやるだけで、ストランド相互間の隙間寸法を容易にコ
ントロールすることができる。
【0075】このように芯シュンケル2が高分子化合物
被覆4を有し、その高分子化合物被覆4の周りに高分子
化合物の被覆6を有する第1ストランド層3Aを配し、
この第1ストランド層3Aの外周に同じく高分子化合物
の被覆6を有する第2ストランド層3Bを配し、その外
周に同じく高分子化合物の被覆6を有する第3ストラン
ド層3Cを配して各層ごとがメタルタッチせず、フレッ
ティングが防止されるので、ロープ寿命を向上させるこ
とができる。また、外装被覆層6’によりロープ表面を
被覆しているので、ロープがシーブやドラムと金属接触
せず、両者の摩耗が低減され、これによってもロープや
シーブやドラムの長寿命化を図ることができる。
【0076】また、芯シュンケル2が高分子化合物被覆
4の分だけ増径しているので、スペーサとしての機能を
発揮し、ストランド層3A,3B,3Cに被覆層6の高
分子化合物が浸透充填しやすい隙間を形成することがで
きる。このため、各ストランド層におけるストランド相
互のフレッティングが緩和され、疲労性を向上すること
ができる。
【0077】また、被覆層6として使用する高分子化合
物の選択により摩擦係数を制御することができ、シーブ
cの溝は図20(a)に示すような丸溝で足りることに
なるので、コストを低減することができる。それでいて
モータの回転によるシーブの回転運動をロープに正確に
伝えて、シーブの回転運動と荷重物の上下運動をよく連
動させ、正確な位置制御を行なえるので、乗り心地をよ
くすることができる。またロープ断面が円形状であるた
め、自転やねじれの影響(片荷重による部分断線)が軽
減される。さらに、無給油とすることができるので、そ
の手間が省けるとともにドラムやシーブに油が付着した
り、周辺に飛散することがなくなるので機械室やクレー
ンなどの機械を清潔にすることができる。
【0078】第2態様においては、中心の撚り芯体が芯
ストランド20からなっていて高分子化合物被覆4を有
し、その高分子化合物被覆4の周りに高分子化合物の被
覆6を有する第1素線層30A、さらに高分子化合物の
被覆6を有する第2素線層30Bを配し、それの外周に
それぞれが高分子化合物の被覆6を有するストランド層
30C,30D,30Eを配しているため各層ごとがメ
タルタッチせず、フレッティングが防止されるので、ロ
ープ寿命を向上させることができる。また、外装被覆層
6によりロープ表面を被覆しているので、ロープがシー
ブやドラムと金属接触せず、両者の摩耗が低減され、こ
れによってもロープやシーブやドラムの長寿命化を図る
ことができる。
【0079】第1態様および第2態様の双方とも素線や
素線本数の少ないストランドを層状に撚り合わせている
ので、そうした素線や素線本数の少ないストランドの層
数の増減あるいはストランドを構成する素線数の選択に
より、所望の径と強度を持つ長寿命のロープを自在に作
ることができる。
【0080】また、第1態様においては、使用する素線
の径として2種類程度で足り、芯シェンケル2の側スト
ランド2bと第2ストランド層3Bのストランドとして
同じ仕様(撚り方向、撚りピッチ)のものを、また第1
ストランド層3Aと第3ストランド層のストランドとし
て同じ仕様(撚り方向、撚りピッチ)のものを使用する
ことができるので、製造コストを安くすることができ
る。第2態様においても、同様に使用する素線の径とし
て2種類程度で足り、かつ、第1ストランド層30Cと
第3ストランド層30Eのストランドとして同じ仕様
(撚り方向、撚りピッチ)のものを使用することができ
るので、製造コストを安くすることができる。
【0081】第2態様は側シェンケルでなく側ストラン
ドを多層に撚り合わせたものであり、ロープとして、芯
ストランドと側ストランドからなっているので、製作工
程が大幅に短縮されるため、側シェンケルを使用する場
合に比べてコストダウンが可能となる。また、いわゆる
IWRCタイプに比べてフレッティングが減少し、芯の
超寿命化を図ることができる。
【0082】第3態様(図17)の構成を採用した場合
には、芯ストランド20’をたとえばS撚りとし、第1
ストランド層3Aのストランド3aをZ撚り、ストラン
ド層をS撚り、第2ストランド層3Bのストランド3b
をS撚り、ストランド層をZ撚り、第3ストランド層3
Cのストランド3cをZ撚り、ストランド層をS撚りと
いうように交互に撚り方向を変えてゆくことにより回転
性の極めて小さいロープとすることができる。これによ
り、使用時に、シーブ上での回転が少なくなるので、シ
ーブおよびロープの回転方向の摩耗を低減することがで
きる。また、回転によるストランドと被覆材(高分子化
合物)間のせん断応力を低減することができるため、高
分子化合物の摩耗や劣化を抑えることができる。また、
クレーンロープに適用した場合、吊り荷の回転を抑える
ことができる。
【0083】図18と図19の第4態様および第5態様
によれば、中心の撚り芯体2,20とこれを囲むストラ
ンド層3A,3B,3C,30C,30Dがそれぞれ高
分子化合物の被覆6によって各層ごとがメタルタッチせ
ず、フレッティングが防止されるうえに、各ストランド
層3A,3B,3C,30C,30Dを構成する各スト
ランド間に隙間Sが設けられ、それら隙間Sに高分子化
合物60が浸透充填されているので、これによる緩衝作
用で層内での隣接するストランド間の接触が起こらず、
疲労性を高くすることができる。
【0084】
【実施例】実施例1 本発明を適用して、図3に示す(7×7)+13×7+
20×7+27×7の構造の動索用ロープを作製した。 (1)素線 原料として直径5.5mmの高炭素鋼線材(C:0.8
2%、Si:0.21%、Mn:0.48%、残部鉄及
び不可避的不純物)を用いた。この鋼線材を次の工程で
伸線して素線を得た。 1)酸洗い後、10パス程度で冷間伸線を行って線径
2.0mmとし、これを980℃程度で空気パテインテ
ィングし、酸洗い後、5パス程度の冷間伸線を行って線
径1.40mmとし、980℃程度で加熱後、550℃
程度で鉛パテンティングを行い、酸洗い、湯洗い後に電
気メッキ法にて亜鉛めっきを施し、水性タイプ潤滑剤を
使用して20パス程度の湿式伸線を行い、最終径0.2
50mm〜0.260mmの素線を得た。各素線の特性
は引張り強さ320kg/mm、破断時伸び2%であ
った。
【0085】(2)芯シェンケルの製作 2−1)芯シェンケルの芯ストランドの製作工程 第1工程:1+6 径0.260mmの芯素線1本と、径0.260mmの
6本の側素線を、撚りピッチ12.5mmにてZ方向に
撚り合せ、外径0.78mmの芯ストランドを作った。
【0086】2−2)芯シェンケルの側ストランドの製
作工程 第1工程:1+6 径0.250mmの芯素線1本と、径0.250mmの
6本の側素線を、撚りピッチ12.5mmでS方向に撚
り合せ、外径0.75mmの側ストランドを得た。
【0087】2−3)芯シェンケル撚り工程(1+6)
+6×(1+6} 前記2−1)で得た1本の芯シェンケル芯ストランドの
回りに、2−2)で得た6本の芯シェンケル側ストラン
ドを配し、撚りピッチ20.0mmでZ方向に撚り合
せ、外径2.28mmの芯シェンケルを得た。
【0088】(3)芯シェンケルの被覆 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
芯シェンケルに0.25mmの厚さで被覆し、仕上げ径
2.78mmの樹脂被覆芯シェンケルを得た。
【0089】(4)第1層の製作 4−1)第1工程:1+6 径0.250mmの1本の素線の周りに径0.250m
mの6本の素線を配し、撚りピッチ12.5mmでZ方
向に撚り合わせ、外径0.75mmのストランドを得
た。 4−2)第2工程:芯シェンケル+13ストランド 前記被覆芯シェンケルの周りに、第1工程で得たストラ
ンドを13本配し、撚りピッチ30.0mmでS方向に
撚り合せ、外径4.28mmの素第1層ストランドを得
た。 4−3)第3工程:被覆 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
第1層ストランドに0.25mmの厚さで被覆し、仕上
げ径4.53mmの樹脂被覆第1ストランド層を得た。
【0090】(5)第2層の製作 5−1)第1工程:1+6 径0.250mmの1本の素線の周りに径0.250m
mの6本の素線を配し、撚りピッチ12.5mmでS方
向に撚り合わせ、外径0.75mmのストランドを得
た。 5−2)第2工程:第1層+20ストランド 前記被覆第1層ストランドの周りに、第1工程で得たス
トランドを20本配し、撚りピッチ42.0mmでZ方
向に撚り合せ、外径6.03mmの素第2層ストランド
を得た。 5−3)第3工程:被覆 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
第2層ストランドに0.25mmの厚さで被覆し、仕上
げ径6.53mmの樹脂被覆第2ストランド層を得た。
【0091】(6)第3層の製作 6−1)第1工程:1+6 径0.250mmの1本の素線の周りに径0.250m
mの6本の素線を配し、撚りピッチ12.5mmでZ方
向に撚り合わせ、外径0.75mmのストランドを得
た。 6−2)第2工程:第2層+27ストランド 前記被覆第2層ストランドの周りに、第1工程で得たス
トランドを27本配し、撚りピッチ56.0mmでS方
向に撚り合せ、外径8.03mmの素第3層ストランド
を得た。 6−3)第3工程:被覆 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
第3層ストランドに0.25mmの厚さで被覆し、仕上
げ径8.53mmの最外ストランド層を有するロープを
得た。
【0092】なお、前記各層の撚り線作業は、チューブ
ラー型撚線機を使用し、型付装置として直径8.0mm
の千鳥配置3ロールを使用し、整直ロールとして直径5
0mmで9+10組のならしロールを使用し、型付率平
均70%前後の型付けとならしを行なった。
【0093】(7)全体被覆 前記最外層の被覆付きロープに溶融ポリウレタンをエク
スチュルーダにて0.50mmの厚さに被覆し、外径
9.53mmの仕上げロープを得た。得られたロープの
鋼材断面密度は32.3%、表面の摩擦係数(μ)は
0.3、破断荷重は50kNであった。
【0094】本発明ロープ3本を、かごとカウンターウ
エイトの重量2tonの模擬エレベータに使用したとこ
ろ、径150mm、溝3個で溝R5.25mmの丸溝付
きシーブを使用して、安全率10で円滑に運転すること
ができた。比較のため、素線径0.475〜0.955
mmの低炭素鋼素線(C:0.42wt%)を用いた比
較ロープ:構造8×S(19)、径12.5mm、強度
63.5KN×3本を作成し、前記模擬エレベータに使
用したところ、シーブ径500mm、シーブ溝3個、溝
R6.2mmアンダーカット付きでなければ、円滑な運
転ができなかった。
【0095】実施例2 本発明を適用して(1×37)+26+32+40+4
6+(4×24)+(4×30)+(4×38)構造の
動索用ロープを製作した。素線として実施例1と同じ
0.250〜0.260mmの範囲の亜鉛めっき付ワイ
ヤを使用した。
【0096】(1)被覆芯ストランドの製作 1−1)第1工程:1+6(芯部) 径0.260mmの芯素線1本と、径0.260mmの
6本の側素線を、撚りピッチ12.5mmにてS方向に
撚り合せ、外径0.78mmの芯部を作った。 1−2)第2工程:(1+6)+12−第1側層 前記芯部(1+6)の周りに外層用の径0.250mm
の側素線12本を配し、撚りピッチ12.5mmでS方
向で撚り合せ、外径1.28mmの第1側層を得た。
【0097】1−3)第3工程:第1側層+18−第2
側層 前記第1側層の周りに外層用の径0.250mmの側素
線18本を配し、撚りピッチ12.5mmでS方向で撚
り合せ、外径1.78mmの第2側層を得た。 1−4)被覆工程 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
第3側層に0.25mmの厚さで被覆し、仕上げ径2.
28mmの被覆芯ストランドを得た。
【0098】(2)第1素線層の製作 2−1)第1工程:被覆芯ストランド+26 −第1層 被覆芯ストランドの周りに径0.250の素線を26本
配し、撚りピッチ22.0mmでZ方向に撚り合わせ、
外径2.78mmの第1層を得た。 2−2)第2工程:第1層+32 −第2層 第1層の周りに径0.250mmの素線を32本配し、
撚りピッチ22.0mmでZ方向に撚り合わせ、外径
3.28mmの第2層(素第1素線層)を得た。 2−3)被覆工程 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
第2層に0.25mmの厚さで被覆し、仕上げ径3.7
8mmの被覆第1素線層を得た。
【0099】(3)第2素線層の製作 3−1)第1工程:被覆第1素線層+40 −第1層 被覆第1素線層の周りに径0.250の素線を40本配
し、撚りピッチ32.0mmでS方向に撚り合わせ、外
径4.28mmの第1層を得た。 3−2)第2工程:第1層+46 −第2層 第1層の周りに径0.250mmの素線を46本配し、
撚りピッチ32.0mmでS方向に撚り合わせ、外径
4.78mmの第2層(素第2素線層)を得た。 3−3)被覆工程 溶融ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出し、前記
第2層に0.25mmの厚さで被覆し、仕上げ径5.2
8mmの被覆第2素線層を得た。
【0100】(4)第1ストランド層の製作 4−1)第1工程:1×4 径0.250mmの4本の素線を撚りピッチ12.5m
m、撚り方向S方向に撚り合わせ、外径0.60mmの
ストランドを得た。 4−2)第2工程:被覆第2素線層+(4×24) 4−1)の工程で得たストランドを被覆第2素線層の周
りに24本配し、撚りピッチ45.0mm、撚り方向Z
方向にて撚り合わせ、外径6.48mmの素第1ストラ
ンド層を得た。 4−3)被覆工程:溶融ポリエチレンをエクスチュルー
ダにて押出し、前記素第1ストランド層に0.25mm
の厚さで被覆し、仕上げ径6.98mmの被覆第1スト
ランド層を得た。
【0101】(5)第2ストランド層の製作 5−1)第1工程:1×4 径0.250mmの4本の素線を撚りピッチ12.5m
m、撚り方向Z方向に撚り合わせ、外径0.60mmの
ストランドを得た。 5−2)第2工程:被覆第1ストランド層+(4×3
0) 5−1)の工程で得たストランドを被覆第1ストランド
層の周りに30本配し、撚りピッチ58.0mm、撚り
方向S方向にて撚り合わせ、外径8.18mmの素第2
ストランド層を得た。 5−3)被覆工程:溶融ポリエチレンをエクスチュルー
ダにて押出し、前記素第2ストランド層に0.25mm
の厚さで被覆し、仕上げ径8.68mmの被覆第2スト
ランド層を得た。
【0102】(6)第3ストランド層の製作 6−1)第1工程:1×4 径0.250mmの4本の素線を撚りピッチ12.5m
m、撚り方向S方向に撚り合わせ、外径0.60mmの
ストランドを得た。 6−2)第2工程:被覆第2ストランド層+(4×3
8) 6−1)の工程で得たストランドを被覆第2ストランド
層の周りに38本配し、撚りピッチ70.0mm、撚り
方向Z方向にて撚り合わせ、外径9.88mmの素第3
ストランド層を得た。
【0103】なお、前記各層の撚り線作業は、チューブ
ラー型撚線機を使用し、型付装置として直径8.0mm
の千鳥配置3ロールを使用し、整直ロールとして直径5
0mmで9+10組のならしロールを使用し、型付率平
均70%前後の型付けとならしを行なった。
【0104】(7)外装被覆工程 素第3ストランド層に溶融ポリウレタンをエクスチュル
ーダにて0.50mmの厚さに被覆し、径10.88m
mの仕上げロープを得た。得られたロープの鋼材断面密
度は29.0%、表面の摩擦係数(μ)は0.3、破断
荷重は59kNであった。
【0105】上記のようにして得られた本発明ロープ3
本を、かごとカウンターウエイトの重量2tonの模擬
エレベータに使用したところ、径150mm、溝3個で
溝R5.25mmの丸溝付きシーブを使用して、安全率
10で円滑に運転することができた。
【0106】実施例3 本発明を適用して、図18に示す(7×6)+10×7
+15×7+22×7の構造の動索用ロープを作製し
た。
【0107】2−3)芯シェンケル撚り工程(1+6)
+5×(1+6} 前記2−1)で得た1本の芯シェンケル芯ストランドの
回りに、2−2)で得た5本の芯シェンケル側ストラン
ドを配し、撚りピッチ20.0mmでZ方向に撚り合
せ、外径2.28mmの芯シェンケルを得た。芯シェン
ケル側ストランド間の隙間は、層心円周長さに対して1
6%とした。
【0108】(3)芯シェンケルの被覆 溶融高密度ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出
し、前記芯シェンケルに0.25mmの厚さで被覆し、
仕上げ径2.78mmの樹脂被覆芯シェンケルを得た。
【0109】(4)第1層の製作 4−1)第1工程:1+6 径0.250mmの1本の素線の周りに径0.250m
mの6本の素線を配し、撚りピッチ12.5mmでZ方
向に撚り合わせ、外径0.75mmのストランドを得
た。 4−2)第2工程:芯シェンケル+10ストランド 前記被覆芯シェンケルの周りに、第1工程で得たストラ
ンドを10本配し、撚りピッチ30.0mmでS方向に
撚り合せ、外径4.28mmの素第1層ストランドを得
た。ストランド間の隙間は、層心円周長さに対して23
%とした。 4−3)第3工程:被覆 溶融高密度ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出
し、前記第1層ストランドに0.25mmの厚さで被覆
し、仕上げ径4.53mmの樹脂被覆第1ストランド層
を得た。
【0110】(5)第2層の製作 5−1)第1工程:1+6 径0.250mmの1本の素線の周りに径0.250m
mの6本の素線を配し、撚りピッチ12.5mmでS方
向に撚り合わせ、外径0.75mmのストランドを得
た。 5−2)第2工程:第1層+15ストランド 前記被覆第1層ストランドの周りに、第1工程で得たス
トランドを15本配し、撚りピッチ42.0mmでZ方
向に撚り合せ、外径6.03mmの素第2層ストランド
を得た。ストランド間の隙間は、層心円周長さに対して
25%とした。 5−3)第3工程:被覆 溶融高密度ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出
し、前記第2層ストランドに0.25mmの厚さで被覆
し、仕上げ径6.53mmの樹脂被覆第2ストランド層
を得た。
【0111】(6)第3層の製作 6−1)第1工程:1+6 径0.250mmの1本の素線の周りに径0.250m
mの6本の素線を配し、撚りピッチ12.5mmでZ方
向に撚り合わせ、外径0.75mmのストランドを得
た。 6−2)第2工程:第2層+22ストランド 前記被覆第2層ストランドの周りに、第1工程で得たス
トランドを22本配し、撚りピッチ56.0mmでS方
向に撚り合せ、外径8.03mmの素第3層ストランド
を得た。ストランド間の隙間は、層心円周長さに対して
19%とした。 6−3)第3工程:被覆 溶融高密度ポリエチレンをエクスチュルーダにて押出
し、前記第3層ストランドに0.25mmの厚さで被覆
し、仕上げ径8.53mmの最外ストランド層を有する
ロープを得た。他の工程は第1実施例と同様であり、得
られたロープを繰り返し曲げ試験したところ、第1実施
例に比べて疲労性が著しく向上していたことが確認され
た。これは、各層のストランド間の適切な隙間に高密度
ポリエチレンがそれぞれ十分に浸透し、それら高密度ポ
リエチレンの外周面側と内周面側が各層の被覆と半径方
向で結合するので、各層の隣接するストランド相互間に
安定した緩衝部が作られたことによるものである。
【0112】実施例4 図19に示す19×7の多層ロープを製作した。1×7
からなる径1.98mmの芯ストランドに高密度ポリエ
チレンを加圧押出しして被覆厚0.5mmの被覆芯体を
得た。この被覆芯体の周りに径が1.64mmの6本の
ストランドを配し、第1ストランド層を得た。この層内
の各ストランド間の隙間は層心円周長に対し26%であ
る。
【0113】そして、高密度ポリエチレンを加圧押出し
して被覆厚0.5mmの被覆を施した。高密度ポリエチ
レンは前記各隙間に完全に充填され被覆芯体とも接合し
ていた。次いで、被覆第1ストランド層の外周に、径が
1.64mmの12本のストランドを配し、第2ストラ
ンド層を得た。この層内の各ストランド間の隙間は層心
円周長に対し23%である。そして、高密度ポリエチレ
ンを加圧押出しして被覆厚0.5mmの被覆を施し、外
径11.54mmの多層ロープを得た。
【0114】得られたロープは、高密度ポリエチレンが
前記各隙間に完全に充填され、被覆芯体と第1ストラン
ド層被覆と接合し、また第1ストランド層被覆と第2ス
トランド層被覆と接合していた。隙間を設けない仕様の
ロープを作成して繰り返し曲げ試験したところ、疲労性
が著しく向上していたことが確認された。
【0115】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、外
装被覆前のロープ径(DR)との関係で素線径(WR)
を15≦DR/WR≦100とした高強度鋼素線を使用
したワイヤロープにして、素線を撚り合わせて構成した
撚り芯体に高分子化合物被覆を施した被覆撚り芯体の周
りに、素線または少ない本数の素線をより合わせたスト
ランドを配して複数の層状に撚り合わせ、しかも中間の
各層がそれぞれ高分子化合物被覆を有するとともに、最
外層が高分子化合物により被覆されているため、次のよ
うなすぐれた効果が得られる。
【0116】1)高強度材質の細径の素線を多数撚り込
んでいるため、疲労性が良好な細径かつ軽量で要求強度
を満足するロープとすることができ、それによりシー
ブ、ドラム、モータ類を小型化できて、省スペースを図
ることができる。
【0117】2)最外層が高分子化合物の外装被覆6’
を施しており、この部分がシーブやドラムと接触するの
で、ロープとドラム、シーブの摩耗を防止することがで
きるとともに、摩擦係数が高くなるので、シーブやドラ
ムの特殊な溝加工が不要になり、エレベータにおいて
は、シーブに対するロープのダブルラップが不要にな
り、シーブ軸に作用する力を軽減できるため、軸や軸受
け小型化することができ、これによってもコストダウン
を図ることができる。
【0118】3)撚り芯体2,20が高分子化合物で被
覆されているため、撚り芯体2,20に対する外層との
フレッティングが緩和され、しかも各中間層も高分子化
合物で被覆されているため各層毎のフレッティングも減
少させることができる。このため、疲労性を改善し、ロ
ープ寿命を向上することができる。
【0119】4)撚り芯体2,20を囲む層の増減によ
り使用条件に即応したロープ径、強度を簡単に調整する
ことができる。 5)さび止めのための給油を省略することができるた
め、作業性がよくなるとともに、シーブ、ドラムあるい
は周辺への油の付着や飛散がなくなり、ロープ使用機械
や使用環境を清潔なものに改善することができる。
【0120】請求項2によれば、撚り芯体が素線を撚り
合わせて構成した芯ストランド2aの周りに複数本の側
ストランド2bを配して撚り合わせた芯シェンケル2で
あるため、高分子化合物を十分に浸透充填させることが
でき、フレッテイング緩和効果を高くすることができる
というすぐれた効果が得られる。
【0121】請求項3によれば、撚り芯体が素線を撚り
合わせて構成したストランドあるため、鋼材断面密度を
高くすることができるというすぐれた効果が得られる。
請求項4によれば、被覆撚り芯体の周りの層のすべてが
ストランドから構成されているので、回転性を極めて小
さくすることができるというすぐれた効果が得られる。
【0122】請求項5によれば、被覆撚り芯体の外周層
の各ストランドが層心円周長さに対し3〜40%の隙間
を有し、各隙間に高分子化合物が充填されているので、
撚り芯体2,20と各層ごとがメタルタッチせず、フレ
ッティングが防止されるだけでなく、隙間に浸透した高
分子化合物により各層内の隣接するストランド間あるい
は素線間がセパレートされ、緩衝作用が発揮されるた
め、隣接するストランド同士あるいは素線同士の接触が
防止される。このため疲労性を著しく向上することがで
きるというすぐれた効果が得られる。
【0123】請求項6によれば、前記請求項1の特性に
よりシステムの省スペースやコストダウンが可能な実用
性の高いエレベータ用ロープを提供できるというすぐれ
た効果が得られる。
【0124】請求項7によれば、前記請求項1の特性に
よりシーブ径、ドラム径が小型で、摩耗が少なく、長寿
命で低コストのクレ−ン類用のロープ提供できるという
すぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の多層撚りロープを適用したエ
レベータの一例を模式的に示す説明図、(b)は本発明
の多層撚りロープを適用したクレーンの一例を示す説明
図である。
【図2】本発明ロープの第1態様を示す部分切欠斜視図
である。
【図3】図2の軸線と直角の拡大断面図である。
【図4】(a)は第1態様における芯シェンケルの芯ス
トランドの断面図、(b)は側ストランドの断面図であ
る。
【図5】(a)は第1態様における素芯シェンケルの断
面図、(b)は被覆芯シェンケルの断面図である。
【図6】(a)は第1態様における素第1ストランド層
を得た状態の断面図、(b)は第1ストランド層が完成
した状態の断面図である。
【図7】第2ストランド層の完成状態の断面図である。
【図8】第3ストランド層を施した状態の断面図であ
る。
【図9】本発明によるワイヤロープの第2態様を示す部
分切欠斜視図である。
【図10】図9の軸線と直角の拡大断面図である。
【図11】(a)は第2態様の芯ストランドの芯部の拡
大断面図、(b)は第1側層を撚合した状態の断面図、
(c)は第2側層を撚合した状態の断面図、(d)は被
覆芯ストランドの断面図である。
【図12】(a)は第1素線層の第1層を得た状態の断
面図、(b)は被覆第1素線層の完成状態を示す断面図
である。
【図13】被覆第2素線層を得た状態を示す断面図であ
る。
【図14】第1ストランド層の完成状態を示す断面図で
ある。
【図15】第2ストランド層の完成状態を示す断面図で
ある。
【図16】第3ストランド層を撚り合わせ、被覆を施し
た状態の断面図である。
【図17】本発明によるワイヤロープの第3態様を示す
拡大断面図である。
【図18】本発明によるワイヤロープの第4態様を示す
拡大断面図である。
【図19】本発明によるワイヤロープの第5態様を示す
拡大断面図である。
【図20】(a)は本発明ロープが使用するシーブの側
面図、(b)は従来ロープが使用するシーブの側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ワイヤロープ 2 被覆芯シェンケル 2a 芯シェンケルの芯ストランド 2b 芯シェンケルの側ストランド 3A,3B,3C ストランド層 4 高分子化合物被覆 6,6’ 高分子化合物被覆 20 被覆芯ストランド 30A,30B 素線層 30C,30D,30E ストランド層 40,60 高分子化合物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装被覆前のロープ径(DR)との関係で
    素線径(WR)を15≦DR/WR≦100とした高強
    度鋼素線を使用したワイヤロープにして、素線を撚り合
    わせて構成した撚り芯体に高分子化合物被覆を施した被
    覆撚り芯体の周りに、素線または少ない本数の素線をよ
    り合わせたストランドを配して複数の層状に撚り合わせ
    てなり、しかも中間の各層がそれぞれ高分子化合物被覆
    を有するとともに、最外層が高分子化合物により被覆さ
    れていることを特徴とする多層撚りワイヤロープ。
  2. 【請求項2】撚り芯体が、素線を撚り合わせて構成した
    芯ストランドの周りに複数本の側ストランドを配して撚
    り合わせた芯シェンケルである請求項1に記載の多層撚
    りワイヤロープ。
  3. 【請求項3】撚り芯体が、素線を撚り合わせて構成した
    ストランドである請求項1に記載の多層撚りワイヤロー
    プ。
  4. 【請求項4】被覆撚り芯体の周りの層のすべてがストラ
    ンドから構成されている請求項1ないし3のいずれかに
    記載の多層撚りワイヤロープ。
  5. 【請求項5】被覆撚り芯体の外周層の各ストランドが層
    心円周長さに対し3〜40%の隙間を有し、各隙間に高
    分子化合物が充填されている請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の多層撚りワイヤロープ。
  6. 【請求項6】ワイヤロープがエレベータ用ロープである
    請求項1ないし5のいずれかに記載の多層撚りワイヤロ
    ープ。
  7. 【請求項7】ワイヤロープがクレーン用ロープである請
    求項1ないし5のいずれかに記載の多層撚りワイヤロー
    プ。
JP2002146812A 2001-05-21 2002-05-21 多層撚りワイヤロープ Expired - Fee Related JP3827610B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002146812A JP3827610B2 (ja) 2001-05-21 2002-05-21 多層撚りワイヤロープ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001150987 2001-05-21
JP2001-150987 2001-05-21
JP2002146812A JP3827610B2 (ja) 2001-05-21 2002-05-21 多層撚りワイヤロープ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003041493A true JP2003041493A (ja) 2003-02-13
JP3827610B2 JP3827610B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=26615414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002146812A Expired - Fee Related JP3827610B2 (ja) 2001-05-21 2002-05-21 多層撚りワイヤロープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3827610B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002868A1 (ja) * 2002-06-27 2004-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ用ロープ及びその製造方法
JP2005529043A (ja) * 2002-06-07 2005-09-29 コネ コーポレイション コーティングされた巻上ロープを設けたエレベータ
WO2006061888A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ用ロープ及びエレベータ装置
WO2006075384A1 (ja) * 2005-01-14 2006-07-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ用ロープ及びその製造方法
JP2007119961A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Tesac Wirerope Co Ltd ワイヤロープ及びその製造方法
KR100830777B1 (ko) * 2006-08-16 2008-05-20 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터용 로프 및 엘리베이터 장치
WO2016199204A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 株式会社日立製作所 エレベータ用主ロープ並びにそれを用いるエレベータ装置
CN108166287A (zh) * 2018-01-26 2018-06-15 贵州钢绳股份有限公司 一种大直径密封钢丝绳及其制造方法
CN110409203A (zh) * 2019-06-24 2019-11-05 江苏兴达钢帘线股份有限公司 一种多股钢帘线及其制造方法
CN115323814A (zh) * 2022-08-31 2022-11-11 神华准格尔能源有限责任公司 钢丝绳和钢丝绳的制造方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529043A (ja) * 2002-06-07 2005-09-29 コネ コーポレイション コーティングされた巻上ロープを設けたエレベータ
US9428364B2 (en) 2002-06-07 2016-08-30 Kone Corporation Elevator provided with a coated hoisting rope
US7036298B2 (en) 2002-06-27 2006-05-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rope for elevator and method for manufacturing the rope
WO2004002868A1 (ja) * 2002-06-27 2004-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ用ロープ及びその製造方法
JPWO2006061888A1 (ja) * 2004-12-08 2008-06-05 三菱電機株式会社 エレベータ用ロープ及びエレベータ装置
WO2006061888A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ用ロープ及びエレベータ装置
EP1820765A1 (en) * 2004-12-08 2007-08-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rope for elevator and elevator
EP1820765A4 (en) * 2004-12-08 2011-12-28 Mitsubishi Electric Corp CABLE FOR ELEVATOR AND ELEVATOR
WO2006075384A1 (ja) * 2005-01-14 2006-07-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ用ロープ及びその製造方法
JP2007119961A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Tesac Wirerope Co Ltd ワイヤロープ及びその製造方法
KR100830777B1 (ko) * 2006-08-16 2008-05-20 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터용 로프 및 엘리베이터 장치
WO2016199204A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 株式会社日立製作所 エレベータ用主ロープ並びにそれを用いるエレベータ装置
JPWO2016199204A1 (ja) * 2015-06-08 2018-02-08 株式会社日立製作所 エレベータ用主ロープ並びにそれを用いるエレベータ装置
CN107709214A (zh) * 2015-06-08 2018-02-16 株式会社日立制作所 电梯用主吊索和使用其的电梯装置
CN108166287A (zh) * 2018-01-26 2018-06-15 贵州钢绳股份有限公司 一种大直径密封钢丝绳及其制造方法
CN110409203A (zh) * 2019-06-24 2019-11-05 江苏兴达钢帘线股份有限公司 一种多股钢帘线及其制造方法
CN115323814A (zh) * 2022-08-31 2022-11-11 神华准格尔能源有限责任公司 钢丝绳和钢丝绳的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3827610B2 (ja) 2006-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6397574B1 (en) Sheathless synthetic fiber rope
JP3910377B2 (ja) ワイヤロープ
US6314711B1 (en) Stranded synthetic fiber rope
US6508051B1 (en) Synthetic fiber rope to be driven by a rope sheave
KR100625006B1 (ko) 동삭용 피복형 와이어 로프
JP4064668B2 (ja) 複合型ワイヤロープ
US6318504B1 (en) Synthetic fiber rope
US6321520B1 (en) Sheathed synthetic fiber robe and method of making same
JP3660259B2 (ja) ワイヤロープ
JP2011046462A (ja) エレベータ装置およびエレベータ用ワイヤロープ
JP3660319B2 (ja) ワイヤロープ
JP3827610B2 (ja) 多層撚りワイヤロープ
EP1426482B1 (en) Rope
EP1582493B1 (en) Rope for elevator and elevator equipment
EP1329413A1 (en) Hoisting rope
US20130270044A1 (en) Elevator suspension and/or driving arrangement
KR100830777B1 (ko) 엘리베이터용 로프 및 엘리베이터 장치
WO2024089885A1 (ja) ロープ及びそれを用いたベルト
KR20120070606A (ko) 엘리베이터용 로프
CN104763775A (zh) 一种承载体及使用该承载体的电梯用绳索

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees