JP4478980B2 - ヒューズ回路及びそれを利用した半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明はヒューズ回路に関し、特に未書込みで非道通状態、書込むと導通状態となるヒューズ(以後アンチヒューズと呼ぶ)を代表とする電気的に書込みが可能なヒューズを使用した回路に関している。 特にヒューズを利用した半導体装置のオプション(動作モード設定)回路や半導体メモリ装置のリダンダンシー(冗長救済)デコーダ回路に最適に応用することができる。
近年半導体メモリ装置においてメモリセルの欠陥の発生に伴う歩留まり向上のためリダンダンシー回路(冗長救済回路)が用いられるようになり、例えば1製品あたり100から200個のリダンダンシーのセットを持つDRAMが現れている。このような大量のリダンダンシーには、冗長用に用いるアドレスを検出するためのダイナミック動作をするNOR型のヒューズデコーダが用いられている。ヒューズとしてはポリシリコンや金属薄膜の配線が使用され、これを検出したいアドレスに合せてレーザーで溶断するのが主流となっている。
このような冗長救済を目的としたヒューズデコーダ(以降リダンダンシーデコーダと呼ぶ)をNOR型で構成した例を図4に示す。図では3組の相補のアドレスAi,#Ai:i=0〜2:(#AiはAiの逆相でnotAiを示す、以下「#」は逆相の信号を示すnotの意味を表すものとする)を入力している。NチャンネルトランジスタQN01とヒューズF01を直列に接続し、NチャンネルトランジスタQN02とヒューズF02を直列に接続し、両直列接続した回路を並列に接続し、アドレスA0,#A0を各々トランジスタQN01,QN02のゲートに入力し、アドレスユニット001を構成する。ここでアドレスユニットとはヒューズの状態(切断の有無)によってリダンダンシーデコーダにアドレスの相補信号のどちらを入力又は有効にするかを決定する回路をさすものとする。
リダンダンシーデコーダはアドレスAi(i=0〜2)の相補の信号Ai,#Aiを入力するアドレスユニット001をデコーダ接点N41と接地(GND)間に並列に接続し、プリチャージ信号Preをゲート入力としたPチャンネルトランジスタQP01を電源VDDと接点N41間に接続すると共に、接点N41とこのリダンダンシーデコーダの出力Redの間に2段のインバータINV41とINV42を接続して構成される。また、接点N41のレベルのHレベル(以降Hレベルを1レベルと記載する)を高抵抗により軽く保持するために、インバータINV41の出力をゲート入力としたPチャンネルトランジスタQP42を電源VDDと接点N41間に接続して構成される。
このリダンダンシーデコーダの動作は、まず、すべての相補のアドレス信号をLレベル(以降Lレベルを0レベルと記載する)にしプリチャージ信号Preを0レベルにする。これによりトランジスタQP01は導通し、接点N41は1レベルとなり、インバータ2段を通して出力Redも1レベルとなる。その後プリチャージ信号Preは1レベルとなりトランジスタQP01はオフ状態となる。その後アドレス入力に従い、各アドレスとその相補信号Ai,#Aiの内どちらかが1レベルとなり、他方は0レベルにとどまる。このとき各アドレスユニットは、ヒューズの状態によって接点N41より電流を接地へ流すか流さないかが決まる。
ヒューズの状態でどのようにアドレスユニット001の動作(接点N41の1レベルから0レベルへの放電)が支配されるかをアドレスA0のアドレスユニットで説明する。ヒューズが未書込み状態、すなわち導通状態のとき、相補の信号A0,#A0のどちらかがアドレス信号の入力レベルに従って必ず1となるのでトランジスタQN01、QN02のどちらかのトランジスタがオンするためアドレスユニット001は接点N41を必ず放電し、アドレスの如何を問わずアドレスユニット001のNOR結合で構成される接点N41及びそれに接続する出力Redは0レベルとなりリダンダンシーデコーダは非選択となる。このアドレスユニットへの書込みはヒューズF01,F02のどちらかをレーザーで溶断することでなされる。例として、アドレスA0のアドレスユニットで逆相入力側のヒューズF02が切断されると、#A0の変化は出力Redに影響を与えず、A0のみの状態でA0のアドレスユニットの導通、非道通が決定される。言い換えればA0のアドレスユニットでA0がリダンダンシーデコーダに配線されたことになる。
A0〜A2の各アドレスユニット001のヒューズがA0より順に逆、正、逆の入力側のヒューズ(順にF02、F01、F02のヒューズ)が切られたとすれば3ビットのアドレス入力が(0,1,0)のとき、各アドレスユニット001は電流を流さず、接点N41及び出力Redは1レベルとなり選択(アドレス一致の状態)されるが、それ以外のアドレスが入ると、各アドレスユニット001の内少なくとも1つ以上が電流を流し、出力Redは0となり非選択(アドレス不一致の状態)となる。
以上説明したように図4のNOR型はヒューズでプログラムされ、リダンダンシーデコーダとしては簡単な回路で構成できるのでDRAMなどで多用されているが、動作はダイナミックに限られている(スタティック動作では常時電流が流れるため)。これを解決するためにスタティック動作が可能なリダンダンシーデコーダが、特開平3−22298に示されている。
図5はこの従来例を示し、簡単のためポリシリコンや金属薄膜などのレ−ザー溶断型のヒューズを使用しているとする。また図4と同様にリダンダンシーに使われるアドレス信号はA0〜A2とする。ヒューズF03とPチャンネルトランジスタQP02を負荷素子とし、NチャンネルトランジスタQN03、QN04をドライブ素子としてフリップフロップ結線をし、PチャンネルトランジスタQP02のドレインを出力としてヒューズユニット002を構成する。ヒューズユニットの出力とアドレス信号A0をエクスクルーシブノア回路XNOR02に入力しリダンダンシーアドレス生成部004を構成する。
ヒューズユニット002とリダンダンシーアドレス生成部004で、A0のアドレスユニット001が構成され、エクスクルーシブノア回路XNOR02の出力がA0のリダンダンシーアドレスRA0として出力される。他のアドレス信号A1,A2についても同様にアドレスユニット001より、リダンダンシーアドレスRA1、RA2が出力される。この従来例ではさらにアドレスユニット001において、アドレス入力の換わりに固定レベル(ここでは接地レベル)を入力し、イネーブルビットREnがアドレスユニット001から出力する回路が追加されている。リダンダンシーアドレスRA0,RA1,RA2とイネーブルビットREnをアンド回路AND02に入力し、その出力をRedとし、リダンダンシーデコーダの出力とする。ここでイネーブルビットREnの必要性についての説明は、アドレスユニット001の動作説明の後に行う。
ヒューズユニット002は通常、ヒューズの書込み回路、読出し回路、読出しデータの保持回路から構成されるが、本例ではレーザーによりヒューズを物理的に切断することで書込みを行うため電気的な書込み回路はなく、また読出し回路と、保持回路が一体となっており両者を区別するのは困難なので、回路の区別はせず単にヒューズユニットと呼ぶ。
ヒューズユニット002において、ヒューズの読出しは電源の投入により自動的になされる。ヒューズF03、PチャンネルトランジスタQP02、NチャンネルトランジスタQN03、QN04からなるフリップフロップの各接点は、電源投入前はすべて接地レベルとなっている。ヒューズが切断されず導通状態で電源が投入されると、QP02側接点(QP02とQN04のドレインの接続点)のレベルはQP02とQN04の両トランジスタがオフしているため接地レベルであり、その電位をゲートに受けるQN03はオフしている。従って導通状態にあるヒューズF03により、ヒューズ側接点(ヒューズF03とQN03の接続点)のレベルは、電位が立上りつつある電源VDDに追従して上昇する。この電位が、QN04の閾値のVthを越えるとQN04はオンし、このフリップフロップは、QP02側接点が接地レベルで、ヒューズ側接点がVDDとして確定する。これにより読出しが完了しヒューズユニット002の出力は0になる。以後電源がオフされるまでこれを保持し続ける。
一方、ヒューズが切断され非導通状態にあるとすると、電源が投入されてもヒューズ側接点に電位を供給する手段がなくヒューズ側接点は接地電位を維持する。この状態で電源VDDが立ち上り、PチャンネルトランジスタQP02の閾値:Vthを超えると、QP02はオンし、このフリップフロップは、QP02側接点がVDDレベルで、ヒューズ側接点が接地レベルとして確定する。これにより読出しが完了しヒューズユニット002の出力は1になる。以後電源がオフされるまでこれを保持し続ける。
以上説明したように、ヒューズユニット002の出力はヒューズの導通、非導通に従って、0又は1を出力し、アドレスA0とこの出力とをリダンダンシーアドレス生成部004のエクスクルーシブノア回路XNOR02により、ヒューズが未書込み(導通)状態ならばA0を、書込み(非道通)状態ならば#A0をアドレスユニット001の出力RA0として出力する。アドレスA1、A2についても同様であるが、イネーブルビットREnはヒューズが未書込み(導通)状態ならば0を、書込み(非道通)状態ならば1をアドレスユニット001の出力REnとして出力する。
ここでアドレスユニット001の出力RA0〜RA2のみをAND回路に入れてリダンダンシーデコーダを構成すると、未書込み状態でもAND回路の入力がすべて1となりリダンダンシーが選ばれるアドレスが生じることになる。この例ではA0〜A2のアドレス入力が1になると未書込みであってもRA0〜RA2は1となるので、RA0〜RA2のみでリダンダンシーを決定すると全てのアドレスが1の場合は常にリダンダンシーと置き換えられてしまうことになり不都合が生じる。これを避けるためにイネーブルビットが導入され、リダンダンシーアドレスRA0〜RA2とイネーブルビットREnをAND回路AND02に入れることでリダンダンシーデコーダを構成し、イネーブルビットのヒューズユニットに書き込むことにより、その1組アドレスのセットが有効なリダンダンシーのアドレスとなるようにしている。
このようにレーザーでポリシリコンや金属薄膜のヒューズを溶断する方法はコンパクトで安全なリダンダンシー選択回路を得ることができるが、その書込みは製品の組み立て前に実施されなければならないことがその最大の弱点であった。特にDRAMでは微細化が進み、組み立て時の熱ストレスで、数ビットのビット性の不良が発生し製品の歩留まりを下げる現象が起きるときも有る。この対策として封入後に電気的に書き込めるリダンダンシーデコーダが求められている。
電気的に書き込めるヒューズとしてはフローティングゲートMOS(電気書込み)、ポリシリコン(電気溶断)、PN接合(電気破壊)、酸化膜(電気破壊)などが上げられる。どの素子を選ぶとしても書込みに高電圧をかけるために、高耐圧のトランジスタを必要とするほかさまざまな制約が生じる。その中で比較的特別なプロセスを必要としない、大電流を必要としない(MOSトランジスタは大電流を流しにくい)などの理由により最も簡単なものとしては酸化膜の電気破壊を利用するものがある。特にDRAMではセルの容量膜は周辺のトランジスタの酸化膜よりも薄く、この目的には最適である。このようなヒューズは、従来のレーザー溶断型のヒューズが導通から非道通に変化するのに対し、逆に非道通から導通状態に変化することからアンチヒューズと呼ばれることもある。
このようなアンチヒューズの回路の一般的な例を図6に示す。図は電気的に書込みが可能なリダンダンシーのヒューズユニットのみを示す。アンチヒューズF04に書込み電圧を与える書込みドライバー005と読出し回路006を接続し読出し回路006の出力を保持回路007に入力して、ヒューズユニット002を構成し、保持回路の出力Fout又は#Foutをヒューズユニット002の出力とする。
書込みドライバー005は書込み信号Writeと選択信号SELを入力とし、両信号をNANDゲートNAND03に入力する。NANDゲートNAND03の電源は書込み内部電源VWPPを電源とし、その出力をPチャンネルトランジスタQP03のゲートに入力し、PチャンネルトランジスタQP03のソースは書込み内部電源VWPPに、ドレインは書込みドライバー005の出力とする。前記書込み信号WriteをインバータINV03で反転した信号と、前記選択信号SELをNORゲートNOR01に入力し、その出力をNチャンネルトランジスタQN05のゲートに入力し、トランジスタQN05のソースは接地端子にドレインは書込みドライバー005の出力に結線する。書込みドライバー005の出力はアンチヒューズF04の電極の1端に接続する。
読出し回路006は読出しプリチャージ信号PRDをゲート入力とするPチャンネルトランジスタQP04のソースを内部電源Vintに、ドレインを接点N01に結線する。読出し信号READをゲート入力とするNチャンネルトランジスタQN06のドレインを接点N01にソースを前記書込みドライバー005の出力と結線する。基準信号Vrefをゲート信号とするNチャンネルトランジスタQN07と前記接点N01をゲート信号とするNチャンネルトランジスタQN08のソース電極を共通接続しこのソース電極と接地端子の間に活性化信号LOADをゲート信号とするNチャンネルトランジスタQN09を結線して差動増幅回路を構成する。
PチャンネルトランジスタQP05、NチャンネルトランジスタQN10を接点N02で結線し、これを直列に電源VDDとトランジスタQN07のドレイン間に前記増幅回路の一方の負荷素子として結線する。同様にPチャンネルトランジスタQP06、NチャンネルトランジスタQN11を接点N03で結線し、これを直列に電源とトランジスタQN08のドレイン間に前記増幅回路の他方の負荷素子として結線する。前記トランジスタQP05、QN10のゲート電極を接点N03に、トランジスタQP06、QN11のゲート電極を接点N02に正帰還がかかるよう結線する。前記各接点N02、N03と電源の間にゲート電極に前記活性化信号LOADを入力したPチャンネルトランジスタQP07、QP08を各々結線して、接点N02、N03を読み出し回路006の出力とする。
保持回路007はNANDゲートNAND04とNAND05をフリップフロップに結線し、ラッチ回路を構成している。保持回路007では、前記読み出し回路006の出力、接点N02、N03を入力とし、前記フリップフロップの出力をFout又は#Foutとして保持回路007の出力、すなわちヒューズユニット002の出力とする。
ヒューズユニット002の書込み動作は書込みドライバー005の入力信号Writeが1のとき行われ、入力信号Writeが0ならば、選択信号SELのレベルを問わずNANDゲートNAND03の出力は1、NORゲートNOR01の出力は0で、トランジスタQP03、QN05は共に非道通状態で書込みドライバー005の出力はハイインピーダンス(以降High−Zと記載する)の状態である。なおNANDゲートNAND03の電源が内部書込み電源VWPPであるのは、このNANDゲート出力が1のとき、トランジスタQP03のソースと同じ電位をQP03のゲート端子に出しトランジスタQP03が非道通状態になるようにするためである。
入力信号Writeが1ならば書込みドライバー005は選択信号SELに従い、SELが0ならば0すなわち接地電位を、1ならば1すなわち書込み電圧となる内部書込み電源VWPPをその出力に出し、1の場合はヒューズに高電圧がかかり書込みがなされる。このときトランジスタQN06は書込み電圧VWPPが読み出し回路の内部接点N01に伝わるのを防止するために設けられている。書込みの際に、トランジスタQN06は非道通にしておくのが望ましいが、書込みの間トランジスタQP04の非道通が保障されればトランジスタQN06のゲート電位は電源レベルに固定しても書込み電圧は接点N01を通じて内部電源Vint又はその他接点に伝わることはなく、書込み動作に問題は生じない。
読出しは信号Writeを0レベルにして書込みドライバー005の出力をHigh−Zにすると共に、READを1レベルにしアンチヒューズF04と内部接点N01が接続するようにして行われる。以下図7に示す読出し時の各制御信号のタイミング図を用いてその動作を説明する。読出し実行前処理として活性化信号LOADを0の状態にして、差動増幅回路を非活性化すると共にその出力接点 N02、N03を共に1レベルにプリチャージする。同時に読出しプリチャージ信号PRDを0とし、接点N01およびアンチヒューズF04を内部電源Vintのレベルにプリチャージする。
電源Vintはセル容量の対極側接点にかかる電圧(DRAMのビット線データを増幅するセンスアンプを駆動する電源電位をVDLとするとVDL/2相当)と同じ電圧を用い、セルと同じ容量膜でできたアンチヒューズ(容量ヒューズ)の読出し時の誤書込みを防いでいる。この状態でヒューズが書き込まれていなければヒューズは絶縁状態で接点N01はプリチャージ電位のVintをそのまま維持する。ヒューズの書込みが行われ絶縁膜が破壊されているとそれよりも低い電圧が出ており、ヒューズの書込みの有無で接点N01の電位に差が出ることになる。
差動増幅回路の活性化信号LOADが1レベルになることで差動増幅回路は活性化され接点N01の電位と基準電位Vrefを比較する。未書込みならば接点N01は高くなり、よって読み出し回路の出力接点N02は高く、接点N03は低くなる。この値が保持回路007に書き込まれ、その出力Foutは0となる。逆にヒューズが書き込まれていれば接点N01は低く、その結果保持回路007の出力Foutは1となる。その後、活性化信号LOADが0となれば差動増幅回路は非活性となり、読出し回路の出力接点N02、N03は共に1となり読出し結果が保持回路007に保持されたままとなり読出しが終了する。
前記読出し動作の説明において、PRD信号による接点N01の読出しプリチャージが終了し1レベルになる時刻と差動増幅回路の活性化信号LOADが活性化されている時刻を特に明確にしなかったが、これは接点N01のプリチャージが終了した後もアンチヒューズF04に電流が流れると接点N01の電位が低下していく。よって初期のヒューズ(未書込み状態)にリークがなければプリチャージ終了すると、未書込状態と書込状態の読出し信号の差が大きく差動増幅回路の設計に余裕できる。
一方もし初期の未書込みヒューズにリークがあればプリチャージ終了すると未書込みでも読み出し接点N01の電位は低下し、未書込状態と書込状態の読出し信号の差がなくなってしまうので、むしろ読出プリチャージ信号PRDが活性化中に読出しを終了すれば、リークの影響を少なくすることができる。どちらを選択するかはヒューズの状態を決めるプロセスとの兼ね合いの設計事項となる。またこれ等ヒューズの読出しは電源投入の後、初期設定の動作中に行えばよい、もしそのようなサイクルがないとしても、いったん読み出され保持されたヒューズデータは再度読出してもその読出し中に保持しているデータが破壊されることはないので、リフレッシュごとに読出しを実行してもよい。
一般的にレーザー溶断型のポリシリコンや金属薄膜ヒューズとDRAMのセル容量をヒューズに用いたアンチヒューズ(容量ヒューズ)の書込み、読出しの信頼度を比較すると、ポリシリコンや金属薄膜はゲート電極や配線などに多用されており製造実績も非常に長いことから、これを応用したヒューズは安定して製造できる。書込みは、レーザーを応用して製造プロセスとは無関係にヒューズを切断するので、書込みも非常に安定している。
一方アンチヒューズでは、絶縁膜の部分が非常に薄く構成されるので、その特性が絶縁膜の特性に大きく依存する。さらにセルアレイの中のセル容量と、周辺回路の中のアンチヒューズ部の容量では、セル密度が非常に濃いアレイ状の配置の中で作られるか、又は回りにセル容量が存在しない単独の空間の中で作られるかの製造条件が配置的に異なり、その結果ヒューズ部の容量の特性が大きくずれてしまうことが多く有る。
よってアンチヒューズの出来そのものがポリシリコンや金属薄膜ヒューズに比べ信頼度が低くならざるを得ない。またコストダウンのため縮小化が1〜2年でなされそのたびに製造プロセスも変化しており(少なくともセルのサイズは小さくなっている)そのたびにアンチヒューズの製造条件もチューニングが必要となる。また書き込む電圧は実使用時の電源電圧の4〜5倍という高圧が必要で、書込みドライバーにはこのような高耐圧の素子が必要になりこれが製造プロセスの変化の影響を受けることは明らかで、常に書込みに不確実さを伴わせることになる。現在レーザー溶断型のポリシリコンや金属薄膜ヒューズが多用されているのはこの安定性によるものである。
特開平3−22298
アンチヒューズを前述したリダンダンシーデコーダなどに応用し、組み立て後に発生するビット不良の救済に使おうとすると、1つのリダンダンシー救済用のアドレスを特定するために必要なヒューズの数は、512M、1Gビットクラスのメモリ製品で約二十数本になる。過半数(例えば15本)に書き込むとして、1本あたりの書込み成功率が99%(書込みミスが1%)とすると前記書込みヒューズの少なくとも1本が書込み不良になる確率はおよそ14%に達し、4〜5個のリダンダンシーデコーダの全てが正しく書ける確率は55%〜47%に低下してしまうことが起こっていた。特に前述したように製造プロセスの微細化に伴い2〜3年でセル周りの製造条件が変化するのでそのたびに製造条件のチューニングが完了するまでの期間アンチヒューズの信頼度が下がり、それを利用したリダンダンシーデコーダの書込み成功率が下がってしまうこと、その結果半導体チップの製造歩留まりを下げてしまうという課題があった。
またその他、アンチヒューズを代表とした電気的に書込みを行うヒューズを、半導体装置のオプション回路(動作モードの設定回路)などに使用する場合でも、同様な不具合が生じていた。本発明はこれらの課題を解決するためになされたものであり、前記ヒューズの書込み不良が発生しても半導体チップの製造歩留まりや信頼度の低下を抑止できるヒューズ回路とそれを利用した半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のヒューズ回路は、電気的に書込み可能なヒューズの回路であって、電気的に書込み可能な第1のヒューズ、書込みドライバー、読出し回路、保持回路を有して構成される第1のヒューズユニットと、 電気的に書込み可能な第2のヒューズ、書込みドライバー、読出し回路、ヒューズの保持回路を有して構成される第2のヒューズユニットからなり、前記第1、第2のヒューズの状態の論理和の状態を前記電気的に書込み可能なヒューズ回路の出力とすることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、製造プロセスの条件に依存することが多く書込みの信頼度がやや低い電気的に書込み可能なヒューズを用いてヒューズの状態を決定するとき、1つのヒューズの状態の決定に対し複数のヒューズを用い、これ等のヒューズの書込みの論理和をとる。言い換えれば、複数個のヒューズのうち1つでも書き込まれていれば書き込まれたと解釈する構成を取ることによってヒューズの書込み、又はそれを搭載した半導体装置の信頼度を格段に上げることができる。
本発明のヒューズ回路をリダンダンシーデコーダに応用してもよい。すなわち、電気的に書込み可能なヒューズを有して構成したリダンダンシーデコーダにおいて、前記デコーダの出力の決定に使用する各アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号を選択するヒューズを2つのヒューズで構成し、前記2つのヒューズの状態の論理和により、前記各アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号を選択することを特徴とするリダンダンシーデコーダ回路でもよい。
前記リダンダンシーデコーダ回路は次のように構成してもよい。すなわち、電気的に書込み可能なヒューズを有して構成したリダンダンシーデコーダにおいて、第1、および第2のリダンダンシーデコーダと、第1又は第2の状態のどちらかを取ることが可能なオプション信号からなり、前記オプション信号が第1の状態のとき、前記第1、第2のリダンダンシーデコーダは独立に不良セルの位置を示すリダンダンシーアドレスを決定し、前記オプション信号が第2の状態のとき、前記第1および第2のリダンダンシーデコーダに入力する各アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号の選択を決定する前記第1および第2のリダンダンシーデコーダの各アドレス又はイネーブルビットに対応するヒューズの状態の論理和により第1のリダンダンシーデコーダの前記アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号を選択することを特徴としたリダンダンシーデコーダ回路としてもよい。
本発明のヒューズ回路を、オプション回路、すなわち動作モードを設定するオプション信号の発生回路に応用してもよい。すなわち前記リダンダンシーデコーダ回路のオプション信号の状態の選択をリダンダンシーのアドレス決定に用いられるヒューズと同種のヒューズを2個用い、前記2つのヒューズの状態の論理和をもって前記オプション信号の状態を決定し、そのオプション信号を用いてリダンダンシーデコーダ回路を構成してもよいし、又は、電気的に書込み可能なヒューズを使用してオプションを決定するオプション回路において、複数のヒューズの書き込み結果の論理和でオプションを決定することを特徴とするオプション回路に応用してもよい。
また本発明のヒューズ回路又はそれを組み込んだオプション回路は、半導体装置に搭載し、パッケージ封入後に前記ヒューズ回路又はオプション回路への書込みが可能なように構成してもよい。
また本発明のヒューズ回路又はそれを組み込んだリダンダンシーデコーダ回路は、半導体メモリ装置に搭載し、パッケージ封入後に前記ヒューズの書込みが可能なように構成してもよい。
また本発明のヒューズ回路又はそれを組み込んだオプション回路又はリダンダンシーデコーダ回路を搭載した半導体装置又は半導体メモリ装置において、前記ヒューズは、アンチヒューズで構成してもよい。
このように、本発明によれば、複数のヒューズの書き込み結果の論理和を取ってヒューズ回路を構成することにより、ヒューズの実効的な不良確率はその素子の不良率の積となり桁違いに書込みの信頼度が向上する。また、このヒューズ回路又はそれを応用したオプション回路又はリダンダンシーデコーダ回路を、半導体装置又は半導体メモリ装置に搭載することにより、ヒューズの書込み不良に起因する製品の歩留まりの低下を著しく向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るリダンダンシーデコーダの回路を示す。本実施例は簡単にするために3個のアドレスでリダンダンシーが構成されているとした。002は図6に一例を示した電気的に書込み可能なヒューズユニットを表す。このヒューズユニットでは、アンチヒューズ部が未書込み状態であれば0を出力し、書込み済みであれば1を出力するよう構成されている。2つのヒューズユニット002の出力をオアゲートOR01に入力し、その出力を本発明のヒューズユニット003とし、本発明のヒューズユニット003の出力とアドレス(A0)とをエクスクルーシブノア回路XNOR01に入力し、その出力をアドレスユニット001の出力、リダンダンシーアドレスRA0とする。
アドレスA1,A2についてもA0と同様にアドレスユニット001に入力しリダンダンシーアドレスRA1、RA2を出力する。さらにアドレスユニット001にアドレスを入力する代わりに接地レベルを入力しイネーブルビットREnを作っている。この回路ではオア結合(論理和)したヒューズユニット002の、少なくとも一方のヒューズに書込みが行われた場合に、REnに1が出力される。リダンダンシーアドレスRA0、RA1、RA2、とイネーブルビットREnをアンドゲートAND01に入力しその出力をリダンダンシーデコーダ出力Redとする。この回路では、AND01への入力信号が全て1レベルの場合のみ、出力Redに1レベルが出力する。
本実施形態で示されるヒューズユニット002は前述したように一例として図6で示されるような、ヒューズと書込み回路、読出し回路、保持回路などを持つヒューズユニットならばどのような構成のものであってもよい。
本実施形態によるヒューズ回路は複数個のヒューズの論理和をとることから、その書込み不良は個々の書込み不良率をヒューズの数だけ掛け合わせたものとなる。図1のように2個のヒューズユニットを使い、各ヒューズの不良率が1%とすれば2個のヒューズでは0.01%の不良率となる。先述の例において、1ビット救済に約二十数本のヒューズを使い、その内の15本分に書込みをしたとしてもその不良率は0.15%程度であり、4〜5ビットをリダンダンシーで救っても不良率は1%以下となり実用的に問題がなくなる。
以上説明したように、本発明によりヒューズの書き込み結果をオア結合して使用することによりヒューズの書込みエラーに対する信頼度を高めることができたが、リダンダンシーに伴うメモリセルの1ビットの救済では、救済のためのスペアのビット(メモリセル)よりもリダンダンシーヒューズ1セット分の面積のほうがはるかに大きいことは明白である。よって製造初期のヒューズ書込みの信頼度が低いときはオア結合したヒューズを使うのが望ましいが、その後製造プロセスがリファインされてヒューズの書込みの信頼度が上がれば、オア結合をやめてそれぞれのヒューズを単独で扱い2倍のヒューズ又はリダンダンシーのセットとして使いたいという要求がある。
図2は本発明の第2の実施例を示し、オプション信号を導入しこれによりヒューズをオア結合して書込みの信頼度を高めるか、2組のヒューズセットとして使用するかを切換えられるようしたものである。ここでヒューズユニット002は、図6に一例を示した電気的に書込み可能なヒューズユニットを表す。このヒューズユニットでは、ヒューズ部が未書込み状態であれば0を出力し、書込み済みであれば1を出力するよう構成されている。添え字として用いられている、FUk,i、FUk+1,iのインデックスk、k+1およびiの意味はk、k+1番目のリダンダンシーセットに用いられるi番目(iは例えば0〜3)のヒューズユニット(各アドレス又はイネーブルビット)をさす。
ヒューズユニット002のFUk,i、及びFUk+1,iの出力をオアゲートOR02に入力しその出力とオプション信号OptionとをNANDゲートNAND01の入力とし、ヒューズユニットFUk,iの出力をインバータINV01で反転した信号と前記NANDゲートNAND01の出力とをNANDゲートNAND02に入力しその出力を本発明のヒューズユニット003の出力FOk,iとして出力する。同様にヒューズユニットFUk+1,iの出力をインバータINV02で反転した信号と前記NANDゲートNAND01の出力とをNANDゲートNAND03に入力しその出力を本発明のヒューズユニット003の出力FOk+1,iとして出力する。
次に、図2に示す本発明の第2実施例の動作を説明する。オプション信号Optionが0であるならばNANDゲートNAND01の出力は1となり、その出力信号を入力するNANDゲート:NAND02及びNAND03は、それぞれINV01とINV02の信号を受けるインバータとして機能する。 従ってヒューズユニット002のFUk,i、及びFUk+1,iの出力は各々本発明のヒューズユニット003の出力FOk,i、及びFOk+1,iとして独立して出力されることになる。オプション信号Optionが1のときは2つのヒューズユニット002をオア結合して動作する。今2つのリダンダンシーのセット、たとえばk番目のセットとk+1番目のセットのヒューズユニット002をオアで使うとすると仮定する。ヒューズユニットは未書込みであれば0を出力し書き込まれると1を出力するとする。
ヒューズへの書込みはヒューズユニット002のFUk,i、及びFUk+1,iの双方にデータを書き込む(両方に書き込まないか、両方に書き込む)ことを意味し、書き込まなければ2つの本発明によるヒューズユニット003の出力FOk,i、及びFOk+1,iは共に0を出力する。共に書き込みを実施し、少なくともヒューズユニット002のFUk,i、又はFUk+1,iのどちらか一方に書込みが完了していればORゲートOR02の出力は1となる。前述したように、オプション信号Optionも1でありNANDゲートNAND01の出力は0となり、この出力を入力とするNANDゲートNAND02、NAND03の出力すなわち本発明によるヒューズユニット003の出力FOk,i、及びFOk+1,iは共に1となる。
この本発明のヒューズユニット003を使ってリダンダンシーを構成するならは、本発明によるヒューズユニット003の出力FOk,i(i=0〜3)を図1のヒューズユニットの出力RA0〜RA2、REnの4個に対応させてk番目のセットのリダンダンシーを構成し、同様に本発明によるヒューズユニット003の出力FOk+1,i(i=0〜3)によってk+1番目のセットのリダンダンシーを構成する。
このような構成にするとk番目のセットのリダンダンシーとk+1番目のセットのリダンダンシーは同じアドレスで2セット分が選択されることになり、いわゆる多重選択が起きる可能性が有るが、先述したような1ビットの不良をSRAMに置き換えるようなリダンダンシーに使うのならば常に2ビット分を選び同一のデータを書き込み、同一のデータを読み出すので多重選択となっても問題は生じない。よってk番目、k+1番目のセットのリダンダンシーを同一に作っておくほうが2つを異なる回路にするよりもトラブルが少なくなることも多い。
もしこのリダンダンシーで多重選択が問題となるならば、2組のリダンダンシーセットの一方、この例で言えばK+1番目のヒューズセットで図1のようなリダンダンシーを構成するときオプション信号Optionの反転信号とヒューズユニット003の内の1つ望ましくはREnとのAND信号を作りこれを前記ヒューズユニットの出力の変わりにANDゲートAND01に入力することでオプション信号が1である限りANDゲートAND01は0の出力のみを出すことになり多重選択は発生しない。なおこのようにイネーブルビットなどでk+1番目のセットのリダンダンシーにおける多重選択を防止するならば図2のk+1番のヒューズユニット003の出力は単純にヒューズユニット002の出力を本発明のヒューズユニット003の出力としてよいことはあえて説明するまでもないであろう。
以上説明したように、本発明によれば、オプション信号を用いることでオア論理を用いてヒューズの書込みの信頼度を上げるか、オア論理を用いずにリダンダンシーの数を増やすかの選択が出来るようになった。このようなオプション信号は、従来知られたオプション信号を作る方法のどれを用いてもよい。望ましくはオプション信号の発生に同じアンチヒューズを用いれば組み立て後にそのオプションの使用を選択でき望ましい。しかしヒューズの信頼度に問題があるとするならば本発明のヒューズのオア論理(論理和)とる手法をとればその信頼度が上がることは明白である。
図3は本発明の第3の実施例であって、特にオプション信号の発生にかかわるものである。ここでヒューズユニット002は、図6に一例を示した電気的に書込み可能なヒューズユニットを表す。このヒューズユニットでは、アンチヒューズを用いて、それが未書込み状態であれば0を出力し、書込み済みであれば1を出力するよう構成されている。ヒューズユニット002を2組用いその出力をORゲートOR03に入力しその出力をオプション信号Optionにしてある。このようにすることにより、前述したようにヒューズの書込み不良率は桁違いに改善されるので、信頼度の低い電気的に書込み可能なヒューズであっても信頼度の充分高いオプション信号が得られる。
前記オプションの設定がパッケージへの組み立て以前に決定されるものならばリダンダンシーの組全体に対しヒューズのオア論理(論理和)の可否を決定するのが妥当であるが、アンチヒューズ等であるならば組み立てた後に決定できるのでオア論理をとる組ごとにオプションを設けることにより、より効率的なリダンダンシーの使い方が可能となる。これは2N組のリダンダンシーセットがあり2k−1、と2kのリダンダンシーセットでオア論理をとるようにし、奇遇の組ごとにN個のオプションを設ける。
使用法としては、まずテストで不良となったアドレスを読出して奇数番のセットのリダンダンシーに置換していく。再度電源マージン等も含めてテストを行い、新たな不良が発生すれば次の奇数番セットのリダンダンシーに置換していく。このようにして全ての不良となったアドレスのセルをリダンダンシーに置換していく。その後再度検査して、置換したセルと同じアドレスの不良があった場合には、リダンダンシーデコーダを構成する本発明のヒューズユニット003への書込み不良が発生したことになり、そのアドレスを書き込んだ奇数番のセットのヒューズユニット003と対になる偶数番のセットのヒューズユニット003に同じアドレスを書きオプションを1にセットする。そして奇数のリダンダンシーがなくなる前に全ての不良がなくなれば、置換が成功となる。まだ不良が残っていれば、今度はオプションをつかってない偶数番地に順次書いていき、書込み可能な偶数リダンダンシーがなくなってもまだ不良が残っているか、置換不可能な書込み不良が残っていれば置換不成功となる。こうすれば置換可能なリダンダンシーをすべて使いきることができ、置換効率が高まることがわかる。
以上の説明ではヒューズの書込みの信頼性が低い場合を前提にして説明を行ったが、この逆の現象が起こることも考えられる。例えばヒューズの書込みについては充分信頼性があるが初期のヒューズの出来上がりに問題がある場合である。すなわち、アンチヒューズ等において製造時にすでに書き込まれている状態が発生することが考えられる。これはヒューズの書込みを容易にしようとしてヒューズが壊れやすく、製造時に壊れてしまったことなどが発生するケースである。このようなケースではヒューズの書込み状態のアンド論理(論理積)を書込み状態とすれば本発明を利用できる。すなわち両方のヒューズに書き込まれている時のみが書込み状態であるのでヒューズユニットの出力の論理積を取ればよく図1,3の実施例ではORゲートをANDゲートに変えればこれに対応し、図2の実施例もORゲートをANDゲートに変えるともにヒューズユニット002の出力とNANDゲートNAND01の出力の選択をオプション信号Optionで切換えるようにすれば実行可能である。
以上に説明したように、本発明によれば、特に書込み信頼度が相対的に低い電気的に書込み可能なヒューズユニットの出力を、オア論理を通して利用できるようにしたので、ヒューズの書込みに係わる信頼性を格段に上げることができるようになった。またこの回路を特に半導体メモリ装置のリダンダンシーデコーダやオプション回路(モード切換え回路)に適用することにより、パッケージ組み立て後のヒューズ回路の書込みを最適な条件で行えるようになった。
本発明の第1の実施例で、電気的に書込み可能なヒューズユニットで構成されたリダンダンシーデコーダ回路を示す。 本発明の第2の実施例で、オプション信号でオア論理の取捨を選択可能なヒューズユニット回路を示す。 本発明の第3の実施例で、オプション信号を電気的に書込み可能なヒューズユニットを用いて構成した例を示す。 従来のリダンダンシーデコーダでNOR型の例を示す。 従来のスタティック動作が可能なリダンダンシーデコーダ例を示す。 従来の電気的に書込み可能なヒューズユニットの構成の例を示す。 図6で示すヒューズユニットの読出し時の制御信号の波形を示す。
符号の説明
001 リダンダンシーのアドレスユニット
002 (電気的に書込み可能な)ヒューズユニット
003 本発明のヒューズユニット
004 リダンダンシーアドレス生成部
005 書込みドライバー
006 読出し回路
007 保持回路
F01〜F03 ポリシリコンや金属薄膜ヒューズ
F04 アンチヒューズ(容量ヒューズ)
OR01〜OR03 ORゲート
XNOR01〜XNOR02 XNORゲート
NAND01〜NAND05 NANDゲート
AND01〜AND03 ANDゲート
NOR01 NORゲート
INV01〜INV03、INV41、INV42 インバータ
QP01〜QP08、QP42 Pチャンネルトランジスタ
QN01〜QN11 Nチャンネルトランジスタ

Claims (9)

  1. 電気的に書込み可能なヒューズ回路であって、電気的に書込み可能な第1のヒューズ、書込みドライバー、読出し回路、および保持回路を有して構成される第1のヒューズユニットと、電気的に書込み可能な第2のヒューズ、書込みドライバー、読出し回路、および保持回路を有して構成される第2のヒューズユニットと、第1および第2の出力端子と、前記第1および第2のヒューズユニットからの出力信号およびオプション信号を受け、前記オプション信号が第1の状態のときには前記第1および第2のヒューズユニットからの出力信号の論理和信号を前記第1および第2の出力端子の両方に発生させ、前記オプション信号が第2の状態のときには前記第1および第2のヒューズユニットからの出力信号を前記第1および第2の出力端子にそれぞれ発生させる制御回路とを備えることを特徴としたヒューズ回路。
  2. 電気的に書込み可能なヒューズを有して構成したリダンダンシーデコーダ回路において、前記デコーダ回路の出力の決定に使用する各アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号を選択する第1および第2のヒューズと、第1および第2の出力端子と、オプション信号とを構え、前記オプション信号が第1の状態のときには前記第1および第2のヒューズの状態の論理和信号を前記第1および第2の出力端子の両方に発生させ、前記オプション信号が第2の状態のときには前記第1および第2のヒューズの状態を前記第1および第2の出力端子にそれぞれ発生させることを特徴とするリダンダンシーデコーダ回路。
  3. 電気的に書込み可能なヒューズを有して構成したリダンダンシーデコーダ回路において、第1、および第2のリダンダンシーデコーダと、第1又は第2の状態のどちらかを取ることが可能なオプション信号からなり、前記オプション信号が第の状態のとき、前記第1、第2のリダンダンシーデコーダは独立に不良セルの位置を示すリダンダンシーアドレスを決定し、
    前記オプション信号が第の状態のとき、前記第1および第2のリダンダンシーデコーダに入力され、各アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号の選択を決定する前記第1および第2のリダンダンシーデコーダの各アドレス又はイネーブルビットに対応するヒューズの状態の論理和により前記第1及び第2のリダンダンシーデコーダの前記アドレス又はイネーブルビットの正信号又は反転信号を選択することを特徴としたリダンダンシーデコーダ回路。
  4. 請求項3において、オプション信号の状態の選択をリダンダンシーのアドレス決定に用いられるヒューズと同種のヒューズを2個用い、前記2つのヒューズの状態の論理和をもって前記オプション信号の状態を決定することを特徴とするリダンダンシーデコーダ回路。
  5. 第3のヒューズを有するオプション回路であって、前記第3のヒューズがプログラムされた状態のときに前記オプション信号を前記第1の状態で出力し、前記第3のヒューズがプログラムされていない状態のときに前記オプション信号を前記第2の状態で出力するオプション回路を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ回路。
  6. 第3のヒューズを有するオプション回路であって、前記第3のヒューズがプログラムされた状態のときに前記オプション信号を前記第1の状態で出力し、前記第3のヒューズがプログラムされていない状態のときに前記オプション信号を前記第2の状態で出力するオプション回路を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載のリダンダンシーデコーダ回路。
  7. 請求項2から4のいずれか一項に記載のリダンダンシーデコーダ回路を搭載し、パッケージ封入後に前記ヒューズの書込みが可能なように構成したことを特徴とする半導体メモリ装置。
  8. 前記ヒューズは、アンチヒューズで構成したことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ回路。
  9. 前記ヒューズは、アンチヒューズで構成したことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のリダンダンシーデコーダ回路。
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