JP6469336B2 - X線診断装置、及びx線診断装置の制御方法 - Google Patents

X線診断装置、及びx線診断装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、例えばCアーム等のアームを有するX線診断装置、及びX線診断装置の制御方法に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、コンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。例えば循環器診断用のX線画像診断装置は、通常、X線発生部、X線検出部、及びX線発生部及びX線検出部を支持するCアーム等の撮影ユニットを移動し、天板上に載置された被検体に対して最適な角度からの撮影を可能にしている。また、X線検出部を被検体の撮影部位の近傍に移動して最適な位置からの撮影を可能にしている。
このように、撮影ユニットを被検体の近くで移動させるため、撮影ユニットが被検体に接触等する恐れがある。このような問題を避けるために、移動する部分の速度、駆動手段への電流及び/又は電力、移動する部分の位置等の検出により、撮影ユニットが天板や患者等と接触等したときに、移動部の動作を阻止して、接触等による損害又は損傷を避ける方法が知られている。
また、例えば特許文献1に開示されている技術によれば、天板上に載置された被検体について複数の角度からのX線透視等で取得した三次元画像データを用いて、当該被検体の外形の寸法を算出し、該算出した寸法に基づいて当該被検体の外形に応じた干渉回避領域を設定する。そして、この設定した干渉回避領域内に撮影ユニットが入ったときに、その撮影ユニットの移動速度を減速させる。
上述したような従来の干渉制御においては、X線診断装置のうち干渉(接触)しやすい部位(着目部位)に干渉ポイントを設置し、各可動軸の位置(角度や距離)を考慮してそれら干渉ポイントの三次元的位置(X−Y−Z系の座標)を算出し、それら干渉ポイントと、干渉(接触)の対象物(例えば静止物や動体)との空間距離を算出する。そして、実際に干渉(接触)が生じる前に、その旨を示す警告音・警告表示を行うと共に、該当する軸動作を減速/停止させる。
特開2008−148866号公報
従来の干渉制御においては、各干渉ポイントの座標の算出処理、及び、対象物との距離の算出処理は、当該X線診断装置のファームウェアの処理ループ毎に行われている。従って、或る時刻における干渉ポイントと対象物との空間距離を所定の閾値と比較判定し、その結果に基づいて干渉動作を制御している。干渉ポイントの空間座標は、制御処理中における最新の各可動軸の位置情報及び角度情報に基いて、処理ループが実行される毎に生成されて更新される。
このような従来の干渉制御では、干渉ポイントの移動方向(可動軸の動作方向)や移動速度(可動軸の動作速度)を鑑みての制御ではない為、複数の可動軸が同時に動作する際の加速度合や、平行に動作する際の非干渉(すれ違うが接触等はしないこと)を検出することができない。従って、従来の干渉制御では、各可動軸の動作速度及び動作方向を加味したより精密な干渉動作を抑制することが困難である。
本発明は前記の事情に鑑みて為されたものであり、干渉制御を行うX線診断装置及びX線診断装置の制御方法であって、各可動軸の動作方向及び動作速度を考慮した適切な干渉制御を実現したX線診断装置、及びX線診断装置の制御方法を提供することを目的とする。
一実施形態に係るX線診断装置は、
天板を移動可能に保持する天板駆動機構を備える寝台と、
前記天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生部と、
前記X線発生部に対向して配置され、前記X線発生部によって照射されたX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部と、
前記X線発生部と前記X線検出部とを移動可能に保持する保持部駆動機構を備える保持部と、
を具備し、少なくとも前記天板、前記X線発生部及び前記X線検出部の外形部位に着目ポイントを設定し、設定された着目ポイントに係る干渉制御を行うX線診断装置であって、
前記着目ポイントの空間座標を算出する座標算出部と、
少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つを移動するための指示をする移動指示部と、
少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つが前記移動指示部の指示に基づいて移動された場合、前記着目ポイントが移動によって到達すると予測される空間座標を示す到達予測座標を算出する推測部と、
前記算出された到達予測座標と干渉対象物との間の距離に応じて、前記天板駆動機構及び前記保持部駆動機構を制御する干渉制御部と、
を具備し、
前記推測部は、前記着目ポイントの空間座標の移動速度および移動方向に基づいて、前記着目ポイントの空間座標の到達予測座標を算出することを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の外観図である。 図2は、本一実施形態に係るX線診断装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。 図3は、寝台・保持装置制御部による処理の流れを示す図である。 図4は、寝台・保持装置制御部による干渉制御に係る処理のフローチャートを示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の干渉制御の処理を模式的に示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の干渉制御の処理を模式的に示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の干渉制御の処理を模式的に示す図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の干渉制御の処理を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るX線診断装置及びX線診断装置の制御方法について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の外観図である。
図1に示すように、床旋回アーム54の一方端においては、床面59に対して略鉛直な支柱回転軸Z1まわりに(両矢印c方向に)回転自在にスタンド53が支持されている。
このスタンド53には、床面59に対して略水平なアーム主回転軸Z2まわりに(両矢印b方向に)回転自在に、アームホルダ52が支持されている。
アームホルダ52には、アーム主回転軸Z2に対して直交し且つ床面59に対して略水平なアームスライド軸Z3まわりに(両矢印a方向に)スライド回転自在に、Cアーム51が支持されている。
上述したように、Cアーム51は、床旋回アーム54とスタンド53とアームホルダ52とを備える保持装置本体5によって、支柱回転軸Z1,アーム主回転軸Z2、及びアームスライド軸Z3まわりに回転可能に保持されている。
前記支柱回転軸Z1,前記アーム主回転軸Z2、及び前記アームスライド軸Z3は、被検体150の診断対象部位に対する位置決めに際して重要な要素である“臨床上の角度方向である臨床角(LAO/RAO,CRA/CAU)”の各値を支配的に決定する動作軸である。
そして、支柱回転軸Z1まわりの動作が固定(回転角度が固定)状態の際に、アーム主回転軸Z2まわりの動作と、アームスライド軸Z3まわりの動作とによって、所望の臨床角(LAO/RAO,CRA/CAU)を設定・維持する同調動作は、“臨床角制御動作”と称されている。
この臨床角制御動作によれば、保持装置本体5が被検体150に対して如何なる角度から挿入されていようが、所望の臨床角(LAO/RAO,CRA/CAU)を実現するように、被検体150の体軸方向・体軸直交軸方向へ、Cアーム51を動作させることができる。
Cアーム51の一方端にはX線発生部1が搭載され、Cアーム51の他方端には、典型的には、二次元状に配列された複数のX線検出半導体素子を有するX線検出部(フラットパネルデテクタ(FPD)と通称される)2が搭載されている。
X線発生部1は、X線管と、X線照射野を矩形/円形等の任意の形状に成形するX線絞り機構と、を有する。X線絞り機構は、X線管のX線焦点とX線検出部2の検出面中心を結ぶ撮影軸SA回りに軸回転自在に支持される。同様に、X線検出部2は、撮影軸SA回りに軸回転自在に支持される。
なお、X線絞り機構がX線照射野を円形に成形するとき、画像を正立させるために、X線絞り機構をX線検出部2と共に撮影軸SA回りに軸回転する必要は必ずしもない。
X線発生部1のX線焦点と、X線検出部2の検出面中心とを通る撮影軸SAは、アーム主回転軸Z2と、アームスライド軸Z3とに一点で交差するように、設計されている。
当然ながら、当該交点の絶対座標(撮影室座標系上の位置)は、Cアーム51がアーム主回転軸Z2まわりに回転しようと、Cアーム51がアームスライド軸Z3まわりに回転しようと、スタンド53が支柱回転軸Z1まわりに回転しない限りにおいては変位しないものであり、一般的には、アイソセンタISと呼ばれている。
撮影時には、図1に示すように被検体150の体軸が基準線BLに略一致するように、被検体150は天板17上に設置される。また、基準線BLは、天板17の中心線に略一致する。天板17は、基準線BLと平行な長手方向に沿った方向、及び該長手方向に垂直な方向に移動可能に寝台18に設けられている。また、天板17は、床面59に対して垂直な方向(上下方向)に移動可能に寝台18に設けられている。すなわち、寝台18は、天板17を上述の方向に駆動する為の天板駆動機構(動作軸)を備えている。
ここで、上述した保持装置本体5及び天板17の動作に係る各動作軸は、電動/手動により個別に操作可能に構成されており、本一実施形態に係るX線診断装置は、各動作軸の現在位置を示すデータ(位置センサデータと称する)を生成する位置センサを備えている。
ところで、X線診断装置の外観形状を反映する部位(特に干渉(例えば接触等)しやすい部位)には、図1に示すように着目ポイントたる干渉ポイントPを設定する。干渉ポイントPの設定個数については、多く設定するほどより精密な干渉制御が可能となるが、後述する寝台・保持装置制御部5Cの処理能力に応じた設定個数とすることが好ましい。
図2は、本一実施形態に係るX線診断装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。本一実施形態に係るX線診断装置は、画像処理等を行う処理装置10を具備する。この処理装置10は、X線発生部1、X線検出部2、及び保持装置本体5の駆動制御を行う寝台・保持装置制御部5Cと、当該X線診断装置の操作コンソール9とに対して、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
前記処理装置10は、制御処理部11と、ネットワークインターフェイス12と、イメージインターフェイス13と、モニタ出力部14と、を有する。
前記制御処理部11は、当該X線診断装置によって収集された医用画像データの画像処理・表示処理を統括的に制御する。
前記ネットワークインターフェイス12は、X線発生部1、寝台・保持装置制御部5C、及び操作コンソール9を通信可能に接続する為のインターフェイスである。
前記イメージインターフェイス13は、X線検出部2によって収集されたデータを入力する為のインターフェイスである。
前記モニタ出力部14は、検査室モニタ101及び操作室モニタ103に所定の医用画像データを出力する為のインターフェイスである。
前記X線発生部1は、X線管(不図示)とX線絞り機構1−1とを備えている。前記X線管は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧により加速してタングステン陽極に接触等させX線を発生する。前記X線絞り機構1−1は、所望の撮影対象部位のみにX線を照射する為のX線照射範囲の制限手段であり、被検体Pに対する被曝線量の低減及び画質向上を目的として設けられている。
前記X線検出部2は、平面検出器(FPD)と、ゲートドライバと、投影データ生成部と、を備えている。前記FPDは、被検体Pの関心領域を透過したX線を電荷に変換して蓄積する。このFPDには、X線を検出する微小な検出素子が列方向及びライン方向に2次元的に配列されて構成されている。前記検出素子は、それぞれ、X線を感知し入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生した電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)と、を備えている。
前記操作コンソール9は、ユーザによる操作に応じて操作信号(動作要求)を生成し、ネットワークを経由して寝台・保持装置制御部5Cに送信する。この操作コンソール9からの操作信号(動作要求)は、寝台・保持装置制御部5Cが実行するプログラムによって、当該X線診断装置の各動作軸モータの駆動信号に変換処理され、単純な個別機械角軸動作乃至複雑な多軸同調動作を実行・制御する。
前記検査室モニタ101及び前記操作室モニタ103は、処理装置10のモニタ出力部14から出力された医用画像データを表示するモニタである。
前記寝台・保持装置制御部5Cは、通常の臨床角制御や臨床角補正制御等の他、本一実施形態に係るX線診断装置に特有の干渉制御を実行する処理プロセッサである。すなわち、この寝台・保持装置制御部5Cは、Cアーム51、アームホルダ52、及びスタンド53を駆動して、臨床角の設定・維持に係る制御及び干渉制御を行う。
ところで、上述したX線診断装置の各動作軸は、電動/手動により個別に操作することが可能である為、それらの可動範囲内において、例えば、床面59と、壁面(不図示)と、X線検出部2と、X線発生部1と、天板17と、スタンド53と、被検体150との間で干渉が発生する可能性がある。また、それらの間以外の部材間でも同様に干渉が発生する可能性はある。そのような干渉を防ぐ為に、本一実施形態に係るX線診断装置では、例えば下記のような干渉制御を行う。
すなわち、本一実施形態に係るX線診断装置では、各干渉ポイントの空間座標(X−Y−Z系の三次元座標)を算出して時系列で保持していき(座標データ群を生成・保持し)、現時点までの所定期間(例えば、数百ms前の時点から現時点まで)に算出した空間座標を考慮に入れたベクトルデータを算出し、該ベクトルデータに基づいた干渉制御を行う。
つまり、本一実施形態に係るX線診断装置では、従来の技術では静的なデータとして扱っている干渉ポイントに係るデータを、過去の空間座標を利用して算出した移動速度及び移動方向を加味した動的なデータ(ベクトルデータ)として扱い、該ベクトルデータに基づいて効率的な干渉制御を行う。
以下、図3乃至図5を参照して、本一実施形態に係るX線診断装置による干渉制御について詳細に説明する。図3は、寝台・保持装置制御部5Cによる処理の流れ(制御ループ)を示す図である。
まず、当該X線診断装置の電源が投入されると、寝台・保持装置制御部5Cは初期化処理を行う(初期化ステップ;ステップS1)。すなわち、寝台・保持装置制御部5Cは、図5に示すX線診断装置における各デバイス間のネットワークを初期化し、当該ネットワーク経由で各デバイスに係る情報を取得する。
この初期化ステップにおいて、寝台・保持装置制御部5Cは、各干渉ポイントについて初期設定時点での現在位置の空間座標(x,y,z)を算出し、その後、当該制御ループを回していきながら各動作軸の位置の変化を加味して空間座標を算出する(干渉ポイントの動きを追跡していく)。ここで、空間座標(x,y,z)は、各動作軸の現在位置を複合的に反映させて成る、原点(0,0,0)からの位置データを示している。なお、空間座標の原点としては、例えば寝台18の中心の床面を原点(0,0,0)とすればよい。寝台・保持装置制御部5Cは、干渉ポイントの空間座標を算出する座標算出部として機能する。
続いて、寝台・保持装置制御部5Cは、所定のファームウェアを読み込むと共に操作コンソール9によって生成された操作信号を入力し、各可動軸の現在位置を示す位置センサデータを入力する(入力ステップ;ステップS2)。このステップS2において、寝台・保持装置制御部5Cは、上述の各動作軸に備えられた位置センサによって生成された位置センサデータに基づいて、各動作軸の移動方向及び移動速度を算出する。すなわち、ステップS2は、いわゆる動作モード解析、スイッチ入力解析、及び位置センサ入力解析を実行するステップである。
そして、寝台・保持装置制御部5Cは、前記ステップS2における処理結果に基づいてモード設定を行って当該モードに係る制御を実行すると共に、図4に示すフローチャートに記載の本一実施形態に係るX線診断装置に特有の干渉制御を行う(制御ステップ;ステップS3)。以下、この干渉制御について、図4を参照して説明する。図4は、寝台・保持装置制御部5Cによる干渉制御に係る処理のフローチャートを示す図である。
すなわち、寝台・保持装置制御部5Cは、ステップS2で取得した各動作軸の現在位置を示す位置センサデータ等に基づいて干渉ポイントの座標変換を実施し、現時点における干渉ポイントの空間座標を生成し、例えばメモリ等の記録部5mに記録する(ステップS31)。当該制御ループにおける処理を繰り返し実行していく中で、ステップS31の処理を経る毎に、前記記録部5mには干渉ポイントの空間座標が時系列で蓄積されていき、干渉ポイントに係る座標データ群が生成される。すなわち、記録部5mは、過去の時点で記録された干渉ポイントの空間座標を時系列で保持する。
続いて、寝台・保持装置制御部5Cは、記録部5mに記録された座標データ群(時系列で保存された過去の時点における干渉ポイントの空間座標を示すデータ)を利用して、干渉ポイントの移動方向を示す方向データ及び移動量を示す移動量データを生成する(ステップS32)。
そして、このステップS32で生成した方向データと移動量データとに基づいて、寝台・保持装置制御部5Cは、現時点の干渉ポイントの空間座標をベクトル化(ベクトルデータを生成)する(ステップS33)。
例えば、寝台・保持装置制御部5Cは、今回の制御ループにおけるステップS31で算出した空間座標(X,Y,Z)と、前回の制御ループにおけるステップS31で算出した空間座標(X,Y,Z)との差分から、当該干渉ポイントの移動方向と移動量とを算出する。
ここで、例えば過去n回分の制御ループにおける処理結果を利用できる場合、それら空間座標(X,Y,Z)を利用することにより、現在の干渉ポイントにおける干渉制御に係る判断の精度を、より向上させることができる。なお、前記nの値については、寝台・保持装置制御部5Cの処理リソースと処理速度とを鑑みて許容される範囲内で最適値を設定すればよい。
さらに、寝台・保持装置制御部5Cは、ステップS33で生成したベクトルデータに基づいて、当該干渉ポイントの到達座標を予測する(ステップS34)。換言すれば、寝台・保持装置制御部5Cは、ステップS34において、干渉ポイントが次回処理時点で位置すると推測される空間座標(到達予測座標と略称する)を、座標データ群(過去の空間座標)に基づいて算出する。寝台・保持装置制御部5Cは、前記記録部5mに時系列で記録された空間座標に基づいて、干渉ポイントが移動によって到達すると予測される空間座標を示す到達予測座標を算出する推測部として機能する。
そして、寝台・保持装置制御部5Cは、ステップS34で算出した到達予測座標に基づいて、干渉制御の処理内容を決定する(ステップS35)。その後、図3に示すステップS4へ移行する。なお、具体的な干渉制御の処理・作用については後に詳述する。
ステップS3(図4に示すステップS31乃至ステップS35)における処理の後、寝台・保持装置制御部5Cが出力する動作指令・表示出力等の制御信号によって、当該X線診断装置の各デバイスが駆動される(出力ステップ;ステップS4)。すなわち、このステップS4において実行される干渉制御としては、ステップS35において決定された処理内容の干渉制御が実行される。すなわち、寝台・保持装置制御部5Cは、前記到達予測座標に基づいて、上述の各動作軸(天板17各部を駆動する為の機構、及び、保持装置本体5各部を駆動する為の機構)を制御する干渉制御部として機能する。
ところで、ステップS4における処理を終えると、再び前記ステップS2へ移行する。
以下、本一実施形態に係るX線診断装置に特有の干渉制御の処理について詳細に説明する。図5乃至図8は、本一実施形態に係るX線診断装置に特有の干渉制御の処理を模式的に示す図である。図5乃至図8において符号200を付されているのは、干渉ポイントPに対する干渉対象物である。また、符号Vが付されている矢印は、干渉ポイントPの移動方向を示している。
ここで、図6及び図8に示す“干渉ポイントP−n(n=1,2,3,4)”は、n回前の前記制御ループ実行時における干渉ポイントの位置を示している。図6及び図8における“干渉ポイントP+1”は、到達予測座標(本例では次回の制御ループ実行時の座標)の位置を示している。
また、図5乃至図8において両矢印400で示されている距離は、干渉制御を実行する際の閾値となる閾値距離である。すなわち、干渉ポイントP+1と干渉対象物200との間の距離が、閾値距離400以下になると、寝台・保持装置制御部5Cは、当該干渉ポイントPが設置されている部材(例えばCアーム51、アームホルダ52、スタンド53、及び天板17等)の移動を停止/減速させるよう制御する。
ここで、干渉制御のその他の例としては、例えば、上述した停止/減速を行うと共に(又は行う代わりに)、操作コンソール9が備える表示部(不図示)への警告メッセージの表示やスピーカ部(不図示)による警告音鳴動等の処理を挙げることができる。
なお、この閾値距離400は、各干渉ポイントP及び各干渉対象物200について、それぞれ必要とされる適切な値に設計され、予め不図示のメモリ等に記録されている。
図5に示す例では干渉ポイントPが干渉対象物200に向かって直進移動し、次回の制御ループにおける処理の実行時には、図6に示すように干渉対象物200と到達予測座標(図6に示す干渉ポイントP+1)との距離が、閾値距離400未満の距離となる。このような場合、寝台・保持装置制御部5Cは、当該干渉ポイントPの移動を停止/減速させるよう制御する。すなわち、当該干渉ポイントPが設置されている部材(例えばCアーム51、アームホルダ52、スタンド53、及び天板17等)の移動を停止/減速させるよう制御する。
なお、上述した移動の停止/減速を行うと共に(又は行う代わりに)、操作コンソール9が備える表示部(不図示)への警告メッセージの表示やスピーカ部(不図示)による警告音鳴動等の処理を行っても勿論よい。
他方、従来の干渉制御によれば、図5及び図6に示す例では、各干渉ポイントの空間座標が静的に生成されていることから、干渉ポイントPと干渉対象物200との距離が“現実に”閾値距離400未満の値となるまでは、何ら干渉制御が行われない。従って、従来の干渉制御では、干渉ポイントPの移動速度が想定以上に早く、即時に停止/減速等の干渉制御を開始しなければ干渉ポイントPと干渉対象物200とが接触等してしまうような状況である場合には手遅れとなる(接触等してしまう)可能性がある。
本一実施形態に係るX線診断装置では、過去の干渉ポイントの空間座標が時系列に保持された座標データ群を利用して、次回の制御ループにおける処理の実行時の干渉ポイントP+1の位置(到達予測座標)を算出し、この到達予測座標と干渉対象物200との位置関係に基づいて干渉制御の判断を行う。従って、干渉制御を適切な時点で開始することが可能となる(干渉制御の開始時点の遅れに起因する接触等を防ぐことができる)。
図7に示す例では、干渉ポイントPと干渉対象物200との距離が、閾値距離400未満であるものの、干渉ポイントPは干渉対象物200から離れる方向に移動している。そして、次回の制御ループにおける処理の実行時には、図8に示すように到達予測座標(干渉ポイントP+1)と干渉対象物200との間の距離は、閾値距離400以上の距離となると推測されている。
このような場合、寝台・保持装置制御部5Cは、当該干渉ポイントPの移動について何ら干渉制御を行わない(干渉ポイントPの移動を停止/減速させるような制御を行わない)。すなわち、当該干渉ポイントPが設置されている部材(例えばCアーム51、アームホルダ52、スタンド53、及び天板17等)の移動について何ら干渉制御を行わない(それら部材の停止/減速処理や警告音発生処理等を行わない)。
一方、従来の干渉制御によれば、図7及び図8に示す例のように少なくとも1つの干渉ポイントと干渉対象物200との距離が閾値距離400未満であれば、干渉制御が行われてしまう。つまり、干渉ポイントの移動方向を鑑みれば、干渉ポイントPと干渉対象物200との接触等は有り得ないのにも関わらず干渉制御が行われてしまう。従って、不要な停止/減速処理、操作コンソール9が備える表示部(不図示)への警告メッセージの表示処理、及びスピーカ部(不図示)による警告音鳴動等の処理が行われてしまう。
本一実施形態に係るX線診断装置では、従来の干渉制御では不要な干渉制御が行われてしまう状況であっても、現実に干渉ポイントPと干渉対象物200とが接触等する可能性が無い場合には、不要な干渉制御が行われない。従って、例えばすれ違い動作等が可能となる。
なお、上述の例においては、説明の便宜上、3軸回転動作を行うX線診断装置を想定しているが、本一実施形態は4軸以上の回転軸を有する動作態様のX線診断装置にも適用できる。また、上述した態様のX線診断装置のみならず、天井吊り態様のX線診断装置やRF装置と称されているX線診断装置等にも本一実施形態を適用することができる。また、本一実施形態は、接触センサ/非接触センサを用いた干渉制御を行うX線診断装置にも適用することができる。
以上説明したように、本一実施形態によれば、干渉制御を行うX線診断装置及びX線診断装置の制御方法であって、各動作軸の動作方向及び動作速度を考慮した適切な干渉制御を実現したX線診断装置、及びX線診断装置の制御方法を提供することができる。
すなわち、本一実施形態に係るX線診断装置及びX線診断装置の制御方法によれば、干渉ポイントと干渉対象物との相対位置関係の将来における変化(例えば、互いの距離が縮まっている状況、互いに距離が遠ざかっている状況、互いにすれ違おうとしている状況等)を検出することができる為、適切なタイミングで、停止/減速処理、操作コンソール9が備える表示部(不図示)への警告メッセージの表示処理、及びスピーカ部(不図示)による警告音鳴動処理等の適切な干渉制御を行うことが可能となる。従って、従来の干渉制御を行うX線診断装置を利用する場合よりも、効率的な手技を進めることができるようになる為、手技進捗が効率化されると共に操作性改善が果たされる。
換言すれば、本一実施形態に係るX線診断装置及びX線診断装置の制御方法によれば、干渉ポイントが設置された部材の動作速度を考慮したタイミングでの干渉制御、及び、動作方向を考慮したすれ違い動作が予測される際の干渉制御動作の抑制が実現する。従って、当該X線診断装置に係るシステムの操作性が改善され、さらに、改善された干渉制御により、手技を効率的に進めることができるようになる。
より具体的には、本一実施形態願に係るX線診断装置及びX線診断装置の制御方法によれば、干渉ポイントが干渉対象物に対して接近して行くような動作を行う場合であっても、当該動作に係る動作軸をゆっくり動かすことで、干渉制御を発動させずに安全性を確保した上でぎりぎりの距離まで、当該動作を継続させることができる。なお、干渉ポイントと干渉対象物とが接近する速度が所定以上の速度であれば、干渉ポイントと干渉対象物との接触等が防止される余裕をもったタイミングで干渉制御が行われる(停止/減速処理が行われる)。
他方、従来の干渉制御では、各動作軸の位置を反映した空間座標を算出し、干渉ポイントと干渉対象物との距離をその都度(各時点毎に)算出し、その算出結果のみに基づいて干渉制御をしている。すなわち、従来の干渉制御では、干渉ポイントの動作速度や動作方向が干渉制御に反映されず、干渉ポイントと干渉対象物との接近による接触等の実現度合いを判断する材料は両者の各時点における距離(間隔)のみである。
従来の干渉制御では、上述したように動作速度が加味されていないことに起因して、干渉ポイントが対象干渉物に接近する速度が低速の場合には減速区間を不必要に大きくとってしまう為(不要な停止/減速を行ってしまう為)に操作効率が下がってしまい、高速の場合には減速区間が足らない為に干渉制御が間に合わない(接触してしまう)可能性がある。
また、従来の干渉制御では、上述したように動作方向が加味されていないことに起因して、干渉ポイントが干渉対象物に近づく場合と遠ざかる場合とを判定することが困難である。また、干渉ポイントが干渉対象物と接触等せずに単にすれ違うような動作であっても、干渉制御が為されてしまい停止/減速処理が行われてしまう場合がある。
上述したような従来の干渉制御が有する課題は、本一実施形態に係るX線診断装置及びX線診断装置の制御方法によって解決される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線発生部, 1−1…線絞り機構, 2…X線検出部, 5…保持装置本体, 5C…寝台・保持装置制御部, 9…操作コンソール, 10…処理装置, 11…制御処理部, 12…ネットワークインターフェイス, 13…イメージインターフェイス, 14…モニタ出力部, 17…天板, 18…寝台, 51…Cアーム, 52…アームホルダ, 53…スタンド, 54…床旋回アーム, 59…床面, 101…検査室モニタ, 103…操作室モニタ, 150…被検体, 200…干渉対象物。

Claims (4)

  1. 天板を移動可能に保持する天板駆動機構を備える寝台と、
    前記天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生部と、
    前記X線発生部に対向して配置され、前記X線発生部によって照射されたX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部と、
    前記X線発生部と前記X線検出部とを移動可能に保持する保持部駆動機構を備える保持部と、
    を具備し、少なくとも前記天板、前記X線発生部及び前記X線検出部の外形部位に着目ポイントを設定し、設定された着目ポイントに係る干渉制御を行うX線診断装置であって、
    前記着目ポイントの空間座標を算出する座標算出部と、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つを移動するための指示をする移動指示部と、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つが前記移動指示部の指示に基づいて移動された場合、前記着目ポイントが移動によって到達すると予測される空間座標を示す到達予測座標を算出する推測部と、
    前記算出された到達予測座標と干渉対象物との間の距離に応じて、前記天板駆動機構及び前記保持部駆動機構を制御する干渉制御部と、
    を具備し、
    前記推測部は、前記着目ポイントの空間座標の移動速度および移動方向に基づいて、前記着目ポイントの空間座標の到達予測座標を算出することを特徴とするX線診断装置。
  2. 天板を移動可能に保持する天板駆動機構を備える寝台と、
    前記天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生部と、
    前記X線発生部に対向して配置され、前記X線発生部によって照射されたX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部と、
    前記X線発生部と前記X線検出部とを移動可能に保持する保持部駆動機構を備える保持部と、
    を具備し、少なくとも前記天板、前記X線発生部及び前記X線検出部の外形部位に着目ポイントを設定し、設定された着目ポイントに係る干渉制御を行うX線診断装置であって、
    前記着目ポイントの空間座標を算出する座標算出部と、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つを移動するための指示をする移動指示部と、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つが前記移動指示部の指示に基づいて移動された場合、前記着目ポイントが移動によって到達すると予測される空間座標を示す到達予測座標を算出する推測部と、
    前記算出された到達予測座標と干渉対象物との間の距離に応じて、前記天板駆動機構及び前記保持部駆動機構を制御する干渉制御部と、
    を具備し、
    前記推測部は、記録部に時系列で記録された前記着目ポイントの空間座標に基づいて、前記着目ポイントの移動方向を示す移動方向データ、及び移動量を示す移動量データを生成し、前記移動方向データと前記移動量データとに基づいて、前記着目ポイントの空間座標の到達予測座標を算出することを特徴とするX線診断装置。
  3. 天板を移動可能に保持する天板駆動機構を備える寝台と、
    前記天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生部と、
    前記X線発生部に対向して配置され、前記X線発生部によって照射されたX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部と、
    前記X線発生部と前記X線検出部とを移動可能に保持する保持部駆動機構を備える保持部と、
    を具備し、少なくとも前記天板、前記X線発生部及び前記X線検出部の外形部位に着目ポイントを設定し、設定された着目ポイントに係る干渉制御を行うX線診断装置であって、
    前記着目ポイントの空間座標を算出する座標算出部と、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つを移動するための指示をする移動指示部と、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つが前記移動指示部の指示に基づいて移動された場合、前記着目ポイントが移動によって到達すると予測される空間座標を示す到達予測座標を算出する推測部と、
    前記算出された到達予測座標と干渉対象物との間の距離に応じて、前記天板駆動機構及び前記保持部駆動機構を制御する干渉制御部と、
    を具備し、
    前記推測部は、記録部に時系列で記録された前記着目ポイントの空間座標に基づいて、現時点における前記着目ポイントの空間座標をベクトル化してベクトルデータを生成し、当該ベクトルデータに基づいて、前記着目ポイントの空間座標の到達予測座標を算出することを特徴とするX線診断装置。
  4. 天板を移動可能に保持する天板駆動機構を備える寝台と、
    前記天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生部と、
    前記X線発生部に対向して配置され、前記X線発生部によって照射されたX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部と、
    前記X線発生部と前記X線検出部とを移動可能に保持する保持部駆動機構を備える保持部と
    を具備し、少なくとも前記天板、前記X線発生部及び前記X線検出部の外形部位に着目ポイントを設定し、設定された着目ポイントに係る干渉制御を行うX線診断装置の制御方法であって、
    前記着目ポイントの空間座標を算出し、
    前記算出された空間座標を時系列で記録し、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つを移動するための指示をし、
    少なくとも前記天板、前記X線発生部及前記X線検出部の一つが前記指示に基づいて移動された場合、前記時系列で記録された前記着目ポイントの空間座標に基づいて、前記着目ポイントの移動方向を示す移動方向データ、及び移動量を示す移動量データを生成し、前記移動方向データと前記移動量データとに基づいて、前記着目ポイントが移動によって到達すると予測される空間座標を示す到達予測座標を算出し、
    前記算出された到達予測座標と干渉対象物との間の距離に応じて、前記天板駆動機構及び前記保持部駆動機構を制御する
    ことを特徴とするX線診断装置の制御方法。
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