JP4482431B2 - 自動水栓 - Google Patents
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Description
ところで近年、特にキッチン水栓等としてホース収納式水栓、詳しくは吐水ヘッドに接続した可撓性のホースを吐水パイプ内に挿通状態に収納し、必要に応じてホースを吐水ヘッドとともに引き出し可能となした水栓が好んで用いられるようになって来ている。
ここで本発明では吐水パイプの外面を支持面として上記コネクタを直接支持するようになしておく。
図1において、10はキッチンのキャビネットで、12はカウンターであり、このカウンター12上に起立する状態で水栓の本体部14と吐水部16とが設けられている。ここで吐水部16は本体部14に対して所定角度回動可能とされている。
また吐水部16は、図3に示しているように逆U字状のグースネック形状をなしている。
同図に示しているように吐水部16は、先端に吐水口18を有し、可撓性のホース20とともに引出し可能な吐水ヘッド22と、金属パイプから成る吐水パイプ24とを有している。
そしてこのバルブユニット26の水流入口に対して給水用の元配管(以下単に給水元管と略す)が止水栓28,分岐継手32及び接続ホース34を介して接続されている。
また湯流入口に対して給湯用の元配管(以下単に給湯元管と略す)が、止水栓30及び接続ホース36を介して接続されている。
このバルブユニット26の水流出口及び湯流出口からは水,湯のサプライ管38,40が上向きに延び出しており、それらの先端が上記の水栓の本体部14に接続されて、その本体部14に水,湯がそれぞれ供給されるようになっている。
ここでホース20はカプラ44から上向きに延び出した後、1回転した上で本体部14,吐水パイプ24を挿通し吐水ヘッド22に接続されている。
浄水器46は、水道水を後述のフィルタ66(図2参照)に通して浄化するもので、その浄化後の浄水を流出させるホース50が浄水器46から延び出している。
このホース50の先端はカプラ44を介して、吐水ヘッド22に繋がるホース20に接続されている。
即ち浄水器46から流出した浄水がホース50,20を通じて吐水ヘッド22に導かれ、その先端の吐水口18から吐水されるようになっている。
供給された水と湯とはレバーハンドル60の操作に基づいて所定比率で混合された上、同じくそのレバーハンドル60の操作に基づいて決定された所定流量で流出路62を通じ吐水ヘッド22に送られ、先端の吐水口18から吐水される。
ここでレバーハンドル60は、左右回動操作によって水と湯との混合比率の調節即ち温度調節を行い、また上下回動操作によって流量調節を行う。
これら給水路54,給湯路56及び浄水路64のそれぞれには流路を開閉する電磁弁68,70,72及び逆流防止をなす逆止弁74が配設されている。
尚浄水路64には定流量弁73が設けられている。
このバイパス路76上にもまた、流路を開閉する電磁弁78と逆止弁74が設けられている。
これら電磁弁68,70,72,78はそれぞれコントローラ52に電気的に接続されていて、コントローラ52によって動作制御される。
即ちレバーハンドル60の操作位置が、混合弁58内における湯の流路を全開、水の流路を全閉状態とする状態にあると、後述する人体検知センサ(水用センサ116)による人体検知に基づいて吐水口18から水吐水させようとしてもこれを行うことができない。
そこで給水路54と給湯路56とをバイパス路76で連絡しておき、混合弁58内において水の流路が全閉状態にあっても、給水元管からの水をバイパス路76,給湯路56,更に流出路62を通じて吐水口18へと供給可能となしているのである。
また図10(B)に示しているように電磁弁68及び70が開,電磁弁72及び78が閉の状態の下で、給水元管からの水と給湯元管からの湯がそれぞれ給水路54及び給湯路56を通じて混合弁58に送られてそこで混合され、適温の湯とされた上で流出路62を通じ吐水口18から湯が吐水(湯吐水)される。
一方図10(C)に示しているように電磁弁68,70及び78の何れもが閉で、電磁弁72のみが開の状態の下では、給水元管からの水が浄水器46、つまり浄水路64の側に導かれてフィルタ66を通り、浄水となって流出路62を通じ吐水口18から吐水(浄水吐水)される。
ここで水用センサ116は使用者に近い手前側に(前側に)、また湯用センサ118は奥側に設けられている。従って水用センサ116は湯用センサ118に対して下位置に、また湯用センサ118は水用センサ116に対して上位置に位置している。
本実施形態においては、吐水部16の側面側にも浄水用センサ(浄水用の人体検知センサ)120が設けられている。
尚吐水部16の先端部下面には、吐水やシンク或いはシンク内の容器等に光を照射してほのかに照らし出す光照射部122が設けられている。
一方湯用センサ118の上方に手をかざすと、湯用センサ118による手の検知に基づいて、吐水口18から適正温度に温度調節された湯(温調水)が吐水され、そしてその湯吐水中に再び湯用センサ118の上方に手をかざすと、そこで湯吐水が停止する。
そのようにコントローラ52が対応する各電磁弁68,70,72,78を動作制御する。
これらの図に示しているように吐水部16はホース20とともに引き出し可能な吐水ヘッド22と、吐水パイプ24と、断面U字状をなして吐水パイプ24内部に挿入されたインナ部材126と、その先端側に設けられてホース20を挿通ガイドする概略筒状のガイド部材128と、その下側からこれを被うガイドカバー130とを有している。
尚このガイド部材128は吐水パイプ24の一部とみることもできる。
本実施形態ではまた上記水用センサ116,湯用センサ118,浄水用センサ120とコントローラ52とを繋ぐ電気配線180が吐水パイプ24内を挿通して延びている。上記インナ部材126は、その外側においてこの電気配線180を挿通ガイドしている。
ガイド部材128には、その側面に浄水用センサ120が取り付けられている。ガイドカバー130は、その浄水用センサ120に対応する部分が透光性とされている。従ってガイドカバー130もまたセンサカバーとしての働きを有している。
基板140にはまた、湯吐水状態であるかそうでないかを表示するためのLED148が搭載されており、湯吐水状態の下ではこのLED148が点滅し、またそうでないときにはLED148が点灯保持するようになっている。
ここでLED150は水吐水中であれば点滅を行い、またそうでないときには点灯状態を保持して、水吐水中であるか否かを表示する。
このセンサユニット132にはまた、基板140に現在の吐水温度を表示するための3色(RGB)LED152が搭載されている。
このLED154は浄水吐水中においては点滅動作し、またそうでないときには点灯状態を保持することによって、浄水吐水中であるか否かを表示する。
ここでコネクタ182は雄コネクタ182-1と雌コネクタ182-2とから成っており、その雌コネクタ182-2に対してセンサ側配線180-2が接続され、また雄コネクタ182-1に対してコントローラ側配線180-1が接続されている。
吐水パイプ24には、その先端から図中右方に所定距離引き込んだ位置において管壁を貫通する引出穴(ここでは円形)184が設けられており、この引出穴184を通じて吐水パイプ24内からコントローラ側配線180-1が吐水パイプ24外に引き出された上、コネクタ182に詳しくは雄コネクタ182-1に接続されている。
尚この引出穴184は、吐水パイプ24をその先端から切り欠いて形成すること、即ち切欠穴とすることも可能である。
この吐水ヘッド22の先端には、吐水口18からの吐水をストレート吐水からシャワー吐水に又はその逆に切換操作する切換操作部160が設けられている。
この温度表示リング162は、概略リング状をなす透光性の樹脂から成っていて、図5の部分拡大図に示しているように後方への延出部164が一体に成形されており、この延出部164に対して上記3色LED152からの光が照射されるようになっている。
3色LED152から延出部164に照射された光は、温度表示リング162の内部を通ってその外周面から周辺に放射される。
即ちサーミスタ170による検出温度、即ち吐水口18からの吐水温度が低いときには青色を、吐水温度が高いときには赤色を、中間のときにはそれらに応じた色を発色して現在の吐水温度がどのような温度であるかをその色変化によって表示する。
この実施形態では、給水元管からの水及び給湯元管からの湯をそれぞれ上記のようなバルブユニットを経由することなく、直接本体部14内の混合弁58に供給するようにし、そして流出路62を構成する流出管42とホース20とを接続するカプラ171に、流出路62を開閉する電磁弁172を設けている。
即ちここでは、温調された湯を吐水口18から吐水させ又は止水するための電磁弁172を混合弁58の2次側に設けている。
この第2の給水路174上には、定流量弁73と第2の給水路174を開閉する電磁弁176とが設けてある。
但しここでは湯用センサ118が使用者に近い手前側(前側)に、また水用センサ116が奥側に設けられている。
同図に示しているように、ここではカプラ171に吐水の温度をその上流部で検出するための温度検出素子としてのサーミスタ170が電磁弁172と併せて組み付けられている。
更にまたこのカプラ171には、水抜栓110と電磁弁172の主弁をなすダイヤフラム弁98を開放させる開放操作部材112が組み込まれている。
この実施形態の場合、水吐水に代えて浄水吐水が行われる以外は図11及び図12に示す実施形態と基本的に同様である。
この実施形態は、図11及び図12に示す第2の給水路174,図13の実施形態における浄水路64を省略した形態のもので、吐水部16には湯用センサ118のみが設けられている。
他の点については図11〜図13に示す実施形態と同様である。
22 吐水ヘッド
24 吐水パイプ
52 コントローラ(制御部)
116 水用センサ(人体検知センサ)
118 湯用センサ(人体検知センサ)
120 浄水用センサ(人体検知センサ)
136 センサカバー(カバー)
180 電気配線
180-1 コントローラ側配線(制御部側配線)
180-2 センサ側配線(人体検知センサ側配線)
182 コネクタ
184 引出穴
Claims (1)
- 吐水ヘッドに接続された可撓性のホースを吐水パイプ内に引出し可能に挿通するとともに、人体検知センサと制御部とを繋ぐ電気配線を該吐水パイプ内に挿通し、該電気配線は制御部側配線と人体検知センサ側配線とがコネクタにて配線連結してあり、該コネクタが該吐水パイプの径方向外面と更にその外側のカバーとの間に且つ該吐水パイプの該外面を支持面として該外面により直接支持された状態で収容配置してあるとともに、該吐水パイプには管壁を貫通する引出穴が設けてあって、該吐水パイプ内から前記制御部側配線が該引出穴を通じて該吐水パイプの外側に引き出された上、前記コネクタに接続してあることを特徴とする自動水栓。
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