JP7263981B2 - 浴室システム - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、浴室システムに関する。
従来、浴室機器を音声により操作する技術が知られている。たとえば、特許文献1には、使用者の音声に基づいて浴室空調機を制御する浴室システムが開示されている。
特開平10-259941号公報
上述した従来技術には、シャワーを音声にて操作する場合に、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制する技術については開示されていない。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、シャワーを音声にて操作する場合に、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる浴室システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る浴室システムは、シャワーの吐水装置を含む少なくとも1つの浴室機器を音声にて操作する浴室システムであって、取得部と、リモコンと、制御部と、記憶部とを備える。取得部は、使用者の音声を取得する。リモコンは、使用者による接触操作を受け付ける。制御部は、取得部によって取得された音声に基づいて浴室機器を制御する。記憶部は、リモコンに対する接触操作に応じて設定されるシャワーの吐水温度であって第1温度範囲内で設定可能な第1設定温度と、第1温度範囲と異なる第2温度範囲内で設定可能な第2設定温度とを記憶する。また、制御部は、取得部によって取得された音声に基づいてシャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、吐水装置を制御して、第2設定温度にてシャワーからの吐水を開始させる。
リモコン操作に対応するシャワーの設定温度である第1設定温度とは別に、音声操作に対応するシャワーの設定温度である第2設定温度を設け、且つ、第1設定温度と第2設定温度とで設定可能な温度範囲を異ならせることにより、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。
制御部は、リモコンによって受け付けられた接触操作に基づき、シャワーの吐水温度の変更操作を受け付けたと判定した場合には、第1温度範囲内で第1設定温度を変更し、取得部によって取得された音声に基づき、シャワーの吐水温度の変更操作を受け付けたと判定した場合には、第2温度範囲内で第2設定温度を変更してもよい。
リモコン操作に対応するシャワーの設定温度である第1設定温度をリモコン操作に応じて変更し、音声操作に対応するシャワーの設定温度である第2設定温度を音声操作に応じて変更することで、第1設定温度および第2設定温度を適切に管理することができる。
第2温度範囲の上限は、第1温度範囲の上限よりも低くてもよい。このようにすることで、音声操作によってシャワーの吐水を開始させた場合に、シャワーから熱い湯が吐出されることで、使用者に不快感を与えることを抑制することができる。
第2温度範囲の下限は、第1温度範囲の下限よりも高くてもよい。このようにすることで、音声操作によってシャワーの吐水を開始させた場合に、シャワーから冷たい水が吐出されることで、使用者に不快感を与えることを抑制することができる。
実施形態の一態様によれば、シャワーを音声にて操作する場合に、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る浴室ユニットの一例を示す模式斜視図である。 図2は、実施形態に係る浴室システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1設定温度および第2設定温度の一例を示す説明図である。 図5は、浴室システムが実行する吐水開始処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、浴室システムが実行する吐水温度変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、本開示による浴室システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示による浴室システムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
<浴室ユニットの構成例>
まず、実施形態に係る浴室システムが適用される浴室ユニットの構成の一例について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る浴室ユニットの一例を示す模式斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係る浴室ユニット100は、浴室101と、浴槽102と、シャワー103とを有する。浴室101は、複数の側壁パネル101a、天井パネル101bおよび床面パネル101cを有し、これらのパネル101a~101cによって六面体形状の浴室空間を形成している。浴槽102およびシャワー103は、かかる浴室空間に配置される。
シャワー103は、散水板等を有するシャワーヘッドと、シャワーヘッドに水(湯)を供給するシャワーホースとを備える。シャワーヘッドは、側壁パネル101aに備え付けられたシャワーフックに保持される。
<浴室システムの構成例>
次に、上述した浴室ユニット100に適用される浴室システムの構成の一例について図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係る浴室システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、実施形態に係る浴室システム1は、マイク11と、スピーカ12と、リモコン13と、制御装置20と、浴室機器30とを備える。
マイク11、スピーカ12およびリモコン13は、浴室101の内部すなわち浴室空間に設けられる。たとえば、マイク11およびリモコン13は、浴室101の側壁パネル101aに設けられ、スピーカ12および温度センサ14は、浴室101の天井パネル101bに設けられる。なお、これらの配置は、上記の例に限定されない。たとえば、リモコン13は、持ち運び可能であってもよいし、浴室101以外の部屋の壁に設置されてもよい。
マイク11、スピーカ12およびリモコン13は、有線または無線により制御装置20と電気的に接続される。
マイク11は、使用者の音声を取得する取得部の一例である。マイク11によって取得された音声は、制御装置20へ入力される。
スピーカ12は、使用者に対して情報を提示する提示部の一例であり、制御装置20による制御に従って音声出力による情報提示を行う。
なお、提示部は、スピーカ12に限らず、たとえば、液晶ディスプレイ等の表示部であってもよい。すなわち、提示部は、使用者に対して画像による視覚的な情報提示を行ってもよい。
リモコン13は、物理ボタンあるいはタッチパネルに表示されたソフトボタン等のボタンを複数有しており、使用者による接触操作(押下操作、タッチ操作等)を受け付ける。リモコン13によって受け付けられた接触操作の情報は、制御装置20に入力される。
制御装置20は、浴室ユニット100に関連する各種の浴室機器30と有線または無線により電気的に接続される。
浴室機器30としては、たとえば、吐水装置31、空調機器32、照明機器33およびAV機器34等が含まれる。吐水装置31は、シャワーの水栓装置および水栓装置に接続される給湯器を含む。給湯器は、たとえば浴室101の外部に設けられ、シャワーの水栓装置に対し、設定された温度の湯を供給する。水栓装置は、たとえば電磁弁等を含んで構成され、上述した給湯器および給水源に接続される。水栓装置は、給水源から供給される水や給湯源から供給される湯の流量、混合比率等を調整することにより、シャワー103の吐止水、吐水温度、吐水流量等を制御する。
また、吐水装置31は、レバーやボタン等の操作部を備えている。操作部は、浴室101内に設けられており、使用者は、後述する音声操作以外に、かかる操作部を手動操作することによって、シャワー103の吐止水を切り替えたり、吐水温度や吐水流量を変更したりすることが可能である。
空調機器32は、たとえば浴室101の天井パネル101bに設けられる。空調機器32は、たとえば浴室換気暖房乾燥機であり、温風を吹き出して浴室101内を暖める暖房機能、風(例えば温風)を吹き出して浴室101内に吊るされた衣類等を乾燥させる乾燥機能、浴室101内を換気する換気機能等を有する。なお、これに限らず、空調機器32は、たとえば換気機能のみを有する換気扇であってもよい。
照明機器33は、たとえば浴室101の側壁パネル101aまたは天井パネル101bに設けられ、浴室101内を照明する。照明機器33は、調光機能を備えていてもよい。
AV機器34は、たとえばオーディオコンポであり、音声の再生機能を有する。なお、AV機器34は、映像の再生機能を有していてもよい。
浴室機器30としては、上記以外に、たとえば、マッサージ機器や洗浄機器等を含んでいてもよい。マッサージ機器は、たとえば浴槽102に設けられ、浴槽102内に水流や泡を発生させる。洗浄機器は、たとえば、浴室101の床面パネル101cに洗剤や水(湯)、除菌水等を散布する。
制御装置20は、マイク11を介して入力された音声情報、または、リモコン13を介して入力された接触操作情報に基づいて、上述した浴室機器30の動作を制御することができる。
たとえば、制御装置20は、「シャワーを出して」という使用者の音声に基づき、吐水装置31を制御してシャワー103からの吐水を開始させることができる。このように、実施形態に係る浴室システム1によれば、浴室機器30を音声で操作することができるため、使用者の利便性を向上させることができる。
しかしながら、音声による操作は、利便性が高い反面、直接手で触れて操作する場合と比較して使用者が意図しない不適切な動作が行われやすくなるおそれがある。
たとえば、使用者は、音声操作によってシャワー吐水を簡単かつ手軽に開始させることができるが、設定温度が高すぎたり低すぎたりした場合に、高すぎる又は低すぎる温度でシャワー吐水が開始されることで、使用者に対して不快感を与えてしまうおそれがある。
そこで、実施形態に係る浴室システム1では、音声操作によって吐出可能なシャワー103の吐水温度の範囲を、レバー等の操作部を直接操作した場合に吐出可能なシャワー103の吐水温度の範囲よりも狭くすることで、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することとした。以下、この点について具体的に説明する。
<制御装置の構成例>
まず、実施形態に係る制御装置20の構成例について図3を参照して説明する。図3は、実施形態に係る制御装置20の構成の一例を示すブロック図である。なお、図3では、制御装置20が備える構成のうちシャワー103の吐水制御に関連する構成を記載し、その他の構成については省略している。
図3に示すように、実施形態に係る制御装置20は、制御部21と、記憶部22とを備える。制御部21は、認識部21aと、機器制御部21bと、変更部21cとを備える。記憶部22は、第1設定温度22aと、第2設定温度22bとを記憶する。
なお、制御装置20は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶された評価プログラムを読み出して実行することによって、制御部21の認識部21a、機器制御部21bおよび変更部21cとして機能する。認識部21a、機器制御部21bおよび変更部21cの少なくともいずれか一つまたは全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
また、記憶部22は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、第1設定温度22aおよび第2設定温度22bを記憶することができる。なお、制御装置20は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得してもよい。記録媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
(第1設定温度および第2設定温度について)
第1設定温度22aおよび第2設定温度22bは、吐水装置31が備える給湯器に設定された温度である。このうち、第1設定温度22aは、リモコン13に対する接触操作に応じて設定されるシャワー103の吐水温度である。これに対し、第2設定温度22bは、マイク11を介した音声操作によって設定されたシャワー103の吐水温度である。
このように、実施形態に係る浴室システム1は、シャワー103の設定温度として、リモコン操作に対応する第1設定温度22aと、音声操作に対応する第2設定温度22bの2種類の情報を記憶する。
図4は、第1設定温度22aおよび第2設定温度22bの一例を示す説明図である。図4に示すように、第1設定温度22aは、第1温度範囲内で設定される。たとえば、第1温度範囲は、60℃を上限とし、20℃を下限とする温度範囲である。
第2設定温度22bは、第1温度範囲と異なる第2温度範囲内で設定される。本実施形態において、第2温度範囲の上限は、第1温度範囲の上限よりも低く、たとえば43℃である。また、第2温度範囲の下限は、第1温度範囲の下限よりも高く、たとえば38℃である。
このように、本実施形態において第2温度範囲は、第1温度範囲よりも狭い。言い換えれば、音声操作によって設定可能なシャワー103の吐水温度の範囲は、リモコン操作によって設定可能なシャワー103の吐水温度の範囲よりも制限されている。これにより、音声操作によってシャワー103の吐水が開始された場合に、たとえばシャワー103から50℃の熱い湯が吐出されたり、20℃の冷たい水が吐出されたりすることを抑制することができる。したがって、たとえば音声操作によって不意に使用者にシャワー103がかかった場合であっても、使用者に不快感を与えにくくすることができる。
なお、第1設定温度22aは、たとえば吐水装置31の操作部を用いてシャワー103の吐水温度を変更する場合に用いられる。吐水装置31は、使用者によって操作部が操作された場合に、第1設定温度22aを上限とし、第1温度範囲の下限(ここでは、20℃)を下限として、シャワー103の吐水温度を変更する。
(認識部について)
認識部21aは、たとえば、記憶部22に記憶されている不図示の音声認識アプリケーションが制御部21によって実行されることにより実現される。認識部21aは、マイク11によって取得された使用者の音声に対して音声認識処理を行うことによって音声の内容を特定する。たとえば、認識部21aは、使用者の音声をテキストデータに変換し、変換したテキストデータに基づき、操作の対象となる浴室機器30や操作の内容を特定する。なお、認識部21aは、使用者の音声の音声データをネットワーク経由で音声認識サーバへ送信し、音声認識サーバによって音声データから変換されたテキストデータを音声認識サーバから受信してもよい。
認識部21aは、音声認識処理の結果、シャワー103の吐水操作を受け付けたと判定した場合に、マイク11によって取得された音声の音声データを機器制御部21bへ渡す。
(機器制御部について)
機器制御部21bは、認識部21aによる音声認識処理の結果に基づいて浴室機器30の動作を制御する。具体的には、機器制御部21bは、音声認識処理の結果に基づいてシャワー103の吐水を開始する場合、吐水装置31を制御して、第2設定温度22bにてシャワー103からの吐水を開始させる。
たとえば、第2設定温度22bが39℃である場合、機器制御部21bは、「シャワーを出して」という使用者の音声に基づき、吐水装置31を制御してシャワー103から39℃の湯を吐水させる。
(変更部について)
変更部21cは、第1設定温度22aおよび第2設定温度22bを変更する処理を行う。具体的には、変更部21cは、リモコン13への接触操作によってシャワー103の吐水温度の変更操作が受け付けられた場合には、当該接触操作に従って第1設定温度22aを変更する。第1温度範囲を超える温度を指定された場合、変更部21cは、当該操作を受け付けず、第1設定温度22aを第1温度範囲の上限に維持する。同様に、第1温度範囲を下回る温度を指定された場合、変更部21cは、当該操作を受け付けず、第1設定温度22aを第1温度範囲の下限に維持する。
一方、変更部21cは、マイク11を介した音声操作によってシャワー103の吐水温度の変更操作が受け付けられた場合には、当該音声操作に従って第2設定温度22bを変更する。たとえば、変更部21cは、「シャワーの温度を40℃にして」という使用者の音声に基づき、第2設定温度22bを40℃に変更する。なお、第2設定温度22bが40℃に変更された場合、機器制御部21bは、吐水装置31を制御してシャワー103の吐水温度を40℃に変更する。第2温度範囲を超える温度を指定された場合、変更部21cは、当該操作を受け付けず、第2設定温度22bを第2温度範囲の上限に維持する。同様に、第2温度範囲を下回る温度を指定された場合、変更部21cは、当該操作を受け付けず、第2設定温度22bを第2温度範囲の下限に維持する。
変更部21cは、温度センサ14によって測定された浴室101内の温度に応じて第2温度範囲の上限または下限を変更してもよい。たとえば、変更部21cは、浴室101内の温度上昇に応じて第2温度範囲の上限および下限を上昇させ、浴室101内の温度低下に応じて第2温度範囲の上限および下限を低下させてもよい。不快に感じる吐水温度は人によって、あるいは季節によって異なる場合がある。変更部21cは、温度センサ14によって測定された浴室101の温度に応じて第2温度範囲を変更することにより、たとえば季節等に応じて自動的に第2温度範囲を最適化することができる。
なお、変更部21cは、リモコン13への入力操作に応じて第2温度範囲の上限または下限を変更することもできる。
<浴室システムの具体的動作>
次に、上述した浴室システム1の具体的動作について説明する。まず、シャワー103の吐水開始処理について図5を参照して説明する。図5は、浴室システム1が実行する吐水開始処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、制御部21は、まず、待機モードに移行する(ステップS101)。待機モードは、音声操作およびリモコン操作を受け付けるモードである。
つづいて、制御部21は、マイク11によって取得された音声に対して音声認識処理を行うことにより、シャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられたか否かを判定する(ステップS102)。この処理においてシャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられていない場合(ステップS102,No)、制御部21は、処理をステップS101の待機モードへ移行する。
ステップS102において、シャワー103の吐水を開始する音声操作が受け付けられたと判定した場合(ステップS102,Yes)、制御部21は、吐水装置31を制御して、第2設定温度22bにてシャワー103の吐水を開始させる(ステップS103)。
次に、シャワー103の吐水温度の変更処理について図6を参照して説明する。図6は、浴室システム1が実行する吐水温度変更処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、制御部21は、待機モードに移行する(ステップS201)。つづいて、制御部21は、リモコン操作によるシャワー103の吐水温度の変更操作がなされたか否かを判定する(ステップS202)。この処理においてリモコン操作によるシャワー103の吐水温度の変更操作がなされたと判定した場合(ステップS202,Yes)、制御部21は、記憶部22に記憶された第1設定温度22aをリモコン操作に従って変更する(ステップS203)。
一方、ステップS202において、リモコン操作によるシャワー103の吐水温度の変更操作がなされていない場合(ステップS202,No)、制御部21は、音声操作によるシャワー103の吐水温度の変更操作がなされたか否かを判定する(ステップS204)。この処理において音声操作によるシャワー103の吐水温度の変更操作がなされたと判定した場合(ステップS204,Yes)、制御部21は、記憶部22に記憶された第2設定温度22bを音声操作に従って変更する(ステップS205)。なお、ステップS204において、音声操作によるシャワー103の吐水温度の変更操作がなされていない場合(ステップS204,No)、制御部21は、処理をステップS201の待機モードに移行する。
<変形例>
(第1設定温度22aおよび第2設定温度22bについて)
上述した実施形態では、第2温度範囲の下限が第1温度範囲の下限よりも高い場合の例について説明したが、第2温度範囲の下限は、第1温度範囲の下限と同じであってもよいし、第1温度範囲の下限よりも低くてもよい。
また、上述した実施形態では、第2温度範囲の上限が第1温度範囲の上限よりも低い場合の例について説明したが、第2温度範囲の上限は、第1温度範囲の上限と同じであってもよいし、第1温度範囲の上限よりも高くてもよい。
また、上述した実施形態では、第2温度範囲が第1温度範囲よりも狭い場合の例について説明したが、第2温度範囲は、第1温度範囲より広くてもよい。
<効果>
上述してきたように、実施形態に係る浴室システム(一例として、浴室システム1)は、シャワー(一例として、シャワー103)の吐水装置(一例として、吐水装置31)を含む少なくとも1つの浴室機器(一例として、浴室機器30)を音声にて操作する浴室システムであって、取得部(一例として、マイク11)と、リモコン(一例として、リモコン13)と、制御部(一例として、制御装置20)と、記憶部(一例として、制御部21)とを備える。取得部は、使用者の音声を取得する。リモコンは、使用者による接触操作を受け付ける。制御部は、取得部によって取得された音声に基づいて浴室機器を制御する。記憶部は、リモコンに対する接触操作に応じて設定されるシャワーの吐水温度であって第1温度範囲内で設定可能な第1設定温度(一例として、第1設定温度22a)と、第1温度範囲と異なる第2温度範囲内で設定可能な第2設定温度(一例として、第2設定温度22b)とを記憶する。また、制御部は、取得部によって取得された音声に基づいてシャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、吐水装置を制御して、第2設定温度にてシャワーからの吐水を開始させる。
このように、リモコン操作に対応するシャワーの設定温度である第1設定温度とは別に、音声操作に対応するシャワーの設定温度である第2設定温度を設け、且つ、第1設定温度と第2設定温度とで設定可能な温度範囲を異ならせることにより、使用者の意図しない吐水が行われることを抑制することができる。
制御部は、リモコンによって受け付けられた接触操作に基づき、シャワーの吐水温度の変更操作を受け付けたと判定した場合には、第1温度範囲内で第1設定温度を変更し、取得部によって取得された音声に基づき、シャワーの吐水温度の変更操作を受け付けたと判定した場合には、第2温度範囲内で第2設定温度を変更してもよい。
リモコン操作に対応するシャワーの設定温度である第1設定温度をリモコン操作に応じて変更し、音声操作に対応するシャワーの設定温度である第2設定温度を音声操作に応じて変更することで、第1設定温度および第2設定温度を適切に管理することができる。
第2温度範囲の上限は、第1温度範囲の上限よりも低くてもよい。このようにすることで、音声操作によってシャワーの吐水を開始させた場合に、シャワーから熱い湯が吐出されることで、使用者に不快感を与えることを抑制することができる。
第2温度範囲の下限は、第1温度範囲の下限よりも高くてもよい。このようにすることで、音声操作によってシャワーの吐水を開始させた場合に、シャワーから冷たい水が吐出されることで、使用者に不快感を与えることを抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 浴室システム
11 マイク
12 スピーカ
13 リモコン
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
30 浴室機器
31 吐水装置
32 空調機器
33 照明機器
34 AV機器
100 浴室ユニット
101 浴室
101a 側壁パネル
101b 天井パネル
101c 床面パネル
102 浴槽
103 シャワー

Claims (4)

  1. シャワーの吐水装置を含む少なくとも1つの浴室機器を音声にて操作する浴室システムであって、
    使用者の音声を取得する取得部と、
    前記使用者による接触操作を受け付けるリモコンと、
    前記取得部によって取得された前記音声に基づいて前記浴室機器を制御する制御部と、
    前記リモコンに対する前記接触操作に応じて設定される前記シャワーの吐水温度であって第1温度範囲内で設定可能な第1設定温度と、前記第1温度範囲と異なる第2温度範囲内で設定可能な第2設定温度とを記憶する記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記取得部によって取得された前記音声に基づいて前記シャワーの吐水操作を受け付けたと判定した場合に、前記吐水装置を制御して、前記第2設定温度にて前記シャワーからの吐水を開始させる、浴室システム。
  2. 前記制御部は、
    前記リモコンによって受け付けられた前記接触操作に基づき、前記シャワーの吐水温度の変更操作を受け付けたと判定した場合には、前記第1温度範囲内で前記第1設定温度を変更し、前記取得部によって取得された前記音声に基づき、前記シャワーの吐水温度の変更操作を受け付けたと判定した場合には、前記第2温度範囲内で前記第2設定温度を変更する、請求項1に記載の浴室システム。
  3. 前記第2温度範囲の上限は、前記第1温度範囲の上限よりも低い、請求項1または2に記載の浴室システム。
  4. 前記第2温度範囲の下限は、前記第1温度範囲の下限よりも高い、請求項1~3のいずれか一つに記載の浴室システム。
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