JP4483349B2 - カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジに関し、特に、識別情報タグを装着するだけで、前記画像形成装への装着の可否が機械的に識別できるカートリッジに関する。
カラープリンタや複写機のような画像形成装置においては、トナー補給の利便性の点からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナーを色別に充填した色別のトナーカートリッジを使用したり、感光ドラムとその周辺の構成要素を着脱可能な中央プロセシングユニットに纏め、保守点検や修理の便利を図ったりすることが広く行われている。
色別のトナーカートリッジを装着して使用する画像形成装置においては、仮に誤った位置にカートリッジを装着すると混色の問題が起きるから、各カートリッジを、夫々色別に決められた位置にのみ装着できるようにし、それ以外の位置には装着できないようにする必要がある。
また、トナーカートリッジや中央プロセシングユニットのようなカートリッジをOEM生産する場合には、複数の仕向け先に向けて生産する場合が一般的であるが、このような場合には、異なる仕向け先のカートリッジが流用できないようにすることが多い。
更に、画像形成装置に純正品ではないカートリッジを装着して使用することによるトラブルを防止するため、純正品以外のカートリッジが装着できないようにすることも多い。
これらの必要に対処する手段として、従来は、カートリッジの表面に各種の突起や凹陥部のようなハードキーを設け、ある特定の形状ハードキーを有するカートリッジのみが画像形成装置に機械的に装着でき、異なる形状のハードキーを有するカートリッジは機械的に装着できないようにすることが広く行われてきた。
非純正品のカートリッジが画像形成装置に機械的に装着できないようにする方法としては、たとえばトナーカートリッジのホッパ部に突き当たる面に、ロゴマークを模した形状の凸凹形状部を設け、ホッパ部にも前記凸凹形状が嵌合する位置に凹凸形状部を設けることが提案された(特許文献1)。
ロゴマークは非純正メーカでは使用できないから、非純正メーカのトナーカートリッジの前記面にはロゴマークを模した形状の凸凹形状部は設けられていない。したがって、非純正メーカのトナーカートリッジを交換部品として使用するときには、前記面に前記凸凹形状部を設ける必要があるから、前記面の形状を変更しなければならず、非純正品の使用が非常に困難になるというものである。
非純正品の使用を防止する方法としては、他に純正交換部品に所定のデータを保持するデータキャリアを設け、装置本体内にこのデータを読み出すデータ読出ユニットを設け、装着された交換部品が純正品かどうかを使用前に予め判別し、純正品であれば正常な動作を行い、非純正部品であれば正常動作を停止するか、または非純正部品の使用状態をメモリに保持する方法が提案された(特許文献2)。
特開2001−075455号公報 特開平10−069139号公報
しかしながら、カートリッジに、仕向け先毎に異なるハードキーやロゴマークを模した凹凸を設けると、仕向け先が多い場合には、ハードキーやロゴマークが異なる毎に多数の在庫を抱える必要がある。また、仕向け先に応じて異なる形状のハードキーやロゴマークを附すのは生産管理の点からも問題が多い。また、誤った形状のハードキーやロゴマークを附したカートリッジを出荷してしまうという問題もある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、生産や在庫のコストが大幅に低減できるとともに生産、在庫管理が容易なカートリッジ、識別情報タグ、画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像形成装置の着脱部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、前記カートリッジには、他のカートリッジと識別する識別情報が記憶された識別情報タグが装着されるとともに、前記識別情報タグには、前記着脱部に設けられた切り欠き部と係合することによって前記カートリッジを前記着脱部に装着可能とするように形成された識別キーが設けられ、前記カートリッジは、同一の形状の識別情報タグを装着する複数のタグ取付部を有し、前記識別情報タグは前記タグ取付部のうちの1つに装着され、 前記タグ取付部の壁面には、前記壁面の特定部分を切り欠くことによって前記識別タグが装着可能になる切欠き部が複数箇所形成され、前記切欠き部は、2箇所以上を切り欠くと前記識別情報タグが固定できなくなるように形成されてなることを特徴とするカートリッジに関する。
前記カートリッジにおいては、識別キーをカートリッジ側に設ける代りに識別情報タグに設けているので、仕向け先が異なる場合においてもカートリッジの形状や構造を共通にすることができ、仕向け先によって識別キーの形状を変えたカートリッジを作製する必要がない。
したがって、注文に応じてカートリッジと識別情報タグとの組み合わせ方や識別情報タグを装着する位置を替えればよいから、多種類の在庫を抱える必要がなく、在庫費用や製造費を大幅に圧縮できる。また、生産管理や在庫管理も容易である。
また、前記カートリッジにおいては、識別情報タグを装着する位置を変えることによって他のカートリッジとの識別を行うことができるから、たとえば仕向け先が異なっても識別情報タグを替える必要がない。したがって、カートリッジ、識別情報タグとも1種類で充分であるから、在庫費用や製造費を特に効果的に圧縮でき、また、生産管理や在庫管理も特に容易である。
さらに、前記カートリッジにおいては、カートリッジおよび識別情報タグの何れも仕向け先によらずに共通な構成とすることができ、仕向け先毎にカートリッジの壁面を切り欠く位置を変えることにより、識別情報タグの位置を変更して設定できる。したがって、在庫費用や製造費を大幅に圧縮でき、また生産管理や在庫管理も容易である。
加えて、前記カートリッジにおいては、前記切欠き部が、2箇所以上を切り欠くと前記識別情報タグを固定できなくなるように形成されているから、使用済みのカートリッジを回収して再生した後、識別情報タグを組み付けて再利用することが困難になる。したがって、不正に再生したカートリッジが大量に市場に出まわるのを防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカートリッジにおいて、前記識別キーが前記カートリッジの表面から突出した突出部であるカートリッジに関する。
前述のように前記カートリッジにおいては、識別キーが表面から突出しているから、カートリッジの先端部に識別キーを設ければ、カートリッジと画像形成装置とが適合していないときは、前記カートリッジは、先端部は挿入できてもそれ以上は挿入できないから、カートリッジを奥まで挿入しなくても装着の可否を識別できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のカートリッジにおいて、前記識別情報タグが、前記画像形成装置との間で非接触で通信する非接触通信タグであるカートリッジに関する。
前記カートリッジにおいては、前記識別情報タグと画像形成装置とを電気的に接続するコネクタなどは不要であるから、前記識別情報タグの配置の空間的な自由度が高い。また、コネクタの接触不良による識別情報の誤読などの問題が生じることもないから信頼性が高い。
前記非接触タグの例としては、無線で通信する無線通信タグなどがある。
請求項5に記載の発明は、画像形成装置の着脱部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、
前記着脱部に設けられた切り欠き部に係合することによって前記カートリッジを前記着脱部に装着可能とするように形成された突出部である識別キーを備え、
前記識別キーの内部には、他のカートリッジと識別する識別情報が記憶された識別情報タグが設けられているカートリッジに関する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のカートリッジにおいて、同一機能を有するカートリッジでは前記識別情報タグに記憶させる情報を共通化したことを特徴とするカートリッジに関する。
前記カートリッジにおいては、識別情報タグの位置により、たとえば内部に充填されているトナーの色彩などの仕様が識別できる。また、前記識別情報タグが無線通信タグの場合には、前記画像形成装置には、夫々のカートリッジの識別情報タグとは1対1で対応するようにアンテナを設けることができるから、どのアンテナで受信したかにより、どのカートリッジからの情報かを識別できる。したがって、識別情報タグに入力する情報を共通化できる。識別情報タグに入力する情報を共通化することにより、コストを更に低減できる。
請求項5に記載の発明は、画像形成装置に着脱可能に装着されるカートリッジであって、他のカートリッジと識別する識別情報が記憶された識別情報タグと、前記カートリッジの装着可否を前記画像形成装置側で機械的に識別するための突出部である識別キーとを備え、前記識別情報タグは、前記識別キーの内部に収納されてなることを特徴とするカートリッジに関する。
前記カートリッジにおいては、通常はデッドスペースである識別キーの内側を識別情報タグとして利用しているから、カートリッジに識別情報タグを別付けする場合に比較してカートリッジ全体を小型化できる。
本発明は、画像形成装置に着脱可能に装着されるカートリッジに装着されるとともに、前記カートリッジを他のカートリッジと識別する識別情報が記憶された識別情報タグであって、前記カートリッジの装着可否を前記画像形成装置と機械的に係合して判別する識別キーが設けられてなることを特徴とする識別情報タグを包含する。
一のカートリッジを他のカートリッジと識別する識別キーは、カートリッジそのものではなく、前記識別情報タグに設けられているから、仕分け先の異なるカートリッジにおいてもカートリッジの形状や構造を共通化できる。
したがって、仕分け先毎に異なる形状のカートリッジを用意する必要がないから、多種類の在庫を抱える必要がなく、在庫費用や製造費を大幅に圧縮できる。また、生産管理や在庫管理も容易である。
前記識別情報タグは、カートリッジに装着された状態において、前記画像形成装置との間で非接触で通信する識別情報タグとすることができる。
前記識別情報タグは、画像形成装置との間で非接触で情報を授受するから、電気的に接続するコネクタなどは不要である。したがって、前記識別情報タグは、配置の空間的な自由度が高く、また、コネクタの接触不良による識別情報の誤読などの問題が生じることもない。
このような識別情報タグの例としては無線通信タグなどがある。
また、前記識別情報タグにおいては、前記識別キーを、前記カートリッジに装着したときに前記カートリッジの表面から突出するメカキー突出部とすることができる。
前記識別情報タグをカートリッジに装着すると、前記識別情報タグに設けられたメカキー突出部がカートリッジの表面から突出して識別キーを形成する。
したがって、前記カートリッジの先端に前記識別情報タグを装着するように前記カートリッジを形成すれば、前記識別キーは前記カートリッジの先端部に形成されるから、前記カートリッジが画像形成装置に適合しない場合には、先端部を挿入しただけでそれ以上挿入できなくなる。したがって、カートリッジを奥まで挿入しなくても装着の可否を識別できる。
前記識別情報タグは、前記メカキー突出部は内部が中空である識別情報タグを包含する。
識別情報タグは、筐体の内部に無線通信を行うためのアンテナおよび回路基板を収納した構成を有しているのが一般的である。そして、筐体は、通常は射出成形によって形成されるとともに、メカキー突出部は前記筐体と一体に形成されるのが普通である。したがって、メカキー突出部が大きな場合には引けが生じやすい。
しかしながら、前記識別情報タグにおいては、メカキー突出部の内部は中空であるから、メカキー突出部を筐体と一体に射出成形で形成する場合においても引けが生じることは殆どない。したがってメカキー突出部の寸法精度は良好である。また、メカキー突出部の内部空間を前記アンテナや回路基板を収納するのに使用できる。
前記識別情報タグは、前記画像形成装置との間で無線通信を行うためのアンテナおよび回路基板を有し、前記アンテナの少なくとも1部が前記メカキー突出部の内部に配設されてなる識別情報タグを包含する。
また、前記画像形成装置との間で無線通信を行うためのアンテナおよび回路基板を有する識別上方タグにおいて、前記回路基板の少なくとも1部を前記メカキー突出部の内部に配設することができる。
只単にメカキー突出部を設けた識別情報タグをカートリッジに装着した場合には、前記メカキー突出部を削除するだけで、本来なら前記カートリッジを装着できないはずの画像形成装置に装着できるようになり、その結果、本来装着すべきではないカートリッジを装着して使用することによる画質の劣化や画像形成装置の破損などが生じることがある。
前記識別情報タグにおいては、メカキー突出部を削除すると、内部に収納されていたアンテナや回路基板も破壊されるから、画像形成装置との間の通信が不可能になる。したがって、このような識別情報タグを装着したカートリッジを装着しても画像形成装置は動かないから、画質の劣化や画像形成装置の破損などのトラブルが発生するのを防止できる。
本発明は、また、請求項1〜5の何れか1項に記載のカートリッジが装着される画像形成装置であって、前記カートリッジを装着するときに、前記カートリッジに装着された識別情報タグによって形成された識別キーによって、前記カートリッジが装着可能か否かを機械的に識別することを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、前記識別情報タグに記録された識別情報に基いて装置全体の制御を行うが、前記識別情報タグによって形成される識別キーにより、前記画像形成装置に装着すべきカートリッジか否かの識別を機械的に行うから、識別情報タグに記録する識別情報の種類を減らすことができる。
以上説明したように、本発明のカートリッジ、識別情報タグ、および画像形成装置によれば、生産や在庫のコストが大幅に低減できるとともに生産、在庫管理が容易になる。
1.実施形態1
以下、本発明の画像形成装置の一例であるレーザプリンタ、およびこのレーザプリンタにおける無線通信システムについて図面を参照して説明する。
(レーザプリンタの構成)
実施形態1に係るレーザプリンタ10の全体的な構成を図1に示す。
レーザプリンタ10においては、公知の電子写真プロセスにより、外部装置から入力した画像情報に基づいてトナー画像を形成し、形成されたトナー画像を記録紙等に転写させ、定着して画像を形成する。ここで、電子写真プロセスとは、電子写真感光体に対する帯電、レーザ露光による静電潜像の形成、トナーによる静電潜像の現像を経て電子写真感光体上に形成されたトナー画像を記録材に転写し、これを加熱定着することで記録材に画像を記録する一連のプロセスを言う。なお、レーザプリンタ10においては、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、およびシアン(C)の4色のトナーを用いてカラー画像を形成する。
図1に示すように、レーザプリンタ10には、装置の外殻部を構成する筐体12と、筐体12の内側に設けられ、装置を構成する各種部品を支持するメインフレーム14とを有する。
メインフレーム14には、装置の幅方向(矢印W方向)に沿った一端部(図1では左端部)にプロセスユニット16が配置されている。このプロセスユニット16には、メインフレーム14により装置の奥行方向に沿ってスライド可能に支持されたスライドフレーム18が設けられており、このスライドフレーム18には、中間転写ベルト、転写器、クリーニング器等の所定のプロセス部品(図示省略)が搭載されている。これにより、メンテナンス時には、プロセスユニット16をメインフレーム14内から外部へ引き出し、スライドフレーム18に搭載されたプロセス部品の交換、点検作業などを容易に行うことができる。
メインフレーム14には、プロセスユニット16に隣接するように4個の感光体ドラム20,22,24,26が支持されると共に、これらの感光体ドラム20,22,24,26にそれぞれ接するように4台の現像器21、23、25、27が配置されている。これら4台の現像器21、23、25、27には、それぞれマゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー、クロ(K)トナー、およびシアン(C)トナーが供給され、感光体ドラム20,22,24,26の外周面(像担持面)に形成された静電潜像にこれらのトナーを付着させて現像し、トナー画像を形成する。なお、以下においてマゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー、クロ(K)トナー及びシアン(C)トナーをそれぞれ単にMトナー、Yトナー、Kトナー、およびCトナーと略称する。
4個の感光体ドラム20,22,24,26にそれぞれ形成されたトナー画像は、プロセスユニット16側に配置された中間転写ベルト上に転写、重畳されてフルカラーのトナー画像を形成する。このフルカラーのトナー画像は、中間転写ベルトから記録紙等の記録材へ転写された後、加熱定着され記録材に記録される。
トナー画像が記録された記録材は、筐体12の上面部に形成された排紙トレー部28上又は、筐体12の側面部に側方へ延出するように取り付けられた排紙トレー30,32上へ排紙される。
なお、レーザプリンタ10は、Kトナーのみでモノクロのトナー画像を形成し、これを記録材へ転写、定着させてモノクロ画像を形成するように設定することもできる。
レーザプリンタ10には、幅方向に沿ってメインフレーム14に隣接するようにカートリッジホルダ34が設けられている。カートリッジホルダ34は、本発明の画像形成装置におけるトナーカートリッジ装着部に相当する。カートリッジホルダ34には、図2に示すように、それぞれ略円柱状に形成された4個のトナーカートリッジ36、38、40、42が着脱可能に装着されている。トナーカートリッジ36、38、40、42内には、それぞれ内部にMトナー、Yトナー、Kトナー、およびCトナーが充填されている。
図1に示すように、筐体12には、片側(図1の紙面手前側)の側面部にプロセスユニット16及びカートリッジホルダ34に対向してメンテナンス用の開閉扉13が開閉可能に設けられている。これにより、ユーザ等は、開閉扉13を開放させ、プロセスユニット16及びカートリッジホルダ34を外部に露出させることで、プロセスユニット16をメインフレーム14内から外側へ引き出し、またカートリッジホルダ34に対してトナーカートリッジ36、38、40、42をそれぞれ着脱することが可能になる。
図2に示すように、カートリッジホルダ34には、トナーカートリッジ36、38、40、42が着脱可能に装着される着脱部96、98、100.102が、装置の高さ方向H(矢印H方向)、即ち垂直方向に沿って2列に設けられ、前記2列のうち、現像器21、23、25、27に近い側の一の列に3個の着脱部98、100、102が位置し、現像器21、23、25、27から遠い側の他の列に1個の着脱部96が位置するように設けられている。
したがって、図1および図2に示すように、カートリッジホルダ34に装着された4個のトナーカートリッジ36、38、40、42は、軸線方向外側から見て逆L字状の配列になるから、トナーカートリッジ36、38、40、42が高さ方向Hに沿って直線状に配列された場合と比較し、装置の高さ方向Hの寸法がコンパクトに収められている。
逆L字型に配列された着脱部96、98、100、102に囲まれた空間、言い替えればトナーカートリッジ36、38、40、42に囲まれた空間には、レーザプリンタ10を制御する電子回路装置11が収容されている。電子回路装置11は、前記空間内に収容させることにより、現像器21、23、25、27で発生するトナークラウドから効果的に保護される。
なお、レーザプリンタ10においては、通常は、フルカラー印刷よりはモノクロ印刷をすることが圧倒的に多いから、Kトナーの消費量が最も多いと考えられる。したがって、前記他の列に、Mトナーを収容するカートリッジ36に変えてKトナーを収容するトナーカートリッジ40を配置し、前記一の列の真中にカートリッジ36を配置するとともに、トナーカートリッジ40として、トナーカートリッジ36、38、42に比較して大型のものを用いれば、レーザプリンタ10の寸法を増加させること無く、トナーカートリッジ36、38、40、42の交換周期を延長させることができるから好ましい。
各着脱部96、98、100、102は、図2〜図4に示すように、何れも軸線方向に沿った寸法が同一に形成されるとともに、カートリッジホルダ34の手前側の端部にトナーカートリッジ36、38、40、42を囲うように逆L字状に延在する手前側手前側支持プレート104によって前端部が支持され、カートリッジホルダ34の奥側に手前側支持プレート104に相対するように設けられた奥側支持プレート105とによって後端部が支持されている。
手前側支持プレート104と奥側支持プレート105とは、垂直方向に延在する結合プレート103によって結合されている。結合プレート103は、カートリッジホルダ34と電子回路装置11を収容する空間とを仕切る機能も有する。
着脱部96,100,102は軸線方向に沿った位置、言い替えればレーザプリンタ10の奥行き方向Dに沿った位置が何れも同一になるように配設され、着脱部98のみが、着脱部96,100,102に対してレーザプリンタ10の奥行き方向Dに沿って手前側に突出した位置に配設されている。各着脱部96、98、100、102をこのように配設することにより、着脱部98と着脱部96とに設けられたトナー給送管114同士が干渉することが防止される。
図2〜図4に示すように、各着脱部96、98、100、102は、何れも、支持ブラケット106と、支持ブラケット106に相対するように配設された駆動プレート108と、駆動プレート108と支持ブラケット106との間に奥行き方向Dに沿って掛け渡された2個のガイド部材110,112とから構成されている。各着脱部96、98、100、102は、支持ブラケット106において手前側支持プレート104に支持され、駆動プレート108において奥側支持プレート105に支持されている。トナーカートリッジ36、38、40、42は、カートリッジホルダ34に挿脱するときは、ガイド部材110,112により奥行方向に沿って直線的に移動するように案内される。
支持ブラケット106は、図5に示すように、手前側支持プレート104に固定される固定部106Aと、固定部106Aに隣接するとともに、着脱部96、98、100、102の軸線に対して直角に延在するシャッタ受け部材106Bと、シャッター受け部材106Bの下方に隣接するとともに、着脱部96、98、100、102の軸線に対して直角に延在する円筒状のトナー導出部106Cと、シャッタ受け部材106Bを挟んで固定部106Aの反対側に位置し、後述するトルク伝達軸116を軸支する軸受プレート106Dとから形成されている。シャッタ受け部材106Bは、上方に向かって凹陥する部分円筒状であり、その上面を係合シャッタ107が摺動する。シャッタ受け部材106Bには、トナー導出部106Cに連通する開口部106Eが設けられている。なお、係合シャッタ107は、トナーカートリッジ36、38、40、42の後述するシャッター部材56に係合してともに開閉する。
駆動プレート108は図4に示すように厚板状に形成され、その厚さ方向が装置の奥行方向と一致するように支持されている。駆動プレート108には、トナーカートリッジ36、38、40、42の底面に対向する表面部に、トナーカートリッジ36、38、40、42の従動連結板52(図6参照)に噛合して駆動回転させる駆動連結板109が回転可能に配置されている。駆動連結板109は、従動連結板52と対称的な形状に形成されている。駆動プレート108内には、それぞれ駆動モータ(図示省略)が内蔵され、この駆動モータは現像器21、23、25、27の作動時に回転して駆動連結板109を回転させる。駆動プレート108には、更にトルク伝達軸116が設けられている。トルク伝達軸116の支持ブラケット106側の末端には斜歯ギア116Aが嵌着されている。
各着脱部96、98、100、102には更に、図1〜図4に示すように現像器21、23、25、27にトナーを搬送するトナー給送管114が設けられている。トナー給送管114は、柔軟で半透明または透明なフレキシブルチューブからなり、一端が支持ブラケット106におけるトナー導出部106C、他端が現像器21、23、25、27に接続されている。トナー給送管114の内部には、螺旋状のオーガ(図示せず。)が配置されている。オーガ回転軸115には斜歯ギア115Aが固定され、トルク伝達軸116の斜歯ギア116Aと歯合している。これにより、駆動プレート108の駆動力は、トルク伝達軸116、斜歯ギア116A、斜歯ギア115Aの順でオーガ回転軸115に伝達されてオーガが回転する。
トナー給送管114は、前述のように半透明または透明なフレキシブルチューブであるから、各着脱部96、98、100、102と現像器21、23、25、27との配置の制約が少なくなる。また、1本のチューブで済むから、複数の部材で構成する必要がない。更に、清掃後に内部にトナーが残っていないかどうかを外側から目視で容易に確認できる。
また、トナー給送管114の始点と終点とを結んだ勾配が水平方向に対して±20度以内になるようにトナー給送管114を配設しているから、トナー給送管114の上り勾配や下り勾配が過大なときとは異なり、トナーが固まって密度が上昇し、トナー排出量が上昇したり、トナー搬送量がばらついて一定量に制御できないという問題が生じることがなく、トナーを所定の搬送量で安定に搬送できる。したがって、各着脱部96、98、100、102毎に個別にオーガ105の回転を制御する必要がない。
各着脱部96、98、100、102の入口部には、図3〜図5に示すように円周の一部が切れた短円筒状乃至円環状の本体側キー99A、99B、99C、99Dが夫々設けられている。なお着脱部96においては、本体側キー99Aは正面から見て切欠き部が左上に位置するように固定され、着脱部98においては、本体側キー99Bは正面から見て切欠き部が右下に位置するように固定されている。そして、着脱部100においては、本体側キー99Cは正面から見て切欠き部が下に位置するように固定され、着脱部98においては、本体側キー99Bは正面から見て切欠き部が上に位置するように固定されている。
トナーカートリッジ36、38、40、42は、図6に示すように、有底円筒状のカートリッジ本体44を備えている。カートリッジ本体44の開口部は、図6〜図8に示すように、底板部47を有する有底円筒状のキャップ部46が嵌装されて覆蓋されている。キャップ部46の内側には、図1に示すようにプレート状のハンドル部48が底板部47と一体に成形されている。なお、図2に示すように、トナーカートリッジ36、40、42のキャップ部46は何れも厚さ方向の寸法が同一であるが、トナーカートリッジ38のキャップ部46は、トナーカートリッジ36、40、42のキャップ部46に比較して厚さ方向の寸法が小さい。ここで、トナーカートリッジ38が装着される着脱部98は、前述のように、他の着脱部96、100、102に比較して手前側に突出して配置されているが、トナーカートリッジ38のキャップ部46は、厚さ方向の寸法が小さいから、トナーカートリッジ36、38、40、42を着脱部96、98、100、102に装着すると、トナーカートリッジ36、38、40、42のキャップ部46の端面の位置が同一平面上に揃う。これにより、トナーカートリッジ36、38、40、42が着脱部96、98、100、102に充分奥まで押し込まれない状態で装着されることが防止される。
カートリッジ本体44の周壁部における開口部近傍には、図8に示すようにトナー供給口54及びトナー充填口55がそれぞれ開口している。トナー供給口54の外周側には、周方向に沿ってスライド可能なシャッター部材56が配置されている。シャッター部材56は、トナー供給口54を閉塞する閉塞位置とトナー供給口54を開放する開放位置との間でスライド可能に形成され、コイルスプリング等の付勢部材(図示省略)により常に閉塞位置をとるように付勢されている。これにより、シャッター部材56は、トナーカートリッジ36、38、40、42がカートリッジホルダ34に装着されていない状態では、閉塞位置に保持される。また、トナー充填口55は、カートリッジ本体44の外周面に固定されたキャップ部材58によって閉塞されている。
図8に示すように、カートリッジ本体44の底部における中心部に内周壁50が設けられている。内周壁50の内側には、円板状の従動連結板52が、カートリッジ本体44の軸線Sの回りに回転可能に設けられている。カートリッジ本体44内には、ねじ軸状に形成されたトナー搬送用のスクリューフィーダ(図示省略)が同軸に配置されている。前記スクリューフィーダは一端部においてカートリッジ本体44の底板に軸支されていると同時に、従動連結板52が前記スクリューフィーダの回転軸に固定されている。従動連結板52には、周方向に沿って複数の噛合爪53が一体的に形成され、噛合爪53によって駆動連結板109に噛合して回転する。従動連結板52が回転すると、前記スクリューフィーダも一体となって回転する。
更に、内周壁50とカートリッジ本体44の内壁面との間には、4枚のリブ状の仕切板60,61,62,63が略半径方向に沿って形成されている。仕切板60,61,62,63は、カートリッジ本体44の内壁面と内周壁50との間に形成される環状の空間を周方向に沿って小空間に区画している。これらの小空間は、カートリッジ本体44の先端面で開口すると共に、図6に示すように、後端側がカートリッジ本体44の底板部45により閉塞されている。
カートリッジ本体44内においては、図6に示すように、仕切板60と仕切板61、および仕切板61と仕切板62とにより、それぞれ後述する1個の無線通信タグ72を収納するための収納室64,66が形成されている。また仕切板60と仕切板63との間の小空間も、1個の無線通信タグ72を収納する収納室68として構成されているが、収納室68は、図9に示すように、内周壁50のエッジ部50A付近を境として機能的には収納部68Aと収納部68Bとに分割されており、収納室68では、2個の収納部68A,68Bの何れかに選択的に無線通信タグ72が収納可能とされている。従って、1個の無線通信タグ72は、収納室64、収納室66及び収納室68における2個の収納部68A,68Bの何れかに選択的に収納され、この選択された収納室64,66及び収納部68A,68Bに応じて取付位置が周方向に沿って変化する。収納室64,66及び収納部68A,68Bは、本発明のカートリッジにおけるタグ取付部に相当する。
図6および図7に示すように、無線通信タグ72は、断面形状が、軸方向から見た投影形状が収納室64,66に対応する略扇状であり、収納室64、収納室66、収納室68における収納部68A,68Bの何れかに嵌挿されることで、その収納室64,66及び収納部68A,68Bの何れかの内部に収納、保持される。無線通信タグ72には、外周面における挿入側の端部に外周側に突出する一対の掛止爪74が形成され、さらに入口側の端面部に軸心S側へ突出する係合突起76が形成されている。一方、カートリッジ本体44の周壁部には、無線通信タグ72における掛止爪74に対応する掛止穴78が収納室64,66及び収納部68A,68B毎に形成され、内周壁50の後端面には、無線通信タグ72における係合突起76に対応する係合凹部80が収納室64,66及び収納部68A,68B毎に形成されている。
従って、無線通信タグ72は、収納室64,66及び収納部68A,68Bの何れかに嵌挿されると、図7に示すように、その外周面をカートリッジ本体44の内周面に密着させた状態となって、一対の掛止爪74をそれぞれ一対の掛止穴78に挿入すると共に、係合突起76を係合凹部80に係合させる。これにより、無線通信タグ72は、軸方向に沿って確実に拘束され、かつ係合突起76を係合凹部80に係合することで周方向に沿ったガタツキの発生が確実に防止される。このとき、掛止穴78に挿入された掛止爪74は、無線通信タグ72自体を内周側に弾性変形させなければ掛止穴78から抜けない。このため、収納室64,66及び収納部68A,68Bの何れかに嵌挿された無線通信タグ72は、専用の治具等を用いなければ、カートリッジ本体44から容易に取り外せないようになっている。
更に、図6および図8に示すように、無線通信タグ72の外壁部84即ち円柱状に湾曲した側の面からメカキー突出部75が突出している。一方、カートリッジ本体44の周壁部には、収納室64、66、68A、68Bに対応して4個の切取部49が等間隔に設けられている。切取部49は切除可能に形成され、図6に示すように、切除することにより、無線通信タグ72を装着したときにメカキー突出部75を逃がす切欠き部51を形成する。無線通信タグ72を収納室64、66、68A、68Bの何れかに装着するときは、装着しようとする収納室の周壁の切取部49を削除して装着する。これにより、図7に示すように、カートリッジ本体44から外側に向かって上方、下方、右上方、左方の何れかの方向にメカキー突出部75が突出してカートリッジ側キー43を形成する。したがって、トナーカートリッジ36、38、40、42において、本体側キー99A、99B、99C、99Dの切欠き部の方向に対応した方向にメカキー突出部75が突出するように無線通信タグ72を装着することにより、本体側キー99A、99B、99C、99Dの切欠き部の方向とカートリッジ側キー43の突出方向とを1対1に対応させることができる。故に、着脱部96、98、100、102の夫々においては、トナーカートリッジ36、38、40、42のうち、本体側キー99A、99B、99C、99Dの切欠き部の方向とカートリッジ側キー43の突出方向とが対応した1本だけを装着できるから、トナーカートリッジ36、38、40、42の誤装着が生じることはない。レーザプリンタ10においては、図13に示すように、トナーカートリッジ36、38、40、42は、夫々カートリッジ本体44の底部から見てカートリッジ側キー43が右上方、左方、下方、上方を向くように装着される。なお、カートリッジ側キー43は、本発明のカートリッジにおける識別キーに相当する。
無線通信タグ72内には、図9〜図11に示すように、銅線等の導電性線材がコイル状に巻き巻かれて構成されたタグ側アンテナ82が設けられている。タグ側アンテナ82は、導電性線材の巻中心であるコイル軸TCが無線通信タグ72の厚さ方向と平行となるように設けられ、また軸直角方向に沿ったコイル面の形状が無線通信タグ72の外周面に沿って湾曲している。具体的には、無線通信タグ72には、図10および図11に示すように、互いに平行となるように湾曲した外壁部84と内壁部86とが設けられ、これらの外壁部84と内壁部86との間を巻芯部88が連結している。この巻芯部88の外周側に導電性線材が巻かれることにより、軸方向に沿って扁平なタグ側アンテナ82が無線通信タグ72の外周面に沿って湾曲するように構成されている。
また、メカキー突出部75は、内部が中空に形成され、タグ側アンテナ82の内周側の空間と連続するとともに外部から密閉された隔室部90を形成する。隔室部90内には回路基板92が納められており、この回路基板92上には無線通信タグ72の制御回路が1チップとして集積されたICチップ94が実装されている。ICチップ94は、回路基板92等を介してタグ側アンテナ82に電気的に接続されている。したがって、メカキー突出部75を削除すると回路基板92も切断され、ICチップ94も破壊されるから、無線通信タグ72は、レーザプリンタ10と必要な情報を授受することが出来なくなる。そのような無線通信タグ72を装着したトナーカートリッジ36、38、40、42を装着してもレーザプリンタ10が作動することはない。したがって、非純正品のトナーカートリッジ36、38、40、42を装着することによるレーザプリンタ10の故障や画質劣化などのトラブルを未然に防止することができる。
無線通信タグ72としては、このようにメカキー突出部75に回路基板92を収容したもののほか、図12に示すようにアンテナ82を収容したものも可能である。図12に示す無線通信タグ72は、外壁部84と内壁部86との間に扇形断面を有する内部空間91が形成されている。そして内壁部86に回路基板92が固定され、回路基板92に直角にアンテナ82が立設されている。メカキー突出部75は、矢張り同様に内部が中空に形成され、内部空間91の一部を形成している。アンテナ82は、一部がメカキー突出部75の内部に収容されている。したがって、メカキー突出部75を削除すると、アンテナ82もともに切断され、破壊されるから、無線通信タグ72は、レーザプリンタ10と必要な情報を授受することが出来なくなる。したがって、図11に示すような無線通信タグ72を用いても、非純正品のトナーカートリッジ36、38、40、42を装着することによるレーザプリンタ10の故障や画質劣化などのトラブルを未然に防止することができる。
図2、図10、図11、および図13に示すように、カートリッジホルダ34には、着脱部96、98間における装置奥側及び着脱部100,102間における装置奥側にそれぞれプレート状のアンテナユニット118、120が設置されている。アンテナユニット118,120には、それぞれ樹脂により薄肉プレート状に成形されたケーシング部122が設けられると共に、このケーシング部122内に銅線等の導電性線材が巻き回されたコイル状の本体側アンテナ124が配置されている。アンテナユニット118,120は、コイル軸がケーシング部122の厚さ方向と平行となり、かつ軸直角方向に沿った表裏面(コイル面)がケーシング部122の面方向と平行になっている。ここで、カートリッジホルダ34における上段部に配置されたアンテナユニット118は、その面方向が装置の幅方向(矢印W方向)と直交するように支持され、中段部と下段部との間に配置されたアンテナユニット120は、その面方向が装置の高さ方向H(矢印H方向)と直交するように支持されている。
図13に示すように、カートリッジホルダ34にトナーカートリッジ36、38、40、42が装着された状態では、上側のアンテナユニット118は、装置の幅方向に沿ってトナーカートリッジ36,38間に形成される隙間に挿入されるように支持され、また下側のアンテナユニット120は、装置の高さ方向Hに沿ってトナーカートリッジ40,42間に形成される隙間に挿入されるように支持される。ここで、トナーカートリッジ36は、カートリッジホルダ34において、現像器21、23、25、27から遠い側の他の列に装着され、トナーカートリッジ38は、現像器21、23、25、27に近い側の一の列の最上段に装着される。そして、トナーカートリッジ40およびトナーカートリッジ42は、それぞれ前記一の段の中断および最下段に装着される。したがって、アンテナユニット118は、前記一方の列と前記他方の列とにおいて互いに隣接する2個のトナーカートリッジの間に位置するアンテナであり、アンテナユニット120は、前記一方の列における残りの2個のトナーカートリッジの間に位置するアンテナである。
一方、カートリッジホルダ34における着脱部96に装着されたトナーカートリッジ36には、収納室68における収納部68A内に無線通信タグ72が嵌挿され、着脱部98に装着されたトナーカートリッジ38には収納室64に無線通信タグ72が嵌挿されている。これにより、トナーカートリッジ36におけるタグ側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ124の厚さ方向に沿った一方のコイル面に十分に近接させつつ正対させ、またトナーカートリッジ38におけるタグ側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ124の厚さ方向に沿った他方のコイル面に十分に近接させつつ対向させる。
また、カートリッジホルダ34における着脱部100に装着されたトナーカートリッジ40には、収納室66内に無線通信タグ72が嵌挿され、着脱部102に装着されたトナーカートリッジ42には収納室68における収納部68B内に無線通信タグ72が嵌挿されている。これにより、トナーカートリッジ40におけるタグ側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ124の上面側のコイル面に十分に近接させつつ正対させ、またトナーカートリッジ42におけるタグ側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ124の下面側のコイル面に十分に近接させつつ正対させる。
ここで、タグ側アンテナ82と本体側アンテナ124との電波送受信は、通常、アンテナ間の距離が短いほど効率が良くなり、またタグ側アンテナ82と本体側アンテナ124とが同軸的な位置関係に近づくほど効率が良くなる。レーザプリンタ10では、トナーカートリッジ38,40,42に取り付けられたタグ側アンテナ82については、本体側アンテナ124と同軸的に支持されており、アンテナ間の距離が一定の条件下では、略最高効率で本体側アンテナ124との電波送受信が可能になっている。またトナーカートリッジ36に取り付けられたタグ側アンテナ82については、本体側アンテナ124に一定角度(約20°)傾いて支持されているが、本体側アンテナ124との距離が十分に小さいことから、十分に高い効率で電波送受信が可能である。換言すれば、無線通信タグ72と本体側の無線通信装置130(図14に示す。)との間で使用される電波出力を十分に小さくすれば、良好な無線通信状態を維持しつつ、本体側アンテナ124と通信関係が設定されていない無線通信タグ72との混信が確実に防止可能になる。ここで無線通信装置130とアンテナユニット118、120とは、本発明の画像形成装置における通信制御部に相当する。
また、たとえば着脱部96に、本来装着されるべきトナーカートリッジ36に代えてトナーカートリッジ38、40、または42を装着すると、無線通信タグ72は、アンテナユニット118に相対する位置にはこないから、アンテナユニット118の本体側アンテナ124は、無線通信タグ72からの電波を受信することができない。これは、着脱部98、100、102についても同様である。このように、着脱部96、98、100、102に誤ったトナーカートリッジを装着すると、このトナーカートリッジに装着された無線通信タグ72からの電波がアンテナユニット118およびアンテナユニット120の何れにおいても受信されないから、アンテナユニット118およびアンテナユニット120において無線通信タグ72からの電波が受信されたか否かに基づいて着脱部96、98、100、102に正しいトナーカートリッジが装着されたか否かを検知でき、誤ったトナーカートリッジが装着されたときは、自動的に警報を発生することができる。
レーザプリンタ10において、トナーカートリッジ36、38、40、42をカートリッジホルダ34における対応する着脱部96、98、100、102に装着する際には、先ず、トナーカートリッジ36、38、40、42を奥行方向に沿って装置奥側へ挿入し、トナーカートリッジ36、38、40、42の先端部を駆動プレート108に突き当てる。これにより、トナーカートリッジ36、38、40、42の先端部が駆動プレート108に連結されて支持され、また支持ブラケット106のシャッター係合部がトナーカートリッジ36、38、40、42のシャッター部材56に係合する。
次いで、ハンドル部48を用いてトナーカートリッジ36、38、40、42を時計方向へ所定角度だけ回転させることで、トナーカートリッジ36、38、40、42が着脱部96、98、100、102に装着完了する。このとき、駆動プレート108に配置された駆動連結板がトナーカートリッジ36、38、40、42の従動連結板52に噛み合い、駆動プレート108に内蔵された駆動モータが、駆動連結板及び従動連結板52を介してトナーカートリッジ36、38、40、42内のスクリューフィーダへトルク伝達可能に連結される。またトナーカートリッジ36、38、40、42の着脱部96、98、100、102での回転に連動し、支持ブラケット106のシャッター係合部によりトナーカートリッジ36、38、40、42のシャッター部材56が閉塞位置から開放位置ヘスライドし、トナー供給口54が開放される。
レーザプリンタ10では、現像器21、23、25、27の作動時に、作動している現像器21、23、25、27に対応する駆動プレート108に内蔵された駆動モータを回転させる。これにより、トナーカートリッジ36、38、40、42は、スクリューフィーダの作用によりトナー供給口54からトナーが所定速度で排出され、このトナーがトナー給送管114を通して作動状態にある現像器21、23、25、27に供給される。このとき、現像器21、23、25、27に供給されるトナー量は、現像のために消費されるトナーの量と略等しくなるように設定されている。
カートリッジホルダ34に装着されたトナーカートリッジ36、38、40、42はトナーを一時的に収容するための容器として構成されている。すなわち、レーザプリンタ10では、現像器21、23、25、27の作動時に、トナーカートリッジ36、38、40、42内からトナーを排出させ、このトナーを現像器21、23、25、27に供給し、またトナーカートリッジ36、38、40、42内に充填されたトナーが全て排出されると、そのトナーカートリッジ36、38、40、42が新しいものに交換される。このとき、トナーがトナーカートリッジ36、38、40、42内に密封されていることから、レーザプリンタ10に対するトナー補給を簡単な作業で行え、またトナー補給時におけるトナー飛散による装置内外の汚染も効果的に防止できる。
(無線通信システムの構成及び動作)
次に、上記のように構成された本実施形態に係るレーザプリンタにおける無線通信システムの構成及び動作について説明する。
図14には、本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成がブロック図として示されている。この無線通信システム128は、4個のトナーカートリッジ36、38、40、42にそれぞれ取り付けられた無線通信タグ72及び装置本体側に配置された無線通信装置130により構成されている。無線通信装置130は、カートリッジホルダ34に配置された2個のアンテナユニット118,120及び、これらのアンテナユニット118,120にそれぞれ内蔵された本体側アンテナ124に接続された本体部132を備えている。
前述したように、各トナーカートリッジ36、38、40、42に取り付けられる無線通信タグ72は、コイル上のタグ側アンテナ82及び回路基板92上に実装されたICチップ94を備えている。ICチップ94には、図7に示すように、CPU134、送受信回路136、電源回路138、ROM140及びEEPROM142が集積された単一素子として構成されている。CPU134は、ROM140に格納された制御プログラムに従って無線通信タグ72全体を制御する。またROM140には、制御プログラムに加えて、トナーカートリッジ36、38、40、42の種類に応じた固有の情報としてマルチID、パスワード及びシステムIDが格納されている。ここで、マルチIDとは、基本的にトナーカートリッジ36、38、40、42に種類に対応して予め決められたデータであり、またパスワード及びシステムIDは、それぞれ無線通信装置130との情報交換を許可された無線通信タグ72であることを確認するためのデータである。
一方、EEPROM142は、記憶情報を維持するための電力が不要とされた不揮発性の情報記憶素子であり、CPU134により任意の情報を書き込むと共に、書き込まれた情報から任意のものを読み出すことが可能とされている。具体的には、EEPROM142には、例えば、CPU134により下記のような情報が書き込まれ、必要に応じて書き込まれた情報の内容が更新される。
(1) 感光体ドラム20,22,24,26に対する露光量、帯電量、現像バイアス等のプロセス情報
(2) トナーカートリッジ36、38、40、42についてのロット番号、製造日、種類、保存期間、認識番号、リサイクル回数、リサイクル回数の上限値、カートリッジの構成部品の交換時期
(3) トナーについてのロット番号、製造日、充填量、種類、保存期間、リサイクル回数、リサイクル回数の上限値。
但し、トナーカートリッジ36、38、40、42は、カートリッジ側キー43の突出方向によって識別できるから、CPU134に共通の情報を書きこむようにしてもよい。
無線通信タグ72における送受信回路136は、情報送信時には、CPU134から送られてきたパラレルの情報信号をシリアルの情報信号に変換した後、この情報信号により変調された電気信号をタグ側アンテナ82へ出力する。これにより、タグ側アンテナ82からは、CPU134からの情報信号に対応する電波信号が出力(放射)される。また送受信回路136は、情報受信時には、タグ側アンテナ82により受信した電波信号により得られた電気信号をシリアルの情報信号に復調した後、この情報信号をパラレルの情報信号に変換してCPU134に出力する。
無線通信タグ72における電源回路138は、無線通信装置130との送受信時に、タグ側アンテナ82に電磁誘導により生じた所定周波数の交流電流を情報信号から分離し、この交流電流を直流電流に変換した後、CPU134及び送受信回路136に供給する。これにより、CPU134及び送受信回路136には、無線通信装置130との送受信時に必要な電力が供給され、無線通信タグ72には電池、バッテリ等の電源が不要とされている。
図14に示すように、無線通信装置130の本体部には、CPU144、送受信回路146、電源回路148、ROM150、RAM152及びインターフェイス回路154が設けられている。ここで、送受信回路146は、アンテナに対して2個の入出力端子146A,146Bを備えており、一方の入出力端子146Aにはアンテナユニット118の本体側アンテナ124が接続され、他方の入出力端子146Bにはアンテナユニット120の本体側アンテナ124が接続されている。送受信回路146は、無線通信タグ72との情報送受信時に、情報の入出力先に応じて入出力端子146A,146Bの一方のみをオン状態とし、他方をオフ状態とする。
CPU144は、ROM150に格納された制御プログラムに従って無線通信装置130全体を制御する。またROM150には、制御プログラムに加えて、全てのトナーカートリッジ36、38、40、42についてのマルチID、パスワード及びシステムIDが格納されている。CPU144は、無線通信タグ72から入力したマルチID及びパスワードをROM150に格納されたマルチID及びパスワードと比較することで、電波通信中の無線通信タグ72が取り付けられているトナーカートリッジ36、38、40、42の種類を識別すると共に、無線通信装置130との情報交換を許可された無線通信タグ72であることを確認する。
CPU144は、インターフェイス回路154を通してレーザプリンタ10の中央制御部(図示省略)から送られてきた各トナーカートリッジ36、38、40、42毎の感光体ドラム20,22,24,26に対する露光量、帯電量、現像バイアス等のプロセス情報、このプロセス情報に基づいて演算されるトナー消費量等の書き込み情報をRAM152に一時記憶させた後、所定のタイミングでRAM152から送信情報を読み出し、無線通信タグ72へ送信する。これにより、無線通信タグ72のCPU134は、無線通信装置130から受信した書き込み情報をEEPROM142に書き込み、トナーの充填量から消費量を減算したトナー残量をEEPROM142に記録する。
本体部における送受信回路146は、情報送信時には、CPU144から送られてきたパラレルの情報信号をシリアルの情報信号に変換した後、この情報信号により変調された電気信号を2個の本体側アンテナ124の何れかに出力する。これにより、本体側アンテナ124からは、CPU144からの情報信号に対応する電波信号が出力(輻射)される。また送受信回路146は、情報受信時には、本体側アンテナ124により受信した電波により得られた電気信号をシリアルの情報信号に復調した後、この情報信号をパラレルの情報信号に変換してCPU144に出力する。
本体部における電源回路148は、無線通信タグ72との交信中に所定周波数の交流電流を本体側アンテナ124に供給する。これにより、この本体側アンテナ124に対向するタグ側アンテナ82には電磁誘導が生じ、前述したように、無線通信タグ72に電力が供給される。ここで、電源回路148により本体側アンテナ124に供給される交流電流の周波数は、送受信回路136,146により情報伝送用に用いられる電気信号の周波数と送信時は同じ帯域が選択され、受信時は異なる帯域(例えば、高周波域)が選択されている。
また本体部のCPU144は、トナーカートリッジ36、38、40、42内から全てのトナーが排出されたことを判断した時点で、そのトナーカートリッジ36、38、40、42に取り付けられた無線通信タグ72にカウントアップ信号を送信する。このカウントアップ信号を受けた無線通信タグ72のCPU134は、EEPROM142に書き込まれているトナーカートリッジ36、38、40、42についてのリサイクル回数及びトナーについてのリサイクル回数に“1”を加算する。
図15には、本実施形態に係る無線通信システム128における通信開始処理の一連の手順が示されている。レーザプリンタ10では、電源投入、トナーカートリッジ36、38、40、42の交換、ジャム等の異常発生後のリセット処理等が行われた場合に、無線通信装置130のCPU144により無線通信システム128の通信開始処理を行う。
なお、無線通信システム128において、無線通信装置130との通信が行われる通信先は、正確には各トナーカートリッジ36、38、40、42に取り付けられ無線通信タグ72であるが、以下の図15のフローチャートに係る記載では、無線通信先を正確に区別する必要ない場合は、説明を簡略化するため無線通信装置130の通信先を単に「トナーカートリッジ36、38、40、42」と記載する。
通信開始処理では、ステップ300にて、無線通信装置130側のマルチID(M)とトナーカートリッジ36側のマルチID(M)とが一致しているか否を判断する。ステップ300で、無線通信装置130側のマルチID(M)とトナーカートリッジ36側のマルチID(M)とが一致した場合、カートリッジホルダ34の着脱部96に適正なトナーカートリッジ36が装着されていると判断し、ルーチンをステップ304へ移行し、無線通信装置130がトナーカートリッジ36との通信を開始する。また無線通信装置130側のマルチID(M)とトナーカートリッジ36側のマルチID(M)が一致しない場合には、ルーチンをステップ302へ移行し、カートリッジホルダ34の着脱部96にトナーカートリッジが装着されていないか、又は着脱部96に装着されているトナーカートリッジが不適正なものであると判断し、所定のエラー処理を実行する。
ステップ304〜306で、無線通信装置130とトナーカートリッジ36との間で、パスワード照合及びシステムID照合を順に行う。このとき、トナーカートリッジ36側のパスワード及びシステムIDの何れかが適正でないと判断された場合には、着脱部96に装着されているトナーカートリッジが不適正なものであると判断し、ルーチンをステップ308へ移行し、所定のエラー処理を実行する。またトナーカートリッジ36側のパスワード及びシステムIDの双方が適正であると判断された場合には、ルーチンを310へ移行し、無線通信装置130のCPU144は、トナーカートリッジ36における無線通信タグ72を制御し、EEPROM142から感光体ドラム20,22,24,26に対する露光量、帯電量、現像バイアス等のプロセス情報及びトナーについての充填量、種類及び保存期間等のトナー情報を読み取る。
ステップ312では、無線通信装置130におけるCPU144は、トナーカートリッジ36におけるCPU134との間で、EEPROM142から読み取った情報がEEPROM142に書き込まれているから情報と一致しているか否かを判断するリードチェックを実行し、双方の情報が一致している場合には、ルーチンをステップ314へ移行し、また双方の情報が一致していない場合には、ルーチンをステップ310にリターンし、EEPROM142から読み取った情報がEEPROM142に書き込まれた情報と一致するまで、EEPROM142に対する情報の読み取り処理を繰り返す。
ステップ314では、無線通信装置130のCPU144は、レーザプリンタ10固有の識別番号、ユーザ固有の識別番号、トナーカートリッジ36の使用開始時間等の初期情報をトナーカートリッジ36における無線通信タグ72へ送信し、この初期情報を無線通信タグ72のEEPROM142に書き込む。ステップ316では、無線通信装置130におけるCPU144は、トナーカートリッジ36におけるCPU134との間で、送信した初期情報がEEPROM142に誤り無く書き込まれた否かを判断するリードチェックを実行し、双方の情報が一致している場合には、トナーカートリッジ36との通信開始処理を終了させる。また双方の初期情報が一致していない場合には、ルーチンをステップ314にリターンし、無線通信タグ72に送信した初期情報がEEPROM142に書き込まれた情報と、EEPROM142に対する情報の書き込み処理を繰り返す。
無線通信システム128では、上記したMトナーを収容したトナーカートリッジ36についての通信開始処理が完了したならば、他のY、K及びCのトナーを収容したトナーカートリッジ38,40,42との間でも、図8に示される一連の通信開始処理と基本的に同一の処理を順に実行する。レーザプリンタ10の中央制御は、無線通信装置130と全てのトナーカートリッジ36、38、40、42との間の通信開始処理が終了した後、画像形成動作が開始可能となるようにインターロックを解除する。
また中央制御部は、画像形成を1回行う毎に、又は画像形成を所定回数行う毎に、無線通信装置130におけるインターフェイス回路154を通して各トナーカートリッジ36、38、40、42に対応するプロセス情報、トナー消費量等に関する情報をCPU144に出力する。CPU144は、中央制御部からの情報を対応するトナーカートリッジ36、38、40、42の無線通信タグ72に送信すると共に、その無線通信タグ72のEEPROM142に中央制御部からの情報を書き込む。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成された本実施形態に係るレーザプリンタ10による作用について説明する。
本実施形態に係るレーザプリンタ10の備える無線通信システム128では、トナーカートリッジ36、38、40、42にそれぞれ配置されたタグ側アンテナ82を、そのコイル軸TCが着脱部96、98、100、102に対する挿脱方向に対して略直交するようにトナーカートリッジ36、38、40、42により支持することにより、タグ側アンテナ82をトナーカートリッジ36、38、40、42の端面部を覆うように配置する必要がなくなるので、トナーカートリッジ36、38、40、42の端面部にキャップ部46、従動連結板52等が配置されている場合でも、これらの部品等に干渉しないように、無線通信タグ72をトナーカートリッジ36、38、40、42に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態に係るレーザプリンタ10においては、前述のように、トナーカートリッジ36においてはカートリッジ側キー43の突出方向が着脱部96に設けられた本体側キー99Aの切欠き部の方向と一致している。同様に、カートリッジ側キー43の突出方向は、トナーカートリッジ38においては着脱部98に設けられた本体側キー99Bの切欠き部の方向と、トナーカートリッジ40において着脱部100に設けられた本体側キー99Cの切欠き部の方向と、トナーカートリッジ42において着脱部102に設けられた本体側キー99Dの切欠き部の方向と一致している。したがって、トナーカートリッジ36は、着脱部96以外には装着できず、トナーカートリッジ38は、着脱部98以外には装着できない。同様に、トナーカートリッジ40は、着脱部100以外には装着できず、トナーカートリッジ42は、着脱部102以外には装着できない。
更に、無線通信システム128では、本体側アンテナ124を、そのコイル軸BCがトナーカートリッジ36、38、40、42の着脱部96、98、100、102に対する挿脱方向に略直交し、かつ該コイル軸BCに直交するコイル軸直角方向に沿ったコイル面がてタグ側アンテナ82のコイル面に対向するように、カートリッジホルダ34に配置したことより、本体側アンテナ124を装置本体におけるトナーカートリッジ36、38、40、42の端面部に対向する部分に配置する必要がなくなるので、装置本体におけるトナーカートリッジ36、38、40、42の端面部に対向する部分に駆動連結板等の部品が配置されている場合でも、これらの部品へ干渉しないように、本体側アンテナ124を装置本体に容易に配置できる。
具体的には、無線通信システム128では、2個の本体側アンテナ124が2個のトナーカートリッジ36,38間に生じる隙間及び、2個のトナーカートリッジ40,42間に生じる隙間にそれぞれ配置されているので、従来、レーザプリンタでは有効利用されることが少なかった空間(デッドスペース)に本体側アンテナ124を配置でき、かつ本体側アンテナ124をタグ側アンテナ82に十分に近接させつつ、タグ側アンテナ82に対向させることも容易になるので、装置本体内の狭い空間に本体側アンテナ124を効率的に配置でき、かつ無線通信装置130と各トナーカートリッジ36、38、40、42に取り付けられた無線通信タグ72との間における電磁誘導による電力供給及び電波通信も確実に行えるようになる。
また無線通信システム128では、1個の本体側アンテナ124の表面部及び裏面部をそれぞれ異なるタグ側アンテナ82に対向していることから、本体側アンテナ124を小型のもの、具体的には、タグ側アンテナ82と略同一サイズにした場合でも、1個の本体側アンテナ124と2個のタグ側アンテナ82との間での電磁誘導及び電波送受信を確実に実行できるようになる。
2.実施形態2
実施形態1に係るレーザプリンタ10に使用できるトナーカートリッジの別の例について以下に説明する。
実施形態2に係るトナーカートリッジ36、38、40、42は、図16に示すように収納室68Aの壁面のうち、外周壁に切取部249Aと切取部249Bとが1部が重なり合うように互いに隣接して設けられている。そして、内周壁50に、無線通信タグ72を固定する固定リブ268A、268B、268Cがカートリッジ本体44の軸線方向に沿って設けられている。
一方、図17に示すように、収納室68Aに装着される無線通信タグ272の底面には、固定リブ268A、268B、268Cに嵌合する凹溝274A、274B、274Cが設けられている。
収容室68Aに無線通信タグ272を装着するときは、図16に示すように、切取部249Aと切取部249Bとの何れか一方を削除してメカキー突出部75を逃がす切欠き部251を形成し、図18に示すように、凹溝274Aと凹溝274C、または凹溝274Bと凹溝274Cとが固定リブ268A、268B、268Cのうちの2つに嵌合するように装着する。図18において、実線は切取部249Bを削除したときの、二点鎖線は切取部249Aを削除したときの無線通信タグ272の挿着位置を示す。切取部249Bを削除したときは、図18において実線で示すように、凹溝274Bと凹溝274Cとが夫々固定リブ268Bと固定リブ268Cとに嵌合するように無線通信タグ272を装着する。このとき、固定リブ268Aは、無線通信タグ272の左側の側面に当接する。一方、切取部249Aを削除したときは、図18において二点鎖線で示すように、凹溝274Aと凹溝274Cとが夫々固定リブ268Aと固定リブ268Bとに嵌合するように無線通信タグ272を装着する。ここで、図16〜図18に示すように、固定リブ268A、268B、268Cは左から右に向かって配列されているから、切取部249Aを削除して装着したときの無線通信タグ272の装着位置である第1の装着位置は、切取部249Bを削除して装着したときの無線通信タグ272の装着位置である第2の装着位置の左隣である。
これらの点を除いては、実施形態2に係るトナーカートリッジ36、38、40、42、および無線通信タグ272の構成は、実施形態1で述べた通りである。
このように、実施形態2に係るトナーカートリッジ36、38、40、42は、切取部249Aと切取部249Bとの何れを削除するかを選択することにより、同一の収容室68Aにおいても無線通信タグ272の装着位置を選択できるから、カートリッジ側キー43の位置も選択できる。したがって、たとえば、トナーカートリッジ36、38、40、42に収容されたトナーの色だけでなく、どのメーカのレーザプリンタに装着すべきかという情報も、カートリッジ側キー43の位置によって表すことができるから、無線通信タグ272に記録すべき情報を更に共通化できる。
3.実施形態3
実施形態1に係るレーザプリンタ10に使用できるトナーカートリッジおよび前記トナーカートリッジに装着される無線通信タグの更に別の例について以下に説明する。
実施形態2に係るトナーカートリッジ36、38、40、42は、図19に示すように収納室68Aの外周壁に切取部349Aと切取部349Bとが互いに隣接して設けられている。切取部349Aと切取部349Bとには、装着した無線通信タグ372を収納室68Aから脱出しないように保持する保持爪350Aおよび350Bが夫々設けられている。
一方、図20に示すように、無線通信タグ372においては、外壁部84即ち円柱状に湾曲した側の面における一方の短円寄りの部分からメカキー突出部75が突出している。そして、メカキー突出部75が突出する側の側板374Aの上縁には、保持爪350Aおよび350Bと係合して無線通信タグ372を係止する保持爪受け部371Aおよび371Bがメカキー突出部75を間に挟むように設けられている。
無線通信タグ372をトナーカートリッジ36、38、40、42の収納室68Aに装着するときは、図21および図22に示すように、切取部349Aと切取部349Bとの一方を削除する。切取部349Aを削除したときは、図21に示すように、無線通信タグ372においては、切取部349Aを削除して形成された切欠き部351Aからメカキー突出部75が突出し、同時に、残った切取部349Bの保持爪350Bが保持爪受け371Bと係合して無線通信タグ372を保持する。一方、切取部349Bを削除したときは、図22に示すように、無線通信タグ372においては、メカキー突出部75は切取部349Bを削除して形成された切欠き部351Bから突出し、同時に、残った切取部349Bの保持爪350Bが保持爪受け371Bと係合して無線通信タグ372を保持する。
このように、切取部349Aおよび切取部349Bの何れか一方を削除したときは、残った方によって無線通信タグ372が保持される。
しかし、切取部349Aと切取部349Bとの両方を削除すると、図23に示すように、保持爪受け371Aおよび保持爪受け371Bの何れかに係合して無線通信タグ372を保持する部材は無いから、無線通信タグ372は最早収容室68A内部には固定されず、自由に動き回る。したがって、メカキー突出部75は、識別キーとしては機能し得なくなるので、トナーカートリッジ36、38、40、42のうち使用済みのものを回収してたとえば異なる色のトナーを充填し、無線通信タグ372を再装着して再生することは極めて困難である。
本発明は、識別情報タグを設けたカートリッジを装着して使用する形態の画像形成装置であれば、どのようなものにも適用できる。
図1は、実施形態1に係るレーザプリンタの全体的な構成を示す概略断面図である。 図2は、図1に示すレーザプリンタの備えるカートリッジホルダを斜め上方から見た構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示すカートリッジホルダからトナーカートリッジを脱着したところを斜め前方から見たところを示す斜視図である。 図4は、図2に示すカートリッジホルダからトナーカートリッジを脱着したところを後方から見たところを示す斜視図である。 図5は、図2に示すカートリッジホルダの備える着脱部における入口部の構成を示す拡大斜視図である。 図6は、図1に示すレーザプリンタに装着されるトナーカートリッジを底面側から見たところを示す斜視図である。 図7は、図6に示すトナーカートリッジに無線通信タグを装着したところを示す斜視図である。 図8は、前記無線通信タグの外形を示す斜視図である。 図9は、前記無線通信タグの内部構造の一例を示す断面図である。 図10は、無線通信タグを装着したトナーカートリッジの軸線方向に沿った断面を示す断面図である。 図11は、無線通信タグを装着したトナーカートリッジの半径方向に沿った断面を示す断面図である。 図12は、前記無線通信タグの内部構造の一例を示す断面図である 図13は、無線通信タグを装着したトナーカートリッジをレーザプリンタに装着したときの、メカキー突出部とレーザプリンタに設けられたアンテナユニットとの相対的な位置関係を示す斜視図である。 図14は、前記無線通信タグと本体側の無線通信装置とにより構成される無線通信システムの構成の概略を示すブロック図である。 図15は、前記無線通信システムにおける通信開始処理の一連の手順を示すフローチャートである。 図16は、実施形態2に係るトナーカートリッジの底面側の構成を示す斜視図である。 図17は、図16に示すトナーカートリッジに装着される無線通信タグの斜視図である。 図18は、図17に示す無線通信タグを図16に示すトナーカートリッジの収納室に装着したところを底面から見たところを示す平面図である。 図19は、実施形態3に係るトナーカートリッジの底面側の構成を示す斜視図である。 図20は、図19に示すトナーカートリッジに装着される無線通信タグの外形を示す斜視図である。 図21は、図19に示すトナーカートリッジにおいて、2枚の切取部のうちの1枚を削除して図20に示す無線通信タグを装着したところを示す斜視図である。 図22は、図19に示すトナーカートリッジにおいて、2枚の切取部のうちの1枚を削除して図20に示す無線通信タグを装着したところを示す斜視図である。 図23は、図19に示すトナーカートリッジにおいて切取部を2枚とも削除したときの無線通信タグの状対を示す。
符号の説明
10 レーザプリンタ
21 現像器
21 現像部
34 カートリッジホルダ
36 カートリッジ
36 トナーカートリッジ
38 トナーカートリッジ
40 トナーカートリッジ
42 トナーカートリッジ
43 カートリッジ側キー
44 カートリッジ本体
45 底板部
49 切取部
51 切欠き部
64 収納室
66 収納室
68A 収納室
68B 収納室
72 無線通信タグ
96 着脱部
98 着脱部
99A 本体側キー
99B 本体側キー
99C 本体側キー
99D 本体側キー
100 着脱部
102 着脱部
122 ケーシング部
124 本体側アンテナ
128 無線通信システム
130 無線通信装置
249A 切取部
249B 切取部
251 切欠き部
268A 固定リブ
268B 固定リブ
268C 固定リブ
272 無線通信タグ
274A 凹溝
274B 凹溝
274C 凹溝
349A 切取部
349B 切取部
350A 保持爪
350B 保持爪
351A 切欠き部
351B 切欠き部
371A 保持爪受け部
371B 保持爪受け部
372 無線通信タグ
374A 側板

Claims (5)

  1. 画像形成装置の着脱部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、
    前記カートリッジには、他のカートリッジと識別する識別情報が記憶された識別情報タグが装着されるとともに、前記識別情報タグには、前記着脱部に設けられた切り欠き部と係合することによって前記カートリッジを前記着脱部に装着可能とするように形成された識別キーが設けられ、前記カートリッジは、同一の形状の識別情報タグを装着する複数のタグ取付部を有し、前記識別情報タグは前記タグ取付部のうちの1つに装着され、 前記タグ取付部の壁面には、前記壁面の特定部分を切り欠くことによって前記識別タグが装着可能になる切欠き部が複数箇所形成され、前記切欠き部は、2箇所以上を切り欠くと前記識別情報タグが固定できなくなるように形成されてなることを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記識別キーは前記カートリッジの表面から突出した突出部である請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記識別情報タグは、前記画像形成装置との間で非接触で通信する非接触通信タグである請求項1または2に記載のカートリッジ。
    情報タグが装着可能になるように形成されてなる請求項4に記載のカートリッジ。
  4. 同一機能を有するカートリッジにおいては、前記識別情報タグに記憶させる情報を共通化したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のカートリッジ。
  5. 画像形成装置の着脱部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、
    前記着脱部に設けられた切り欠き部に係合することによって前記カートリッジを前記着脱部に装着可能とするように形成された突出部である識別キーを備え
    前記識別キーの内部には、他のカートリッジと識別する識別情報が記憶された識別情報タグが設けられている
    カートリッジ。
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