JP2001207499A - 自動水栓 - Google Patents

自動水栓

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JP2001207499A
JP2001207499A JP2000020346A JP2000020346A JP2001207499A JP 2001207499 A JP2001207499 A JP 2001207499A JP 2000020346 A JP2000020346 A JP 2000020346A JP 2000020346 A JP2000020346 A JP 2000020346A JP 2001207499 A JP2001207499 A JP 2001207499A
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water
sink
faucet
control
automatic faucet
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JP2000020346A
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English (en)
Inventor
Yoji Kato
庸二 加藤
Toshiaki Fukuda
俊明 福田
Miwaji Iketani
三和司 池谷
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作スイッチや表示器を配置する操作面が汚
れ難い自動水栓の提供。 【解決手段】 自動水栓は、蛇口31がシンクへ臨む水
栓3と、シンク後壁111側の流し台上面12に設けら
れ、水栓3の吐止水を制御するための制御手段を組み込
んだ制御ボックス2とを備え、制御ボックス2の前面2
01がシンク後壁111よりシンク方向に位置するとと
もに、手前に向かって下方向に傾斜する傾斜面202が
制御ボックス2の上面に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサが被検知体
の存在を検知すると、吐水管から水や湯が吐水する自動
水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検知体(手)をセンサが検
知すると、洗面台へ吐水する自動水栓が知られている。
なお、自動水栓の操作盤には、操作用の各スイッチや表
示パネルが組み付けられている(実開平5- 49868
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動水栓
は、以下の課題を有する。流し台では、操作盤のスイッ
チ操作を濡れた手で行うことが多い。このため、水滴が
手から操作盤に流れ落ちてスイッチや表示パネルに付着
するので汚れ易い。
【0004】シンク内へ吐水する自動水栓の使用におい
て、食器、食材、調理用具等をシンク内に放置する場合
がある。また、蛇口から水を出さずにシンク内で手作業
を行う場合もある。これらの場合でも蛇口から水が出て
しまうので使い勝手が悪い。
【0005】手、食材、食器、または調理用具等がシン
ク内にあって、蛇口から吐水している水や湯を止めたい
場合には、止水栓を手動で操作する必要があり不便であ
る。
【0006】本発明の第1の目的は、操作スイッチや表
示器を配置する操作面が汚れ難い自動水栓の提供にあ
る。本発明の第2の目的は、被検知体がシンク内にあっ
ても水栓から吐水しない状態にすることができる自動水
栓の提供にある。本発明の第3の目的は、音声により吐
止水を操作することができる自動水栓の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1について〕自
動水栓は、吐水口がシンクへ臨む水栓と、シンク後壁側
の流し台上面に設けられる制御箱とを備える。制御箱に
は、水栓の吐止水を制御するための制御手段が組み込ま
れている。
【0008】手前に向かって下方向に傾斜する操作面が
制御箱の上面に形成され、制御箱の前面がシンク後壁よ
りシンク方向(手前方向)に位置している。このため、
濡れた手で操作面を操作して、水滴が操作面に滴下して
も、傾斜する操作面からシンク内に流れ落ち操作面に溜
まらない。
【0009】操作面に配置する操作スイッチの操作が行
い易く、操作面に配置する表示器が見易い。また、シン
ク内への温風吹出口や洗剤吐出口を、シンク方向に突出
した制御箱の下面に容易に形成することができる。
【0010】〔請求項2について〕自動水栓は、吐水口
がシンクへ臨む水栓と、流し台に設けられる制御箱とを
備える。制御箱には、水栓の吐止水を制御するための制
御手段が組み込まれている。この制御手段は、被検知体
の有無を検知するセンサから送出される検知信号や、吐
水を指示するリモコンからの吐水信号に基づいて水栓の
吐止水を制御する。
【0011】被検知体(食器、調理用具、食材等)をシ
ンク内に放置しておく場合や、吐水を行わずにシンク内
で手作業を行う場合には、使用者が止水スイッチを手動
操作して制御手段を止水状態にする。これにより、検知
信号および吐水信号の入力を無効にして水栓の止水を維
持することができるので使い勝手が良い。
【0012】〔請求項3について〕制御手段はタイマを
有し、止水スイッチの操作により制御手段が止水状態に
なってタイマ時間が経過すると通常状態に戻る。使用者
が止水スイッチを再操作(止水状態の解除)することな
く流し台を離れることができるので便利である。
【0013】〔請求項4について〕自動水栓は、吐水口
がシンクへ臨む水栓と、流し台側に設けられ、被検知体
の有無を検知するセンサと、流し台側に設けられセンサ
が被検知体を検知すると吐水を行う制御手段と、通信手
段を介して制御手段を遠隔操作するリモコンとを備え、
吐水口から吐水する水の温度や流量を制御手段が制御可
能であるとともに、吐止水する水の温度や流量をリモコ
ンにより制御できる。吐水口からの吐止水や、吐水口か
ら吐水する水の温度や流量を使用者がリモコンで遠隔操
作することができるので便利である。
【0014】〔請求項5について〕自動水栓は、吐水口
がシンクへ臨む水栓と、流し台に設置される制御箱とを
備える。制御箱には、吐水口から吐止水する水の温度や
流量を制御する制御手段が組み込まれている。リモコン
側の通信手段が制御箱側の通信手段と通信を行い、吐水
口から吐止水する水の温度や流量がリモコンの操作によ
り遠隔操作される。吐水口から吐止水する水の温度や流
量を使用者がリモコンで遠隔操作することができるので
便利である。
【0015】なお、吐止水する水の温度や流量を操作す
るためのスイッチや、被検知体の有無を検知するための
センサを制御箱側に設ける場合には、制御手段に入力さ
れた最新の操作内容に基づいて制御が行われる構成が好
ましい。
【0016】〔請求項6について〕使用者が発する音声
命令を認識する音声認識手段をリモコン側または制御箱
側に設けている。そして、音声認識手段が認識した命令
に対応する報知を合成音声を含む音や光で行う報知手段
を、リモコンまたは制御箱の少なくとも一方に設けてい
る。
【0017】これにより、吐水や止水、吐水する水の温
度や流量を、使用者がフリーハンドで操作することがで
きるので便利である。また、音声命令を音声認識手段が
認識したか否かを報知手段の報知により判るので使い勝
手が良い。
【0018】〔請求項7について〕報知手段は、音声認
識手段で認識した命令が、吐水口から吐止水する水の温
度や流量を制御するのに不十分な場合には、追加の音声
命令を促す報知を行う。この報知により使用者が追加の
音声命令を発すれば、吐水や止水、吐水する水の温度や
流量が、使用者の要望に沿った状態に操作される。
【0019】〔請求項8について〕リモコン側に設けた
通信手段と通信を行う通信手段を、給湯器、エアコン、
電灯、換気扇、ドア錠、食器洗浄器、米びつ、およびテ
レビ等の家庭電機製品に取り付け、家庭電機製品をリモ
コンで遠隔制御が可能である。リモコンで家庭電機製品
が遠隔制御できるので便利である。
【0020】〔請求項9について〕制御箱とリモコンと
の通信は、赤外線や電波を用いてワイヤレスで行っても
良く、接続線を介して行っても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例(請求項1〜
9に対応)を、図1〜図8に基づいて説明する。図1に
示す自動水栓Aは、台所に設置される流し台1と、流し
台上面12に設けられる制御ボックス2と、蛇口31が
シンク11へ臨む水栓3とを有する。この自動水栓A
は、操作パネル4による操作以外に、手元コントローラ
5を用いて遠隔操作を行うことができる。
【0022】流し台1は、ステンレス等で形成され、内
部に洗剤吐出ポンプ101を付設した洗剤タンク102
や、電気ヒータおよびブロワを内蔵した温風ユニット1
03を配設している。
【0023】制御ボックス2は、図1、図2に示す様に
シンク後壁111の流し台上面12に配設され、水栓3
を回動自在に装着している。この制御ボックス2は、図
2に示す様に前面201がシンク後壁111よりシンク
方向に突出するとともに、手前に向かって下方向に傾斜
する傾斜面202が上面に形成されている。
【0024】この制御ボックス2の下面にはシンク11
内への温風吹出口203および洗剤吐出口204が形成
され、前面201には赤外線通信ポート205が形成さ
れている。また、206、207、208は赤外線セン
サである。温風吹出口203はダクト104を介して温
風ユニット103に接続され、洗剤吐出口204は接続
管105を介して洗剤タンク102に接続されている。
【0025】制御ボックス2は、各図に示す様に、赤外
線通信ポート205、赤外線センサ206〜208、操
作パネル4、および温度センサ211を電気接続した制
御回路21と、制御弁22、23と、アクチュエータ2
4(ステッピングモータ)とを配設している。赤外線セ
ンサ206、207、208は、手、食器、または調理
器具等の被検知体を検知するためのものであり、赤外線
の反射に基づいて存在の有無を検知する。
【0026】温度センサ211は、制御弁22、23の
下流側で、給水配管14と給湯配管15とが合流する合
流部に配され、水、湯、または混合水の温度に対応した
センサ出力を制御回路21に送出する。
【0027】操作パネル4には、図7に示す様に、電源
スイッチ401、水スイッチ402、湯スイッチ40
3、湯温上げスイッチ404、湯温下げスイッチ40
5、吐水増量スイッチ406、吐水減量スイッチ40
7、洗剤スイッチ408、洗剤増量スイッチ409、洗
剤減量スイッチ410、ヒータスイッチ411、温風ス
イッチ412、および停止スイッチ413が配設されて
いる。また、各スイッチの近傍には、スイッチ状態を示
すインジケータランプ421〜429が配設されてい
る。
【0028】電源スイッチ401は、自動水栓Aに作動
用電力を供給するためのスイッチであり、押圧操作して
オンにするとインジケータランプ421が点灯する。こ
の電源スイッチ401は、外出時や睡眠時にはオフにし
ておく。
【0029】水スイッチ402は、被検知体の検出時に
水栓3から水を出すためのスイッチであり、オン状態に
あるとインジケータランプ422が点灯する。湯スイッ
チ403は、被検知体の検出時に水栓3から湯を出すた
めのスイッチであり、オン状態にあるとインジケータラ
ンプ423が点灯する。
【0030】湯温上げスイッチ404は、被検知体の検
出時に水栓3から出る湯の温度を上げるスイッチであ
り、1回押圧操作する毎にインジケータランプ424の
点灯位置が一つ上に上がり、湯の温度が上がる。
【0031】湯温下げスイッチ404は、被検知体の検
出時に水栓3から出る湯の温度を下げるスイッチであ
り、1回押圧操作する毎にインジケータランプ424の
点灯位置が一つ下に下がり、湯の温度が下がる。
【0032】吐水増量スイッチ406は、被検知体の検
出時に水栓3から出る水や湯の流量を多くするスイッチ
であり、1回押圧操作する毎にインジケータランプ42
5の点灯位置が一つ上に上がり、吐水流量が増加する。
【0033】吐水減量スイッチ407は、被検知体の検
出時に水栓3から出る水や湯の流量を少なくするスイッ
チであり、1回押圧操作する毎にインジケータランプ4
25の点灯位置が一つ下に下がり、吐水流量が減少す
る。
【0034】洗剤スイッチ408は、被検知体の検出時
に洗剤吐出口204から洗剤を出すためのスイッチであ
り、スイッチがオン状態にあるとインジケータランプ4
26が点灯する。この洗剤スイッチ408がオン状態に
ある場合に、赤外線センサ208が手等を検知すると洗
剤吐出口204から洗剤が吐出する。
【0035】洗剤増量スイッチ409は、被検知体の検
出時に洗剤吐出口204から出る洗剤の量を増やすスイ
ッチである。洗剤減量スイッチ410は、被検知体の検
出時に洗剤吐出口204から出る洗剤の量を減らすスイ
ッチである。
【0036】ヒータスイッチ411は、被検知体の検出
時に電気ヒータを作動させるためのスイッチであり、オ
ン状態にあるとインジケータランプ427が点灯する。
温風スイッチ412は、被検知体の検出時にブロワを作
動させるためのスイッチであり、オン状態にあるとイン
ジケータランプ428が点灯する。
【0037】停止スイッチ413は、上記に示す水スイ
ッチ402、湯スイッチ403、洗剤スイッチ408、
ヒータスイッチ411、温風スイッチ412、および手
元コントローラ5の各スイッチによる設定を一時的に無
効にするスイッチである。この停止スイッチ413を押
圧操作して「停止状態」にすると、インジケータランプ
429が点灯し、被検知体を検知したり音声命令を行っ
ても、水、湯、洗剤、温風が出ない状態になる。そし
て、タイマ時間(本実施例では30分)が経過するか、
停止スイッチ413を再押圧操作すると「通常状態」に
戻る。
【0038】水栓3と制御弁部材25との構造を図4に
模式的に示す。制御弁部材25内には、給水配管14お
よび給湯配管15を介して水と湯が供給される。この制
御弁部材25は、制御回路21により通電制御されるア
クチュエータ24により駆動されて回動する制御弁2
2、23を弁筐体内に配している。
【0039】制御弁22、23を通過する水や湯の量
は、制御弁22、23の回動角度により全閉から全開ま
で変化する(図5参照)。制御弁22、23の回動角度
は、湯温上げスイッチ404、湯温下げスイッチ40
5、吐水増量スイッチ406、および吐水減量スイッチ
407で設定した湯温および吐水量と、温度センサ21
1が検出する水温とに基づいて決定される。
【0040】手元コントローラ5は、図8に示す様に、
赤外線通信ポート501、スイッチパネル502、およ
び音声認識回路503を電気接続した制御回路50と、
音声認識回路503に電気接続した音声合成回路504
およびマイク505と、音声合成回路504に電気接続
したスピーカ506とを備える。
【0041】手元コントローラ5には、操作パネル4と
同様の機能を果たすスイッチやインジケータランプ以外
に、給湯器51、エアコン52、電灯53、および換気
扇54を遠隔操作するための、インジケータ511〜5
14を付設したスイッチ521〜524が配設されてい
る。なお、手元コントローラ5のインジケータランプの
点灯状態は、操作パネル4の各インジケータランプの点
灯状態と連動する構成にしてある。
【0042】給湯器51、エアコン52、電灯53、お
よび換気扇54には、手元コントローラ5の赤外線通信
ポート501と赤外線通信を行うための赤外線通信ポー
トと、給湯器本体、エアコン本体、電灯本体、および換
気扇本体を制御する制御回路とが設けられている。
【0043】自動水栓Aを含め、給湯器51、エアコン
52、電灯53、および換気扇54は、手元コントロー
ラ5による音声命令によっても遠隔制御が可能である。
例えば、使用者がマイク505に向かって「水を出す」
と発すると、音声認識回路503が音声命令を認識し、
赤外線通信により制御ボックス2側に伝えられ、水栓3
から水が出る。
【0044】また、音声認識回路503が認識した言葉
では制御に必要な条件が満たされない場合には、音声合
成回路504が追加の音声命令を促すメッセージをスピ
ーカ506から出す。例えば、「出す」と発すると、
「湯ですか水ですか」とスピーカ506から出る。ま
た、「湯を出す」と発すると、「温度はこのままです
か」とスピーカ506から出る。
【0045】そして、使用者がマイク505に向かって
「水」、「はい」等と発すると、音声認識回路503が
音声命令を認識し、赤外線通信により制御ボックス2側
に伝えられ、水栓3から水や湯が出る。
【0046】本実施例の自動水栓Aは、以下の利点を有
する。 [ア]シンク後壁111の流し台上面12に配設される
制御ボックス2は、前面201がシンク後壁111より
シンク方向に突出するとともに、手前に向かって下方向
に傾斜する傾斜面202が上面に形成されている(図2
参照)。このため、濡れた手で操作パネル4を操作し
て、水滴が傾斜面202に滴下しても、傾斜する傾斜面
202からシンク11内に流れ落ち傾斜面202に溜ま
らず、操作パネル4が汚れ難い。
【0047】傾斜面202が手前に向かって傾斜してい
るので、操作パネル4のスイッチ操作が行い易く、イン
ジケータランプが見易い。また、シンク11内への温風
吹出口203や洗剤吐出口204を、シンク方向に突出
した制御ボックス2の下面に容易に形成することができ
る。
【0048】[イ]自動水栓Aは、停止スイッチ413
を押圧操作して「停止状態」にすると、被検知体を検知
したり音声命令を行っても、水、湯、洗剤、および温風
がシンク11内に出ない状態にすることができるので使
い勝手が良い。例えば、水、湯、洗剤、または温風がシ
ンク11内に出ない状態で、手作業をシンク11内で行
うことができる。また、食器、食材、調理用具等をシン
ク内に置いても、水、湯、洗剤、または温風が出ない様
にできる。なお、停止スイッチ413を再押圧操作して
「通常状態」に戻さなくても、タイマ時間(本実施例で
は30分)が経過すると「通常状態」に戻るので使い勝
手が良い。
【0049】[ウ]自動水栓Aは、操作パネル4による
操作以外に、手元コントローラ5のスイッチ操作や音声
命令により遠隔操作することができるので便利である。
また、音声認識回路503が認識した言葉では制御に必
要な条件が満たされない場合には、音声合成回路504
が追加の音声命令を促すメッセージをスピーカ506か
ら出して追加の音声命令を促す構成であるので、誤作動
を防止することができる。
【0050】[エ]自動水栓Aは、制御ボックス2と手
元コントローラ5との通信を、赤外線に制御信号を重畳
して行っているので手元コントローラ5の設置場所を自
由に決めることができる。また、1台の手元コントロー
ラ5により、給湯器51、エアコン52、電灯53、お
よび換気扇54を遠隔操作することができるので便利で
ある。
【0051】図9は、第1実施例の自動水栓Aの制御弁
部材25を他の構成にしたものである。この第2実施例
の自動水栓(請求項1〜9に対応)では、制御弁22、
23の替わりに軸方向移動弁61を使用している。軸方
向移動弁61は、図示左右方向に移動し、弁座部61
1、612と弁体621、622との間の隙間の大きさ
を可変して水や湯の量を制御する。
【0052】軸方向移動弁61は、制御回路21により
制御されるリニアアクチュエータ63により駆動され、
ねじ部631の作用によりプランジャ632が左右方向
へ移動する。軸方向移動弁61の移動位置は、湯温上げ
スイッチ404、湯温下げスイッチ405、吐水増量ス
イッチ406、および吐水減量スイッチ407で設定し
た湯温および吐水量と、温度センサ211が検出する水
温とに基づいて決定される。また、給水配管14および
給湯配管15には、電磁開閉弁141、151が介設さ
れ、水の止水時、湯の止水時には、閉弁状態にされる。
軸方向移動弁61を使用した第2実施例の自動水栓も上
記[ア]〜[エ]に準じた利点を有する。
【0053】図10、図11は、第1実施例の自動水栓
Aの制御弁部材25を他の構成にしたものである。この
第3実施例の自動水栓(請求項1〜9に対応)では、制
御弁22、23の替わりに二つの通路711、712を
有する軸方向移動弁71を使用している。軸方向移動弁
71は、図11に示す様に、図示左右方向に移動し、水
や湯の量を制御する。軸方向移動弁71を使用した第3
実施例の自動水栓も上記[ア]〜[エ]に準じた利点を
有する。
【0054】図12は、第1実施例の自動水栓Aの制御
弁部材25を他の構成にしたものである。この第4実施
例の自動水栓(請求項1〜9に対応)では、制御弁2
2、23の替わりに中空部721を有する軸方向移動弁
72を使用している。軸方向移動弁72は、図示左右方
向に移動し、水や湯の量を制御する。軸方向移動弁72
を使用した第4実施例の自動水栓も上記[ア]〜[エ]
に準じた利点を有する。
【0055】図13に示す第5実施例の自動水栓(請求
項1〜9に対応)では、第1実施例の自動水栓Aの赤外
線通信ポート205、501の替わりに、搬送波に制御
信号を重畳させた微弱電波で通信を行う微弱電波通信ポ
ート209、507を、制御ボックス2および手元コン
トローラ5に配設している。
【0056】本実施例の自動水栓では、手元コントロー
ラ5は、操作パネル4と同様の機能を果たすスイッチや
インジケータランプ以外に、給湯器51、エアコン5
2、電灯53、換気扇54、および玄関ドアの鍵55を
遠隔操作するための、インジケータ511〜516を付
設したスイッチ521〜526が配設されている。な
お、手元コントローラ5のインジケータランプの点灯状
態は、操作パネル4の各インジケータランプの点灯状態
と連動する構成にしてある。
【0057】給湯器51、エアコン52、電灯53、換
気扇54、および玄関ドアの鍵55には、手元コントロ
ーラ5の微弱電波通信ポート209と微弱電波通信を行
うための微弱電波通信ポート507と、給湯器本体、エ
アコン本体、電灯本体、換気扇本体、および玄関ドアの
鍵本体を制御する制御回路とが設けられている。
【0058】自動水栓を含め、給湯器51、エアコン5
2、電灯53、換気扇54、および玄関ドアの鍵55に
は、手元コントローラ5による音声命令によっても遠隔
制御が可能である。本実施例の自動水栓も上記[ア]〜
[エ]に準じた利点を有する。
【0059】図14、図15に、第6実施例の自動水栓
(請求項4に対応)を示す。本実施例の自動水栓では、
第1実施例の自動水栓Aと同様、赤外線に制御信号を重
畳させて赤外線通信を行う赤外線通信ポート205、5
01を、水栓3の基部および手元コントローラ5に配設
している。
【0060】本実施例の自動水栓では、第5実施例の手
元コントローラ5と同様の機能を果たすスイッチやイン
ジケータランプ以外に、米びつ56や食器洗浄乾燥器5
7を遠隔操作するための、インジケータ517〜519
を付設したスイッチ527〜529が手元コントローラ
5に配設されている。このため、自動水栓を含め、給湯
器51、エアコン52、電灯53、換気扇54、玄関ド
アの鍵55、米びつ56、および食器洗浄乾燥器57
を、手元コントローラ5による音声命令によっても遠隔
制御が可能である。
【0061】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.第1〜5実施例において、操作パネル4に停止スイ
ッチ413およびインジケータランプ429を設けず、
これらの機能を水スイッチ402、湯スイッチ403、
洗剤スイッチ408、ヒータスイッチ411、温風スイ
ッチ412、およびインジケータランプ422、42
3、426、427、428で代用する構成にしても良
い。
【0062】b.第1〜5実施例において、水栓3を制
御ボックス2外に設けても良い。 c.第1〜6実施例において、音声認識した旨を報知す
る確認応答を、ランプの点灯(請求項6における光)、
ブザー、チャイムで行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動水栓を側面側か
ら見た部分断面図である。
【図2】その自動水栓の制御ボックス部分の斜視図であ
る。
【図3】その自動水栓の制御ボックスの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】その制御ボックスの制御弁部材の断面図であ
る。
【図5】その制御弁部材の制御弁の動きを示す説明図で
ある。
【図6】その自動水栓の水栓を正面側から見た説明図で
ある。
【図7】その自動水栓のスイッチパネルの説明図であ
る。
【図8】その自動水栓に使用する手元コントローラおよ
びその手元コントローラによって遠隔制御される家庭電
機製品を示す説明図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る自動水栓に用いる制
御弁部材の断面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る自動水栓に用いる
制御弁部材の断面図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る自動水栓に用いる
制御弁部材の動きを示す説明図である。
【図12】本発明の第4実施例に係る自動水栓に用いる
制御弁部材の断面図である。
【図13】本発明の第5実施例に係る自動水栓の構成図
である。
【図14】本発明の第6実施例に係る自動水栓の説明図
である。
【図15】本発明の第6実施例に係る自動水栓で使用す
る手元コントローラの説明図である。
【符号の説明】
A 自動水栓 1 流し台 2 制御ボックス(制御箱) 3 水栓 5 手元コントローラ(リモコン) 11 シンク 12 流し台上面 21 制御回路(制御手段) 31 蛇口(吐水口) 51 給湯器 52 エアコン 53 電灯 54 換気扇 55 玄関ドアの錠(ドア錠) 56 米びつ 57 食器洗浄乾燥器(食器洗浄器) 111 シンク後壁 201 前面 202 傾斜面(操作面) 205、501 赤外線通信ポート(通信手段) 209、507 微弱電波通信ポート(通信手段) 206 赤外線センサ(センサ) 413 停止スイッチ(止水スイッチ) 429 インジケータ(表示器) 503 音声認識回路(音声認識手段) 506 スピーカ(報知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 11/07 G10L 3/00 551F 11/085 551N 561D (72)発明者 池谷 三和司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2D060 BA05 BB01 BC01 BC07 BC08 BC11 BE07 CA02 CA04 3H067 AA03 AA16 AA23 BB02 BB12 CC07 DD03 DD05 DD12 DD23 DD25 DD32 ED18 FF02 GG13 5D015 KK01 KK04 LL06 LL10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水口がシンクへ臨む水栓と、 シンク後壁側の流し台上面に設けられ、前記水栓の吐止
    水を制御するための制御手段を組み込んだ制御箱とを備
    える自動水栓において、 前記制御箱の前面がシンク後壁よりシンク方向に位置す
    るとともに、手前に向かって下方向に傾斜する操作面が
    前記制御箱の上面に形成されていることを特徴とする自
    動水栓。
  2. 【請求項2】 吐水口がシンクへ臨む水栓と、 流し台に設けられ、被検知体の有無を検知するセンサの
    検知信号やリモコンからの吐水信号に基づいて前記水栓
    の吐止水を制御する制御手段を組み込んだ制御箱とを備
    える自動水栓において、 前記検知信号および前記吐水信号の入力を無効にして前
    記制御手段を止水状態にする止水スイッチと、前記制御
    手段が通常状態にあるか止水状態にあるかを報知する表
    示器とを前記制御箱に取り付けたことを特徴とする自動
    水栓。
  3. 【請求項3】 前記制御手段はタイマを有し、前記止水
    スイッチの操作により前記制御手段が止水状態になって
    タイマ時間が経過すると通常状態に戻ることを特徴とす
    る請求項2に記載の自動水栓。
  4. 【請求項4】 吐水口がシンクへ臨む水栓と、 流し台側に設けられ、被検知体の有無を検知するセンサ
    と、 流し台側に設けられ、前記センサが前記被検知体を検知
    すると吐水を行う制御手段と、 通信手段を介して前記制御手段を遠隔操作するリモコン
    とを備え、 前記吐水口から吐水する水の温度や流量を前記制御手段
    が制御可能であるとともに、吐止水する水の温度や流量
    を前記リモコンにより制御できることを特徴とする自動
    水栓。
  5. 【請求項5】 吐水口がシンクへ臨む水栓と、 流し台に設置され、前記吐水口から吐止水する水の温度
    や流量を制御する制御手段を組み込んだ制御箱と、 リモコン側および制御箱側に設けた通信手段を介して前
    記制御手段を遠隔操作するリモコンとを備えることを特
    徴とする自動水栓。
  6. 【請求項6】 使用者が発する音声命令を認識する音声
    認識手段をリモコン側または制御箱側に設け、 前記音声認識手段が認識した命令に対応する報知を合成
    音声を含む音や光で行う報知手段を、前記リモコンまた
    は前記制御箱の少なくとも一方に設けたことを特徴とす
    る請求項5に記載の自動水栓。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、前記音声認識手段で認
    識した命令が、前記吐水口から吐止水する水の温度や流
    量を制御するのに不十分な場合には、追加の音声命令を
    促す報知を行うことを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載の自動水栓。
  8. 【請求項8】 リモコン側に設けた通信手段と通信を行
    う通信手段を、給湯器、エアコン、電灯、換気扇、ドア
    錠、食器洗浄器、米びつ、およびテレビ等の家庭電機製
    品に取り付け、 該家庭電機製品を前記リモコンで遠隔制御が可能である
    ことを特徴とする自動水栓。
  9. 【請求項9】 前記制御箱と前記リモコンとの通信は、
    赤外線や電波を用いてワイヤレスで行うか、接続線を介
    して行うことを特徴とする請求項5乃至請求項8に記載
    の自動水栓。
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