JP2006144320A - 湯水混合水栓 - Google Patents

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康章 幸前
Masanori Nishimura
正紀 西村
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Abstract

【課題】センサを操作したときの操作感が良好で、吐水までの時間が長いことによってその間に使用者が再操作を行ってしまったり、そのことによって水栓が誤動作を行ってしまったり問題を解決できる湯水混合水栓を提供する。
【解決手段】人体検知センサを備えた湯水混合水栓において、人体検知センサとして高温水の吐水を選択する湯用センサ118と、低温水の吐水を選択する水用センサ116と、センサが人体検知したとき検知音を出力して使用者に知らせる検知音出力手段とを備える。その検知音出力手段は、湯用センサ118が人体検知したときには昇り調子の検知音を、水用センサ116が人体検知したときには下り調子の検知音を出力する。
【選択図】 図3

Description

この発明は湯水混合水栓に関し、特に人体検知センサによる人体検知に基づいて吐水を行う湯水混合水栓に関する。
従来、人体検知センサ(以下単にセンサとする)による人体検知に基づいて吐水口から吐水する湯水混合水栓が広く用いられている。
ところでこの種の湯水混合水栓にあっては、従来、使用者が吐水を行わせるべくセンサの位置に手を差し出し、センサに手検知(人体検知)させても、センサが手検知したことを使用者に対して知らせる手段を有しておらず、このため使用者は手応えを感じることができず操作感が悪いといった問題があった。
また流路を開閉する弁の開弁動作が遅かったりして吐水までに時間がかかってしまうと、その間、使用者は果たしてセンサが手を正しく検知したかどうか分からずにイライラ感,不快感を抱いてしまったり、場合によってセンサが手を検知し損なったものと思って再度吐水のための動作、即ちセンサの位置に手を差し出して吐水を行わせるための操作を行ってしまい、このことが誤操作となって水栓を誤って動作させてしまう原因になるといった問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものである。
尚、本発明に対する先行技術として下記特許文献1,特許文献2に開示されたものがあるが、このうち特許文献1に開示のものはアルカリイオン整水器に関するもので本発明と対象が異なっており、また特許文献2に開示のものは、解決手段の点で本発明と異なっている。
特開2000−263045号公報 特開2000−110211号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、センサを操作したときの操作感が良好で、吐水までの時間が長いことによってその間に使用者が再操作を行ってしまったり、そのことによって水栓が誤動作を行ってしまったりする問題を解決することのでできる湯水混合水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、人体検知センサを備えた湯水混合水栓において、該人体検知センサとして高温水の吐水を選択するセンサと、低温水の吐水を選択するセンサと、該センサが人体検知したとき検知音を出力して使用者に知らせる検知音出力手段とを備え、且つ該検知音出力手段は、前記高温水の吐水を選択するセンサが人体検知したときには昇り調子の検知音を、前記低温水の吐水を選択するセンサが人体検知したときには下り調子の検知音を出力するものとなしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記検知音出力手段が音階を変化させるものであり、前記昇り調子の検知音は低い音から高い音に向かって音が変化し、また前記下り調子の検知音は高い音から低い音に向かって音が変化するものであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1において、前記検知音出力手段がリズムを変化させるものであり、前記昇り調子の検知音は次第に音の間隔を短くするものであり、前記下り調子の検知音は音の間隔を漸次広く変化させるものであることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、湯水混合水栓に高温水の吐水を選択するセンサと、低温水の吐水を選択するセンサと、検知音出力手段とを備え、そして高温水の吐水を選択するセンサが人体検知したときには検知音出力手段にて昇り調子の検知音を、また低温水の吐水を選択するセンサが人体検知したときには下り調子の検知音を出力させるようになしたもので、本発明によれば、センサが人体検知したとき即ち使用者がセンサを操作したとき、吐水の有無に拘わらず、検知音出力手段からの検知音によってセンサが正しく反応したことを直ちに知ることができ、操作感が良好となる。
また使用者が、センサが反応したことを直ちに知ることができるため、その後吐水が行われるまでの時間がある程度長くても安心してその間待つことができ、その間にイライラしてしまったり、或いは場合によって再操作を行って、そのことが水栓の誤動作の原因となるといった問題を解決することができる。
加えて本発明においては、高温水の吐水を選択するセンサを操作したときと、低温水の吐水を選択するセンサを操作したときとで異なった検知音が出力され、これによりどのセンサが反応したか、つまり目的とするセンサが正しく反応したか否かを明確にすることができる。
更には高温水を吐水させようとしたときには昇り調子の検知音が出力され、また低温水を吐水させようとしたときには下り調子の検知音が出されるため、即ち吐水の温度の高低と検知音により想起されるイメージとが感覚的に直結しているため、その検知音の中身により目的とした吐水が行われるか否かを直ちに判断することができ、操作感,操作性が更に高まる利点が得られる。
本発明においては、上記検知音出力手段が音階を変化させるものとなし、そして昇り調子の検知音を、低い音から高い音に向って音が変化するものとなし、また下り調子の検知音を、高い音から低い音に向って音が変化するものとなすことができる(請求項2)。
また請求項3に従って検知音出力手段がリズムを変化させるものとなし、そして昇り調子の検知音を次第に音の間隔を短く変化させるものとなし、また下り調子の検知音を次第に音の間隔を広く変化させるものとなすことができる。
このように請求項2,請求項3に従って検知音を変化させるようになすことで、吐水の種類と検知音の中身とを感覚的により良好に直結させることができる。
この外に検知音出力手段を、音の大きさを変化させるものとなし、昇り調子の検知音を小さい音から大きい音に向かって音を変化させるものとなし、また下り調子の検知音を大きい音から小さい音に向かって音を変化させるものとなすことができる。
また上記検知音出力手段は、連続音を出力してその連続音を変化させるものとなしておくことができるが、これと異なって音を間欠的に出力し、その間欠的な音を昇り調子又は下り調子に変化させるものとなしておくことができる。
次に本発明をキッチン用のホース収納式の自動水栓(湯水混合水栓)に適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンのキャビネットで、12はカウンターであり、このカウンター12上に起立する状態で水栓の本体部14と吐水管16とが設けられている。ここで吐水管16は本体部14に対して所定角度回動可能とされている。
また吐水管16は、図3に示しているように逆U字状のグースネック形状をなしている。
同図に示しているように吐水管16は、先端に吐水口18を有し、可撓性のホース20とともに引出し可能な吐水ヘッド22と、吐水ヘッド22を収納位置に保持するホルダとしての働きを有する吐水管本体24とを有している。
図1に示しているように、キャビネット10の内部には一対の止水栓28,30の間の位置においてバルブユニット26が配設されている。
そしてこのバルブユニット26の後述の水流入口92(図5(イ)参照)に対して給水用の元配管(以下単に給水元管と略す)が止水栓28,分岐継手32及び接続ホース34を介して接続されている。
また後述の湯流入口94(図5(イ)参照)に対して給湯用の元配管(以下単に給湯元管と略す)が、止水栓30及び接続ホース36を介して接続されている。
このバルブユニット26の水流出口及び湯流出口からは水,湯のサプライ管38,40が上向きに延び出しており、それらの先端が上記の水栓の本体部14に接続されて、その本体部14に水,湯がそれぞれ供給されるようになっている。
本体部14には後述の混合弁58(図2参照)が内蔵されていて、その混合弁58の下流部から水(低温水)又は湯(混合弁58で温調された湯(高温水))を流出させる流出管42が下向きに延び出しており、その先端がカプラ44を介して上記の可撓性のホース20に接続されている。
ここでホース20はカプラ44から上向きに延び出した後、1回転した上で本体部14,吐水管本体24を挿通し吐水ヘッド22に接続されている。
キャビネット10の内部にはまた浄水器46が設けられており、バルブユニット26の上流部において給水元管からの水が分岐継手32,ホース48を通じてこの浄水器46に導かれるようになっている。
浄水器46は、水道水を後述のフィルタ66(図2参照)に通して浄化するもので、その浄化後の浄水を流出させるホース50が浄水器46から延び出している。
このホース50の先端はカプラ44を介して、吐水ヘッド22に繋がるホース20に接続されている。
即ち浄水器46から流出した浄水がホース50,20を通じて吐水ヘッド22に導かれ、その先端の吐水口18から吐水されるようになっている。
尚図1の部分拡大図に示しているように、カプラ44には吐水口18からの吐水の温度をその上流部で検出するための温度検出素子としてのサーミスタ170が取り付けられている。
キャビネット10の内部にはまた、バルブユニット26の下側において水栓の動作制御のためのコントローラ(制御部)52が設けられている。
図2に示しているように本実施形態において給水元管,給湯元管からの水,湯は給水路54,給湯路56を通じて本体部14に内蔵された混合弁58に供給される。
供給された水と湯とはレバーハンドル60の操作に基づいて所定比率で混合された上、同じくそのレバーハンドル60の操作に基づいて決定された所定流量で流出路62を通じ吐水ヘッド22に送られ、先端の吐水口18から吐水される。
ここでレバーハンドル60は、左右回動操作によって水と湯との混合比率の調節即ち温度調節を行い、また上下回動操作によって流量調節を行う。
給水元管からの水はまた、電磁弁68の上流部で給水路54から分岐した浄水路64に取り出され、そして浄水路64上に設けられた浄水器46のフィルタ66を通過してそこで浄化された上で、浄化後の水(浄水)が混合弁58をバイパスして流出路62に導かれ、そしてその流出路62を通じて吐水ヘッド22の吐水口18から吐水されるようになっている。
これら給水路54,給湯路56及び浄水路64のそれぞれには流路を開閉する電磁弁68,70,72及び逆流防止をなす逆止弁74が配設されている。
尚浄水路64には定流量弁73が設けられている。
給水路54からはまた、電磁弁68の上流部においてバイパス路76が分岐して延び出しており、その先端が給湯路56且つ電磁弁70及び逆止弁74の下流部に接続されている。
このバイパス路76上にもまた、流路を開閉する電磁弁78と逆止弁74が設けられている。
これら電磁弁68,70,72,78はそれぞれコントローラ52に電気的に接続されていて、コントローラ52によって動作制御される。
本実施形態において、給水路54と給湯路56とを連絡するバイパス路76を設けているのは次のような理由による。
即ちレバーハンドル60の操作位置が、混合弁58内における湯の流路を全開、水の流路を全閉状態とする状態にあると、後述する人体検知センサ(水用センサ116)による人体検知に基づいて吐水口18から水吐水させようとしてもこれを行うことができない。
そこで給水路54と給湯路56とをバイパス路76で連絡しておき、混合弁58内において水の流路が全閉状態にあっても、給水元管からの水をバイパス路76,給湯路56,更に流出路62を通じて吐水口18へと供給可能となしているのである。
この実施形態の自動水栓では、図14(A)に示しているように電磁弁68及び78が開,電磁弁70,72が閉とされることで、給水路54及びバイパス路76、更に給湯路56の一部を通じて給水元管からの水が混合弁58に送られ、更にその混合弁58を経由して流出路62を通じ、吐水口18から水が吐水(水吐水)される。
また図14(B)に示しているように電磁弁68及び70が開,電磁弁72及び78が閉の状態の下で、給水元管からの水と給湯元管からの湯がそれぞれ給水路54及び給湯路56を通じて混合弁58に送られてそこで混合され、適温の湯とされた上で流出路62を通じ吐水口18から湯が吐水(湯吐水)される。
一方図14(C)に示しているように電磁弁68,70及び78の何れもが閉で、電磁弁72のみが開の状態の下では、給水元管からの水が浄水器46、つまり浄水路64の側に導かれてフィルタ66を通り、浄水となって流出路62を通じ吐水口18から吐水(浄水吐水)される。
図7に上記混合弁58の構成が具体的に示してある。
同図に示しているように混合弁58は、ハウジング80の内部に固定弁体82と、その上面を摺動する可動弁体84とを有しており、その可動弁体84に対してレバーハンドル60が作動的に連結されている。
固定弁体82には水,湯の入口86,86が設けられていて、それら入口86,86を通じて、サプライ管38,40を図中上向きに送られて来た水と湯とが可動弁体84の混合室88内に流入する。
そして混合室88で混合された後の温調後の湯或いは水が出口89から流出管42へと流出して、図2の流出路62を通じ吐水口18へと導かれる。
図4〜図6に上記バルブユニット26の構成が具体的に示してある。
これらの図において90はバルブボデーで、図5に示しているように水流入口92,湯流入口94と、それらに連通して給水路54,給湯路56の一部をなす内部流路54a,56aを有している。
そしてそれら内部流路54a,56a上に電磁弁68,70(図6参照)が設けられている。
バルブボデー90にはまた、図5(ハ)に示しているように上記バイパス路76の一部を成す分岐流路76aが給水用の内部流路54aから分岐しており、この分岐流路76a上にバイパス路76を開閉するための電磁弁78(図6参照)が設けられている。
バルブボデー90には更に、図5(イ)に示しているように分岐流路76aを給湯路56に合流させるための、バイパス路76の残部をなす合流路76bが設けられており、分岐流路76aからの水がこの合流路76bによって給湯路56に合流し、その後給湯路56を通じて図2の混合弁58へと送られるようになっている。
上記電磁弁68,70,78は図6(ロ)に示しているように、主弁としてのダイヤフラム弁98と、その背後に形成された背圧室100と、背圧室100の水抜きを行う水抜水路としてのパイロット水路102と、パイロット水路102を開閉するパイロット弁としてのプランジャ弁104と、固定コア106と、プランジャ弁104を電磁力で動作させるソレノイド108とを有している。
この電磁弁68,70,78においては、ソレノイド108への通電によりプランジャ弁104を開弁させると、パイロット水路102が開放されて背圧室100の圧力が抜け、主弁としてのダイヤフラム弁98が開弁動作する。
尚、図4(イ)及び図6(イ)に示しているようにバルブボデー90には内部の水,湯を抜くための水抜栓110と、水抜きに際してダイヤフラム弁98を手動にて開放させるための開放操作部材112とが設けられている。
開放操作部材112は、摘み114を回転操作することでダイヤフラム弁98を手動で開放させる。
図3に示しているように、逆U字状のグースネック形状をなす吐水管16における吐水管本体24の先端部、詳しくはその最上位の部位から先端に向かって下向きとなる部分の上面に、水用センサ(低温水の吐水を選択するための水用の人体検知センサ)116及び湯用センサ(高温水の吐水を選択するための湯用の人体検知センサ)118が、所定間隔隔てて管軸方向に一列に配列されている。
ここで水用センサ116は使用者に近い手前側に(前側に)、また湯用センサ118は奥側に設けられている。従って水用センサ116は湯用センサ118に対して下位置に、また湯用センサ118は水用センサ116に対して上位置に位置している。
本実施形態においては、吐水管本体24の側面においても浄水用センサ(浄水用の人体検知センサ)120が設けられている。
尚吐水管本体24の先端部下面には、吐水やシンク或いはシンク内の容器等に光を照射してほのかに照らし出す光照射部122が設けられている。
この実施形態の自動水栓では、水用センサ116の上方に手をかざして水用センサ116によりこれを検知させると、吐水口18から水が吐水(水吐水)される。また水吐水状態の下で再び水用センサ116の上方に手をかざすと、そこで水吐水が停止する。即ち止水する。
一方湯用センサ118の上方に手をかざすと、湯用センサ118による手の検知に基づいて、吐水口18から適正温度に温度調節された湯(温調水)が吐水され、そしてその湯吐水中に再び湯用センサ118の上方に手をかざすと、そこで湯吐水が停止する。
一方図13に示しているように吐水管本体24の先端部側方に手を差し出すと、浄水用センサ120がこれを検知し、吐水口18から浄水が吐水(浄水吐水)される。また浄水吐水状態の下で再び浄水用センサ120に対して手をかざすと、そこで浄水吐水が停止する。
そのようにコントローラ52が対応する各電磁弁68,70,72,78を動作制御する。
図8〜図11に吐水管16の内部構造が具体的に示してある。
図8,図9及び図10に示しているように、吐水管本体24は金属パイプ124と、断面U字状をなして金属パイプ124の内部に挿入され内側においてホース20をガイドし、また外側において上記各水,湯,浄水用の各センサ116,118,120とコントローラ52とを連絡する電気配線をガイドする湾曲形状のインナ部材126と、その先端側に設けられてホース20を挿通ガイドする概略筒状のガイド部材128と、その下側からこれを覆うガイドカバー130とを有している。
図11に示しているようにこのガイド部材128の上面には仕切板131が固定されており、そしてその仕切板131の上面に上記水用センサ116,湯用センサ118を有するセンサユニット132,134が載置固定された上、その上側から樹脂製の透光性のセンサカバー136が被せられている。
ガイド部材128には、その側面に浄水用センサ120が取り付けられている。ガイドカバー130は、その浄水用センサ120に対応する部分が透光性とされている。
上記湯用センサ118は光電式のものであって、図12(A)に示しているようにこの湯用センサ118を有するセンサユニット134は基板140を有していて、そこに赤外線の発光素子142と、受光素子144と、センサ制御部(マイコン146)が搭載されている。
基板140にはまた、湯吐水状態であるかそうでないかを表示するためのLED148が搭載されており、湯吐水状態の下ではこのLED148が点滅し、またそうでないときにはLED148が点灯保持するようになっている。
一方図12(B)に示しているように、水用センサ116を有するセンサユニット132は、基板140に赤外線の発光素子142と、受光素子144と、更に水吐水中であるか否かを表示するLED150が搭載されている。
ここでLED150は水吐水中であれば点滅を行い、またそうでないときには点灯状態を保持して、水吐水中であるか否かを表示する。
このセンサユニット132にはまた、基板140に現在の吐水温度を表示するための3色(RGB)LED152が搭載されている。
一方図12(C)に示しているように浄水用センサ120を有するセンサユニット138は、基板140に赤外線の発光素子142と、受光素子144及び浄水吐水中であるか否かを表示するためのLED154が搭載されている。
このLED154は浄水吐水中においては点滅動作し、またそうでないときには点灯状態を保持することによって、浄水吐水中であるか否かを表示する。
一方吐水ヘッド22は、図9に示しているように筒状のコア部材156と、これを外周側から覆うカバー158とを有しており、そのコア部材156に対してホース20の先端部が水密に接続固定されている。
この吐水ヘッド22の先端には、吐水口18からの吐水をストレート吐水からシャワー吐水に又はその逆に切換操作する切換操作部160が設けられている。
吐水管本体24と吐水ヘッド22との間には、図8及び図9に示しているように、それらによって管軸方向に挟まれるようにして温度表示リング162が取り付けられている。
この温度表示リング162は、概略リング状をなす透光性の樹脂から成っていて、図9の部分拡大図に示しているように後方への延出部164が一体に成形されており、この延出部164に対して上記3色LED152からの光が照射されるようになっている。
3色LED152から延出部164に照射された光は、温度表示リング162の内部を通ってその外周面から周辺に放射される。
3色LED152は赤(Red),緑(Green)及び青(Blue)を発色するLEDをユニット化したもので、無段階で連続的に色変化が可能であり、温度表示リング162はその色変化に基づいて吐水温度を表示する。
即ちサーミスタ170による検出温度、即ち吐水口18からの吐水温度が低いときには青色を、吐水温度が高いときには赤色を、中間のときにはそれらに応じた色を発色して現在の吐水温度がどのような温度であるかをその色変化によって表示する。
本実施形態では、浄水用センサ120,湯用センサ118及び水用センサ116が実質的に同時に手を検知した場合には、浄水用センサ120による検知が最も優先し、その次に湯用センサ118による検知が優先するようになっている。
詳しくは、浄水用センサ120が手を検知したときには一定時間他のセンサ即ち湯用センサ118及び水用センサ116の検知が無効化され、一定時間経過後に湯用センサ118,水用センサ116による検知が有効化される。
また湯用センサ118が手を検知したときには、一定時間水用センサ116による検知が無効化され、一定時間経過後に水用センサ116による検知が有効化される。
コントローラ52がそのように吐水の動作を制御する。
本実施形態においては、図15に示しているように水用センサ116,湯用センサ118及び浄水用センサ120が人体検知したとき、即ちそれらセンサ116,118,120が使用者により操作されたとき、検知音を発してセンサが反応したことを使用者に知らせる検知音出力手段172が設けられている。
検知音出力手段172は、スピーカ174と低周波アンプ176とを備えており、反応したセンサに応じて異なった検知音を出力する。
即ち使用者の操作によって水用センサ116,湯用センサ118,浄水用センサ120がそれぞれ反応すると、センサ制御部146からコントローラ52に信号が送られ、これを受けてコントローラ52が検知音出力手段172から各センサ116,118,120に対応した検知音を出力させる。
この実施形態では、吐水操作に基づいて湯用センサ118が人体検知し反応すると昇り調子の検知音を出力し、また水用センサ116が人体検知して反応すると下り調子の検知音を出力する。また浄水用センサ120が反応したときにはこれらとは異なった検知音を出力する。
図16に各センサが反応したときのコントローラ52による制御の内容がフローチャートとして示してある。
同図に示しているようにここでは湯用センサ118が湯吐水操作を検知するとコントローラ52の制御の下に検知音出力手段172が湯用センサ検知音を出力し、使用者に対して湯用センサ118が反応したことを知らせるとともに、電磁弁68,70が開弁動作して吐水口18からの湯吐水動作を行う(ステップS10,S12,S14)。
このとき検知音出力手段172は湯用センサ検知音として、使用者に高温の水が吐水されることを想起させるように昇り調子の検知音を出力する。具体的にはここでは音階が低い音階から高い音階に向ってド・ミ・ソに変化する昇り調子の検知音を出力する。
一方水用センサ116が水吐水操作を検知したときには水用センサ検知音が出力され、これに続いて電磁弁68,78が開弁動作して吐水口18からの水の吐水動作が行われる(ステップS16,S18,S20)。
このとき検知音出力手段172は水用センサ検知音として、低温水が吐水されることを想起させるように下り調子の検知音を出力する。具体的にはここでは音階が高い音階から低い音階に向ってソ・ミ・ドと変化する検知音を出力する。
一方浄水用センサ120が浄水吐水操作を検知したときには検知音出力手段172が浄水センサ検知音を出力し、続いて電磁弁72が開弁動作して吐水口18から浄水の吐水動作が行われる(ステップS22,S24,S26)。
このとき浄水センサ検知音として上記とは異なった音階のド・ソ・ミの変化音を検知音として出力し、反応したセンサが湯用センサ118でも水用センサ116でもないことを使用者に対して知らしめる。
尚湯用センサ118,水用センサ116,浄水用センサ120がそれぞれ止水操作に際して差し出された手を検知したときには、一律にドの音を出力する。そしてこれに続いて湯の止水動作(ステップS14),水の止水動作(ステップS20),浄水の止水動作(ステップS26)が実行される。
この実施形態ではまた、吐水口からの吐水が設定長時間継続して行われたとき(例えば10分間)、そこで検知音出力手段172が自動止水通知音を発して、その後自動止水動作が行われる(ステップS28,S30,S32)。
このときの自動止水通知音としては、同じ音階のソ・ソの音が出力される。
以上のような本実施形態によれば、センサが人体検知したとき、即ち使用者がセンサを操作したとき、吐水の有無に拘わらず検知音出力手段172からの検知音によってセンサが反応したことを直ちに知ることができ、操作感が良好となる。
また使用者がセンサが反応したことを直ちに知ることができるため、その後吐水が行われるまでの時間がある程度長くても安心してその間待つことができ、その間にイライラしてしまったり、或いは場合によって再操作を行って、そのことが水栓の誤動作の原因となるといった問題を解決することができる。
加えて本実施形態によれば、湯用センサ118を操作したときと、水用センサ116を操作したときとで異なった検知音が出力され、これによりどのセンサが反応したかを、即ち目的とするセンサが正しく反応したか否かを明確にすることができる。
更には高温水を吐水させようとしたときには昇り調子の検知音が出力され、また低温水を吐水させるときには下り調子の検知音が出されるため、即ち吐水の温度の高低と検知音により想起されるイメージとが感覚的に直結して、その検知音の中身により目的とした吐水が行われるか否かを直ちに判断することができ、操作感,操作性が更に高まる利点が得られる。
尚ここでは湯の吐水操作が行われたときには低い音から高い音に向って音階が変化する検知音を出力し、また水用センサ116が操作されたときには高い音から低い音に向って音階が変化する検知音を出力するようにしているが、湯吐水操作が行われたときには次第に音の間隔を短くするような昇り調子の検知音を出力させ、水吐水操作が行われたときには音の間隔を漸次広く変化させる下り調子の検知音を出力させるようになしても良い。
以上本発明の実施形態を詳述したが、これはあくまで一例示である。
例えば音の大きさを小から大に向って変化させる昇り調子の検知音を出力し、また音の大きさを大から小に変化させて下り調子の検知音を出力するようになすといったことも可能であるし、また音を間欠的に出力する場合のみならず、連続音で出力しながら音階や音の大きさを変化させるようになすといったことも可能である。
また上記実施形態では湯用センサ,水用センサとして非接触のセンサを用いているが、場合によってこれらセンサとして接触式のものを用いることも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である自動水栓を示す図である。 同実施形態の自動水栓の流路を示す図である。 同実施形態の吐水管と各種センサを示す図である。 同実施形態のバルブユニットを示す斜視図である。 図4のバルブユニットを互いに異なる切断面で切断して示す斜視図である。 図4のバルブユニットの図5とは異なった切断面における断面図である。 同実施形態における混合弁を示す図である。 図3の吐水管の内部構造を示す断面図である。 図8における吐水ヘッドを吐水管本体から離した際の図である。 図8の分解斜視図である。 図10の一部を詳しく示した図である。 同実施形態における各人体検知センサを示した図である。 浄水吐水を行う際の図である。 同実施形態における流路切換えの説明図である。 同実施形態における制御系統のブロック図である。 図15のコントローラによる制御の内容を示したフローチャートである。
符号の説明
116 水用センサ
118 湯用センサ
120 浄水用センサ
172 検知音出力手段

Claims (3)

  1. 人体検知センサを備えた湯水混合水栓において、
    該人体検知センサとして高温水の吐水を選択するセンサと、低温水の吐水を選択するセンサと、該センサが人体検知したとき検知音を出力して使用者に知らせる検知音出力手段とを備え、且つ該検知音出力手段は、前記高温水の吐水を選択するセンサが人体検知したときには昇り調子の検知音を、前記低温水の吐水を選択するセンサが人体検知したときには下り調子の検知音を出力するものとなしてあることを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 請求項1において、前記検知音出力手段が音階を変化させるものであり、前記昇り調子の検知音は低い音から高い音に向かって音が変化し、また前記下り調子の検知音は高い音から低い音に向かって音が変化するものであることを特徴とする湯水混合水栓。
  3. 請求項1において、前記検知音出力手段がリズムを変化させるものであり、前記昇り調子の検知音は次第に音の間隔を短くするものであり、前記下り調子の検知音は音の間隔を漸次広く変化させるものであることを特徴とする湯水混合水栓。
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