JP2000220179A - 自動水栓装置 - Google Patents

自動水栓装置

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JP2000220179A
JP2000220179A JP11022276A JP2227699A JP2000220179A JP 2000220179 A JP2000220179 A JP 2000220179A JP 11022276 A JP11022276 A JP 11022276A JP 2227699 A JP2227699 A JP 2227699A JP 2000220179 A JP2000220179 A JP 2000220179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水栓の回転ハンドルやレバーハンドルを操作
中に手以外の体を誤感知することを少なくし、しかも、
水栓が汚れにくく、水栓ヘッドにセンサーを納めた従来
のように吐水口先端部が大きくなく、スパウトの外観を
壊すことがなく、デザイン性に優れた自動水栓装置を提
供する。 【解決手段】 スパウト13の途中位置に設けられたセ
ンサー15に手を翳した時に吐水し、再度手を翳した時
に止水するように構成された自動水栓装置10におい
て、センサー15の検知角度が、スパウト13の中心を
通る垂直面を基準にして、右上側又は左上側に垂直面か
ら10〜80度の範囲内にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所や洗面所で使
用される自動水栓装置に係り、特に、人の手をセンサー
で検知し、スパウトの先部に設けられた吐出口からの水
の吐出及び止水を行う自動水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水栓の台座部分に流量調整や温度調整を
行う回転ハンドル又はレバーハンドルが設けられている
水栓装置においては、吐水口の先部等にセンサー(通
常、投光器と受光器を有する反射型光電センサー)が設
けられ、このセンサーに手を翳したときに吐水し、再度
手を翳すと止水するものが知られている。そして、従来
の自動水栓装置に設けられたセンサーの感知方向につい
て、次に示すものが提案されていた。なお、以下に示す
方向は、水栓側から使用者を正面視したときの向きを示
すものとする。 (1)実開平3−86159号公報に示す自動水栓装置
のように、吐水口先端部にセンサーがその検知方向(投
光方向)を正前方に向けて設けられたもの。 (2)特開平10−306483号公報に示す自動水栓
装置のように、センサーの検知方向を上斜め前方か下方
へ向けて設けられたもの。 (3)特開平3−147942号公報に示す自動水栓装
置のようにセンサーの検知方向が正横方向に向けて設け
られたもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動水栓装置は、以下の問題があった。実開平3−
86159号公報に示す自動水栓装置のようにセンサー
の検知方向が正前方を向いている場合において、使用者
の手以外部分(例えば、腕や体など)に誤感知し、使用
者が意識しない時に吐水されてしまうという危険があ
る。また、特開平10−306483号公報に示す自動
水栓のようにセンサーの検知方向が上斜め前方を向いて
いる場合、水栓使用中に使用中の手でセンサー部分を翳
すと、その翳した手についた水滴や石鹸や油等の汚れが
操作するたびにセンサー部やその近傍の水栓の部分に落
ち、それにより誤感知が発生したり、水栓自体が汚れる
という問題があった。そして、センサーの検知方向を下
方に向けると、洗い作業中の手を検知して誤動作する虞
れがある。特開平3−147942号公報に示す自動水
栓装置では、水栓ヘッド部にセンサーが内蔵されている
ため、先端の部分が大きくなりデザイン性が悪くなり、
センサーを横方向に向けて設置すると、使用者が水栓金
具の台座部分に設けられている回転ハンドルやレバーハ
ンドルの操作時に、センサーが腕を誤検知し、使用者が
意識しないときに吐水されてしまう問題があった。そし
て、特開平10−306483号公報に提案されている
自動水栓装置のようにセンサーの接続部をスパウトの外
部に設ける構造にすると、センサーの保守点検をする場
合、水栓を分解するような大掛かりな作業が必要である
という問題があった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、好ましくは、スパウトの台座部分に流量調節や温度
調節を行う回転ハンドル又はレバーハンドルが設けられ
ている従来の回転ハンドル又はレバーハンドル式水栓の
吐水口先端部にセンサーを設け、このセンサーに手を翳
した時に吐水され、再度手を翳すと止まるようにした回
転ハンドル又はレバーハンドル付きの自動水栓装置にお
いて、水栓の回転ハンドルやレバーハンドルを操作中に
手以外の体を誤感知することが少なくなる自動水栓装置
を提供することを主な目的とする。そして、水栓が汚れ
にくく、スパウトの先部が大きくなく、スパウトの外観
を壊すことがなく、デザイン性に優れた自動水栓装置を
提供することを更なる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る自動水栓装置は、スパウトの途中位置に設けられた
センサーに手を翳した時に吐水し、再度手を翳した時に
止水するように構成された自動水栓装置において、前記
センサーの検知角度が、前記スパウトの中心を通る垂直
面を基準にして、右上側に又は左上側に前記垂直面から
10〜80度の範囲内にある。ここで、スパウトとは、
温度調整等を行う回転ハンドル又はレバーハンドルが設
けられる水栓本体の先側に設けられた吐水具を含む管部
をいう。また、センサーには、例えば、可視光線や赤外
線等を利用した反射型の光センサーを用いるのが好まし
いが、指向性を有するものであれば、他のセンサーであ
っても本発明は適用される。前記センサーの検知角度が
垂直面を基準にして右上側に又は左上側に垂直面から1
0〜80度の範囲内であるので、センサーに手を反応さ
せるときにスパウトに水が付着しにくく、スパウトの基
部に設けられた調整手段を操作するときに誤感知しにく
い。また、センサーの検知角度は、20度以上70度以
下の範囲内であれば、より好ましい。これによってスパ
ウトへの水の付着がより少なくなり、また、より誤感知
しにくくなる。
【0006】また、前記センサーを吐水口の後方かつ通
水部の下側に設置すると好ましい。このように構成する
ことによって、スパウトを正面から見たときにセンサー
が目立たなくなる。ここで、本発明に係る自動水栓装置
においては、スパウトの基部が取付けられた台座に、流
量及び/又は温度を調節する調整手段が一方に偏心して
設けられ、前記センサーの検知方向と前記調整手段の偏
心方向は同じ側にあることが好ましい。このように構成
することによって、ハンドルの操作とセンサーに手を翳
す動作を片手で行うことができる。前記調整手段には、
例えば、回転ハンドル又はレバーハンドルが用いられ
る。また、前記センサーは、前記スパウトとは別体から
なる専用のケーシングに収納されて、前記スパウトに取
付けられているのが好ましい。これによってセンサーの
取付けが簡単になり、また、配線スペースを小さくして
センサーの収納部を小さくできる。ここで、前記ケーシ
ングは、前記センサーを挟持する対となる2部品からな
って、それぞれ一方に差し込み掛止部を他方にねじ止め
部を有し、前記スパウトの下側に設けられている取付け
孔に前記差し込み掛止部を掛止すると共に、前記スパウ
トに前記ねじ止め部をねじ固定して取付けられると好ま
しい。センサーを挟持して固定すると締結金具を省略で
き、また、下側に取付けると、自動水栓装置を上方から
見たとき目立たなくなり、水栓の外観を壊すことがな
い。また、前記ケーシングには、前記センサーをそのコ
ントローラに接続するコネクターが収納するのが好まし
い。こうすると、センサーの保守、点検作業をケーシン
グを取り外すだけで簡単に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の
形態に係る自動水栓装置の正面図、図2は自動水栓装置
の要部構造を示す側断面図、図3は図2の矢視A部拡大
断面図、図4は図3における矢視B−B断面図、図5は
分解状態のスパウト及びケーシングの斜視図、図6はセ
ンサーを収納するケーシングの分解斜視図である。
【0008】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る自動水栓装置10は、緩やかな曲部が形成
された樹脂製の外管11及びその内側に略同形状の曲部
が形成された可撓性を有する樹脂製の内管12を有する
スパウト13と、スパウト13の基部に設けられた台座
14と、スパウト13の途中位置に設けられた光反射型
のセンサー15とを有している。以下、これらについて
詳しく説明する。
【0009】図1、図2に示すように、スパウト13の
外管11は、例えばABS等の硬質樹脂(又は金属)か
らなって、基側はストレートとなっているが、その先部
は円弧状に屈曲し、先部には接続具16を介して吐出具
17が設けられている。接続具16は先端部が斜めに切
断された外管11の内側に収納され、基側にはニップル
部18を先側には吐出具17の雌ねじに螺合する雄ねじ
19が形成されている。この外管11の吐水口の後方
(例えば、スパウト13の先端から5〜10cmの位
置)かつ通水部の下側には長孔19aが設けられて、そ
の部分にセンサー15が設置できるようになっている。
前記内管12は、屈曲可能な塩化ビニール管からなっ
て、外管11内に収納され、その先部は接続具16のニ
ップル部18に固着され、基部は接続補助具20を介し
て台座14内に形成される貯水室21に接続されてい
る。以上のような外管11及び内管12を備えたスパウ
ト13の基部が台座14に首振り可能に取付けられて、
吐出具17からの水の放出位置を変えることができるよ
うになっている。なお、図2、図3において、12aは
締め付けバンドを示す。
【0010】前記台座14の側部には、レバーハンドル
14aが上下及び左右に動かすことができるように取付
けられ、このレバーハンドル14aは温度調整手段及び
流量調整手段に連結されて、レバーハンドル14aの傾
きを変えることによって、前記吐出具17から放出され
る水の温度及び/又は吐水量を制御できる。なお、温度
調整手段及び流量調整手段の構造については周知である
ので、詳細な説明を省略する。台座14には前記温度調
整手段及び流量調整手段に接続されるホースが接続さ
れ、更に、センサー15に先部が接続されるコード(リ
ード線の集合)22が挿通している。
【0011】前記センサー15は、スパウト13の途中
位置の下部に形成された取付け孔の一例である長孔19
aに取付けられるケーシング23を介してスパウト13
に取付けられている。図5、図6に示すように、ケーシ
ング23は、左右対となる右ケーシング24と左ケーシ
ング25との2つ割構造となって、右ケーシング24及
び左ケーシング25の基側には長孔19aの基端側に嵌
入して掛止する断面L字状の差し込み掛止部26、27
をそれぞれ備え、先側にはスパウト13を構成する外管
11に螺着するビス28のねじ止め部を構成する取付け
部29、30を備えている。この取付け部29、30は
右ケーシング24及び左ケーシング25の周表面より窪
んだ位置に形成され、取付けにあってはそれぞれに形成
されたねじ孔29a、30aが重合し、このねじ孔29
a、30aに嵌入しこの右ケーシング24及び左ケーシ
ング25をスパウト13にねじ止めするビス28の頭が
露出しないようになっている。また、右ケーシング24
の底部には掛止突起24aを備えると共に、左ケーシン
グ25にはこの掛止突起24aが嵌入して係合する掛止
孔25aを備えて、両者を合わせた場合には、底部で右
ケーシング24及び左ケーシング25が分離しないよう
になっている。
【0012】そして、図5、図6に示すように、右ケー
シング24と左ケーシング25の外周部には、長孔19
aを囲んで円滑に外管11に接続される円滑接続部3
1、32を備え、これらが一体となったケーシング23
の下外側には斜め後ろ底方向に円滑に突出する膨張部3
3を備え、内部にはセンサー15の収納部34を内側の
複数の取付けリブ35、36を介して形成している。ま
た、図4に示すように、右ケーシング24の斜め上部に
は、その軸線が垂直面に対して45度の開口37が設け
られ、この部分にセンサー15の投受光部38が嵌入
し、下部及び底部は複数の前記取付けリブ35、36に
よって支持されて、センサー15がケーシング23に取
付けられるようになっている。なお、このセンサー15
の検知角度がスパウト13の中心を通る垂直面に対し
て、10〜80度(より好ましくは、20〜70度)内
の所定の検知角度になるように、センサー15の取付け
角度を変えることもできる。ここで、センサーの検知角
度とは、センサー15の投受光部を基準にして対して対
象物を検知できる角度をいう。従って、センサー15の
検知範囲に一定の広がりを有する場合には、その広がり
を考慮してセンサー15の取付け角度を決定することに
なる。
【0013】この実施の形態においては、台座14に設
けられたレバーハンドル14aが右側にあるので、セン
サー15の検知方向は右斜め上側にあり、これによっ
て、右手操作によってレバーハンドル14aの操作を行
うと共に、同じ右手を少し上げることによって、前記セ
ンサー15を作動させることができる。従って、温度及
び水量を調整するレバーハンドル14aがスパウト13
の左側に設けられた自動水栓装置においては、調整手段
の偏心配置方向と同じ側にあるように、センサー15の
検知方向も左斜め上方向にするのが好ましい。
【0014】以上に説明したように、センサー15は、
スパウト13とは別体からなる専用のケーシング23に
収納されてスパウト13に取付けられている。従って、
センサー15の取付けを行う場合には、内管12と外管
11の間を通過するリード線39(コード22の内側に
収納されている線)の端部に設けられたコネクター40
を、センサー15のコネクター41に接続し、センサー
15を左右から右ケーシング24と左ケーシング25で
挟持して組み合わせた状態で、右ケーシング24及び左
ケーシング25の基部に設けられている差し込み掛止部
26、27を長孔19aの基側に挿入した状態で、右ケ
ーシング24及び左ケーシング25の先部に形成されて
いる取付け部29、30のねじ孔29a、30aを重合
させて、ビス28にて外管11に止めることによって行
う。なお、分解する場合には逆の手順で行い、前記リー
ド線39の基部には図示しないコントローラが設けられ
て、所定の信号を内部に投光素子及び受光素子を有する
センサー15を制御している。
【0015】このように、ケーシング23は2部品から
構成されているので、右ケーシング24及び左ケーシン
グ25の複雑な成形も容易にでき、更にはセンサー15
の取付け及び保守点検も簡単に行うことができる。ま
た、ケーシング23はスパウト13の下側に取付けられ
るので、自動水栓装置10の使用時には上部から目立た
なくなり、外観性がよい。なお、左ケーシング25の適
正位置に雌ねじ穴を設け、センサー15に設けられてい
る締結孔42、43を利用してねじで固定することもで
きる。こうすることによってセンサー15をより強固に
ケーシング23に固定することができる。
【0016】次に、自動水栓装置10の使用方法及びそ
の作用について説明する。組み立てられた状態の自動水
栓装置10は、例えば、洗面台等に設置される。この自
動水栓装置10を使用するときは、まず、スパウト13
の前側にある吐水具17を手前側にして右手でセンサー
15の右上方約45度の方向に翳す。これによって、セ
ンサー15が反応して図示しないコントローラに信号が
送られ、コントローラによって制御される電磁弁が開
き、吐出具17から温水が放出される。ここで、右手で
レバーハンドル14aを上下、又は左右に動かすと、吐
水される水の温度及び量を制御することができるが、レ
バーハンドル14aはスパウト13の基部に接続される
台座14の右側に配置されているので、手の位置が、セ
ンサー15の検知範囲より下方に位置することになり、
結果として、センサー15を誤動作させることがない。
なお、吐出具17の高さが低い場合には、センサー15
の検知角度を例えば、垂直面に対して上斜め10〜60
度等のように、検知範囲を変えることによって対応でき
る。また、センサー15の検知角度が右上斜め方向とな
っているので、手に付着した雫等がセンサー15の上に
落ちてセンサーが誤動作したり、あるいは汚れるという
こともない。
【0017】次に、取付けられているセンサー15を交
換する場合には、ビス28を外して右ケーシング24、
左ケーシング25をそれぞれ取り外す。そしてコネクタ
ー40からコネクター41を抜くことによってセンサー
15を取り外すことができる。そして新たなセンサーの
コネクターをコネクター40に差し込み、右ケーシング
24、左ケーシング25でセンサーを挟持し、ビス28
で右ケーシング24、左ケーシング25をスパウト13
にねじ固定することによって交換が完了する。センサー
15を交換するときにスパウト13を分解する必要がな
いので保守、点検作業にかかる時間を短くすることがで
きる。
【0018】以上、本発明の一実施の形態について説明
してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、例えば、流量の調節を行うレバーハンドルの
数は2以上でもよく、また、複数のセンサーをスパウト
13の左右にそれぞれ設け、左利き、右利きいずれの人
にも使用できるようにすることもできる。また、自動水
栓装置は、単水栓(流量の調節のみで温度調節なし)と
の組み合わせでも使用することができ、さらに、レバー
ハンドルの代わりに回転ハンドルを使用して操作するこ
とも可能である。そして、前記実施の形態においては、
センサーとして光反射型のセンサーを用いたが、指向性
が狭ければ、例えば、超音波センサー等も使用でき、こ
の場合も本発明は適用される。
【0019】
【発明の効果】請求項1〜6記載の自動水栓装置におい
ては、センサーの検知角度が垂直面を基準にして、右上
側又は左上側に前記垂直面から10〜80の範囲内なの
で、従来のような正前方や横方向に向けたときに手以外
の使用者の体の一部を感知してしまう誤感知や、回転ハ
ンドル又はレバーハンドルの操作時に必然的に発生する
誤感知が少なくなる。また、スパウトを前方向に向けた
時に水栓やセンサーに手から落下する水や油が付着する
ことが少ないため、水栓が汚れにくく、台所での作業中
の動作を崩す事なく吐水・止水が清潔に行える。特に、
請求項2記載の自動水栓装置においては、センサーが吐
水口の後方かつ通水部の下側に設置されているので正面
から見たときに目立たなくなり、外観性がよい。請求項
3記載の自動水栓装置においては、センサーの検知方向
と調整手段が同じ側にあるので、センサーに手を翳す動
作と流量等を調整する動作が、両手を使うことなく片手
で簡単にできるので作業性が良い。請求項4記載の自動
水栓装置においては、センサーは専用のケーシングに収
納されているので、スパウトの先部を小さくして水栓の
外観を向上させることができる。請求項5記載の自動水
栓装置においては、ケーシングが2部品からなって、セ
ンサーを挟持するので、取付け用の締結部品等の部品点
数を減らし、安価に、確実にスパウトに取付けることが
できる。また、ケーシングはスパウトの下側に取付けら
れるのでスパウト本体の外観を壊すことがなく、デザイ
ン性に優れている。そして、請求項6記載の自動水栓装
置においては、ケーシングはコネクターを収納している
ので、スパウト本体を分解することなくケーシングを外
すだけでセンサーの保守点検が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係る自動水栓装
置の正面図である。
【図2】同自動水栓装置の要部構造を示す側断面図であ
る。
【図3】図2の矢視A部拡大断面図である。
【図4】図3における矢視B−B断面図である。
【図5】分解状態のスパウト及びケーシングの斜視図で
ある。
【図6】センサーを収納するケーシングの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10:自動水栓装置、11:外管、12:内管、13:
スパウト、14:台座、14a:レバーハンドル、1
5:センサー、16:接続具、17:吐出具、18:ニ
ップル部、19:雄ねじ、19a:長孔、20:接続補
助具、21:貯水室、22:コード、23:ケーシン
グ、24:右ケーシング、24a掛止孔、25:左ケー
シング、25a:掛止孔、26:差し込み掛止部、2
7:差し込み掛止部、28:ビス、29、30:取付け
部、29a、30a:ねじ孔、31、32:円滑接続
部、33:膨張部、34:収納部、35、36:取付け
リブ、37:開口、38:投受光部、39:リード線、
40、41:コネクター、42、43:締結孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川幡 学利 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 BB01 BC01 BC11 BC15 BE07 CA04 CC18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパウトの途中位置に設けられたセンサ
    ーに手を翳した時に吐水し、再度手を翳した時に止水す
    るように構成された自動水栓装置において、前記センサ
    ーの検知角度が、前記スパウトの中心を通る垂直面を基
    準にして、右上側又は左上側に前記垂直面から10〜8
    0度の範囲内にあることを特徴とする自動水栓装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動水栓装置において、
    前記センサーは吐水口の後方かつ通水部の下側に設置さ
    れていることを特徴とする自動水栓装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動水栓装置にお
    いて、前記スパウトの基部が取付けられた台座に、流量
    及び/又は温度を調節する調整手段が一方に偏心して設
    けられ、前記センサーの検知方向と前記調整手段の偏心
    方向は同じ側にあることを特徴とする自動水栓装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動水栓装置において、前記センサーは、前記スパウトと
    は別体からなる専用のケーシングに収納されて、前記ス
    パウトに取付けられていることを特徴とする自動水栓装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動水栓装置において、
    前記ケーシングは、前記センサーを挟持する対となる2
    部品からなって、それぞれ一方に差し込み掛止部を他方
    にねじ止め部を有し、前記スパウトの下側に設けられて
    いる取付け孔に前記差し込み掛止部を掛止すると共に、
    前記スパウトに前記ねじ止め部をねじ固定して取付けら
    れることを特徴とする自動水栓装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の自動水栓装置にお
    いて、前記ケーシングには、前記センサーをそのコント
    ローラに接続するコネクターが収納されていることを特
    徴とする自動水栓装置。
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