JP4909730B2 - X線画像診断装置及び移動制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、X線画像診断装置及び移動方法に係り、特にX線撮影を行う撮影ユニットの移動動作を制御するX線画像診断装置及び移動制御方法に関する。
X線画像診断装置は、近年ではカテーテルを用いた血管造影検査やIVR(Interventional Radiology)の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。循環器領域におけるX線画像診断は心血管系をはじめ、全身の動静脈の診断及び治療を対象としており、血管内に造影剤を注入した状態で撮影することが多い。
循環器用のX線画像診断装置は、通常、X線発生部、X線検出部、及びX線発生部及びX線検出部を支持するCアーム等の撮影ユニットを移動し、天板上に載置された被検体に対して最適な角度からの撮影を可能にしている。また、X線検出部を被検体の撮影部位の近傍に移動して最適な位置からの撮影を可能にしている。
このように、撮影ユニットを被検体の近くで移動させるため、撮影ユニットが被検体に衝突する恐れがある。このような問題を避けるために、移動する部分の速度、駆動手段への電流及び/又は電力、移動する部分の位置等の検出により、撮影ユニットが天板や患者等と衝突したときに、移動部の動作を阻止して、衝突による損害又は損傷を避ける方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、衝突を未然に防ぐために、天板の幅方向及び垂直方向における領域で、天板の幅方向の両端部間を所定の曲線枠で結び、この曲線枠と天板の両端部間を結ぶ直線枠とにより干渉回避領域を形成し、撮影ユニットのいずれかが干渉回避領域内に入ると、移動動作を減速させて、患者との干渉を防いでいる。
特開平6−278082号公報
しかしながら、干渉回避領域を形成して患者との干渉を防ぐ場合、患者の体形が例えば肥満型で干渉回避領域からはみ出てしまうと、所定の速度で移動する撮影ユニットと干渉する問題がある。また、痩せ型であると、撮影ユニットが干渉回避領域内での撮影部位までの距離が長いにも拘らず減速した速度で移動させるので、検査に時間がかかる問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、撮影ユニットを迅速に且つ安全に移動することが可能なX線画像診断装置及び移動制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生手段と、前記X線発生手段に対向して配置され、前記X線発生手段からのX線を検出してX線投影データを生成するX線検出手段と、前記被検体の被検体情報、体位、撮影部位、及び検査時刻を含む撮影条件を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された撮影条件の情報を外部の画像データ記憶装置に送信する送信手段と、前記送信手段による送信に応じて、前記入力手段により入力された撮影条件と同じ被検体情報、体位、及び撮影部位の情報と、前記入力手段により入力された撮影条件の検査時刻から所定期間内の検査時刻の情報とを有する3次元の画像データを前記記憶装置から受信する受信手段と、前記X線発生手段及び前記X線検出手段を移動する移動手段と、前記X線検出手段により生成されたX線投影データから画像データを生成する画像データ生成手段と、前記天板上に載置された被検体の画像データを用いて前記被検体の外形の寸法を算出し、前記受信手段により受信した3次元の画像データを用いて前記被検体の前記天板の垂直方向における体高及び前記天板の水平方向における体幅を算出する画像データ演算手段と、前記画像データ演算手段により算出された外形寸法に干渉回避距離を加算した値に基づいて、干渉回避領域データを生成する干渉回避領域データ生成手段とを備え、前記移動手段は、前記干渉回避領域データ生成手段により生成された干渉回避領域データに基づいて、前記X線発生手段又は前記X線検出手段の一方の手段が前記干渉回避領域内に入ったときに、少なくとも前記一方の手段の移動速度を減速することを特徴とする。
また、被検体の被検体情報、体位、撮影部位、及び検査時刻を含む撮影条件を入力手段により入力し、天板上に載置された被検体にX線をX線発生手段により照射し、前記X線発生手段に対向して配置され、前記X線発生手段からのX線を検出してX線投影データをX線検出手段により生成し、前記X線検出手段により生成されたX線投影データから画像データを画像データ生成手段により生成し、前記入力手段により入力された撮影条件の情報を送信手段により外部の画像データ記憶装置に送信し、前記送信手段による送信に応じて、前記入力手段により入力された撮影条件と同じ被検体情報、体位、及び撮影部位の情報と、前記入力手段により入力された撮影条件の検査時刻から所定期間内の検査時刻の情報とを有する3次元の画像データを前記記憶装置から受信し、前記天板上に載置された被検体の画像データを用いて前記被検体の外形の寸法を画像データ演算手段により算出し、前記受信手段により受信した3次元の画像データを用いて前記被検体の前記天板の垂直方向における体高及び前記天板の水平方向における体幅を画像データ演算手段により算出し、前記画像データ演算手段により算出された外形寸法に干渉回避距離を加算した値に基づいて、干渉回避領域データを干渉回避領域データ生成手段により生成し、前記干渉回避領域データ生成手段により生成された干渉回避領域データに基づいて、前記X線発生手段又は前記X線検出手段の一方の手段が前記干渉回避領域内に入ったときに、少なくとも前記一方の手段の移動速度を移動手段により減速することを特徴とする。
本発明によれば、天板上に載置された被検体の複数の角度からのX線透視又は撮影、又は複数の角度からのカメラ撮影、又は天板上に載置された被検体の3次元画像データを用いて被検体の外形の寸法を算出し、算出した寸法に基づいてその被検体の外形に応じた干渉回避領域を設定することにより、設定した干渉回避領域内に撮影ユニットが入ったとき、その撮影ユニットの移動速度を減速することができる。これにより、撮影ユニットを被検体の撮影部位の近傍まで被検体と干渉することなく短時間で移動することが可能となり、迅速に且つ安全に検査を行うことができる。
本発明の実施例を説明する。
以下、本発明によるX線画像診断装置の実施例を、図1乃至図9を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係るX線画像診断装置の構成を示したブロック図である。このX線画像診断装置100は、長方形の天板31a上に載置された被検体PにX線を照射するX線発生部1と、被検体Pを透過したX線を二次元的に検出してX線投影データを生成するX線検出部2と、X線発生部1及びX線検出部2を支持するCアーム32aと、Cアーム32aの角度や天板31aの位置等を設定する機構部3と、X線発生部1におけるX線照射に必要な高電圧を発生する高電圧発生部4とを備えている。
また、X線検出部2で生成されたX線投影データから透視画像データ、撮影画像データ等の画像データの生成及び生成した画像データの保存を行なう画像データ生成部5と、画像データ生成部5で生成及び保存された画像データを表示する表示部6と、画像データ生成部5で生成された画像データ等を用いて被検体Pの外形寸法の算出や算出した外形寸法を用いてX線発生部1、X線検出部2、及びCアーム32aの撮影ユニットの移動速度を減速させる2種類の干渉回避領域(第1の干渉回避領域,第2の干渉回避領域)を設定する干渉回避領域設定部7とを備えている。
更に、被検体PのIDや氏名等の被検体情報、天板31a上に載置された被検体Pの体位、撮影部位、検査時刻、画像の拡大率、Cアーム32aの角度、天板31aの上下方向/長手方向/幅方向における天板位置、X線照射条件等を含む撮影条件の設定、表示に関する諸条件の設定や選択、種々のコマンドの入力等を行う操作部8と、ネットワーク110を介して画像データ記憶装置120と送受信を行うインターフェース9と、上述したこれらのユニットを統括して制御するシステム制御部10とを備えている。
X線発生部1は、陰極(フィラメント)から放出された電子を高電圧により加速し、陽極に衝突させてX線を発生するX線管11と、X線管11と被検体Pの間に位置し、X線管11から発して被検体Pに照射するX線の照射範囲を制限するX線絞り器12とを備えている。
X線検出部2は、X線発生部1に対向して配置され、被検体Pを透過したX線を検出して光に変換するイメージインテンシファイアからなるX線検出器21と、X線検出器21からの光を撮影して電気信号に変換するテレビカメラ22と、テレビカメラ22からの電気信号をデジタル信号に変換する図示しないA/D変換器とを備え、デジタル信号に変換されたX線投影データを画像データ生成部5へ出力する。なお、被検体Pを透過したX線を検出して電荷に変換する平面検出器を用いるようにしてもよい。
そして、X線検出器21は、X線発生部1のX線管11に対して前後に移動可能になっている。また、X線検出器21は、被検体Pを透過したX線を入射する図示しないX線受像面を有し、電極電圧を制御して、X線受像面におけるX線の入力視野サイズ(FOV)を調整できるようになっている。
機構部3は、被検体Pが載置された天板31aを長手方向、幅方向、及び上下方向への移動を行う天板移動機構31と、Cアーム32aの回動やX線検出部2のX線検出器21の前後移動を行うCアーム回動・移動機構32と、システム制御部10から供給される制御信号に基づいて天板移動機構31及びCアーム回動・移動機構32を制御するCアーム・天板機構制御部33とを備えている。
Cアーム・天板機構制御部33は、システム制御部10から供給される天板位置の情報に基づいて、天板移動機構31を制御する。この制御により、天板移動機構31は、天板31aを移動して所望の位置に設定する。
また、システム制御部10から供給される天板位置の情報及び干渉回避領域データに基づいて、Cアーム回動・移動機構32を制御する。この制御により、Cアーム回動・移動機構32は、Cアーム32a及びX線検出器21を、干渉回避領域外では夫々第1の速度で移動し、干渉回避領域内では夫々第1の速度よりも遅い第2の速度で移動する。
図2は、Cアーム回動・移動機構32によって駆動されるCアーム32a及びX線検出部2のX線検出器21の移動方向を示した図である。Cアーム回動・移動機構32は、R1方向へ回動可能に床或いは天井に設置した支柱35に保持されている。また、Cアーム32aは、R2方向へ回動可能にCアーム回動・移動機構32に保持されており、両端部近傍でX線発生部1及びX線検出部2を支持している。
そして、X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム32aのR2方向への回動により、Cアーム回動・移動機構32の回動の中心の位置に体軸が配置された被検体Pの撮影部位を中心(アイソセンタ)C0として、頭部方向(CRA)及び足部方向(CAU)に回動する。また、Cアーム32aのR1方向の回動により、被検体Pの撮影部位をアイソセンタC0として、右斜位方向(RAO)及び左斜位方向(LAO)に回動する。
即ち、X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム32aのR2及びR1方向への回動に伴ってCRA、CAU、RAO、LAOの方向へ回動を行い、この回動により任意の角度からの被検体PのX線透視やX線撮影を可能としている。
また、X線検出器21は、Cアーム回動・移動機構32により、X線発生部1のX線管11に対して前後方向である矢印L1方向に移動可能にCアーム32aに支持されている。
図1に示した高電圧発生部4は、X線発生部1のX線管11の陰極から発生する熱電子を加速するために陽極と陰極の間に印加する高電圧を供給する高電圧発生器41と、システム制御部10から供給される制御信号に基づいて高電圧発生器41を制御するX線制御器42とを備えている。
高電圧発生器41は、X線制御器42からのX線照射条件の制御信号に基づいて、透視用のX線及びこの透視用よりも高エネルギーの撮影用のX線を発生させるための高電圧や加熱電圧をX線管11に供給する。
X線制御器42は、システム制御部10から供給される撮影条件に含まれる管電圧や管電流等のX線照射条件の情報に基づいて、高電圧発生器41を制御する。そして、高電圧発生器41の供給電圧及び加熱電圧を制御することにより、X線管11を透視用及び撮影用の管電圧及び管電流に設定する。
画像データ生成部5は、X線検出部2よりライン単位で出力されるX線投影データから透視画像データや撮影画像データ等の画像データを生成し、生成した画像データにシステム制御部10から供給される撮影条件の情報を付帯する。そして、生成した画像データを表示部6及び干渉回避領域設定部7に出力する。また、生成した画像データ及び干渉回避領域設定部7で生成された干渉回避領域データを保存する。
表示部6は、画像データ生成部5から出力された画像データを、この画像データの付帯情報と合成して表示用データを生成する図示しない表示用データ生成回路と、表示用データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成する図示しない変換回路と、この映像信号を表示する液晶パネル或いはCRTのモニターとを備えている。
干渉回避領域設定部7は、天板31a上に載置された被検体Pの3次元計測を行うための撮影を行う第1及び第2のカメラ73a,73bと、第1及び第2のカメラ73a,73bからのカメラ画像データ、画像データ生成部5で生成された画像データ、ネットワーク110を介して画像データ記憶装置120から受信した被検体Pの3次元画像データ等の外形寸法算出用画像データを用いて被検体Pの外形寸法を算出する画像データ演算部71とを備えている。
また、画像データ演算部71で算出した外形寸法から被検体Pの干渉回避領域を設定するための干渉回避領域データを生成する干渉回避領域データ生成部72を備えている。そして、生成した干渉回避領域データをシステム制御部10に出力する。
操作部8は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、更には、各種スイッチ等を備えたインターラクティブなインターフェースであり、撮影条件の設定、干渉回避領域データを生成するための生成モード(第1の生成モード,第2の生成モード,第3の生成モード,体長モード)の指定、各種コマンドの入力等を行う。
インターフェース9は、ネットワーク110を介して画像データ記憶装置120に被検体Pの撮影条件に含まれる被検体情報、体位、撮影部位、及び検査時刻の情報を送信する。その撮影条件の情報を受信した画像データ記憶装置120から送信される被検体Pと同じ被検体情報、体位、及び撮影部位の情報と、前記検査時刻から所定期間内の検査時刻の情報とを付帯した3次元画像データを受信する。
なお、画像データ記憶装置120には、ネットワーク110を介してX線画像診断装置100や、図示しないX線CT装置、MRI装置など様々な画像診断装置から送信された2次元や3次元の画像データが保存されている。そして、画像診断装置から受信した撮影条件の情報に応じて画像データを送信できるようになっている。
システム制御部10は、図示しないCPUと記憶回路を備え、操作部8から供給されるコマンド信号、撮影条件などの入力情報を一旦記憶した後、これらの入力情報に基づいてシステム全体の制御を行なう。
また、干渉回避領域設定部7の干渉回避領域データ生成部72から出力された干渉回避領域データを画像データ生成部5に保存する。また干渉回避領域データ生成部72から出力された干渉回避領域データ又は画像データ生成部5に保存した所定期間内の干渉回避領域データを機構部3のCアーム・天板機構制御部33に供給する。
次に、図2乃至図8を参照して、干渉回避領域設定部7の詳細を説明する。図3は、天板31a上に仰臥位で載置された被検体Pを第1及び第2のカメラ73a,73bを用いて撮影する例を示す図である。図4は、図3の変形例を示す図である。図5は、天板31a上に仰臥位で載置された被検体Pの第1の干渉回避領域を示す図である。図6は、天板31a上に横臥位で載置された被検体Pの第1の干渉回避領域を示す図である。図7は、天板31a上に仰臥位で載置された被検体Pを第1のカメラ73aを用いて撮影する例及び被検体Pの第2の干渉回避領域を示す図である。図8は、天板31a上に載置された被検体Pの第2の干渉回避領域データに基づいてCアーム32a及びX線検出器21を移動する例を示す図である。
図3において、操作部8から第1の生成モードが指定されると、第1及び第2のカメラ73a,73bは、天板31aの上方及び側方の位置から天板31a上に例えば仰臥位で載置された被検体Pの外形を3次元計測するための撮影をして画像データ演算部71に出力する。
画像データ演算部71は、システム制御部10から供給される被検体Pの撮影条件の情報、及び第1及び第2のカメラ73a,73bから出力された各カメラ画像データに基づいて、その撮影条件に含まれる撮影部位が例えば胸部である場合、天板31aの上面に対して垂直方向における被検体Pの胸部の外形寸法である体高DT、及び天板31aの幅方向における被検体Pの胸部の外形寸法である体幅DWを算出する。そして算出した体高DT及び体幅DWを干渉回避領域データ生成部72に出力する。なお、第1及び第2のカメラ73a,73bを、図4に示すように天板31aの上方の斜め方向に配置して撮影を行うようにしてもよい。
また、操作部8から第2の生成モードが指定されると、被検体Pの撮影条件の送信により画像データ記憶装置120から受信する被検体Pの3次元画像データに基づいて、例えば胸部の体高DT及び体幅DWを算出して干渉回避領域データ生成部72に出力する。
更に、操作部8から第3の生成モードが指定されると、複数の角度からの例えば被検体Pの胸部へのX線透視により、画像データ生成部5から出力される複数の透視画像データから体高DT及び体幅DWを算出して干渉回避領域データ生成部72に出力する。
ここで、複数の角度からのX線透視により、被検体Pの撮影部位の外形寸法を算出する方法を説明する。まず、X線発生部1からのX線の照射角度が天板31aに対して垂直になるようにCアーム32aを回動して例えば図2に示した垂直角度に設定し、ABC(Auto Brightness Control)制御により画像データ生成部5で生成された透視画像データの中央エリアの輝度の平均値が所定のレベルになるようにX線管11に供給する管電圧及び管電流を設定する。
そして、被検体Pが載置されていない天板31aのX線透視により、画像データ生成部5で生成された透視画像データの中央エリアにおける輝度の第1の平均値を求める。この第1の平均値は、天板31aの厚さ(天板厚)及び天板31aのX線吸収係数(天板係数)に対応する値である。
次いで、天板31a上に仰臥位で載置された被検体Pの撮影部位へのX線透視により画像データ生成部5で生成された透視画像データの中央エリアにおける輝度の第2の平均値を求める。この第2の平均値は、天板厚、天板係数、被検体Pの体高、及びこの被検体PのX線吸収係数(例えば水のX線吸収係数で表される被検体係数)に対応する値である。従って、予め天板厚、天板係数、及び被検体係数を設定しておくことにより、第1及び第2の平均値から被検体Pの撮影部位である例えば胸部の体高DTを算出することができる。
また、X線発生部1からの照射角度が天板31aに対して水平になるように、垂直角度のCアーム32aをR1方向に90°回動して水平角度に設定し、天板31a上に仰臥位で載置された被検体PのX線透視により、画像データ生成部5で生成された透視画像データの中央エリアにおける輝度の第3の平均値を求める。この第3の平均値は、被検体Pの撮影部位における体幅及び被検体係数に対応している。従って、被検体係数を設定しておくことにより、第3の平均値から被検体Pの撮影部位である例えば胸部の体幅DWを算出することができる。
干渉回避領域データ生成部72は、画像データ演算部71から出力された被検体Pの体高DT及び体幅DWに基づいて、天板31aに仰臥位で載置された被検体Pの第1の干渉回避領域データを生成してシステム制御部10に出力する。ここで、第1の干渉回避領域データの生成の手順を説明する。
まず、図5(a)に示すように、天板31aの垂直方向における干渉回避距離αを体高DTに加算した第1の値(DT+α)と、天板31aの幅方向における両側の干渉回避離2βを体幅DTに加算した値の半分である第2の値(DW/2+β)を求める。求めた第1の値(DT+α)及び第2の値(DW/2+β)の小さい方を短径の半径とし、また大きい方を長径の半径とし、更に天板31aの幅方向の中央を中心とする天板31aに対して垂直に形成される楕円を求める。
そして、被検体Pが天板31a上に仰臥位で載置されている場合、第1の値(DT+α)よりも第2の値(DW/2+β)が大きいので、第1の値(DT+α)を短径の半径とし、第2の値(DW/2+β)を長径の半径とする楕円を描く。
また、被検体Pが天板31a上に例えば横臥位で載置されている場合、図6(a)に示すように画像データ演算部71から出力される被検体Pの例えば胸部の体高DT1及び体幅DW1に基づいて、図6(b)に示すように体高DT1に干渉回避距離αを加算した第1の値(DT1+α)を長径の半径とし、また体幅DW1に干渉回避距離2βを加算した値の半分である第2の値(DW1/2+β)を短径の半径とする楕円を描く。
次いで、求めた楕円の上半分の内側の半楕円領域を天板31aの長手方向の全長に亘る領域に拡張して形成される3次元領域を、図5(a)及び(b)に斜線で示した被検体Pの第1の干渉回避領域とし、この領域に対応する例えば座標データを第1の干渉回避領域データとして生成する。このように、被検体Pの撮影部位の情報に基づいて被検体Pの体高及び体幅を算出し、算出した外形寸法から被検体Pの第1の干渉回避領域データを生成することができる。
ここで、図5(b)に示すように、被検体Pに例えば垂直方向からX線を照射させる場合、Cアーム32aを第1の速度で回動して第1の干渉回避領域の近傍にX線検出器21を移動する。次いで、X線検出器21を矢印L2方向に第1の速度で移動し、第1の干渉回避領域内に入った時に減速する。そして、第1の干渉回避領域内では第2の速度で移動して被検体Pの撮影部位の近傍で停止させる。
このように、被検体PにX線を照射させる場合、被検体Pの外形に応じて生成された第1の干渉回避領域データを用いることにより、Cアーム32aを第1の速度で回動してX線検出器21を第1の干渉回避領域の近傍まで移動することができる。これにより、Cアーム32a、X線発生部1、及びX線検出部2の撮影ユニットを短時間で被検体Pの撮影位置に設定することができる。また、撮影ユニットを被検体Pに接触させることなく安全に撮影位置に設定することができる。
次に、操作部8から第1乃至第3の生成モードのいずれかのモードに加えて体長モードを指定する操作が行われると、第1のカメラ73aは、天板31a上に例えば仰臥位で載置された被検体Pを撮影して画像データ演算部71に出力する。画像データ演算部71は、被検体Pの体高DT及び体幅DWの算出に加えて、図7(a)に示すように被検体Pの体長DLを算出する。そして算出した体高DT、体幅DW、及び体長DLを干渉回避領域データ生成部72に出力する。
干渉回避領域データ生成部72は、画像データ演算部71から出力された被検体Pの体高DT及び体幅DWに基づいて楕円を求める。そして、図7(b)に示すように、天板31aの長手方向における被検体Pの頭部及び足部側の干渉回避距離2γを加算した第3の値(DL+2γ)を求める。次いで、求めた楕円の上半分の内側の図6(b)に斜線で示した半楕円領域を天板31aの長手方向の第3の値(DL+2γ)に対応する領域に拡張して形成される3次元領域を、図7(b)に斜線で示した被検体Pの第2の干渉回避領域とし、この領域に対応する例えば座標データを第2の干渉回避領域データとして生成する。
このように、被検体Pの撮影部位の情報に基づいて被検体Pの体高、体幅、及び体長を算出し、算出した外形寸法から被検体Pの第2の干渉回避領域データを生成することができる。
ここで、図8に示すように、天板31a上の例えば中央付近に載置された被検体Pが体高DT及び体長DLよりも小さい小児などの体高DT2及び体長DL2で表される胸部に対して、斜め方向からX線を照射させる場合、Cアーム32aを第1の速度で回動してX線検出器21を被検体Pの頭部側の第2の干渉回避領域の近傍まで移動する。次いで、X線検出器21を矢印L3方向に第1の速度で移動し、第1の干渉回避領域内に入った時に減速する。そして、第1の干渉回避領域内では第2の速度で移動して被検体Pの胸部の近傍で停止させる。
このように、体長が短い被検体Pに斜め方向からX線を照射させる場合、第2の干渉回避領域データに基づいて撮影ユニットを移動させることにより、第1の干渉回避領域データの場合よりもX線検出器21を被検体Pの近くまで第1の速度で移動させることができる。これにより、撮影ユニットを短時間で被検体Pの撮影位置に設定することができる。また、撮影ユニットを被検体Pに接触させることなく安全に撮影位置に設定することができる。
以下、図1乃至図9を参照して、X線画像診断装置100の動作の一例を説明する。
図9は、X線画像診断装置100の動作を示すフローチャートである。被検体Pの例えば胸部を検査するための撮影条件の設定操作が行われると、X線画像診断装置100は動作を開始する(ステップS1)。
システム制御部10は、撮影条件の入力情報を内部の記憶回路に保存する。そして、被検体Pが天板31a上に仰臥位で載置された後、操作部8から例えば第3の生成モードを指定する操作が行われると、システム制御部10は、機構部3のCアーム・天板機構制御部33、高電圧発生部4のX線制御器42、及び干渉回避領域設定部7に干渉回避領域データの生成を指示する。Cアーム回動・移動機構32は、Cアーム・天板制御部33の制御信号により、Cアーム32aをホームポジションから垂直角度に設定する。
高電圧発生部4の高電圧発生器41は、X線制御器42からの制御信号により、透視用の高電圧をX線発生部1のX線管11に供給する。X線管11は、高電圧発生器41から供給される高電圧に応じたX線を天板31a及び被検体Pに照射する。X線検出部2は、被検体Pを透過したX線を検出してX線投影データを生成し、生成したX線投影データを画像データ生成部5へ出力する。
画像データ生成部5は、X線検出部2から出力されたX線投影データから透視画像データを生成し、生成したシステム制御部10から供給される撮影条件の情報を付帯して、表示部6及び干渉回避領域設定部7の画像データ演算部71に出力する。画像データ演算部71は、画像データ生成部5から出力された透視画像データ及び予め天板31aのX線透視により生成された透視画像データから被検体Pの例えば体高DTを算出して干渉回避領域データ生成部72に出力する(ステップS2)。
Cアーム回動・移動機構32は、Cアーム32aをR2方向に90°回動して水平角度に設定する。高電圧発生器41は、透視用の高電圧をX線管11に供給する。X線管11は、透視用のX線を被検体Pに照射する。X線検出部2は、X線投影データを生成して画像データ生成部5へ出力する。画像データ生成部5は、X線検出部2からのX線投影データから透視画像データを生成して画像データ演算部71に出力する。画像データ演算部71は、画像データ生成部5から出力された透視画像データから被検体Pの例えば体幅DWを算出して干渉回避領域データ生成部72に出力する(ステップS3)。
干渉回避領域データ生成部72は、画像データ演算部71から出力された体高DT及び体幅DWに基づいて、天板31aに仰臥位で載置された被検体Pの第1の干渉回避領域データを生成し、生成した第1の干渉回避領域データに撮影条件の情報を付帯してシステム制御部10に出力する(ステップS4)。
システム制御部10は、干渉回避領域データ生成部72から出力された被検体Pの第1の干渉回避領域データを内部の記憶回路に保存すると共に画像データ生成部5に保存する。
次に、操作部8からCアーム32aを撮影条件の角度に設定する操作が行われると、Cアーム回動・移動機構32は、Cアーム・天板機構制御部33の制御信号により、X線発生部1、X線検出部2、及びCアーム32aが天板31a及び第1の干渉回避領域へ接触を避けて移動するようにCアーム32aを回動して撮影条件の角度に設定する。
次いで、X線検出器21の移動操作により、X線検出器21を被検体Pの第1の干渉回避領域外から撮影部位の方向に第1の速度で移動し、第1の干渉回避領域に達したときに減速する。そして、第1の干渉回避領域内では第1の速度よりも遅い第2の速度で移動し、X線検出器21が撮影部位の近傍に達したときに停止する。
操作部8からX線透視の操作が行われると、高電圧発生器41は、システム制御部10から供給される撮影条件に基づいて透視用の高電圧をX線管11に供給する。X線管11は、X線を被検体Pに照射する。X線検出部2は、X線投影データを生成して画像データ生成部5へ出力する。画像データ生成部5は、X線検出部2からのX線投影データから透視画像データを生成し、表示部6に出力する(ステップS5)。
X線画像診断装置100の操作者は、表示部6に表示された被検体Pの透視画像データを見ながら必要に応じて天板31a又はCアーム32aを移動し、表示部6に所望の撮影部位が表示されたときに、操作部8から撮影操作を行う。
高電圧発生器41は、システム制御部10から供給される撮影条件の情報に基づいて、撮影用の高電圧をX線発生部1のX線管11に供給する。X線管11は、撮影用のX線を被検体Pに照射する。X線検出部2は、X線投影データを生成して画像データ生成部5へ出力する。画像データ生成部5は、X線検出部2からのX線投影データから撮影画像データを生成して内部に保存すると共に表示部6に出力する(ステップS6)。
次に、天板31a上の被検体Pの体位を仰臥位から例えば横臥位する。そして、操作部8から第3の生成モードを指定する操作が行われると、Cアーム回動・移動機構32、高電圧発生器41、X線発生部1、X線検出部2、及び画像データ生成部5は、ステップS2と同様に動作して透視画像データを画像データ演算部71に出力する。画像データ演算部71は、透視画像データから被検体Pの例えば体高DT1を算出して干渉回避領域データ生成部72に出力する(ステップS7)。
Cアーム回動・移動機構32、高電圧発生器41、X線管11、X線検出部2、及び画像データ生成部5は、ステップS3と同様に動作して透視画像データを画像データ演算部71に出力する。画像データ演算部71は、画像データ生成部5からの透視画像データから被検体Pの例えば体幅DW1を算出して干渉回避領域データ生成部72に出力する(ステップS8)。
干渉回避領域データ生成部72は、画像データ演算部71から出力された体高DT1及び体幅DW1に基づいて、天板31aに横臥位で載置された被検体Pの第1の干渉回避領域データを生成し、生成した第1の干渉回避領域データに撮影条件の情報を付帯してシステム制御部10に出力する(ステップS9)。
システム制御部10は、内部の記憶回路に保存している被検体Pの仰臥位における第1の干渉回避領域データを、干渉回避領域データ生成部72から出力された被検体Pの横臥位における第1の干渉回避領域データに置き換えて保存すると共に、横臥位の第1の干渉回避領域データを画像データ生成部5に保存する。
次に、操作部8からCアーム32aを撮影条件の角度に設定する操作及びX線検出器21の移動操作が行われると、Cアーム回動・移動機構32は、ステップS5と同様にして、Cアーム32aを回動して撮影条件の角度に設定し、X線検出器21を撮影部位の近傍に設定する。
操作部8からX線透視の操作が行われると、高電圧発生器41は、透視用の高電圧をX線管11に供給する。X線管11は、X線を被検体Pに照射する。X線検出部2は、X線投影データを生成して画像データ生成部5へ出力する。画像データ生成部5は、X線検出部2からのX線投影データから透視画像データを生成し、表示部6に出力する(ステップS10)。
X線画像診断装置100の操作者は、表示部6に表示された被検体Pの透視画像データを見ながら必要に応じて天板31a又はCアーム32aを移動し、表示部6に所望の撮影部位が表示されたときに、操作部8から撮影操作を行う。高電圧発生器41は、撮影用の高電圧をX線発生部1のX線管11に供給する。X線管11は、撮影用のX線を被検体Pに照射する。X線検出部2は、X線投影データを生成して画像データ生成部5へ出力する。画像データ生成部5は、X線検出部2からのX線投影データから撮影画像データを生成して内部に保存すると共に表示部6に出力する(ステップS11)。
そして、被検体Pの診断又は治療に用いる撮影画像データが得られたとき、操作部8から検査終了の操作が行われると、システム制御部10は、X線発生部1、X線検出部2、機構部3、高電圧発生部4、画像データ生成部5、及び干渉回避領域設定部7の各ユニットに動作の停止を指示する。各ユニットの動作が停止した時点で、X線画像診断装置100は、動作を終了する(ステップS12)。
検査終了後、被検体Pの撮影画像データを表示部6に表示させて医師による診断又は治療が行われる。
以上述べた本発明の実施例によれば、複数方向からのX線透視又はX線撮影により生成された画像データ、又は第1及び第2のカメラ73a,73bにより複数方向から撮影されたカメラ画像データ、又は画像データ記憶装置120から受信した3次元画像データから天板31a上に載置された被検体Pの体高及び体幅を算出し、算出した体高及び体幅にから被検体Pの天板31aの垂直方向及び幅方向における外形に応じた第1の干渉回避領域データを生成することができる。
また、被検体Pの体高及び体幅の算出に加えて、第1のカメラ73aにより撮影されたカメラ画像データを用いて被検体Pの体長を算出することにより、算出した体高、体幅、及び体長から被検体Pの天板31aの垂直方向、幅方向、及び長手方向における外形に応じた第2の干渉回避領域データを生成することができる。
そして、生成された第1又は第2の干渉回避領域データに基づいて、Cアーム32aを第1の速度で回動してX線検出器21を第1又は第2の干渉回避領域の近傍に移動し、X線検出器21を第1又は第2の干渉回避領域外では第1の速度で移動する。そして、第1又は第2の干渉回避領域内に入った時に減速した後に第2の速度で移動することにより、Cアーム32a、X線発生部1、及びX線検出部2を、天板31a及び被検体Pに接触させることなく短時間で撮影位置に設定することができる。これにより、検査の時間を短縮し、検査を安全に行うことができる。
本発明の実施例に係るX線画像診断装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るCアームの動作を示す図。 本発明の実施例に係る天板上に仰臥位で載置された被検体を第1及び第2のカメラを用いて撮影する例を示す図。 本発明の実施例に係る図3の変形例を示す図。 本発明の実施例に係る天板上に仰臥位で載置された被検体の第1の干渉回避領域を示す図。 本発明の実施例に係る天板上に横臥位で載置された被検体の第1の干渉回避領域を示す図。 本発明の実施例に係る天板上に仰臥位で載置された被検体を第1のカメラを用いて撮影する例及び被検体の第2の干渉回避領域を示す図。 本発明の実施例に係る第2の干渉回避領域データに基づいて天板上に載置された被検体に対してCアーム及びX線検出器を移動する例を示す図 本発明の実施例に係るX線画像診断装置の動作を示すフローチャート。
符号の説明
P 被検体
1 X線発生部
2 X線検出部
3 機構部
4 高電圧発生部
5 画像データ生成部
6 表示部
7 干渉回避領域設定部
8 操作部
9 インターフェース
10 システム制御部
11 X線管
12 X線絞り器
21 X線検出器
22 テレビカメラ
31 天板移動機構
31a 天板
32 Cアーム回動・移動機構
32a Cアーム
33 Cアーム・天板機構制御部
41 高電圧発生器
42 X線制御器
71 画像データ演算部
72 干渉回避領域データ生成部
73a 第1のカメラ
73b 第2のカメラ
100 X線画像診断装置
110 ネットワーク
120 画像データ記憶装置

Claims (6)

  1. 天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生手段と、
    前記X線発生手段に対向して配置され、前記X線発生手段からのX線を検出してX線投影データを生成するX線検出手段と、
    前記被検体の被検体情報、体位、撮影部位、及び検査時刻を含む撮影条件を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された撮影条件の情報を外部の画像データ記憶装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段による送信に応じて、前記入力手段により入力された撮影条件と同じ被検体情報、体位、及び撮影部位の情報と、前記入力手段により入力された撮影条件の検査時刻から所定期間内の検査時刻の情報とを有する3次元の画像データを前記記憶装置から受信する受信手段と
    前記X線発生手段及び前記X線検出手段を移動する移動手段と、
    前記X線検出手段により生成されたX線投影データから画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記天板上に載置された被検体の画像データを用いて前記被検体の外形の寸法を算出し、前記受信手段により受信した3次元の画像データを用いて前記被検体の前記天板の垂直方向における体高及び前記天板の水平方向における体幅を算出する画像データ演算手段と、
    前記画像データ演算手段により算出された外形寸法に干渉回避距離を加算した値に基づいて、干渉回避領域データを生成する干渉回避領域データ生成手段とを備え、
    前記移動手段は、前記干渉回避領域データ生成手段により生成された干渉回避領域データに基づいて、前記X線発生手段又は前記X線検出手段の一方の手段が前記干渉回避領域内に入ったときに、少なくとも前記一方の手段の移動速度を減速することを特徴とするX線画像診断装置。
  2. 前記画像データ演算手段は、
    前記天板に対して垂直方向からのX線照射により、前記画像データ生成手段で生成された前記天板上に載置された被検体の画像データ及び予め生成された前記天板の画像データを用いて前記被検体の前記天板の垂直方向における体高を算出し、
    前記天板に対して水平方向からのX線照射により、前記画像データ生成手段で生成された前記天板上に載置された被検体の画像データを用いて前記被検体の体幅を算出することを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  3. 前記天板上に載置された被検体を複数の角度からの撮影が可能な少なくとも第1及び第2のカメラを有し、
    前記画像データ演算手段は、前記第1及び第2のカメラからの画像データを用いて前前記被検体の前記天板の垂直方向における体高及び前記天板の水平方向における体幅を算出することを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  4. 前記干渉回避領域データ生成手段は、前記画像データ演算手段により算出された体高に前記天板の垂直方向における干渉回避距離を加算した第1の値、及び体幅に前記天板の幅方向における干渉回避距離を加算した値の半分である第2の値の小さい方の値を短径の半径とし、また大きい方の値を長径の半径とし、更に前記天板の幅方向の中央を中心とする前記天板に対して垂直に形成される楕円を求め、求めた楕円の上半分の内側の半楕円領域を前記天板の長手方向の全長に亘る領域に拡張して形成される3次元領域に対応する第1の干渉回避領域データを生成するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のX線画像診断装置。
  5. 前記画像データ演算手段は、前記第1又は第2のカメラの一方のカメラから出力されたカメラ画像データに基づいて、前記被検体の前記天板の長手方向における体長を算出し、
    前記干渉回避領域データ生成手段は、前記画像データ演算手段により算出された体高に前記天板の垂直方向における干渉回避距離を加算した第1の値、及び体幅に前記天板の幅方向における干渉回避距離を加算した値の半分である第2の値の小さい方の値を短径の半径とし、また大きい方の値を長径の半径とし、更に前記天板の幅方向の中央を中心とする前記天板に対して垂直に形成される楕円を求め、求めた楕円の上半分の内側の半楕円領域を前記画像データ演算手段により算出された全長に対応する領域に拡張して形成される3次元領域に対応する第2の干渉回避領域のデータを生成するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のX線画像診断装置。
  6. 被検体の被検体情報、体位、撮影部位、及び検査時刻を含む撮影条件を入力手段により入力し、
    天板上に載置された被検体にX線をX線発生手段により照射し、
    前記X線発生手段に対向して配置され、前記X線発生手段からのX線を検出してX線投影データをX線検出手段により生成し、
    前記X線検出手段により生成されたX線投影データから画像データを画像データ生成手段により生成し、
    前記入力手段により入力された撮影条件の情報を送信手段により外部の画像データ記憶装置に送信し、
    前記送信手段による送信に応じて、前記入力手段により入力された撮影条件と同じ被検体情報、体位、及び撮影部位の情報と、前記入力手段により入力された撮影条件の検査時刻から所定期間内の検査時刻の情報とを有する3次元の画像データを前記記憶装置から受信し、
    前記天板上に載置された被検体の画像データを用いて前記被検体の外形の寸法を画像データ演算手段により算出し、
    前記受信手段により受信した3次元の画像データを用いて前記被検体の前記天板の垂直方向における体高及び前記天板の水平方向における体幅を画像データ演算手段により算出し、
    前記画像データ演算手段により算出された外形寸法に干渉回避距離を加算した値に基づいて、干渉回避領域データを干渉回避領域データ生成手段により生成し、
    前記干渉回避領域データ生成手段により生成された干渉回避領域データに基づいて、前記X線発生手段又は前記X線検出手段の一方の手段が前記干渉回避領域内に入ったときに、少なくとも前記一方の手段の移動速度を移動手段により減速することを特徴とするX線画像診断装置の移動制御方法。
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