JP2010013834A - 給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐水口から吐水される水の流量調整および水温調整の操作性を向上し、操作者の使い勝手を向上することができる給水装置を提供すること。
【解決手段】吐水口5から吐水される水の流量や水温は、各種選択ボタン12〜14,16〜18の操作により変更でき、更に、「中」ボタン13及び「湯」ボタン17が操作された後に調整ボタン15、19が操作されると、所定の範囲内で流量および水温を変更できるので、操作者が所望する流量や水温を細かく調整することができる。また、調整ボタン15,19の操作により調整可能となる範囲は予め定められているので、各種選択ボタン12〜14,16〜18のうち操作したボタンと調整ボタン15,19の操作回数とを操作者に認識し易くでき、次に、所望する流量や水温を設定する場合の操作が簡単になり、操作者の使い勝手を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、給水装置に関し、特に、吐水口から吐水される水の流量調整および水温調整の操作性を向上し、操作者の使い勝手を向上することができる給水装置に関するものである。
特開2006−132097号公報(以下「特許文献1」と称す)には、吐水する水の流量を調整するボタン(「少・中・多」の3つのボタン)と、水温を調整するボタン(「低温・中温・高温」の3つのボタン)とが操作部に設けられ、そのボタンの操作に応じた流量および水温で水が吐水される吐水制御システムが開示されている。
上記特許文献1は、吐水される水の流量を「少・中・多」の中から選択できると共に、吐水される水の水温を「低温・中温・高温」の中から選択できるので、吐水される水の流量や水温を大まかに調整できる。しかしながら、吐水される水の流量や水温を微調整できないので、操作者が所望する流量や水温に調整不可能であるという問題点があった。
操作者が所望する流量に調整不可能であるという上記問題点を解決する給水装置としては、特開2000−49462号公報(以下「特許文献2」と称す)に開示されている。
特許文献2の給水装置は、吐水口から吐水される水の流量を調整する調整弁を備え、その調整弁を制御することで、操作者が所望する流量を調整するものである。具体的には、操作部に設けられた流量ボタンが操作されて吐水口から所定の流量で吐水が開始された状態で、操作部に設けられた調整ボタンが操作されると、その調整ボタンの操作に応じて吐水口から吐水されている流量を微調整するものである。
特開2006−132097号公報 特開2003−49462号公報
しかしながら、特許文献1では、調整ボタンを設けることで、吐水口から吐水される流量を微調整できるが、調整ボタンを複数回に亘って操作した場合には、他の流量ボタンに対応付けされている流量を超えてしまう場合もある。この場合には、吐水口から吐水される流量を操作者が所望する流量に設定できたとしても、どの流量ボタンに対して、どの程度の調整ボタンを操作したのか操作者は把握できない。よって、後日、操作者が前回の流量に調整しようした場合にも、流量ボタン及び調整ボタンの複数回の操作をしなければならず、使い勝手を向上しているとは言えない。
即ち、吐水口から吐水される流量を操作者が所望する流量に設定する場合に、調整ボタンを設け、吐水口から吐水される流量を微調整できるだけでは、操作者の使い勝手を向上できないという問題点がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、吐水口から吐水される水の流量調整および水温調整の操作性を向上し、操作者の使い勝手を向上することができる給水装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の給水装置は、吐水口から吐水される水の流量または水温を変化させる調整弁と、その調整弁を駆動して前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整可能な制御手段とを備えており、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を、それぞれ異なる流量または水温に設定する複数の選択ボタンと、その複数の選択ボタンの少なくとも1つに連係して操作され、その連係する選択ボタンに対応する範囲内で、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整可能な調整ボタンとを備え、前記制御手段は、前記選択ボタンの操作により設定された流量または水温、或いは、前記調整ボタンの操作により調整された流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものである。
なお、選択ボタンにより設定される流量または水温は、予め定めた既定の流量や水温であっても良い。
請求項2記載の給水装置は、請求項1記載の給水装置において、前記選択ボタン又は調整ボタンの操作により調整された流量または水温を記憶する第1の記憶手段を備え、前記制御手段は、前記吐水口から水の吐水が開始される場合に、前記第1の記憶手段に記憶されている流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものである。
請求項3記載の給水装置は、請求項1又は2に記載の給水装置において、前記複数の選択ボタンは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も少ない流量または最も低い水温に設定される第1ボタン、或いは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も多い流量または最も高い水温に設定される第3ボタンの少なくとも一方のボタンと、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が前記第1又は第3ボタンの少なくとも一方のボタンとは異なる流量または水温に設定される第2ボタンとを有して構成され、前記調整ボタンは、前記第2ボタンに連係して操作可能に構成されている。
請求項4記載の給水装置は、請求項3記載の給水装置において、前記調整ボタンは、前記第2ボタンに隣接されている。
請求項5記載の給水装置は、請求項3又は4に記載の給水装置において、前記第2ボタンに連係して前記調整ボタンが操作され、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が調整された場合に、その調整された流量または水温を記憶する第2の記憶手段を備え、前記制御手段は、前記第2ボタンが操作されると、前記第2の記憶手段に記憶された流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものである。
請求項6記載の給水装置は、請求項2記載の給水装置において、前記複数の選択ボタンは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も多い流量または最も高い水温に設定される第3ボタンと、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が前記第3ボタンよりも少ない流量または低い水温に設定される第2ボタンとを少なくとも有して構成され、前記制御手段は、前記吐水口から水の吐水が開始される場合に、前記第3ボタンに対応する範囲内の流量または水温が前記第1の記憶手段に記憶されていると、前記第2ボタンに対応する範囲内の流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものである。
なお、前記複数の選択ボタンは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も少ない流量または最も低い水温に設定される第1ボタンと、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が前記第1ボタンよりも多い流量または高い水温に設定される第2ボタンとを少なくとも有して構成され、前記制御手段は、前記吐水口から水の吐水が開始される場合に、前記第1ボタンに対応付する範囲の流量または水温が前記第1の記憶手段に記憶されていると、前記第2ボタンに対応する範囲の流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものとしても良い。
請求項1記載の給水装置によれば、調整弁が制御手段により駆動されて、吐水口から吐水される水の流量または水温が調整される。また、複数の選択ボタンは、それぞれ異なる流量または水温を設定可能であり、1の選択ボタンが操作されると、その操作された選択ボタンに対応する流量または水温が設定され、その設定された流量または水温に応じて調整弁が制御手段により駆動され、吐水口から吐水される水の流量または水温が調整される。さらに、選択ボタンの少なくとも1つに連係して調整ボタンが操作されると、その連係する選択ボタンに対応する範囲内で流量または水温が調整され、その調整された流量または水温に応じて調整弁が制御手段により駆動され、吐水口から吐水される水の流量や水温が調整される。
よって、調整ボタンの操作により調整される流量または水温は、連係して操作された選択ボタンに対応する範囲内になるので、1の選択ボタンが操作されて流量や水温が設定された状態で、調整ボタンが複数回操作されても、他の選択ボタンに対応する範囲の流量や水温になることはない。従って、操作者は、吐水口から吐水される水の流量や水温を所望する流量や水温に調整した場合には、どの選択ボタンに対してどの程度の調整ボタンを操作したのか認識し易くなる。その結果、後日、操作者が前回と同様の流量や水温に調整しようとした場合には、操作すべき選択ボタンや調整ボタンの操作回数を間違えることなく操作でき、操作者による操作回数が減り、使い勝手を向上できるという効果がある。
また、選択ボタンに連係して調整ボタンが操作された場合にのみ調整ボタンにより流量または水温が調整可能なので、調整ボタンに連係しない選択ボタンが操作されていた場合には、調整ボタンの操作により流量や水温が調整されることはない。ここで、吐水口から吐水される水の流量や水温の調整が不要と考えられる流量や水温が存在する。例えば、水のみを吐水する選択ボタン、湯のみを吐水する選択ボタン、少量の水を吐水する選択ボタンや大量の水を吐水する選択ボタンなどは、操作者が使用する目的が明確であり、調整ボタンにより流量や水温を調整する必要があまりない。そこで、調整ボタンによる流量や水温の調整が不要と考えられる選択ボタンを、調整ボタンに連係しないようにすれば、誤って調整ボタンが操作され、所望する流量や水温から変更されてしまうことを防止できるという効果がある。
請求項2記載の給水装置によれば、請求項1記載の給水装置の奏する効果に加え、選択ボタン又は調整ボタンの操作により調整された流量または水温が第1の記憶手段に記憶され、吐水口から水の吐水が開始される場合には、第1の記憶手段に記憶された流量または水温に応じて調整弁が制御手段により駆動されるので、例えば、吐水口からの水を止水した前回の流量または水温から新たな吐水を開始できる。よって、吐水を開始する毎に選択ボタン及び調整ボタンを操作することが不要になり、使い勝手を向上できるという効果がある。
請求項3記載の給水装置によれば、請求項1又は2に記載の給水装置の奏する効果に加え、吐水口から吐水される水の流量または水温が最も少ない流量または最も低い水温に設定される第1ボタン、或いは、吐水口から吐水される水の流量または水温が最も多い流量または最も高い水温に設定される第3ボタンの少なくとも一方のボタンと、吐水口から吐水される水の流量または水温が第1又は第3ボタンの少なくとも一方のボタンとは異なる流量または水温に設定される第2ボタンとを有して構成される複数の選択ボタンのうち、第2ボタンに連係して調整ボタンが操作可能に構成されている。
ここで、吐水口から吐水される水の流量または水温が最も少ない流量または最も低い水温、或いは、最も多い流量または最も高い水温となるのは、水のみを吐水する場合、湯のみを吐水する場合、少量の水を吐水する場合や大量の水を吐水する場合であり、操作者が使用する目的が明確なので、調整ボタンにより流量や水温を調整する必要があまりない。
よって、調整ボタンを第2ボタンに連係して操作可能に構成することで、吐水口から吐水される水の流量や水温の調整が必要と考えられる場合には調整ボタンの操作が有効になる一方、吐水口から吐水される水の流量や水温の調整が不要と考えられる場合には調整ボタンの操作が無効になるので、操作性を向上した給水装置を提供できるという効果がある。
請求項4記載の給水装置によれば、請求項3記載の給水装置の奏する効果に加え、調整ボタンは、第2ボタンに隣接されているので、選択ボタンと、その選択ボタンに連係して操作可能な調整ボタンとの関係を見た目で認識させることができるという効果がある。
請求項5記載の給水装置によれば、請求項3又は4に記載の給水装置の奏する効果に加え、第2ボタンに連係して調整ボタンが操作され、吐水口から吐水される水の流量または水温が調整されると、その調整された流量または水温が第2の記憶手段に記憶される。そして、第2ボタンが操作されると、第2の記憶手段に記憶された流量または水温に応じて調整弁が制御手段により駆動され、吐水口から吐水される水の流量または水温が調整される。よって、第2ボタンが操作されると、吐水口から吐水される水の流量や水温が、操作者の前回の操作により調整された流量や水温になるので、新たに、調整ボタンを操作して所望する流量や水温に調整する作業を省くことができ、更に使い勝手を向上できるという効果がある。
請求項6記載の給水装置によれば、請求項5記載の給水装置の奏する効果に加え、吐水口から吐水される水の流量または水温が最も多い流量または最も高い水温に設定される第3ボタンと、吐水口から吐水される水の流量または水温が第3ボタンよりも少ない流量または低い水温に設定される第2ボタンとを少なくとも有して複数の選択ボタンが構成されている。また、吐水口から水の吐水が開始される場合には、第3ボタンに対応する範囲の流量または水温が第1の記憶手段に記憶されていると、第2ボタンに対応する範囲の流量または水温に応じて調整弁が制御手段により駆動され、吐水口から吐水される水の流量または水温が調整される。
上述した通り、吐水口から吐水される水の流量または水温が、最も多い流量または最も高い水温となるのは、湯のみを吐水する場合または大量の水を吐水する場合が考えられる。例えば、湯のみを吐水する場合には、熱湯が操作者の手に掛かり火傷を負う可能性もあるし、大量の水を吐水する場合には、吐水された水が飛び散って汚れる可能性もある。即ち、操作者の前回の設定の流量や水温で新たな吐水が開始される場合でも、吐水口から吐水される水の流量または水温が、最も多い流量または最も高い水温となる場合には、火傷したり、汚れたりする弊害が生じやすい。
しかし、請求項6記載の給水装置によれば、吐水口から水の吐水が開始される場合に、第3ボタンに対応する範囲の流量または水温が第1の記憶手段に記憶されていると、第2ボタンに対応する範囲の流量または水温に応じて調整弁が制御手段により駆動され、吐水口から吐水される水の流量または水温が調整されるので、上記弊害の発生を抑制できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。本実施形態の給水装置1は、吐水口5から吐水される水の流量や水温を選択する各種選択ボタン12〜14,16〜18と、吐水口5から吐水される水の流量や水温を調整する各種調整ボタン15,19とを備え、吐水口5から吐水される水の流量や水温の調整が必要である場合にのみ調整ボタン15,19の操作を有効にし、操作者による不要な操作を無くし、使い勝手を向上できるものである。
まず、図1を参照して、給水装置が適用された洗面台1の外観について説明する。図1は、本発明の一実施形態の給水装置が適用された洗面台1の概略を示す図であり、図1(a)は、洗面台1の全体を示す斜視図であり、図1(b)は、プレート部材6を拡大した正面図である。なお、図1において、矢印Xは、洗面台1の左右方向を示し、矢印Yは、洗面台1の奥行き方向を示し、矢印Zは、洗面台1の上下方向を示している。
図1(a)に示すように、洗面台1は、架台2と、その架台2の上部(図1(a)矢印Z方向上側)に設置される洗面カウンタ3と、その洗面カウンタ3の上面(図1(a)矢印Z方向上側の面)で且つ洗面台1の奥側(図1(a)矢印Y方向奥側)に配置される吐水管4と、その吐水管4の水の出口部分に形成され水が吐水される吐水口5と、洗面カウンタ3の上面で且つ洗面台1の操作者側(図1(a)矢印Y方向手前側)に配置されるプレート部材6とを主に有している。
図1(b)に示すように、プレート部材6には、吐水口5からの水(湯)の吐水と止水とを切り替える「出/止」ボタン11と、吐水口5から吐水される水の流量を選択する流量選択ボタンとしての「小」ボタン12、「中」ボタン13及び「大」ボタン14と、吐水されている水の流量の調整を行う流量調整ボタン15と、吐水口5から吐水される水の水温を選択する水温選択ボタンとしての「水」ボタン16、「湯」ボタン17及び「熱湯」ボタン18と、吐水されている水温の調整を行う水温調整ボタン19とが設けられている。
このプレート部材6に設けられた各種ボタン11〜19によって、吐水口5からの水の吐水および止水を行ったり、吐水口5から吐水される水の流量や水温を選択したり、吐水されている水の流量や水温を調整したりする。
また、流量選択ボタン12〜14は、直線上に隣接して配置されており、その流量選択ボタン12〜14のうち、「中」ボタン13に隣接する位置(図1(b)では「中」ボタン13の下側)に流量調整ボタン15が配置されている。これは、本実施形態では、「中」ボタン13が操作された場合にのみ流量調整ボタン15が操作有効となり、その旨を見た目で認識可能にさせる為である。
同様に、本実施形態では、「湯」ボタン17が操作された場合にのみ水温調整ボタン19が操作有効となるので、水温選択ボタン16〜18のうち、「湯」ボタン17に隣接する位置(図1(b)では「湯」ボタン17の下側)に水温調整ボタン19が配置されている。
なお、プレート部材6は、洗面台1とは別体に構成されており、各種ボタン11〜19を搭載して1ユニット化されている。よって、プレート部材6は、給水装置を有する他の装置(風呂やトイレなど)に簡単に流用可能となり、コスト低減を図ることもできる。
また、プレート部材6は、洗面台1の操作者側に配置されているので、操作者による各種ボタン11〜19の操作性を向上することができ、特に、椅子に座ったままでの操作性が向上する。
次に、図2を参照して、洗面台1の電気的構成について説明する。図2は、洗面台1の上部の概略図と、洗面台1の電気的構成を概略的に示した電気ブロック図である。
まず、洗面台1の架台2の内部構成について説明する。架台2の内部には、主に、制御ボックス21と、外部から供給される水の流路の開放と遮蔽とを行う吐水弁22と、その吐水弁22を通過した水の流量を調整する調整弁23と、外部から供給される湯の流路の開放と遮蔽とを行う吐水弁24と、その吐水弁24を通過した湯の流量を調整する調整弁25と、水および湯を吐水管4に給水する給水管26とが設けられている。
制御ボックス21には、給水装置1の主な制御を行う制御手段としてのマイコン回路31と、水用の調整弁23を駆動させる水用調整弁駆動回路32と、水用の吐水弁22を駆動させる水用吐水弁駆動回路33と、湯用の調整弁25を駆動させる湯用調整弁駆動回路34と、湯用の吐水弁24を駆動させる湯用吐水弁駆動回路35と、コンセント36から供給される電圧を監視する電圧監視回路37とが主に設けられている。
マイコン回路31は、プレート部材6と信号線を介して接続され、各種ボタン11〜19の操作信号が入力される。なお、制御ボックス21に無線通信用の受信部を設け、プレート部材6に無線通信用の送信部を設け、無線通信によって各種ボタン11〜19の操作信号がマイコン回路31に入力されるように構成しても良い。
また、マイコン回路31は、各駆動回路32〜35と、電源監視回路37とそれぞれ電気的に接続され、更に、各駆動回路32〜35は、各弁22〜25とそれぞれ電気的に接続されている。
マイコン回路31には、書換不能なメモリ31aと、コンセント36からの電圧の供給が遮断された後にも記憶内容を保持可能であると共に書換可能であるフラッシュメモリ31bとが設けられている。
メモリ31aには、吐水口5から吐水される水の流量を設定したり調整する場合に参照される流量調整テーブル31a1と、吐水口5から吐水される水の水温を設定したり調整する場合に参照される水温調整テーブル31a2とが予め設けられている。この流量調整テーブル31a1及び水温調整テーブル31a2については、図3を参照して後述する。
フラッシュメモリ31bには、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1と、「中」ボタン13が操作されたか否かを示す中ボタンフラグ31b2と、「湯」ボタン17が操作されたか否かを示す湯ボタンフラグ31b3とが設けられている。
流量・水温調整済データ記憶エリア31b1には、操作者により「出/止」ボタン11が操作されて、吐水口5からの水が止水された場合に、その止水された時点の操作者により調整された流量や水温のデータが記憶される。
マイコン回路31は、各ボタン11〜19の入力、流量調整テーブル31a1、水温調整テーブル31a2、及び流量・水温調整済データ記憶エリア31b1の流量や水温のデータに基づいて、各種弁22〜25を駆動させて吐水口5からの吐水および止水の制御をしたり、吐水口5から吐水される水の流量や水温を調整する制御などを行うものである。
具体的には、吐水口5から所定の流量の水を吐水する場合には、まず、水用調整弁駆動回路32に対して所定の流量に応じた開量(給水管26の流路の断面積の大きさ)となるように駆動命令を出力し、その後、水用吐水弁駆動回路33に対して、給水管26の流路を開放する駆動命令を出力する。一方、吐水口5からの水を止水する場合には、水用調整弁駆動回路32に対して開量を初期状態へ戻す駆動命令を出力すると共に、水用吐水弁駆動回路33に対して、給水管26の流路を遮蔽する駆動命令を出力する。
なお、吐水口5から所定の流量の湯を吐水する場合の湯用調整弁駆動回路34及び湯用吐水弁駆動回路35に対する制御方法は、水のみを吐水する場合の水用調整弁駆動回路32及び水用吐水弁駆動回路33の制御方法と同様なので、その説明を省略する。
また、吐水口5から所定の流量で所定の水温の水を吐水する場合には、吐水すべき流量と水温とに基づいて、水と湯の混合比率や調整弁23,25の開量をマイコン回路31により演算し、その演算結果に応じた駆動命令を水用調整弁駆動回路32及び湯用調整弁駆動回路34に出力し、その後、水用吐水弁駆動回路33及び湯用吐水弁駆動回路35に対して、流路を開放する駆動命令を出力する。
なお、吐水弁22,24は、図示しない電磁バルブにより駆動され、給水管26内の流路を、開放状態と遮蔽状態とに状態を遷移し、吐水状態を吐水中と止水中とに遷移することができる。また、調整弁23,25は、図示しないモータなどにより駆動され開量を変更し、流量を調整することができる。
次に、図3を参照して、流量調整テーブル31a1及び水温調整テーブル31a2について説明する。図3(a)は、流量調整テーブル31a1を模式的に示した図であり、図3(b)は、水温調整テーブル31a2を模式的に示した図である。
図3(a)に示すように、流量調整テーブル31a1は、吐水口5から吐水される流量に対応した値が記憶されており、その範囲は、0.5(リットル/分)〜8(リットル/分)である。
また、流量調整テーブル31a1には、「小」ボタン12、「中」ボタン13、「大」ボタン14が操作された場合に、吐水口5から吐水される流量を設定する既定流量がそれぞれ対応付けされている。この既定流量は、「小」ボタン12が0.5(リットル/分)で、「中」ボタン13が3(リットル/分)で、「大」ボタン14が8(リットル/分)である。
また、「中」ボタン13には、流量調整ボタン15により吐水口5から吐水される水の流量を調整可能な調整範囲が対応付けされている。本実施形態では、1(リットル/分)〜6(リットル/分)に構成され、流量調整ボタン15が操作される毎に、1(リットル/分)〜6(リットル/分)の間で、吐水口5から吐水される流量が変更される。
以上の通り、本実施形態では、流量選択ボタン12〜14が操作されると、吐水口5から吐水される水の流量が流量選択ボタン12〜14に対応した既定流量となるように、マイコン回路31により制御される。また、「中」ボタン13の操作に連係して流量調整ボタン15が操作されると、その流量調整ボタン15の操作に応じた流量が吐水口5から吐水されるように、マイコン回路31により制御される。
図3(b)に示すように、水温調整テーブル31a2は、吐水口5から吐水される水の水温に対応して調整弁23から給水される水と,調整弁25から給水される湯との混合比率が記憶されている。なお、水温調整テーブル31a2に水温が直接記憶され、その水温になるようにマイコン回路31が演算を行い、水と湯との混合比率を設定しても良い。
また、流量調整テーブル31a1には、「水」ボタン16、「湯」ボタン17、「熱湯」ボタン18が操作された場合に、吐水口5から吐水される水の水温を設定する既定比率がそれぞれ対応付けされている。この既定比率は、「水」ボタン16が水のみ100パーセント(「100:0」)で、「湯」ボタン17が水と湯がそれぞれ50パーセント(「50:50」)で、「熱湯」ボタン18が湯のみ100パーセント(「0:100」)である。
また、「湯」ボタン17には、水温調整ボタン19により吐水口5から吐水される水の水温を調整可能な範囲が設けられている。本実施形態では、水が90パーセントで湯が10パーセントの比率(「90:10」)〜水が10パーセントで湯が90パーセントの比率(「10:90」)に構成され、水温調整ボタン19が操作される毎に、「90:10」〜「10:90」の間で、吐水口5から吐水される水と湯との混合比率が変更され、水温が変更される。
以上の通り、本実施形態では、水温選択ボタン16〜18が操作されると、吐水口5から吐水される水の水温(混合比率)が水温選択ボタン16〜18に対応した混合比率となるようにマイコン回路31により制御される。また、「湯」ボタン17の操作に連係して水温調整ボタン19が操作されると、その水温調整ボタン19の操作に応じた水温(混合比率)となる水が吐水口5から吐水されるように、マイコン回路31により制御される。
次に、図4を参照して、マイコン回路31により実行される吐止水制御処理について説明する。図4は、マイコン回路31により実行される吐止水制御処理を示したフローチャートである。
なお、吐止水制御処理は、コンセント36から電源が供給されている間に繰り返し実行される処理であり、主に、吐水口5からの水の吐水や止水を制御したり、吐水口5から吐水される水の水量や水温を変更する制御を行うものである。
吐止水制御処理が実行されると、まず、「出/止」ボタン11が操作されたか否かを確認し(S1)、「出/止」ボタン11が操作されていれば(S1:Yes)、既に、吐水口5から水が吐水中であるか否かを確認する(S2)。
S2の処理で確認した結果、吐水口5から水が吐水中であれば(S2:Yes)、次の吐水開始時に現在の調整状態を利用するために、現在の流量および水温の設定を、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1に記憶する(S3)。
そして、吐水口5からの水を止水するために、水用調整弁駆動回路32及び湯用調整弁駆動回路34に対して調整弁23,25の開量を初期状態に戻す駆動命令を出力すると共に、水用吐水弁駆動回路33及び湯用吐水弁駆動回路35に対して、給水管26の流路を遮蔽する駆動命令を出力し(S4)、S1の処理へ戻る。
一方、S2の処理で確認した結果、吐水口5からの水が止水中であれば(S2:No)、S3の処理で記憶した流量および水温の設定データを、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1から取得し(S5)、その取得した流量および水温となるように吐水弁22,24及び調整弁23,25を駆動させる駆動命令を、各駆動回路32〜35に出力し(S6)、S1の処理へ戻る。
なお、S5の処理において、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1から流量および水温の設定データを読み出す代わりに、「中」ボタン13の既定流量および「湯」ボタン17の既定比率を取得するように構成しても良いし、「中」ボタン13及び「湯」ボタン17の調整範囲内の所定の流量および水温を毎回取得するように構成しても良い。
特に、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1に、「小」ボタン12又は「大」ボタン14に対応する流量や、「水」ボタン16又は「熱湯」ボタン18に対応する水温が記憶されている場合には、「中」ボタン13の既定流量および「湯」ボタン17の既定比率、又は、「中」ボタン13の調整範囲内の流量および「湯」ボタン17の調整範囲内の既定比率を取得する方が好ましい。
これは、湯のみを吐水する場合には、熱湯が操作者の手に掛かり火傷を負う可能性もあるし、水のみを吐水する場合には、冷水が操作者の手に掛かり驚く可能性もあるし、大量の水を吐水する場合には、吐水された水が飛び散って汚れる可能性もあるし、小量の水を吐水する場合には、汚れが落ちきらない手で再度の各種ボタン12〜19の操作が必要となり汚れる可能性もあるからである。
よって、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1に、「小」ボタン12、「大」ボタン14、「水」ボタン16又は「熱湯」ボタン18に対応する値が記憶されている場合には、「中」ボタン13の既定流量および「湯」ボタン17の既定比率、又は、「中」ボタン13の調整範囲内の流量および「湯」ボタン17の調整範囲内の既定比率を取得することで、操作者が火傷したり、驚いたり、洗面台1が汚れる可能性を抑制できる。
ここで、図4に戻って説明する。S1の処理で確認した結果、「出/止」ボタン11が操作されていなければ(S1:No)、吐水口5からの水の吐止水を変更する処理を実行しなくて良いので、S2〜S6の処理を実行せずに、S11の処理へ移行する。
S11の処理では、再度、吐水口5からの水が吐水中であるか否かを確認し(S11)、吐水中であれば(S11:Yes)、流量および水温を調整する処理を実行するためにS12の処理へ以降し、吐水中でなければ(S11:No)、S12以降の処理を実行する必要がないので、S1の処理へ戻る。
S12の処理では、流量選択ボタン12〜14のいずれかが操作されたか否かを確認し(S12)、流量選択ボタン12〜14のいずれかが操作されていれば(S12:Yes)、操作された流量選択ボタン12〜14に対応する既定流量を、流量調整テーブル31a1を参照して取得する(S13)。
なお、S13の処理において、流量選択ボタン12〜14のうち「中」ボタン13が操作された場合には、既定流量ではなく、流量調整ボタン15により前回設定された流量を取得するように構成しても良い。この構成によれば、吐水口5から吐水される水の流量が前回設定された流量になるので、操作者が所望する流量の可能性が高く、流量調整ボタン15の操作回数を減らすことができ、使い勝手を向上できる。なお、この構成では、流量調整ボタン15が操作されて吐水口5から吐水される水の流量が変更される毎に、その変更された流量をフラッシュメモリ31bに記憶するように構成する。
S13の処理で、操作された流量選択ボタン12〜14に対応した既定流量が取得されると、次に、操作された流量選択ボタンが「中」ボタン13であるか否かを確認し(S14)、操作された流量選択ボタンが「中」ボタン13であれば(S14:Yes)、中ボタンフラグ31b2をオンし(S15)、操作されたボタンが「中」ボタン13以外であれば(S14:No)、中ボタンフラグ31b2をオフし(S16)、S6の処理へ移行する。
S6の処理では、S13の処理で取得した既定流量となるように、調整弁23,25を駆動させる駆動命令を、各駆動回路32,34に出力し(S6)、S1の処理へ戻る。なお、S15又はS16の処理の後に実行されるS6の処理では、吐水口5から水が吐水中であるので、吐水弁22,24に対しての駆動命令は出力されない。
次に、S12の処理で確認した結果、流量選択ボタン12〜14のいずれも操作されなかった場合には(S12:No)、流量調整ボタン15が操作されたか否かを確認し(S17)、流量調整ボタン15が操作されていれば(S17:Yes)、中ボタンフラグ31b2がオンであるか否かを確認する(S18)。
S18の処理で確認した結果、中ボタンフラグ31b2がオンであれば(S18:Yes)、操作された流量調整ボタン15、即ち、右側に向いた矢印のボタンか、左側に向いた矢印のボタンかに応じた流量を、流量調整テーブル31a1から取得する(S19)。
S19の処理は、例えば、現在の流量が5.8(リットル/分)である場合に、右側に向いた矢印のボタンが操作されたら、6(リットル/分)を取得し、左側に向いた矢印のボタンが操作されたら、5.6(リットル/分)を取得する。
そして、S19の処理で、流量調整ボタン15の操作に応じた流量を取得したら、その取得した流量となるように、調整弁23,25を駆動させる駆動命令を、各駆動回路32,34に出力し(S6)、S1の処理へ戻る。
なお、流量調整ボタン15が操作されなかったり(S17:No)、流量調整ボタン15は操作されたが中ボタンフラグ31b2がオフであれば(S18:No)、吐水口5から吐水される水の流量を変更する必要がないので、次に、水温選択ボタン16〜18が操作されたか否かを確認する(S20)。
S20の処理で確認した結果、水温選択ボタン16〜18のいずれかが操作されていれば(S20:Yes)、操作された水温選択ボタン16〜18に対応する既定比率を、水温調整テーブル31a2を参照して取得する(S21)。
なお、S21の処理において、水温選択ボタン16〜18のうち「湯」ボタン17が操作された場合には、既定比率ではなく、水温調整ボタン19により前回設定された比率を取得するように構成しても良い。この構成によれば、吐水口5から吐水される水の水温が前回設定された水温になるので、操作者が所望する水温の可能性が高く、水温調整ボタン19の操作回数を減らすことができ、使い勝手を向上できる。なお、この構成では、水温調整ボタン19が操作されて吐水口5から吐水される水の水温が変更される毎に、その変更された水温を構成する水と湯との比率をフラッシュメモリ31bに記憶するように構成する。
S21の処理で、操作された水温選択ボタン16〜18に対応する既定比率を取得すると、次に、操作された水温選択ボタンが「湯」ボタン17であるか否かを確認し(S22)、操作された水温選択ボタンが「湯」ボタン17であれば(S22:Yes)、湯ボタンフラグ31b3をオンし(S23)、操作されたボタンが「湯」ボタン17以外であれば(S22:No)、湯ボタンフラグ31b3をオフし(S24)、S6の処理へ移行する。
S6の処理では、S21の処理で取得した既定比率となるように、調整弁23,25を駆動させる駆動命令を、各駆動回路32,34に出力し(S6)、S1の処理へ戻る。
次に、S20の処理で確認した結果、水温選択ボタン16〜18のいずれも操作されなかった場合には(S20:No)、水温調整ボタン19が操作されたか否かを確認し(S25)、水温調整ボタン19が操作されていれば(S25:Yes)、湯ボタンフラグ31b3がオンであるか否かを確認する(S26)。
S26の処理で確認した結果、湯ボタンフラグ31b3がオンであれば(S26:Yes)、操作された水温調整ボタン19、即ち、右側に向いた矢印のボタンか、左側に向いた矢印のボタンかに応じた流量を、水温調整テーブル31a2から取得する(S27)。
S27の処理は、例えば、現在の比率が水85パーセントで湯が15パーセントの比率である場合に、右側に向いた矢印のボタンが操作されたら、水80パーセントで湯が20パーセントの比率を取得し、左側に向いた矢印のボタンが操作されたら、水90パーセントで湯10パーセントの比率を取得する。
そして、S27の処理で、水温調整ボタン19の操作に応じた比率を取得したら、その取得した比率となるように、調整弁23,25を駆動させる駆動命令を、各駆動回路32,34に出力し(S6)、S1の処理へ戻る。
なお、水温調整ボタン19が操作されなかったり(S25:No)、水温調整ボタン19は操作されたが湯ボタンフラグ31b3がオフであれば(S26:No)、吐水口5から吐水される水の水温を変更する必要がないので、そのまま、S1の処理へ戻る。
以上、説明したように、吐水口5から吐水される水の流量や水温は、各種選択ボタン12〜14,16〜18を操作すると、その各種選択ボタン12〜14,16〜18に対応付けされた既定流量や既定比率(水温)に設定されるので、操作者が所望する流量や水温を大まかに設定することができる。
さらに、「中」ボタン13及び「湯」ボタン17が操作された後は、流量調整ボタン15及び水温調整ボタン19の操作が有効となり、その調整ボタン15,19を操作すると、所定の範囲内で流量および水温を変更できるので、操作者が所望する流量や水温を細かく調整することができる。
また、「中」ボタン13及び「湯」ボタン17に連係して操作される調整ボタン15,19には、調整が可能となる範囲が設けられているので、例えば、調整ボタン15,19を複数回に亘って操作した結果、「小」ボタン12,「大」ボタン14に対応付けされた流量および「水」ボタン16,「熱湯」ボタン18に対応付けされた水温に達することが無い。よって、操作者は、調整ボタン15,19に連係する各種ボタン12〜14,16〜18のうち操作したボタンを把握でき、更には、調整ボタン15,19の操作回数を把握し易くなるので、次に、所望する流量や水温を設定する場合の操作が簡単になり、使い勝手を向上できる。
また、一般的に、吐水口5から吐水される水の流量が少ない場合には、お茶などを冷やす場合に多く使用され、反対に流量が多い場合には、バケツなどに水を溜める場合に多く使用されることから、操作者の使用目的が明確である。この場合は、吐水口5から吐水される水の流量の調整はあまり必要でない。本実施形態では、吐水口5から吐水される流量が中量となる範囲を、流量調整ボタン15により調整可能に構成しているので、操作者の使用目的に合わせた流量を調整でき、使い勝手を向上できる。
また、一般的に、吐水口5から水のみが吐水される場合や、吐水口5から湯のみが吐水される場合も使用者の使用目的が明確であり、吐水口5から吐水される水の水温の調整はあまり必要でない。本実施形態では、吐水口5から吐水される水温が、水と湯とを混合する範囲を、水温調整ボタン19により調整可能に構成しているので、操作者の使用目的に合わせた水温を調整でき、使い勝手を向上できる。
また、操作者が調整ボタン15,19を操作して調整した流量や水温の設定データは、吐水口5からの水を止水する場合に、流量・水温調整済データ記憶エリア31b1に記憶され、次に吐水が開始される場合に読み出されて、その読み出された流量と水温の設定データに応じて吐水が開始される。一般的に、通常使用する流量や水温は一定であるので、前回調整した流量や水温により吐水が開始されれば、新たに、操作者が流量や水温を調整する作業が不要となるので、より使い勝手を向上することができる。
次に、図5を参照して、第2及び第3実施形態のプレート部材6について説明する。第2実施形態のプレート部材6は、流量調整用の流量選択ボタンおよび水温調整用の水温選択ボタンの数が、第1実施形態に対して少なく構成されている。また、第3実施形態のプレート部材6は、調整ボタン15a,19aが有効となる流量調整用の流量選択ボタンおよび水温調整用の水温選択ボタンの数が、第1実施形態に対して多く構成されている。なお、第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5(a)は、第2実施形態のプレート部材6の正面図を示した図であり、図5(b)は、第3実施形態のプレート部材6の正面図を示した図である。
図5(a)に示すように、第2実施形態のプレート部材6には、流量調整用の流量選択ボタンとして「小」ボタン12の他に、「中・大」ボタン13aが設けられている。流量調整ボタン15は、「中・大」ボタン13aに対応する領域に配置されており、その「中・大」ボタン13aに連係して流量調整ボタン15が操作可能に構成されている。
同様に、水温調整用の水温選択ボタンとしては、「水」ボタン16の他に、「湯・熱湯」ボタン17aが設けられており、その「湯・熱湯」ボタン17aに対応する領域に水温調整ボタン19が配置され、その「湯・熱湯」ボタン17aに連係して水温調整ボタン19が操作可能に構成されている。
なお、第2実施形態の流量調整テーブルとしては、図3に示す流量調整テーブル31a1の「小」ボタン12の既定流量以外の範囲を、「中・大」ボタン13aの調整が可能な範囲とする。また、水温調整テーブルとしては、図3に示す水温調整テーブル31a2の「水」ボタン16の既定比率以外の範囲を、「湯・熱湯」ボタン17aの調整が可能な範囲とする。
即ち、第2実施形態では、吐水口5から吐水される水の流量は、極端に少ない場合以外を調整可能とし、吐水口5から吐水される水の水温は、水のみ以外を調整可能に構成している。第2実施形態のように、各選択ボタンの数が少ない場合であっても、既定流量および既定比率が対応付けされた選択ボタン12,13a,16,17aを有し、吐水口5から吐水される流量や水温の調整が必要となる選択ボタン13a,17aに連係して調整ボタン15,19が操作可能に構成されるので、操作者が所望する流量や水温を大まかに設定できるし、操作者が所望する流量や水温を細かく調整することもできる。
なお、流量調整用の流量選択ボタンを「小・中」ボタンと「大」ボタンの組み合わせとし、「小・中」ボタンに流量調整ボタン15を連係させても良いし、水温調整用の水温選択ボタンを「水・湯」ボタンと「熱湯」ボタンの組み合わせとし、「水・湯」ボタンに水温調整ボタン19を連係させる構成としても良い。
さらに、流量調整用の流量選択ボタン及び水温調整用の水温選択ボタンの数は、2又は3つに限定されるものではなく、4つ以上に構成しても良い。
図5(b)に示すように、第3実施形態のプレート部材6には、流量調整用の流量選択ボタン12〜14が配置される領域の全域に亘って流量調整ボタン15aが配置され、水温調整用の水温選択ボタン16〜18が配置される領域の全域に亘って水温調整ボタン19aが配置されている。
これは、第3実施形態が、流量選択ボタン12〜14の全てに流量調整ボタン15aが連係して操作可能であり、水温選択ボタン16〜18の全てに水温調整ボタン19aが連係して操作可能に構成されているからである。
なお、第3実施形態の流量調整テーブルとしては、図3に示す流量調整テーブル31a1の「小」ボタン12の調整可能な範囲を、0.2,0.5,0.7(リットル/分)など細分化し、「大」ボタン14の調整可能な範囲を、7,8,9(リットル/分)などに細分化する。
また、第3実施形態の水温調整テーブルとしては、図3に示す水温調整テーブル31a2の「水」ボタン16の調整可能な範囲を、「100:0」、「95:5」など細分化し、「熱湯」ボタン18の調整可能な範囲を「0:100」、「5:95」に細分化する。
即ち、第3実施形態では、調整ボタン15a,19aは、全ての選択ボタン12〜14,16〜18の操作に連係して有効となるので、全ての選択ボタン12〜14,16〜18の既定流量および既定比率(水温)に対して微調整が可能となっている。よって、吐水口5から吐水される水の流量や水温を調整し易くできる。
さらに、全ての選択ボタン12〜14,16〜18の操作に連係して調整ボタン15a,19aが操作有効になるが、各選択ボタン12〜14,16〜18には、調整可能な範囲が設けられているので、各選択ボタン12〜14,16〜18と、その選択ボタン12〜14,16〜18が操作された後に調整ボタン15a,19aを操作した回数との対応関係が把握し易く、次に、吐水口5から吐水される水の流量や水温の調整をする場合の操作を簡単に行うことができる。
なお、調整ボタン15a,19aが連係する選択ボタンの数は、2つであっても良いし、ボタン数が3以上であれば、3以上に構成しても良い。
次に、図6を参照して、第4実施形態の洗面台1について説明する。第1実施形態の洗面台1は、吐水弁22,24と調整弁23,25とにより、吐水口5から吐水される水の流量や水温を調整するように構成したが、これに代えて、第4実施形態の洗面台1は、吐水弁22,24と、調整弁41、混合弁42とにより、吐水口5から吐水される水の流量や水温を調整するように構成した。なお、第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6は、第4実施形態の洗面台1の給水経路の概略を示した図である。
図6に示すように、第4実施形態では、水用の吐水弁22から給水される水と、湯用の吐水弁24から給水される湯とが混合弁42により所定の水温になるように混合され、その後、調整弁41により所定の流量になるように調整され、吐水口5から吐水される。
なお、制御ボックス21内には、図示しないが、第1実施形態と同様に、マイコン回路31、電圧監視回路37、水用吐水弁駆動回路33及び湯用吐水弁駆動回路35の他に、混合弁駆動回路および調整弁駆動回路が設けられている。
即ち、第4実施形態では、操作者により各ボタン12〜19が操作されると、その操作されたボタンに応じた流量および水温となるように、調整弁41および混合弁42がマイコン回路31により制御されるので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施形態では、給水装置を洗面台1に適用するものとしたが、他に、風呂(シャワー及び吐水管)に適用しても良いし、トイレ(シャワートイレ)に適用しても良い。
また、上記各実施形態における流量調整テーブル31a1の既定流量や調整可能な範囲の数値、及び、水温調整テーブル31a2の既定比率や調整可能な範囲の数値は、給水装置の性能に応じて適宜変更可能である。
また、上記第1実施形態では、吐水弁22,24と調整弁23,25との組み合わせにより、吐水口5から吐水される流量や水温を調整する構成としたが、水の吐水および止水と流量の変更の機能を有する吐止水調整弁を用いて、吐水口から吐水される流量や水温を調整するように構成しても良い。
また、プレート部材6に、流量や水温を表示する表示部を設け、各種選択ボタンや調整ボタンが操作された場合には、吐水口5からの水が止水中であっても、設定されている流量や水温を表示部に表示し、各種選択ボタンや調整ボタンの操作により流量や水温を調整可能に構成しても良い。この構成では、吐水口5から水が吐水開始される前に、予め所望する流量や水温を調整できるので、不要に多くの水が吐水されたり、火傷を負おうなどの弊害を抑制できる。
本発明の一実施形態の給水装置が適用された洗面台の概略を示す図であり、(a)は、洗面台の全体を示す斜視図であり、(b)は、プレート部材を拡大した正面図である。 洗面カウンタ部分の概略図と、洗面台の電気的構成を概略的に示した電気ブロック図である。 (a)は、流量調整テーブルを模式的に示した図であり、(b)は、水温調整テーブルを模式的に示した図である。 マイコン回路により実行される吐止水制御処理を示したフローチャートである。 (a)は、第2実施形態のプレート部材の正面図を示した図であり、(b)は、第3実施形態のプレート部材の正面図を示した図である。 第4実施形態の洗面台の給水経路の概略を示した図である。
符号の説明
1 洗面台(給水装置を含む)
4 吐水管(給水装置の一部)
5 吐水口(給水装置の一部)
6 プレート部材(給水装置の一部)
12 「小」ボタン(選択ボタン、第1ボタン)
13 「中」ボタン(選択ボタン、第2ボタン)
13a 「中・大」ボタン(選択ボタン)
14 「大」ボタン(選択ボタン、第3ボタン)
15,15a 流量調整ボタン(調整ボタン)
16 「水」ボタン(選択ボタン、第1ボタン)
17 「湯」ボタン(選択ボタン、第2ボタン)
17a 「湯・熱湯」ボタン(選択ボタン)
18 「熱湯」ボタン(選択ボタン、第3ボタン)
19,19a 水温調整ボタン(調整ボタン)
21 制御ボックス(給水装置の一部)
22,24 吐水弁(調整弁の一部、給水装置の一部)
23,25 調整弁(給水装置の一部)
26 給水管(給水装置の一部)
31 マイコン回路(制御手段の一部、給水装置の一部)
31a1 流量調整テーブル
31a2 水温調整テーブル
31b フラッシュメモリ(第2の記憶手段)
31b1 流量・水温調整済データ記憶エリア(第1の記憶手段)
32〜35 駆動回路(制御手段の一部、給水装置の一部)
36 コンセント(給水装置の一部)
37 電圧監視回路(給水装置の一部)
41 調整弁(給水装置の一部)
42 混合弁(調整弁の一部、給水装置の一部)

Claims (6)

  1. 吐水口から吐水される水の流量または水温を変化させる調整弁と、その調整弁を駆動して前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整可能な制御手段とを備えた給水装置において、
    前記吐水口から吐水される水の流量または水温を、それぞれ異なる流量または水温に設定する複数の選択ボタンと、
    その複数の選択ボタンの少なくとも1つに連係して操作され、その連係する選択ボタンに対応する範囲内で、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整可能な調整ボタンとを備え、
    前記制御手段は、前記選択ボタンの操作により設定された流量または水温、或いは、前記調整ボタンの操作により調整された流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものであることを特徴とする給水装置。
  2. 前記選択ボタン又は調整ボタンの操作により調整された流量または水温を記憶する第1の記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記吐水口から水の吐水が開始される場合に、前記第1の記憶手段に記憶されている流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものであることを特徴とする請求項1記載の給水装置。
  3. 前記複数の選択ボタンは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も少ない流量または最も低い水温に設定される第1ボタン、或いは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も多い流量または最も高い水温に設定される第3ボタンの少なくとも一方のボタンと、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が前記第1又は第3ボタンの少なくとも一方のボタンとは異なる流量または水温に設定される第2ボタンとを有して構成され、
    前記調整ボタンは、前記第2ボタンに連係して操作可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給水装置。
  4. 前記調整ボタンは、前記第2ボタンに隣接されていることを特徴とする請求項3記載の給水装置。
  5. 前記第2ボタンに連係して前記調整ボタンが操作され、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が調整された場合に、その調整された流量または水温を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2ボタンが操作されると、前記第2の記憶手段に記憶された流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものであることを特徴とする請求項3又は4に記載の給水装置。
  6. 前記複数の選択ボタンは、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が最も多い流量または最も高い水温に設定される第3ボタンと、前記吐水口から吐水される水の流量または水温が前記第3ボタンよりも少ない流量または低い水温に設定される第2ボタンとを少なくとも有して構成され、
    前記制御手段は、前記吐水口から水の吐水が開始される場合に、前記第3ボタンに対応する範囲内の流量または水温が前記第1の記憶手段に記憶されていると、前記第2ボタンに対応する範囲内の流量または水温に応じて前記調整弁を駆動して、前記吐水口から吐水される水の流量または水温を調整するものであることを特徴とする請求項2記載の給水装置。
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