JP4594045B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents

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Description

この発明は給水路と給湯路とを通じて送られてきた水と湯とを混合部で混合し、吐水口から吐水させる湯水混合水栓に関する。
従来、給水路と給湯路及び給水路上に設けられた水側弁と給湯路上に設けられた湯側弁と、それら給水路と給湯路とが接続された混合部とを備え、給水路と給湯路とを通じて送られきた水と湯とを混合部で混合して、吐水口から吐水させる湯水混合水栓が広く用いられている。
例えばレバー操作一つで水と湯との混合比率を変化させて温度調節を行い、また流量調節を行うことのできるシングルレバー式の湯水混合水栓、或いは混合水の温度を感温体で感知して温調弁を移動させ、混合水の温度を温調ハンドルで設定した温度に自動的に保つサーモスタット式の湯水混合水栓はその代表的なものである。
しかしながらこの種従来の湯水混合水栓の場合、吐水の温度が高温側に設定してあって、混合部内部の水流路が閉鎖又は大きく絞られていると、設定温度を変えることなく水(冷水)のみを吐水させることができなくなり、或いは水の吐水量が著しく制限されてしまう。
例えば温調水(所望温度に温度調節した混合水)と水(冷水)とを選択的に吐水させようとしたとき、水の吐水を行うことが実際上できなくなってしまう。
本発明はこのような問題を解決することを目的としてなされたものである。
尚、下記特許文献1には給水路における水側弁の下流部(2次側)からバイパス路を分岐させて、これを給湯路の湯側弁の下流部(2次側)に接続し、給水路と給湯路とを水側弁及び湯側弁のそれぞれの下流部で互いに連絡して、そのバイパス路上に湯水切換弁(バイパス弁)を設けた形態の湯水混合水栓が開示されている。
しかしながらこの特許文献1に開示のものでは、給水路上の水側弁とバイパス路上のバイパス弁との2つの弁を通って水が混合弁に達することとなるため、水の流通に対する抵抗が大となって、水(冷水)を吐水させる際に十分な流量を確保することが難しいといった問題が内在する。
特に水側弁,バイパス弁がパイロット式の弁、即ち主弁と主弁の背後に形成された背圧室と、背圧室の水抜路としてのパイロット水路と、パイロット水路を開閉するパイロット弁とを有するパイロット式の弁である場合、弁による流通抵抗がより大きいため、水のみを吐水させる際に十分な流量を確保することがより難しくなる。またその主弁がダイヤフラム弁である場合にはこの問題は更に顕著となる。
特開平3−277878号公報
この発明は以上のような事情を背景とし、温調水の設定温度を変更することなく十分な流量で水だけの吐水を行うことのできる湯水混合水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(a)給水路と、(b)給湯路と、(c)該給水路上に設けられた水側弁と、(d)該給湯路上に設けられた湯側弁と、(e)該給水路と給湯路とが接続され、それら給水路と給湯路とを通じて供給された水と湯とを混合する混合部と、を備えて成る湯水混合水栓において、水栓の本体部と、該本体部から延び出した吐水管とを有する形態となして、該本体部に前記混合部を内蔵し、前記給水路且つ前記水側弁の上流部からバイパス路を分岐させて、該バイパス路を前記給湯路且つ前記湯側弁と混合部との間に接続し、該バイパス路上にバイパス弁を設けたことを特徴とする。

請求項2のものは、請求項1において、前記水側弁,バイパス弁が主弁と該主弁の背後に形成された背圧室と、該背圧室の水抜路としてのパイロット水路と、該パイロット水路を開閉するパイロット弁とを有するパイロット式の弁であることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記主弁がダイヤフラム弁であることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、給水路且つ水側弁の上流部(1次側)からバイパス路を分岐させて、そのバイパス路を給湯路且つ湯側弁と混合部との間に接続した上、そのバイパス路上にバイパス弁を設けたものである。
本発明の湯水混合水栓では、給水源からの水が給水路を通じて混合部に流入することができるのに加えて、バイパス路を経由して給湯路の側からも混合部に流入することができる。
従って本発明によれば、混合部で混合された後の温調水を吐水口から吐水できるのと併せて、設定温度を変えることなく即ち混合部を状態変化させることなく水のみの吐水を行うこともできる。
加えて本発明の湯水混合水栓では、そのバイパス路が給水路における水側弁の上流部即ち一次側から分岐して給湯路に繋がっているため、給水源からの水がバイパス路を経由して混合部に流入する際水側弁を通る必要がなく、バイパス路上のバイパス弁を通過するだけでよいので、その際の弁による流通抵抗も少なく、従って水吐水を行う際においても十分な流量で吐水させることができる。
本発明は水側弁,バイパス弁を主弁とその背後の背圧室と、背圧室の水抜路としてのパイロット水路と、パイロット水路を開閉するパイロット弁とを有するパイロット式の弁として構成した場合に適用して効果が大である(請求項2)。
このようなパイロット式の弁は水通過の際の抵抗が大きく、従ってこのようなパイロット式の弁を水が通過して混合部に流入する場合、それらの大きな流通抵抗によって流量が制限されてしまうが、本発明によれば水側弁を通ることなく給水源からの水を混合部へと供給し得るため、流量を多く確保することが可能となる。
特に本発明は、上記主弁が特に大きな流通抵抗を発生させるダイヤフラム弁である場合に適用して更に効果が大である(請求項3)。
ここで上記水側弁,湯側弁はパイロット弁としてのプランジャ弁を電磁力で動作させる電磁弁となしておくことができる。
次に本発明をキッチン用のホース収納式の自動水栓(湯水混合水栓)に適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンのキャビネットで、12はカウンターであり、このカウンター12上に起立する状態で水栓の本体部14と吐水管16とが設けられている。ここで吐水管16は本体部14に対して所定角度回動可能とされている。
また吐水管16は、図3に示しているように逆U字状のグースネック形状をなしている。
同図に示しているように吐水管16は、先端に吐水口18を有し、可撓性のホース20とともに引出し可能な吐水ヘッド22と、吐水ヘッド22を収納位置に保持するホルダとしての働きを有する吐水管本体24とを有している。
図1に示しているように、キャビネット10の内部には一対の止水栓28,30の間の位置においてバルブユニット26が配設されている。
そしてこのバルブユニット26の後述の水流入口92(図5(イ)参照)に対して給水用の元配管(以下単に給水元管と略す)が止水栓28,分岐継手32及び接続ホース34を介して接続されている。
また後述の湯流入口94(図5(イ)参照)に対して給湯用の元配管(以下単に給湯元管と略す)が、止水栓30及び接続ホース36を介して接続されている。
このバルブユニット26の水流出口及び湯流出口からは給水管38,給湯管40が上向きに延び出しており、それらの先端が上記の水栓の本体部14に接続されて、その本体部14に水,湯がそれぞれ供給されるようになっている。
本体部14には後述の混合弁(混合部)58(図2参照)が内蔵されていて、その混合弁58の下流部から水(冷水)又は湯(混合弁58で混合された温調水)を流出させる流出管42が下向きに延び出しており、その先端がカプラ44を介して上記の可撓性のホース20に接続されている。
ここでホース20はカプラ44から上向きに延び出した後、1回転した上で本体部14,吐水管本体24を挿通し吐水ヘッド22に接続されている。
キャビネット10の内部にはまた浄水器46が設けられており、バルブユニット26の上流部において給水元管からの水が分岐継手32,ホース48を通じてこの浄水器46に導かれるようになっている。
浄水器46は、水道水を後述のフィルタ66(図2参照)に通して浄化するもので、その浄化後の浄水を流出させるホース50が浄水器46から延び出している。
このホース50の先端はカプラ44を介して、吐水ヘッド22に繋がるホース20に接続されている。
即ち浄水器46から流出した浄水がホース50,20を通じて吐水ヘッド22に導かれ、その先端の吐水口18から吐水されるようになっている。
尚、図1の部分拡大図に示しているように、カプラ44には、吐水口18からの吐水の温度をその上流部で検出するための温度検出素子としてのサーミスタ170が取り付けられている。
キャビネット10の内部にはまた、バルブユニット26の下側において水栓の動作制御のためのコントローラ(主制御部)52が設けられている。
図2に示しているように本実施形態において給水元管,給湯元管からの水,湯は給水路54,給湯路56を通じて本体部14に内蔵された混合弁58に供給される。
供給された水と湯とはレバーハンドル60の操作に基づいて所定比率で混合された上、同じくそのレバーハンドル60の操作に基づいて決定された所定流量で流出路62を通じ吐水ヘッド22に送られ、先端の吐水口18から吐水される。
ここでレバーハンドル60は、左右回動操作によって水と湯との混合比率の調節即ち温度調節を行い、また上下回動操作によって流量調節を行う。
給水元管からの水はまた、水側弁としての電磁弁68の上流部で給水路54から分岐した浄水路64に取り出され、そして浄水路64上に設けられた浄水器46のフィルタ66を通過してそこで浄化された上で、浄化後の水(浄水)が混合弁58をバイパスして流出路62に導かれ、そしてその流出路62を通じて吐水ヘッド22の吐水口18から吐水されるようになっている。
これら給水路54,給湯路56及び浄水路64のそれぞれには流路を開閉する水側弁,湯側弁,浄水側弁としての電磁弁68,70,72及び逆流防止をなす逆止弁74が配設されている。
尚浄水路64には定流量弁73が設けられている。
給水路54における電磁弁68の上流部(1次側)からはまた、バイパス路76が分岐して延び出しており、その先端が給湯路56且つ電磁弁70及び逆止弁74の下流部(2次側)に、詳しくは電磁弁70及び逆止弁74と混合弁58との間に接続されている。
このバイパス路76上にもまた、流路を開閉する電磁弁(バイパス弁)78と逆止弁74が設けられている。
これら電磁弁68,70,72,78はそれぞれコントローラ52に電気的に接続されていて、コントローラ52によって動作制御される。
本実施形態において、給水路54と給湯路56とを連絡するバイパス路76を設けているのは次のような理由による。
即ちレバーハンドル60の操作位置が、混合弁58内における湯の流路を全開、水の流路を全閉状態とする状態にあると、後述する人体検知センサ(水用センサ116)による人体検知に基づいて吐水口18から水吐水させようとしてもこれを行うことができない。
そこで給水路54と給湯路56とをバイパス路76で連絡しておき、混合弁58内において水の流路が全閉状態にあっても、給水元管からの水をバイパス路76,給湯路56,更に流出路62を通じて吐水口18へと供給可能となしているのである。
この実施形態の自動水栓では、図14(A)に示しているように電磁弁68及び78が開,電磁弁70,72が閉とされることで、給水路54及びバイパス路76、更に給湯路56の一部を通じて給水元管からの水が混合弁58に送られ、更にその混合弁58を経由して流出路62を通じ、吐水口18から水が吐水(水吐水)される。
また図14(B)に示しているように電磁弁68及び70が開,電磁弁72及び78が閉の状態の下で、給水元管からの水と給湯元管からの湯がそれぞれ給水路54及び給湯路56を通じて混合弁58に送られてそこで混合,温調され、適温の湯とされた上で流出路62を通じ吐水口18から湯が吐水(湯吐水)される。
一方図14(C)に示しているように電磁弁68,70及び78の何れもが閉で、電磁弁72のみが開の状態の下では、給水元管からの水が浄水器46、つまり浄水路64の側に導かれてフィルタ66を通り、浄水となって流出路62を通じ吐水口18から吐水(浄水吐水)される。
図7に上記混合弁58の構成が具体的に示してある。
同図に示しているように混合弁58は、ハウジング80の内部に固定弁体82と、その上面を摺動する可動弁体84とを有しており、その可動弁体84に対してレバーハンドル60が作動的に連結されている。
固定弁体82には水,湯の入口86,86が設けられていて、それら入口86,86を通じて、給水管38と給湯管40とを図中上向きに送られて来た水と湯とが可動弁体84の混合室88内に流入する。
そして混合室88で混合された後の温調後の湯或いは水(冷水)が出口89から流出管42へと流出して、図2の流出路62を通じ吐水口18へと導かれる。
図4〜図6に上記バルブユニット26の構成が具体的に示してある。
これらの図において90はバルブボデーで、図5に示しているように水流入口92,湯流入口94と、それらに連通して給水路54,給湯路56の一部をなす内部流路54a,56aを有している。
そしてそれら内部流路54a,56a上に電磁弁68,70(図6参照)が設けられている。
バルブボデー90にはまた、図5(ハ)に示しているように上記バイパス路76の一部を成す分岐流路76aが給水用の内部流路54aから分岐しており、この分岐流路76a上にバイパス路76を開閉するための電磁弁78(図6参照)が設けられている。
バルブボデー90には更に、図5(イ)に示しているように分岐流路76aを給湯路56に合流させるための、バイパス路76の残部をなす合流路76bが設けられており、分岐流路76aからの水がこの合流路76bによって給湯路56に合流し、その後給湯路56を通じて図2の混合弁58へと送られるようになっている。
上記電磁弁68,70,78は図6(ロ)に示しているように、主弁としてのダイヤフラム弁98と、その背後に形成された背圧室100と、背圧室100の水抜きを行う水抜路としてのパイロット水路102と、パイロット水路102を開閉するパイロット弁としてのプランジャ弁104と、固定コア106と、プランジャ弁104を電磁力で動作させるソレノイド108とを有している。
この電磁弁68,70,78においては、ソレノイド108への通電によりプランジャ弁104を開弁させると、パイロット水路102が開放されて背圧室100の圧力が抜け、主弁としてのダイヤフラム弁98が開弁動作する。
尚、図4(イ)及び図6(イ)に示しているようにバルブボデー90には内部の水,湯を抜くための水抜栓110と、水抜きに際してダイヤフラム弁98を手動にて開放させるための開放操作部材112とが設けられている。
開放操作部材112は、摘み114を回転操作することでダイヤフラム弁98を手動で開放させる。
図3に示しているように、逆U字状のグースネック形状をなす吐水管16における吐水管本体24の先端部、詳しくはその最上位の部位から先端に向かって下向きとなる部分の上面に、水用センサ(水用の人体検知センサ)116及び湯用センサ(湯用の人体検知センサ)118が、所定間隔隔てて管軸方向に一列に配列されている。
ここで水用センサ116は使用者に近い手前側に(前側に)、また湯用センサ118は奥側に設けられている。従って水用センサ116は湯用センサ118に対して下位置に、また湯用センサ118は水用センサ116に対して上位置に位置している。
本実施形態においては、吐水管本体24の側面においても浄水用センサ(浄水用の人体検知センサ)120が設けられている。
尚吐水管本体24の先端部下面には、吐水やシンク或いはシンク内の容器等に光を照射してほのかに照らし出す光照射部122が設けられている。
この実施形態の自動水栓では、水用センサ116の上方に手をかざして水用センサ116によりこれを検知させると、吐水口18から水が吐水(水吐水)される。また水吐水状態の下で再び水用センサ116の上方に手をかざすと、そこで水吐水が停止する。即ち止水する。
一方湯用センサ118の上方に手をかざすと、湯用センサ118による手の検知に基づいて、吐水口18から適正温度に温度調節された湯(温調水)が吐水され、そしてその湯吐水中に再び湯用センサ118の上方に手をかざすと、そこで湯吐水が停止する。
一方図13に示しているように吐水管本体24の先端部側方に手を差し出すと、浄水用センサ120がこれを検知し、吐水口18から浄水が吐水(浄水吐水)される。また浄水吐水状態の下で再び浄水用センサ120に対して手をかざすと、そこで浄水吐水が停止する。
そのようにコントローラ52が対応する各電磁弁68,70,72,78を動作制御する。
図8〜図11に吐水管16の内部構造が具体的に示してある。
図8,図9及び図10に示しているように、吐水管本体24は金属パイプ124と、断面U字状をなして金属パイプ124の内部に挿入され内側においてホース20をガイドし、また外側において上記各水,湯,浄水用の各センサ116,118,120とコントローラ52とを連絡する電気配線をガイドする湾曲形状のインナ部材126と、その先端側に設けられてホース20を挿通ガイドする概略筒状のガイド部材128と、その下側からこれを覆うガイドカバー130とを有している。
図11に示しているようにこのガイド部材128の上面には仕切板131が固定されており、そしてその仕切板131の上面に上記水用センサ116,湯用センサ118を有するセンサユニット132,134が載置固定された上、その上側から樹脂製の透光性のセンサカバー136が被せられている。
ガイド部材128には、その側面に浄水用センサ120が取り付けられている。ガイドカバー130は、その浄水用センサ120に対応する部分が透光性とされている。
上記湯用センサ118は光電式のものであって、図12(A)に示しているようにこの湯用センサ118を有するセンサユニット134は基板140を有していて、そこに赤外線の発光素子142と、受光素子144と、センサ制御部(マイコン146)が搭載されている。
基板140にはまた、湯吐水状態であるかそうでないかを表示するためのLED148が搭載されており、湯吐水状態の下ではこのLED148が点滅し、またそうでないときにはLED148が点灯保持するようになっている。
一方図12(B)に示しているように、水用センサ116を有するセンサユニット132は、基板140に赤外線の発光素子142と、受光素子144と、更に水吐水中であるか否かを表示するLED150が搭載されている。
ここでLED150は水吐水中であれば点滅を行い、またそうでないときには点灯状態を保持して、水吐水中であるか否かを表示する。
このセンサユニット132にはまた、基板140に現在の吐水温度を表示するための3色(RGB)LED152が搭載されている。
一方図12(C)に示しているように浄水用センサ120を有するセンサユニット138は、基板140に赤外線の発光素子142と、受光素子144及び浄水吐水中であるか否かを表示するためのLED154が搭載されている。
このLED154は浄水吐水中においては点滅動作し、またそうでないときには点灯状態を保持することによって、浄水吐水中であるか否かを表示する。
一方吐水ヘッド22は、図9に示しているように筒状のコア部材156と、これを外周側から覆うカバー158とを有しており、そのコア部材156に対してホース20の先端部が水密に接続固定されている。
この吐水ヘッド22の先端には、吐水口18からの吐水をストレート吐水からシャワー吐水に又はその逆に切換操作する切換操作部160が設けられている。
吐水管本体24と吐水ヘッド22との間には、図8及び図9に示しているように、それらによって管軸方向に挟まれるようにして温度表示リング162が取り付けられている。
この温度表示リング162は、概略リング状をなす透光性の樹脂から成っていて、図9の部分拡大図に示しているように後方への延出部164が一体に成形されており、この延出部164に対して上記3色LED152からの光が照射されるようになっている。
3色LED152から延出部164に照射された光は、温度表示リング162の内部を通ってその外周面から周辺に放射される。
3色LED152は赤(Red),緑(Green)及び青(Blue)を発色するLEDをユニット化したもので、無段階で連続的に色変化が可能であり、温度表示リング162はその色変化に基づいて吐水温度を表示する。
即ちサーミスタ170による検出温度、つまり吐水口18からの吐水温度が低いときには青色を、吐水温度が高いときには赤色を、中間のときにはそれらに応じた色を発色して現在の吐水温度がどのような温度であるかをその色変化によって表示する。
本実施形態では、浄水用センサ120,湯用センサ118及び水用センサ116が実質的に同時に手を検知した場合には、浄水用センサ120による検知が最も優先し、その次に湯用センサ118による検知が優先するようになっている。
詳しくは、浄水用センサ120が手を検知したときには一定時間他のセンサ即ち湯用センサ118及び水用センサ116の検知が無効化され、一定時間経過後に湯用センサ118,水用センサ116による検知が有効化される。
また湯用センサ118が手を検知したときには、一定時間水用センサ116による検知が無効化され、一定時間経過後に水用センサ116による検知が有効化される。
コントローラ52がそのように吐止水の動作を制御する。
以上のように本実施形態の自動水栓では、給水源からの水が給水路54を通じて混合弁58に流入することができるのに加えて、バイパス路76を経由して給湯路56の側からも混合弁58に流入することができる。
従って本実施形態によれば、混合弁58で混合された後の温調水を吐水口18から吐水できるのと併せて、設定温度を変えることなく即ち混合弁58を状態変化させることなく、水のみの吐水を行うこともできる。
加えて本実施形態では、そのバイパス路76が給水路54における電磁弁68の上流部即ち一次側から分岐して給湯路56に繋がっているため、給水源からの水がバイパス路76を経由して混合弁58に流入する際、パイロット式の弁であって且つ主弁がダイヤフラム弁98として構成された電磁弁68を通る必要がなく、バイパス路76上の電磁弁78を通過するだけで良いので、その際の弁による流通抵抗も少なく、従って水吐水を行う際においても十分な流量で吐水させることができる。
図15は本発明の他の実施形態を示している。
この例は上記実施形態におけるシングルレバー式の混合弁58に代えて、サーモスタット式の混合弁180及び流量調整弁182を設けた例である。
尚他の構成については基本的に上記実施形態と同様である。
ここでサーモスタット式の混合弁180は、内部に混合水の温度を感知する感温体を有しており、その感温体の温度感知に基づいて弁体の位置を移動させ、混合水温度を設定温度に自動調整する。
即ち感温体の温度感知に基づいて内部の水流路,湯流路のそれぞれの開度を弁体の位置移動によって自動調節し、混合水温度を設定温度に自動調整する。
但しこの混合弁180はシングルレバー式の上記混合弁58のように流量調節の機能を有しておらず、そこでここではかかる混合弁180の他に流出路62上に流量調整弁182を設けている。
この実施形態においても、混合弁180が高温側に状態設定されていた場合であっても、支障なく大流量で水のみの吐水を行うことができる。
図16は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は混合弁58から流出路62を通じて流出した湯(温調水)又は水を三方弁184を経由して吐水口18から吐水させる一方、三方弁184の切換えによって、分岐流出路186を通じ、そこに設けた浄水器46のフィルタ66を経た浄水を吐水口18から吐水可能となした例である。
図17は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、図15の実施形態において給水路54及び給湯路56における電磁弁68,70の上流部から分岐給水路54-1,分岐給湯路56-1をそれぞれ分岐させて、それらをシングルレバー式の混合弁58に接続し、更に混合弁58から流出路62-1を延び出させて、これを混合弁180から延び出した流出路62に接続したものである。
この実施形態の場合、シングルレバー式の混合弁58における水と湯との混合及び温調水の吐水口18からの吐水と、電磁弁68,70,78の開閉による混合弁180での混合及び吐水口18からの吐水とを、互いに独立して行うことができる特長がある。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である自動水栓を示す図である。 同実施形態の自動水栓の流路を示す図である。 同実施形態の吐水管と各種センサを示す図である。 同実施形態のバルブユニットを示す斜視図である。 図4のバルブユニットを互いに異なる切断面で切断して示す斜視図である。 図4のバルブユニットの図5とは異なった切断面における断面図である。 同実施形態における混合弁を示す図である。 図3の吐水管の内部構造を示す断面図である。 図8における吐水ヘッドを吐水管本体から離した際の図である。 図8の分解斜視図である。 図10の一部を詳しく示した図である。 同実施形態における各人体検知センサを示した図である。 浄水吐水を行う際の図である。 同実施形態における流路切換えの説明図である。 本発明の他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。
符号の説明
54 給水路
56 給湯路
58 混合弁(混合部)
68 電磁弁(水側弁)
70 電磁弁(湯側弁)
76 バイパス路
78 電磁弁(バイパス弁)
98 ダイヤフラム弁
100 背圧室
102 パイロット水路
104 プランジャ弁(パイロット弁)

Claims (3)

  1. (a)給水路と、(b)給湯路と、(c)該給水路上に設けられた水側弁と、(d)該給湯路上に設けられた湯側弁と、(e)該給水路と給湯路とが接続され、それら給水路と給湯路とを通じて供給された水と湯とを混合する混合部と、を備えて成る湯水混合水栓において
    水栓の本体部と、該本体部から延び出した吐水管とを有する形態となして、該本体部に前記混合部を内蔵し、
    前記給水路且つ前記水側弁の上流部からバイパス路を分岐させて、該バイパス路を前記給湯路且つ前記湯側弁と混合部との間に接続し、該バイパス路上にバイパス弁を設けたことを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 請求項1において、前記水側弁,バイパス弁が主弁と該主弁の背後に形成された背圧室と、該背圧室の水抜路としてのパイロット水路と、該パイロット水路を開閉するパイロット弁とを有するパイロット式の弁であることを特徴とする湯水混合水栓。
  3. 請求項2において、前記主弁がダイヤフラム弁であることを特徴とする湯水混合水栓。
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