JP6610934B2 - 自動水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、自動水栓に関する。
従来の自動水栓には、手などの物体の有無および物体までの距離を検知する距離センサを設けたものがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1の自動水栓装置は、距離センサで物体までの距離を検知し、検知した距離に応じて吐水量を増減させるものである。具体的には、物体を上に上げると徐々に給水量が減り、物体を下げると徐々に給水量が増加する、あるいはその逆となるように制御を行う。これにより、水作業や調理作業を合理的に効率良く行うというものである。
特開昭61−246428号公報
しかしながら、昨今では、ユーザの利便性をより向上させることが求められている。特許文献1では、距離センサで検知した距離に応じて給水量を変化させる制御を行うのみである。一方で、ユーザによってはそのような制御を望まない場合もあるため、ユーザの利便性という観点では未だ改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、利便性を向上させることができる自動水栓を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の自動水栓は、検知対象との距離を検出する距離センサと、吐水する流量を調節する流量調節機構と、流量調節機構を制御する制御部と、を備え、制御部は、距離センサにより検出した距離が所定距離より小さい場合に、距離センサにより検出した距離が所定距離より大きい場合と比較して、吐水する流量を少なくするように流量調節機構を制御する第1のモードと、第1のモードとは別の制御による第2のモードとを有し、第1のモードと第2のモードを選択可能とした。
本発明の自動水栓によれば、検知対象との距離が近い場合には流量を少なくする第1のモードと、第1のモードとは別の制御による第2のモードを有し、ユーザが第1のモードあるいは第2のモードを選択可能とすることで、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態1、2にかかる自動水栓の概略図 実施の形態1における第1のモードの制御フローを示す図 対象物までの距離に対する吐水流量の関係を示す図(吐水開始時) 対象物までの距離に対する吐水流量の関係を示す図(吐水中) 実施の形態1における第2のモードの制御フローを示す図 実施の形態2における第2のモードの制御フローを示す図 対象物までの距離に対する吐水流量の設定に関する変形例を示す図 対象物までの距離に対する吐水流量の設定に関する変形例を示す図 混合水調整ユニットの変形例を示す図
以下に、本発明にかかる実施の形態1、2を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる自動水栓2の概略構成を示す図である。
自動水栓2は、スプーンなどの食器(検知対象の一例)を水洗する場合等に使用される自動式の水栓装置であり、例えば台所や洗面所に設けられて使用される。図1に示すように、自動水栓2は、台座4上に設けられた本体部6と、吐水口8と、距離センサ10と、混合水供給ライン12と、電磁弁14と、混合水調整ユニット16と、制御部18と、を備える。このような構成において、混合水供給ライン12から吐水口8を介して供給される水により、ユーザが差し出す対象物20(図1ではスプーンを例示)を水洗する。以下、自動水栓2の各構成について順に説明する。
台座4は、本体部6を支持する台であり、台座4内には混合水供給ライン12が通される。台座4上に設けられた本体部6は、混合水供給ライン12を保護するように取り囲む筐体である。本体部6の先端には、吐水口8が取り付けられている。吐水口8は、混合水供給ライン12から供給される水を吐水するための開口を形成する。吐水口8からの吐水方向は、鉛直下方あるいは鉛直斜め下方に設定される。吐水口8の近傍において、本体部6の先端部には距離センサ10が下方に向けて取り付けられている。
距離センサ10は、検知対象としての対象物20の有無、および対象物20までの距離を検出するセンサである。距離センサ10による距離検知方向は、吐水口8の下方に位置する対象物20までの距離を検出できるように、鉛直下方あるいは鉛直斜め下方に設定される(吐水口8による吐水方向と同じ方向)。距離センサ10によるセンシング方式は、赤外線、超音波、電波、画像など、距離を検出することができれば任意の方式でよい。
混合水供給ライン12は、吐水口8から吐水するための水を供給する配管であり、実施の形態1では湯と水を混合した混合水を供給する配管である(フレキシブルな材料により構成されてもよい)。混合水供給ライン12は順に、吐水口8、本体部6、台座4の内部を通るように設けられている。混合水供給ライン12の先端は、吐水口8に位置される一方、混合水供給ライン12の末端は、電磁弁14に接続されている。
電磁弁14は、混合水供給ライン12への混合水の通水/非通水を切り替える切替弁の一例としての電磁弁である。電磁弁14の開閉制御により、混合水供給ライン12への混合水の通水が制御される。これにより、混合水の吐水/止水が切り替えられる。
混合水調整ユニット16は、電磁弁14を介して混合水供給ライン12に通水される混合水を調整するためのユニットである。実施の形態1における混合水調整ユニット16は、混合水を調整する構成として、第1の供給ライン22と、第2の供給ライン24と、第1の電動弁26と、第2の電動弁28と、を備える。
第1の供給ライン22は、湯を供給する配管ラインであり、第2の供給ライン24は、水を供給する配管ラインである。第1の供給ライン22と第2の供給ライン24は合流部30で合流し、合流部30において湯と水を混合した混合水が生成される。混合水はその後、電磁弁14に供給される。第1の電動弁26は、第1の供給ライン22における湯の流量を調整する流量調整弁であり、第2の電動弁28は、第2の供給ライン24における水の流量を調整する流量調整弁である。第1の電動弁26および第2の電動弁28のそれぞれの開度を調整することにより、湯と水の混合割合および全体流量を調整することができ、合流部30で生成する混合水の流量および温度を調整することができる。
制御部18は、上述した自動水栓2の構成要素の運転を制御するものである。図1の点線で示すように、実施の形態1における制御部18は、少なくとも距離センサ10、電磁弁14、第1の電動弁26および第2の電動弁28に接続されており、これらの運転を制御する。
上述した構成を有する自動水栓2による吐水動作の一例について説明する。
ユーザは、スプーンなどの対象物20を水洗するために、吐水口8の下方に対象物20を配置する。吐水口8の近傍に設けられた距離センサ10は、検知対象として対象物20の存在を検知するとともに、その存在を知らせる信号を制御部18に送信する。当該信号を受けて、制御部18は第1の電動弁26および第2の電動弁28の開度を調整し、電磁弁14を開くように制御する。具体的には、合流部30で生成される混合水が予め設定された流量および温度となるように、第1の電動弁26および第2の電動弁28の開度を調整する。さらに電磁弁14を開くように制御することで、調整した混合水が混合水供給ライン12に通水される。このような制御により、混合水供給ライン12から吐水口8を介した混合水の吐水が開始され、対象物20を水洗することができる。
実施の形態1における制御部18は、吐水制御の形態として、第1のモードと第2のモードを有している。第1のモードは、対象物20までの距離が近い場合には吐水流量を減らすことで、主にスプーンなどの食器を水洗する際に生じる水はねを抑制するモードである。第2のモードは、第1のモードとは別の制御によるモードである。ユーザが第1のモードと第2のモードを選択することができるように、自動水栓2には選択機構(図示せず)が設けられている。このような構成により、ユーザは自身の使用用途に応じて第1のモードと第2のモードを選択することができる。よって、ユーザの利便性を向上させることができる。以下、第1のモードと第2のモードのそれぞれについて説明する。
(第1のモード)
第1のモードの制御フローを図2に示す。図2に示すように、対象物20の存在が検知された状態において、まず、対象物20までの距離検知を行う(ステップS1)。具体的には、距離センサ10により対象物20までの距離を検知し、当該距離情報を制御部18に送信する。
次に、距離判定を行う(ステップS2)。具体的には、ステップS1で検知した対象物20までの距離が、予め定められた所定距離A以下かどうかを制御部18が判定する。所定距離A以下であると判定された場合には、ステップS3に進み、所定距離A以下でないと判定された場合には、ステップS4に進む。当該判定結果に応じて、吐水開始時の流量を決定するものである。具体的には、所定距離A以下であると判定されステップS3に進むと、流量Xにて吐水が開始される。流量Xは、予め定められた設定流量(通常流量)Yよりも少ない流量である。一方、所定距離A以下でないと判定されステップS4に進むと、流量Xよりも多い設定流量Yにて吐水が開始される。このような吐水流量の切り替えは、制御部18が第1の電動弁26および第2の電動弁28の開度を調節することにより実施される。
特に対象物20までの距離が短いほど、対象物20が高い位置にあるため、シンクの外側まで飛散しやすく、水はねが生じやすい状態である場合が多い。これを受けて、対象物20までの距離が短い場合には、ステップS3に進み、設定流量Yよりも少ない流量Xで吐水を開始する。これにより、水はねを効果的に抑制することができる。一方、対象物20までの距離が長い場合には、水はねのリスクが小さい。よって、ステップS4に進み、流量Xよりも多い設定流量Yにて吐水を開始する。これにより、所望の流量を得ることができる。このような制御によれば、水はねを効果的に抑制しながら、所望の流量を得ることができる。
実施の形態1における第1のモードでは、ステップS3、S4で吐水開始された後の吐水時(吐水中)も同様に、対象物20までの距離に応じた流量調整を行う。具体的には、以下のステップS5−S8を行う。
まず、前述したステップS1と同様に、対象物20までの距離検知を行う(ステップS5)。次に、当該検知距離に基づいて、ステップS2と同様に距離判定を行う(ステップS6)。ステップS6では、ステップS5で検知した対象物20までの距離が、予め定められた所定距離B以下かどうかを制御部18が判定する。
ステップS6において所定距離B以下であると判定された場合には、ステップS7に進み、ステップS3と同様に流量Xにて吐水を行う。一方、所定距離B以下でないと判定された場合には、ステップS8に進み、ステップS4と同様に設定流量Yにて吐水を行う。
このように、吐水開始時だけでなく吐水中にも同様の距離判定を行い、対象物20までの距離に応じて流量調整を行っている。これにより、水はねの生じやすい状況では流量を少なくして水はねを継続的に抑制しつつ、それ以外の状況では流量を多くして所望の流量を達成することができる。ここで、吐水開始後の吐水中は、ユーザが水はねの度合等を見て対象物20の角度を調節することができるため、水はねが生じにくいことが多い。これを受けて、実施の形態1では、吐水中のステップS6の判定で用いる所定距離Bを、吐水開始時のステップS2の判定で用いる所定距離Aと異ならせている。具体的には、所定距離Bを所定距離Aよりも短く設定することで、水はねを効果的に抑制しながらも、所望の流量(設定流量Y)をより得やすくなる。
次に、吐水を継続するかどうかの判定を行う(ステップS9)。例えば、距離センサ10によって対象物20の存在が引き続き検知される場合には、制御部18は吐水を継続すると判定し、ステップS6に戻る。一方、距離センサ10によって対象物20の存在が検知されない場合には、制御部18は吐水を継続しないと判定し、ステップS10に進み、止水を行う(ステップS10)。具体的には、制御部18が電磁弁14を閉じるように制御して止水を行う。
ステップS1−S10が実施されると、第1のモードが終了する。
上述した第1のモードの吐水制御フローに関して、対象物20までの距離と吐水流量との関係を図3、4に示す。図3は、吐水開始時における対象物20までの距離と吐水流量との関係を示し、図4は、吐水中における対象物20までの距離と吐水流量との関係を示す。図3、4に示すように、対象物20までの距離が短い場合には、設定流量Yよりも少ない流量Xにて吐水を開始し、対象物20までの距離が長い場合には、設定流量Yにて吐水を開始している。流量Xの値は、自動水栓2の使用等に応じて適宜設定すればよく、対象物20までの距離が長い場合には、設定流量Yに限らず、設定流量Yとは異なる流量(流量Xよりも多い流量)にて吐水を開始してもよい。また、吐水開始時と吐水中でともに流量Xあるいは設定流量Yのいずれかにて吐水する場合について説明したが、吐水開始時と吐水中で異なる流量を用いて吐水してもよい。
(第2のモード)
次に、第1のモードとは別の制御による第2のモードについて説明する。上述した第1のモードでは、吐水開始時に対象物20までの距離に応じた流量調整を行っていたが、第2のモードでは、吐水開始時に対象物20までの距離にかかわらず流量調整を行う。
実施の形態1における第2のモードの制御フローを図5に示す。当該第2のモードでは、吐水開始時は対象物20までの距離にかかわらず、設定流量Y(第2の流量)よりも少ない流量X(第1の流量)にて吐水を開始する(ステップS11)。これにより、水はねを抑制するだけでなく、節水を図ることができる。
次に、所定時間の経過を判定する(ステップS12)。具体的には、吐水が開始されてから、予め定められた所定時間ΔTを経過したかどうかを制御部18が判定する。当該判定結果に応じて、流量Xから設定流量Yに変更するかどうかを決定するものである。所定時間ΔTを経過したと判定された場合には、ステップS13に進み、設定流量Yにて吐水が行われる。所定時間ΔTを経過していないと判定された場合には、ステップS12に戻り、所定時間ΔT経過の判定を再度行う。
前述したように、吐水が開始された後、ユーザは水はねの度合等を見て、水はねが生じにくいように対象物20の角度を調節することができる。これを受けて、対象物20までの距離にかかわらず、所定時間ΔTを経過したときに流量Xから設定流量Yまで増加させて吐水することにより、所望の流量を実現することができる。
その後、吐水を継続するかの判定を行う(ステップS14)。距離センサ10による対象物20の検知により、制御部18が吐水を継続すると判定した場合には、ステップS13に戻り、設定流量Yでの吐水を継続して行う。一方、距離センサ10による対象物20の非検知により、制御部18が吐水を継続しないと判定した場合には、ステップS15に進む。具体的には、制御部18が電磁弁14を閉じるように制御して、止水を行う(ステップS15)。
ステップS11−S15が実施されると、第2のモードが終了する。
第2のモードのように、対象物20までの距離にかかわらず流量調整を行う吐水制御をユーザが好む場合には、ユーザが第2のモードを選択することで、所望の吐水制御を実現することができる。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
制御部18は、第1のモードあるいは第2のモードをデフォルトの設定としてもよい。第1のモードをデフォルト設定とする場合、例えば、ユーザが第1のモードをキャンセルして第2のモードに移行するためのキャンセル機構を設けてもよい。同様に、第2のモードをデフォルト設定とする場合、ユーザが第2のモードをキャンセルして第1のモードに移行するためのキャンセル機構を設けてもよい。このような構成によれば、ユーザは簡易な方法で第1のモードと第2のモードを選択することができる。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。なお、キャンセル機構としては例えば、自動水栓2を操作するための操作パネルに設けられた操作スイッチであってもよい。
また、吐水開始時に流量Xにて、吐水中に設定流量Yにて吐水する場合について説明したが、このような場合に限らず、途中で流量を増加させることができれば、異なる流量を用いて吐水してもよい。
上述したように、実施の形態1にかかる自動水栓2は、対象物20(検知対象)との距離を検出する距離センサ10と、吐水する流量を調節する第1の電動弁26および第2の電動弁28(流量調節機構)と、流量調節機構を制御する制御部18と、を備える。制御部18は、第1のモードと、第2のモードとを有する。第1のモードは、距離センサ10により検出した距離が所定距離A、Bより小さい場合に、距離センサ10により検出した距離が所定距離A、Bより大きい場合と比較して、吐水する流量を少なくするように流量調節機構を制御するモードである。第2のモードは、第1のモードとは別の制御によるモードである。これらの第1のモードと第2のモードをユーザが選択可能としている。このような構成によれば、第1のモードにおいて、対象物20との距離が近い場合には吐水流量を少なくすることで、水はねが生じやすい状況下で水はねを効果的に抑制することができる。さらには、第1のモードとは別の制御による第2のモードを備え、ユーザの好みにより第1のモードあるいは第2のモードを選択することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態1にかかる自動水栓2によれば、制御部18において、第1のモードで使用する所定距離A、Bを吐水開始時と吐水中で別個に設定される。特に、吐水開始時に使用する所定距離Aよりも、吐水中に使用する所定距離Bを短く設定することにより、水はねを効果的に抑制しながら、より所望の流量(設定流量Y)をより得やすくなる。このようにして、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態1にかかる自動水栓2によれば、制御部18は、第2のモードにおいて、距離センサ10により検出する距離にかかわらず、第1の流量(流量X)にて吐水を開始するように電動弁26、28を制御する。また、吐水開始から所定時間ΔT経過後は、距離センサ10により検出する距離にかかわらず、第1の流量よりも多い第2の流量(設定流量Y)に変更して吐水するように電動弁26、28を制御する。これにより、吐水開始時においては、水はねを抑制するだけでなく、節水の効果を高めることができる。さらに、吐水開始から所定時間ΔT経過後は、水はねの生じにくい吐水中において、所望の流量(設定流量Y)を実現することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる自動水栓2について説明する。実施の形態2における制御部18は、第1のモードでは実施の形態1と同じ制御を行うものの、第2のモードでは実施の形態1とは別の制御を行う。
実施の形態1では、第2のモードにおいて所定時間ΔT経過後に自動的に流量Xから設定流量Yに増加させたが、実施の形態2では、所定時間ΔT経過後に距離センサ10による検出結果に応じて流量の増加を判定する。以下、実施の形態2における第2のモードの制御フローについて、図6を用いて説明する。
図6に示すように、まず、実施の形態1のステップS11−S12と同様のステップS16、S17を実施する。具体的には、設定流量Yよりも少ない流量Xにて吐水を開始し(ステップS16)、その後、所定時間ΔTが経過したかどうかを判定する(ステップS17)。
ステップS17で所定時間ΔTが経過したと判定されると、対象物20までの距離検知を行う(ステップS18)。具体的には、距離センサ10により対象物20までの距離が検知され、当該検知距離情報が制御部18に送信される。
次に、距離判定を行う(ステップS19)。具体的には、ステップS18で検知された対象物20までの距離が、所定距離C以内であるかどうかを制御部18が判定する。当該判定結果に応じて流量Xからの増加を決定する。所定距離C以下であると判定された場合には、ステップS20に進み、流量Xで継続して吐水が行われる。所定距離C以下でないと判定された場合には、ステップS21に進み、流量Xよりも多い設定流量Yにて吐水が行われる。
その後、吐水を継続するかどうかが判定される(ステップS22)。制御部18が吐水を継続しないと判定すると、電磁弁14を閉じるように制御して、止水を行う(ステップS23)。
上述した制御によれば、吐水開始時は流量Xにて吐水することで、水はねを防止しつつ節水を図る一方で、所定時間ΔT経過後の吐水時においては、対象物20までの距離に応じて流量を増加させている。具体的には、対象物20までの距離が短い場合には少ない第1の流量(流量X)にて吐水し、対象物20までの距離が長い場合には第1の流量よりも多い第2の流量(設定流量Y)に変更して吐水する。これにより、吐水開始時と異なり、吐水中には対象物20までの距離が長い場合にのみ流量を多くすることで、水はねの防止と、所望の流量(設定流量Y)の実現とを両立することができる。ユーザがこのような第2のモードによる吐水制御を好む場合には、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態2にかかる自動水栓2によれば、制御部18は、第2のモードにおいて、距離センサ10により検出する距離にかかわらず、第1の流量(流量X)にて吐水を開始するように電動弁26、28を制御する。また、吐水開始から所定時間ΔT経過後は、距離センサ10により検出する距離が所定距離Cより大きい場合には、第1の流量よりも多い第2の流量に変更して吐水するように電動弁26、28を制御する。これにより、吐水開始時においては、水はねを抑制するだけでなく、節水の効果を高めることができる。さらに、吐水開始から所定時間ΔT経過後は、水はねの防止と所望の流量の実現とを両立することができる。ユーザがこのような第2のモードによる吐水制御を好む場合には、ユーザの利便性を向上させることができる。
以上、上述の実施の形態1、2を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態1、2に限定されない。例えば、実施の形態1、2では、第2のモードとして、吐水開始時は設定流量Yよりも少ない流量Xにて吐水する場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、第2のモードは、設定流量Yにて継続的に吐水を行う、いわゆる通常吐水モードであってもよい。すなわち、第2のモードは、第1のモードとは別の制御によるモードであれば、任意のモードであってよい。
また実施の形態1、2では、第1のモードにおいて使用する所定距離A、Bを吐水開始時と吐水中とで異ならせる場合について説明したが、このような場合に限らず、同じ所定距離を使用してもよい。また、吐水開始時と吐水中の両方のタイミングで距離判定を行う場合について説明したが、このような場合に限らず、どちらか一方のタイミングでのみ距離判定を行うようにしてもよい。
さらに、実施の形態1では、図3、4に示すように、流量の設定を2段階にて行う場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、図7に示すように、2段階よりも多い段階にて流量の設定を行ってもよい。あるいは、段階的な流量の設定ではなく、図8に示すように、対象物20までの距離に対して吐水流量を連続的に変化させるような流量設定を行ってもよい。
また実施の形態1、2では、吐水/止水を切り替える手段として電磁弁14を用いる場合について説明したが、このような場合に限らず、その他の種類の弁(電動弁を含む)を用いてもよい。電動弁を用いる場合には例えば、電磁弁14を省略する代わりに、第1の電動弁26と第2の電動弁28を吐水/止水の切替手段として機能させてもよい。
また実施の形態1、2では、湯と水を混合した混合水を吐水する場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、湯のみあるいは水のみを吐水する構成を採用してもよい。
また実施の形態1、2では、混合水の流量および温度を調整する手段として、第1の電動弁26および第2の電動弁28を用いる場合について説明したが、このような場合に限らない。流量および温度を調整できるものであれば、その他の任意の手段(後発的に開発されるものを含む)を用いてもよい。
また実施の形態1、2では、流量調節機構として第1の電動弁26および第2の電動弁28を設けるとともに、混合水調整ユニット16を図1に示すような構成とする場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、図9に示すような配置としてもよい。図9に示す混合水調整ユニット40は、湯を供給する第1の供給ライン42と、水を供給する第2の供給ライン44と、第1の電動弁46と、電磁弁48と、第2の電動弁50とを備える。第1の供給ライン42と第2の供給ライン44とが合流する合流部には第1の電動弁46が配置され、湯と水の混合比率が調整される。第1の電動弁46の下流側には順に、電磁弁48、第2の電動弁50が配置される。電磁弁48の開閉により、吐水/止水が制御され、第2の電動弁50の開度調整により、流量が調整される。このような配置であっても、混合水の流量および混合比率(温度)を調節することができる。
なお、上記様々な実施の形態のうちの任意の実施の形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
2 自動水栓
4 台座
6 本体部
8 吐水口
10 距離センサ
12 混合水供給ライン
14 電磁弁
16 混合水調整ユニット
18 制御部
20 対象物(検知対象)
22 第1の供給ライン
24 第2の供給ライン
26 第1の電動弁(流量調節機構)
28 第2の電動弁(流量調節機構)
30 合流部

Claims (4)

  1. 検知対象との距離を検出する距離センサと、
    吐水する流量を調節する流量調節機構と、
    前記流量調節機構を制御する制御部と、
    を備える自動水栓であって、
    前記制御部は、前記距離センサにより検出した距離が所定距離より小さい場合に、前記距離センサにより検出した距離が前記所定距離より大きい場合と比較して、吐水する流量を少なくするように前記流量調節機構を制御する第1のモードと、前記第1のモードとは別の制御による第2のモードとを有し、
    前記第1のモードと前記第2のモードを選択可能とし
    前記制御部において、前記第1のモードで使用する前記所定距離が吐水開始時と吐水中で別個に設定され、吐水開始時よりも吐水中の方が前記所定距離が短く設定される、自動水栓。
  2. 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記距離センサにより検出する距離にかかわらず、予め設定された設定流量にて吐水を行うように前記流量調節機構を制御する、請求項1に記載の自動水栓。
  3. 検知対象との距離を検出する距離センサと、
    吐水する流量を調節する流量調節機構と、
    前記流量調節機構を制御する制御部と、
    を備える自動水栓であって、
    前記制御部は、前記距離センサにより検出した距離が所定距離より小さい場合に、前記距離センサにより検出した距離が前記所定距離より大きい場合と比較して、吐水する流量を少なくするように前記流量調節機構を制御する第1のモードと、前記第1のモードとは別の制御による第2のモードとを有し、
    前記第1のモードと前記第2のモードを選択可能とし、
    前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記距離センサにより検出する距離にかかわらず、第1の流量にて吐水を開始し、吐水開始から所定時間経過後は、前記距離センサにより検出する距離にかかわらず、前記第1の流量よりも多い第2の流量に変更して吐水するように前記流量調節機構を制御する、自動水栓。
  4. 検知対象との距離を検出する距離センサと、
    吐水する流量を調節する流量調節機構と、
    前記流量調節機構を制御する制御部と、
    を備える自動水栓であって、
    前記制御部は、前記距離センサにより検出した距離が所定距離より小さい場合に、前記距離センサにより検出した距離が前記所定距離より大きい場合と比較して、吐水する流量を少なくするように前記流量調節機構を制御する第1のモードと、前記第1のモードとは別の制御による第2のモードとを有し、
    前記第1のモードと前記第2のモードを選択可能とし、
    前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記距離センサにより検出する距離にかかわらず、第1の流量にて吐水を開始し、吐水開始から所定時間経過後は、前記距離センサにより検出する距離が所定距離より大きい場合には、前記第1の流量よりも多い第2の流量に変更して吐水するように前記流量調節機構を制御する、自動水栓。
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