JP2014061162A - X線診断装置、及びx線診断装置の制御方法 - Google Patents

X線診断装置、及びx線診断装置の制御方法 Download PDF

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剛 小嶋
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Abstract

【課題】臨床角の位置決め後に、支柱回転軸に係る回転角を変化させた場合であっても、前記臨床角を維持することができるX線診断装置を提供すること。
【解決手段】一実施形態におけるX線診断装置は、支柱回転軸まわりに回転自在な一端部を備えるスタンドと、支柱回転軸に対して略垂直なアーム主回転軸まわりに回転するアームホルダと、アームホルダに取り付けられてアーム主回転軸Z2に対して略垂直なアームスライド軸まわりに回転するアームと、アームホルダをアーム主回転軸まわりに回転させ、及び/または、アームをアームスライド軸まわりに回転させて臨床角を設定する保持装置制御部と、臨床角が設定された後にスタンドが回転させられた場合、アームホルダをアーム主回転軸まわりに回転させ、且つ、アームをアームスライド軸まわりに回転させて臨床角を維持する保持装置制御部と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、例えばCアーム等のアームを有するX線診断装置、及びX線診断装置の制御方法に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、コンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。例えば循環器診断用のX線診断装置は、通常、X線発生部、X線検出部、これらX線発生部及びX線検出部を保持する保持装置、寝台(天板)、信号処理部、表示部等から構成されている。そして、保持装置は、CアームあるいはΩアームを、患者(以降、被検体と称する)の周囲で回動、回転あるいは移動させることによって、最適な位置や方向における(所望の臨床角での)X線撮影を可能にしている。
このようなX線診断装置では、いわゆる臨床角制御によって、被検体基準の臨床角(RAO/LAO,CRA/CAU)の補正動作が行われる。この臨床角制御は、Cアーム2軸(アーム主回転軸、及び、アームスライド軸)について同時に補正動作させ、臨床角を所望の角度に位置決め(設定)する処理である(例えば特許文献1参照)。
特開2008−86836号公報
ところで、上述の臨床角制御においては、いわゆる支柱回転軸(床面/天井面に対して垂直な軸;本体回転軸)に係る回転角が固定されていることが前提条件となっている。従って、臨床角の位置決めが完了した後に、支柱回転軸に係る回転角が変位してしまうと、既に位置決めされている臨床角のズレが生じてしまう。
この臨床角のズレを補正する為には、再度、Cアーム2軸に係る回転角を調節して所望の臨床角を再現しなければならない。このような臨床角の再位置決めの為の操作は作業効率の低下を招いている。
なお、近年、複数の作業を一度に実行するケースが増加している為、臨床角を位置決めした後に、更に支柱回転軸に係る回転角を変更しなければならないケースは増加している。
本発明は前記の事情に鑑みて為されたものであり、X線診断装置において、臨床角の位置決め後に、支柱回転軸に係る回転角を変化させた場合であっても、前記臨床角を維持することができるX線診断装置、及びX線診断装置の制御方法を提供することを目的とする。
一実施形態に係るX線診断装置は、
床面または天井面を設置面として設置されるX線診断装置であって、
前記設置面に対して略垂直に交差する第1回転軸まわりに回転自在な一端部を備える支柱回転スタンドと、
前記支柱回転スタンドの他端部に取り付けられ、前記第1回転軸に対して略垂直かつ前記設置面に対して略平行な第2回転軸まわりに回転するアーム主回転ホルダと、
前記アーム主回転ホルダに対してスライド移動自在に取り付けられ、前記第2回転軸に対して略垂直かつ前記設置面に対して略平行な第3回転軸まわりに回転するアーム部材と、
前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、及び/または、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させて臨床角を設定する臨床角設定制御部と、
前記臨床角設定制御部によって臨床角が設定された後に、前記支柱回転スタンドが前記第1回転軸まわりに回転させられた場合、前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、且つ、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させることで、前記設定された臨床角を維持する臨床角補正制御部と、
を具備することを特徴とする。
一実施形態に係るX線診断装置の制御方法は、
床面または天井面に設置され、前記床面または前記天井面に対して略垂直に交差する第1回転軸まわりに回転自在な一端部を備える支柱回転スタンドと、
前記支柱回転スタンドの他端部に取り付けられ、前記第1回転軸に対して略垂直かつ前記床面または前記天井面に対して略平行な第2回転軸まわりに回転するアーム主回転ホルダと、
前記アーム主回転ホルダに対してスライド移動自在に取り付けられ、前記第2回転軸に対して略垂直かつ前記床面または前記天井面に対して略平行な第3回転軸まわりに回転するアーム部材と、
を具備するX線診断装置の制御方法であって、
前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させて臨床角を設定し、
前記臨床角制御部によって臨床角が設定された後に、前記支柱回転スタンドが前記第1回転軸まわりに回転させられた場合、前記設定された臨床角を維持するように、前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させる、
ことを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置のCアーム保持装置の外観図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の外観図である。 図3は、RAO/LAO,CRA/CAUを示す図である。 図4は、RAO/LAO,CRA/CAUを示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置のシステム構成例を示す図である。 図6は、保持装置制御部による臨床角制御に係る処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るX線診断装置について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置のCアーム保持装置の外観図である。図2は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置の外観図である。
図1及び図2に示すように、床旋回アーム54の一方端においては、床面59に対して略鉛直な支柱回転軸Z1まわりに(両矢印c方向に)回転自在にスタンド53が支持されている。
このスタンド53には、床面59に対して略水平なアーム主回転軸Z2まわりに(両矢印b方向に)回転自在に、アームホルダ52が支持されている。
アームホルダ52には、アーム主回転軸Z2に対して直交し且つ床面59に対して略水平なアームスライド軸Z3まわりに(両矢印a方向に)スライド回転自在に、Cアーム51が支持されている。
上述したように、Cアーム51は、床旋回アーム54とスタンド53とアームホルダ52とを備える保持装置本体5によって、支柱回転軸Z1,アーム主回転軸Z2、及びアームスライド軸Z3まわりに回転可能に保持されている。
前記支柱回転軸Z1,前記アーム主回転軸Z2、及び前記アームスライド軸Z3は、被検体150の診断対象部位に対する位置決めに際して重要な要素である“臨床上の角度方向である臨床角(LAO/RAO,CRA/CAU)”の各値を支配的に決定する動作軸である。
そして、支柱回転軸Z1まわりの動作が固定(回転角度が固定)状態の際に、アーム主回転軸Z2まわりの動作と、アームスライド軸Z3まわりの動作とによって、所望の臨床角(LAO/RAO,CRA/CAU)を設定・維持する同調動作は、“臨床角制御動作”と称されている。
この臨床角制御動作によれば、保持装置本体5が被検体150に対して如何なる角度から挿入されていようが、所望の臨床角(LAO/RAO,CRA/CAU)を実現するように、被検体150の体軸方向・体軸直交軸方向へ、Cアーム51を動作させることができる。
Cアーム51の一方端にはX線発生部1が搭載され、Cアーム51の他方端には、典型的には、二次元状に配列された複数のX線検出半導体素子を有するX線検出部(フラットパネルデテクタ(FPD)と通称される)2が搭載されている。
X線発生部1は、X線管と、X線照射野を矩形/円形等の任意の形状に成形するX線絞り機構と、を有する。X線絞り機構は、X線管のX線焦点とX線検出部2の検出面中心を結ぶ撮影軸SA回りに軸回転自在に支持される。同様に、X線検出部2は、撮影軸SA回りに軸回転自在に支持される。
なお、X線絞り機構がX線照射野を円形に成形するとき、画像を正立させるために、X線絞り機構をX線検出部2と共に撮影軸SA回りに軸回転する必要は必ずしもない。
X線発生部1のX線焦点と、X線検出部2の検出面中心とを通る撮影軸SAは、アーム主回転軸Z2と、アームスライド軸Z3とに一点で交差するように、設計されている。
当然ながら、当該交点の絶対座標(撮影室座標系上の位置)は、Cアーム51がアーム主回転軸Z2まわりに回転しようと、Cアーム51がアームスライド軸Z3まわりに回転しようと、スタンド53が支柱回転軸Z1まわりに回転しない限りにおいては変位しないものであり、一般的には、アイソセンタISと呼ばれている。
ところで、撮影時には、図2に示すように被検体150の体軸が基準線BLに略一致するように、被検体150は天板17上に設置される。また、基準線BLは、天板17の中心線に略一致する。天板17は基準線BLと平行な長手方向に沿って移動可能に寝台18に設けられる。つまり、床旋回アーム54は、天板17の長手方向の可動範囲MR内に設けられる。なお、上述した各可動軸は、電動/手動により個別に操作可能に構成されている。
図3及び図4は、臨床角に係るパラメータを示す図である。図3及び図4に示すように、LAO(Left Anterior Oblique)は、被検体150の左前斜位を示している。RAO(Right Anterior Oblique)は、被検体150の右前斜位を示している。CRA(Cranial)は、頭側位を示している。CAU(Caudal)は、尾側位を示している。また、図4中に示されているROTは、支柱回転軸Z1まわりの一回転方向を示している。
図5は、本一実施形態に係るX線診断装置のシステム構成の一例を示す図である。X線診断装置は画像処理装置10を具備し、該画像処理装置10は、X線発生部1、X線検出部2、保持装置本体5の駆動制御を行う保持装置制御部5C、及び操作コンソール9とネットワークを介して通信可能に接続されている。
前記画像処理装置10は、制御処理部11と、ネットワークインターフェイス12と、イメージインターフェイス13と、モニタ出力部14と、を有する。
前記制御処理部11は、当該X線診断装置によって収集された医用画像データの画像処理・表示処理を統括的に制御する。
前記ネットワークインターフェイス12は、X線発生部1、保持装置制御部5C、及び操作コンソール9を通信可能に接続する為のインターフェイスである。
前記イメージインターフェイス13は、X線検出部2によって収集されたデータを入力する為のインターフェイスである。
前記モニタ出力部14は、検査室モニタ101及び操作室モニタ103に所定の医用画像データを出力する為のインターフェイスである。
前記X線発生部1は、X線管(不図示)とX線絞り機構1−1とを備えている。前記X線管は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧により加速してタングステン陽極に衝突させX線を発生する。前記X線絞り機構1−1は、所望の撮影対象部位のみにX線を照射する為のX線照射範囲の制限手段であり、被検体Pに対する被曝線量の低減及び画質向上を目的として設けられている。
前記X線検出部2は、平面検出器(FPD)と、ゲートドライバと、投影データ生成部と、を備えている。前記FPDは、被検体Pの関心領域を透過したX線を電荷に変換して蓄積する。このFPDには、X線を検出する微小な検出素子が列方向及びライン方向に2次元的に配列されて構成されている。前記検出素子は、それぞれ、X線を感知し入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生した電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)と、を備えている。
前記操作コンソール9は、ユーザによる操作に応じて操作信号(動作要求)を生成し、ネットワークを経由して保持装置制御部5Cに送信する。この操作コンソール9からの操作信号(動作要求)は、保持装置制御部5Cが実行するプログラムによって、当該X線診断装置の各動作軸モータの駆動信号に変換処理され、単純な個別機械角軸動作乃至複雑な多軸同調動作を実行・制御する。
前記検査室モニタ101及び前記操作室モニタ103は、画像処理装置10のモニタ出力部14から出力された医用画像データを表示するモニタである。
前記保持装置制御部5Cは、通常の臨床角制御、及び、本一実施形態に係るX線診断装置に特有の臨床角補正制御等を実行する処理プロセッサである。すなわち、この保持装置制御部5Cは、Cアーム51、アームホルダ52、及びスタンド53を駆動して、臨床角の設定・維持に係る制御を行う。
前記臨床角補正制御では、アームスライド軸Z3まわりのCアーム51のスライド回転、及びアーム主回転軸Z2まわりのアームホルダ52の回転によって臨床角を位置決めした後に、支柱回転軸Z1まわりにスタンド53を回転させる際に、当該位置決めされている臨床角(LAO/RAO、CRA/CAU)を維持する(変化させない)為の補正動作を行う。この臨床角補正制御は、主として次の2種類に分類することができる。
《臨床角追従制御》
まず、ユーザは、操作コンソール9を操作して、アームスライド軸Z3まわりにCアーム51をスライド回転させ、アーム主回転軸Z2まわりにアームホルダ52を回転させることによって、所望の角度に臨床角を位置決めする。
続いて、ユーザは操作コンソール9を操作して支柱回転軸Z1まわりにスタンド53を回転させる。この際に、保持装置制御部5Cは、前記位置決めされた臨床角を維持するように(変化させないように)、アームスライド軸Z3まわりにCアーム51をスライド回転させ、アーム主回転軸Z2まわりにアームホルダ52を回転させる。
ここで、臨床角(LAO/RAO、CRA/CAU)の値は、アームスライド軸Z3まわりのCアーム51のスライド回転量と、アーム主回転軸Z2まわりのアームホルダ52の回転量と、支柱回転軸Z1まわりのスタンド53の回転量と、によって決定される。
従って、臨床角が一旦位置決めされた後に、ユーザによる操作コンソール9の操作で、支柱回転軸Z1まわりにスタンド53が回転させられた場合、保持装置制御部5Cは、当該スタンド53の回転量によって生じる臨床角のずれを算出し、該ずれを補正する為に(前記位置決めされた臨床角を維持する為に)必要な、アームスライド軸Z3まわりのCアーム51のスライド回転量(以降、補正スライド回転量と称する)、及び、アーム主回転軸Z2まわりのアームホルダ52の回転量(以降、補正回転量と称する)を算出する。
換言すれば、保持装置制御部5Cは、支柱回転軸Z1まわりの回転角度を入力パラメータとし、臨床角(LAO/RAO、CRA/CAU)自体を変化させない為の、アームスライド軸Z3まわりのCアーム51の補正スライド回転量、及び、アーム主回転軸Z2まわりのアームホルダ52の補正回転量を算出する。
そして、保持装置制御部5Cは、支柱回転軸Z1まわりのスタンド53の回転と同時に(リアルタイム)で、前記補正スライド回転量に基づいてCアーム51をスライド回転させ、且つ、前記補正回転量に基づいてアームホルダ52を回転させることで、前記位置決めされた臨床角を維持し(補正し)続ける。換言すれば、臨床角の位置決めを完了した後にスタンド53を回転させる際には、Cアーム2軸に係る補正動作を連続的に継続させ、既に位置決めされている臨床角を維持し続ける。
上述した臨床角追従制御により、被検体150へのアクセス角度(被検体へのアーム挿入角度)を変更する際にも、LAO/RAO、CRA/CAUの値を維持しつつ、支柱回転軸Z1まわりにスタンド53を所望量回転させることができる。
《臨床角復元制御》
まず、ユーザは、操作コンソール9を操作して、アームスライド軸Z3まわりにCアーム51をスライド回転させ、アーム主回転軸Z2まわりにアームホルダ52を回転させることによって、所望の角度に臨床角を位置決めする。ここで、保持装置制御部5Cは、当該位置決めされた臨床角を、不図示のメモリ等に記録する。
続いて、ユーザが、操作コンソール9を操作して支柱回転軸Z1まわりにスタンド53を回転させる。ここで、当該スタンド53の回転動作が停止(完了)してから一定時間内に、ユーザが操作コンソール9を操作して“臨床角復元動作”を指示すると、保持装置制御部5Cは、前記位置決めされた臨床角を前記記録したメモリ等から読み出し、前記位置決めされた臨床角を再現する。
上述した臨床角復元制御により、臨床角を位置決めした後に支柱回転軸Z1まわりにスタンド53を回転させた場合であっても、非常に容易且つ軽い処理量で、当該回転動作前の時点のLAO/RAO、CRA/CAUに再設定(前記位置決めされた臨床角を復元)することができる。
以下、臨床角補正制御に係る処理の流れを説明する。図6は、保持装置制御部5Cによる臨床角補正制御に係る処理の流れを示す図である。
まず、当該X線診断装置の電源が投入されると、保持装置制御部5Cは初期化処理を行う(初期化ステップ;ステップS1)。すなわち、保持装置制御部5Cは、図5に示すX線診断装置における各デバイス間のネットワークを初期化し、当該ネットワーク経由で各デバイスに係る情報を取得する。
続いて、保持装置制御部5Cは、所定のファームウェアを読み込み、且つ、操作コンソール9によって生成された操作信号を入力する(入力ステップ;ステップS2)。換言すれば、ステップS2は、いわゆる動作モード解析及びスイッチ入力解析を実行するステップである。
そして、前記ステップS2における処理結果に基づいて、保持装置制御部5Cは、モード設定を行い、且つ、当該設定したモードに係る処理を実行する制御を行う(制御ステップ;ステップS3)。
上述した《臨床角追従制御》及び《臨床角復元制御》は、ユーザ操作を反映する“マニュアルモード”において実行される制御である。このステップS3において保持装置制御部5Cが出力する動作指令・表示出力等の制御信号によって、当該X線診断装置の各デバイスが駆動される(出力ステップ;ステップS4)。
なお、マニュアルモードは、X線診断装置と被検体150との衝突を回避する制御を実行するモードであるセーフティモードよりも、優先順位が低いモードである。従って、X線診断装置と被検体150とが衝突する可能性が生じた場合には、操作コンソール9からの操作信号に基づく動作が制限される。
以上説明したように、本一実施形態によれば、臨床角の位置決め後に、支柱回転軸に係る回転角を変化させた場合であっても、前記位置決めされた臨床角を維持することができるX線診断装置、及びX線診断装置の制御方法を提供することができる。
すなわち、本一実施形態に係るX診断装置によれば、支柱回転軸Z1まわりの回転動作時に、臨床角を維持する補正動作(アーム主回転軸Z2及びアームスライド軸Z3周りの回転動作)が行われる。従って、臨床角を位置決めした後に、支柱回転軸Z1まわりの回転動作を行ったとしても、前記位置決めした臨床角が維持(復元)される。
例えば、本一実施形態に係るX線診断装置を利用しての手技において、支柱回転軸Z1まわりの回転角を変化させて患者への挿入角度を可変させる場合であっても、臨床角を維持したまま、保持装置本体5の回転角を変えられる。従って、臨床角を再位置決めする必要が無く、手技を効率的に行うことができる。
なお、上述の例においては、説明の便宜上、3軸回転動作を行うX線診断装置を想定しているが、本一実施形態は4軸以上の回転軸を有する動作態様のX線診断装置にも適用できる。また、床面上に設置する態様のX線診断装置のみならず、天井吊り態様のX線診断装置にも本一実施形態を適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Z1…支柱回転軸、 Z2…アーム主回転軸、 Z3…アームスライド軸、 1…X線発生部、 1−1…X線絞り機構、 2…X線検出部、 5…保持装置本体、 5C…保持装置制御部、 9…操作コンソール、 10…画像処理装置、 11…制御処理部、 12…ネットワークインターフェイス、 13…イメージインターフェイス、 14…モニタ出力部、 17…天板、 18…寝台、 51…Cアーム、 52…アームホルダ、 53…スタンド、 54…床旋回アーム、 59…床面、 101…検査室モニタ、 103…操作室モニタ。

Claims (4)

  1. 床面または天井面を設置面として設置されるX線診断装置であって、
    前記設置面に対して略垂直に交差する第1回転軸まわりに回転自在な一端部を備える支柱回転スタンドと、
    前記支柱回転スタンドの他端部に取り付けられ、前記第1回転軸に対して略垂直かつ前記設置面に対して略平行な第2回転軸まわりに回転するアーム主回転ホルダと、
    前記アーム主回転ホルダに対してスライド移動自在に取り付けられ、前記第2回転軸に対して略垂直かつ前記設置面に対して略平行な第3回転軸まわりに回転するアーム部材と、
    前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、及び/または、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させて臨床角を設定する臨床角設定制御部と、
    前記臨床角設定制御部によって臨床角が設定された後に、前記支柱回転スタンドが前記第1回転軸まわりに回転させられた場合、前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、且つ、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させることで、前記設定された臨床角を維持する臨床角補正制御部と、
    を具備することを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記臨床角補正制御部は、
    前記支柱回転スタンドの回転角度に基づいて、前記設定された臨床角を維持する為に要する前記アーム主回転ホルダの回転角度、及び前記アーム部材の回転角度を算出する補正値算出部と、
    前記補正値算出部による算出結果に基づいて、前記アーム主回転ホルダ及び前記アーム部材を、前記支柱回転スタンドの回転に追従させて回転させ、前記設定された臨床角を維持し続ける制御を行う動作制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記臨床角補正制御部は、
    前記臨床角設定部によって設定された臨床角を記憶する記憶部と、
    前記支柱回転スタンドの回転が停止した後に、前記アーム主回転ホルダ及び前記アーム部材を回転させ、前記記憶部によって記憶された臨床角を設定する復元制御部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のX線診断装置。
  4. 床面または天井面に設置され、前記床面または前記天井面に対して略垂直に交差する第1回転軸まわりに回転自在な一端部を備える支柱回転スタンドと、
    前記支柱回転スタンドの他端部に取り付けられ、前記第1回転軸に対して略垂直かつ前記床面または前記天井面に対して略平行な第2回転軸まわりに回転するアーム主回転ホルダと、
    前記アーム主回転ホルダに対してスライド移動自在に取り付けられ、前記第2回転軸に対して略垂直かつ前記床面または前記天井面に対して略平行な第3回転軸まわりに回転するアーム部材と、
    を具備するX線診断装置の制御方法であって、
    前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させて臨床角を設定し、
    前記臨床角制御部によって臨床角が設定された後に、前記支柱回転スタンドが前記第1回転軸まわりに回転させられた場合、前記設定された臨床角を維持するように、前記アーム主回転ホルダを前記第2回転軸まわりに回転させ、前記アーム部材を前記第3回転軸まわりに回転させる、
    ことを特徴とするX線診断装置の制御方法。
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