JP4463960B2 - X線ctシステムおよび操作コンソール、それらの制御方法ならびに記憶媒体 - Google Patents

X線ctシステムおよび操作コンソール、それらの制御方法ならびに記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線照射によって被検体のX線断層像を再構成するX線CT(Computerized Tomograpy )システムおよび操作コンソール、それらの制御方法ならびに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CTシステムは、一般に、X線発生源であるX線管からのX線ファンビームを、所定の照射角度(例えば、60度)にコリメートしたうえで被検体に照射し、その透過X線を、X線の照射角度に依存した長さにわたる複数(例えば、1000個)の検出チャネルを有するX線検出部で検出して得られる投影データの収集を、X線管とX線検出部を被検体の周囲を回転させながら複数(例えば、1000)の投影角度で行い(スキャン)、各投影角度の投影データに基づいてX線断層像を再構成する。
【0003】
現在、スキャンの方式として、投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向(z軸方向ともいう)に移動させながら(すなわち、X線管とX線検出部とが被検体の周囲をらせん状に周回することになる)投影データを収集する、ヘリカルスキャン方式が、高速撮影を実現するものとして知られている。
【0004】
ヘリカルスキャンの場合、らせん状に投影データが収集されていくことから、目的のスライス位置における投影データは、1つの投影角度におけるデータしか収集されないことになる。そのため、画像再構成に先立ち、投影データをz軸方向に補間することが必要となる。
【0005】
ところで、ヘリカルスキャン方式によるX線CTシステムにおいては、回転中心におけるスライス厚T(X線検出器のz軸方向の幅で決まる)と、1スキャン(360度分の投影データを収集すること)あたりの被検体の搬送量Sとの比率S/Tのことをヘリカルピッチ(以下、単にピッチという)と称し、このパラメータは一般に、スキャン条件設定項目の1つに含まれる。例えば、スライス厚を10mm、1スキャンあたりの被検体の搬送量(すなわち、搬送速度)を10mmとしたときのピッチは、10/10=1となる。
【0006】
ピッチの設定は、撮影時間および得られる断層像のz軸方向の分解能に関係する。ピッチを大きくとれば撮影時間を短縮することになるけれども、一方で補間データに矛盾が生じアーティファクトを引き起こす原因になる。逆に、ピッチを小さくとると、撮影時間が長くなってしまうが、補間精度が高まり再構成画像の高画質化が望める。すなわち、ピッチは、撮影対象/目的に求められる断層像の画質と補間精度とのトレードオフの関係において、決定されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば胸部では、肺が大部分を占めるためX線減衰量は小さいのに対し、腹部では、臓器が多く存在するのでX線減衰量は大きい。また、肺が大部分を占める部位では、スライス位置ごとの各臓器形状が大きく変化することはないので、スライス位置ごとのX線減衰量の変動も小さい。ところが、腹部に向けて移動していくと、肺が占める割合が小さくなり別の臓器(肝臓等)が占める割合が大きくなっていく。そのため、このあたりの部位は、スライス位置ごとの各臓器形状が大きく変化し、スライス位置ごとのX線減衰量の変動が大きいといえる。スライス位置ごとのX線減衰量の変動が大きい部位、すなわち、スライス位置ごとの各臓器形状が大きく変化するような部位においては、高いz軸方向の分解能が求められることになろう。
【0008】
しかしながら、従来のX線CTシステムでは、設定したスキャン区間における一連のヘリカルスキャンに対しては1種類のピッチしか設定することができない。そのため、設定したスキャン区間内に、上記したような、X線減衰量に比較的変化のない部位とX線減衰量が大きく変化する部位とが含まれる場合には、X線減衰量が大きく変化する部位で補間の矛盾が大きくなり、高いz軸方向の分解能を確保することができず、再構成画像の画質が劣化してしまうという問題がある。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、設定したスキャン区間において一連のヘリカルスキャンを行う場合に、スキャン位置に応じてヘリカルピッチを適応的に変更することによって、ヘリカルスキャンが有する高速撮影の利点を確保しつつ、高画質のX線断層像を再構成することが可能なX線CTシステムおよび操作コンソール、それらの制御方法ならびに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、例えば本発明のX線CTシステムは、以下の構成を備える。すなわち、
X線管より発生するX線を被検体に向けて照射するときの投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向に移動させながら投影データを収集するヘリカルスキャンを行い、前記収集した投影データに基づいて該被検体の断層像を再構成するX線CTシステムであって、被検体の体軸と直交する複数の投影角度からの被検体透視像を撮像する透視像撮像手段と、該透視像撮像手段で撮像された各被検体透視像に基づいて、各スキャン位置における前記搬送速度の制御値を決定する決定手段と、該決定手段で決定された各スキャン位置における前記搬送速度の制御値に従ってヘリカルスキャンを行うスキャン制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
【0012】
(構成)
図1は、実施形態のX線CTシステムのブロック構成図である。図示のように本システムは、被検体へのX線照射と被検体を透過したX線を検出するためのX線検出機構を一体的に取り付けるガントリ装置100と、ガントリ装置100に対して各種動作設定を行うとともに、ガントリ装置100から出力されたデータに基づいてX線断層像を再構成し、表示する操作コンソール200により構成されている。
【0013】
ガントリ装置100は、その全体の制御をつかさどるメインコントローラ1をはじめ、以下の構成を備える。
【0014】
2は操作コンソール200との通信を行うためのインタフェース、3はテーブル12上に横たえた被検体(患者)を搬送(図面に垂直な方向、すなわち、z軸方向)するための空洞部を有するガントリであり、内部には、X線発生源であるX線管4(X線管コントローラ5により駆動制御される)、X線の照射範囲を画定するためのスリットを有するコリメータ6、コリメータ6のX線照射範囲を画定するスリット幅の調整用モータであるモータ7aが設けられている。このモータ7aの駆動はコリメータコントローラ7により制御される。
【0015】
また、ガントリ3には、被検体を透過したX線を検出するX線検出部8、およびX線検出部8で得た透過X線より得られる投影データを収集するデータ収集部9も備える。なお、X線検出部8は、X線ビームを検出する検出器アレイを被検体の搬送方向に複数列隣接して設けたマルチ検出器を使用するものであってもよいし、一列の検出器アレイのシングル検出器を使用するものであってもよい。
【0016】
X線管4およびコリメータ6と、X線検出部8とは、互いに空洞部分を挟んで、すなわち、被検体を挟んで対向する位置に設けられ、その関係が維持された状態でガントリ3のまわりを回動するようになっている。この回動は、モータコントローラ11からの駆動信号により駆動される回転モータ10によって行われる。また、被検体を乗せるテーブル12は、z軸方向への搬送がなされるが、その駆動はテーブルモータ13によって行われる。
【0017】
メインコントローラ1は、インタフェース2を介して受信した各種コマンドの解析を行い、それに基づいて上記のX線管コントローラ5、コリメータコントローラ7、モータコントローラ11、テーブルモータコントローラ14、そして、データ収集部9に対し、各種制御信号を出力することになる。また、メインコントローラ1は、データ収集部9で収集された投影データを、インタフェース2を介して操作コンソール200に送出する処理も行う。
【0018】
操作コンソール200は、いわゆるワークステーションであり、図示するように、装置全体の制御をつかさどるCPU51、ブートプログラムやBIOSを記憶しているROM52、主記憶装置として機能するRAM53をはじめ、以下の構成を備える。
【0019】
HDD54は、ハードディスク装置であって、ここにOS、ガントリ装置100に各種指示を与えたり、ガントリ装置100より受信したデータに基づいてX線断層像を再構成するための診断プログラムが格納されている。診断プログラムには、後述するスキャン制御処理のプログラムが含まれる。また、VRAM55は表示しようとするイメージデータを展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展開することでCRT56に表示させることができる。57および58は、各種設定を行うためのキーボードおよびマウスである。また、59はガントリ装置100と通信を行うためのインタフェースである。
【0020】
(処理)
実施形態におけるX線CTシステムの構成は概ね上記の通りである。続いて、かかる構成のX線CTシステムにおけるスキャン制御処理の概要を、図2のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートに対応するプログラムは、操作コンソール200のHDD54に格納されていたものであり、電源投入後、RAM53にロードされ、CPU51により実行されるものである。
【0021】
まず、ステップS1において、被検体をテーブル12に横たえさせた後、スカウトスキャンを行う。スカウトスキャンとは、X線管4とX線検出部8を回転させずに一定の投影角度に固定したまま、被検体を乗せたテーブル12を徐々に搬送しながらX線を連続的に照射して得た投影データより1枚の被検体透視像を得るものである。
【0022】
ここでは、図3に示すように、X線管4を被検体の真上にあたる投影角度0度に位置させて(モータコントローラ11の制御による)の第1のスカウトスキャンと、X線管4を被検体の真横に当たる投影角度90度に位置させての第2のスカウトスキャンを行い、2種類の被検体透視像を得る。
【0023】
なお、スカウトスキャンの条件設定および実行指令は、例えば図4に示すような、設定画面400(操作コンソール200のCRT56に表示される)を介して行われる。図示のように、スカウトスキャン設定欄において、所定の基準位置に対するスカウトスキャンの開始位置、終了位置、X線管4に与える管電圧および管電流、そして、投影角度を設定できるようになっている。上記した2種類の被検体透視画像を得るためには、スカウトスキャン設定欄に投影角度「0」を入力した後、スカウトスキャン実行のスタートボタン402を押して、第1のスカウトスキャンを実行させる。続いて、同様に、スカウトスキャン設定欄に投影角度「90」を入力した後、スタートボタン402を押して、第2のスカウトスキャンを実行させることになる。もちろん、逆に、第2のスカウトスキャンを先に行うようにしてもよいし、第1および第2のスカウトスキャンを自動的に連続して行わせるモードを設けてもかまわない。
【0024】
この結果、図5に示す如く、テーブル12上の被検体透視画像を取得することができる。
【0025】
ところで、例えば胸部では、肺が大部分を占めるためX線減衰量は小さいのに対し、腹部では、臓器が多く存在するのでX線減衰量は大きいことは、先に説明した。また、被検体の体型も個々に異なる。
【0026】
スキャンを行うと、X線減衰量の大きい部位における投影データのS/Nが、X線減衰量の小さい部位のそれより低下してしまう場合がある。これに対処するためX線量を大きくしてスキャンすれば、部位に関係なく良好なS/Nが得られるものの、必要以上の被曝がなされるので避けなければならない。
【0027】
このような問題を解決するものとして、X線量を決定するX線管4に与える管電流値を、被検体のスキャン位置に応じて自動制御する、いわゆるAuto mAという技術が知られている。この技術を用いると、X線減衰量が異なる被検体の部位に応じた適切なX線量を設定することができ、無駄な被曝を抑えつつ、良好なS/Nを有する断層像を得ることができる。
【0028】
実施形態においては、このAuto mAの技術を利用する。そこで、CPU21はステップS2において、Auto mAの算定を行う。具体的には、ステップS1で得られた2種類の投影データを用いて、被検体の各スキャン位置における体幅および体厚情報を得る。被検体の断面は一般に円形とはいえず、むしろ楕円に近いことから、形状によるノイズが発生する。そこで、上記の体幅/体厚情報に基づいて、各スライス位置における楕円率を算出するとともに、X線減衰量に基づいて、各スライス位置におけるスライス面の断面積を算出することで、ノイズを所定の範囲とするように、スライス位置ごとの管電流を算定する。図6は、スキャン位置と算定管電流との対応関係の例を示すグラフである。このグラフに示されるスキャン位置と算定管電流との対応関係は、Auto mAテーブル53aとしてRAM53内に作成される。
【0029】
Auto mAテーブル53aの構成は、図7に示すとおりであって、所定の基準位置に対するスキャン位置(単位はmm)と、そのスキャン位置における管電流値(単位はmA)の組み合わせが記述されている。
【0030】
このようにしてAuto mAテーブル53aが作成されると、処理はステップS3に進む。
【0031】
ステップS3では、まず、ステップS2で得られたAuto mAテーブル53aを参照して、スキャン位置を移動させたときの算定管電流値の変動に基づいて、各スキャン位置における部位のX線減衰量の変動のようすを推定する。
【0032】
先の説明から明らかなように、Auto mAによって、X線減衰量の大きいスキャン位置では比較的大きな管電流値が算定され、X線減衰量の小さいスキャン位置では比較的小さな管電流値が算定される。
【0033】
したがって、隣り合うスキャン位置で算定管電流値の変動が大きければ、当該スキャン位置は、X線減衰量の変動が大きい部位、すなわち、スライス位置ごとの各臓器形状が大きく変化するような部位であると推測できる。このような部位では、高いz軸方向の分解能が求められるであろうから、ピッチを小さく設定することになる。
【0034】
逆に、隣り合うスキャン位置で算定管電流値の変動が小さければ、当該スキャン位置は、X線減衰量の変動が小さい部位、すなわち、スライス位置ごとの各臓器形状は大きく変化していないような部位であろうと推測できる。このような部位では、高いz軸方向の分解能は求められないであろうから、ピッチを大きく設定して撮影時間の短縮を図ることが可能である。
【0035】
実施形態では、各スキャン位置における部位のX線減衰量の変動のようすを推定するために、隣接するスキャン位置に対する算定管電流値の分散σを求める。図8(a)に示すようなスキャン位置と算定管電流値との関係(ステップS1で求められた関係)より算出した、隣接するスキャン位置に対する算定管電流値の分散σの一例を、同図(b)に示す。
【0036】
そして、この分散σに対するしきい値thを設定し(同図(b)を参照)、スキャン位置ごとにしきい値判定を行う。そして、しきい値th以上の分散を有するスキャン位置ではピッチを所定の小さな値(例えば2.5)に設定し、しきい値に満たない分散を有するスキャン位置ではピッチを所定の大きな値(例えば4.0)に設定する。同図(c)は、このしきい値判定の結果を示すグラフである。このグラフに示されるスキャン位置とピッチとの対応関係は、ピッチテーブル53bとしてRAM53内に作成される。
【0037】
ピッチテーブル53bの構成は、図9に示すとおりであって、所定の基準位置に対するスキャン位置(単位はmm)と、そのスキャン位置におけるピッチの組み合わせが記述されている。
【0038】
このようにしてピッチテーブル53bが作成されると、処理はステップS4に進み、スキャン計画を行う。このスキャン計画は一般には、CRT56に表示されるスキャン計画画面に、スキャン開始位置、終了位置、スライス厚等の項目を入力していくことで行われる。設定されたスキャン条件は、RAM53にスキャン条件設定ファイル53cとして作成、保存される。
【0039】
以上の処理を経て、RAM53に記憶されたAuto mAテーブル53a、ピッチテーブル53b、およびスキャン条件に従って、スキャンを実施することになる。
【0040】
ステップS5では、スキャン開始指示がなされたか否かを、キーボード57またはマウス58の入力に基づき判断する。
【0041】
スキャン開始指示がなされると、ステップS6に進み、テーブルモータ13を駆動して、被検体を横たえたテーブル12を、設定されたスキャン開始位置に基づく初期スキャン位置まで搬送する。
【0042】
そして、ステップS7に進み、スキャンを実行する。具体的には、次のとおりである。
【0043】
まず、Auto mAテーブル53aおよびピッチテーブル53bから各々、初期スキャン位置に対応する算定管電流値およびピッチを読み出す。ピッチは、ガントリ3の回転中心におけるスライス厚Tを乗じることによって、被検体の搬送速度にあたる、1スキャンあたりのテーブル12の搬送量に変換する。そして、これら算定管電流値および搬送量をはじめ、設定されたスキャン条件のうち必要な情報をパラメータとするスキャン開始コマンドをガントリ装置100に送出する。
【0044】
ガントリ装置100のメインコントローラ1は、このコマンドを受けてスキャン動作を開始することになるが、ここで特に、パラメータとして受け取った算定管電流値をX線管4に与えるようにX線管コントローラ5を制御し、また、受け取った搬送量を実現する搬送速度でテーブル12が搬送されるようにテーブルモータコントローラ13を制御したうえで、スキャンを行う。
【0045】
1スキャンを終えると、ステップS8で、スキャン区間の終端に達したと判断されるまで、スキャンを繰り返す。このときメインコントローラ1は、RAM53内のAuto mAテーブル53aおよびピッチテーブル53bより各々、後続するスキャン位置に対応する算定管電流値およびピッチを順次読み出しながら、それに従ってX線管コントローラ5およびテーブルモータコントローラ13を制御しつつスキャンを継続することになる。
【0046】
また、上記したステップS7においては、スキャンによってデータ収集部9で収集された投影データが操作コンソール200に転送されてくるので、CPU51は、画像再構成処理を行って断層像を作成し、CRT56に表示する。
【0047】
なお、先にも説明したとおり、ヘリカルスキャンの場合は、目的のスライス位置における投影データは、1つの投影角度におけるデータしか収集されないので、画像再構成処理に先立ち、投影データをz軸方向に補間することが必要である。補間方法としては、基本的には、360度補間法、対向ビーム補間法等の、公知の技術を用いることができる。ただし、実施形態における補間演算においては、ピッチを、スキャン位置zを変数とするピッチP(z)として取り扱うことになる。
【0048】
さらに、画像再構成処理においては、断層像のスライス厚を一定に保つために、ピッチP(z)に応じて使用するデータ範囲と重み付け係数を最適化することも可能である。
【0049】
また、上記した実施形態では、隣接するスキャン位置に対する算定管電流値の分散σに対するスキャン位置ごとのしきい値判定に基づき、ピッチを2段階に設定するようにした(図8(c)を参照)が、分散σ(z)に応じてピッチを連続的に変化させるようにしてもよい。例えば、
P(z)=f(σ(z))=A/σ+B (ただし、A,Bは定数)
としてピッチを設定することができる。
【0050】
以上説明したように、従来のX線CTシステムでは、設定したスキャン区間における一連のヘリカルスキャンに対しては1種類のピッチしか設定することができなかったのに対し、実施形態によれば、あらかじめ各スキャン位置における部位のX線減衰量の変動のようすを推定することによって、スキャン位置ごとに最適なピッチを設定し、スキャン中にピッチを自動制御するようにしたので、ヘリカルスキャンの高速撮影のメリットを失うことなく、高画質のX線断層像を再構成することが可能となる。
【0051】
また、実施形態におけるX線CTシステムの制御のほとんどは操作コンソール200において行った。操作コンソール200の構成自体は、汎用の情報処理装置(ワークステーションやパーソナルコンピュータ等)で実現できるものであるので、ソフトウェアを同装置にインストールし、それでもって実現することも可能である。
【0052】
つまり、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実現できるものである。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0053】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図2に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0054】
このようなプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。更には、ネットワーク(例えばインターネット)という媒体を介してダウンロードしても良いであろう。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、設定したスキャン区間において一連のヘリカルスキャンを行う場合に、スキャン位置に応じてヘリカルピッチを適応的に変更することによって、ヘリカルスキャンが有する高速撮影の利点を確保しつつ、高画質のX線断層像を再構成することが可能なX線CTシステムおよび操作コンソール、それらの制御方法ならびに記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るX線CTシステムのブロック構成図である。
【図2】実施形態におけるスキャン制御処理を示すフローチャートである。
【図3】実施形態におけるスカウトスキャンの処理を説明するための図である。
【図4】実施形態におけるスカウトスキャンの設定および実行を行うための表示画面の一例を示す図である。
【図5】実施形態における被検体透視像の一例を示す図である。
【図6】実施形態におけるAuto mAによって得られたスキャン位置と算定管電流との対応関係の例を示す図である。
【図7】実施形態におけるAuto mAテーブルの一例を示す図である。
【図8】スキャン位置とヘリカルピッチとの対応関係を決定する処理を説明するための図である。
【図9】実施形態におけるAuto mAテーブルの一例を示す図である。

Claims (6)

  1. X線管より発生するX線を被検体に向けて照射するときの投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向に所定の搬送速度で搬送させながら投影データを収集するヘリカルスキャンを行い、前記収集した投影データに基づいて該被検体の断層像を再構成するX線CTシステムであって、
    被検体の体軸と直交する複数の投影角度からの被検体透視像を撮像する透視像撮像手段と、
    前記透視像撮像手段で撮像された各被検体透視像に基づき、各スキャン位置に対する、前記X線管に与える管電流値を算定する手段と、
    隣り合う前記スキャン位置における算定管電流値の変動が比較的大きい場合は前記搬送速度を比較的小さく、隣り合うスキャン位置における算定管電流値の変動が比較的小さい場合は前記搬送速度を比較的大きくなるように、各スキャン位置における前記搬送速度の制御値を決定する決定手段と、
    該決定手段で決定された各スキャン位置における前記搬送速度の制御値に従ってヘリカルスキャンを行うスキャン制御手段と、
    を備えることを特徴とするX線CTシステム。
  2. 前記決定手段は、前記算定管電流の変動について設定されたしきい値を用いて判定に基づき前記搬送速度の制御値を決定するものであることを特徴とする請求項1に記載のX線CTシステム。
  3. X線管より発生するX線を被検体に向けて照射するときの投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向に移動させながら投影データを収集するヘリカルスキャンを行い、前記収集した投影データに基づいて該被検体の断層像を再構成するX線CTシステムの制御方法であって、
    被検体の体軸と直交する複数の投影角度からの被検体透視像を撮像する透視像撮像工程と、
    前記透視像撮像手段で撮像された各被検体透視像に基づき、各スキャン位置に対する、前記X線管に与える管電流値を算定する工程と、
    隣り合う前記スキャン位置における算定管電流値の変動が比較的大きい場合は前記搬送速度を比較的小さく、隣り合うスキャン位置における算定管電流値の変動が比較的小さい場合は前記搬送速度を比較的大きくなるように、各スキャン位置における前記搬送速度の制御値を決定する決定工程と、
    該決定工程で決定された各スキャン位置における前記搬送速度の制御値に従ってヘリカルスキャンを行うスキャン制御工程と、
    を有することを特徴とするX線CTシステムの制御方法。
  4. X線管より発生するX線を被検体に向けて照射するときの投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向に移動させながら投影データを収集するヘリカルスキャンを行うガントリ装置の操作コンソールであって、
    被検体の体軸と直交する複数の投影角度からの被検体透視像を撮像するよう指示する第1の指示手段と、
    該第1の指示手段によって、前記ガントリ装置より転送されてきた各被検体透視像に基づき、各スキャン位置に対する、前記X線管に与える管電流値を算定する手段と、
    隣り合う前記スキャン位置における算定管電流値の変動が比較的大きい場合は前記搬送速度を比較的小さく、隣り合うスキャン位置における算定管電流値の変動が比較的小さい場合は前記搬送速度を比較的大きくなるように、各スキャン位置における前記搬送速度の制御値を決定する決定手段と、
    該決定手段で決定された各スキャン位置における前記搬送速度の制御値に従ったヘリカルスキャンを前記ガントリ装置に行わせる第2の指示手段と、
    該第2の指示手段によって、前記ガントリ装置より転送されてきた投影データに基づいて前記被検体の断層像を再構成する画像再構成手段と、を備えることを特徴とするX線CTシステムの操作コンソール。
  5. X線管より発生するX線を被検体に向けて照射するときの投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向に移動させながら投影データを収集するヘリカルスキャンを行うガントリ装置の操作コンソールの制御方法であって、
    被検体の体軸と直交する複数の投影角度からの被検体透視像を撮像するよう指示する第1の指示工程と、
    該第1の指示工程によって、前記ガントリ装置より転送されてきた各被検体透視像に基づき、各スキャン位置に対する、前記X線管に与える管電流値を算定する工程と、
    隣り合う前記スキャン位置における算定管電流値の変動が比較的大きい場合は前記搬送速度を比較的小さく、隣り合うスキャン位置における算定管電流値の変動が比較的小さい場合は前記搬送速度を比較的大きくなるように、各スキャン位置における前記搬送速度の制御値を決定する決定工程と、
    該決定工程で決定された各スキャン位置における前記搬送速度の制御値に従ったヘリカルスキャンを前記ガントリ装置に行わせる第2の指示工程と、
    該第2の指示工程によって、前記ガントリ装置より転送されてきた投影データに基づいて前記被検体の断層像を再構成する画像再構成工程と、を有することを特徴とするX線CTシステムの操作コンソールの制御方法。
  6. X線管より発生するX線を被検体に向けて照射するときの投影角度の変化に同期して被検体をその体軸方向に移動させながら投影データを収集するヘリカルスキャンを行うガントリ装置の操作コンソール用のプログラムコードを格納する記憶媒体であって、
    被検体の体軸と直交する複数の投影角度からの被検体透視像を撮像するよう指示する第1の指示工程のプログラムコードと、
    該第1の指示工程によって、前記ガントリ装置より転送されてきた各被検体透視像に基づき、各スキャン位置に対する、前記X線管に与える管電流値を算定する工程のプログラムコードと、
    隣り合う前記スキャン位置における算定管電流値の変動が比較的大きい場合は前記搬送速度を比較的小さく、隣り合うスキャン位置における算定管電流値の変動が比較的小さい場合は前記搬送速度を比較的大きくなるように、各スキャン位置における前記搬送速度の制御値を決定する決定工程のプログラムコードと、
    該決定工程で決定された各スキャン位置における前記搬送速度の制御値に従ったヘリカルスキャンを前記ガントリ装置に行わせる第2の指示工程のプログラムコードと、
    該第2の指示工程によって、前記ガントリ装置より転送されてきた投影データに基づいて前記被検体の断層像を再構成する画像再構成工程のプログラムコードと、
    を格納することを特徴とする記憶媒体。
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