JP4598487B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents

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この発明は湯水を混合して自動的に吐水・止水する自動水栓に関する。
従来、湯と水とを混合して吐水口から自動的に吐水又は止水する自動水栓として下記特許文献1に開示されたものが公知である。
図8はその具体例を示している。
同図において200,202はそれぞれ給水路,給湯路を形成する給水管,給湯管で、それぞれに電磁弁から成る水側弁204,湯側弁206が設けられている。
これら給水管200,給湯管202にて形成された給水路,給湯路の合流部にはシングルレバー式の湯水の混合弁(混合部)208が設けられており、その混合弁208に対してシングルレバーハンドル210が作動的に連結されている。
212は流出路を形成するホースで、混合弁208で混合された温調水がこのホース212を通じて吐水管214の先端の吐水口216から吐水される。
吐水管214には人体検知センサ218が設けられており、この人体検知センサ218による人体検知,非検知に基づいてコントローラ220の制御の下に水側弁204,湯側弁206が開閉動作し、吐水口216からの吐水と止水とが自動的に行われる。
ここでシングルレバー式の湯水の混合弁208は、シングルレバーハンドル210の左右回動操作及び上下回動操作に基づいて湯水の混合比率の調節即ち温度調節と流量調節(吐止水を含む)とが可能である。
この図8に示す湯水混合の自動水栓の場合、シングルレバーハンドル210の操作によって吐水口216から吐水される温調水の温度を適正温度,流量に設定しておけば、その後単に人体検知センサ218により人体検知させるだけで、常に適正温度の温調水を吐水口216から自動的に吐水させることができる。
しかしながらこの自動水栓の場合、上記設定した適正温度とは異なった温度の温調水を吐水させようとすると、レバーハンドル210を操作して温度調節を行わなければならず、而して一旦シングルレバーハンドル210の位置を変更してしまうと、再び当初設定した適正温度の温調水を出そうとしたとき、再度シングルレバーハンドル210を元に戻すための微妙な操作をしなければならないといった面倒がある。
更にまたこの図8に示す自動水栓にあっては、電源切れを起こして水側弁204,湯側弁206が動作不能に陥った場合、吐水口216からの吐水ができなくなってしまうといった問題も内在する。
またこの自動水栓の場合、シングルレバーハンドル210を完全閉止状態、詳しくは混合弁208を完全閉止状態としておくと、人体検知センサ218にて人体検知させても吐水口216から自動吐水することができないといった問題がある。即ち自動水栓としての使用ができなくなってしまう問題がある。
特開2003−321856号公報
本発明はこのような事情を背景とし、自動吐水経路における湯水の混合部を、設定した適正温度の温調水を吐水する状態に保持しつつ、これとは異なった温度の温調水を吐水口から吐水可能であり、更にはまた電源切れを起こしても手動で吐水することのできる湯水混合の自動水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、人体検知センサと、給水源から分岐して延び出した第1の給水路及び第2の給水路と、給湯源から分岐して延び出した第1の給湯路及び第2の給湯路と、該第1の給水路と第1の給湯路との合流部に設けられた第1の湯水の混合部と、該第2の給水路と第2の給湯路との合流部に設けられた手動の第2の湯水の混合部、及び手動操作によって該第2の湯水の混合部による湯と水の混合比率を変化させるハンドルとを有し、該第1の給水路,第1の給湯路及び第1の湯水の混合部が前記人体検知センサによる人体検知に基づいて自動的に吐水を行うための自動吐水経路を成し、前記第2の給水路,第2の給湯路及び第2の湯水の混合部が該自動吐水経路とは独立した手動吐水経路を成していて、該自動吐水経路,手動吐水経路のそれぞれに第1吐止水手段,第2吐止水手段が設けられており、前記第1の混合部からの流出路と第2の混合部からの流出路とが吐水口の上流部で合流し、該第1の混合部からの水と該第2の混合部からの水との何れもが該吐水口から吐水されるものとなしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記第2の混合部は吐止水機能を有していて、該第2の混合部が前記手動吐水経路における前記第2吐止水手段を成していることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記第2の混合部がレバー操作によって温度調節と流量調節とを行うシングルレバー式の混合部であることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記第1の給水路には水側弁が、前記第1の給湯路には湯側弁がそれぞれ設けてあって、それら水側弁と湯側弁とが前記第1吐止水手段をなしているとともに、前記人体検知センサとして水用センサと湯用センサとが設けてあり、該湯用センサによる人体検知に基づいて、前記第1の湯水の混合部から温調水を流出して前記吐水口から吐水し、前記水用センサによる人体検知に基づいて前記第1の湯水の混合部から水を流出して前記吐水口から吐水するものとなしてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項4において、前記第1の湯水の混合部がサーモスタット式の湯水の混合部であることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、第1の給水路,第1の給湯路及び第1の混合部を有する自動吐水経路とは別に、第2の給水路,第2の給湯路及び第2の混合部を有する手動吐水経路を独立して設けて、各混合部からの流出路を吐水口の上流部で合流させるとともに、自動吐水経路,手動吐水経路に第1吐止水手段,第2吐止水手段をそれぞれ設けたものである。
かかる本発明によれば、自動吐水経路における第1の混合部を適正温度の温調水を吐水する状態に保持しながら、手動吐水経路を通じてこれとは異なった温度の温調水を吐水口から吐水させることができる。
従って人体検知に基づいて吐水口から自動吐水させる場合において、常に設定した適正温度の温調水を吐水させることができる。
また電源切れを起こして自動吐水経路が動作不能となった場合、即ち自動吐水できなくなった場合であっても、手動吐水経路を通じて確実に所望温度の温調水を吐水させることができる。
請求項2のものは、手動吐水経路における第2の混合部を吐止水機能を有するものとなして、その第2の混合部にて手動吐水経路における第2吐止水手段を構成したもので、この請求項2によれば、第2の混合部によって温度調節と吐止水とを行うことができ、構造及び操作が簡単となる。
この場合において第2の混合部は、レバーハンドル操作によって温度調節と流量調節とを行うシングルレバー式の混合部となしておくことができる(請求項3)。
本発明では、第1の給水路に水側弁を、第1の給湯路に湯側弁をそれぞれ設けて、それらにより第1吐止水手段を構成するとともに、人体検知センサとして水用センサと湯用センサとを設け、そして湯用センサによる人体検知に基づいて第1の湯水の混合部から温調水を流出して吐水口から吐水し、水用センサによる人体検知に基づいて第1の湯水の混合部から水を流出し吐水口から吐水するものとなしておくことができる(請求項4)。
本発明ではまた、上記第1の湯水の混合部をサーモスタット式の湯水の混合部となしておくことができる(請求項5)。
次に本発明をキッチン用のホース収納式の自動水栓(湯水混合水栓)に適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンのキャビネットで、12はカウンターであり、このカウンター12上に起立する状態で水栓の本体部14と吐水管16とが設けられている。ここで吐水管16は本体部14に対して所定角度回動可能とされている。
また吐水管16は、図4に示しているように逆U字状のグースネック形状をなしている。
同図に示しているように吐水管16は、先端に吐水口18を有し、可撓性のホース20とともに引出し可能な吐水ヘッド22と、吐水ヘッド22を収納位置に保持するホルダとしての働きを有する吐水管本体24とを有している。
図1に示しているように、キャビネット10の内部には一対の止水栓28,30の間の位置においてバルブユニット26が配設されている。
そしてこのバルブユニット26の水流入口に対して給水用の元配管(以下単に給水元管と略す)が止水栓28,分岐継手32及び接続ホース34を介して接続されている。
また湯流入口に対して給湯用の元配管(以下単に給湯元管と略す)が、止水栓30,分岐継手35及び接続ホース36を介して接続されている。
このバルブユニット26の水流出口及び湯流出口からは給水管(第1の給水管)38,給湯管(第1の給湯管)40が上向きに延び出しており、それらの先端がサーモスタット式の混合弁(第1の混合部)50に接続されて、そこに水,湯がそれぞれ供給されるようになっている。
ここでサーモスタット式の混合弁50は内部に感温体を有しており、その感温体による混合水の温度感知に基づいて内部の弁体の位置を微動させ、弁内部の水流入口,湯流入口の開度を変化させて流入する水の量と湯の量とを変化させる。即ち水と湯との混合比率を変化させて混合水温度をハンドル51の操作にて設定された温度に自動調節する。
このサーモスタット式の混合弁50は混合水の温度調節だけを行い、実質的に吐止水を含む流量調節の機能は特に有していない。
この混合弁50からは流出管(第1の流出管)52が上向きに延び出していて、継手54を介し上記吐水ヘッド22に繋がれた可撓性のホース20に接続されている。
キャビネット10の内部にはまた浄水器64が設けられており、バルブユニット26の上流部において給水元管からの水が分岐継手32,ホース66を通じてこの浄水器64に導かれるようになっている。
浄水器64は、水道水を後述のフィルタ68(図3参照)に通して浄化するもので、その浄化後の浄水を流出させるホース70が浄水器64から延び出している。
このホース70の先端は継手54を介して、吐水ヘッド22に繋がるホース20に接続されている。
即ち浄水器64から流出した浄水がホース70,20を通じて吐水ヘッド22に導かれ、その先端の吐水口18から吐水されるようになっている。
分岐継手32,35からは、上記とは別の給水管(第2の給水管)56及び給湯管(第2の給湯管)58が上向きに延び出しており、それぞれが本体部14に内蔵された手動操作式且つシングルレバー式の混合弁(第2の混合部,第2吐止水手段)60(図2参照)に接続されている。
このシングルレバー式の混合弁60は、シングルレバーハンドル65の回動操作によって水と湯とを混合して温度調節を行い、更にまた吐止水を含む流量調節を行う。
図2にその混合弁60の構成が示してある。
同図に示しているように混合弁60は、ハウジング104の内部に固定弁体106と、その上面を摺動する可動弁体108とを有しており、その可動弁体108に対してシングルレバーハンドル65が作動的に連結されている。
固定弁体106には水,湯の流入口110,110が設けられていて、それら流入口110,110を通じて、給水管56,給湯管58を通じて図中上向きに送られて来た水と湯とが可動弁体108の混合室112内に流入する。
そして混合室112で混合された後の温調水(混合水)が流出口114から流出管(第2の流出管)62へと流出する。
この流出管62は、図1に示しているようにその下端が継手54を介して吐水ヘッド22に繋がるホース20に接続されている。
ここで混合弁60は、シングルレバーハンドル65の左右回動操作によって水と湯との混合比率の調節即ち温度調節を行い、また上下回動操作によって吐止水を含む流量調節を行う。
図1に示しているようにキャビネット10の内部にはまた、バルブユニット26の下側において自動水栓の動作制御のためのコントローラ(制御部)72が設けられている。
図3に示しているように本実施形態の自動水栓は、自動吐水経路74と、これとは独立した手動吐水経路76とを有している。
自動吐水経路74は給水路(第1の給水路)78と、給湯路(第1の給湯路)80と、給水路78上に設けられた流路を開閉する電磁弁から成る水側弁(第1吐止水手段)82,逆止弁86と、給湯路80上に設けられた流路を開閉する電磁弁から成る湯側弁(第1吐止水手段)84,逆止弁86と、給水路78,給湯路80の合流部に設けられた上記のサーモスタット式の湯水の混合弁50と、そこからの流出路(第1の流出路)88上に設けられた定流量弁90とを有している。
この給水路78からはまた、水側弁82の上流部においてバイパス路92が分岐して延び出しており、その先端が給湯路80且つ湯側弁84及び逆止弁86の下流部に接続されている。
このバイパス路92上にもまた、流路を開閉する電磁弁から成るバイパス弁94と逆止弁86とが設けられている。
これら水側弁82,湯側弁84,バイパス弁94はそれぞれコントローラ72に電気的に接続されていて、コントローラ72によって動作制御される。
本実施形態において給水路78と給湯路80とを連絡するバイパス路92を設けているのは次のような理由による。
即ちサーモスタット式の混合弁50における弁体が、混合弁50内における湯の流路を全開、水の流路を全閉状態とする状態にあると、後述する人体検知センサ(水用センサ116)による人体検知に基づいて吐水口18から水吐水させようとしてもこれを行うことができない。
そこで給水路78と給湯路80とをバイパス路92で連絡しておき、混合弁50内において給水路78側からの水の流路が全閉状態にあっても、給水元管からの水をバイパス路92,給湯路80を通じて混合弁50の湯流入口から内部に流入可能とし、更に混合弁50を経て吐水口18へと供給可能となしているのである。
図3において、68は浄水器64のフィルタで、流路を開閉する電磁弁から成る浄水側弁95,定流量弁97,逆止弁99とともに浄水路101上に設けられている。
ここで浄水路101は給水路78の水側弁82の上流部から分岐し、その先端が流出路88に接続され合流している。
この浄水路101上の浄水側弁95もまたコントローラ72に電気的に接続されており、コントローラ72によって動作制御されるようになっている。
一方手動吐水経路76は給水路78,給湯路80からそれぞれ分岐した給水路(第2の給水路)96と、給湯路(第2の給湯路)98と、それぞれの流路上に設けられた逆止弁86と、給水路96及び給湯路98の合流部に設けられた上記のシングルレバー式の混合弁60と、そこからの流出路(第2の流出路)100とを有している。
このシングルレバー式の混合弁60からの流出路100は、上記のサーモスタット式の混合弁50からの流出路88に対して吐水口18の上流部で接続されている。
即ちそれら流出路100,88が吐水口18の上流部で合流し、これに続く流出路(第3の流出路)102を通じて各流出路100,88からの湯(温調水)と水とが吐水口18へと送られるようになっている。
この実施形態の自動水栓では、図6(A)に示しているようにシングルレバー式の混合弁60が完全閉止状態の下で水側弁82,バイパス弁94が開,湯側弁84,浄水側弁95が閉とされることで、給水路78,バイパス路92、更に給湯路80の一部を通じて給水元管からの水がサーモスタット式の混合弁50に流入し、更にその混合弁50を経由して流出路88,102を通じ、吐水口18へと送られてそこから水が吐水(水吐水)される。
また図6(B)に示しているように水側弁82,湯側弁84が開,バイパス弁94,浄水側弁95が閉の状態の下で、給水元管からの水と給湯元管からの湯がそれぞれ給水路78,給湯路80を通じて混合弁50に送られてそこで混合され、適温の湯(温調水)とされた上で流出路88,102を通じ吐水口18から吐水(湯吐水)される。
以上は自動吐水経路74を通じて自動吐水する場合の流れである。
一方図7(C)に示しているように水側弁82,湯側弁84,バイパス弁94が閉で、浄水側弁95のみが開の状態の下では、給水元管からの水が浄水器64、つまり浄水路101の側に導かれてフィルタ68を通り浄水となって、流出路102を通じ吐水口18から吐水(浄水吐水)される。
図7(D)は手動吐水経路76を通じて吐水を行う際の流路の切換状態を表したもので、同図に示しているようにこの場合には水側弁82,湯側弁84,バイパス弁94,浄水側弁95の何れも閉状態としておいて、シングルレバー式の混合弁60をシングルレバーハンドル65の操作によって動作させる。
この場合シングルレバーハンドル65の左右及び上下回動操作に基づいて、所望温度の温調水を所望の流量で吐水口18へと導いてそこから吐水させることができる。
図4に示しているように、逆U字状のグースネック形状をなす吐水管16における吐水管本体24の先端部、詳しくはその最上位の部位から先端に向かって下向きとなる部分の上面に、水用センサ(水用の人体検知センサ)116及び湯用センサ(湯用の人体検知センサ)118が、所定間隔隔てて管軸方向に一列に配列されている。
ここで水用センサ116は使用者に近い手前側に(前側に)、また湯用センサ118は奥側に設けられている。従って水用センサ116は湯用センサ118に対して下位置に、また湯用センサ118は水用センサ116に対して上位置に位置している。
本実施形態においては、吐水管本体24の側面においても浄水用センサ(浄水用の人体検知センサ)120が設けられている。
尚吐水管本体24の先端部下面には、吐水やシンク或いはシンク内の容器等に光を照射してほのかに照らし出す光照射部122が設けられている。
この実施形態の自動水栓では、水用センサ116の上方に手をかざして水用センサ116によりこれを検知させると、吐水口18から水が吐水(水吐水)される。また水吐水状態の下で再び水用センサ116の上方に手をかざすと、そこで水吐水が停止する。即ち止水する。
一方湯用センサ118の上方に手をかざすと、湯用センサ118による手の検知に基づいて、吐水口18から適正温度に温度調節された湯(温調水)が吐水(湯吐水)され、そしてその湯吐水中に再び湯用センサ118の上方に手をかざすと、そこで湯吐水が停止する。
一方図5に示しているように吐水管本体24の先端部側方に手を差し出すと、浄水用センサ120がこれを検知し、吐水口18から浄水が吐水(浄水吐水)される。また浄水吐水状態の下で再び浄水用センサ120に対して手をかざすと、そこで浄水吐水が停止する。
そのようにコントローラ72が対応する水側弁82,湯側弁84,バイパス弁94,浄水側弁95を動作制御する。
本実施形態では、浄水用センサ120,湯用センサ118及び水用センサ116が実質的に同時に手を検知した場合には、浄水用センサ120による検知が最も優先し、その次に湯用センサ118による検知が優先するようになっている。
詳しくは、浄水用センサ120が手を検知したときには一定時間他のセンサ即ち湯用センサ118及び水用センサ116の検知が無効化され、一定時間経過後に湯用センサ118,水用センサ116による検知が有効化される。
また湯用センサ118が手を検知したときには、一定時間水用センサ116による検知が無効化され、一定時間経過後に水用センサ116による検知が有効化される。
コントローラ72がそのように吐水の動作を制御する。
以上のような本実施形態の自動水栓によれば、自動吐水経路74における混合弁50を、適正温度の温調水を吐水する状態に保持しながら、手動吐水経路76を通じてこれとは異なった温度の温調水を吐水口18から吐水させることができる。
従って湯用センサ118による人体検知に基づいて吐水口18から自動吐水させる場合において、常に設定した適正温度の温調水を吐水させることができる。
また電源切れを起こして自動吐水経路74が動作不能となった場合、即ち自動吐水できなくなった場合であっても、手動吐水経路76を通じて確実に所望温度の温調水を吐水させることができる。
更に手動吐水経路76における混合弁60を吐止水機能を有するものとなして、その混合弁60にて手動吐水経路76における第2吐止水手段を構成してあるので、混合弁60によって温度調整と吐止水とを行うことができ、構造及び操作が簡単となる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば自動吐水経路74において、混合弁50の1次側(上流側)に電磁弁を設けるのに代えて、自動吐水経路74を開閉する電磁弁を混合弁50の2次側に設けるといったことも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である自動水栓を示す図である。 同実施形態における手動吐水経路の混合弁を示す図である。 同実施形態の自動水栓の流路を示す図である。 同実施形態における吐水管と各種センサを示す図である。 浄水吐水を行う際の図である。 自動吐水経路における流路切換えの説明図である。 浄水吐水及び手動吐水経路における流路切換えの説明図である。 従来における自動水栓の一例を示す図である。
18 吐水口
50 混合弁(第1の混合部)
60 混合弁(第2の混合部)(第2吐止水手段)
65 シングルレバーハンドル
74 自動吐水経路
76 手動吐水経路
78 給水路(第1の給水路)
80 給湯路(第1の給湯路)
82 水側弁(第1吐止水手段)
84 湯側弁(第1吐止水手段)
88 流出路(第1の流出路)
96 給水路(第2の給水路)
98 給湯路(第2の給湯路)
100 流出路(第2の流出路)
116 水用センサ(人体検知センサ)
118 湯用センサ(人体検知センサ)

Claims (5)

  1. 人体検知センサと、給水源から分岐して延び出した第1の給水路及び第2の給水路と、給湯源から分岐して延び出した第1の給湯路及び第2の給湯路と、該第1の給水路と第1の給湯路との合流部に設けられた第1の湯水の混合部と、該第2の給水路と第2の給湯路との合流部に設けられた手動の第2の湯水の混合部、及び手動操作によって該第2の湯水の混合部による湯と水の混合比率を変化させるハンドルとを有し、該第1の給水路,第1の給湯路及び第1の湯水の混合部が前記人体検知センサによる人体検知に基づいて自動的に吐水を行うための自動吐水経路を成し、前記第2の給水路,第2の給湯路及び第2の湯水の混合部が該自動吐水経路とは独立した手動吐水経路を成していて、該自動吐水経路,手動吐水経路のそれぞれに第1吐止水手段,第2吐止水手段が設けられており、前記第1の混合部からの流出路と第2の混合部からの流出路とが吐水口の上流部で合流し、該第1の混合部からの水と該第2の混合部からの水との何れもが該吐水口から吐水されるものとなしてあることを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 請求項1において、前記第2の混合部は吐止水機能を有していて、該第2の混合部が前記手動吐水経路における前記第2吐止水手段を成していることを特徴とする湯水混合水栓。
  3. 請求項2において、前記第2の混合部がレバー操作によって温度調節と流量調節とを行うシングルレバー式の混合部であることを特徴とする湯水混合水栓。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記第1の給水路には水側弁が、前記第1の給湯路には湯側弁がそれぞれ設けてあって、それら水側弁と湯側弁とが前記第1吐止水手段をなしているとともに、前記人体検知センサとして水用センサと湯用センサとが設けてあり、該湯用センサによる人体検知に基づいて、前記第1の湯水の混合部から温調水を流出して前記吐水口から吐水し、前記水用センサによる人体検知に基づいて前記第1の湯水の混合部から水を流出して前記吐水口から吐水するものとなしてあることを特徴とする湯水混合水栓。
  5. 請求項4において、前記第1の湯水の混合部がサーモスタット式の湯水の混合部であることを特徴とする湯水混合水栓。
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